GUTS-SELECT(ウルトラマンデッカー)

登録日:2022/12/17 Sat 18:00:00
更新日:2024/03/31 Sun 15:15:17
所要時間:約 12 分で読めます




「GUTS-SELECT」とは、円谷プロ制作の特撮ドラマ『ウルトラマンデッカー』に登場する防衛チーム
前作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』から引き続き登場するチームでもある。


概要


地球平和同盟TPU*1シズマ財団の協力の元に結成した、対怪獣・宇宙人用のエキスパートチームも、怪獣が現れない7年間はほぼ無用の長物と化していた。

防衛費の多くも宇宙開発に回され、旧TPUメンバーもほぼ宇宙に旅立ち、
防衛用の装備である巨大空中母艦・ナースデッセイ号および多目的無人可変ドローン・ガッツファルコンも完全に自動操縦に切り替えられた。

しかし、突如太陽系に出現した謎の物体・スフィアの襲撃で事態は一変。
地球は謎のバリアに覆われ宇宙との交信を断たれ、戦力も電波障害により自動操縦に支障をきたしてしまう。
そのため、TPUはGUTS-SELECTの選抜・再編成を余儀なくされるのであった。

チームロゴはそのままだが制服は黒革のジャケット風で、随所にオレンジのラインが施されている。夏場の撮影に厳しそう
掛け声や返事は8年前と同じく「ラジャー」だが、右拳に左胸部を当てて敬礼するのが特徴。
前線基地も初代GUTS-SELECTと同様にナースデッセイ号を拠点とし、地球の各所を空中からパトロールしながら活動している。

構成員


ムラホシ タイジ


一緒に頑張りましょう。大切なものを……守るために。

星は違えどもスフィアの被害者同士。労わり合うのは当然です。

演:黄川田雅哉
38歳。
新生GUTS-SELECTの隊長。
10年前はTPUの特殊部隊に所属しており、スフィア襲撃前はTPUの訓練校で校長を務めていた。
前隊長のタツミ セイヤはパイロット時代の先輩にあたるが、「背中で語る」*2彼と異なり、物腰は穏やかで常に敬語で接する。
一般市民だけでなく、隊員の命と「大切なものを守る意思」も尊重する主義。
その一方で、

前に向かって進んでいくことはいいことです。
でも、そのためにも……足元をしっかりしておかないと。
都合よく我々を助けてくれる存在が……また現れるとは限らないですし。

……と、スフィア襲来前はウルトラマンに頼らなければならない状況を憂いたりもしている。
その後、ピット星人ユウコやグレゴール人グレースとの交流を経て、「スフィアに虐げられる人々を救い、地球と宇宙を繋ぐ空を取り戻す」ために奔走することを誓う。

初陣後に隊員らの食事の代金をおごる、グレースの体力・栄養を取るために手料理を振舞うなど、気配りのいい部分も持ち合わせている。
ちなみに、初代GUTS-SELECT隊員のメトロン星人マルゥルからは「ムラちゃん」と呼ばれている。


カイザキ サワ


石ころ、落ち葉、ゴミ。気になったものはなんでも集めるように!それじゃ、作業開始!
危険な場所での調査活動も、私たちの仕事。しっかりね?アスミ隊員!

私は共存なんて大それた事は考えていません。
自分にそんなことが成し遂げられるとも……。
ただ……できることをしたいだけです!
無駄な争いを避け、ひとつでも多くの命を護れる道を探したい!
人の命も、怪獣の命も……それだけです。

演:宮澤佐江
新生GUTS-SELECTの副隊長的存在で、ナースデッセイ号のオペレーターを務める。
過去に怪獣災害に見舞われたため、一つでも多くの命を救うために怪獣の研究を志すようになる。
研究していく中、「怪獣が必ずしも悪ではない」「人為的原因もあるのではないか」 と思うようになる。
スフィア襲撃前は怪獣研究室に所属していたが、怪獣が現れないここ7年の間は「相っ変わらずヒマです」と言うほどに翌年度の予算と人員も減らされる憂き目に遭っていた。

