登録日:2023/01/23 Mon 21:50:00
更新日:2026/05/24 Sun 11:49:11
所要時間:約 10 分で読めます
正月元旦 つまり明日発売されるこのゲーム機を誰よりも早く手に入れるため
オタク達の最後の聖戦が今始まろうとしているのです!!
『Owee』とは、
週間少年ジャンプで連載されていた
漫画『
銀魂』で登場した架空のゲーム機。
第百四十七訓「ゲームは一日一時間」・第百四十八訓「休みだからってゲームばっかやっちゃダメ」・第百四十九訓「人生もゲームもバグだらけ」に登場。
【概要】
言うまでもなく、元ネタは当時の
任天堂最新ハードである
Wii。
対応ゲームも劇中で登場し、そちらにも元ネタはある(詳細は後述)。
しかしそこは
SF要素のある銀魂らしく、専用ゴーグルと手袋によるバーチャルコントローラーと言う元ネタ以上のハイテク機能が備わっている。
元ネタと違い、元日の1月1日とゲーム機としては珍しい時期に発売することになっていた。
劇中では、大晦日の夜に色々あって、列並び~ゲーム対決までの、万事屋と真選組による苛烈なOWee争奪戦が描かれた。
【ゲームソフト】
全てOWeeで発売予定のタイトルで、ゲーム対決のお題となったソフト。
◆バキボキメモリアル(カツオ桂VS近藤)
大人気ギャルゲーの続編タイトルで、先にヒロインを落としたほうが勝者となる。
元ネタはギャルゲーの金字塔「
ときめきメモリアル」。
万事屋チームからは
この時は新八もハマってなかったためギャルゲーに詳しい人がいない中桂が、
真選組チームからは古今東西あらゆるギャルゲーをやりつくし、
「三次元より二次元に生まれてくればよかった」と
お妙にも賞されたことがある近藤が選出された。
始まりと同時に、ギャルゲーを知り尽くし最良の選択肢が読める近藤はテキストオールスキップで序盤のリードを作っていく。
ゲームを進めていくと、主人公が寺子屋に通学中のシーンへ。近藤は「反対側からパンをくわえてやってくるヒロインとぶつかってパンツが見えるという出会い方だ」と先の展開を読むと…
近藤の読みはある程度当たっていた。ヒロインが自身より大きいカジキマグロを丸々1匹くわえていたこと以外は。
『バキボキメモリアル』のヒロイン・マグ子は歴代のヒロインと違いかなりの天然と言う設定らしい。
流石に近藤もマグロは想定外だったが、くわえてるのがパンだろうがマグロだろうがギャルゲーの女の子なことには変わりないと取り戻す。
ここで選択肢A『遅刻覚悟で助け起こす』B『無視して寺子屋へ急ぐ』が発生。セオリー通りAを選ぶと…主人公はマグロの方を起こした。
これによりマグロ√という、マグロになりこれから30分何も動かないし何も感じない危険な√に入ってしまった。
初っ端からこんな危険な選択肢が出るほど、これまでの経験とデータが通用しないゲームがこの『バキボキメモリアル』なのである。
それを見ていた桂は「予測もつかない事態が起こるのが恋愛というものだろう」とそれっぽいことを言いつつ、同じ轍は踏まんとBの選択肢を選ぶと…
と
主人公が後ろからカジキマグロで突き刺されゲームオーバーに。
結局勝負は振り出しに戻り、まだヒロインの名前すらも聞いていないのに両者一進一退の互角の戦いとなっていた。
流石に観客からも「ギャルゲーをゲーム勝負に使うのがおかしい」と今更なツッコミが入ったりと不満があがっていた。
そのため並行して第2回戦も行うことに。
◆信長のゲボェ(新八VS山崎)
画面上から泥酔した
信長が様々な形の
「ゲボェ」を吐いていき、それを画面横一列に並べて消していくゲーム。
元ネタは落ちものパズルゲーではなく戦略ゲームの「信長の野望」。
先に画面いっぱいの
ゲボェで埋まった方が負けとなる。ただの最低な
テトリスなテトリスである。
万事屋チームからはパズルゲームが得意な新八が(アニメでは
「何となく」で
銀時からの指名)、真選組チームからはまだカバディをしていたからボコられた山崎が選出。
予想以上に地味なゲームに地味なプレイヤーが揃ってしまうという絵的に持つか怪しい光景となる。
