登録日:2011/12/27 Tue 14:38:18
更新日:2025/10/27 Mon 23:56:08
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ソイレントシステムとはPSで発売されたRPG『
ゼノギアス』に登場する施設のこと。
劇中に登場する『
ソラリス国』における重要なインフラ設備でもある、国を支える画期的な循環リサイクルシステムであり、一大事業である。
ソラリスは超高度な科学力を持ちながらも他国の干渉を避けるべく空中都市を築いたがために、食糧や物資は地上から輸入するしかない。
その貴重な資材を無駄にしない為に、あらゆる物が再利用できるように工夫がされているのだ。
某超弩級宇宙戦艦にも搭載されているこれは、ニンジンの皮やジャガイモの皮、魚骨といった、
ダストシュートで集められた生ゴミさえ余さず完全滅菌して加工、新たに缶詰めとして再利用。
更に食糧素材から薬やバイオサンプリングで
無くなった体の一部まで作成できるという、作中きっての最新鋭科学技術。
貧困に喘ぐ労働者階級への配給に有効利用されるが、もちろん貧民専用ではなく、一般庶民も購入するのでクオリティも高い。
この夢のような科学技術は、単独で都市レベルの生活環境を永続させることができる、究極のエコロジーと言えるだろう。
もし良ければアニヲタwiki諸兄もこちらの試食用の缶詰を御賞味頂ければ、いかに優れた技術か分かってもらえるだろう。
どうです、美味しいでしょう?
エコロジー活動に興味のある方は追記・修正をお願いします。
_, ,_
(-ノoдo-)<食べましたね?
あなた達はあの食料を食べました。そのことをよく認識して、その扉を開けてください。
* * 本 当 は
* +
こ れ が 材 料 で す
n ∧_∧ n
+ (ヨ(-o芝o)E)
Y Y *
以下、ネタバレ
ソイレントシステム
惑星全体を支配する世界唯一の超大国『ソラリス帝国』は惑星の赤道上の大気圏上層に浮かぶ国。
約300年間もの長きにわたる戦争で荒廃し、魔物が跋扈する地上を文字通り高みの見物をしている。
救いを求めてソラリスが設立し運営する「教会」にやってきた帝国にとって家畜、奴隷同然の憔悴した地上人は定期的にソラリスに送られる。
ソラリスで哀れな地上人達は選別され、労働力に適性のある者は洗脳し強制労働奴隷、それ以外はソイレント施設に送られる。
ソイレントシステムとはそんなソラリス帝国が地上人に施した刻印維持の食料、薬品生産施設で生体実験場兼処理施設である。
地上人達は施設での凄惨な人体実験の末に身体が異形化して知能が低下し、食人欲にかられた死霊と呼ばれる狂乱状態となる。
こうなったが最後、痛みと苦しみで発狂し、かつ極端に短命になる。救う手段はなく、出来てせいぜい苦しまないよう殺してやるぐらいしか手立てはない。
…もっとも帝国からすれば奴隷の生死などどうでもいいので、生きていても邪魔にならないなら檻にでも入れておくだけだが。
ちなみに下記の原材料採集のために帝国は「不良品」の一部を地上に送り返してあげる。
それを「教会」が「神の怒りに触れた罪深き塔から降ってくる死霊」として退治人に始末させる事で人心掌握するという間接的地上支配に利用。
そして最終的に採集した原材料達を加工し、食品、薬品として再利用するという最悪のマッチポンプ。
劇中ではフェイ、エリィが潜入した施設内で発見した人肉缶詰めを食した直後に生産ラインに侵入。
パイプからベルトコンベアにボトボト落ちていく人の形をしたものと、その先のミンチマシンから響く生々しい音と悲鳴を聞いてエリィは吐き、フェイは絶叫している。
つまりはウェルスを生きたまま食材にするシステムなのだ。
加工現場に入る前、缶詰めを勧めたフェイには「
アナタ達はあれを食べましたね?」と全てを知っている
シタン先生が再確認する鬼畜っぷり。
ちなみにこの事実はソラリスでも秘匿されており、ごく一部の人間しか知らない。
更にこの奥に檻でウェルスを閉じ込めているが、この時の彼等のセリフや、ウェルス化後も「檻を開けるな」と忠告する理性を保った人がいる。
- 「やあ!ひさしぶりだな。俺だよ、おれ。キスレブの総統府で犬を飼ってたじゃないか…。
…俺はこんなになっちゃったけどあいつは元気でやってるかな…。
…お願いだから、俺をここからだそうなんて考えないでくれ…まだ意識はあるが…そのうち…に…あんたを…」- (→開ける)
「あ…開けてしまったな…あれほど…開けるなといったじゃないか!!う…おれの意思は……いし?い・いしっししっしっしっ……」
(→倒す)「い……いぬを、よろしく……たのむ……」
- 「た…たすけて…からだが……」
- 「きょ・きょ…きょんにちょわ…」
- 「あたい…なんだか…あなたのこと…食べちゃいたい…」
- 「ぱぴょぱぴょぱぴょぱぴょぱぴょ」
- 「ばばばばばばばばぶ…」
- 「あ・あんた、うまそうだな…」
- 「ウ・ウェルスもなかな、い・いいもんだぜ…あ・あんたもどうだい?……」
- 「お、俺たちは実験によってウェルスにされたんぴゃ……あれ?ぱぴょぷればぶも…」
- 「助けて…体が勝手に…お願い殺さないで……」
- 「いたいよ、いたいよ、いたいよ……」
- 「亜人の上、ウェルスだなんて……」
- 「お・おれは、にんげんだ……だった……」
- 「こ・ころじでぐで~」
檻を開けてしまうと「だから開けるなと言ったのに…」と理性をなくして凄まじいスピードで襲いかかってくる事にトラウマを持った人もいたのではないだろうか。
尚、良い結果が出たら自由になれるわけなく、人機融合ギアと呼ばれる生体部品使用型ギアの材料にされる。
ちなみに人機融合ギアはご丁寧に部品なので自由は奪われるが自我意識はそのまま閉じ込められるという生き地獄。
真実を知る由もなくどうあがいても絶望な地上人は「罪を犯して神罰を受けたウェルス」と戦う教会に救いを求め……という悪夢のようなループに囚われている………。
「おい! あんた。この項目を編集してくれないか?」
「なに、簡単さ。そこのパネルを押してくれるだけでいいんだ。」
「追記、修正してくれてありがとう。」
「お礼に………」
「食べちゃうゾ!」
ヒトが地に満ちたとき
神はその永き眠りから目醒める……
そして天空の楽園マハノンも目醒める……
ソイレントシステムから判明する真実
ネット上で「後味の悪い話」として流布されている人肉缶詰すらまだ入り口でしかない。
本当の地獄はここからだ。
以下、更なるネタバレなので注意
ソラリスは500年前の崩壊の日以降にナノマシン技術によってヒトの遺伝子を書き換える。
そして生まれながらに「身体能力を抑制し、ソラリスを盲信し、ウェルスに戻さない為のリミッター」である『刻印』を植えつけた。
そう…つまり、異形化したと思われていたウェルスこそがこの星の「ヒト」の正体。
彼らは一万年前に“地球人を模して”、意図的に作り出された存在である。
およそ800年前、エーテル能力を身に付けた者が生まれ始め、ヒトが種として最終段階に入ったと判断したカインらによってソラリスが建国された。
しかし500年前の『崩壊の日』、ヒトの能力が想定以上にも上回ったが為、『計画』が頓挫する事を恐れナノマシンを使って制御したのだった。
しかしナノマシンといえど劣化は避けられず、遺伝子を抑え込むこの刻印の効果が薄れないようにナノマシンの追加補充が必要だった。
その効果を持続、強化させるには……ナノマシン入りのヒトを食べさせればいい、という結論に至る。
これで作られた食品・薬などを摂取する事でナノマシンを取り込ませて制御を維持しているのである。
しかも実質人間を食べているので、ウェルスの本能を抑えられるという一挙両得。
ウェルス化せずに超越した心身で無意識にリミッターを外している主人公たちはもちろん、事情を知らないソラリス市民達も接種している。
劇中の「ヒト」達が本来の異形の怪物にならないのも、この作用によるものだったのだ。
ソイレントシステムでヒトがウェルスと化すのは、ヒトが種として『計画』に必要な「資質」を得たかを実験したからである。
刻印で封じた「本質的なヒト」を実験的に再現した「ウェルス化」による急激な分子変化は非常に苦痛を伴う。
ただし「ウェルス化した人間」は『ヒト』の血肉を得ることで苦痛を和らげ、多少だが余命を延ばす事も出来る。
そのためウェルスはヒトを襲い、果ては軽度な変異体すらも食べるのである。
ただし一万年の歴史でかなり変化した遺伝子と、ナノマシン全体の経年劣化は避けられず、『福音の却』が来ると全人類が強制的に「本来の姿」に戻る。
ウェルスとヒト
だが、なぜヒトは『本来の姿』にわざわざ封印を施されたのか?
