ラミィの大冒険

登録日:2022/06/25 Sat 06:24:39
更新日:2025/05/23 Fri 22:56:48
所要時間:約 16 分で読めます




ラミィの大冒険』とは、ダットジャパン(DATT JAPAN)によるPCゲームである。
ジャンルはローグライクRPGで、主人公のラミィを操作して洞窟の下へ下へと降りていく。
続編に『ラミィの大冒険Ⅱ』があり、こちらも当記事で扱う。

かつて富士通・FMVの多くにプリインストールされていたPCゲーム集『GAMEPACK』シリーズに収録されていたゲームのひとつ。
エアホッケー』と共にGAMEPACKを象徴する作品として知られており、令和に至っても熱い支持を得ている名作。
現在ではプリインストールされていないが、『Ⅱ』は単体でWindowsストアアプリとして販売されているほか、クラウドファンディングが実り、2作品が揃ってリメイクされることとなった。

Ⅰのあらすじ

主人公・ラミィはお転婆なトレジャーハンターである。
ある時彼女はたくさんの財宝が隠されているという『伝説の地下洞窟』の秘密地図を手に入れる。
彼女はその『伝説の地下洞窟』まで冒険に出発する。
しかし旅の途中でライバルのトレジャーハンターであるリリスに大切な秘密地図を盗まれてしまう。
リリスを追って慌てて危険な洞窟に入った彼女は無事に財宝を手に入れられるのか…?

Ⅱのあらすじ

Ⅰでの冒険を終え、ラミィとリリスは親友になった。2人は別の島へと冒険する。
そこで宝を探していると、突然ティラノが現れ、リリスをさらっていってしまう。
ラミィは今度はリリスを救うべく、第2の冒険を開始する。


操作方法

カーソルキーで移動する。SHIFTキーを押しながらカーソルキーを押すことですばやく移動できる。
スペースキーで攻撃する。
ENTERキーorZキーでメニューを開いたりコマンドの決定をする。
ESCキーorXキーでコマンドのキャンセルをする。また、押しながらカーソルキーを押すことでその場で方向転換を行うことができる。

ステータス

LEVEL

ラミィのレベル。
敵を一定数倒すとレベルが上がりラミィの基礎能力が強化される。

HP

ラミィの体力。
敵から攻撃を受けるたびに減っていき、0になるとゲームオーバーになってしまう。
一定ターン毎に1ずつ回復していく。また、レベルが上がると、HPも上がる。

パワー

装備している剣の攻撃力とは別に敵に与えるダメージに影響する。
この値が大きい程、敵に与えるダメージが大きくなる。
勇気の経典を読むことでこの値を上げることができる。
Iではツノトカゲ、Ⅱではイグアナゴンの特殊攻撃を喰らうとパワーが1ポイント下がってしまう。
下げられたぶんのパワーは下げてきたモンスターを倒すことで回復できる。ただし、Ⅰでは1体のツノトカゲにパワーを2以上下げられた場合は倒しても1ポイントしか回復しないため、サロンペスのカードを使わないと元に戻らない。
Ⅱではパワーを2以上下げられてもイグアナゴンを倒せば全回復する仕様になった。そして必然的にサロンペスのカードは産廃化した

現在装備している剣が表示される。

現在装備している服が表示される。

たいまつ

たいまつのエネルギーの残量。一般的なローグライクでの空腹度にあたるステータス。
地上(Ⅱではビーチ)ではターンに関わらず減ることはないが、地下(Ⅱでは遺跡/鍾乳洞)では1ターン毎に1消費する。たいまつが切れると周囲が暗くなり、敵から受けるダメージが大幅に増えてしまう。
Ⅰでは0〜1000までどの数字でも白色だがⅡでは100〜1000まで白色、30〜99までは黄色、0〜29までは赤色で表示される。

アイテム

20個まで持てる。剣と服以外はⅠ、Ⅱともにラインナップは共通。上に乗ると自動で拾うが、持ち物がいっぱいだとその旨が出て拾えない。
既に持っているアイテムは動物以外であればその場に一旦置き、その後改めて拾いなおすことができる。
階を移動するまでは何度でも置いたり拾ったりできるため、例えばレアアイテムを拾うために回復アイテムが犠牲に…といった問題は起こらない。
★マークは装備している意味を表してるため、別の剣や服を装備するまでは置いたり投げたりすることはできない。
不要なものは敵に投げつけることもでき、カードの場合は下記の通り様々な効果を敵に付与させるが、その他は動物も含めて敵に小ダメージを与えられるので貴重な遠距離からの攻撃手段となりうる。
因みに壁に投げつけるとどういう理屈か不明だがそのアイテムは問答無用で消滅し、『○○は壁にあたって消えた』のメッセージが表示される。

