ドラゴン族(遊戯王OCG)

登録日:2012/07/23 (月) 14:54:00
更新日:2025/01/25 Sat 01:22:17
所要時間:約 25 分で読めます


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伝説の巨竜、神の力を纏う――。『巨神竜』、復活。

オレのプライド───そしてオレの魂!

またオレと共に闘ってくれるか 光と闇の竜……

王者の鼓動、今ここに列をなす!天地鳴動の力を見るがいい!

闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!

漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!

閉ざされし世界を貫く我が新風!


ドラゴン族とは、遊戯王OCGにおけるモンスターの種族の1つ。



概要

他のカードゲームの御多分に洩れず、非常にパワフルなモンスター達が犇めく強力な種族である。

青眼の白龍》と《真紅眼の黒竜》がずば抜けて有名だが、第4期までは他の上級ドラゴン族は層が薄く、《タイラント・ドラゴン》や《カイザー・グライダー》あたりが数少ない戦力になった程度。
現在はその強さやかっこいいイメージから原作漫画やアニメにおいても優遇されており、特にZEXALまでの歴代ライバル達が操る切り札は全てドラゴン族モンスター。
というか5D'sに至ってはタイトルからドラゴンがテーマ。
ARC-Vでは主人公他、いろいろと曰くのありそうなドラゴン族モンスターが登場している。
エースカードに選出されやすい一方で、純粋な【ドラゴン族】デッキの使い手は意外と少なく、レギュラーキャラだとミザエルやリボルバー(特にマスタールール時)ぐらい。


OCGにおいては特に上級、最上級モンスターに優秀なものが多く、展開力や持ち前のパワーを生かしてガンガン攻めていくのに適している。
その一方、下級モンスターは「決して弱くはないが、何かが足りない」といったものがほとんど。
種族全体として「質」の展開力に長ける反面「数」の展開力に難がある為、盤面を先に制圧されたり、特定の上級モンスターに対してピンポイントで対抗策を打たれると大変。

その性質から、いかに素早く上級モンスターを召喚出来るかが、勝負の分かれ目となるだろう。

ちなみにドラゴン族モンスターは「STRIKE OF NEOS」から「RETURN OF THE DUELIST」で途切れるまで、6年以上パックに登場していた。


代表的なドラゴン族関連カード

個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は タグ:ドラゴン族 も参照。

メインデッキのドラゴン族モンスター

通常モンスター

みんな大好き社長の嫁で、通常モンスターでは最高の攻撃力3000を誇る。
遊戯王黎明期、Vol.シリーズの頃は「《サンダー・ボルト》で除去って青眼で殴る」が基本戦術だったので、最強のモンスターとして大活躍していた。
その後、エキスパートルールが導入され、生け贄召喚のルールが出来てから一気に使いにくいモンスターとなってしまった。
しかしレベル8・光属性・ドラゴン族の通常モンスターというあまりにも恵まれたステータスや専用サポートの充実ぶりから、現在は当初の輝きを取り戻しつつある。

征竜】・【魔導】環境の頃は「征竜」と組んだり、「魔導」では「乙女」とのシナジーを活かしてアタッカーになったりと面白い活躍をしていた。
現在では攻撃力0でデッキから呼び出されたりキサラみたいな少女が杖を装備したり、変なマスク被ったり、デュエルマッスルになった瞬間に墓地から出てくる、等というフットワークの軽さを見せている。
また、相性の良いシンクロモンスターには「銀龍」と「精霊龍」がいる。

青眼の亜白龍(ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)》の登場後は、《ドラゴン・目覚めの旋律》で2体まとめてサーチして使われることが多い。
トレード・イン》に対応し、《伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)》でサーチできることからデッキを回転させるコストとしても使える。

こちらはご存知城之内くんの相棒。赤眼ではない。深紅でも龍でもない。
対となる《青眼の白龍》とは違い、レベル7の2400打点といった点から、使おうとしてもどうしても力不足感が露呈してしまう。
しかし、第9期では大量の新規が追加され、新たな戦い方が成立した。
真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》で墓地肥やししながら大型の融合モンスターを繰り出し、バーンダメージを与えつつ殴ることが可能。
また、「レッドアイズ」を参照する蘇生カードも豊富なので、手軽に蘇生してランク7エクシーズに繋げることができる。

  • 《トライホーン・ドラゴン》(☆8)
青眼の白龍より攻撃力・守備力が150ずつ低い闇属性のドラゴンだが、最上級としては及第点のステータス。
属性の違いを活かして【青眼の白龍】にカオスの要素を盛り込む時に採用されることがあるほか、《ライトパルサー・ドラゴン》による蘇生、《トレード・イン》のほか《闇の誘惑》にも対応する手札コスト要員等として使える。
チューナーである《竜核の呪霊者》やデュアルモンスターの《ダークストーム・ドラゴン》等がライバルだが、単純な攻撃力ではこの中でトップを堅持している。

  • 《ラビードラゴン》(☆8)
青眼の白龍の攻撃力を50下げ、守備力を400ポイント上げたステータスを持つ。
しかしブルーアイズの強みである豊富なサポートカードが使えないことと、数の多い3000アタッカーと相討ちが取れず一方的に負けるのが難点。
特に属性が同じということから上述のトライホーン・ドラゴン等のようにサポートカードで差別化しづらいのが厳しい。
【原石】において守備表示で特殊召喚した時に戦闘破壊されにくかったり、《収縮》で《奈落の落とし穴》・《ヘル・テンペスト》を回避できたりするが、やはりサポートカードが出ないことには不遇を脱するのは難しいだろう。