そもそもなぜ不自然なまでに生き永らえられないなどという、生物として矛盾した存在なのか?
全ては「M計画」を遂行するためである。
この計画とは、ウェルス…構築人種『スファル人』化した人間を分子レベルで分解、融合し、より完璧な「一個の兵器」を生成すること。
人肉缶詰工場の本来の目的は原初のヒトである天帝を頂点としたガゼル法院の延命研究と、「M計画」を遂行する為の装置を兼ねた施設だった。
そして崩壊の日の後、単に天帝と法院の延命処置をするだけにとどまらず、復活に相応しい生体を創り出す実験の失敗作を民意統制用の薬品や食料、生物兵器に転用した。
察しの良い方はもうお分かり頂けただろう
そう、一万年前に“地球人を模して”創られた『ヒト』とは『一つの超巨大兵器』を造る為の生体パーツ
ソイレントシステムは人間を材料に人造神を造るパーツ工場だったのである。
度重なる人体実験は生体パーツの精度を上げるため。
ウェルスが人肉を得て一時的に症状が緩和するのも、分子レベルで最適化した結果。
地上に住む亜人達も一万年に渡るこの人体実験で生み出された種族だった。
地上に各地にあるメモリーキューブ(セーブポイント)さえも、地上人のデータを収集・分析する為のもの。
ギアサイズのアニキ巨大ウェルスもこの目的を達成する過程と思われる。
地球人を模して創った理由も、デウス復活時に敵性勢力になるであろう『人間(地球人)』との戦いをシミュレートするためである。
全ての地上人は、神……すなわち恒星間戦略統合兵器『デウス・システム』の生体部品として、必要な数と必要な性能を満たすまで一万年もの間「品種改良と養殖を繰り返されてきただけの存在」なのだ…。
システムを外れては生きられず、あえて単体では短命且つ地獄の苦しみを受けるように作られたのも、このシステム以外の人生や生き方など無用だからである。
劇中ではdisc2にてフェイ達がこの支配から解放しようとしたが、カレルレンが先手を打ってナノマシンウィルスを地上に散布。
リミッターが外れるのと同時に多数の人々が、デウスを構築する部品として適したヒト本来の姿「スファル人」と化してしまう。
もっとも『福音の却』が近づくと自動的にヒトはスファル人になるように創られているので、これは時間の問題であった。
スファル人化してしまった人達はウェルスと違って理性が残っているのか、いつしか広まった「ソイレントシステムに行けば苦痛は取り除かれる」と救いを求めた。
そして自ら進んでパーツ化施設に向かい、一列に並んで順番を待つという狂気の産物を目にする事になる。
(因みに通達もなく巻き込まれた地上任務だったソラリスの兵士まで混ざっている)
これは遺伝子自体に組み込まれたプログラムであり、スファル人は意識を残したまま兵器に組み込まれる。
それを免れたとしても気が狂うほどの生き地獄の末の死しか待っていないので、選択肢はほぼない。
部品になるか、死か。
ウェルスもスファル人も変異の進行が浅い者は、体を再構築するカレルレンの師・トーラのナノリアクターで体組成を修復して元の体へと戻る事が出来た。
進行が深く元に戻れないヒトから苦痛を取り除くことと、エリィの身を挺した説得もあって争いはなくなった……はずだった。
その後、デウスが目覚めた際にヒトをスファル人に戻す本来の手段「ゲーティアの小鍵」が発動。
シェバトなどの一部を除いた何も知らないソラリスの全ての人はガゼル法院によってスファルギア(巨大スファル人)に改造された。
地上人達もほとんどがデウスを形成する部品となり、母艦メルカバー本体や機動端末兵器群アイオーンの部品となって消えていった。
しかし、カレルレンが愛し、「ヒトの未来の為に、ヒトを生き長らえさせる為に導いた」スファル人はデウスを乗っ取るのである。
それは適性でなかったら問答無用で絶滅、適性であってもパーツ扱いという部品として組み込まれる『福音の却』に翻弄される人間たちの運命に、どこまでも救いがなかったからだった…。
『福音の却』にデウスが復活を遂げた暁には、ヒトは心も想いも抱くことができない部品となり無限の虚無に縛られるのだ。
<専門用語だらけでわっかんねーという方向けのザックリ説明>
【本編】
主人公達、ついに敵のアジト・ソラリス国に潜入。
なんやかんやで奴隷処理場から製造工場ソイレントシステムへ。
<ソイレントシステム内部>
主人公「腹減ったよー」
メガネ「ここに缶詰ならあるで」
主人公「うわーい、美味しいね(^^)」
メガネ「原料はコレやで」→(ババーン!人肉工場)
主人公「(꒪ཀ꒪)」
メガネ「ちな今まで殺してきた怪物の正体もコレや」
ヒロイン「嘘だっ!」
主人公「こんなのってあるかい
鬼畜メガネ!?」
メガネ「これが現実やで」
主人公「うう……あっ!知り合いだ!」
知人?「ヒト喰いたーい!(怪物化)」
主人公「ギャーッ!」
なんでこんな事になったかというと…
【オープニングの少し前】
本編の一万年前、地球人が外宇宙進出し数千年が経った頃、50万もの惑星を巻き込んだ宇宙戦争が激化。
地球連邦「ええ加減に戦争を終わらせんとヤバイで」
科学者「こないだ捕まったカルト教団が持ってた妙なブツ、
調べたら無限エネルギー機関ができそうや」
連邦軍「大発見やん!それやったらこの戦争終わらせる究極兵器とか作れそうや」
科学者「ただ研究してた惑星が消滅したけどな」
連邦軍「」
科学者「だけど同じ材質で出来た制御装置つけたらいけそうやで」
連邦軍「ホンマか?あやしいなあ…」
科学者(まあこれ誰が作ったんかは知らんけど)
↓
移民惑星で謎の物体を謎のパーツで制御した新兵器を開発
デウス「宜しくお願いしま みんな死ぬがよい(暴走)」
宇宙移民「おぎゃああああ!」
連邦軍「やっべストップストップ!」
デウスは生体パーツで造られており、有機物・無機物関係なく取り込んで自己修復や兵器の生産を行う。
ただしデウス自体を動かすのに莫大なエネルギーが必要だった。
そこで5000年前に地球で発見された、異常磁気を延々と垂れ流す謎のオーパーツ
「ゾハル」を利用しようと考える。
だが、研究課程でゾハルが暴走して研究していた移民惑星が消滅してしまった。
流石に地球人もヤベェと思ってはいたのだが、宙域紛争激化に伴いデウスは必要不可欠という結論で再チャレンジ。