装備すると攻撃力が上がる。強さはⅠ、Ⅱともに10段階あり、Ⅰでの最強の剣は『光の刃』、Ⅱでの最強の剣は『うさぎソード』。
基本的に深層ほど強い剣が出やすくなるが、あくまでランダムなので後半になって弱い剣が出る、序盤で強めの剣が出る、そもそも剣が出てこないといったことがある。
剣の攻撃力が強い程、敵に与えるダメージが大きくなり、倒しやすくなる。

ラインナップ
剣の名前 攻撃力
短刀 短刀 +1
小太刀 小太刀 +2
レイピア レイピア +3
ロングソード ロングソード +4
モーニングスター シャムシール +5
狼の牙 狼の牙 +6
バスタード バスタード +7
エクスカリバー マサムネ +8
マサムネ 光の刃 +9
光の刃 うさぎソード +10

装備すると防御力が上がる。こちらも強さは10段階あり、Ⅰでの最強の服は『月の衣』、Ⅱでの最強の服は『うさぎローブ』。
こちらも落ちているのはランダムで、良い服が出るか出ないかは運次第。
服の防御力が強い程、敵から受けるダメージが小さくなり、耐えやすくなる。

ラインナップ
服の名前 防御力
麻の服 ワンピース +1
絹の衣 絹の衣 +2
キツネの毛皮 白蛇の衣 +3
白蛇の衣 狼の毛皮 +4
狼の毛皮 魔除けの衣 +5
魔除けの衣 天狗の衣 +6
天狗の衣 神聖なる衣 +7
神聖なる衣 幻獣の毛皮 +8
幻獣の毛皮 月の衣 +9
月の衣 うさぎローブ +10

技の経典を読むことで習得できる。習得時点での使用回数は各1回で、知恵の経典を1冊読むごとに1回ずつ増える。

回転斬り

ラミィの周囲4マスにいる敵を同時に攻撃する。与えるダメージは通常攻撃で与えるダメージと同じ。
これが役に立つ状況=複数の敵に囲まれている極めて危険な状況であるため、これで敵を倒しきれなかった場合そのまま袋叩きに遭う。緊急回避手段としては確実に難を逃れられる恐怖の経典や死の経典を選択すべき場面も多い。
通常攻撃ではそこそこの頻度で空振りが発生するのに対しこちらは必中であるため、デススカルをはじめ危険な敵に確実にとどめを刺すために使うという手もある。

ため斬り

1ターン目は攻撃せずに力を溜めて、2ターン目に強力な攻撃を繰り出す。
普通に動いてる敵の隣で使うと1ターン目で攻撃されるが、1マス離れた敵や眠っていて動かない敵に使えば敵からの攻撃を食らわずに済むので、1回の攻撃で一方的に大ダメージを与えることができる。

飛び突き

2マス進みながら敵をすり抜けて攻撃を繰り出す。
目の前に敵2体が並んでいる場合、2体同時に攻撃できるが、倒しきれないと囲まれて袋叩きになるというリスクがある一方、敵をすり抜けて移動できる唯一の移動手段でもある。また、同時に攻撃できる敵は最大4体まで。

経典

読むことで様々な効果を発揮する。見た目は赤い表紙の分厚い本。音読という形で読むためか、自分に対しての沈黙のカードの効果中やエスカルゴン/ストーンヘッドの特殊攻撃の効果中は読むことができない。黙読すればいいのにという突っ込みは禁句。
敵に投げた場合、剣や服と同様にダメージを与えるだけで、敵には効果がない。

やすらぎの経典

ラミィのHPを最大値の半分だけ回復する。不思議のダンジョンシリーズと違い、HPが満タンの時に読んでも最大HPが増えたりせず無駄になるだけなので注意。

奇跡の経典

ラミィのHPを最大まで回復する。こちらもHPが満タンの時は読んでも無駄。

恐怖の経典

ラミィの頭上に一つ目のモンスター(?)が現れ、ラミィの周囲4マスの敵を恐怖状態にする炎(?)で攻撃する。恐怖状態になった敵は攻撃してこなくなる。Ⅰでは恒久的に恐怖状態にし更にラスボスにも効くが、Ⅱでは一定ターンで効果が切れるようになりラスボスには効かない仕様となった。Ⅱのラスボスには投げアイテムとして活用すれば良い。また、当然効果範囲内に敵がいない時に読んでも無意味。