効果モンスター

  • 《輪廻竜サンサーラ》(☆1)
終始シリアスだった漫画版万丈目が用いたモンスター。その効果から、漫画登場時点よりドラゴン族使いにOCG化を熱望されていた1枚。
効果はドラゴン族限定のダブルコストと、墓地にいるこのカードの除外する代わりに墓地からレベル5以上のドラゴン族1体をサルベージしつつ、追加でアドバンス召喚ができるというもの。
高レベルドラゴンの再利用は説明不要な便利さで、アドバンス召喚まで含めると《オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》が噛み合う。
レベル1かつ光属性、おまけに攻守0という点もサーチのしやすさに繋がっている。

「烙印世界」テーマの主人公であり、ある日空に開いた大きな"ホール"より落ちてきた竜の本来の姿。見た目は浅黒い肌の少年の姿だが、出自が出自なのでちゃんとドラゴン族。
フィールドへの着地成功後、手札を1枚切って自分自身と相手のモンスターを素材に融合を行う。要するに生きた《超融合》
各種「烙印世界」テーマに対応した融合体を持っており、条件も「そのターン中に特殊召喚されたモンスター」「一定攻撃力以上のモンスター」と比較的緩めとなっている。相手を除去しつつ、こちらは大型を立てて威圧するという戦術がメイン。
サポートテーマである烙印や物語上の敵でもあるデスピアとは特に相性が良いが、融合体の条件を複数満たせる壊獣とも好相性。

  • 《輝光竜セイファート》(☆4)
ミザちゅわ~んミザエルを意識してデザインされたOCGオリジナルカード。ミザエルモチーフなので宇宙に関する用語を名前に持つ。
場と手札のドラゴン族を任意枚数墓地送りにし、そのレベル合計と同じレベルのドラゴン族をサーチでき、さらに墓地のこのカードを除外することで闇か光のレベル8ドラゴン族を墓地よりサルベージできる。
墓地送り対象は《暗黒竜 コラプサーペント》&《輝白竜 ワイバースター》や《覇王眷竜ダークヴルム》等、墓地に落ちてからが本番なモンスターが良いだろう。

  • 深淵の獣(ビーステッド)マグナムート》(☆6)
自分または相手の墓地にある闇・光モンスター1体を除外することで、簡単に特殊召喚出来るドラゴン。しかも条件付きとはいえ何故か相手ターンでも出せる。
さらにこの特殊召喚はビーステッドの共通効果なので他のビーステッドも同じことをやる。
このモンスターは特殊召喚成功後のエンドフェイズ時、同名以外の任意のドラゴン族をサーチor墓地からサルベージ可能。要は【ビーステッド】どころか【ドラゴン族】の万能サーチャー。
自分の墓地をリソースにしても良いが、相手が闇・光のデッキであれば相手のリソースを枯らしつつ新たな後続を呼べるというとても便利な1枚。
シンプルに色々やりすぎたので制限カードになった。

  • 《焔征竜-ブラスター》(☆7)
8期最凶最悪の(元)死刑囚集団・征竜の1つ。
炎属性と自身の墓地送りでフィールドのカードを1枚破壊する。
シンプルながら強力な効果であり、当時は「○○はブラスターに割られるからダメ」「ブラスターに割られないかどうか、割られてもカバーできるか」とデッキ構築時における仮想敵として扱われるほど。
今でこそ「対象を取る破壊」はかなり対処がしやすい効果となり飛び交う事は無いものの、全盛期征竜はこの効果を好きなタイミングでポンポンと放ってきた為、メタ用の永続魔法・罠やモンスターをすぐに除去されていたのだ。
現在でも「緩い条件で撃てる緩い制約の破壊効果」・「炎属性をコストに使う」という点が便利である為、炎属性デッキの隠し味として使われ始めている。

  • 《嵐征竜-テンペスト》(☆7)
8期最凶最悪(ry。こちらは手札から風属性とこのモンスターを墓地に送ることで「とりあえずビール」感覚で適当に1体好きなドラゴンをサーチ可能。
そしてドラゴンか風属性を手札か墓地より除外する事で墓地より自己蘇生。
風属性との協働を前提とするが、非常に緩い条件でのサーチや特殊召喚効果から【ドラゴン族】で未だ引っ張りだこな1枚。
風属性かつドラゴンということでアームド・ドラゴンドラグニティとは特に仲良し。
逆を言えば他の征竜たちとは違いドラゴン族とは無縁の風属性デッキとの相性は良くなく、当時泣いた風属性デッキ使いがいたとかいないとか。

ぶっ飛んだネーミングとイラストアドが持ち味の、天城カイトのエースモンスター。
攻撃力2000以上2体をリリースして特殊召喚する効果、戦闘相手と共にバトルフェイズ終了まで除外される効果、エクシーズを対象に除外した場合素材の数だけ強化される効果を持つ。
それぞれの効果は特別優秀とは言い難い…が、決して役に立たない訳ではない。特に2つ目の効果のおかげで場持ちが良いのは大きい。
歴代ライバルのエースとして、ステータスや3体合体したモンスターの存在、攻撃名等、青眼を意識したと思われる要素が非常に多い。