こうして第2回戦が開幕。画面上から信長がゲボェを吐き出していくが…
新八側の信長の吐くゲボェの量が半端なく、1回で画面の半分近くがゲボェで埋まった。
何故か新八側の信長はやたら酔っており、解説が言うには「本能寺の変で深酒したんでしょう」とのこと。
対して山崎側の信長はあまり酔っておらず、ゲボェの量も良心的。
こちらは桶狭間での奇跡の勝利の後で気持ち良く飲めたからだそうな。
「どっちにしても吐くまで飲んでんのかよ!!」
このままでは万事屋チームは危うい。
新八は圧倒的物量の前に焦り、凡ミスも目立つようになっていく。
対して山崎は一列ずつ地道に消していき、ジワジワと新八を追い詰めていってる。
銀時もそれを見て「この勝負、地味な手に徹した方が勝利を手にする」と断言していた。
対して第1回戦、近藤と桂は両者とも順調にストーリーを進め、それぞれデートイベントにまでかこつけていた。
近藤の方は保護者同伴なのが気になるが、その後ヒロイン親子から1千万で幸せになる壺を売りつけられることに。
ヒロインにとって近藤はカレではなくカモとしか見ていなかったようだ。
しかも選択肢が『A:ツボを買う』『B:幸せになる』とあってないような二択を強いられ、マグロ漁船に乗りゲームオーバー。
再び最初からになってしまった。
一方桂の方は、デートはデートでもヒロインのお母さんとのデートだった。
桂の人妻好きがここで響いてしまったのか、と思っていたら…
お母さん【カツオさん 私達二人だけで暮らすにはもう邪魔なあの娘をマグ子を殺すしかないわ】
お母さん【私があの娘をガケに誘い出すから あなたがあの娘をガケからおとして!!】
見事マグ子を(意味が違う)落とすフラグを立て、クリアに王手を掛けた。
戻って第2回戦の方も事態は変わらず、新八は絶体絶命の状態になったので山崎はよく分からない勝利宣言をしていた。
近藤と新八の敗北がほぼほぼ確定か…と思っていたら、
近藤は小刻みに何度もマグ子の乳首にコマンド『調べる』を、新八は信長のゲボェを対戦者を仕切る画面の壁にものすごいスピードで叩きつけた。
彼らのまだ折れておらず、二人の目は決して死んでいなかった。
するとマグ子の顔がみるみる赤くなり、仕切る壁も壊れゲボェが山崎側の画面へと流れ込んできた。
近藤は逮捕エンドでゲームオーバー、新八はそんな奇跡起こっているはずもなく普通に敗北。
その結果第1回戦は桂、第2回戦は山崎の勝利で終わった。
これにより両者1勝1敗のドロー状態に。次の第3回戦で雌雄を決することとなった。
◆どらごんはんたーⅢ(銀時&神楽VS土方&沖田)
勝者決定戦で選ばれたゲームは大人気
RPGの続編。2vs2のタッグ戦で行われることとなった。
元ネタはRPGとナンバリング以外にあまり共通点はないが、「
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」。
このゲームはOWee最大の売りとされているバーチャルコントローラーに対応しており、専用のゴーグル、手袋、ブーツを装着してプレイするとのこと。
そしていざゲームを起動すると、本当にゲームの中に入ったかのような映像が一面にあった。
初めての体験に興奮する『かく゛ら』と自分の名前が間違っていることに気づく『きんとき』。
このゲーム、
名前が4文字までしかつけられず、濁点も1文字にカウントされてしまうとのこと。
作中でもゲームの凄さに反してそこだけ
ファミコン並のスペックという謎さにツッコみが入っている。
肝心の対決の方は、時間の問題もあって北の洞窟に巣食う盗賊団を先に退治した方を勝利とするとこに。
こうして第3回戦がスタート。
各々が早速退治に向かおうとしたり、準備や情報集めに行こうとしたりと行動を開始した。
| かく゛ら |
きんとき |
| レベル 1 |
レベル 1 |
| HP 15 |
HP 14 |
| おきた |
ちんかす |
| レベル 1 |
レベル 1 |
| HP 16 |
HP 3 |
なんとこのゲーム、HPはゲーム開始時にランダムに振り分けられるらしく、運悪くちんかすは下振れを引いてしまった。
