レッドⅩⅢ

登録日:2023/02/25 Sat 00:30:17
更新日:2025/01/28 Tue 08:40:52
所要時間:約 4 分で読めます





宝条は私をレッドⅩⅢと名付けた。私にとっては無意味な名前だ。好きなように呼んでくれ。



レッドⅩⅢ(サーティーン)とは、ゲームFINAL FANTASY Ⅶ」の登場人物である。



【プロフィール】



年齢:48歳
身長:不明
血液型:不明
誕生日:不明
出身:コスモキャニオン
CV:市村正親、山口勝平


【概要】


コスモキャニオンで暮らす星を守る一族最後の生き残り。一人称は「私」。
見た目はにもにも見える獣そのものといった外見だが、高度な知能を持ち、人間の言葉を流暢に話す。

経緯は不明*1ながら神羅カンパニーの科学部門統括の宝条の実験室で囚われの身になっており、エアリスを助けに来たクラウド達と出会う。*2
いい頃合いだと思ったのか一緒に神羅ビルから脱出し、故郷に辿り着くまで彼等と行動を共にすることにした。

全身には刺青が掘られているが、これは戦士の魔除けであり、左肩の「ⅩⅢ」の数字だけは宝条が実験体の番号として記したもの。
そのため自らを好きに呼んでいいと提示した時に名前を決めるが、デフォルト名が宝条の付けた「レッドⅩⅢ」となっており、本名は別にある模様。


性格は年長者らしく冷静沈着で、獣じみた見た目に寄らず思慮深い。
だがそんな中でも牢屋に入れられた際に「…じっちゃん」と寂しそうに呟いたり、ジュノンで神羅兵の制服を着て二本足で立ち人間の真似をしたりとコミカルな一面を見せる時もある。

だが…




















以下、ネタバレ注意
























ただいま~ナナキ、帰りました~

彼の故郷、コスモキャニオンに到着した際、いきなり今までのキャラを覆すような無邪気な口調で喋るレッドⅩⅢ。
ここで明かされた彼の本名は「ナナキ」で一人称は「オイラ」、彼の種族は人間より寿命が遥かに長いため、48歳は人間で言うと15、6歳にあたる


つまり、今までの冷静沈着な彼は背伸びをしてキャラを作ってただけで、実際はユフィと並ぶ*3パーティ最年少キャラであった。*4
何故そんな事をしていたのかというと、それは亡き父へのコンプレックスによるものであった。

昔コスモキャニオンにギ族という好戦的な部族が攻めてきた際、ナナキの一族は勇敢に戦い命を落としたが、ナナキの父、セトだけはあろうことか逃げ出し、その後姿を現すことはなかった。
このことからナナキは父を臆病者と恥じ、早く大人になりたくて偽りの自分を演じてきたのだった。

だが、コスモキャニオンの長である「じっちゃん」ことブーゲンハーゲンは彼を村の奥にある洞窟に案内する。そこにあった真実とは…




村の死角にあたるその洞窟をたった1人で守り切り、石化した父セトの姿があった。




ナナキは父が臆病者ではなく、たった1人で村を守っていた勇敢な戦士であったことを知り、以降は父を尊敬するようになる。
そして、星を守る使命を果たすため改めてクラウド達に同行、以降は素の無邪気な性格で仲間と接していいる。

根は臆病であるようで、自分と同じく数字を持つ人間がセフィロスの言いなりになっていると知るや自分もそうなるかもと脅える一面も。*5



【能力】


シリーズ初の四足歩行のパーティキャラ。
だがその見た目によらず他のメンバーと同じ防具やアクセサリを装備でき、マテリアも使用可能。

武器は髪飾りで、これを付ける事で闘争本能を高め攻撃力を上げているらしい。どうやってマテリアを付けているのかは謎

初期メンバーとしては攻撃力や素早さが高めで一応男性キャラだからかHPの伸びが良く、魔力の伸びもそこそこと結構優秀な性能なので、キャラ性能のみでパーティを構成した場合中盤くらいまではティファの立ち位置を奪ってスタメンになりやすい……
が、中盤以降になるとティファも明確な差別化要素を手に入れ、レッドⅩⅢは他のメンバーと比べて差別化できる要素が少なかったりリミット技の微妙さが露になってくるため相対的に微妙に感じてしまう事が少なくない。
勿論、FF7はマテリアの組み合わせでキャラ性能をある程度カバーできるのでしっかり育ててマテリア構成を考えれば最後まで戦える。

最強リミット技「コスモメモリー*6」が単発ヒットなのでやり込み勢にはあまり好まれない模様。
一応レベル2リミット技の「スターダストレイ」が10回攻撃なのでそちらを使えば火力は出せるが基礎攻撃力が低いためドーピングで力をカンストさせても相手の防御力次第ではカンストダメージを叩き出せない。





【外伝作品での活躍】




本編後を描いたOVA作品。声は市村正親氏が担当。
ケット・シーを乗せて最終決戦に参加するが、肝心の台詞は一言のみと出番が少ない。



  • リメイク版

序盤のミッドガル編をリメイクした本作では彼の加入エピソードが終盤となり、育成できないためかプレイヤーが操作できないサポートキャラとしての参戦。バトル以外でも向こう岸にあるレバーを操作したりしてくれる。
彼の操作・育成は続編以降できるようになる。

続編・リバースでは早速序盤から操作可能。ガードしてからの反撃を得意とするカウンター型のキャラとなっている。

声は新たに山口勝平氏が担当、山口氏には珍しい渋い声が見られる。メッキが剥がれた後を前提としたチョイスではあるだろうが




セフィロス配信と同時にスピリッツボードに登場。
走行強化の効果を持ち、入手時の相手はダックハントで、スピードが強化されている。

何の因果か、スマブラのファイターの中にはレッドⅩⅢと同じく科学者の実験台となったキャラクターがいる(しかも映画やスマブラDXの頃はアドベントチルドレンのレッドと同じ市村正親氏が演じている)。




オイラは勇者セトの息子ナナキ…


追記・修正なんか怖くない…


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最終更新:2025年01月28日 08:40

*1 後に彼が帰郷した時に誰も誘拐された者が帰ってきたような素振りを見せなかったことや、長のブーゲンハーゲンが神羅のお得意様だったらしいことを考えると、何かしら騙されて連れていかれたと思われる

*2 その出会いというのは長命な古代種を誕生させようと宝条が仕組んだエアリスとレッドXⅢを交配させようと引き合わせたという雑な実験。本人曰く2本足の生き物は好みじゃないらしい。

*3 ユフィは任意加入キャラなので、正規メンバーでは彼が単独で最年少となる

*4 因みに実年齢基準で見てもヴィンセントが最低でも50歳以上なのでメンバー最年長ではない。

*5 宝条はあくまで自分のサンプルとして数字を記しただけのようであり、レッドXⅢに特にセフィロスに関する細工は行っていない模様

*6 ちなみにコスモメモリーの習得アイテムは神羅屋敷の金庫の中にいるロストナンバーというボスがドロップする。宝条が彼を拉致する時に一緒にコスモキャニオンから盗んできたのだろうか