  • 《タイラント・ドラゴン》(☆8)
第2期のパック「闇を制する者」で繰り広げられた「ハ・デス軍vsドラゴン軍vs王国軍」の三つ巴の戦いの、ドラゴン軍のリーダー。我らが《切り込み隊長》もこの戦争の参加者。
実は意外と珍しい正統派のドラゴンそのまんまのデザインで人気があり、様々なカードのイラストに登場。
効果も癖こそあれど豪快なインパクトがありその面でも人気。

  • 《冥王竜ヴァンダルギオン》(☆8)
相手のカードをカウンター罠で無効化した時に特殊召喚でき、無効化したカードの種類によって異なる追加効果を発揮できるという【パーミッション】向きのモンスター。
魔法を無効化すれば相手に1500ポイントのダメージ、罠なら相手の場のカードを1枚破壊、モンスター効果なら自分の墓地からモンスター1体を蘇生できる。攻撃力も2800と高め。
現在は《裁きを下す者-ボルテニス》等のライバルもいるが、こちらは特殊召喚時のリリースが必要ないことや条件次第で相手のカードを破壊する以外のメリットをもたらせる点で勝る。

上述の真紅眼の派生モンスター。通称「レダメ」。
【ドラゴン族】の必須カードにして展開の要兼切り札。
登場してからしばらくは入手困難だったが、ストラクに再録されて容易に入手出来るようになった。
かつてはドラゴン族が一部を除いて地味だったためながらく無制限に留まっていたのだが、レベル10なので《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》などの素材として活用され制限化、そしてワンキルに悪用された結果あえなく禁止化
あまりにもレッドアイズとは無関係な汎用性の高すぎる性能から、真紅眼ファンからは「こいつはレッドアイズに含めるのか」という議論が時折交わされる。
後にある程度弱体化されて開放。前ほどの無法は出来なくなったが、【ドラゴン族】の潤滑油として今日も活躍している。

最凶最悪の龍。デュエルどころか遊戯王OCGそのものを終焉させかけた
今でこそエラッタも経てかなり落ち着いたが、かつては対抗手段の少なさから「出されたら負け」レベルのバケモノであった。

  • 《覇王眷竜ダークヴルム》(☆4・Pスケール5)
フリー対戦中毒者…もとい、ズァークの眷属にして過労死担当。アニメでは唯一の下級ということであの手この手で使い回されていたが、現実でも同じであった。
覇王門サーチによる覇王眷竜サポートカードなのだが、最後にしれっと書かれた「このカードが墓地にいる状態で自分の場にモンスターがいなければ自己蘇生する」がミソ。
しかもこれ、この手の効果にありがちなターン1制限や再利用封じの除外はありません
覇王眷竜や魔術師などで使う際にはオマケになるこの効果が、【ドラゴン族】ではむしろ本体としてとにかく悪用されまくった。
《竜の渓谷》で《亡龍の戦慄-デストルドー》と共に落とせば簡単にレベル7シンクロに繋げられた為、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》を速攻で呼び出す起爆剤として暴れまくり、最終的には本来の用途である覇王眷竜+魔術師の【覇王魔術師】でも使われまくった為、一時は制限カード入りしていた。
規制中・解除後も「勝手に墓地から生えてくる便利なドラゴン」として、よくドラゴン族グッドスタッフデッキに採用されている。
ズァーク共々最近浄化されて光属性になったらしい。

儀式モンスター

青眼の白龍》の派生形の1体で、《カオス・フォーム》で降臨する儀式モンスター。
攻撃力4000・効果破壊&対象耐性・2倍貫通ダメージとまさに「力こそ正義」を体現したようなモンスター。
しかしその高火力ゆえにダメージ反射効果が最大の弱点。力を持ち過ぎた者は力に溺れてはならないのである。



エクストラデッキのドラゴン族モンスター

融合モンスター

出張専門テーマ・召喚獣に属する融合モンスター。「《召喚師アレイスター》+水属性モンスター」で出せる。
高い守備力とあらゆる効果の対象にならず、破壊も受け付けないという場持ちの良さがポイント。
とはいえ、『OCGの環境』で活躍したかといえば微妙なところもあり、除去しようと思えば割と簡単に除去できる。
もっとも、緩い融合指定と召喚獣というテーマそのものの汎用性の高さから、《超融合》で相手を吸うために使うという用途にも使えるのは便利。

……そして、このカードの本領は『OCGではない環境』。デュエルリンクスでは一転して極悪耐性のバランスブレイカーとして暴れまくり、最終的に同作初の禁止カード指定にまで至った。
後に制限復帰を果たしたが、公式曰く「現在の決闘者なら攻略できると確信している」との事。ホンマかいな。

  • 《深淵竜アルバ・レナトゥス》(☆8)
「《アルバスの落胤》+ドラゴン族モンスター1体以上」で融合召喚できる。そしてその実態はドラゴン族版の《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》である。
あちらと同じく融合を使わず相手と自分の場の素材になるモンスターを墓地送りにして直接特殊召喚可能で、相手が【ドラゴン族】であれば《アルバスの落胤》が強力なメタカードとなる。
さらに素材数が多いほど攻撃回数が増える効果、墓地に行くと「融合」もしくは「フュージョン」をデッキからサーチする効果と、とにかく書いてあることに無駄がない。

