機動武闘伝Gガンダム

登録日:2010/04/15(木) 22:06:24
更新日:2021/05/07 Fri 12:52:06
所要時間:約 8 分で読めます







ガンダムファイト! レディ・ゴォォーッ!!

機動武闘伝(ジー)ガンダム






1994年4月1日から1995年3月31日まで全49話が放送されたアニメで、ガンダム生誕15周年記念作品。

●目次


概要

前年の『機動戦士Vガンダム』が子供向けと言いながらも、結局は大きいお友達な向けな悲惨な物語になってしまったため、
「今度こそ子供向けを!」と当時ブームであった「ストリートファイター」等の対戦格闘ゲームを元にしたものを作って欲しいスポンサーが提案。
それに対し我らが富野監督が
「どうせやるなら次はガンダムでプロレスをやるんだからね!絶対それ以外やっちゃダメだよ!」と言って、
その監督に指名をしたのが彼の弟子にして『ミスター味っ子』『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』で有名な「今川泰宏」であった。

キャラクターデザインには前作に引き続き「逢坂浩司」が担当したが、
そのキャラクターデザイン協力に「炎の転校生」や「燃えよペン」で知られる燃える漫画家「島本和彦」が参加。


この時点で従来のガンダム像から離れて行ってるが、いざ本編が始まると――


  • 今まで世界観であった宇宙世紀から脱却して、未来世紀という世界観へ
  • 出る機体は一部除いて全部ガンダム
  • 頭がガンダムなら何でもいい、ていうかアンテナ付いてればいい(アンテナが無いのもいる)。中には人型じゃないものから果ては女性形ガンダムも登場。
    • メカニックデザインを担当した大河原邦男はタイムボカンシリーズでメカニックデザインを担当していたこともあり、その経験が遺憾なく発揮された。
  • そしてそのガンダム同士が格闘技で闘う。ビームライフルなど装備している機体もあるが、基本肉弾戦であり「必殺技」を放つようになった。
  • ガンダムのパイロットたちである、ガンダムファイターの「生身」による超人的な戦闘シーン。
  • スペースコロニーは従来の筒型などではなく大陸等の形(ネオジャパンなら日本列島、ネオアメリカは星型)。
  • 終盤に歴代ガンダムやザンボットダイターン3などがカメオ出演。

などなど、画面からしてかなりぶっ飛んだ作品になってしまったのである。

更にガンダムと言えばリアルロボットアニメの金字塔であるが、
本作では必殺技を大声でぶっぱなしたり等どう見てもスーパーロボットにしか見えない事をバシバシやらかし従来のガンダムファンの度肝を抜いた。
これまでガンダム像とはあまりに違うこの作品に旧来のファンの中で賛否両論で様々な議論を醸した作品である。
むしろ拒否反応を示すファンの方が大きかったと言われている。

放映当初はそのあまりのぶっ飛びぶりが旧来のファンの度肝を抜きすぎたためと、
今川監督の作風を抑えるように指示されたこともあってかあまり人気はなく、
『放映開始から3ヶ月は商売にならなかった』とスポンサー会社の社員から言われている。

しかし、主人公の師匠である東方不敗マスターアジアというぶっ飛んだキャラが登場した辺りから今川監督の本領が発揮し、
少年漫画の王道を行くようなストーリー、時に燃え、時に泣ける名場面や名勝負の数々は徐々に視聴者を魅了。
小学生や中学生といった新たなファン層を開拓し、子供向けのガンダムとしての人気を盛り返した。

旧来のファンの中には、東方不敗と言った魅力的なキャラに惹かれて
「これはこれで良い」「ジャイアントロボの監督なんだからこれくらいしてもらわないと!」と好意的な意見も出てきたという。