それを見たきんときは高笑いをしながら先へ進もうとするも、いきなり吐血し…
きんときの方も開発中ゆえの
バグに逢ってしまい、
いきなり毒状態になってしまった。
このままでは街を出る前に死んでしまうため、きんときはかく゛らに毒消し草を持ってくるよう指示する。
今度はそれを見たちんかすたちが先に進もうとする。
【ちんかすは死んでしまった】
ちんかすは看板に(靴越しで)小指をぶつけ、HPを無くして死んでしまった。
「どんだけ弱ェんだァァ!スペランカーか!!」
開幕で棺桶状態になってしまい、生き返らそうにもそのためのゴールドも足りない状態のちんかす。
そこでおきたがモンスターを倒して稼いでこようと欲望と言う名のモンスターしかいないカジノへと向かった。
こうして勇者ちんかすは棺桶状態のまま置き去りにされ、身動きが取れなくなってしまった。
一方万事屋チームの方はというと、神楽が長老から毒を含めどんな病気も直せる薬の話を聞く。
更に話と聞くと城塞都市パレスの宝物庫にあるらしいが、パレスは妖魔宰相ベリアスに占拠されているとのこと。
話を聞きかく゛らは無謀にも挑もうと奮起してしまう。
ときんときが暴走するかく゛らに叫んでいると、運よく長老がべリアスの毒攻撃への餞別として毒消し草をくれる。
かく゛らがそれを受け取ると、より一層打倒べリアスに闘志を燃やし毒消し草を食い始める。
かく゛らはきんときの叫びに耳を傾けず、勝手にべリアス討伐の旅へ行ってしまう…。
こうしてそれぞれの相方に置いてけぼりにされたきんときとちんかす。
もちろん周りの人間に助けを求めてもそこは普通のゲーム。決まった動き・喋りしかできないため意味がない。
このままでは埒が明かない。きんときはそう確信し、ちんかすに一時休戦して協力を仰ぐ。
ちんかすの方も最初こそ突っぱねたが、事実棺桶状態で動けないため止むを得ず飲んだ。
幸いなことに二人の状態はどちらとも、数十歩歩けば辿り着く教会に行けば解決できるものだったが、片や動くと死ぬ毒状態、片やそもそも動けない棺桶、この状態でどうやって教会まで行くというのか…。
と思っていると、きんときはちんかすの棺桶に乗り、何故か持っていた縄を振り回し始める。
馬か何かに引っ張ってもらうつもりなのだろうが、当然街の中にはそんな生き物はいない。
そしてきんときが縄を投げると、なんと徘徊NPCである長老の首に巻き付けた。
この男、長老を馬代わりに教会まで徘徊させようと考えていた。
長老は二人を引っ張りながら街を徘徊するも、なかなか教会まで行かない。
それどころか、
街の外のワールドマップにまで出てしまった。
ワールドマップに出るとモンスターが
エンカウントするようになる。
当然死体と死体になりかけの二人が、この状態で遭遇すればひとたまりもない。
きんときは戻るようにと悲痛な叫びをあげるも…
【へんじがない ただの長老のようだ】
そしてついにモンスターとエンカウント!恐れていたことが起きてしまった。
歩けない二人は必死に長老に逃げるよう叫びを上げるも、長老は道の隅で座り始める…どころか明らかに二人を見てほくそ笑んだ。
モンスターは此方へ攻撃を向け、絶体絶命の状況に。
きんときは何か手はないかと必死にコマンドを確認すると、何故か道具欄に【ちょうろう】の文字が。
手段を選んでる場合ではないと悟り、きんときは装備した長老でハンマーの様にモンスターを殴った。
会心の一撃によりモンスターは無事倒せた。しかし代わりに武器にされた長老は…
【へんじがない ただのしかばねのようだ】
残念ながら寿を全うし、そのまま屍となってしまった。
長老の死に、明らかに盗賊より強そうな魔物を倒したかく゛ら(レベル:82 HP:523)も勘付く。
最早相方がアテにならないと察したきんときは、棺桶に乗ったまま長老をオール代わりにして盗賊の洞窟へ乗り込む。
幸いなことに、入ってすぐの地点には親切設計のセーブポイントと回復の泉があった。
ようやくきんときは解毒し、ちんかすは蘇生。完全復活を果たした。
協定を終えきんときが先へ行こうとすると、ちんかすは長老を差し出すよう要求。
そうこう揉めてるうちに、二人の背後には盗賊団が迫っていた。