遊戯王OCGにおける固定の攻撃力では最高値となる5000打点が一際輝く。
登場当初は縛りこそないとは言え、場と手札にドラゴン5体を用意する必要がある融合モンスターということでロマン扱いされていた。
しかし後にこのカードと相性が良い《未来融合-フューチャー・フュージョン》と《龍の鏡》が登場。これらを駆使した通称【未来龍】は一躍要注意デッキに仲間入りした。
光属性以外のモンスターとの戦闘では破壊されないが、そもそもこの攻撃力では滅多に戦闘破壊されない為若干空気気味。
しかし光属性には「ダメステ入っていいすか?^^」でお馴染みのみんな大好きガチムチ天使がいるので注意。

  • 究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)》(☆12)
原作に出ていそうでいなかった、王様主力社長切り札の2体による究極の乗っただけ融合モンスター。
攻撃力5000に加え、自身を除く自分フィールドの他のドラゴン族×500攻撃力がアップする効果を持つ。
正規の融合素材は用意するのが馬鹿らしくなるほど重いので、素直に融合素材代用モンスターや《融合識別》・《融合強兵》などで軽減する方が良いだろう。

派生モンスターとして《究極竜魔導師(マスター・オブ・ドラゴンマギア)》も後に登場。融合素材の重さは相変わらずだが、同じく攻撃力5000かつ強力なカウンター効果を持つ。
現在は切り札としての座をあちらに譲り渡したものの、《融合徴兵》などのサポートを活かせたりする事から、立ち位置は決して失われていない。

シンクロモンスター

ドラゴン族モンスター屈指のふつくしさを持つ、十六夜アキのエースモンスター。
S召喚に成功した時、場を一掃できるわかりやすいリセット効果を所持。
デブリ・ドラゴン》や《ブラック・ボンバー》1枚から唐突に現れ、一瞬で劣勢を切り返すことも可能。
植物族デッキなら隠された第2の効果を発揮するらしいが……
略称はブラロ、黒薔薇。

  • 《インフェルニティ・デス・ドラゴン》(☆8)
  • 《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》(〃)
  • 《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》(〃)
満足町町長も御用達の満足龍。
いずれもレベル8・闇属性・ドラゴン族・攻撃3000・闇属性チューナー指定という共通点がある。
役割分担が明確なので、住み分けはきっちりできている。
3体全部投入した上で実戦レベルのデッキを組むのは非常に容易い。これには鬼柳ファンも満足。

《ヴァレルロード・ドラゴン》派生モンスターの一つで、シンクロを担当するカード。中央のSは「サベージ」と読む。
縛りなしのレベル8シンクロでありながら3000打点を持ち、さらに自身の効果で自分の墓地のリンクモンスターを装備してその攻撃力の半分だけ自身を強化。
さらに装備したリンクモンスターのマーカーの数だけ万能無効化を使えるという至れり尽くせりな1枚。

かつてのエクストラデッキ採用率第1位にして蟹のエースで嫁でドM。アニメラストで雌疑惑浮上。
自身をリリースして破壊効果を無効にする非常に使いやすい誘発即時効果を持つ。しかも自己再生可能。
ただしあくまでも無効に出来るのは破壊効果のみなので除外やバウンスには無力。権力やインチキに負けてしまう2500打点も地味に痛い。

250円同盟の一員で元キングのエース。歴代ライバルのエースモンスターに並ぶ3000打点が脅威。
しかし効果の癖が強く、自分のモンスターを巻き込む危険性もあることから採用率はいまいち。
パックのパッケージを飾ることも出来なかったり色々と不憫。
略称はレモン。

満足町町長も御用達の満足龍(仮)。
ご存知、レベル9シンクロ最強のドラゴン。
もう帰ってこないと思われたが、案外釈放は早かったお方。

エクシーズモンスター

ヴェルズ化によって化け物と化したグングニールの成れの果て。
自分が場にいる限り「お互いにレベル5以上を特殊召喚出来ない」という強力な制圧効果を持っており、当時のヴェルズを環境へと食い込ませた立役者。
さらにはX素材を1つ消費することでデッキから「侵略の」名称を持つ魔法・罠をサーチ可能で、《侵略の汎発感染》というヴェルズモンスター全てに強力な耐性を付与する速攻魔法を用意して返しの手すらシャットアウトするという二段構えも鬼畜。
今でこそリンクモンスター等の抜け穴が多くあるため突破はしやすくなったものの、高レベルを使用するデッキ相手ならこいつ1枚で詰ませる事も不可能ではないポテンシャルを持つ。

ドラゴン厨というか銀河眼厨のバリアンの戦士、ミザちゅわ~ん…もといミザエルのエースたるエクシーズモンスター。
オーバーハンドレッド・ナンバーズの一体で、効果解決時に自身以外の全てのモンスターの効果を無効にし、攻・守をリセットする効果。
また、その後相手のカードの効果が発動すると攻撃力を上げ、2回攻撃が可能となる残存効果を持つ。
こちらも青眼を意識している要素が多いが、劇中では真紅眼の要素も感じられる。