出所不明のオーパーツを組み込んだ生体電脳「カドモニ」をくっつけたら制御できたので、これにより
「事象変移機関ゾハル」としてデウスに搭載した。
でも結局やっぱり暴走した。理由は後述。
連邦軍「恐ろしすぎ。原因調べるからバラバラのまんま移民船で別惑星に運ぶぞ」
【オープニングムービー】
デウスを乗せた宇宙移民船、恒星間移動中
デウス「おはよう(復活ハッキング)みんな死ぬがよい(暴走)」
乗組員「おぎゃああああ!」
全ての原因は「事象変移機関ゾハル」のせい。
この装置、簡単に言えば
「(可能性がゼロでない限り)何でも願いを叶えてくれる」という
ドラ◯もんみたいなもの。
「事象変異」とは全ての未来(可能性)を無視して「都合の良い結果」だけ持ってくる事ができる、まさに夢の装置である。
更に引き起こす結果の可能性が低ければ低いほど、再試行時にゾハル内にエネルギーが発生するため、それによる半永久無限エネルギー機関となっている。
とはいえ人間の願いを直接叶えてくれるどころか人間には制御不可能なので、最初の研究惑星は暴走で消滅した。
生体電脳「カドモニ」という制御装置があって初めて半永久無限エネルギー機関として稼働する……というのはあくまでも地球人の理論。
何故なら暴走の原因はデウスの『脳』(生体電脳カドモニ)がゾハルに「デウスを動かす為の無限エネルギーくれ」と要請したせいだから。
可能性がゼロでない限り何でも叶えてくれる、断る事を知らないスーパーイエスマンのゾハル君。
無限の可能性を探した結果、次元の境目が曖昧になり「高次元の存在(波動存在)」と接触してしまう。
この波動存在さんは人間には知覚すらできない、本来は『神』と呼ばれるものであり、「こちらの世界」に存在しないので捕まえられない。
更にこの波動存在さんは『神』だけあって宇宙そのものに匹敵するエネルギーだったので、実質デウス君のお願いである無限エネルギーでもある。
故に『無限エネルギーを捕まえる=可能性が限りなくゼロ=再試行し放題=疑似永久機関実現!』……のはずだった。
だが「都合の良い結果」を持ってきてしまうゾハル君、波動存在さんを一瞬だけ「こちらの世界」のカドモニに降臨させ、アベルという子供と接触させる。
本来存在しないはずが、見られた(『観測』された)事で「こちらの世界」に具現化されてしまった事で捕まってしまう。
おまけにアベルが母親を求めてた為、ゾハル君の「何でも願い叶える機能」で中枢素子ペルソナにオリジナルエレハイムという人格として誕生。
こうしてエレハイムという母性の人格が生体電脳カドモニ内に閉じ込められ、エネルギー体という肉体はゾハルに閉じ込められた。
これが一回目のデウス暴走時の出来事である。
しかしそんな物が上手くいくわけがなく、波動存在さんを取り込んだゾハル君を内蔵したデウス君、波動存在の意志が装置に干渉。
デウスに搭載されたゾハル(in波動存在さんの肉体)が移民船のAI「人工電脳ラジエル」をハッキングし、自己修復機能で船と融合していく。
ゾハルはロストエルサレム(地球)への帰還を望んでいたらしく、地球へのワープを開始しようとしていた。
原因を究明する為に移民船エルドリッジに乗せて移送する事にしたが、消滅した惑星の周辺コロニーの生存者約120万人も保護され乗船していた。
<簡単な説明>
- デウス:惑星規模大量破壊兵器(デウス本体)
- ゾハル:神融合炉エンジン(デウスの心臓)
- 波動存在:神(デウスのエネルギー源)
- 本来はこちらの世界に存在しないがゾハルの「ありえない奇跡の連続」のせいで囚われた
- カドモニ:オーパーツで造られた完全自立型ゾハル制御用コンピューター(デウスの脳)
- 生体素子によって構成されており、人間の精神波動と同調が可能で自己意識がある
- ペルソナ:カドモニ内の生体CPU(デウスの人格)
- 意志を持たないゾハルに『人格』を持たせ、デウスとの窓口にする人型生体ユニット
- エレハイム:神の擬似人格(デウスの行動に影響)
- ゾハルの「ありえない奇跡の連続」のせいで三次元空間に具現化されてしまった神
- ラジエル:移民船のAI(デウスとは直接関係ないけど全て記録してる)
- 中央ブロック「マハノン」にあったデウスコアと一緒に海底に沈んだ。神の知恵「ラジエルの樹」となる。
艦長「クソが、死なば諸共じゃあああ!(自爆ボタンポチー)」
デウス「え」
↓移民船、ゼノギアスの舞台の未開惑星に墜落、デウスもバラバラになる
デウス脳『このまま落ちたらヤバイ!』(大気圏突入中)
移民船AIラジエル『お疲れーっす』(自律航行で軟着陸)
デウス脳『薄情モンめー!助けてゾハえもーん!』
ゾハえもん『しょうがないなぁ、デウスくんは~』
デウス脳『わーい!ゾハえもん大好き~!』
ゾハえもん『そのためには、お前がママになるn(ry(分離して落下)
デウス脳『ゾハえもーーん!?』(離れた場所に落下)
↓デウス脳は海岸線に落下、いくらか部品が吹っ飛ぶが大破を免れた
デウス脳『うぐぐぐ……死ぬかと思ったで……うっ!何か出る!』(ぶりっ)
全裸女「やっと外に出れた、これでおうちに帰るかは後で考えよか」
デウス脳『うわ、どちらさん?』
全裸女「あんたの頭ん中におった生体CPUやで、初めましてやな」
デウス脳『はあ、どうも……って何の為に出てきたん?』
全裸女「うちは『ヒト母』!あんたを助ける為に決まっとるやろ!」
オープニングムービーの最後で出てくる紫色の長い髪をなびかせた女性がこれ。
オリジナルエレハイム(ペルソナ)を複製し、実際に活動する端末として用意したもの。
カドモニ内の生体素子からエクソン置換 (遺伝子内部での生体構成情報の組み替え) によって作り出された。
最初はエレハイムとして生まれたが、世界に存在するただ1人の女性であったため即座にミァンとして覚醒した。
上記の意味が分からないと思うので
エレハイムの項目に任せ、細かい説明は省く。
なんでこんな方法になったのかは、デウスの脳が波動存在を取り込んだ為に変容した自己修復プログラムのせい。
少年アベルによって母という特性を受け中枢素子ペルソナとなった基幹プログラム「Elehayym」が行った。
