ソイレントシステム

登録日:2011/12/27 Tue 14:38:18
更新日:2025/10/27 Mon 23:56:08
所要時間:約 4 分で読めます




ソイレントシステムとはPSで発売されたRPG『ゼノギアス』に登場する施設のこと。

劇中に登場する『ソラリス国』における重要なインフラ設備でもある、国を支える画期的な循環リサイクルシステムであり、一大事業である。

ソラリスは超高度な科学力を持ちながらも他国の干渉を避けるべく空中都市を築いたがために、食糧や物資は地上から輸入するしかない。
その貴重な資材を無駄にしない為に、あらゆる物が再利用できるように工夫がされているのだ。

某超弩級宇宙戦艦にも搭載されているこれは、ニンジンの皮やジャガイモの皮、魚骨といった、
ダストシュートで集められた生ゴミさえ余さず完全滅菌して加工、新たに缶詰めとして再利用。
更に食糧素材から薬やバイオサンプリングで無くなった体の一部まで作成できるという、作中きっての最新鋭科学技術。

貧困に喘ぐ労働者階級への配給に有効利用されるが、もちろん貧民専用ではなく、一般庶民も購入するのでクオリティも高い。


この夢のような科学技術は、単独で都市レベルの生活環境を永続させることができる、究極のエコロジーと言えるだろう。

もし良ければアニヲタwiki諸兄もこちらの試食用の缶詰を御賞味頂ければ、いかに優れた技術か分かってもらえるだろう。

いいえ、私は遠慮しておきます。晩御飯が食べられなくなるといけないので。

どうです、美味しいでしょう?




エコロジー活動に興味のある方は追記・修正をお願いします。











 _, ,_  
(-ノoдo-)<食べましたね?










あなた達はあの食料を食べました。そのことをよく認識して、その扉を開けてください。















   *   *  本 当 は
 *    +  こ れ が 材 料 で す
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(-o芝o)E)
  Y   Y  *







「先生……こんなのって…ないよ…」






以下、ネタバレ








ソイレントシステム

惑星全体を支配する世界唯一の超大国『ソラリス帝国』は惑星の赤道上の大気圏上層に浮かぶ国。
約300年間もの長きにわたる戦争で荒廃し、魔物が跋扈する地上を文字通り高みの見物をしている。

救いを求めてソラリスが設立し運営する「教会」にやってきた帝国にとって家畜、奴隷同然の憔悴した地上人(ラムズ)定期的にソラリスに送られる(補充・移送)

ソラリスで哀れな地上人達(奴隷)は選別され、労働力に適性のある者は洗脳し強制労働奴隷、それ以外はソイレント施設に送られる。

ソイレントシステムとはそんなソラリス帝国が地上人に施した刻印(リミッター)*1維持の食料、薬品生産施設で生体実験場処理施設である。


地上人達は施設での凄惨な人体実験の末に身体が異形化して知能が低下し、食人欲にかられた死霊(ウェルス)と呼ばれる狂乱状態となる。
こうなったが最後、痛みと苦しみで発狂し、かつ極端に短命になる。救う手段はなく、出来てせいぜい苦しまないよう殺してやるぐらいしか手立てはない。
…もっとも帝国からすれば奴隷の生死などどうでもいいので、生きていても邪魔にならないなら檻にでも入れておくだけだが。

ちなみに下記の原材料採集のために帝国は「不良品」(ウェルス)の一部を地上に送り返してあげる(ゴミとして排出)
それを「教会」が「神の怒りに触れた罪深き塔(バベルタワー)から降ってくる死霊」として退治人(エトーン)*2に始末させる事で人心掌握するという間接的地上支配に利用。

そして最終的に採集した原材料(ウェルス)達を加工し、食品、薬品として再利用するという最悪のマッチポンプ。

劇中ではフェイ、エリィが潜入した施設内で発見した人肉缶詰めを食した直後に生産ラインに侵入。
パイプからベルトコンベアにボトボト落ちていく人の形をしたものと、その先のミンチマシンから響く生々しい音と悲鳴を聞いてエリィは吐き、フェイは絶叫している。