死の経典

ラミィの周囲4マスの敵の頭上に紫色の髑髏が現れ、毒ガス(?)を吐いて敵を即死させる。ただし、ラミィのHPが1になってしまうので注意。
こちらもⅠではラスボスに効いてしまう。Ⅱでは効かないので投げてしまおう。
やはりこれも効果範囲内に敵がいない時に読むのは無意味。しかしラミィのHPはしっかり1になる。

知恵の経典

ラミィの習得済みの技の使用回数の残りが1ずつ増える。1つでも技を覚えてれば効果は発揮するが、3つすべての技を1回増やすので、なるべく3種類の技を全て覚えてから使ったほうが効率的。
ラミィが技を一切覚えていない場合は使っても無意味。

勇気の経典

ラミィのパワーの最大値の値が1増える。デメリットはないので、拾ったらすぐに読んだ方がいい。パワーが上がれば敵に与えるダメージが4増えるので倒しやすくなる。

技の経典

3種類の技(回転斬り/ため斬り/飛び突き)のうち、未習得のどれか1つをランダムで習得する。こちらもデメリットはないので、拾ったらすぐに読んだ方がいい。3冊読むと3種類全ての技を習得するが、4冊目以降はどれか1つの技の使用回数の残りがランダムで1増える。

カード

敵に投げたり、自分に使うことで様々な効果を発揮する。見た目は緑を基調としたカード。サロンペスのカード以外は間違って自分に使ってしまわないように。

スイマのカード

敵に投げるとその敵を眠らせる。Ⅰでは当てれば攻撃しても起きないため永眠させることができるが、Ⅱでは眠らせた後に攻撃すると相手は起きる。Ⅰの場合、最初から寝てる敵は攻撃すると起きる。Ⅰでは敵の右上にzがなく、動かない敵でも眠ってる敵とみなす。間違って自分に使うと数ターン眠ってしまう。
デススカルの特殊攻撃と効果は同じ。
Ⅱのラスボスは放置しても5ターンで目が覚める。

足止めのカード

敵に投げるとその敵は移動できなくなる。Ⅰでは恒久的に移動できなくなるが、Ⅱでは一定ターンで効果が切れるようになった。なお、攻撃はできるので、敵の隣まで行くと攻撃されるので注意。
また、間違って自分に使うと数ターン移動できなくなってしまう。
Ⅱのラスボスは5ターンで効果が切れる。

ふらつきのカード

敵に投げるとその敵は移動方向がランダムになる。こちらもⅠでは恒久的に移動方向がランダムになるが、Ⅱでは一定ターンで効果が切れるようになった。間違って自分に使うと数ターン移動方向がランダムになってしまう。移動だけで無く、思い通りの方向に攻撃や投擲すらできなくなる。
マンドラゴラ/コロバットの特殊攻撃と効果は同じ。
眠らされたあとの攻撃を空振りさせられるので、デススカルに対しては割と有効なカードのひとつ。
Ⅱのラスボスは5ターンで効果が切れる。

疲労のカード

敵に投げるとその敵に100ダメージを与える。Ⅰではカボッチャマ〜ツノトカゲ、Ⅱではハマチョッキン〜イグアナゴンまでならHPは100以下なので1枚で倒せる。強アイテムなのであまり弱い敵に使うのはもったいない。
間違って自分に使うとラミィの現在HPの値が半分になってしまう
Ⅱのラスボスには効果は半減する。

激痛のカード

敵に投げるとその敵に200ダメージを与える。
Ⅰ・Ⅱともにラスボス以外ならHPが200以下なので実質即死。なんなら対ラスボスでも最強クラスのダメージソースになる。
使うのはどうしても必要な場面だけにとどめておこう。
間違って自分に使うとラミィの現在HPの値が1になってしまう
こちらもⅡのラスボスには効果半減する。

沈黙のカード

敵に投げるとその敵の特殊攻撃を封じることができる。封じられるのは特殊攻撃のみであるため、特殊攻撃を持たない敵に投げるのは無意味。
間違って自分に使うと数ターン経典を読むことができなくなってしまう。
なお、敵に投げた場合のメッセージがⅠでは『沈黙のカードは〇〇〇〇にあたった』としか表示されないので効果が分かりづらかったが、Ⅱでは『〇〇〇〇は技が使えなくなった』と表示されるようになり効果が分かりやすくなった。
エスカルゴン/ストーンヘッドの特殊攻撃と効果は同じ。