尚、アベルは移民船AIが緊急用自立航行機能を持った一部ブロックで軟着陸させた中にいて助かった。
<簡単な説明>
- アベル:偶然『神』と接触した少年。主人公の前前前世で「接触者」と呼ばれ、彼しか神を元の世界に還せない。
- オリジナルエレハイム:アベルと接触したせいで電脳内に生まれた母性人格。アベルに対して母性愛を持つ。
- 原初ミァン:オリジナルエレハイムのコピー。デウスの自己修復プログラム。全てのヒトの母。
- ミァン:原初ミァンのコピー。ヒトに直接干渉する為に用意された自己修復計画の監視役。
- エレハイム(ヒト):原初ミァンから分裂した母性。ヒロイン。神が元の世界に帰る為にアベルを守り導く役。
- 役割のせいで生まれてはアベルの為に死ぬ。そのせいでアベルも転生する度にトラウマを植え付けられる。
※接触者とエレハイムとミァンはゾハルを経由せずに事象変移が可能。
<カドモニの内容物>
- ゾハルと近い物質で出来た謎のオーパーツ
- デウスの生体パーツ(核、部品群)
- 意思決定をする為の生体CPUペルソナ
- ナノマシンや遺伝子操作システム
- デウス再生の為の自己修復プログラム
- テラフォーミング装置
尚、カドモニは墜落時に「アニマ」という重要パーツが各地に散らばり行方不明となった。
不安定なゾハルを補って安定させる生体素子で、デウスの機動端末に欠かせない部品。
これがないとデウスは制御できない。そのためガゼル法院はアニマの器を必死に探していた。
- アニマ:生体素子でゾハルの波動エネルギーを受け取る受信回路
- アニムス:生体素子で主に兵器管制などを行う戦闘用制御回路
- アニマの器:アニマを使ってゾハルからエネルギーを貰いゾハルっぽいことをする『擬似ゾハル』
アニムスは原初のミァン・ハッワーによりヒト型(原初の13人)に作り変えられた。
【オープニングムービー終了後】
デウス脳『……ほんでどないすんねん、デウス直したいけど部品もないし動けんし』
ヒト母「人類増やしてデウス直す部品にしよ、名付けてM計画や」
デウス脳『おお、それ名案やんけ!』
ヒト母「パーツ人間はこんな感じや、怪物みたいやけど(ウェルス誕生)」
デウス脳『よっしゃよっしゃ、ほんでもこの構造だとすぐ死んでまうで』
ヒト母「そこや!だから増えるまで地球人の構造パクるんや(ヒトに偽装)」
デウス脳『ええやん、あいつら勝手に増えまくるしの』
ヒト母「増えてきたらデウスをもっと強くする為に人体実験して改良しよ(完成品スファラディ―)」
デウス脳『完璧やんかー!…でもそれってどんぐらい時間かかる?』
ヒト母「ザっと見積もって一万年ってとこやね」
デウス脳『マジかー、長いなー。わいすでにボロボロやし』
ヒト母「増えるまでは放っとくだけやし、うちが管理するから復活まで寝とってええで」
デウス脳『ホンマか?うまくいかんかったらコレ(人類滅亡)やで』
ヒト母「そんじゃこの計画を実現する為の道具出して~!」
デウス脳『しょうがないなぁ、ヒト母くんは~
はい!「原初のヒト13人の素」~♪
ヒト母「わーい!……って、もしかしてうちが13人産む流れ?」
デウス脳『ヒト母の中のゾハルの力とわいの部品であっという間にできるで』
ヒト母「やったー!ほないったん家帰るわ」(デウス脳の中に入る)
デウス脳『よーし、わいの中の人類データも使ってガンガン量産や…うっ!?』(ぶりぶりっ)
母コピー「ヒト母のコピーや。ちゃんと最後まで上手くいくようサポートすんで」
この時、原初のヒト母はデウスの再生計画の為の管理人としてデウス側に生み出された。
そして王「天帝カイン」と12人の幹部「ガゼル」を生体素子維持プラントで生み出した後、カドモニ(デウス脳)の中に戻った。
なお内部で生きているわけではないが肉体は残っており、「原初の地」に残っていた生体素子維持プラントの中で朽ち果てている。
一方で『神』(波動存在さん)の目的は「元の次元に還る為に自分の体が囚われている檻(ゾハルとデウス脳)を破壊する」だった。
そのために原初ヒト母から自分の目的を果たす為の存在、デウス管理の「母コピー」と別に母性部分の「ヒロイン」を分離させて生み出す。
そしてヒロインはエルドリッジ雄一の生き残りである少年アベル(当時7歳)と接触し、彼を保護する。
ゾハルを完全に破壊できるのは波動存在と直接接触したアベルにしかできないので、彼が死んでも輪廻転生させる事にする。
そのサポートをする為のヒロインも同様に輪廻転生させ、常にセットでゾハルを破壊するよう因果を仕向けている。
ちなみにヒロインも母コピーもアベルも波動存在さんの力で生まれたので、一度全部解放(波動存在さんと融合)しないといけない。
母コピーは「今の母コピー」が死ぬと自動的に全人類♀の誰かが母コピーとして上書きされて復活する。
そのため実質不滅の存在であり、母コピーに上書きされると元の人格は消される。ヒロインは同一の存在なので消されず融合する。
誰が母コピーになるかはランダムだが、アベルとヒロインの因果操作の影響を受けているのか何かしら関係が生まれる。
尚、母コピーはデウスのプログラムの1つであるが故に自殺する事ができない特性を持つ。
原初の13人はゾハルのエネルギーで生まれた存在なので、普通のヒトより遥かに長命で、再生や遺伝子修復能力が異常に高い。
特に王様はデウス(ゾハル)により計画最終段階まで生き続けることを定められており、老化による衰弱も、何者かに害されることもない。
彼らが更に生体素子プラントからヒトを作り、そのヒト同士が繁殖して人口が増えていった。
ちなみに上記では分かりやすくカドモニとミァンが会話して見せているが、実際はオリジナルミァンが一人で執り行ったこと。
カドモニはデウスの脳に相当するが、ゾハルと完全に同調しない限り自我(人格)を持たない制御ユニットに過ぎない。
デウス脳『この星のテラフォーミングまでしたし、後は任したでー』(地の底で眠りにつく)
ヒロイン(こそこそ…アベル君探さないと…)
【ヒト誕生~9500年後まで】
王 様「わいは神やで」
母コピー「そうや、ヒト共。崇めんかい」
ヒ ト「ははぁー!神様ー!」
アベル(18)「人が神だなんて間違ってる!」
ヒロイン「そうよそうよ!」
王 様「あいつ邪魔やな、殺したろ」(バキューン!)