つまりはウェルス(人間)生きたまま食材(SAN値直葬)にするシステムなのだ。

加工現場に入る前、缶詰めを勧めたフェイには「アナタ達はあれを食べましたね?」と全てを知っているシタン先生が再確認する鬼畜っぷり。
ちなみにこの事実はソラリスでも秘匿されており、ごく一部の人間しか知らない。


更にこの奥に檻でウェルスを閉じ込めているが、この時の彼等のセリフや、ウェルス化後も「檻を開けるな」と忠告する理性を保った人がいる。
檻を開けてしまうと「だから開けるなと言ったのに…」と理性をなくして凄まじいスピードで襲いかかってくる事にトラウマを持った人もいたのではないだろうか。



尚、良い結果が出たら自由になれるわけなく、人機融合ギアと呼ばれる生体部品使用型ギアの材料*3にされる
ちなみに人機融合ギアはご丁寧に部品なので自由は奪われるが自我意識はそのまま閉じ込められるという生き地獄。

真実を知る由もなくどうあがいても絶望な地上人は「罪を犯して神罰を受けたウェルス(自分達を襲ってくる化け物)」と戦う教会に救いを求め……という悪夢のようなループに囚われている………。



「おい! あんた。この項目を編集してくれないか?」

「なに、簡単さ。そこのパネルを押してくれるだけでいいんだ。」

「追記、修正してくれてありがとう。」



「お礼に………」



「食べちゃうゾ!」









ヒトが地に満ちたとき

神はその永き眠りから目醒める……

そして天空の楽園マハノンも目醒める……





ソイレントシステムから判明する真実



ネット上で「後味の悪い話」として流布されている人肉缶詰すらまだ入り口でしかない。

本当の地獄はここからだ。

以下、更なるネタバレなので注意

ソラリスは500年前の崩壊の日以降にナノマシン技術によってヒトの遺伝子を書き換える。
そして生まれながらに「身体能力を抑制し、ソラリスを盲信し、ウェルスに戻さない為のリミッター」である『刻印』を植えつけた。


そう…つまり、異形化したと思われていたウェルスこそがこの星の「ヒト」の正体*4

彼らは一万年前に“地球人を模して”、意図的に作り出された存在である。

およそ800年前、エーテル能力を身に付けた者が生まれ始め、ヒトが種として最終段階に入ったと判断したカインらによってソラリスが建国された。
しかし500年前の『崩壊の日』、ヒトの能力が想定以上にも上回ったが為、『計画』が頓挫する事を恐れナノマシンを使って制御したのだった*5

しかしナノマシンといえど劣化は避けられず、遺伝子を抑え込むこの刻印の効果が薄れないようにナノマシンの追加補充が必要だった。
その効果を持続、強化させるには……ナノマシン入りのヒトを食べさせればいい、という結論に至る。
これで作られた食品・薬などを摂取する事でナノマシンを取り込ませて制御を維持しているのである。
しかも実質人間を食べているので、ウェルスの本能を抑えられるという一挙両得。

ウェルス化せずに超越した心身で無意識にリミッターを外している*6主人公たちはもちろん、事情を知らないソラリス市民達も接種している。
劇中の「ヒト」達が本来の異形の怪物にならないのも、この作用によるものだったのだ。
ソイレントシステムでヒトがウェルスと化すのは、ヒトが種として『計画』に必要な「資質」を得たかを実験したからである。

刻印(ナノマシン技術)で封じた「本質的なヒト(開花した本来の能力)」を実験的に再現した「ウェルス化」による急激な分子変化は非常に苦痛を伴う。
ただし「ウェルス化した人間」は『ヒト』の血肉を得ることで苦痛を和らげ、多少だが余命を延ばす事も出来る。
そのためウェルスはヒトを襲い、果ては軽度な変異体すらも食べるのである。

ただし一万年の歴史でかなり変化した遺伝子と、ナノマシン全体の経年劣化は避けられず、『福音の却』(タイムリミット)が来ると全人類が強制的に「本来の姿」に戻る。


ウェルスとヒト


だが、なぜヒトは『本来の姿』(ウェルス)にわざわざ封印を施されたのか?
そもそもなぜ不自然なまでに生き永らえられないなどという、生物として矛盾した存在なのか?