コミックボンボンの方でも放送と同時にときた洸一氏によるコミカライズを連載開始。
氏曰く、「テレビの見れない子供のためにも丁寧なコミカライズを心がけた」のこと。
実際のこれ以前のガンダム作品のコミカライズに比べたら多少アレンジを加えられたものの本筋は変わっていない。
このコミカライズを読んだ子供がこの作品に興味を持ちのテレビの本放送を見るなど相乗効果を産んだ。
旧来のファンからすれば異端児な今作だが、SDガンダムや同じくらい無茶苦茶やってた前作の記憶が冷めやらぬコミックボンボンの読者からは最初から歓迎ムード*1で、
今作の人気からスピンオフ四コマ『がんばれ!ドモンくんシリーズ』も連載されるほどだった。
これによって、ときた洸一氏による平成ガンダムシリーズのコミカライズ連載は『ターンAガンダム』に至るまでボンボンで続くようになった。
同誌記事ページではフォトストーリー機動武闘伝外伝を、
デラックスボンボンでは村上としや氏がサイ・サイシー&ドラゴンガンダムを主人公にした外伝漫画を連載、
コミックボンボン増刊ではおとといきたろう氏がドモンの弟子ユウゴ・カガミを主人公にした読み切り二作と、
放送終了後に第7回ガンダムファイトを描いた公式外伝『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』を展開している。

結局、作品としての商業的には前作同様な結果だったらしいが、ガンダムシリーズ全体で見たら大幅に利益が上がりブランド立て直しに繋がったそうである。
そして、本作よりスタートした宇宙世紀からの脱却を果たしたガンダムシリーズは、後に「アナザーガンダム」と呼ばれ、もう一つのメインストリームを形成することとなる。


ガンダムシリーズの中ではイロモノ扱いを受けることの多い本作だが、
実は「アースノイドとスペースノイドの差別問題」など、シリーズとしてのツボを押さえているのが特徴。
ただし、本作ではスペースノイドが環境が悪化した地球を捨てて宇宙に出て、残されたアースノイドの方が差別やガンダムファイトによる弊害を被っている。
また後述するようにガンダムファイター≒ニュータイプと見れば、最終回の某シーンはニュータイプに対する一つの答えともとれる。

タイトルの「Gガンダム」はガンダムファイト優勝者に与えられる称号「ガンダム・ザ・ガンダム」のことで、
番組開始当初は本当にGがつくガンダムが出ることは伏せられていた。なのでバーニングな海外でもGガンダムで特に問題はない。


【あらすじ】


未来世紀(FutureCentury, F.C.)60年、各国コロニー間の覇権をかけてガンダムファイト第13回大会が始まった。
武闘家ドモン・カッシュもその1人として、地球をリングにして他の選手たちと拳を交える。
しかし彼の真の目的は、祖国であるネオジャパンを裏切り、デビルガンダムを奪って失跡した兄、キョウジ・カッシュを探すことであった。


【登場人物】


ドモン・カッシュ

声:関智一
ネオジャパン代表のガンダムファイターで、主人公。常に襟の高いダブルブレスト風のベージュのブルゾンに赤い鉢巻をしている。
甲の部分が空いた焦げ茶色の指ぬきグローブ、そして旅をしている間はこの上に赤いマントを身にまとい、背中に日本刀を背負っている姿が特徴的。
格闘技の覇者たる証『キング・オブ・ハート』の紋章を右手に持ち、その実力は生身でMSを破壊できるほど。
  • 機関銃の十字砲火を浴びるが銃弾を全て素手で受け止める
  • 刀を一振りしただけで三体のモビルスーツを撃破
  • 2000倍の重力に耐える(例:ナメック星へ向かう孫悟空は重力を100倍にした部屋で特訓)
  • モビルファイターの攻撃を生身で受け止める
  • デビルガンダムのガンダムヘッドを生身で奥義を放ち粉砕
…と、もはやサイヤ人レベル。
とはいえそう簡単に勝ち上がられてはカタルシスもクソもなくなるので、その実力とは裏腹に劇中では結構苦戦が目立つ。
デビルガンダムとキョウジを見つけるため、冷凍睡眠刑に処せられた父を助けるためガンダムファイトに参加している。
そのため序盤は初対面の相手に無差別に「この男を知っているか!?」とキョウジの写真を突きつけるのが定番だった。
Gガンダムの作風上ドモンは叫ぶシーンが非常に多く、担当声優の関智一氏はこの作品で絶叫しすぎて声帯を破損してしまった。
がんドモやスパロボの影響でガンコな脳筋野郎のイメージがあるが、本編を見てみると意外と柔軟で優しさに溢れている。
それと同時に暗い過去と哀しい因縁に憑かれた可哀想な人物でもある。ファイティングスーツは黒地の日の丸。
普段は口数が少なくぶっきらぼうだが、不器用なだけで根は優しく善良であまり人を疑わない。学者家系の家に馴染めず、10歳の時に家出した。
行く当てもなく放浪していたところを東方不敗マスター・アジアに出会い救われ、そのまま東方不敗に憧れ武闘家の道を目指す。
10年間の修行により師匠より免許皆伝を受けるも、東方不敗は次の日に失踪してしまう。
ドモンは故郷・ネオジャパンへようやく帰るが、そこでウルベから衝撃的な話を聞かされ、ガンダムファイターとなる。
中の人は後に「機動戦士ガンダムSEED」で「イザーク・ジュール」を演じる。