リンクモンスター

  • 《ストライカー・ドラゴン》(L1)
本来はヴァレット用のサポートモンスターなのだが、リンク条件が「レベル4以下のドラゴン族モンスター1体」という点がポイント。
墓地効果目当てでさっさと墓地送りにしたいドラゴン族モンスターはたくさん存在しており、それらをとりあえずで墓地送りに出来る為【ドラゴン族】には大抵いるリンクモンスターとなった。
ヴァレットそのものもドラゴン族テーマなので、専用フィールド魔法サーチやヴァレット関連の効果を活かすためにヴァレットの混成デッキにする事も。ほんとドラゴン族は横の繋がりがやたら強いな……。

  • 《天球の聖刻印》(L2)
ドラゴン族2体で出せるリンクモンスター。聖刻龍の休眠形態である球体達が惑星のように陣形を組んでいるイラストが神秘的。
攻撃力0という貧弱すぎるステータスだが、相手ターンにこのカードを含む任意のモンスターを場か手札よりリリースすることで、フリーチェーンでのバウンスが発動可能。
更に聖刻の例に漏れずこのモンスター自身もリリースされると効果を発動し、手札かデッキからドラゴン族を攻守0化して特殊召喚出来る。
相手のターンに妨害をしつつ、さらなる後続を用意できる1枚。

ライバル名物3000打点ドラゴン、VRAINS代表。リボルバーのエースカードであり「ヴァレル」の主力。
チェーン不能の敵打点低下と、攻撃宣言時のコントロール奪取という攻撃的な効果を持ち合わせる。
更にモンスター効果の対象にならないので、相手が除去用のモンスターを立てても強気に出られるのが優秀。
難点は「効果モンスター3体以上」という少々重めなL素材指定か。

リンク4の大型ドラゴンで、自身を出す際に使ったL素材の枚数に応じて効果が増えていく特徴を持つ。
素材3枚から使用可能な手札から任意モンスターの特殊召喚と、4枚から使用可能な4ドローからの3枚ボトム送りという強力な手札交換効果が特に強く、海外では未界域と組む事で大暴れしていた。
アニメ作中でも実用性が低いと言われていたとあるロマンカードをただのロマン砲で終わらせず、ほぼ確定で放てる凶悪ワンキルカードに仕立て上げた張本人。
それ故に未界域が来日してからは制限カードにも指定されていた事がある。



魔法・罠カード

  • 《調和の宝札》(通常魔法)
手札の攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーを捨てて2枚ドロー。
《伝説の白石》や《太古の白石》を捨ててみんなも満足しよう。

  • 龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)(通常魔法)
場と墓地から融合素材を除外してドラゴンを融合召喚するドラゴン族融合モンスターの十八番。
《未来融合-フューチャー・フュージョン》で墓地に送ったドラゴン族5体を除外して《F・G・D》を融合召喚するのが「未来龍」の基本的な戦い方だった。

  • 《ドラゴン・目覚めの旋律》(通常魔法)
手札1枚と引き換えに攻撃力3000以上・守備力2500以下のドラゴン族を2枚までサーチ出来るカード。
《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》が何故かギターをノリノリで奏でているというシュールなイラストを見ても分かるように、青眼を手札に引き込む事をイメージしてデザインされたと思われる。
実際、青眼とオルタナティブをサーチすれば効果でオルタナティブを出せたりと青眼との相性はバツグン。それ以外でも条件合致するドラゴンは多く、各種ドラゴン族テーマはこのカードを活用している。

  • 《ドラゴンを呼ぶ笛》(通常魔法)
《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》がいる時に手札からドラゴン2体を特殊召喚できる。
墓地に置かれたからってカードをドローさせてもらうとドラゴンじゃなくてジャッジを呼ばれるので注意。

  • 《復活の福音》(通常魔法)
レベル7か8のドラゴン族の完全蘇生が出来る魔法カード。効果がシンプル故に強力で、レベル7・8のドラゴン族は粒ぞろいのラインナップとなっている。
オマケに墓地のこのカードを除外すると場のドラゴン族の破壊・除外の身代わりになる。捨てるところが一切無い優秀な効果の1枚。
地味に1ターン制限が無いのもポイントだが、一方でリリース1体のドラゴン族はこのカードの恩恵を受けられない点で不遇となっている節がある。

  • 《竜の霊廟》(通常魔法)
青眼を意識した魔法カード。ドラゴン族用の《おろかな埋葬》。
この時点でもかなり強力なのだが、墓地に送ったドラゴン族がバニラなら追加で更に1枚ドラゴン族の墓地肥やしのおかわりが出来る。
《竜の渓谷》と同じく征竜で悪用された他、聖刻でも「バニラを用いる【ドラゴン族】」という点から色々と活用されていたのでこちらも長い間制限カード入りしていた。

  • 《竜の渓谷》(フィールド魔法)
ドラグニティ用のフィールド魔法。手札1枚と引き換えにデッキからドラグニティをサーチするか、デッキからドラゴン族を墓地に送る効果を選択して発動可能。
……お察しのいい人ならピンと来ただろう。そう、毎ターン好きなドラゴン族カードを1枚墓地送りに出来るのである。
なのでドラグニティ以外でも色々と悪用されており、征竜大暴れ時代には制限カード化の規制を喰らいドラグニティ使いがとばっちりを受けた。
現状は無制限なので、ドラグニティはもちろん、各種ドラゴン族テーマでも複数枚採用されている事が多い。