全ては「M計画」(神の復活準備)を遂行するためである。

この計画とは、ウェルス…構築人種『スファル人』(スファラディー)化した人間を分子レベルで分解、融合し、より完璧な「一個の兵器」を生成すること。

人肉缶詰工場の本来の目的は原初のヒトである天帝を頂点としたガゼル法院の延命研究と、「M計画」を遂行する為の装置を兼ねた施設だった。

そして崩壊の日の後、単に天帝と法院の延命処置をするだけにとどまらず、復活に相応しい生体を創り出す実験の失敗作を民意統制用の薬品や食料、生物兵器に転用した。




察しの良い方はもうお分かり頂けただろう


そう、一万年前に“地球人を模して”創られた『ヒト』とは『一つの超巨大兵器』を造る為の生体パーツ

ソイレントシステムは人間を材料に人造神を造るパーツ工場だったのである。


度重なる人体実験は生体パーツの精度を上げるため。
ウェルスが人肉を得て一時的に症状が緩和するのも、分子レベルで最適化した結果。
地上に住む亜人達も一万年に渡るこの人体実験で生み出された種族だった。

地上に各地にあるメモリーキューブ(セーブポイント)さえも、地上人のデータを収集・分析する為のもの。
ギアサイズのアニキ巨大ウェルスもこの目的を達成する過程と思われる*7
地球人を模して創った理由も、デウス復活時に敵性勢力になるであろう『人間(地球人)』との戦いをシミュレートするためである。

全ての地上人は、神……すなわち恒星間戦略統合兵器『デウス・システム』の生体部品として、必要な数必要な性能を満たすまで一万年もの間「品種改良と養殖を繰り返されてきただけの存在」なのだ…。
システムを外れては生きられず、あえて単体では短命且つ地獄の苦しみを受けるように作られたのも、このシステム以外の人生や生き方(部品にならない個体)など無用だからである。

劇中ではdisc2にてフェイ達がこの支配から解放しようとしたが、カレルレンが先手を打ってナノマシンウィルスを地上に散布。
リミッターが外れるのと同時に多数の人々が、デウスを構築する部品として適したヒト本来の姿「スファル人」と化してしまう。
もっとも『福音の却』が近づくと自動的にヒトはスファル人になるように創られているので、これは時間の問題であった。


スファル人化してしまった人達はウェルスと違って理性が残っているのか、いつしか広まった「ソイレントシステムに行けば苦痛は取り除かれる」と救いを求めた。
そして自ら進んでパーツ化施設に向かい、一列に並んで順番を待つという狂気の産物を目にする事になる。
(因みに通達もなく巻き込まれた地上任務だったソラリスの兵士まで混ざっている)

これは遺伝子自体に組み込まれたプログラムであり、スファル人は意識を残したまま兵器に組み込まれる*8
それを免れたとしても気が狂うほどの生き地獄の末の死しか待っていないので、選択肢はほぼない。

部品になるか、死か。

ウェルスもスファル人も変異の進行が浅い者は、体を再構築するカレルレンの師・トーラのナノリアクターで体組成を修復して元の体へと戻る事が出来た。
進行が深く元に戻れないヒトから苦痛を取り除くことと、エリィの身を挺した説得もあって争いはなくなった……はずだった



その後、デウスが目覚めた際にヒトをスファル人に戻す本来の手段「ゲーティアの小鍵」が発動。
シェバトなどの一部を除いた何も知らないソラリスの全ての人はガゼル法院によってスファルギア(巨大スファル人)に改造された。
地上人達もほとんどがデウスを形成する部品となり、母艦メルカバー本体や機動端末兵器群アイオーンの部品となって消えていった。

しかし、カレルレンが愛し、「ヒトの未来の為に、ヒトを生き長らえさせる為に導いた」*9スファル人はデウスを乗っ取るのである。

それは適性でなかったら問答無用で絶滅、適性であってもパーツ扱いという部品として組み込まれる『福音の却』(デウス復活)に翻弄される人間たちの運命に、どこまでも救いがなかったからだった…。

