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ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキ

登録日:2023/04/06 Thu 18:28:00
更新日:2026/06/03 Wed 10:38:44
所要時間:約 8 分で読めますぞ!


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※主人公の仲間です ありぢごく ちゃぶ台返し どう見ても変身前の方が強そう カグラギ・ディボウスキ カブラハバチ キングオージャー ゴッドハチ シスコン スーパー戦隊シリーズ ダグデド被害者の会 チキュー チャイロスズメバチ トウフ トリックスター ネタキャラに見えてシリアスキャラ ハチオージャー ブラックヒーロー 二枚舌 人たらし 仰天珍道中 佳久創 傾奇者 兄 兄様 嘘つき 妹思い 宴じゃオージャー! 寺本翔悟 平和主義 愛すべきバカ 戦隊個別 扇子 料理上手 本当は優しい人 歌舞伎役者 歴代ブラック 殿 殿様 濃すぎるキャラクター性 炎属性 王 王様 王様戦隊キングオージャー 王殿 結構暗い過去持ち 胡散臭い 腹黒 自分にも嘘をつく 蜂 褐色 豊穣の王殿様 農家 農業 非人道農業機械所持容疑 革命家 顔芸




食とは、命なり!

食の為には、泥に塗れて手を汚す。それが……トウフという国なのです


カグラギ・ディボウスキとは、特撮作品『王様戦隊キングオージャー』の登場人物である。

演:佳久創
キャラクターソング:「仰天珍道中」


【概要】

本作の舞台「チキュー」に存在する農業の国「トウフ」を治める王殿(おうとの)。
歌舞伎役者や傾奇者の如き黒基調のド派手でカラフルな袴を纏った、浅黒い肌で長身の偉丈夫。
和風の国の王らしく、ウェーブ気味の髪を丁髷のように後ろでまとめていて、また扇子を片手に持ちよく扱っている。

実は、元々はトウフの一市民に過ぎなかったが、本編開始の15年前に「神の怒り」によって同国が深刻な食糧危機に陥った上、当時の王殿がただでさえ少ない食糧を独占したことがあった。
その際、他の市民を纏めて革命を起こして当時の政権を打倒し、そのまま新たな王殿となった経緯を持つ。

農業の国の殿様だけあって、自身も国民に的確な指南ができるほど農業に精通。
その結果米は豊作となっており、さらに産出される野菜はどれも美味な逸品である。


【人物】

いつもニコニコした顔を崩さない、温和で人たらしな性格の持ち主。あと無駄にリアクションや言動が仰々しく大袈裟。
料理上手でサービス精神旺盛な顔も持つとされ、カグラギが作った自慢の豆腐鍋*1はヒメノとヤンマが我を忘れて我武者羅に鍋を奪い合い(普段はしっかりテーブルマナーに則るあのヒメノさえ!)、セバスチャンに至っては旨すぎて卒倒するほどの美味。
ちなみに、この時一緒にギラくんは、生野菜の方が気に入ったらしく、大根等を頬張っていました。

国民との距離感は極めて近く、積極的に城下町に赴いては、さながら家族のように和気藹々と触れ合う。
一見陽気でユーモラスな好漢に見える……が、しかしてその素顔は「民のためなら手を汚す」というポリシーの元、国を守るためなら汚い手を使うことを厭わず、平気でウソをつき他人を欺く利己的な腹黒狸。
普段の人当たりのいい態度も裏を返せば全くと言っていいほど他人に本心を見せず、他者に己の腹の内を悟らせない「仮面」の役割を果たしている。
そして狸らしく自分や自国の得になるように裏で立ち回る頭の回転の速さに加えて、バグナラク相手にも臆さず言葉巧みに物事を進める人並外れた交渉テクニックの持ち主。
各国相手に二枚舌三枚舌の言動を当たり前のように行い、交渉を有利に進めたり自分の言動を信じ込ませたりするためならば、生身でデスナラク8世の攻撃の前に立ちはだかり交渉を試みるほどの並外れた胆力まで見せつけた。
根っからの策略家ともいえるが、そのせいか一挙手一投足に至るまで言動や態度の全てが非常に胡散臭い。
前述の通り「相手を欺き、騙す嘘」については上手いのだが、「嘘泣き」に限っては壊滅的に下手であり、そのやり方も「腕と袖を顔に当てて歌舞伎のように芝居がかった声で『おーうおうおうおう』と泣くフリをする」というバレバレなもので、視聴者はもちろん作中の登場人物でこの嘘泣きに騙された者は誰一人いない。

