リンクリボー(遊戯王OCG)

登録日:2022/08/11 (木曜日) 21:24:42
更新日:2024/02/20 Tue 21:23:32
所要時間:約 3 分で読めます





《リンクリボー》とは遊戯王OCGに登場するモンスター。
初収録は2017年8月に発売された最強ジャンプ9月号の付録。

カードテキスト

リンクリボー
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リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。


概要

リンク素材はレベル1であれば何でもOKなので融通がきく。
自己蘇生効果を持つモンスターやトークンなどを利用すると無駄が少ない。

(1)はこのカードをリリースして相手の攻撃力を0にする効果。
これで攻撃してきた相手を返り討ちにできる…とはいかず、モンスターの数が変化するため バトルステップの巻き戻しが発生する
その際に相手は攻撃の続行と中断を選択できるので、返り討ちを防ぐために攻撃の中断が発生してしまう。
それでも攻撃の牽制役として一定の役目は果たしているので、事実上相手の攻撃を一度だけ無効といったところか。
手札事故を起こした時の最低限の展開や、切り札が戦闘で強引に突破されることを防ぐ目的で使用されることも稀にある。

(2)はフィールドのレベル1をコストにした自己特殊召喚効果。
条件はリンク素材と同じであるが、ボード・アドバンテージの得はない、リンクマーカーがモンスターゾーンを向いていないなど一見すると勝手は悪く見える。
(1)の効果を繰り返し使用できる防御札として…という用途もあるが、それ以上の大きな役割をこの効果は持っている(詳細は後述)。
当然ながら一度正規のリンク召喚する必要があり、何らかの手段でEXデッキから直接墓地に送られた場合は使用できない。

このカードのメリットは二つ。

一つは「召喚条件と(2)の効果でレベル1モンスターを手っ取り早く墓地に送れる」こと。
これにより墓地にいることに意味があるカード、墓地に行ったときに効果を発揮するカードを使いやすくしている。

グローアップ・ブルーム

チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 0/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル5以上のアンデット族モンスター1体を手札に加える。
フィールドゾーンに「アンデットワールド」が存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。


特殊召喚・効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻2000/守 0
このカードは通常召喚できず、「ドライトロン」カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドから、このカード以外の「ドライトロン」モンスター
または儀式モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札・墓地から守備表示で特殊召喚する
その後、デッキから儀式モンスター1体を手札に加える事ができる。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない。

これらのカードが例として挙がるが、墓地を条件にしたこれらの効果を補助している。
フィールドに出し、それを素材に《リンクリボー》をリンク召喚するだけで墓地に行き条件を整えることができる。

もう一つは「レベル1の通常モンスター、トークンを闇属性/サイバース族/効果モンスターの《リンクリボー》に変換できる」部分。

◤ ▲ ◥
 
リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000
リンク・効果モンスター
【リンクマーカー:左/左下/右下/右】
効果モンスター3体以上
(1):このカードはモンスターの効果の対象にならない。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る。
そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られる。

このカードが例になるが、リンクモンスターには召喚条件として「効果モンスター(トークンはダメ)」を指定している事例が多い。
しかしトークン生成カードは便利な効果が多いため、何らかの方法でトークンを効果モンスターに変換する必要がある。
かといって全てを《リンク・スパイダー》に変換させていたらEXデッキの圧迫は避けられない。

そこで《リンクリボー》の出番。
レベル1トークンが二体いた場合、片方を素材にして《リンクリボー》をリンク召喚。
そして《リンクリボー》を素材として墓地に送った後、もう片方のレベル1トークンを糧に特殊召喚。
これによりEXデッキの圧迫なく《リンクリボー》1枚でトークン2体を効果モンスターに変換し、《ヴァレルロード・ドラゴン》の召喚条件を満たすことができる。


このため「リンク素材として優秀、取り回しも良く戦闘阻止というオマケも備えた秀逸なカード」という評価を得る。


そのあまりの優秀さと最強ジャンプの部数の少なさ(《リンクリボー》の流通量の少なさ)も相まって
市場では最強ジャンプの4〜5倍の価格(2000円以上)で取引をされていることも珍しくなかった。
その後は2018年のSTARTER DECKを始め何度も再録されたため価格は落ち着いている。

アニメでの出番

CV:石橋美佳
遊戯王VRAINS二期から登場。鳴き声は「クリクリンク〜」

変わり果てたサイバース世界にたった一人取り残され途方に暮れていた時にAiと再会。
そのままAiが藤木遊作と再会した際に連れてきており、遊作のデッキに加わっている。

デュエルにおいても、各種素材や攻撃阻止まで多数の活躍をもって遊作の助けになっている。

現実世界にも実体化して姿を見せており、Aiの子分になっていたロボッピとは険悪な雰囲気を作っていた。

ちなみにAiの相棒としての地位を確たるものにしているが、Aiは《リンクリボー》の言葉を一切解読できない。
また、遊作と袂を分かった後も自身のデッキに《リンリボー》と言う明らかにこのモンスターをモチーフにしたカードを使用している。


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最終更新:2024年02月20日 21:23