『福音の却』にデウスが復活を遂げた暁には、ヒトは心も想いも抱くことができない部品となり無限の虚無に縛られるのだ。


<専門用語だらけでわっかんねーという方向けのザックリ説明>

【本編】

主人公達、ついに敵のアジト・ソラリス国に潜入。
なんやかんやで奴隷処理場(第3級市民層のダストシュート)から製造工場ソイレントシステムへ。

<ソイレントシステム内部>
主人公「腹減ったよー」
メガネ「ここに缶詰ならあるで」
主人公「うわーい、美味しいね(^^)」
メガネ「原料はコレやで」→(ババーン!人肉工場)
主人公「(꒪ཀ꒪)」
メガネ「ちな今まで殺してきた怪物の正体もコレや」
ヒロイン「嘘だっ!
主人公「こんなのってあるかい鬼畜メガネ!?」
メガネ「これが現実やで」

主人公「うう……あっ!知り合いだ!」
知人?「ヒト喰いたーい!(怪物化)」
主人公「ギャーッ!」


なんでこんな事になったかというと…



【オープニングの少し前】

本編の一万年前、地球人が外宇宙進出し数千年が経った頃、50万もの惑星を巻き込んだ宇宙戦争が激化。

地球連邦「ええ加減に戦争を終わらせんとヤバイで」*10

科学者「こないだ捕まったカルト教団が持ってた妙なブツ、調べたら無限エネルギー機関ができそうや
連邦軍「大発見やん!それやったらこの戦争終わらせる究極兵器とか作れそうや」
科学者「ただ研究してた惑星が消滅したけどな」
連邦軍「」
科学者「だけど同じ材質で出来た制御装置つけたらいけそうやで」
連邦軍「ホンマか?あやしいなあ…」
科学者(まあこれ誰が作ったんかは知らんけど)

移民惑星で謎の物体を謎のパーツで制御した新兵器を開発

科学者「ついに永久機関ゾハル、完成や!」
連邦軍「それをこの何でも吸収する究極兵器『デウス』に搭載すれば…」

デウス「宜しくお願いしま みんな死ぬがよい(暴走)」
宇宙移民「おぎゃああああ!」
連邦軍「やっべストップストップ!」

連邦軍「恐ろしすぎ。原因調べるからバラバラのまんま移民船で別惑星に運ぶぞ」

【オープニングムービー】


デウスを乗せた宇宙移民船、恒星間移動中

デウス「おはよう(復活ハッキング)みんな死ぬがよい(暴走)」
乗組員「おぎゃああああ!」
艦長「クソが、死なば諸共じゃあああ!(自爆ボタンポチー)」*11
デウス「え」
↓移民船、ゼノギアスの舞台の未開惑星に墜落、デウスもバラバラになる*12


デウス脳(カドモニ)『このまま落ちたらヤバイ!』(大気圏突入中)*13
移民船AIラジエル『お疲れーっす』(自律航行で軟着陸)
デウス脳『薄情モンめー!助けてゾハえもーん!』

ゾハえもん『しょうがないなぁ、デウスくんは~』
デウス脳『わーい!ゾハえもん大好き~!』
ゾハえもん『そのためには、お前がママになるn(ry(分離して落下)
デウス脳『ゾハえもーーん!?』(離れた場所に落下)

↓デウス脳は海岸線に落下、いくらか部品が吹っ飛ぶが大破を免れた*14

デウス脳(カドモニ)『うぐぐぐ……死ぬかと思ったで……うっ!何か出る!』(ぶりっ)
全裸女「やっと外に出れた、これでおうちに帰るかは後で考えよか」
デウス脳『うわ、どちらさん?』
全裸女「あんたの頭ん中におった生体CPUやで、初めましてやな」
デウス脳『はあ、どうも……って何の為に出てきたん?』
全裸女「うちは『ヒト母』!あんたを助ける為に決まっとるやろ!」