GUTS-SELECT配属後は、ナースデッセイ号の操舵士だけでなく、怪獣研究室出身を活かして怪獣の特性やスフィアの行動を研究・分析し援護する。宇宙語の翻訳・解析も可能。
滅多に怒らないムラホシ隊長に代わり、隊員の無茶ぶりを怒るオカンみたいな役割も行う。
他にも、ピット星人ユウコに『エリーダイエット作戦!(エレキングを絶対に巨大化させないお食事講座)』の動画を作成したり、神出鬼没の怪獣ネオメガスが活動した地域に細胞を回収するために現場に出たこともある。
スフィアネオメガスとの総力戦では自ら先頭に立ち地上部隊の指揮に立つなど、かなりの行動力の持ち主。

TPU怪獣研究室のシゲナガ マキを上司に持つが、怪獣の力を危険視しながらそれを利用して生物兵器として利用するのを阻止しているが、それが彼女の心に暗い影を落としている。

「ひとつのことに意識が偏り、他のことに目が行かなくなる」のが欠点。
シゲナガ博士を探索する際にはそれを彼女に見透かされ、カナタともども拘束されてしまっている。


アスミ カナタ


アスミ カナタ。明日を見る、彼方まで!

やるしかねぇ!
今、やるしかねぇんだぁぁぁぁぁっ!!

演:松本大輝
本作の主人公。20歳。

「大胆不敵、勇気凛々。何ごとも諦めずチャレンジし続ける精神を持ち、脊髄反射で厚顔無恥をキャラクターだけで押し通し、みんなの助けが無けりゃとっくに死んでるノープランゾンビ」Byマルゥル

商店街老舗の煎餅屋『明日見屋』で祖父のダイジロウの手伝いをしていたが、スフィアの襲撃に見舞われ、ウルトラマンデッカーとなる『光』を得た。
祖父の「お前はお前の信じる道を行け」という言葉を受け、GUTS訓練校に入校。リュウモンとイチカと班を組み、GUTS-SELECTに入隊する。

とにもかくも物怖じしない性格で、初対面のイチカにも『明日見屋』名物・宇宙せんべいをふるまおうとするほど。
実家を継ぐことが将来の夢であり、「当たり前の日常」だと信じていたが、スフィアの襲来により、今は「当たり前の日常を取り戻す」ために戦っている。

祖父を尊敬しており、「人間気合でなんとかなる」が信条。
その一方で、中間試験での成績は最下位の12位。ここだけ見ると入隊できたのが奇跡ともいえる。
とはいえ、「負けた理由を探すより負けた自分を超える努力をしろ」と祖父に教えられたのか、余程のことがない限り挫けず努力を怠らない主義でもある。
訓練校では1年遅れの入学にもかかわらず人一倍努力していたため、ムラホシはカナタを候補生の中から選抜していた。
それ故か、最終回にてムラホシ隊長から「努力の天才」と評価されている。

ちなみに両親は商店街の福引で当たったチケットで火星旅行に行ったが、スフィアの襲撃で地球への帰路を断たれてしまう。
後にタツミ率いる初代GUTS-SELECTメンバーとトリガーが彼らを含めた人々を守ってくれたことが判明。
第19話では、トリガーことマナカ ケンゴがアスミ夫妻の伝言を預かっており、ヤプールの策略で月面に飛ばされたカナタを勇気づけた。


リュウモン ソウマ


お前のような考え方で、戦えると思っているのか?
GUTS-SELECTの一員としてやっていける自信があるとでもいうのか!?

