スフィアゴモラ

登録日:2022/07/31 Sun 07:33:14
更新日:2025/04/22 Tue 22:02:23
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融合した…?

スフィア合成獣と言ったところですか…!


スフィアゴモラとは、特撮TVドラマ『ウルトラマンデッカー』に登場する怪獣である。


【データ】

別名:古代合成獣
身長:50m
体重:30000t
出身地:市街地


【概要】

第3話「出動!GUTS-SELECT」に登場。
突如出現した古代怪獣ゴモラスフィアに取り憑かれて変異した怪獣。
『デッカー』世界における初のスフィア合成獣であり、ムラホシ隊長によって命名された。

外見は過去作のEXゴモラを彷彿とさせるような禍々しい姿で、体格は更に大きく、よりマッシブになっている。色も茶色からグレーに変更されている。
角もスフィアのような模様が追加され、右側の角が大きく曲がりくねっており左右非対称となっている。
背中からも新たに突起が生え、切断された尻尾もスフィアが補強して新しく生えスパイク状になっている。
他にも体の各所にスフィアの要素があり、目もEXゴモラ同様白目だが、他のスフィア合成獣のように生気を感じさせない不気味なものになっている。

武器は通常のゴモラ同様のパワーファイトで、『大怪獣バトル』以降に追加された技である超振動波も使用可能だが、
スフィアゴモラのそれは「スフィア超振動波」へと強化され、威力だけでなく電波障害まで発生させてくる。
更にゴモラ得意の尻尾攻撃も健在で、新たにトゲが生えたおかげで威力が倍増されデッカーすらも軽く吹き飛ばすほど。

ちなみにこんな状態になってもゴモラ自身の意識は僅かに残っていたが、スフィアのせいで体は完全に操られてしまい、ゴモラ自身も生き地獄を味わわされた被害者と言えるだろう。
劇中でもゴモラは本来は見世物のために輸送するなどの暴挙を行わない限りは滅多なことでは暴れない怪獣だと説明されている。


【本編での活躍】

突如出現したゴモラと新生GUTS-SELECTとの戦闘の最中、1年ぶりに飛来した大量のスフィアソルジャーがゴモラと融合して誕生。切断された尻尾も再生した。
ゴモラ自身も混乱しながらスフィア超振動波を放ちガッツファルコンやガッツホーク、そしてナースデッセイ号までも電波障害で襲うも、
ファルコンを操縦していたカナタはこっそりホークを操縦しているHANE2と通信。「遠隔操作でファルコンも動かしてくれ」と頼む。


これから起きることは、絶対に内緒にしてくれよな!


そして、彼の了承を受けたカナタはウルトラマンデッカーに変身。
デッカーとスフィアゴモラの戦いが始まるが、スフィアゴモラのパワーにデッカーは防戦一方。
更に近くの病院を守りながらの戦いになり、一方的に叩きのめされる。
地上からリュウモンとイチカ、空中からガッツファルコンとホークがデッカーを援護するものの意味をなさず。
このままだと病院まで巻き添えになってしまう。


力が…力が足りねぇ!


そんなカナタの闘志に呼応するかのように新たなウルトラディメンションカードが出現。カード越しから弾けるような燃え盛る闘志がカナタを包み込む!


ULTRA DIMENSION!!

弾けろ、ストロング!

デッカァァァァァッ!!


ULTRAMAN DECKER

STRONG TYPE!!


それをウルトラディーフラッシャーに装填し、デッカーはストロングタイプタイプチェンジ
熱き拳でスフィアゴモラを圧倒、尾による攻撃も受け止めジャイアントスイングで投げ返す。
再び立ち上がるスフィアゴモラはスフィア超振動波で反撃するが、燃える正拳突きで受け止められる。
その隙に放たれたナースキャノンでスフィアゴモラは大ダメージを受け、最後は「ドルネイドブレイカー」を喰らい、空中に吹っ飛ばされて爆散した。

その後、第23話「絶望の空」ではスフィアソルジャーにより複製された個体がスフィアレッドキングスフィアネオメガスとともに出現。
3体で袋叩きにしてデッカーを苦しめたが、ウルトラデュアルソードとデッカーシールドカリバーの二刀流による回転斬りでスフィアレッドキング諸共滅多切りにされて爆散した。

【余談】


  • 一部の視聴者からは「胸のスフィアに侵蝕された部分がデッカーのカラータイマーにあたるクリスタルの位置と同じ」という指摘もされているが、これが意味するのは果たして……?

  • デッカーのオマージュ元となる『ウルトラマンダイナ』には、ゴモラをオマージュした怪獣であるネオジオモスが登場していた。後にデッカーではネオジオモスのオマージュとなるスフィアジオモスが登場している。

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最終更新:2025年04月22日 22:02