【オープニングムービー終了後】


デウス脳(カドモニ)『……ほんでどないすんねん、デウス直したいけど部品もないし動けんし』
ヒト母(原初ミァン)人類増やしてデウス直す部品にしよ、名付けてM計画や」
デウス脳『おお、それ名案やんけ!』
ヒト母「パーツ人間はこんな感じや、怪物みたいやけど(ウェルス誕生)
デウス脳『よっしゃよっしゃ、ほんでもこの構造だとすぐ死んでまうで』
ヒト母「そこや!だから増えるまで地球人の構造パクるんや(ヒトに偽装)」
デウス脳『ええやん、あいつら勝手に増えまくるしの』
ヒト母「増えてきたらデウスをもっと強くする為に人体実験して改良しよ(完成品スファラディ―)
デウス脳『完璧やんかー!…でもそれってどんぐらい時間かかる?』
ヒト母「ザっと見積もって一万年ってとこやね」
デウス脳『マジかー、長いなー。わいすでにボロボロやし』
ヒト母「増えるまでは放っとくだけやし、うちが管理するから復活まで寝とってええで」
デウス脳『ホンマか?うまくいかんかったらコレ(人類滅亡)やで
ヒト母「そんじゃこの計画を実現する為の道具出して~!」
デウス脳『しょうがないなぁ、ヒト母くんは~
     はい!「原初のヒト13人の素」~♪
ヒト母「わーい!……って、もしかしてうちが13人産む流れ?」
デウス脳『ヒト母の中のゾハルの力とわいの部品であっという間にできるで』
ヒト母「やったー!ほないったん家帰るわ」(デウス脳の中に入る)
デウス脳『よーし、わいの中の人類データも使ってガンガン量産や…うっ!?』(ぶりぶりっ)
母コピー(ミァン)「ヒト母のコピーや。ちゃんと最後まで上手くいくようサポートすんで」


デウス脳『この星のテラフォーミングまでしたし、後は任したでー』(地の底で眠りにつく)
ヒロイン(エレハイム)(こそこそ…アベル君探さないと…)


【ヒト誕生~9500年後まで】

↓アベルは逃げ延びたが何も出来ずにやがて死亡


↓超科学文明、全面核戦争で人口の90%以上が死滅





【ソイレントシステム誕生】


―――ヒト誕生から9500年後、ソラリス王国が建国され350年

母コピー「ヒトもかなり増えたし、そろそろデウス復活の準備始めよか」
王 様「準備?」
母コピー「せや!滅ぼした前文明の遺物をあーしてこーして…
     はい!『ソイレントシステム』~♪
王 様「これなに?」
母コピー「ヒト改造装置やで、まあ見とき」
↓地上にいくつも設置、ヒトを捕まえて実験し化け物化した者をばら撒く


ヒ ト「戦争や化け物のせいで、食べるものも住むところもない……」
教 会「可哀想に…行き場のないヒトはおいで、食べ物も寝床も働き口も用意すんで」
ヒ ト「ああ……助かっ(ry
化け物(ヒト?)「ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「ひー!」
教 会「信者なら放っておけん、化け物(ウェルス)から助けるで。ヒト君は信者か?」
ヒ ト「信者です、信者になります!たすけて神様ー!」
教 会「ええで(ニッコリ) さあ、あっちの部屋に隠れていなさい」
ヒ ト「助かったー!ありが(ry→(転送装置でソラリス送り)
化け物(ヒト?)「ぐはっ」(教会の審問官(エトーン)が駆除)
教 会「お一人様ご案内やで~」

民 衆「流石は教会、ヒトの味方やわ~(うっとり)
教 会「はっはっは、それほどでも」
民 衆「教会バンザーイ!教会の言うことに間違いはない!」

↓教会で拉致ったヒトをソラリスに転送、更に人体実験

ソイレントシステム『痛い所はありませんかー?』
ヒ ト「あっ あっあっ(人体改造)」
教 会「ん?間違ったかな?」
ヒト?「ヒト喰いたーい!(ウェルス化)」
教 会「あちゃー残念 化け物(ウェルス)になったか、これ地上にでも捨てといてー」
ソイレントシステム『はい』
↓地上に捨てられたウェルスがヒトを襲う


ウェルス(ヒト?)「捨てられたー!ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「たすけて神様ー!」
教 会「ええで(ニッコ(ry (無限ループ)