人命救助が仕事の俺たちに、ミスは許されない。
俺たちは……完璧でなきゃいけないんだ。

演:大地伸永
20歳。以前はTPU対怪獣訓練科に所属していた。

「質実剛健、成績優秀。常にリーダーシップをとる超有能な人材で、おまけに完璧主義で独断専行。一度決めたらルールを曲げない生真面目サイボーグ」Byマルゥル

わずかなミスも許さない完璧主義者で、「やれることを限界までやる」アナログ主義のカナタを「勝手に突っ走る素人」とそりが合わず衝突することが多かった。
理想を求めるイチカに対しても正論で切り返す主義だが、人を守る仕事に入隊した以上、100%でなければ意味がないと言う主義でもある。
卓越した観察力・動体視力・射撃の正確さもその努力によるもの。
全てを見つめ、任務を完璧にこなす「見つめる天才」だが、それゆえの脆さも持ち合わせている。
入隊後は時間の経過と共に態度を軟化させ、衝突する回数は大きく減り、カナタの努力する姿などは素直に認めて、カナタもリュウモンの実力を評価するなど同僚として良好な関係となっている。
大企業の社長の御曹司で育った環境も恵まれてはいるが、自分の力で得たものはGUTS-SELECT入隊のみ。
幼い頃、メツオロチに襲われ親とはぐれた際、ヒュドラムの追撃からムラホシに救われている。
GUTS-SELECTに志願したのもそのためであり、ムラホシから『勇気の証』として手渡されたTPUのワッペンを肌身離さず所持していた。
後にこのワッペンは、TPU内部調査局局長のメトロン星人ナイゲルから謹慎処分を受けていたムラホシを救うきっかけにもなっている。

中間試験での成績は射撃10・操縦7・体力10・格闘8・学力8・総合43と候補生ではトップ中のトップ。
ちなみに糖質は制限する方。

スフィアとの戦いの後は、次期隊長に就任している。


キリノ イチカ


自信があるからやるんじゃないよ。
やらなきゃいけないって思うから……
やらずにはいられないから、やるんだよ!

私だって……!
スフィアの襲撃で、大切な仲間・先輩たちと離れ離れなんです!
でも、私は……この世界から逃げたりしない!!

演:村山優香
今作のヒロインで20歳。

「明朗快活、全身全霊。持ち前の明るさで周りを照らすも、思い込んだら突っ走る猪突猛進タイプで、さらっと周りを巻き込み大騒動を巻き起こす天然爆弾」Byマルゥル

実家は寺で、趣味はツーリング/旅行。
以前はリュウモンと同じくTPU対怪獣訓練科に所属していた。
本来は宇宙開発の仕事を夢見ていたが、スフィアの襲撃で夢を断たれてしまう。
それゆえにGUTS-SELECTに入隊して先輩や多くの人々を救い、再び人類が夢に向かえるような世界を取り戻すことを夢見ている。

基本的に前向きで責任感が強く、カナタとリュウモンのまとめ役。またの名を「まっすぐの天才」
しかし、思い込んだら一直線な所もあり、ピット星人ユウコと知り合った際には彼女のペットであるエレキングのエリーのために対災害用バッテリー・メガアースを無断で持ち出そうとしていた。
良くも悪くも純真で、ワダツミシティでは『らごんさま』の姿を見たことも。

中間試験での成績は5位。可もなく不可もなくといった感じ。

スフィアとの戦いの後は、長年の夢であった宇宙開発事業についた。


HANE2/ハネジロー


HANE2と申します。以後、よろしくお願いします。

カナタぁ~!お前、操縦荒くねぇ?

CV:土田大
TPU技術部のアサカゲ博士が開発したAIユニットで、今作のマスコット的存在でもある。

当初は無機質な喋り方だったが、カナタらとの交流と「ハネジロー」と命名されたことで変化。
命名者のカナタの提案により、フランクな喋り方もするようになった。

カナタがデッカーであることを知る唯一の存在で、アナログ型かつ直情型の彼を「直感的で短絡的」と評しながらも相棒として勤めていく。
次第に彼に感化されたのか、一人称も「私」から「俺」に変化。
デッカー変身時にはカナタ不在を悟らせないため彼の音声データを使用するが、やたらとチャラチャラした口調なのはカナタ=デッカーも困惑したほど。


デュワ?(困惑する口調)

なんだ?お前はこんな喋り方だろ?

デュワァ……(反応に困る)

