クモ(Minecraft)

登録日:2022/06/11 Sat 23:56:46
更新日:2025/03/17 Mon 12:47:45
所要時間:約 4 分で読めます




シュー  シュー

シィィッ!

サンドボックスゲームMinecraft」に登場するMob(モブ)。

【概要】

マイクラにて数多く登場するモンスターの一つ。
ゾンビスケルトンと同様、「シャー」だの「シュー」だの鳴き声を発するので、離れていても、ブロック越しでも声が聞こえる。
見た目は頭胸部と腹部で構成された体から8本の足が生えている見た目になっている。

【性質と行動】

特徴としては、壁を登ることができることが挙げられる。
そのため予想外のところから襲ってくることも多く、天井に屯していることもある。
登ることのできるブロックはほぼ全てで、木の上、洞窟の天井、果ては家の天井に張り付いていることもある。
流石に壁がない天井のみの地形や、触れるとダメージを受けるサボテンは上れない。また、亜種の洞窟グモには効かないがマグマブロックも何故か上れないのでこれで壁を作っても対策に有効。

このMobは敵対的だが、昼など明るい場所では中立化するという独特な特徴がある。
言い換えれば昼間でも洞窟の中など暗い場所では容赦なく敵対する。葉っぱの下…もとい、森の中でも普通に敵対し得る。
逆に明るい場所に誘い込むと急に中立化したりもする。(ただしこちらが攻撃した場合は×)
微妙な明るさだと、無害と思わせていきなり襲ってきたりする面倒なMOBと化す。

敵対するタイミングでプレイヤーを見つけると声を発しながら追いかけ、飛びかかって攻撃してくる。
体力は16あり、攻撃力は難易度ノーマル以下で2、ハードでも3。ゾンビより弱く、昼間ではこちらから攻撃しない限り基本的に敵対しないため、敵対するMobの中では弱め。
攻撃対象はプレイヤー、アイアンゴーレム(アイアン ゴーレム)、スノウゴーレム(スノー ゴーレム)。
近くに獲物がいない時は不定期に移動して立ち止まってを繰り返す。

なお、この敵は日中でも燃えない。
ゾンビとスケルトンといったアンデッドが昼に自滅する性質で有名だが、ぶっちゃけこの系統としばらく寝ないと現れるファントム位しかいなかったりする。
知らない初心者はここで驚きとともに新たなる知識を得る…こともある。

体の大きさは1.4×0.9×1.4と平たい。
幅が狭いところには入れないが、高さ1ブロックの隙間にも入れる。
また横幅の広さは裏を返せば、幅1マスの落とし穴や堀は乗り越えてしまうということでもある。

前述の壁登り能力と日中でも燃えない生存性も含めて敵対Mobの中でも地形踏破力が圧倒的に高い。
周辺を広く湧き潰ししているつもりでもコイツにとっては普通に行動圏内だったりするので、
トラップや自動化装置の待機所で長時間放置する場合は、屋根まで塞ぐと言った対策を施して置かなければ、最悪全ロスの憂き目に遭うこともある。

また壁登り能力はモンスタートラップタワーの処理遅延を起こすケースが多いため、
効率化の為には壁に工夫して落ちるようにしたり、ハーフブロックを床に置いてそもそもクモをスポーンさせないと言った対策を要する。*1

Java版のみ難易度ハードではポーションの効果をまとってスポーンする。
内容は「移動速度上昇」「攻撃力上昇」「再生能力」「透明化」のいずれか。
透明化が適用された場合、赤く光る目だけが浮かび上がった状態となる。

Java版ver1.20.5、統合版ver1.20.80で実装されたアルマジロが、後述するクモの目を使って繁殖するせいか、アルマジロを見ると逃げ出すようになった。


【脅威度】

低め。
近接攻撃限定なので当たらなければどうということはないが、動きがゾンビより早く俊敏なので初心者に接近戦は難しく、1度敵対してしまうと逃げ切るのも大変なのがゾンビよりも厄介なところ。
とはいえ体力と攻撃力はゾンビより低く、集団で襲うことも少ないうえ、ゾンビやスケルトンのように防具を身に付けていることもなければ、クリーパーのような強力な攻撃もないため、敵対するMobの中では相対的に弱い。
主な戦い方はこちら。