【異変とイレギュラー発生、そして「崩壊の日」へ】


教 会「さーて、今日もはりきって信者助けますか」
ウェルス「ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「ぎゃー!化け物に殺されるー!」
教 会「化け物をサクッと殺して素材も回収ー……ん?」
ヒ ト「助かった……けど飢えと病気で滅んじゃう!たすけて神様ー!」
ヒト?「うぐぐ…身体ガオカシイ!(突然変異)」
ヒ ト(能力者)「わいの身体も何か変になっとる!?」

教 会「えー?色々忙しいなあ……王様、どないしましょ?」
王 様「ええ!?助けて母えも~ん!」
母コピー「しょうがないなぁ、カインくんは~ ソイレントくん!」
ソイレントシステム『はい?』
母コピー「食糧問題と疫病問題と突然変異と失敗作の処理全部任すで!」
ソイレントシステム『あ、はい』


ヒ ト(能力者)「魔法(エーテル能力)が使えるようになりました」
教 会「そりゃ神の奇跡やで、教会に入って審問官(エトーン)になるとええ」*19
ヒト?(突然変異)「体が何かオカシイんでス」
教 会「そりゃ大変や、教会の医者に診てもらい」(ソラリス送り)
ヒ ト「教会で配ってたごはん、美味しいね(^^)」
ウェルス(ヒト?)「捨てられたー!ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「たすけて神様ー!」
教 会「ええで(ニッコ(ry (無限ループ)


王 様「…何か酷くない?」
幹 部「残さず有効利用できてSDGsやね」
母コピー「なかなかええ出来やないの、魔法も使えてヒトの方が幹部君達より良さげやね」
幹 部「なんやて、聞き捨てならんわ。最近反抗的なヒト共が多いし…見とれ!」
↓幹部達、デウスのパーツになる巨大兵器でヒトと大地を蹂躙

幹 部「うはは、これでもワイらより優れてると言えるかー?w」
ヒト(反ソラリス)同盟「くっそー!ソラリスを倒すんやー!」*20
旧デウス兵器群(ディアボロス)「うごおおおおおおおおお!!」(突如戦争中に現れ見境なく破壊)
王・母・幹部「おぎゃああああ!」(全滅、ソラリス崩壊)
ヒ ト「ぎゃあああああー!!」(全体の96%死亡)

【「崩壊の日」後】



王 様「…あれ?わい死んだはずじゃ…」
母コピー「あんたはデウスが勝手に再生するから死ねへんよ、幹部共は死んだけどなw」
王 様「…ソラリスもヒトも地上もボロボロや……酷すぎるやろ……」
母コピー「あ!しもた!あいつらデウス覚醒起動キーだったんやで!どないしょ!」
黒 幕「幹部達のデータをコンピューター内に避難させといたから、これで計画続行できるで」
母コピー「あら!あんた優秀やないの!ソラリスの幹部にしたげるわ」
黒 幕「ウス。王様、不死身の肉体なんスよね?それを利用して解析すればヒトが救えるかも…」
王 様「……ほんま?人体実験でも何でも協力すんで」
母コピー「あんたは余計な事せんでええの!」
黒 幕「まあまあ、土産に超ナノテクノロジーも持ってきたんで…」(耳打ち)
母コピー「……しゃーないな、デウスが超強くなるなら任すわ」
ソイレントシステム『そんじゃ生き残った新型のヒトを基にクローンで人口増やしますね』
黒 幕「ちょい待ち。二度とソラリスに攻めてこんよう、この制御用ナノマシン混ぜといてんか」
ソイレントシステム『了解…ですが繁殖で新たに増えたヒトにはどうするんで?』
黒 幕「ナノマシンごと人肉缶詰にして食わしたらええ
ソイレントシステム『なるほどかしこまー』