航空機用のOSも搭載されてるため、戦闘時はGUTSホークの操縦も担当する。
カナタが変身している間はGUTSファルコンも同時に操縦するが、2機を同時に動かすことは少なく、GUTSグリフォンに即合体へと移行させることが多い。
テラフェイザーがライバッサーに管制用AIを焼かれてからは、テラフェイザーの操縦も務めるようになった。
本来、ハネジローは宇宙開発用に開発されたAIだったが、戦闘用プログラム搭載に関しては「宇宙開発に戻るための手段」と解釈しており、さほど気にしていない模様。
むしろライドメカの操縦担当という立場から、ウルトラマンの力がないと対応できないと判断するとカナタに変身を促すこともある。
…と言えば聞こえは良いが、カナタを空中に放り出したり、テラフェイザーを倒れ込ませて土煙を上げて周囲の目を眩ませたり、非常に荒っぽいやり方で変身以外の選択肢を与えないことが多い。
スフィアとの戦いの後は、宇宙開発チームに参加している。
後にマルゥルから「GUTSホークを乗りこなし、見事な奇策でGUTSグリフォンへの合体を成功させた元宇宙開発用のAI。テラフェイザーを任され、オーバーヒートにもめげず、ナンセンスな名前を受け入れる器のデカい真の主役」とお墨付きをもらっている。


アサカゲ ユウイチロウ


些細な材料も見逃さない洞察力。困難にまっすぐ突き進む意志。やはりあなた達は……。

宛てもない善意というものは、逆に人を傷つける結果になることもある……気をつけた方がいい。

演:小柳友

今作の科学者ポジで31歳。
TPU技術部に所属し、GUTSホークやハネジローなどを生み出し、予算縮小・急な設備配備を余儀なくされたTPUおよびGUTS-SELECTになくてはならない存在である。
冷静沈着だが何を考えているかわからないミステリアスな部分を持っているようで……。

詳細は該当項目にて。


戦力


武装

  • セレクトハイパーガン
今作におけるGUTS-SELECTの主力装備。開発はホッタ マサミチ。
見た目は小型拳銃だが、銃身の中央部に『ハイパーカートリッジ』というシリンダーを装填することで、強力な光線を発射する。
威力は初代GUTS-SELECTのGUTSスパークレンスには及ばないものの、怪獣/スフィアソルジャーを牽制するほどの威力は持っている模様。
カートリッジを交換することにより、火炎放射・冷凍光線・麻酔弾といった用途も可能。
さらに、アタッチメントパーツを装着することで、重装備仕様の「セレクトハイパーガンカービン」や長距離精密射撃用の「スナイパーカスタムモデル」へとカスタマイズ可能。

特に射撃の名人であるリュウモンはスナイパーカスタムモデルを好んで使うことが多い。


ライドメカ

前作と同様、GUTS-SELECTの拠点を務める巨大空中母艦。
GUTSファルコンの遠隔操縦席がなくなり、操縦桿がアナログスティックになるなど細部の仕様が変更されている。

動力源はネオマキシマエンジンに換装、バトルモード変形時に放つ「ネオマキシマナースキャノン」が最大の武器。
こまめなメンテナンスを行わなかったため、第13話でシステムダウンを巻き起こしてしまう。
そのため、初代GUTS-SELECTのメトロン星人マルゥルが新生GUTS-SELECTと共に復旧作業に努めることになった。
スフィアとの戦いの後は再スタートした宇宙開発事業の護衛艦として量産され、新たに2代目が製造された。

  • GUTSファルコン
前作と同様、GUTS-SELECTの主力を務める多目的可変ドローラー。
元々は無人機であったが、スフィアザウルスの襲撃に伴う電磁波攻撃を受け、機能停止。
次なる襲来に備えるために、有人機への改造を余儀なくされた。
それ故に、カナタが搭乗し初出撃する際には「乗り心地は最悪です」と、デスドラゴ戦で一度出撃したムラホシ隊長も苦笑しながら忠告するほどであった。
実際、コックピットスペース内は初代GUTS-SELECT時代のメンテナンスブースと異なり、座席もシートベルトも施されていない
パイロットの安全性が疑われる仕様である。

マザースフィアザウルス迎撃作戦『OPERATION T/D/G』*3実行前には、当機に搭乗したイチカに向けてカナタが似たような忠告を告げている。

非戦闘時はナースデッセイ号にドッキングされている、飛行形態「フライトモード」と攻撃範囲の広い対怪獣戦用の「ハイパーモード」の二形態を持つなど、運用は初代GUTS-SELECT時代と変わりはない。