弓矢を使う


一番安全かつ確実な倒し方。他の近接攻撃しかしないMobにも言えるが、相手は近づかなければそもそも攻撃できないので、近づけさせずに倒してしまえば簡単に対処できる。

デメリットは弓と矢がないと使えないこと。
序盤で入手するには専らクラフトするかスケルトンのドロップを使う必要があるが、前者は糸を落とすのが他ならぬクモであること、後者はスケルトンと戦う必要があることが挙げられる。
糸を落とすMobは他にも一応いるが…
ピースフルでも剣を持って廃坑のクモの巣を破壊すれば入手出来る。
低確率だが壊れかけの弓を釣り竿で手に入れることも可能。

ブロックの上から殴る


適当なブロックを積み上げ、登ってきたところを殴るという戦法。
剣と土さえあればできるお手軽で安全な倒し方である。最低4ブロック以上積めば落下ダメージも稼げる可能性がある。
デメリットは一対一でのみ有効という点と、スケルトンなどの遠距離型が他にいると全く意味を成さないという点である。

突撃


単純に突撃して叩く。致死率高めだが、武器もブロックもない時の最後の手段はこれになる。
クモ自身は直接体当たりしないとダメージは通らないので、パンチの射程ギリギリを見定めればノーダメ撲殺は一応出来る。
パンチでリンチ可能な多人数ならまだしも、ソロプレイ時でゾンビなどが混じっていたら大人しく逃げよう。

ちなみに壁登りはフェンスや塀の上にブロックを置くと、ねずみ返しのような感じで上のブロックにハマるようになるため、これで防ぐことができる。

【戦利品】

クモの目


クモの目。地味にプレイヤーの手で倒さないとドロップしてくれないという特徴がある。食べることもできるが、毒物なので数秒間毒のステータス効果が付与されてしまい、ダメージを受けてしまう。
本領は醸造の材料で、毒のポーションの作成とポーション効果の反転が可能。

毒のポーションはゾンビやスケルトンなどのアンデッドには効かず、クモ自身も毒に耐性があるため投げても効果がないが、クリーパーや一般的なMobには効果がある。
一見実用性はなさそうに見えるが、毒ポーションの真価は倒さず瀕死にすることにあり、レコードやウィザーローズの量産に便利。
逆に攻撃用としての使い道はPVP、PKに限られる。サバイバルだとウィッチがよく投げてくるため、そこで知る人も多いはず。
因みにウィッチにも毒は一応効く。
自前で回復する上に軽減耐性を持つためほとんど意味はないが、数少ない人間型のMobだからだろう。

砂糖と茶色のキノコを合わせることで「発酵したクモの目」になり、これはポーションの効果を反転させる醸造の材料になる。
治癒のポーションだと負傷のポーションに、俊敏のポーションだと鈍化のポーションに、といった具合。
反転だけでなく効果そのものが変化する例もあり、特に価値が高いのは暗視のポーションからの透明化のポーションが挙げられる。

ちなみに、Java版のみ実装されている進捗『バランスのとれた食事』の条件にはクモの目が含まれている。

Java版ver1.20.5、統合版ver1.20.80より実装された、アルマジロの繁殖の餌として使用できるようになった。



主に釣竿や弓を作るのに使える。
こちらはプレイヤーの手で倒さずともクモが死ねばドロップする可能性があり、ネコやストライダーといった友好Mobも落とすが、クモの方が狙いやすい。何よりネコを殺すのはかわいそうである。
釣竿は序盤での重要な食料源となる魚を釣るために使う。
弓は先述の通り遠距離戦闘用になる。

また、4つで白の羊毛を1つ作ることも可能で、地味にヒツジがいなくてもベッドを作れるというありがたい配慮になっている。ただし、羊毛から糸に戻すことはできない。
そのほか、足場や機織り機、ろうそく(キャンドル)などを作るのにも必要。
作れるものが割と色々あるので、クモが出ない難易度ピースフルでは心を痛めながら友好MOBを痛め付けるか、先述の通り廃坑を探し当てる必要があり、かなり不便になる。