  • 《超再生能力》(速攻魔法)
発動ターンに手札から捨てたドラゴンと、場からリリースしたドラゴンの合計枚数分ドロー。
上記《調和の宝札》と《スターダスト・ドラゴン》を組み合わせてやっぱり満足できる。



その他、相性の良いカード

  • 《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》(☆4)
自身が場にいる限り、場のドラゴンを対象を取る効果から守る。ステータスが貧弱にもかかわらず自身は魔法使い族なので、ドラゴン族サポートを受けられないのが難点。
《神竜 ラグナロク》との融合で強力な《竜魔人 キングドラグーン》になれる。大概は《融合呪印生物-闇》が優先されちゃうけど。

  • 《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの統制者-》(☆4)
《ドラゴン・目覚めの旋律》にてギターをノリノリで奏でていた《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》が、《青眼の究極竜》さながらのトリプルネックギターに持ち替えて颯爽登場。
フィールドでは「ドラゴンの支配者」扱いとなるので、こちらも《ドラゴンを呼ぶ笛》の発動条件を満たせる。
召喚成功時には手札コスト1枚と引き換えに《ドラゴンを呼ぶ笛》・《ドラゴン・目覚めの旋律》・《ドラゴン・復活の狂奏》いずれかをサーチできるが、その手札コストは墓地に落としたいモンスターでなく魔法・罠カードというのが少々歯がゆい所。

  • 《未来融合-フューチャー・フュージョン》(永続魔法)
デッキ融合のパイオニアと言えるカード。デッキからモンスターを融合素材として墓地へ送り、発動後2回目の自分スタンバイフェイズに融合召喚を行う。
《F・G・D》や《青眼の究極竜》との相性が非常に良く、実質ドラゴン族を最大5体墓地へ送れる墓地肥やしカードとして機能する。

当初は融合素材を「発動時すぐに」墓地へ送るという効果だったが、墓地肥やしとして暴走しすぎた結果ゴヨウとなりエラッタ。
現在はデッキから融合素材を墓地に送るのは「発動後1回目の自分スタンバイフェイズ」になり、このカードを1ターン守らなければ墓地へ送れなくなった。
当然だが融合召喚目的で運用するならちゃんと2ターン守り抜くように。



ドラゴン族テーマ

原作・アニメ登場のドラゴン族デッキ

+ ←クリックして展開
我らが王様こと闇遊戯が用いた様々なカードは、時代の流れでそれぞれがテーマとして独立し始めたが、竜殺しの剣士も例外ではなかった。
戦士族・ドラゴン族混成のこのテーマは一言で言えば「ドラゴン族絶対殺すマン」。ドラゴンなら殺すしドラゴンじゃなくても無理矢理ドラゴンにして殺すという、ドラゴン族への殺意に振り切れたカードデザインとなっている。
また、カードイラストではいずれ殺す事になるとしても一匹の仔竜を《バスター・ブレイダー》が相棒として育て、時が流れ暴れ狂う竜となった仔竜を自らの手で斃し、そして魂だけとなっても《バスター・ブレイダー》を守る守護者として仔竜は側に在り続けるというドラマチックなストーリーも描かれている。

馴染みの社長の嫁達。ストラクチャーデッキにてテーマ化し、現在は戦士族・魔法使い族混成のテーマとなっている。
テーマとしての青眼は「高火力のドラゴンを立てる」事を重視しており、とにかくバンバンと大型が飛び出してくる脳筋テーマ。
【ギャラクシー】に負けず劣らずのパワフルなバトルスタイルは、まさに社長好みの「スゴいぞー!カッコいいぞー!」な仕上がり。

「真紅眼の黒竜」単体(ry。ブルーアイズと対を成す黒竜。我らが凡骨こと城之内、元祖レッドアイズ使いのダイナソー竜崎、そして天JOINなお兄様など使っているネームドキャラは多い。
かつては青眼と比較するとパッとしないイメージがあったが、時が流れこちらもテーマとして形になり戦えるようになっていった。
殴り合いメインの青眼に対して、こちらは破壊効果やバーンダメージで敵陣を荒らしていくタイプ。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》や《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の様な環境を破壊し尽くした問題児も多数在籍。

LVモンスターの先駆けの一つで、ガッシリとした身体を持ちボクサーグローブの様な分厚い拳を持つドラゴン。
成長段階を「LV」で表現し、戦いを経験していく事にどんどん大きく育っていく。
手札をコストに全体除去を行い、LVが上がる毎に範囲も広がる。
後にダーク化もした。……っていうか闇属性デッキでダークが大暴れして制限カードになってた時期もあるくらいには使われた。
遊戯王GXにて万丈目が中盤以降から愛用しており、11期では彼を意識した新たなアームド・ドラゴン、その名も「アームド・ドラゴン・サンダー」が登場した。

またの名を「裏サイバー流」。使用者の命を蝕む代わりに力を与える、貪欲に勝利を求め進化し続ける機械の竜。
元々は機械族オンリーだったが、OCGオリジナルの追加カードがどこからどう見ても機械族だがなぜかドラゴン族なものがメインで、結果としてドラゴン族・機械族混成テーマとなった。
もっとも、元々墓地のドラゴン族を装備して強くなるテーマなのでその時点でドラゴン族とは密接なつながりがあったのだが。

