椿姫ティタニアル(遊戯王OCG)

登録日:2010/01/18 Mon 04:04:35
更新日:2025/04/07 Mon 16:42:19
所要時間:約 4 分で読めます





椿姫(つばき)ティタニアル》
星8/風属性/植物族/攻2800/守2600
(1):フィールドのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


概要

第6期第2弾「CROSSROADS OF CHAOS」で登場したカード。

植物族モンスターをリリースすることで、フィールドのカードを対象にとるあらゆる効果の発動を無効にして破壊する効果を持つ。
コストはトークンや自分自身でもよいため、効果を発動できないという事態には陥りにくい。

一見地味なようだが、同名ターン1や「同一チェーン上では1度まで」などの制限が一切ない、非常に優秀な効果の持ち主。
対象をとるのであれば、破壊や除外はもちろんのこと、バウンスや効果無効などにも対応できるので心強い。「発動を無効」なので、ダメージステップにも使える。
自分のカードを守れるだけでなく、相手フィールドのカードが対象にとられた場合も無効にできるので、相手のデッキ次第では展開の妨害にもなる。
反面対象を取らない効果に対しては全くの無力であるが、そこは姫様への愛の力でカバーしてほしい。

最上級モンスターだが《ローンファイア・ブロッサム》によるデッキからの特殊召喚や、《ギガプラント》や《増草剤》などで墓地からの特殊召喚が容易であるため頻繁にフィールドに出ることができる。
スキルドレイン》との相性もよく、《スキルドレイン》を守りながら苦手とする対象を取らない効果をもつモンスターを狩ることもできる。
ただし姫様の効果を発動する場合、姫様自体をリリースしないと効果が無効になってしまうので気を付けること。

一応☆8なので《トレード・イン》のコストにすることも出来るが、手札の椿姫様を眺めるのも良いだろう。

ただし、手札に来すぎるとニートと化す。
そんなときは《ギガプラント》を使って働かせてあげよう。
もし《ギガプラント》まで手札に来たら…その時は植物への愛で。


そして非常に美しい。
ご覧頂ければ分かるが、「ちょっと俺植物使うわ」と思うはずだ。

モチーフは名前の通り椿。

相性の良いカード


  • 《ローンファイア・ブロッサム》
植物族をリリースして植物族をデッキから特殊召喚出来る。自身リリースでも効果が出るので姫様を特殊召喚できる。
また自身をリリースすれば《スキルドレイン》発動中でも効果は使えるので非常に強力。

  • 《スキルドレイン》
弱点の一つである『対象を取らないモンスター効果』を無効に出来る。
また、《ローンファイア・ブロッサム》や姫様の効果は自身をリリースすることで《スキルドレイン》の影響下でも使用できるため、デメリットは気にならないという相性抜群のカード。
破壊されそうになったら姫様に護っていただこう。

  • 《トレード・イン》
手札で姫様がお休みされてる時に使える。
植物姫(後述)メインのデッキを組む際は採用を検討できるかも。

  • 《増草剤》
通常召喚出来なくなるが墓地の植物1体を完全蘇生する。姫様を何度も蘇生する、数ターンかけて姫様を並べる等非常に満足出来るカード。

  • 《ギガプラント》
手札でお休みされてる姫様を送り出したり、墓地の姫様を復活させたりと便利だが、前述の通りこいつも上級なので気を付けよう。

  • 《ブラック・ガーデン》
早めに場に姫様がご降臨なされれば勝利が見えるが、それでもシンクロ召喚や特殊召喚で2900以上の攻撃力のモンスターが出て来る危険性は否定できない。
そんな敵に凌じょ…ゲフンゲフン、蹂躙される姫様を見たくないならコレ。
姫様を出した後に発動すれば、5600の攻撃力を持つモンスターでなければ姫様の無双を止められなくなる。
……《サイクロン》?そんな時は場の従者(植物族)に犠牲になってもらおう。

派生カード

そんな姫様であるが、人気のおかげか、第8期に以下の3枚の派生カードが作られている。
いずれも☆8の植物族で、炎・水・地属性が存在する。
それぞれモチーフの花が存在し、姫様を含んだ4枚のカード達で春夏秋冬を表している。
カテゴリに属するカードでは無いのだが、公式では「咲き誇る植物姫」と一括りにされている。
そして、いずれも非常に美しい。
ここではOCGでの登場順に記載する。

桜姫(おうひ)タレイア》
星8/水属性/植物族/攻2800/守1200
(1):このカードの攻撃力は、
自分フィールドの植物族モンスターの数×100アップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード以外のフィールドの植物族モンスターは効果では破壊されない。
第8期第5弾「JUDGMENT OF THE LIGHT」で登場。
植物族に効果破壊耐性を付与するため、《サンダー・ボルト》や《ブラック・ホール》などで戦況をひっくり返される恐れが減る。
自身は耐性を得られないが、範囲が「このカード以外」であるため、2体並べば相互に耐性を付与できる。
打点上昇は地味だが、単騎でも2900、もう1体植物族がいれば3000に達するため、戦闘破壊には無力という弱点を補える。

姫葵(ひまり)マリーナ》
星8/炎属性/植物族/攻2800/守1600
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外の自分フィールド上の植物族モンスター1体が
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。
第8期第6弾「SHADOW SPECTERS」で登場。
植物族では貴重な除去効果の持ち主。相手フィールドのカードを対象にとり、その種類や表示形式などを問わず破壊できる。
とはいえトリガーが受動的なので、効果を活かすには自爆特攻や自壊などとの組み合わせが重要となる。
なお、「1体が墓地に送られた場合」が条件なので、「植物族が2体以上同時に破壊された」「トークンが破壊された」「植物族と魔法・罠カードが同時に破壊された」場合は、効果を発動できない。

紅姫(あき)チルビメ》
星8/地属性/植物族/攻1800/守2800
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他の植物族モンスターを攻撃対象に選択できない。
また、このカードが相手によって墓地へ送られた場合、
デッキから「紅姫チルビメ」以外の植物族モンスター1体を特殊召喚できる。
第8期第7弾「LEGACY OF THE VALIANT」で登場。
効果は攻撃対象の制限で、そのためかステータスは守備力の方が高い。2体並べば相手の攻撃を完全に封じられる。
耐性はないものの、《アロマセラフィ-ジャスミン》のリンク先にいれば、条件付きだが戦闘破壊耐性を得られる。
また、相手によって墓地へ送られると同名以外の植物族1体をリクルートできる。再度攻撃制限をかけることはできないが、相手の除去を躊躇わせる保険にはなるだろう。

追記・修正は《ローンファイア・ブロッサム》をリリースして、姫様を特殊召喚してからお願いします。

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最終更新:2025年04月07日 16:42
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