馬狼照英

登録日:2023/02/13 Mon 01:36:18
更新日:2025/04/13 Sun 23:41:22
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教えたんじゃねぇ。思い知らせたんだ…

戦場(フィールド)には馬狼(オレ)がいる」 才能ナシがサッカー辞めるには十分すぎる絶望だろ



馬狼(ばろう)照英(しょうえい)とは漫画『ブルーロック』の登場人物である。
CV:諏訪部順一石上静香(幼少期)



プロフィール

出身地 秋田県
BL入寮前の所属チーム 悪童学院高校サッカー部
誕生日 6月27日(かに座)
年齢/学年 18歳/高3
血液型 A型
身長 187㎝
足のサイズ 28.5㎝
家族構成 父・母・俺・妹・妹
サッカーを始めた年齢 6歳
好きな選手 マリオ・バロテッリ



来歴

幼少期から天賦の才で周囲を黙らせ我を通してきた自他共に認める王様。
青い監獄に参加した理由は語られていないが、特に捻った事情もなく最短で日本代表FWの椅子を手に入れるためだと思われる。


性格

極めて自己中心的な性格であり、サッカーにおいて自分以外の人間は自分を目立たせる為に存在すると考えている典型的なエゴイスト。ボールは友達でもなんでもなく、自身を輝かせるための"球体下僕"と豪語している。
「俺は俺のゴールで勝つ。他人のためにプレーすんなら死んだ方がマシ」「信念曲げて勝つくらいなら死んだ方がマシ」と臆面もなく言ってのける筋金入りの我の強さを持つ。

自らを高めることには一切妥協しない一方で他人への理解を諦めており、サッカーを続けているのも王様気分を味わうためではなく自分と同じようにサッカーに人生をかけてきた人間を、己のゴールで主役の座から引きずり落とす快感のため。
例え試合に敗北しようとこの自己完結した哲学が変わることはない。と思われていたが…

またイメージに反して私生活はかなり几帳面かつ神経質で、モノの整理整頓や自身が習慣としているトレーニングメニューの消化を徹底しているだけでなく、公共の場でも高い意識でマナーを守っており、周囲の人物に対しても整理整頓やマナーを守ることを遵守させようとするため、潔と凪からは「メイド馬狼」と呼ばれている。面倒くさがりな凪とワガママお嬢の千切との生活面での相性は最悪で、潔曰く「ダメな方の化学反応」が生じていた。
好きな女性のタイプも「綺麗好きで一緒に掃除ができる人」。


能力

その能力は態度に見合う程に高度で、特に強靭なフィジカルを利用したドリブルと高精度ミドルシュートの組み合わせは強力無比。帝襟アンリは「その技術だけ切り取れば国内屈指」とまで評価している。
ゴールへの距離27mというレンジからゴール右上角へのシュートは馬狼の絶対得点射程であり、フィジカルと個人技でそこに辿り着くという再現性あるゴールの方程式が完成している。

だが問題は馬狼の性格であり、「やりたいようにやって勝ちたいように勝つ(お前らは俺のやりやすいように動け)」という行動指針が完全に足を引っ張る。
パスを出さない壁にならないポスト*1もしないというのではせっかくの能力も活かし切れないが、「俺は戦場(フィールド)王様(キング)」という自負が彼の強さを支えていることも確かなので改善は難しい。

だが二次選考3rdステージで自分の力が全く通用せず一度完全に心をへし折られた(※味方に)ことで覚醒し、味方の強さを認め味方を利用することで自分を活かすスタイルとして再起。
自分のゴールのために味方の武器を使うというアプローチが嚙み合うため潔とは喰い合う連動(アンチ・コンボ)が成立し、高い個人戦闘能力で合理性を無視した「潔狩り」を行うため初見殺しとなる。*2

  • ステータス(新英雄大戦)
総合評価 攻撃力 守備力 スピード パス ドリブル シュート
S(92) S(95) C(68) A(80) C(61) A(88) S(96)


活躍

●一次選考
チームXの一員となり一次選考初戦でチームZと対戦。
圧倒的な個人技で得点を奪ったことでチームXは馬狼を中心とした一つの組織にまとまり始め、機能不全状態のチームZを圧倒。
ラストで潔のアシストを受けた國神に得点を許すが、5-1で勝利を収める。
しかし試合終了直後に自分の行動の意図を言語化できずにいる潔に対し「ゴール前でビビる人間にストライカーの資格はねぇぞ。才能ねえよお前」と吐き捨てている。

チームZのチームV決戦前夜に潔が自分に会うために現れ、どうやったら自分のようにゴールが奪えるかを教わろうとするがにべもなく断る。しつこい潔をプレーで黙らせようと彼の誘いに乗って1on1を受けて立ち「ゴールの方程式」を体で教えた。

一次選考のスコアは4戦1勝3敗でチームXは敗退したが、馬狼個人はチームの最多得点者であったため一次選考を通過した。
また計10得点を決めたことでチームVのと並び伍号棟の得点王になっている。