☆搭乗ガンダム
  • GF13-017NJ シャイニングガンダム
    • みんな大好き右手が光って唸るMF。モチーフは鎧武者。精神状態に応じた3段階のモードに変形・進化する。
  • GF13-017NJII ゴッドガンダム
    • みんな大好き真っ赤に燃えて勝利を掴めと轟き叫ぶMF。モチーフは御仏で全体的に丸みを帯びている。

◆レイン・ミカムラ

声:天野由梨
ドモンと行動を共にするネオジャパンのサポート担当。ドモンの幼馴染でもある。
スタイルの良い美人で、彼女がパイロットスーツを着るシーンは声優の名演もあって非常に官能的。
本業は医者だが、メカニック整備を担当。拳銃の扱いも上手く、スパイ活動・ガンダムの操縦もこなす。
特にMFは常人が乗ればスーツを着るだけで最悪死ぬ仕様にも関わらず乗りこなし、DG四天王一機を撃破している。
イヤリングから麻痺光線を放ち、コンパクト型デバイスでバリアや通信傍受もする。薙刀や弓矢の扱いにも長ける。
特技は合気道、医療技術、メカ整備と文武両道、趣味は茶道と華道なヤマトナデシコ。

☆搭乗ガンダム
  • JMF-1336R ライジングガンダム
    • ネオジャパンのMF『シャイニングガンダム』の試作型として開発されたMFで対DG用の軍用機。

◆チボデー・クロケット

声:大塚芳忠Zヤザン・ゲーブルの人)
ネオアメリカのガンダムファイターで100戦100勝のボクシングコロニーチャンプ。
趣味は酒と博打とアメリカンフットボール、特技は早撃ちというベタなアメリカン野郎。
後に『クイーン・ザ・スペード』の紋章を受け継ぎ、新生シャッフル同盟のメンバーとなる。
陽気なアメリカンという言葉を地で行くナイスガイで喜怒哀楽の感情表現が豊か。
あと他国民の事をジャパニーズだとかチャイニーズだとか人種名で呼ぶことが多いが差別はしない。
サポートな巨乳美女軍団(御丁寧に全人種が揃ってる)を侍らすリア充。しかもこのねーちゃん達は全員チボデーにメロメロ。
筆頭のおかっぱメガネなねーちゃん(爆乳)が可愛すぐる。可愛い。しかも、おっぱいプルンプルン。
王者でもヘタレでもチボデーにメロメロで一夫多妻ハーレム状態。チボデー爆発しろ。
でも幼少期にサーカスでピエロの扮したテロリストに襲われたトラウマでピエロ恐怖症
その際に母を失い孤児となり、どん底からここまで這い上がってきたアメリカンドリーム体現者。チボデー生きろ。

☆搭乗ガンダム
  • GF13-006NA ガンダムマックスター
    • アメフト選手をモチーフにしたMFで、装甲をパージしてグローブにするボクサーモードを持つ。サーフィンも得意。
  • GF13-006NAII ガンダムマックスリボルバー(島本版のみ)
    • 西部劇の保安官をモチーフとした射撃特化型。さらに装甲を完全にパージしてマックスター以上に身軽になる「減量モード」が実装されている。