LVモンスターの一種。LVが上がる毎に強力な魔法耐性を身につける。
破壊を得意とするアームド・ドラゴンとはある意味対の関係と言えるか。
罠カードを無効化する《王宮のお触れ》と合わせて魔法・罠を封殺する【お触れホルス】デッキが流行った。

ご存知キングことジャックの愛用するカテゴリ。シグナーの竜、或いは決闘竜の1つ。
その特性上シンクロモンスターに集中しているので、デッキとして組むにはサポートテーマの【リゾネーター】や相性の良い悪魔族、ドラゴン族などが欲しい。
ライバルのカード故にアームド・ドラゴン、青眼、ギャラクシーと同じく打点3000越えははデフォ。やはりというか、パワーと破壊に命をかけた漢らしい脳筋テーマとなっている。
「キングは常に1人」という彼の矜持を反映してか、自分以外を消し飛ばし相手も自分も焼け野原にして単体で君臨する効果も多い。

宇宙を翔け銀河に輝く光の竜達。機械族や戦士族等も含まれるが、主力がドラゴン族なので一応ここに記載。
ランク8の大型エクシーズモンスターを立てて敵主力と殴り合いを行うという、ド派手な戦法を得意とする。
内部でテーマが派生しており、ZEXALでのカイトが使っていた「フォトン」、ARC-Vでのカイトが使っていた「サイファー」を含むカードも多い。

ARC-Vのラスボスであるフリー対戦中毒者ことズァークの使うテーマ。サポートテーマに「覇王」もある。
その名の通りズァーク自身の配下としてデザインされており、光属性の《覇王眷竜ライトヴルム》を除いて闇属性で統一されている。
下級の数が少ないので基本的にはズァーク、というか遊矢の使う【魔術師】との混成が主。
メインデッキは全てペンデュラムモンスターかつ主力もエクストラデッキが担っているので、P召喚を使う他のテーマへも出張しやすい。

ハノイの騎士筆頭、リボルバーが「よき力」ことトポロジックと併せて愛用する、弾丸と銃を模した竜達。
「リンク殺しの恐ろしいカード」等のリンクモンスターへのメタを駆使する彼らしく、「弾丸」担当のヴァレットモンスターはリンクモンスターから対象を取られると自身を破壊し、相手に害を与える効果を発動する。
また、「銃」担当であるヴァレルモンスターは能動的に自身の場のモンスターを対象に取る効果を持っており、「弾丸」担当のヴァレットの効果発動トリガーになる事が可能。
(ヴァレル)弾丸(ヴァレット)を装填し、相手を着実に撃ち抜いていく。


OCGオリジナルのドラゴン族デッキ

+ ←クリックして展開
「Pの一族」に属するテーマの一つで、竜魔王が魔術により生み出した竜のなり損ない達。様々な生物が中途半端に竜へと変化しているグロテスクな風貌をしている。
テーマ内モンスターのほぼ全てが「自身が場にいる限りお互いにアモルファージ以外エクストラデッキから出せない」という強烈なエクストラデッキメタを持ち、追加で各個が何かしらの妨害を持ち合わせている。

宝石より生まれしきらびやかな竜たち。
社長が36枚持っていた「ダイヤ」を始めとする「宝石ドラゴン」を意識した通常モンスター補助テーマ。
各種「原石」魔法・罠や《原石アナザー・ベリル》でバニラモンスターを呼び込んだり耐性を持たせ、同時に主力である《原石竜インペリアル・ドラゴン》の強烈な制圧能力を活かすというデザイン。
単独でデッキを組むよりも元ネタの「宝石ドラゴン」やその他バニラ活用テーマとの組み合わせが前提のデザインで、出張性能の高さはかなりのもの。
強力な妨害効果持ちのカードが多い上に、組み方によっては《原石竜インペリアル・ドラゴン》を使わずとも、逆に魔法・罠を使わずとも戦えるという自由度から様々なデッキのスパイスとして活躍している。

「星遺物」に関連するテーマの一つ。各地に存在する謎の巨大建造物「星遺物」に宿る、星の守護者達。
一応テーマといえばテーマだが、どういう訳か殆どの効果の対象がテーマ名ではなくドラゴン族という緩い縛りになっており、ドラゴン族をサポートするカードとしてデザインされたようである。
……が、その有用性から様々なデッキ・コンボで悪用され、主要のリンクモンスター2枚が禁止カードという状況に。後述の征竜共々、「制限の緩い種族・属性サポートテーマは環境を壊す」という事を体現しているとも言える。
なお某ファイアウォールも守護竜の二つ名を持つが、一切関係はない。揃って大暴れし揃って規制されたのは同じだが。

エジプト神話の神々がモチーフのドラゴン。
打点を0にして特殊召喚を行うという効果や、バニラのドラゴンを特殊召喚したり、リリースに応じて恩恵を得るという効果がメイン。この特性から青眼とは昔から仲良し。
リチュアと組み合わせた聖刻リチュアというデッキが猛威を振るったりと、混成にて輝く場面も多い。