●二次選考
1stステージのクリア順は18番(RANK18)。
成早朝日・西岡初とチームを組むが、3rdステージで4ゴールを単独で挙げたものの逆転負けしてしまい、西岡を奪われて2ndステージに降格する。*3
その後、蜂楽を奪われて同じく2ndステージに降格した潔と凪のチームと対戦する。
得点能力では凪と互角だったが、潔が成早の技を取り込み進化したことで力関係が傾き敗北。
潔に引き抜かれる形で3rdステージに昇格した。

3rdステージでは千切・國神・玲王のチームと対戦。
それぞれの能力を相互に活かすハイレベルの連携を前に苦戦し、シュートレンジへの侵入を國神のブロックと挟み込みによって潰されてしまう。
敵味方に「馬狼はもう役に立たない」と見なされる中、潔に凪とのコンビネーションを活かすための囮として利用されてしまう。
それでも自分のやり方を通して空回りを続けるがそれさえ潔の術中であり、馬狼はある場面でボールを取られかけたところですぐ斜め前に潔が走り込んでいる事に気づき、無意識にパスを出して彼のゴールをアシストしてしまった。

自身の哲学を曲げて他人にパスを献上してしまった事実は、これまで何度試合に負けても誇りを失わなかった馬狼さえ「俺は王様じゃなかった」と認めざるを得ない完全な敗北だったのである。

そして相手ボールからスタートしたラストプレーで、潔と凪の作戦によってボールを奪い取る事に成功するが、運命の悪戯かこぼれ球は馬狼の足元に転がる。


あぁクソ…そういうことだったんだ…

今まで俺にパスを出してきた脇役(アイツら)も…こんな気持ちだったんだ…

この敗北感は圧倒的な主役(ストライカー)にゴールを"託す"ことで救われる!!


自らを敗北した脇役と認め、潔・凪にパスすることでチームプレーの一員になろうとしたが…そこで馬狼の足が止まった。


──ここが分岐点だった

これは理性ではなく、ここでパスを出してしまえば何か、全てが終わってしまうような"直感"


そうか…"託す"って行為は、今、敗北の中にいる俺を確かに救ってくれる。
でもそれは──夢破れた人間が、これまでの自分の人生を否定しないための現実逃避…そう、敗北者の言い訳だ。
こんな未来を──俺は生きたいワケじゃない!!*4

弾きフェイントと鋭角ドリブルで國神のマークを剥がし、潔を囮に使うことで玲王の動作を一歩遅らせ走行ルートを開く。


脇役なんかで終わるかよ──潔・凪(おまえら)が主役なら、俺はその光を喰らう悪役にでもなってやる!!!

この邪道こそが新しい俺の王道……王様(キング)馬狼照英(おれ)だ!!!


馬狼のゴールで試合は決着し、千切をチームに引き入れて4thにステージに昇格した。

4thステージでは・蟻生・時光・蜂楽のチームと対戦。
潔と凛の読み合いをメインに試合が展開していく中、化学反応すら想定内として処理し凛が潔からゴールを奪おうとした場面でなんと味方からボールを奪いゴールにブチ込むという暴挙によって凛の読みを上回った。
それから馬狼を最大限に使う潔と最小限に凌ぐ凛という展開になるも、最終的に紙一重で敗北し潔が引き抜かれて3rdステージに降格する。
その後、剣城・清羅を引き入れて二次選考を突破した(通過第2号)。


●三次選考
絵心が招待した世界選抜プレイヤーとの試合に敗北。
『TOP6』には選ばれなかったが、潔に対し「なんでお前がTOP6じゃねーんだよムカつくぜ。俺が潰してぇのはお前なんだよ」と話している。
トライアウトでは鳥・乙夜を代表とするチームBに配属され、1ゴールを決めて勝利に貢献した。
全試合終了後、U-20日本代表戦の控えに選ばれるが、スタメンに選ばれた潔を憎悪の籠った目で見ていた。



余談

  • 第1回キャラクター人気投票(本誌)──5位(1048票/15843票)
  • 第1回キャラクター人気投票(マガポケ)*5──8位(985票/64711票)
  • 第3回キャラクター人気投票──不明(12位以下)

  • 好きな選手がマリオ・バロテッリとされているが、彼に関しては神童で俺様気質のフィジカル系、髪型が(ソフト)モヒカン、何より名前が「馬狼(バロ)(テリ)英」と、そもそもキャラ自体がバロテッリをモチーフとしている様子がある。




追記修正前でビビる人間にアニヲタwikiの資格はねえ!!

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最終更新:2025年04月13日 23:41

*1 ポストプレー。前線で受けたボールをキープして攻撃の起点になること

*2 一見ネタだが基本的に潔は明確なゴールへの道筋を捉えて走っているため、潔を喰うのはある意味で合理的だったりする

*3 成早曰く馬狼が選ばれなかった理由は自分勝手すぎて和を乱すから

*4 ここで馬狼が垣間見た未来は世界を舞台に活躍し歓声を浴びる潔と、それを酒を飲みながらテレビで眺める自分の姿

*5 実質的に第2回人気投票