◆サイ・サイシー

声:山口勝平
ネオチャイナのガンダムファイター。かなり小柄だがこれでも16歳。第13回大会の参加ガンダムファイターでは最年少。
少林寺の再興を目的にガンダムファイトに参加した。後に『クラブ・エース』の紋章を受け継ぎ、新生シャッフル同盟のメンバーとなる。
見た目は浅黒い肌に額に点と中国というよりインド風だが、ファイティングスーツは黄色を基調としたチャイナ風。
若くしてガンダムファイターに選出されるその実力は本物で、他のシャッフル同盟とは異なり初戦で唯一ドモンと引き分けた実力者。*2
性格はおっちょこちょいで明るい。しかし物心つく前に父親を亡くし、少林寺再興のために生きてきたという過去を持つ。
そんな経歴だが年相応のイタズラ好きで、ドモンのことを「アニキ」と呼んで慕う。拳法と中華料理の腕は抜群。
しかし他のファイターが美女を連れているのに、彼のサポート役は禿オヤヂ、親代わりに育ててくれた恵雲・瑞山に度々叱られている。
不憫な…と思ったら作中屈指の可愛さを誇るセシルという美少女と、なんかいい感じになっている。爆発しろ。特技は料理と一輪車、実は怪談話が苦手。
中の人は後に「機動戦士クロスボーン・ガンダム」の主人公「トビア・アロナクス」を演じる(ゲーム等)。
ちなみに劇中の人物では唯一ほぼ全キャラからフルネームで呼ばれている。『チン・チクリン』という偽名を名乗った事も。

☆搭乗ガンダム
  • GF13-011NC ドラゴンガンダム
    • 三国志時代の武将をモチーフとし、龍頭を模した腕部が特徴的。弁髪刀、高速無音戦法や分身など攪乱強襲に特化したMF。
  • GF13-011NCII ガンダムダブルドラゴン(島本版のみ)
    • 機体そのものが巨大な竜の頭像に変形し、炎の尾ならぬ「炎の胴」を曳いて飛ぶ巨龍と化して敵に喰らいつく機能を持つ。

◆ジョルジュ・ド・サンド

声:山崎たくみ
ネオフランスのガンダムファイターであり容姿端麗な美男子にして騎士。趣味はお茶とバラの栽培、乗馬も得意。
後に『ジャック・イン・ダイヤ』の紋章を受け継ぎ、新生シャッフル同盟のメンバーとなる。
サンド家の若き当主で騎士道精神に溢れているが、残念ながら、いや素晴らしきロリコン紳士。
どのくらいかというと主君の命が危ういならガンダムファイトを投げ出す。まさに紳士。
だが、いくら主君といえども一桁に手をだしたらアカンよ。まだ眺めながら愛でる時期よ。
本編では、数少ないビット使用可能なオールレンジファイター。ちなみにサイコミュ兵器ではなく脳波感知式
愛機ガンダムローズへの愛着も並々ならぬ物があり、美しさを褒め称えたり親しげに話しかける。
あとファイティングスーツがハイレグ。でもこんだけやっといてメンタルは弱い。
タイツのデザインが変。前髪も変。性癖も変。つか、もう矯正不可能。礼儀正しいが趣味はごり押す。
一応、紳士的な性格…らしい。騎士道を重んじるが死角から遠慮なくビット攻撃する。それでいいのか騎士道。
華奢な印象を持たれがちだが意外と力押しするシーンも多く、グランドガンダムすら持ち上げる超パワーキャラでもある。
ちなみにデビルガンダムに操られている時の彼だが他の3人が戦ってるのに自分はピアノ引いてるだけ、「ボンジュール ドモン」と律儀に挨拶する、変なポーズをしている等シリアスな笑いを多数生み出していた。

☆搭乗ガンダム
  • GF13-009NF ガンダムローズ
    • フランスの騎士+ナポレオンがモチーフのMF。剣術を得意とする機体でスピードとセンサーが強化されており、素早く敵を発見し攻撃することが可能。
  • GF13-009NFII ガンダムベルサイユ(島本版のみ)
    • 頭部は二角帽子を模しているが、同機とは異なり帽子を前後に向けたデザイン。個々がビームサーベルとなる「ローゼスサーベルビット」を装備している。