だが、それらは全て「民のためなら自分の手がどれだけ汚れようとも構わない」という、平和を重んじる信念から来るもの。
その心意気は「民は命」という言葉にも表れており、トウフで採れた野菜を「我が国の宝」と言いきるほどに国への思い入れは深く強い。
よって、チキューやトウフの平和を脅かす者は誰であろうと決して許さない。
嘘吐き・腹黒な素顔も本物だが、シュゴッドに選ばれただけあって何だかんだと言いながらも国民を大切に想い、他者を笑顔にする事に喜びを覚える性質なのがうかがえ、そんな人たらしな人物像は何処か豊臣秀吉を連想させる。

また、表面上は「とことん腹の底が読めない食えない狸親父」といった印象が強いが、仮面が常に完璧かと言われるとそうでもない。
バグナラクの手で身勝手にトウフを蹂躙された際は、怒り或いは焦りからか仮面が外れて「目を見開いた素の真顔」が一瞬現れており、自国の国土を案ずる余り無人の畑への攻撃すら防いでしまい、己の嘘と演技がバレてしまう一幕もあった。
他にも、己の話に中々聞く耳を持たない場合フラストレーションがたまった挙句一瞬キレてちゃぶ台返しをかましたこともある(※この際舞い上がった料理は全て溢すことなく黒子がキャッチしています)。

意外と言うべきか、農家としては当然と言うべきか、筋トレを欠かさない筋肉キャラとしての顔も持っており、敵の能力でヒメノと入れ替わった際にもまず筋トレを始めた程。
普段が厚着のため目立たないが、その肉体は実際に凄まじいムキムキ具合を誇る。曰く、彼の筋肉は「民を守る筋肉です!」との事。*2

実は少なくとも10歳の頃から容姿がほとんど変わっておらず、43話でミノンガンの能力でその場にいなかったリタとラクレス以外の王様達が10歳に戻された際、1人だけ外見がほぼ大人だった。
曰く「トウフの子はよく食べよく寝て育ちが良い」らしいが、筋肉量は10歳に戻っていたとのこと。
年相応に勝手気ままに動き回るギラ達の対応に苦慮するなど、この頃から大人に近い精神の持ち主だったようである。

ギラに対しては、当初はラクレスの命を受けてギラの捕縛の任に就いたが、バグナラクとの戦いの中でギラの潜在的な器の大きさを感じさせる言動に、一瞬本気で感銘を受けたかのような反応を取っている。
ちなみにその時ギラから「ラクレスに何の恨みがある」と問われた際には「恨みしかございません!」と即答しているが真偽は不明。
……とはいえ「それはそれ、これはこれ」とでも言わんばかりに言葉巧みにギラを油断させ、「ギラがトウフの領土を侵略した」という虚偽の通報で呼び出していたリタに引き渡してゴッカン国送りにした辺り、食えない腹黒さは全く変わりなかった辺り全くと言っていいほどブレない*3。
その後もシュゴッダムを敵に回すリスクを警戒してか、ラクレスに対し面従腹背のような態度を取り続けている。

第12話では「スズメ」という名の妹がいる事が判明。
現在はトウフに優先的にデミシュゴッドを貸し出す契約の対価兼人質として、ラクレスの元で軟禁状態にあり、顔を合わせられずとも常にその身を案じている。

第二部開始前には地中埋め込み型耕し機「ありぢごく」を運用しようとした所、対人間用罠と見なされ「非人道農業機械所持容疑」でゴッカンに投獄されていた。



【ハチオージャー】



豊かな実りのために、害虫は排除させて戴きます!!