ボス戦が始まり、盗賊団が二人に襲い掛かると…なんと長老を上半身と下半身に折り分けてしまった。
こうして長老を装備した二人は、次々と盗賊団を蹴散らしていった。
きんときはもとより、綺麗事をほざいていたちんかすすら長老のことを武器としか見ていなかった。
そして頭を探し出す二人。ついに決着の時が来ると思ったら…突然二人の目の前に雷が。
雷の主は…王様を装備した勇者おきただった。どうやらカジノで当てて王様を買ったらしい
流石に長老では王様には敵わない…と思っていたら、今度は洞窟の天井から巨大なビームが。
穴が開いた天井を見ると、魔王を装備した勇者かく゛らがいた。
こうして勇者四人が集結し、現実の肉体でも殴る蹴るの乱闘が始まる。
すると尿意を催した銀時は、小便へ行こうとゴーグルを外す。
しかしゴーグルを外すと、目の前にはボコボコにされた新八の姿があった。
周りを見ると、丁度近藤、山崎、桂も他の三人に殴られており、観客たちも四人にボコられたからか屍となって転がっていた。
惨状から目を背けるように、銀時は再びゴーグルを掛けた。
後日、惨劇を受けてかOweeは発売中止となった。
「いや~~~ やっぱゲームは一日一時間だわ」
【アニメ】
第九十八訓「ゲームは一日一時間」と第九十九訓「人生もゲームもバグだらけ」で登場。
基本的には同じ内容だが、原作を補完する形でいくつかの独自のやり取りがある。
- 冒頭の焚火のシーンにおいて、原作では新八も一緒に暖を取っていたが、アニメでは後でペーターポジションとして
露骨に純情そうな声で二人と合流をしていた。
同時に銀時もちょっと年寄りに近い声質で、神楽も中の人にふさわしい標準語のイントネーションで演じられていた。
- Bパート開始時に、なぜか店長は某機動武闘伝のストーリーテラーみたいな語りや掛け声をしていた。
- 第2シーズンの最終話として放送され、一部の地域では本当に最終回となった。
「旦那ァ、一部の地域では今日で最終回でさぁ」
「えぇ、そうなの?」
【余談】
- カツオ登場時のやり取りで、真選組は近藤がゾニー(SONY)派、土方が弁天堂(任天堂)派、沖田がセガ派なことがわかった。
- 1回戦のギャルゲー対決で新八は「あまり詳しくない」と言っていたが、後に近藤と共に別のギャルゲーにハマることになる。
「いや~~~ やっぱ追記・修正は一日一項目だわ」
- 「ハイジが食ってたやつ」がやたら知名度高いのはコレのせいだと思う -- 名無しさん (2023-01-23 22:17:05)
- 後に、ハチの巣回で、しれっと発売再開してた模様。 -- 名無しさん (2023-01-23 22:20:17)
- 放送当時、99話の提供画面で「三年目もキバって」 -- 名無しさん (2023-01-23 22:21:44)
- ↑ミスった、放送当時、99話の提供画面は「三年目もキバっていくぜ!」と書かれてた記憶が -- 名無しさん (2023-01-23 22:22:37)
- ハイジのやつが食べたくなる項目 -- 名無しさん (2023-01-23 23:59:10)
- 落っこちて頭に当たっても、キュレイステーションとかと比べて軽いから軽傷で済むよ -- 名無しさん (2023-01-26 07:59:04)
- 桂がマリオに扮するシーンがアニメだと有名なジャンプのSEも鳴ってたっけ。 -- 名無しさん (2023-01-26 11:12:20)
- 著作権保護に関するエピソード項目のルール改定に伴った編集を行いました。エピソード項目から架空のゲーム機として変更する都合上、項目の魅力や文章量を削ってしまう編集になってしまうために心苦しいところではありますが、著作権に触れる恐れがあることを考慮して作中からそのまま抜き出した台詞の記述の大幅な削除などの調整も行っております。 -- 名無しさん (2023-09-02 01:16:31)
- 銀魂の短編だとこの話が好きだわ。アニメはDVDを買った頃はほぼ毎日見てたな -- 名無しさん (2026-05-24 11:49:11)
最終更新:2026年05月24日 11:49