◆アルゴ・ガルスキー

声:宇垣秀成
ネオロシアのガンダムファイター。後に『ブラック・ジョーカー』の紋章を受け継ぎ、新生シャッフル同盟のメンバーとなる。
元宇宙海賊の頭目で寡黙な巨漢。胸の辺りに爆弾が取り付けられて常にビームチェーン付きの手枷を付けられている。おそロシア。
海賊ではあるが略奪よりも強い者との戦いこそがアルゴの目的であり、無益な殺生は行わない主義で情に篤い。
自身と同じ囚われの身である部下たちの釈放を条件に、ガンダムファイトへの参戦を強いられている。ただし嫌々ではないらしい*3
過去に誰かを殺してしまったらしいが…?*4MSを素手で破壊するドモンとガチ殴り合いが出来る化け物。
愛機ボルトガンダムは鉄丸魔神。脳筋の鏡みたいな機体だが、アルゴ自身の戦闘経験の高さを活かせる仕様で、意外な攪乱戦法も見せる。
またスピード自慢のサイ・サイシーの攻撃を最小限の動きで避けたり、東方不敗の策略を見破るなど、ただの怪力自慢ではない。
お目付け役として同行している超ドS眼鏡軍人姐さんに惚れられてる。つか本編でも告られた。アルゴ自身もまんざらではない様子。
またデビルガンダムとの戦い後、他の面々がその幻影に脅える中で全く脅えた様子がないことから精神的な強さもある模様。
搭乗機はやたら右腕が壊れる。あと武装は五人の中で一番少ないが、パワーはピカ一で殴るだけで大地を隆起させるほど。
ちなみにメッチャ老けて見えるが、実はまだ26歳。サイ・サイシーとアレンビーより10歳しか離れておらずキョウジ兄さんの2歳下である。
アレンビーにどこぞのワニのおっさんみたいにかませ犬にされたりもした。
ファイティングスーツは緑を基調としており、装着時にも爆弾付き胸部ベルトと手錠は残る。

☆搭乗ガンダム
  • GF13-013NR ボルトガンダム
    • 機体各部には独立駆動機関「ビクトルエンジン」が内蔵され、通常のMFと比較し二倍近い出力を誇る重MF。
  • GF13-013NRII ガンダムボルトクラッシュ(島本版のみ)
    • ボルトガンダムを更に大型重装化し電気を放つボルトが多数装備され、同機を上回る性能を誇るも他国の盗用技術でスペックを発揮できない欠陥MF。

◆アレンビー・ビアズリー

声:日高奈留美
ネオスウェーデンのガンダムファイター。何気に巨乳らしい。ファイティングスーツ姿はエロイ。
戦闘スタイルはCQC+新体操という作中でも異色。純粋にファイトを楽しみたがる性格で、快活で明るい美少女。
しかし勝利を追求する上層部にノーベルガンダムに搭載されたバーサーカーシステムを発動させられ、狂戦士化させられることも。
当人はこのシステムを嫌がっているが、たいていの場合セコンド都合で強制的に発動させられる。
因みにセコンドの一人は次の年のガンダムWでゼクス・マーキスを演じる事になる子安。
ゲーセンでドモンに出会い、好意を抱いているバトルマニア。妖精になって恋のキューピッドにもなる。
第二のヒロインとも言え、立場的にはZガンダムフォウガンダム種運命ステラなんかに近いが無事生存。
またDG細胞に侵されながらも治療により回復した唯一のファイターでもある。
ちなみに島本和彦の『超級!機動武闘伝Gガンダム』では、新体操の優雅さのかけらもない島本節のケンカ殺法そのもの。

☆搭乗ガンダム
  • GF13-050NSW ノーベルガンダム
    • 某美少女戦士にしか見えない異色のMF。基本的にはRX-78-2ガンダムを女性風にアレンジしたもので、大真面目なデザイン。
  • スーパーノーベルガンダム(ボンボン版のみ)
    • 『高機動ノーベルガンダム』とも呼ばれ両肩にそれぞれバーニアが3つ付加され、腰部にもバーニアが付いたテールバインダーを装備している。型番は不明。