サロンペスのカード

自分に使うことで、敵に下げられたパワーを最大値まで回復する。
敵に投げると逆に敵を強化してしまうので要注意。Ⅰでは攻撃力・防御力が少し上昇するというだけだったが、Ⅱでは攻撃力の上がり幅が大きくなったため余計に危険性が増している。
基本的にツノトカゲ/イグアナゴン以外にパワーを下げられる要因はないため、地下7階以降は無用の長物と化す。
前述の通り下げられたパワーは下げてきた敵を倒すことで回復するが、Ⅰでは2以上下げられた場合倒しても全回復しない。ツノトカゲの特殊攻撃の頻度は低くないので、出現階層ではこれのお世話になる場面が多い。
一方Ⅱではいくらパワーを下げられようがイグアナゴンさえ倒せば全回復するようになり、利用価値が激減してしまった。
基本的にアイテム欄を圧迫するだけの存在だが、一応パワーを下げられたあと倒さず逃げざるを得ない状況になった場合に限り使い道ができる。
また、パワーを下げられたあとこれで回復してから戦うという手もないことはない。結局またすぐ下げられて無意味になったりもするが。

何かのたまご

拾った後、100歩歩くことで3種類の動物(テディ/ツカミ鳥/パイソン)からランダムで1匹(1羽)が孵る。テディとパイソンはⅡのラスボスに効果が無いため、投げアイテムとして使えばいい。

テディ

ラミィと同じ部屋にいる敵の気を引く子熊を放出する。
敵は目の前のラミィを無視してテディを追いかける。
ただし、効果は一定時間だけしか続かず、一定時間が経つと攻撃してくるので注意。
敵が多い部屋から安全に離脱する方法としては有効だが、攻撃してこない敵を一方的に叩く手段としては使いづらい。

ツカミ鳥

ラミィを現在いる階層のどこかに移動させる鳥を放出する。
行き先はランダムなので、運が悪いと敵が密集するど真ん中に連れてこられることも。到着地が動いている敵の隣だと着陸後に攻撃されるので注意。
強い敵に囲まれてしまった時に使うのが一番適切。

パイソン

ラミィと同じ部屋にいる敵を攻撃して、現在HPを1にする蛇を放出する。
通路にいる敵は無視されるため、なるべく多く同じ部屋に誘い込んでから使ったほうが効果を発揮する。部屋に強い敵がたくさんいる時に使えば効果的。

たいまつ

使うことでたいまつの値を増やすことができる。

小さいたいまつ

たいまつの値が500増える。上限(1000)を超えた分は無駄になるのでなるべく残りが500を切ってから使うこと。

大きいたいまつ

たいまつの値が1000になる。こちらもなるべくギリギリまで消費してから使いたい。

ボスを含め様々な敵がいるが、ここでは特殊攻撃を持っている敵のみ表記する。
先述の通り、これらの敵に沈黙のカードを投げることで特殊攻撃を封じることができる。

ワーミー(Ⅰ)/アロハワーミー(Ⅱ)

地上~地下2階に出現する虫のようなモンスター。眠った状態で出現する。HPは10。何かのたまごを持っているとたまごを食べてしまうことがある。ラミィのレベルが2以上になれば初期ステータスでも一撃で倒せるようになるのでたまごを食べられる機会はほぼなくなってしまうのは内緒。
続編のⅡでは出現場所が地下1~2階に変更され、アロハワーミーという亜種に差し替えられた。こちらはHP35とそれなりに強く、レベルを上げないと一撃で倒せないためたまごを食べられるリスクも増えた。
落ちているたまごは食べられないため、一撃で倒せない時期にたまごを持ったまま出くわした場合、とりあえず床にたまごを置いてから戦うのが安全。
たまごから孵化した動物に関しては食べられる心配はない。

プチデビル(Ⅰ)/オメン(Ⅱ)

地下2~4階に出現する小悪魔。HPは40。恐ろしい声を上げてくることがあり、喰らうと数ターン直接攻撃ができなくなってしまうが、それ以外の行動はできる。恐怖が去るまでは技も使えないので注意。
Ⅱでは特殊攻撃がなくなった代わりにステータスが大幅に強化され、HP120と疲労のカード1枚で倒せなくなった(Ⅰでのケラックスと同ポジションに)。
出現場所は地下6~9階に変更となり、姿もパンツ一丁みたいな姿となっている。
なお、Ⅱにおける地下2~4階の同枠はオメンという仮面を被った敵キャラクターが担当となった。こちらも恐ろしい声を上げる特殊攻撃をしてくることがある。

マンドラゴラ(Ⅰ)/コロバット(Ⅱ)