オージャカリバー!

Hatch it(ハチ)!!


王鎧武装!


You are the KING!

You are the, You are the KING!


ハチオージャー!!



画像出典:王様戦隊キングオージャー 第4話『殿のオモテなし』より(2023年3月26日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


CV:佳久創
スーツアクター:寺本翔悟

カグラギがオージャカリバーを用いて変身する戦士。イメージカラーは黒で、モチーフは蜂。
顔面を覆うマスクは蜂を模しており、警告色のようなオレンジの差し色があるのが特徴。

派手に動き回る"カブキスタイル"で戦闘を繰り広げ、キングズウエポン爪モードを駆使して敵の急所を突く戦法を得意とする。
農業で鍛えてきたからかフィジカルのパワーも強烈で、四股踏みの衝撃だけで地面が爆散するほどの破壊力がある。
またオージャフィニッシュを発動すると、ミツバチの熱殺蜂球*4の如く、ハチ型の炎を纏った斬撃を繰り出す。

変身シーンは歌舞伎のような見得を切る所作が特徴的で、またこれを連想させる派手で大仰な動きは殺陣にも反映されている。


【ゴッドハチ】


全高:18.2m
全幅:30.5m
全長:21.0m
重量:350t
スピード:250km/h
出力:150万馬力

相手の裏をかきながら破竹の勢いで戦う、トウフの守護神である黒いハチ型シュゴッド。
最高速度こそゴッドトンボに劣るがその分小回りが効き、敵を攪乱しながら腹部の針で刺し貫く。
また味方の周り飛び回りながら、六角形のバリアを張って敵の攻撃を弾く能力も持つ。
陽気で賑やかな性格の様子。


【余談】

名前の由来は「カブラハバチ」とチャイロスズメバチの学名「ヴェスパ・ディボウスキ」から。「カブラ」には「傾(かぶ)く」*5の意味も掛けているかもしれない。
なおチャイロスズメバチは他のハチの女王を殺して巣を乗っ取るという社会寄生の習性を持つ事で知られるハチだが、15話において15年前に彼が反乱を起こし、前トウフ王から王位を簒奪したという由来通りの行動を起こしていたことが明らかになった。

衣装デザインは近年の東映作品に多く参加しているh.NAOTO、振袖部分のイラストは和ポップイラストレーターのNORIMA.が担当。

演者の佳久氏は元ラガーマンで、身長185cmと元から恵まれた体格の持ち主である。加えて、撮影では厚底ブーツを履いており、結果作中ではかなりの長身となっている。
また、放送開始時点では32歳で、前作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のキジブラザー/雉野つよし役を演じた鈴木浩文氏に続いて30代の俳優が抜擢された。
東映特撮作品においては『仮面ライダーゼロワン』にてラブチャン役で出演しており、更に本作の前年に放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にて弁慶役で出演した経歴も話題となった。

ちなみに佳久氏の父は台湾出身の元プロ野球選手郭源治氏で、源治氏が中日ドラゴンズに在籍していた頃のチームメイトに、戦隊の先輩にあたるゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役の山田裕貴氏(佳久氏と同い年かつ同じ名古屋市出身)の父山田和利氏がいたという繋がりもある。
後の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』では源治氏を元ネタにした嘉挧源治が登場した。



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最終更新:2026年06月03日 10:38

*1 公式サイトによると、「肉も野菜もたっぷり入った食べ応え満点」の一品らしい。

*2 なお公式サイトによればこのセリフ、ヒメノ(中身はカグラギ)を演じた村上氏のアドリブだとか。中々強烈。

*3 とはいえこの状況でシュゴッダムに引き渡せば間違いなくギラはそのまま処刑されるので、それを防ぐためにリタを呼んだ意図もあると思われる。

*4 二ホンミツバチが持つオオスズメバチへの対抗手段で、スズメバチの周りに集団で群がり体温を上げて蒸し殺すというもの。

*5 奇矯な服に身を包んだりそうした振る舞いをしたりすること、の意。「歌舞伎」の語源でもある