◆キョウジ・カッシュ

声:堀秀行
ドモンの兄
父と一緒にアルティメットガンダムを開発していたが、突如母を殺害し、ガンダムを強奪して地球へ逃げ出した。
大気圏突入の影響でアルティメット細胞が暴走してデビルガンダムに変異した際に機体に取り込まれており、自我もなく高笑いを上げている。
ふはははははははははははははは↑
最終的に真相が明らかになるが、目の前で両親を殺された挙句ずっと他者に利用され続け、謀略の中で肉親に介錯を務めさせるなど作中でも屈指の不幸な人物。
ボンボン版ではドモンがウォンとの対面の際、武道を始めた理由に
「何をやってもかなわなかった世界一の兄を越えてみたかったから」と話している。

☆搭乗ガンダム
  • アルティメットガンダム
    • デビルガンダムの本来の姿。元々はガンダムファイトにおけるメンテナンスフリー等を目的とし、U細胞を導入した地球環境の再生のための機体。
  • JDG-009X(JDG-00X) デビルガンダム


◆シュバルツ・ブルーダー

声:堀秀行
ネオドイツのガンダムファイター。
ゲルマン流忍術の達人(ゲルマン流忍術って何だろう?)。
常にドイツカラーのファイティングスーツと同配色の覆面にトレンチコート、背中に日本刀を背負っている。
更に覆面にはガンダムアンテナのようなものと頭頂部から伸びた余りの先に謎のポンポンと異様な風体をしている。
性格は武人気質で時にドモンを見守り、アドバイスを与える師匠的役割を担うことも。
実はその正体は…

☆搭乗ガンダム
  • GF13-021NG ガンダムシュピーゲル
    • ゲルマン流忍術を完璧に再現でき、光学迷彩機能も備えたステルス性能を持つ隠密型MF。頭部デザインはフリッツヘルムに似ている。

東方不敗マスター・アジア(シュウジ・クロス)

声:秋元羊介
ネオホンコンのガンダムファイター。歴代ガンダムファイト史上最強のガンダムファイターでもある。
ドモンを鍛え上げた師匠であり、ドモンには深い敬愛を向けられている。師弟仲は非常に良い様子。
彼との出会いはドモンが8歳の頃、武器密輸船に潜入していた東方不敗が密航して捕まったドモンを助けた事から。
元ネオジャパン出身の日本人であり、ダグ星人だったのは(黒歴史)。
なお“東方不敗”は異名であり、正式名称はマスター・アジアである。
流派東方不敗(自称・東西南北中央不敗の時もある)の開祖であり、シャッフル同盟の一員という生ける伝説というべき武人。
ドモン同様、生身でMSを粉砕するバケモノ。っていうか素手どころかタオル(手拭い?)で倒す。

尚、生身で「使徒」とタイマン出来る(対戦相手はラミエル)のは、声が同じ別の人。
シラフで「かめはめ波」とか「気円斬」とか「魔貫光殺砲」とか「気功砲」とかブッ放す人外。
本作の実質的ヒロイン(?)見た目が年寄りに見えるが、これでもまだ49歳老け過ぎなのは病気のせいか?

☆搭乗ガンダム
  • GF7-013NJ ヤマトガンダム
    • 第7回ガンダムファイトのネオジャパン代表MF。必殺技は灼熱サンシャインフィンガー。
  • シャッフルハート
    • シャッフル同盟のリーダー機。クーロンガンダム以前に東方不敗の乗機でマスターガンダムに酷似。クーロンガンダムの元になったと言われている。
  • GF12-035NH(第12回)/GF13-001NH(第13回) クーロンガンダム
    • ネオホンコン代表のMF。第9~11回大会で3連覇を果たしたブリテンガンダムを破り優勝した機体。
      中世中華圏の鎧を模した重厚な見た目でビームクロスが武器。クーロンフィンガーもある。
  • マスターガンダム


ウルベ・イシカワ

声:飛田展男(Zのカミーユの人)
ネオジャパン政府軍所属の軍人で階級は少佐。後にデビルガンダムの一件で大佐に昇進。
元ネオジャパンのガンダムファイターだったが決勝大会にて東方不敗マスター・アジアに敗北した。
顔の左半分を銀色の仮面で隠している。尻で椅子を磨くしか出来ない男に少し似てる。
現在はドモン達のサポートに務めている。元ファイターだった事もあり軍服の下は筋肉モリモリマッチョマン。
東方不敗には負けたが銃撃戦主体の戦いで徒手空拳で決勝まで勝ち上がってきた天才ファイターでもあった。
仮面の下は火傷であり、これはモビルアーマーで地球に大気圏突入していたデビルガンダムと戦った時に受けた傷。