ヒロイン「アベル君危ない!ぐふっ」(アベルを庇って死亡)
アベル(18)「うわあああー!ヒロインー!」
王 様「わ…わァ……ぁ…ママ…殺し……」
母コピー「………」
↓アベルは逃げ延びたが何も出来ずにやがて死亡
主人公前前世「ナノマシン技術で疑似生命体作ったら学会から干された」
ヒロイン前前世「可哀想…よしよし、大丈夫よ私がいるから」
疑似生命体「うちもおんで」
幹 部「科学力は凄くなったけど、平均寿命30代で繁殖能力も低いで」
母コピー「欠陥品の失敗作やね、科学技術力だけ回収して核戦争でリセットや」
↓超科学文明、全面核戦争で人口の90%以上が死滅
ヒ ト「ウオオオ! すごい力がみなぎってくる!」
王 様「ママン!これは一体…」
母コピー「知らん… 何それ…怖…」
王 様「ええ……?」
母コピー「……こら急がんといかんわ…」
デウス脳『むにゃむにゃ……zzz』
母コピー「いつまで寝とんねん!起きや!」
デウス脳『わあ!ビックリした!なんやねん!』
母コピー「ヒトが予想外に進化してもうた、支配する為にあんたも手伝って!」
デウス脳『ええ~?』
9100年後あたりからヒトの中に無自覚にゾハルに干渉する感覚(エーテル能力)を持った者が生まれ始める。
これはヒトの進化がデウス復活に求められる条件を凌駕して発現したもので、本来の計画外の代物。
それを確認した母コピーと王様はヒトの進化が最終段階に入ったと判断し、デウス復活の為のソラリス国を建国。
そして王様は『天帝カイン』として君臨、母コピーと幹部は滅ぼされてヒトの記憶から消された超科学文明の科学技術を利用。
ナノマシン工学、転送技術、電脳制御、反重力、エネルギー変換技術を使って空に浮かぶ超文明国家を建設する。
この科学技術を独占する事によって支配力を強めた。
同時に原初の地の底にあったデウス脳(カドモニ)の中枢制御核を回収、ソラリスに移設してデウス再生の研究を開始する。
ソラリスの地下中枢で中枢コンピューターとしても運用される。残りの構造体は地上遺跡として残存。
カインと幹部達は自らの意志でソラリスを建国したが、その根底にあるのはデウス修復プログラムの影響である。
彼らの思考は『神の再生』に帰結するよう制御されていた為、どうやってもそれを止める事はできない。
一方地上では能力者がエーテルを偶像に奉じ、ニサン教を興した。
教義は「ヒトは弱さ故に互いに救い合うべき存在」「他者を信じる自らの心に神を見い出す」。
彼らから後にソラリスの支配体制に反発する者によるソラリス戦役が勃発した。
ソラリス側も宗教を利用し、各地に『教会』を作らせて人心を掌握していく。
また、ソラリスからの離反者がバベルタワー(エルドリッジの遺跡)を解析・利用してシェバトを建国した。
【ソイレントシステム誕生】
―――ヒト誕生から9500年後、ソラリス王国が建国され350年
母コピー「ヒトもかなり増えたし、そろそろデウス復活の準備始めよか」
王 様「準備?」
母コピー「せや!滅ぼした前文明の遺物をあーしてこーして…
はい!『ソイレントシステム』~♪
王 様「これなに?」
母コピー「ヒト改造装置やで、まあ見とき」
↓地上にいくつも設置、ヒトを捕まえて実験し化け物化した者をばら撒く
ヒ ト「戦争や化け物のせいで、食べるものも住むところもない……」
教 会「可哀想に…行き場のないヒトはおいで、食べ物も寝床も働き口も用意すんで」
ヒ ト「ああ……助かっ(ry
化け物「ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「ひー!」
教 会「信者なら放っておけん、化け物から助けるで。ヒト君は信者か?」
ヒ ト「信者です、信者になります!たすけて神様ー!」
教 会「ええで(ニッコリ) さあ、あっちの部屋に隠れていなさい」
ヒ ト「助かったー!ありが(ry→(転送装置でソラリス送り)
化け物「ぐはっ」(教会の審問官が駆除)
教 会「お一人様ご案内やで~」
民 衆「流石は教会、ヒトの味方やわ~(うっとり)」
教 会「はっはっは、それほどでも」
民 衆「教会バンザーイ!教会の言うことに間違いはない!」
↓教会で拉致ったヒトをソラリスに転送、更に人体実験
ソイレントシステム『痛い所はありませんかー?』
ヒ ト
「あっ あっあっ(人体改造)」
教 会「ん?間違ったかな?」
ヒト?「ヒト喰いたーい!(ウェルス化)」
教 会「あちゃー残念 化け物になったか、これ地上にでも捨てといてー」
ソイレントシステム『はい』
↓地上に捨てられたウェルスがヒトを襲う
ウェルス「捨てられたー!ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「たすけて神様ー!」
教 会「ええで(ニッコ(ry (無限ループ)
【異変とイレギュラー発生、そして「崩壊の日」へ】
教 会「さーて、今日もはりきって信者助けますか」
ウェルス「ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「ぎゃー!化け物に殺されるー!」
教 会「化け物をサクッと殺して素材も回収ー……ん?」
ヒ ト「助かった……けど飢えと病気で滅んじゃう!たすけて神様ー!」
ヒト?「うぐぐ…身体ガオカシイ!(突然変異)」
ヒ ト「わいの身体も何か変になっとる!?」
教 会「えー?色々忙しいなあ……王様、どないしましょ?」
王 様「ええ!?助けて母えも~ん!」
母コピー「しょうがないなぁ、カインくんは~ ソイレントくん!」
ソイレントシステム『はい?』
母コピー「食糧問題と疫病問題と突然変異と失敗作の処理全部任すで!」
ソイレントシステム『あ、はい』
元々ソイレントシステム自体は捕獲したヒトを基に、デウスのパーツを精製するための研究機関・精製施設。
地上に複数設置されており、ソラリスのエテメンアンキにあったものも地上にあった施設を移設したもの。
空中都市であるソラリスの限られた物資を補充する為、教会から送られてきたヒトを実験後に物資に再利用するようになる。
ちなみに教会は神の代弁者と自称するが、ソラリスと繋がっている事もヒトを送っている事も地上人に秘密にしている。
この時代のソラリスは軍事兵器による圧政を強いていたため、それに反発するヒトが大勢いいた。
そのためソラリスは教会との繋がりを隠して、地上ヒトの監視と物資供給をさせていた。
ヒ ト「魔法(エーテル能力)が使えるようになりました」
教 会「そりゃ神の奇跡やで、教会に入って審問官になるとええ」
ヒト?「体が何かオカシイんでス」