他のブロックと同じように置くことも可能で、非常に見づらいトリップワイヤーができる。トリップワイヤーフックの隣に置くことで、トリップワイヤーに触れた・ハサミ以外で破壊した事を検知しレッドストーン機構を起動させられるため、その気になれば悪質なワナを作ることもできる。
なお、トリップワイヤーのワナはジャングルの寺院にも存在している。*2


【バリエーション】

洞窟グモ

地下に生成されるダンジョンの「廃坑」にある「モンスタースポナー(モンスター スポーナー)」*3からのみ発生する。
勘違いされやすいが「廃坑内で通常のクモの代わりに現れる」みたいな仕様はないので、モンスタースポナーが見つからなければそもそも出現すらしない、ある意味珍しいMobである。
通常のクモよりも一回り小さく*4、体がやや緑色なのが特徴。
体力は14と通常のクモよりやや少なく、攻撃力もクモと同じ。さらにアルマジロから逃げるのもクモと同じ。だが… 

こいつの厄介なところは難易度ノーマル以上で攻撃時に毒を付与すること。
攻撃力自体は低いが、毒のステータス効果によるスリップダメージによって体力を削られやすい。
こいつと戦うならば、ステータス効果解除のアイテムを持っていくのが賢明だ。*5

また、スポナーは周囲を大量のクモの巣で覆っていることがほとんどであるため、相手は高い機動力を持っているというのもあり、近付こうとして一度引っかかるとほとんど身動きが取れずそのまま殺されてしまうことも多い。勿論、クモ自身はクモの巣を平気ですり抜けてくる。
これらの要因から廃坑の探検において最も警戒しなければならないモンスターとされている。スポナーの仕様上、集団で現れるのも厄介。

スポナー自体は所詮クモ糸に守られただけの狭い空間であり、水流や溶岩攻めで邪魔な巣はさくっと掃除できる。
つまり場所を特定するまでに湧いた分への対処が重要となる。


ドロップアイテムは通常のクモと同一。戦いの割に旨味が少ないモンスターでもある。
出現はスポナーとセットであるためトラップの作成が容易であり、周囲を掘りぬいて空間を作るだけで糸の量産装置が完成するが、糸がまったくない状況でないならそれほど需要は…(もしくはヒツジに出会えず羊毛が足りない場合くらいか)。
一応運が良ければ複数のスポナーが同時稼働できる距離に生成されることがあり、かなりの効率で経験値や糸を量産できる。

余談だがクモの巣はハサミで壊すとアイテムとして手に入れられ、統合版ではクラフトから糸9つ分に換えられたが、ver1.20.10よりそれができなくなった。*6逆に糸をクモの巣に換えることはできないが、糸をたくさん集めたい場合は結構便利だった。そんなにたくさん使うかどうかは微妙なところだが


スパイダージョッキー

詳細はスケルトンの記事内のスパイダージョッキー/ケイブスパイダージョッキーを参照。


クモの目を食べながら追記、修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • MOB
  • Minecraft
  • クモ
  • 高機動型
  • 凶悪
  • 廃坑
  • マイクラ
  • マインクラフト
  • 蜘蛛
  • 蜘蛛の巣
最終更新:2025年03月17日 12:47

*1 高さの他に床に2×2の空きが無いとクモはスポーンしないので、1マス空きで等間隔に床にハーフブロックを置いて高さ2マスにすればエンダーマンもろともスポーンを阻止できる

*2 トリップワイヤーに触れるとレッドストーンが作動し、ツタで覆われて見えづらいディスペンサーから矢が発射されるという、目視で発見するのが困難な仕組みになっている。

*3 特定のMobが沸き続ける装置。スポナーによってスポーンするモンスターは変わる。

*4 そのため、通常のクモに使える筈のトラップをすり抜けられる危険性がある

*5 ミルク入りバケツ(ミルク バケツ)、ハチミツ入りの瓶が該当する。ミルク入りバケツは他のステータス効果も解除し、ハチミツ入りの瓶は毒だけを解除できる。

*6 一般的には剣で壊すことがよく知られているが、それだと糸1つしか手に入らなくなる。また、Java版はクモの巣を糸に換えることもできないが、前述の通り現在は両エディションで不可能となっている。