地下3~5階に出現する食虫植物。HPは60。吸血をしてくることがあり、喰らうと数ターン移動方向がランダムになってしまう。もちろん思い通りの方向に攻撃や投擲も出来なくなる。
Ⅱではコロバットという黒いコウモリに差し替えられた。こちらも吸血攻撃をしてくることがある。

デススカル

地下4~6階に出現する死神。HPは80。催眠術をかけてくることがあり、喰らうと数ターン眠ってしまう。当然眠らされている間は好き放題にされるのでコイツや他の敵の攻撃によって永眠したプレイヤーも多いはず。
Ⅱでも登場したが見た目が少し豪華になっただけでステータスや行動はⅠと全く変わらない。敵キャラの中で一番危ない敵なので、受けるダメージが大きい時は沈黙のカードを投げて眠らせて来ないようにするのも手。
別にラリアットとかはしてこない。

ツノトカゲ(Ⅰ)/イグアナゴン(Ⅱ)

地下5~7階に出現する青い2足歩行のトカゲ。HPは100。凍結攻撃をしてくることがあり、喰らうとラミィのパワーが1下がってしまう。
先に何度も触れているとおり、下げられたパワーは下げてきた個体を倒すことで回復するが、回復量が1で固定のため同個体に2以上パワーを下げられた場合サロンペスのカードなしでは全回復できない。
そのためツノトカゲの出現階層である地下7階まではサロンペスのカードを捨てずに確保しておくべきだろう。
Ⅱではイグアナゴンという黒い4足歩行のトカゲに差し替えられた。凍結攻撃をしてくるのはツノトカゲと同じだが、こちらは同じイグアナゴンから2回以上凍らされても倒せばパワーが全回復するのでサロンペスのカードの存在意義が危ぶまれることに…。

エスカルゴン(Ⅰ)/ストーンヘッド(Ⅱ)

地下8~9階に出現するカタツムリ。HPは200。ラミィの喉に噛みつくことがあり、喰らうと数ターン経典を読むことができなくなってしまう。
語尾に「ゲス」とか付けない。
Ⅱではストーンヘッドという灰色のモアイ像もどきに差し替えられた。喉には噛みつかなくなったが不気味な叫び声を上げる。喰らうと経典が読めなくなるのはエスカルゴンと変わらないが、こいつらだけは沈黙のカードを投げつけても封じることができない。他のカードは問題なく通用するのはどういう原理なのだろうか?

ラスボスについて

Ⅰではリリスというラミィに似てるが色違いのトレジャーハンターの少女が、Ⅱではティラノという恐竜がラスボスとなっていていずれも最下層である地下10階や最後の洞窟に出現する。リリスとティラノは最下層に1体しか出現しないためそれ以外の敵は出てこない。リリスはワーミー同様、最初は眠って登場しているため、普通の敵と同じように倒すことができる。しかし、ティラノは唯一普通の敵とは違って状態異常に耐性を持ち、便利なアイテムは効果が無いため、倒すには無駄な行動をしないように注意。
Ⅰではリリスを倒すと財宝が現れ、それを拾うとクリアになる。
Ⅱではティラノを倒せばエンディングが流れてクリアになるが、リリスが攫われた(意外な)理由もここで知ることになるだろう。

ハイスコア

このゲームは失敗してGAMEOVERになるかクリアするとデータは消去され、クリアした場合はⅠではレベルのみ、Ⅱではターン、倒した敵、レベルが、失敗してGAMEOVERになった場合はそれらに加えてどの階でどの敵に倒されたかが記録される。

リメイク

「遊びやすく より楽しく ボリュームUP」を掲げている。
ラミィをGAMEPACK再始動プロジェクトの鏑矢とし、今後も順次復刻していく模様。

追加要素は
  • ラミィのカラーを変更可能に(決められたパターンから選ぶ)
  • キャラクター、モンスター、装備の図鑑機能
  • ベテラン向けのチャレンジモード
  • オンラインランキング
  • ⅠとⅡを繋ぐアフターストーリー
  • ゲームオーバーになっても失敗したところから再開するかどうかの確認画面※
などが挙げられる。
※ただし、その場合はクリアしてもランキングには反映されないので注意。

2025年4月30日よりSteam上で販売開始。パソコンのメーカーを問わずプレイできる…どころか、Macにも対応した。
更にNintendo Switch版が同年夏に発売予定。


余談

GAMEPACKの他の作品にもラミィの大冒険シリーズのキャラが登場している。一部のトランプゲームではQにラミィが、ほかの絵札に一部の敵が描かれている。また、ポケットカート2の操作キャラクターはラミィたちになっている。


追記・修正はたいまつを切らさないようにお願いします。

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最終更新:2025年05月23日 22:56