教 会「そりゃ大変や、教会の医者に診てもらい」(ソラリス送り)
ヒ ト「教会で配ってたごはん、美味しいね(^^)」
ウェルス「捨てられたー!ヒト喰いたーい!」
ヒ ト「たすけて神様ー!」
教 会「ええで(ニッコ(ry (無限ループ)
王 様「…何か酷くない?」
幹 部「残さず有効利用できてSDGsやね」
母コピー「なかなかええ出来やないの、魔法も使えてヒトの方が幹部君達より良さげやね」
幹 部「なんやて、聞き捨てならんわ。最近反抗的なヒト共が多いし…見とれ!」
↓幹部達、デウスのパーツになる巨大兵器でヒトと大地を蹂躙
幹 部「うはは、これでもワイらより優れてると言えるかー?w」
ヒト同盟「くっそー!ソラリスを倒すんやー!」
旧デウス兵器群「うごおおおおおおおおお!!」(突如戦争中に現れ見境なく破壊)
王・母・幹部「おぎゃああああ!」(全滅、ソラリス崩壊)
ヒ ト「ぎゃあああああー!!」(全体の96%死亡)
元々原初のヒト12人である幹部たちは、「アニマの器」というゾハルの子機的なデウスの重要端末を任される為に生み出された。
だが能力者を見た母コピーは「より優れているのならば地上のヒトを使おう」と考え始め、幹部と母コピーが対立する。
そして「崩壊の日」と呼ばれる惨劇で幹部が死亡するが、実は裏で母コピーが手を引いて起こさせた。
デウス復活時のシミュレーションと、よりデウスの部品に適したヒトを選別(間引き)するため。
ソラリスがシェバト率いる反乱軍との戦いの最中、突如出現した謎の軍団ディアボロスにより双方が壊滅的な被害を受けた。
王様も幹部も母コピーもソラリス人の9割も死亡。これによりソラリスの地上支配体制が一時的に消滅した。
ちなみにこの原因は主人公前世(ラカン)。ヒロインが自分のせいで死に、力を求めるようになったところを母コピーに誘導されゾハルと接触。
しかし精神が不安定だった事、ヒロインが揃っていない状態であった事で不完全な干渉を引き起こし、一万年前のデウスの機動端末を暴走させてしまう。
結果、エーテル能力(ゾハルからエネルギーを得て事象を発生させられる魔法みたいな力)の強いヒトのみが生き残った。
「教会」はエーテル能力を「神の奇跡」と称して神聖視しているが、その実態はデウス復活の鍵(アニムス候補)になり得る存在の管理のため。
肉体を失った幹部達の代わりにする事が目的で、同時にヒトの中に力を持つ危険な存在を放置して反乱させない為に粛清している。
【「崩壊の日」後】
王 様「…あれ?わい死んだはずじゃ…」
母コピー「あんたはデウスが勝手に再生するから死ねへんよ、幹部共は死んだけどなw」
王 様「…ソラリスもヒトも地上もボロボロや……酷すぎるやろ……」
母コピー「あ!しもた!あいつらデウス覚醒起動キーだったんやで!どないしょ!」
黒 幕「幹部達のデータをコンピューター内に避難させといたから、これで計画続行できるで」
母コピー「あら!あんた優秀やないの!ソラリスの幹部にしたげるわ」
黒 幕「ウス。王様、不死身の肉体なんスよね?それを利用して解析すればヒトが救えるかも…」
王 様「……ほんま?人体実験でも何でも協力すんで」
母コピー「あんたは余計な事せんでええの!」
黒 幕「まあまあ、土産に超ナノテクノロジーも持ってきたんで…」(耳打ち)
母コピー「……しゃーないな、デウスが超強くなるなら任すわ」
ソイレントシステム『そんじゃ生き残った新型のヒトを基にクローンで人口増やしますね』
黒 幕「ちょい待ち。二度とソラリスに攻めてこんよう、この制御用ナノマシン混ぜといてんか」
ソイレントシステム『了解…ですが繁殖で新たに増えたヒトにはどうするんで?』
黒 幕「ナノマシンごと人肉缶詰にして食わしたらええ」
ソイレントシステム『なるほどかしこまー』
「崩壊の日」によりソラリスは防衛網と上層部の大半を失い、国家としての機能を一時喪失してしまう。
この時に王様も幹部も肉体を失ったが、王様はデウスの自己再生プログラムの要だったので強制復活。
戦争で幹部が肉体を失ったことにより、ソイレントシステムを「ヒトの精製」に転用しはじめる。
そして王様が自分の身体で人体実験を始めた為、その延命措置も兼ねるようになった。
元々ヒトも王様も幹部も最終的にデウスの部品となるものだったので、技術の流用が可能だった。
これにより生き残りの肉体や遺伝情報をベースにして、新たなソラリス人を人工的に作り上げた。
黒幕の技術によりソラリスも立て直し、新たに外界と隔絶するバリアを張って地上人から見えないようにする。
そして施設はやがて民意統制用の薬品や食料の製造、生物兵器の研究施設としての役割も兼ねるようになった。
更に黒幕が作ったナノマシンによる制御装置を植え付けた事で、人々は500年前の出来事も忘れ、地上人は教会の言う事を信じるようになった。
一方で王様(天帝カイン)は最初のヒロイン(原初のエレハイム)殺害事故以来、デウスの束縛に疑念を抱き続けてきていた。
そしてデウスの復活無しに生きていけるヒトの可能性を模索し始め、不死身の肉体を利用しデウスの解析を始める。
母コピーは王様が長い人生でヒトとしての意識が強くなり、ヒトに拘るようになったのが邪魔になった。
神デウスの復活という当初の目的の障害になると考え、彼を殺そうと考える。
だが王様にヒトは絶対逆らえないという特性があり、母コピーや黒幕も例外ではなかった。
そこで黒幕により「王様と同じ存在であれば逆らえる」という暗殺計画を持ちかけられ、二人は結託。
そして王様が自分の身体で人体実験を繰り返す過程で、黒幕により「王様コピー生命体」が秘密裡に誕生する。
【崩壊の日から500年後】
母コピー「もうすぐ目標達成やね」
電脳幹部「急げ!わいらと同調できるヒトを探し出して肉体を奪うんや!」
王 様「ごほごほ…メガネよ、ヒトを救えそうな有望株を監視せよ うう…」
鬼畜メガネ「おかのした」
ライバル「……ワイはゴミとちゃう…ぶつぶつ…」
主人公とヒロインが出会って紆余曲折いろいろあった
教会審問官「教会は人々を助ける組織、孤児院運営や化け物退治もしとるで。主人公君は大丈夫や」
ヒロイン「ありがとう、何かお礼させてくれへん?」
司 教「ほんなら審問官と一緒に、化け物に占領されてるかもしれん船の調査頼むわ」
審問官「あの司教様はわいの命の恩人で憧れのヒトなんや」
ヒロイン「素敵やん」
↓化け物達を退治、巨大化け物も審問官が巨大ロボで倒す
審問官「帰ったでー」
教会関係者全滅、教皇も死亡
審問官「みんな死んでる!?何があった!?」
ヒロイン「地下にソラリスの施設あんで!しかもこいつら裏でヤバい事やっとる!」