☆搭乗ガンダム
  • ウルベ機MF(名称不明)
    • 第12回ガンダムファイトの名も無きネオジャパン代表MF*5。決勝大会でクーロンガンダムに敗れた。ほとんど公式絵がない。
  • JMA-27T ファントマ
    • デビルガンダムを追っていた際に乗っていた宙域汎用型モビルアーマー。
  • グランドマスターガンダム



◆ストーカー

声:秋元羊介
毎回冒頭に現れる謎の人物。ナレーションみたいなもんである。
眼帯をつけた赤いスーツの男性で、「ガンダムファイト、レディー、ゴー!」と叫ぶときは眼帯を外し、さながらリングアナのよう。
一度だけ本編に登場。正体は明らかにならなかった。小指を立ててマイクを握る癖がある。



【ガンダムファイト】


コロニー国家間の全面戦争を避けるため各国が自国の代表となる武芸者を選出。
その者達を「ガンダム」と呼ばれるマシンに乗せて戦わせ、優勝した国が以後四年間宇宙の覇権を握るというオリンピックのような代理戦争。
作中では無暗に死人を出すことの無い「理想的な戦争」と呼ばれている。
しかし実際は戦いの舞台は地球であり、コロニーに住めなかった地球の人々の生活を脅かしている。
更にその弊害として地球に暮らす自然や遺産を破壊しており、反感を持つ者も少なくない。


【ガンダムファイター】


各国代表のガンダムパイロットの事。
作中では人外染みた身体能力で視聴者の常識をぶっちぎる人々だが、ぶっちゃけ未来世紀版の『ニュータイプ』である。
戦闘力は結構ピンキリで、ドモンのように素手でMSを撃破する者からチンピラに毛が生えた程度と様々。

【モビルファイター】


この作品におけるガンダムの事。MFと略す。
ブッシやカッシングのような普通のモビルスーツ(MS)も存在し、モビルアーマー(MA)もある。

この作品のガンダムはモビルトレースシステムというパイロットの動きをフィードバックした操縦システムで動く。
そのため歴代ガンダムとは違い、非常に人間的な動きをするガンダムが多い。
『ガンダムvsガンダム』のシリーズでは棒立ちの状態でも常に機体が動いている。

パイロットスーツも頭部以外をすべて覆った全身タイツのようなもので、服にはモーションセンサーが仕込まれている。
このスーツは痛みもフィードバックする(もちろんカットする事も可能)。
エネルギー源は感情。感情をエネルギーに変換するという謎システム。なので、痛みをカットするとエネルギーが得にくくなるらしい。

操縦技術の優れた者よりも、拳法の達人のような武闘派がパイロットに適している。
そのため、ガンダムファイターは必然的に武術に長けた者が多い。

また、このパイロットスーツは物凄い圧力で体に巻き付けるようにして着る…というか無理くり全身コーティングをする。
屈強なガンダムファイターでないと着るだけで相当苦労する。劇中で子供が着ようとしたが骨が折れて死ぬところだった

あと女性が着るとやたらエr…官能的

ちなみに馬も着る。尚、脱ぐ時は装着する時の逆の手順を行うらしい。
なおルール上着なくても問題は無いので、東方不敗はシステムを編み込んである普通の衣服を着用して戦っている。
東方不敗「いい年してタイツ姿は格好悪い」
じゃあ何で皆あんな苦しんで変態的スーツを着てるんだって?多分スーツの方がより性能が上がるんだよ…きっと
しかし実はボンボン版ではアニメとは異なり、道着型のファイティングスーツを着用している。

【ガンダムファイト国際条約】


第一条、頭部を破壊されたものは失格となる*6
第二条、相手のコクピットを攻撃してはならない*7
第三条、破壊されたのが頭部以外であれば、何度でも修復し決勝リーグを目指すことが出来る
第四条、ガンダムファイターは己のガンダムを守り抜かなくてはならない
第五条、1対1の闘いが原則である*8
第六条、国家の代表であるガンダムファイターは、その威信と名誉を汚してはならない
第七条、地球がリングだ!*9

