冥府神ドレイク

登録日:2022/02/14 Mon 18:06:26
更新日:2025/06/16 Mon 22:52:01
所要時間:約 5 分で読めます





ま~たハズレた!俺は、戦いてぇんだ!!


冥府神ドレイクは『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する神の一柱。


【データ】

身長:59.2m(縮小時:263cm)
体重:27.5t(縮小時:122kg)
武器:竜神の剣、竜神の鎧
得意能力:竜闘気爆炸球、竜撃急降下
神罰:「体内エネルギーを臨界まで高め、一気に爆発させて地上界を消し去る」
モデル:ドレイクを別読みしたドラゴン

【概要】

冥府十神の中の二極神の一柱。
外見は人型の竜を彷彿させる鎧の騎士。
インフェルシア一堅い竜神の鱗から作られた堅牢無比な鎧「竜神の鎧」を装備し、冥府神随一の絶対的な防御力を持つ事から「インフェルシアの盾」の異名を持つ。


【人物像】

「インフェルシアの荒ぶる英雄」を自負しており、キャラクターを一言で表すなら戦うことしか頭にない超戦闘狂。悪く言えばチンピラ或いはDQN。
ワイバーンから「冥府神一の乱暴者」とも呼ばれる程、冥府神の中で一番血の気が多い非常に好戦的な性格。
加えて不遜極まりない態度を隠さず、ン・マの転生よりも自身の闘争本能の満足を優先しがちである。

冥府十神が初めて地上に姿を現した際、自分達の名乗りと目的を語るダゴンを遮るように剣先から紫色の雷を放ち、いの一番に街を破壊し始める描写が彼の性格の全てを表している。

我らは冥府十神...!神々に背く罪深き者どもに裁きを下さんと現れるなり...

そんな御託、どうでもいいぜェ!!フン!!


神罰執行に積極的なのも「ただ暴れたいから」であり、儀式で神罰執行神に選ばれなかった度に逆ギレして駄々を捏ねるので、ゴーゴン以外の冥府神からは距離を置かれている。
挙げ句の果てに、ゴーゴンの手引きにより、サイクロプスの神罰執行中にも拘わらず独断で出撃してマジシャインと交戦する蛮行に出て、スフィンクスを激怒させた。

ご覧の通り「ルール(闇の戒律)なんてクソ喰らえ」を地で行く性分なので、生真面目なスフィンクスからは何かと目を付けられている他、あまりの品の無さにダゴンに苦言を呈されたこともあった。
一方で、同じくン・マの復活に興味を示さないゴーゴンとは恋愛関係があったと思わせる描写があり、彼女の頼みでトラベリオンを一方的に叩きのめしたり、ゴーゴンの最期の台詞や彼女が倒された際に苛つく等、仲は比較的良好だった模様。


【能力】

異名に反し実際は守りより戦いを好む荒々しい無頼の
戦闘スタイルは、生半可な攻撃では傷付く事が無い鉄壁の防御に物を言わせて敵の攻撃を全く無視しつつ、太い四肢で重い大剣「竜神の剣」を乱暴に振り回しながら暴れ回る力尽くのゴリ押し戦法。
更に闘気を自在に操った遠距離攻撃も得意で、自らの闘気を強力なエネルギー弾「竜闘気爆炸球」として放出し敵を殲滅する。

首を伸ばして翼を広げたドラゴンの姿で空を飛ぶ事も可能だが、それによって弱点である「元々鎧に覆われていない首の後ろ」を晒す事にもなる為、諸刃の剣となる。
弱点を知らずに真っ正面から挑んでもまず勝つことができない難敵だが、素のフィジカル性能と鎧の高い防御力に頼りすぎている節があるのか剣さばきは思いの外単調で、劇中ではスノウジェルやワイバーンに見切られて躱されている。
二極神と言えども弱点を突けばかなりのダメージを与えることができるので、諦めずに勇気を持って立ち向かえば突破口を開きやすい相手と言える。


【劇中での活躍】

ゴーゴンが倒された後は周囲に当たり散らし、それを煽ったワイバーンと交戦するが、「裁きの石版」で念願の神罰執行神に選ばれると上機嫌で出撃する。


冥府神、二極神の一極・ドレイク!

これより我が手で、貴様ら地上の民どもに神罰を下す!


駆け付けたマジレジェンドとトラベリオンの攻撃を強固な鎧で凌ぐと、口から吐いた火の玉でマジレジェンドを一撃で倒し、マジレンジャーが再度変身したマジフェニックスとマジドラゴンも叩きのめす。
そこへ、天空聖者スノウジェルが加勢に現れ、等身大になって交戦する。
最初はスノウジェルの軽やかな身のこなしに翻弄されていたが、強大なパワーで徐々に体力を消耗させていく。
スノウジェルの手でマルデヨーナ世界の「沈黙の雪原」に連れ込まれても持ち前の防御力で耐えきり、強引に破壊して脱出する。
ワンサイドゲームに飽きたので、変身が解けて満身創痍の身となったマジレンジャーとスノウジェルにトドメを刺そうとするが、ヒカルに防がれる。

魁のようにがむしゃらに戦うマジシャインを軽くあしらうと、マジシャインは本来の姿である天空聖者サンジェルに変身。
ドレイクは尚も余裕の態度を崩さなかったが、サンジェルのプロミネンスシャワーが首の後ろに直撃して怯んでしまい、遂に弱点を見抜かれる。*1
攻撃を避けずに戦うバトルスタイルが仇となったのだ。


そうか、そこがお前の弱点か!

無敵の鎧にも覆いきれないところがあったようだな!


ほ、ほざけ!俺に弱点なんかねぇ!!


激しく動揺しつつも猛攻撃するが、サンジェルは怯まず立ち向かって行き、プロミネンスドロップで首を攻撃され、プロミネンスクラッシュで大ダメージを受けてダメ押しの回し蹴りで吹き飛ばされた。
その後、本来の大きさに戻ってマジレジェンドとトラベリオンと戦おうとするが……


テメェら!血祭りに上げてやるぜぇっ!


落ち着くのだ、ドレイク。


おっ、お前も来たのか。


何と戒律をねじ曲げたダゴンの命令でスレイプニルが助太刀に参戦。スフィンクスさんの心中お察しいたします…。
インフェルシアの盾と矛の異名を持つ二極神のタッグでマジレンジャーを追い詰める。
だが、スレイプニルはウルザードに強制送還されてしまい、自身もトラベリオンに拘束され、マジレジェンドのスクリューカリバー・ファイヤートルネードで首の付け根を攻撃される。
最期はトラベリオンのデストラクション・ファイヤーによって吸収されると共に跡形もなく焼き尽くされた。


うわっ、バ、バカな!俺は絶対、やられたりはしねぇえええ!!


【余談】

スペインのドラゴン・クエレブレとは「硬い鱗に覆われている」「首(クエレブレは喉)が弱点」という共通点がある。あと、あまり頭がよろしくないところも似ている


もし追記・修正の途中で荒らし共が現れやがったら、ギッタギタにぶちのめしてやるぜぇ!!

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最終更新:2025年06月16日 22:52

*1 実はStage.41でもマジフェニックスががむしゃらに放った「フェニックスキック」で首の後ろを攻撃された際にダメージを受けていた。