【崩壊の日から500年後】


母コピー「もうすぐ目標達成やね」
電脳幹部「急げ!わいらと同調できるヒトを探し出して肉体を奪うんや!」

王 様「ごほごほ…メガネよ、ヒトを救えそうな有望株を監視せよ うう…」
鬼畜メガネ「おかのした
ライバル「……ワイはゴミとちゃう…ぶつぶつ…」


ゼノギアス本編スタート】


主人公とヒロインが出会って紆余曲折いろいろあった


そして教会からソラリスへ、最初の人肉缶詰工場に繋がり、色々真相を解き明かしたが…

【最終決戦】

ライバル「お前さえおらんかったらー!!死ねー!」
王 様「裏切ったな黒幕ー!」(死亡)

黒 幕「準備完了や、ほなデウス造ろか」
電脳幹部「やっとわいらの出番や!すべてのヒトよ、『本来の姿』に戻れー」
ほぼ全ヒト「ほ、ほぎー」(全員ヒトから化け物に)

ソイレントシステム『はい、皆さん並んでこちらへお願いします』
化け物(元ヒト)「ウウ、苦シイ…タスケテ…」→(生きたままデウスのパーツに加工・構築)

電脳幹部「主人公君らはわしらの肉体になって貰うで(ry(全消去)
黒 幕「デウス覚醒したから君ら用済みや」
母コピー「うんうん、これもあのゴミのおかげやねw」
ライバル「ワイはゴミとちゃうんやー!!死ねー!」
母コピー「ぐふっ 計画通り」(死亡)
ヒロイン「あ」

ヒロin母コピー「やったぜ計画達成や!」→(上書き復活でヒロインの肉体を乗っ取り一体化、デウスと融合)
ソイレントシステム『デウスはわしが作っry→(吸収されデウス内の機動端末製造工場に)
主人公「わいらの巨大ロボが動かん!」→(エネルギー源(疑似ゾハル)を奪われる)

デウス脳『来た来た来た来たー!合!体!』


デウス「ようやくデウス様の復活じゃぁー!!」*23

黒 幕「神(波動存在)と一体化する為の道具としてな」

波動存在さん『ありがとう、これで元の世界に還る事ができる……』(帰還)
主人公「おい!協力したやろ、捕まってたヒロイン返せや!」
鬼畜メガネ「それよりえらいこっちゃで」
主人公「何やメガネ、今それどころじゃないねん!」
鬼畜メガネ「波動存在さんが還る時に発生したエネルギーで、惑星が吹っ飛ぶんやが*24
主人公「」


※エレハイムとアベルや輪廻転生の因縁やらカレルレンとか細かい話は除く

余談

  • 味方側で力も知恵もなく翻弄された「普通の人」の代表がハマー。
    真実を知っても立ち向かうフェイらと違って、ウェルスになりたくない『普通』の弱さをカレルレンにつけこまれてしまった。
    “変えないで”くれるという取引でエリィを連れ去ろうとするが失敗し、人質にしていたエリィの母を誤射で射殺。
    後に人機融合ギアという変わり果てた姿でフェイ等の前に立ちふさがる。

  • システムの名前はハリイ・ハリスンの小説「人間がいっぱい」を原作とする映画「ソイレント・グリーン」が元ネタと思われる。
    ソイレント自体はこれらの作品中で登場するソイレント社が製造している合成食料。
    「Soybean(大豆)」と「Lentil(レンズ豆)」を合わせた造語であり、小説ではその名の通り大豆とレンズ豆から作られている。
    映画では海のプランクトンから製造されており、人間を材料にした新製品の「ソイレント・グリーン」も登場する。

  • 2013年に米国のベンチャー企業が開発した完全栄養食品「ソイレント」が発売されている。
    生存に必要なすべての栄養素が含まれた粉で、水に溶かして豆乳っぽいドリンクにして摂取する。
    材料はオーツ麦や食用油脂で、もちろん本項目のソイレントシステムと直接の関係はない。
    開発者曰く、「このソイレントはヒューマン・フリー(人間不使用)ですよ」とのこと。誰がうまいことを言えと。


シタン先生「アニヲタ達はこの項目を追記しました。そのことをよく認識して、その修正ページを開けなさい」


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最終更新:2025年10月27日 23:56

*1 脳内分泌物質をコントロールして感情や能力を抑制し、ソラリスへの畏敬を抱かせる洗脳装置。意のままに操ることも可能。生まれた時に教会により植え付けられるが、もちろん地上人達は知らない。