これら以外にもいくつかの補足条項が存在する。
尚、条約が必ず適応されるのは予選であるサバイバルイレブンのみで決勝大会では優勝国権限でいくつかの条約を無視させる事ができる。



【その他】


アメリカで『新機動戦記ガンダムW』に続いて放映された2作目のガンダムであり、人気を博したために高い知名度を誇り、アメリカでガンダムというとGガンダムのことを指す。

MIAでGガンダムのMFがやたらと充実しているのは*10、元々アメリカ向けの商品らしい。


ガンダムエース2010年九月号から、脚本今川泰宏・作画島本和彦ッ!でコミック版が連載。
タイトルは「超級! 機動武闘伝Gガンダム」
こちらもいい意味でぶっ飛んでる。
過去にボンボンに連載されていたときた版との大きな違いは、人物や描写が島本テイストで描かれているので、本来のキャラとは違う。
しかし、熱い。作中でOPを再現するくらいである。
更にはドモンと東方不敗の出会いなど、アニメ版では語られなかったエピソードも描かれている。
また、ドモン以外のシャッフル同盟メンバー全員も大河原邦男氏が直々にデザインした新MFに搭乗するというオリジナル展開が描かれている。

単行本は一巻と二巻が二冊同時に発売され、帯に書かれた紹介文曰く
「TVアニメオリジナルスタッフの最強タッグによる、これぞ“Gガンオリジン”!!」
今川脚本のため、親から子に背負わされる業の要素は健在。
現在は通算26巻で完結済。


そして小説版もある…あるのだが…、「リアルな描写より絵的な栄えやノリが最優先」というアニメに対し、
「Gガンの世界をリアルに再構築してリアルに作り直してみた(流派東方不敗除く」
というような手首ギュルルンな作品であり、Gガン好きからは「別物として割り切れば」と受け止める人も居れば「無いわ」と拒絶する人も居る賛否両論な出来である。
この小説の設定を拾ったゲームやコンテンツが見当たらないので*11知名度も無く、黒い歴史送りになっている感もあるが、
「普通に考えたらそうだよな」という感想もあちこちで聞かれる描写もあるので、興味が出たら読んでみよう。



追記・修正!レディィィゴー!!

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最終更新:2021年05月07日 12:52

*1 ときた氏も依頼を受けた時は旧来のガンダムのイメージからどんなガンダムが理解できず混乱しつつも「ボンボンの読者には間違いなくウケる」という確信があったとのこと。

*2 また、ゴッドガンダムの爆熱ゴッドフィンガーを片腕だけだが打ち破っている。

*3 これはドモンに出会ってから。戦いにおいても自身より力量の低い相手とは戦おうとせず、ドモンとのファイトまでは海賊時代から戦いの中に喜びを感じたことはなかったと話している。

*4 ネオカナダ代表のアンドリュー・グラハムの妻ノーマ。海賊時代、アルゴの船との事故で死んでしまった。ただしこれは本当にただの事故であり、アルゴはその際、逆にノーマを救出しようとしていた。しかし助けられず事故とはいえ「自分が殺したも同然」とその罪を重く受け止めていた。

*5 シャイニングガンダムの没デザインの一つをそのまま流用したもので、山吹色の兜と紺色の鎧を着た鎧武者風のデザイン。パイロットスーツもドモンと違い、上半身は白で赤い富士山を模した中腹に黒丸というもの。

*6 かすり傷程度なら失格にはならない

*7 ただし試合中の過失によるガンダムファイターの殺傷は認められる

*8 決勝大会では変則タッグマッチも認められる

*9 ガンダムファイトによって地球上の建築物を破壊しても罪に問われない

*10 メイン機体のみならず、デビルガンダム四天王、限定も含めればネロス、ジョンブル、マンダラ、スカル、アシュラ、ゼウス、マーメイド、ネーデルまで立体化されてる

*11 アニメと徹底的に食い合う異伝レベルの描写になってるので無理もない