審問官「なんやって……教会が人身売買!?そんなアホな!?」
司 教「ホンマやで。裏切ろうとしたから粛清したんや」
審問官「司教!?」
司 教「ちなみに昔お前の母親殺した化け物も、ワイが送り込んだんやw」
審問官「」
司 教「ホンでお前が殺しとった化け物な、人体実験の犠牲になった可哀想なヒト達なんやでwww」
※なお、司教がこんな事した理由は、審問官の母に惚れてたのに審問官の父と結婚したから。
審問官の両親は元々ソラリス上級市民だったが、デウス計画を知り地上に脱走してきた。
※教会の裏切りとは超科学文明の主要部を発掘した事を黙っており、ソラリスに反旗を翻すつもりだったため。
母コピーや黒幕もこの文明由来の超科学を持っていたが完全ではなく、長い間それを探し続けていた。
そして教会からソラリスへ、最初の人肉缶詰工場に繋がり、色々真相を解き明かしたが…
【最終決戦】
ライバル「お前さえおらんかったらー!!死ねー!」
王 様「裏切ったな黒幕ー!」(死亡)
黒 幕「準備完了や、ほなデウス造ろか」
電脳幹部「やっとわいらの出番や!すべてのヒトよ、『本来の姿』に戻れー」
ほぼ全ヒト「
ほ、ほぎー」(全員ヒトから化け物に)
↓
ソイレントシステム『はい、皆さん並んでこちらへお願いします』
化け物「ウウ、苦シイ…タスケテ…」→(生きたままデウスのパーツに加工・構築)
電脳幹部「主人公君らはわしらの肉体になって貰うで(ry(全消去)
黒 幕「デウス覚醒したから君ら用済みや」
母コピー「うんうん、これもあのゴミのおかげやねw」
ライバル「ワイはゴミとちゃうんやー!!死ねー!」
母コピー「ぐふっ 計画通り」(死亡)
ヒロイン「あ」
↓
ヒロin母コピー「やったぜ計画達成や!」→(上書き復活でヒロインの肉体を乗っ取り一体化、デウスと融合)
ソイレントシステム『デウスはわしが作っry→(吸収されデウス内の機動端末製造工場に)
主人公「わいらの巨大ロボが動かん!」→(エネルギー源(疑似ゾハル)を奪われる)
デウス脳『来た来た来た来たー!合!体!』
デウス「ようやくデウス様の復活じゃぁー!!」
黒 幕「神(波動存在)と一体化する為の道具としてな」
唯一の障害であった「ヒトに対して絶対的行使力を持った王」を排除した事で、黒幕が全てを牛耳る。
利害一致でデウス復活を進めてくれるので、任務最優先の母コピーも黒幕の魂胆などどうでも良かった。
母コピーは「デウス復活計画の為に用意された存在」なので、デウスに取り込まれた事でパーツとなり人格は消失した。
デウス脳はデウスが復活する際に浮上して、回収されたゾハルと再接続し全てを吸収したことでデウスとして完成する。
尚、ラストダンジョンはデウスの巨大な外殻、中を進んでこのデウス脳(生体電脳カドモニ)の中でデウスコア&ゾハルと相対する。
ゾハルの制御には接触者である主人公も取り込む必要があり、その為にヒロインを利用してデウス内部に誘き寄せた。
そこまでは計画通りだったのだが、主人公の中の波動存在さんと主人公の意志によりゾハルとリンク。
可能性がゼロでない限り何でも叶えてくれるゾハル君が「波動存在さんを元の世界に還す」という願いを叶える。
その結果、ゾハルは波動存在の無尽蔵エネルギーを失ってしまい、“唯一ゾハルを破壊できる”主人公により破壊された。
もっとも黒幕の目的はデウスと一体化する事で神の一部となり、ゾハルを破壊させる事で解放された神と一緒に神の世界でヒトに永遠の安寧を与える事だった。
主人公達の目的(神の解放)は最初から黒幕の目論見であり、それも達成されたのである。
波動存在さん『ありがとう、これで元の世界に還る事ができる……』(帰還)
主人公「おい!協力したやろ、捕まってたヒロイン返せや!」
鬼畜メガネ「それよりえらいこっちゃで」
主人公「何やメガネ、今それどころじゃないねん!」
鬼畜メガネ「波動存在さんが還る時に発生したエネルギーで、惑星が吹っ飛ぶんやが」
主人公「」
デウス自体はゾハルを破壊した時点で制御装置もエネルギー源も失っており、残った僅かなエネルギーで惑星から離れようとした。
ヒロインは母コピーと一緒に取り込まれデウスと融合しており、そのせいで黒幕と一緒に波動存在と半ば一体化(意識のみの存在)と化す。
このままでは惑星が消滅してしまう事、黒幕が自分を愛してしまったが為に暴走した事から、彼と共に波動存在と一体化(向こうの世界、多分あの世)しようとする。
そこへ主人公が助けに来て、黒幕の最後の試練「ウロボロス」(ヒト母の支配)に打ち克つ事で、母(神)の庇護から自立してエンディング。
ちなみに主人公の乗っている『ゼノギアス』だけはゾハルを経ずしてエネルギーを得られるため、ゾハル破壊後に唯一動けた。
※エレハイムとアベルや輪廻転生の因縁やらカレルレンとか細かい話は除く
余談
- 味方側で力も知恵もなく翻弄された「普通の人」の代表がハマー。
真実を知っても立ち向かうフェイらと違って、ウェルスになりたくない『普通』の弱さをカレルレンにつけこまれてしまった。
“変えないで”くれるという取引でエリィを連れ去ろうとするが失敗し、人質にしていたエリィの母を誤射で射殺。
後に人機融合ギアという変わり果てた姿でフェイ等の前に立ちふさがる。
- システムの名前はハリイ・ハリスンの小説「人間がいっぱい」を原作とする映画「ソイレント・グリーン」が元ネタと思われる。
ソイレント自体はこれらの作品中で登場するソイレント社が製造している合成食料。
「Soybean(大豆)」と「Lentil(レンズ豆)」を合わせた造語であり、小説ではその名の通り大豆とレンズ豆から作られている。
映画では海のプランクトンから製造されており、人間を材料にした新製品の「ソイレント・グリーン」も登場する。
- 2013年に米国のベンチャー企業が開発した完全栄養食品「ソイレント」が発売されている。
生存に必要なすべての栄養素が含まれた粉で、水に溶かして豆乳っぽいドリンクにして摂取する。
材料はオーツ麦や食用油脂で、もちろん本項目のソイレントシステムと直接の関係はない。
開発者曰く、「このソイレントはヒューマン・フリー(人間不使用)ですよ」とのこと。誰がうまいことを言えと。
シタン先生「アニヲタ達はこの項目を追記しました。そのことをよく認識して、その修正ページを開けなさい」
- 死んだ人間を溶かして生きてる人間の栄養分にするマトリックスの人間電池システムもこんな感じだったよな。あれはなんとかして人間にも存在価値を与えてやろうっていう機械たちの温情ではあるが。 -- 名無しさん (2016-02-15 15:37:52)