それぞれ大地、水、風、火山の自然環境を守る4体の善なる存在でありながら、同時に災禍の化身とも言われる不思議な竜。
自然のエネルギーが暴走しないようにそれを程よく食べて成長していき、育ちきったらそのエネルギーを放出し劇的な環境改善をもたらす。
……が、その本性は自然の環境は守っても遊戯王OCGの環境は守るどころか荒らし尽くしたテーマ。
同時期に超強化された「魔導」と環境を二分し、「征竜魔導環境」という暗黒時代*1を作り上げた張本人達。
あらゆるドラゴン族とそのサポートを利用し、多数のカードが規制されても1年以上に渡って環境の上位に居座り続けた。
本来は地・水・風・火の4属性をサポートする為に作られたテーマだったのだが……。詳細は個別項目にて。

麻雀の「三元牌(Dragon Tiles)」を具現化した、荒れ狂う三匹の龍神。
出しづらいが一度決まれば一瞬で相手ライフをゼロにするポテンシャルを持つ《トライデント・ドラギオン》をリメイク&サポートしたテーマで、効果も非常に攻撃的。
バトルフェイズ中に特殊召喚やS召喚を行い、次々と敵に連撃を叩き込んで勝負を決めるデッキ。
勝機を読んでドラ(ゴン)を揃え、大型の猛攻で相手のLPをゼロにして(役満で一気にアガって)やろう。

鳥獣族混成の風属性テーマ。「端末世界」ストーリーに登場する、ミスト・バレーの竜使い達。
ドラゴン族チューナーを自身に装備する効果で引き寄せ、装備解除からシンクロで大型を出す戦法がメイン。
かつては真っ当にビートダウンしていたが、現在はカードプール増加と装備解除からの頭数増やしを利用した連続シンクロによる制圧がメイン。
チューナー達は装備されると何かしらのメリットを付与する効果を持ち、【サイバー・ダーク】はここに着目して出張していたりした。

ドラゴンでメイドなテーマ。「竜人のメイドさん」という流行を取り入れまくった美少女テーマ。
その華やかなデザインに反して、戦法は正統派ドラゴン族テーマとも言えるもの。墓地肥やしと大型展開に秀でる。
下級の人間態で墓地を充実させつつ、戦闘時は上級・最上級のドラゴンとしての本性でおもてなし(物理)を行う。
メイド長《ドラゴンメイド・ハスキー》の竜としての姿である《ドラゴンメイド・シュトラール》の無効化効果がかなり強力で、モンスターの見た目だけでなく性能面でも人気の高いテーマ。

「烙印世界」ストーリーに属するテーマ。ついに本性を顕したアルベルが召喚した災厄の獣であり、後述の「烙印」とは密接に関連している。
デッキ内はほぼ全て上級か最上級だが、自分もしくは相手墓地の闇・光モンスターを除外することで特殊召喚が出来る。
特殊召喚全般をメタる効果が多く、11期後半にて暴れるパチンカー人魚炭酸変身ヒロイン相手に強気に出られる為、彼ら相手に対等に渡り合った挙げ句四天王に加わって環境デッキの仲間入りという状況にある。
とても緩い特殊召喚条件に加え、《深淵の獣マグナムート》の効果から【ドラゴン族】全般と仲良く出来るポテンシャルを持っている。11期ではビーステッド混成タイプの【ドラゴン族】が多く見られていた。
その結果上記の守護竜、征竜と同じく規制コースとなったのは内緒だ!

核融合や原子炉を題材にしたドラゴン族テーマ。禍々しくも神々しい無限のエネルギーを操る竜。
レベル3通常モンスターとランク3エクシーズを重点的に活用するテーマで、X素材を何度も使い回して制圧や展開を繰り返せる。
……が、かつてこのテーマが出た際にはメインデッキのカード1枚とエクシーズ1枚、あとから追加された魔法カード1枚という、テーマとして一切成立していないというとんでもない状況だった。
そのため長い間【マテリアクトル】というテーマを組むことがほぼ不可能な不遇カテゴリだったのだが、2024年にて一気に新規カードが増加。
テーマの方向性をしっかり守った上でテーマとして組めるようになり、長い事停止していた炉にようやく「火」が点いた。

「烙印世界」ストーリーに属するテーマ。《アルバスの落胤》やその周囲に関連しつつ物語の根底に深く関わる、深淵の力を宿す烙印。
融合に絡む効果が多く、主要のモンスターはドラゴン族融合がメイン。
守護竜や征竜の様に特定ジャンルのサポートを重視したテーマでもあり、融合を使うデッキと混ぜやすい。

上記のアモルファージを含む「Pの一族」の中心にあるテーマ。鎧兜姿の謎の騎士「竜剣士」と、それと相対する「竜魔王」の戦いを描いている。
主にP召喚をメインとしており、レベル4が多いのもポイント。
「Pの一族」テーマの力を借りた強化形態が各種存在しており、イグナイトの力でS召喚、ダイナミストの力で融合召喚、マジェスペクターの力でX召喚、アモルファージの力で儀式召喚を行う。
また、最近追加された新規は各種「Pの一族」サポートカードとしての顔を持っており、種族もドラゴン族じゃなかったりする。





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最終更新:2025年01月25日 01:22

*1 ただし、メタが読みやすくプレイングが重視される環境を評価する者、今まで注目されていなかったカードが注目されるきっかけを作ったことなど、批判一辺倒ではないことも記しておく。