  • GUTSホーク
元々は宇宙開発用の無人ビークルだったが、スフィア襲来により戦闘用に転換された。
ナースデッセイ号のブリッジからHANE2がコックピット内に設置された別のユニットに意識を転送し、遠隔操作する方式。
通常飛行の「フライトモード」から高速飛行形態の「飛龍モード」に変形。GUTSファルコンをサポートする。
主武装は機体下部のタロンアームズに内蔵されたビーム砲から放つ「ホークタロンビーム」

第10話におけるネオメガス戦ではデッカーと共闘。
背中にドッキングする形でデッカーをサポート、超高速のドルネイドブレイカーを繰り出させ、勝機を見出した。

後に、『OPERATION T/D/G』実行前に有人仕様に改造。GUTSファルコンと同じ形式のコックピットが施され、リュウモンが操縦した。

  • GUTSグリフォン
GUTSファルコンとGUTSホークが連結した形態。
二機のエンジンが直結し出力が向上、ファルコンの機動性がさらに上昇する。
GUTSホークはブースターのように活用され、タロンアームズからはホークタロンビームの強化光線「グリフォンタロンビーム」、ホークソーンからは「ハイパーソーンレーザー」が発射可能。

戦闘データの蓄積次第ではスフィアのバリア突破も念頭に置いているとのこと。
他にも、ハイパーソーンレーザーがスフィアに有効ということが立証され、そのデータを『DG001』ことテラフェイザーに転用されている。

  • テラフェイザー
アサカゲ博士をはじめとしたTPU技術部が『DG計画001』に基づき生み出された、GUTS-SELECT初の巨大ロボ兵器。
マキシマエンジンに加え、特殊粒子「TR粒子」で起動する。
人工知能で駆動し、伸縮自在な右腕部の「クローアーム」とホーミング機能を持つ左腕の「TRビーム砲」、そして胸部から放たれる一撃必殺の「TRメガバスター」を武器に怪獣に立ち向かう。

デッカーともども、テラフェイザーの活躍は人類の希望となるはずだったが……。

詳細・活躍は該当項目にて。


余談


▽今作のGUTS-SELECTメンバーは、カナタを除き歴代防衛チームの隊長名から由来している。
  • ムラホシ=科学特捜隊『ムラ』マツキャップ
  • カイザキ=MATの初代隊長・加藤(『カ』トウ)勝一郎と二代目隊長・伊吹(『イ』ブキ)竜の掛け合わせ
  • リュウモン=TAC隊長・竜(『リュウ』) 五郎
  • イチカ=ウルトラ警備隊『キリ』ヤマ隊長
  • アサカゲ=ZAT隊長・朝日奈(『アサ』ヒナ)勇太郎
……という風に、今作の構成を務めた根元歳三氏はTPU所属のゲストキャラが出た時にも同じパターンを使おうと考えていたが、諸事情で断念。
ナイゲルはメトロン星人だったため、そのパターンから外れている。
なお、カナタは今作の原点である『ウルトラマンダイナ』主人公ことアスカ・シンをもじって考案している。

▽GUTSファルコンの合体は『トリガー』企画時から考案されていたアイデアだが、現在2クール放送体制のウルトラシリーズでは難しく、「2年目にもGUTS-SELECTが出るのなら」と提案された。
当初、合体メカは地面を掘り進むものも考案されたものの、特撮技術が難しいということで飛行メカであるGUTSホークが採用された。

GUTSホークのコンセプトはGUTSファルコンの強化ブースター的なものだったが、大砲みたいな武器に加えてGUTSファルコン・ハイパーモードのような怪獣的形態への変形もアイデアとして挙がっていた。クローアームはその名残ともいえる。
カラーリングもGUTSファルコンと合体した際、別の機体が合体したことを明確にするために赤をメインカラーにしている。
差し色に黄色を添えたのも、GUTSファルコンと合体した際の一体感を演出するためである。



追記修正は、TPU訓練校で1年間訓練に耐えきった人がお願いします。

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最終更新:2024年03月31日 15:15

*1 Terrestrial Peaceable Unionの略。

*2 「ウルトラクロニクルD」より、マナカ ケンゴがタツミ隊長の人柄をこの台詞で称している。

*3 最終回では表示されなかったが、公式twitterのタブレットで作戦名が記されている。そのディスプレイにはグリッタートリガーエタ二ティとデッカー、そしてGUTSグリフォンが映っている。