- 我々の社会は物資が足りてるからおぞましいと思うけどぶっちゃけ貧困地域の発想を突き詰めるとこういうことだよね。不要なものは強者に食われる的な -- 名無しさん (2016-09-12 10:10:52)
- ↑本来は死体を加工するのではなく、土に還せばいい話だけどね。良心も痛まないし手間もかからない。そうしない理由は何かってところがこのテのSFネタの肝なのかも -- 名無しさん (2016-10-08 21:04:53)
- ↑超時空のクロスロードでは、何やかんやと理由を付けて、一般市民を処刑して火葬して、その灰を肥料にしてたな。 -- 名無しさん (2016-10-24 13:38:42)
- 仮面ライダーアマゾンズの実験体アマゾンが食べたら覚醒するのだろうか? -- アグバー (2017-06-11 23:09:55)
- 「人間の死体を再利用する」というのなら資源が乏しければ仕方がないとも思えなくもない。人外の存在が人間を食料にするのもまあわかる。だが、これはそんな生易しい物じゃない -- 名無しさん (2018-04-26 18:21:40)
- 真・女神転生4にも人の肉を食料にしてると仄めかしている集落があったなあ。続編の4Fではもぬけの殻になってたけど -- 名無しさん (2018-05-02 10:55:07)
- 共食いは勿論だが、工場化して量産することで採算が取れるくらい犠牲者が多いことも問題だな。年数百人単位なら工場を作るほどでもないだろうし -- 名無しさん (2018-07-09 08:57:10)
- ビリーがもしエトーンになっていなかったら恐らく彼も…… -- 名無しさん (2018-07-09 13:33:04)
- M計画で生み出された「一個の兵器」であるスファルギアは文字通り『塵も積もれば山となる』だよね・・・今のゲーム機で再現してほしい -- 名無しさん (2018-07-24 00:59:29)
- この「呪われた運命」から根源であるデウスを含めた全てを滅ぼす事でヒトを解放しようとしているのがグラーフとなったラカン。「それでもなお滅びが訪れないのであれば、この俺が滅ぼしてくれよう」とはそういう事 -- 名無しさん (2019-02-22 00:18:20)
- 人間由来の缶詰って聞いて、完全再利用型の閉鎖都市だったら人間だろうがなんだろうが再利用するから当たり前じゃん、とか普通に考えてたけどもっと暗い内容だった。 -- 名無しさん (2019-03-18 18:19:52)
- 嘘ですネタ使っているけど、冒頭の説明もデタラメとは言えないよね -- 名無しさん (2019-04-18 13:34:44)
- 実験ループからは解放されたけど惑星上の人間ほぼ生体部品化ってことはミァンにリセットかけられたのと同じような状況になってたのか…ここからどう復興していくんだろう -- 名無しさん (2019-08-27 19:27:45)
- そもそも生き残りが少なすぎる上に地上はデウスに蹂躙されて文明も自然も壊滅、ソイレントシステムを利用してリサイクルしても人類は(というかこの星自体が)あと数百年も持たないんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2019-10-31 15:01:11)
- プレイヤー&モブキャラ「救いはないんですか!」ミァン「あるわけないでしょそんなもの」 -- 名無しさん (2019-12-14 17:11:43)
- まだ波動存在で動くゼノギアスさんがいる。巨大手回し発電機でもあれば無限のエネルギーは得られるはずだ。ヒトの呪われた運命も解放されたし、あとはツチノコステーキで食い繋ぎながら文明を復興させればワンチャンあるで。 -- 名無しさん (2020-06-20 00:07:40)
- ↑4 それもあって続編欲しいっていわれたり、リメイクで捕捉して欲しいって意見も根強いんだよね。 -- 名無しさん (2020-09-14 13:13:24)
- ファーストプレイ時、檻を開けて凄まじいスピードで向かってくる姿にビックリして、逃げようとして思わずジャンプしたら頭の上に乗ったところで、その場で走った状態のまま悲鳴が響き渡る中、フリーズしました。トラウマで五重のバベルタワーが作れそうです。 -- 名無しさん (2021-04-21 23:42:27)
- ↑5まあ500年前の戦いの時も最終的には当時の98%が死滅したけど、なんだかんだである程度は復興したし、人類も増えたようだし、なんとかなるんじゃないかな? -- 名無しさん (2021-04-22 01:30:16)
- 描写無いからわからんが、スレイブジェネレーター以外の動力もかなりありそうだからインフラとかは問題ないんでないか。デウスの破壊で現存人類は少ないながら強力な個体ばかりだし、ギアに使用されている動力以外のパーツは利用できるだろうから本当にシステムから解放されさえすれば明るい未来もある、ハズ。 -- 名無しさん (2021-10-14 09:59:49)
- コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-05-24 22:34:55)
- EDだと一応機械が動いてはいたね -- 名無しさん (2022-06-25 10:17:03)
- ログ化しました。 -- (名無しさん) 2022-06-28 23:18:51
- すげえ!wiki読んでるだけだと全然わかんねえ! -- (名無しさん) 2022-12-17 20:13:23
- ゼノブレイドシリーズでもこれぐらい漆黒な設定が欲しい奴もいるらしい…。勘弁してくれ -- (名無しさん) 2023-08-14 20:08:14
- 無駄なルビ多すぎて冷めるし読みづらいわ -- (名無しさん) 2024-06-08 12:46:23
- ちょっと厨二過ぎませんかこの記事。マッチポンプって単語も好きだよね、こういうタイプの方 -- (名無しさん) 2024-06-25 15:46:29
- ↑これで厨二過ぎると感じてるなら本編遊んだことないだろ -- (名無しさん) 2024-08-08 01:26:10
- ↑×2 多分実際プレイするあるいはネタバレ上等のプレイ動画視聴すれば「厨二過ぎる」のも、このゲームならばしかたないと納得すると思うよ… -- (名無しさん) 2025-10-14 22:47:14
最終更新:2025年10月27日 23:56