*2 「退治人」の適性がない者は洗脳を施した上で「働き蜂」と呼ばれる単純労働者層の第3階級市民という名の奴隷となる。居住区はダストシュート先のゴミ保留地で、一定期間ごとに殺処分されるおまけ付き。

*3 マリアの愛機ゼプツェンはこれで作られたもの。ただし初期型なので入っているのは脳のみ。

*4 より正確に言えば後述の『構築人種スファラディー』の前段階の状態。設定資料集によれば「この惑星で生まれたヒト全ては、やがて皆がウェルスの形態を経由してデウスの部品に還元される運命にある」という。

*5 また、500年前の大戦の記憶を薄れさせる効果もあり、ナノマシンの自己増殖により子孫にも受け継がれて機能するように作られている。

*6 これはガゼル法院が欲していたアニマの器と同調できるアニムスという肉体であり、アニマと融合する事で他の生体パーツとは違ったデウス中枢の機動端末になれる。

*7 ウェルスもスファル人も本質的には生体パーツなので、スファル人もソイレントシステムで巨大スファル人に融合されたりしている。

*8 後にこの意識の集合体が敵となって現れる。

*9 彼の最終目標は、デウスを利用し波動存在という神に等しい高次元の存在と、全てのヒトとの合一化によって『救済』する事だった。

*10 ちなみに進出後の地球は「ロストエルサレム」と呼ばれ禁忌の星となっており不可侵宙域とされている。それから新たな惑星「ネオ・エルサレム」を発見、移住して5千年が経っているので地球とほぼ関係なくなっている。

*11 正確には艦を構成する部品がブロックごとに切り離し可能な換装式だったので、艦長はそれを全て強制的に分離させることでデウスに支配された艦を墜落させバラバラにした。

*12 ちなみにこの移民船エルドリッジの先端、艦首ブロック・バベルが地上にぶっ刺さって、後のバベルタワーになった。オープニングで裸の女性が見ていた流れ星みたいなのはこのバラバラになった船とデウスの残骸。

*13 デウスの脳である生体電脳「カドモニ」。暴走時に「保護分離プロトコル」が作動して、ゾハルと共に自動的に本体から切り離された。

*14 途中までゾハルと一緒だった事で破壊を逃れ、ゾハルとリンクしてたおかげでエネルギーが供給できた。

*15 墜落事故唯一の生き残り。アベルは創られたヒトと違い、子供の頃のエルドリッジ墜落以前の記憶と自我を持っていたため反発した。

*16 アベルを見つけて保護した原初のエレハイム。彼にとって母のような存在。

*17 王様はこの時「母」の片割れを自らの手で殺した事実に衝撃を受け、母コピーの洗脳から解放された。だが役割を果たす為に従い続ける。

*18 亜人もこの時代の産物が野生化しヒトと派生した。

*19 ちなみに教会に所属しなかった場合は異端・悪魔憑きとして処刑やソラリス送りになる。

*20 尚、実は反ソラリス同盟を謳っていた組織は幹部と密約しており、地上の支配権の分け前を貰う代わりに反ソラリス同盟の最重要人物であるヒロインを差し出そうとしていた。

*21 「崩壊の日において、天帝カインおよび十二人のアニムス(ガゼル法院)は肉体を失う」「カインはデウスの再生を司るプログラムの一部であるため、その存在は自動的に再構成され、再び現世に現れる。」設定資料PWより

*22 天帝カインは不死身だが衰弱しないわけではなく、またミァン同様自殺する事ができない上に誰かに殺される事もできない為、ソイレントシステムが生命維持装置として機能している。

*23 ただしデウスは完全に意識を取り戻しておらず、ゾハルとの再同調によって再び自我を持つ段階にあった。

*24 物質という檻に捕われていた波動存在が高次元に回帰する際の次元シフトの余波で、惑星ひとつを簡単に破壊するものだった。最初の惑星が吹っ飛んだのも恐らくこれ。知ってて教えなかったのかは不明だが、人格の檻もなくなった波動存在さんからすれば知ったこっちゃないだろう。