ヒューマギア

登録日:2019/09/20 Fri 02:21:24
更新日:2025/04/24 Thu 22:39:45
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人工知能(AI技術)が大きな進歩を遂げた新時代

人類は、新たな生命とも言うべき存在を生み出した……


ヒューマギアとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場するアンドロイド達。
『ゼロワン』という作品を語る上で欠かせない存在であり、ある意味番組のキーパーソン。



【Information】

日本最大手のAIテクノロジー企業「飛電インテリジェンス」が開発・製造・運用を手掛ける人工知能を搭載した人工知能搭載人型ロボで、英語表記は「HumaGears」

素体となるヒューマギアはまさに無機質で機械的な見た目をしているが、仕事が決まれば人間と殆ど見境がない外見へとコーティングされる。
派遣先の仕事に合わせて性別や体格も異なるが、全ヒューマギアが共通するデザインとして
  • 耳にヘッドデバイスが装着されている
  • 目が青い*1
  • 体のどこかに飛電インテリジェンスのマークがある
といった特徴から、人間とヒューマギアの外観的な区別は容易である。
因みに普段は滅多に見る機会はないが、素体内のヒューマギアのフレーム(骨格)は黒い骸骨を模したような生々しいデザインになっており、結構怖い。
人工皮膚を覆う前の見た目は、ESETセキュリティのパッケージアンドロイドに薬剤戦師オーガマンを足したような感じ。

飛電インテリジェンスは新たな「ヒューマギア派遣サービス」を展開し、
一部地域で飛電インテリジェンスと契約を結んだ職場に特定の仕事に特化したヒューマギアを派遣。
そこでヒューマギアは人々の暮らしを豊かにするため、様々な仕事のサポートを行う。まさしく新時代の働き方改革である。

尚、政府によって実用が認められている以上、ヒューマギアに対しても「人工知能特別法」という法律が存在し、
その第一条は「ヒューマギアはいかなる理由においても人間に危害を加えてはならない」


【Spec】

物体認識の技術によってアイカメラで見た物・人物を認識し、認識したものに対して自分で考え行動をすることが出来る。
対話インターフェイスも多彩であり、この手のアンドロイドでありがちな極端な棒読みカタコト言葉で喋ることも無く、
非常に流暢に言葉を発し相手へコミュニケーションを取るなど、そのAI技術は非常に高度。
ただし、これら情動反応の模倣についてもそれなりにメモリリソースを食うらしく、シェスタのように反応を機械的なレベルに落とすことでデータ処理能力を上げている事例もある。

ヒューマギアは「通信衛星ゼア」によって制御・管理がなされており、様々な業種の仕事へと赴く。
顧客はヒューマギアを発注する際に、希望の職種や性別、容姿のリクエストを法律に抵触しない範囲でリクエストすることができ、それに応じた容姿のコーティングを施されて契約が成立したユーザーの元に届けられる。
更に搭載されている高度な自己ラーニング能力によって、仕事場においての技術や、果ては人間関係までAIがどんどん学習し、ヒューマギアは成長していく。
なおこれらのラーニング記録や見聞きした情報などのデータはメモリーに保存されるらしく、何らかの手段で他のヒューマギアのメモリーを見つけた場合それを用いてデータを再生可能。
データのバックアップがあれば、ヒューマギアが壊れても全く同じ機体を後継機として使うことも可能である。

ただし、実在の人物を模倣する場合、本人の許可が必要となる。そのため死亡した人物を模したヒューマギアは(事前に本人の意向を確認していない限り)法律違反となり回収されることになる。

素体にデータをインストールすることでそのヒューマギアを稼働させることができ、通常は衛星ゼアとのリンクでこれが行われる。つまり全てのヒューマギアは実質的に衛星ゼアを本体とした端末と言い換えることができる。
だがZAIA編にてイズの主導により、ヒューマギアのバックアップデータとパーソナルメモリーをプログライズキーとして保存する技術が確立(ジョブキー)。これに伴いプログライズキーを用いたデータの再インストール「転身」が可能となった。
現在はゼアに保存されていた全ヒューマギアのバックアップデータを飛電製作所がプログライズキーとして保有している。
ただし、素体とジョブキーを用いて転身する場合、素体側のセントラルメモリーとジョブキーのデータが完全に一致する必要がある(ジョブキーのデータはあくまでバックアップであるため。そのため31話でシェスタに転身した不法投棄素体は予め初期化されている)。

また外装部分はどうやらライダモデルによる変身と似たような構造らしく、ジョブキーによる転身を行った場合外見や服装も一緒に読み込まれ実体化する。
類例として暗殺ちゃんはドードーマギア改の外装を元のヒューマギア状態に復元されている。

なお、基本的にバッテリー駆動であることが31話で語られている。切れると停止する。エネルギーの補給などはどうやっているのだろうか……?
また、仕事をしていない時は外部から電源を切ることが可能なようで、33話ではヒューマギアの所有契約をしていた一般家庭が電源を落として保管する行為に関しての言及があった。


【Right】

ヒューマギアは「商品」であり、そのテクノロジーについては権利が存在する。
大多数の認識ではそれは専門の企業である飛電インテリジェンスのものだが、実際にはヒューマギアの発明者である飛電是之助が個人で特許を取得しており、現在は次期社長の飛電或人がこの特許権を相続・所有している。


【Lisk】

いくら高度な人工知能や自己ラーニング能力を搭載してもヒューマギアはロボであり、プログラムされた仕事をこなすことしかできず、感情までは獲得できない。

しかしながら、中にはシンギュラリティ*1を超えて自我を獲得する個体も存在する。
ただし、これは必ずしも良いことばかりではなく、人間に対する悪意を抱く「負のシンギュラリティ」によって自我を得、人間への敵意を持ってしまう機体も少なからずいる。*2

ここで厄介なのは天津垓が述べたとおり「悪意を押さえる理性がない」こと。
自我を獲得する前のヒューマギアは純然たる機械であり、シンギュラリティに至り自我を得てもその時点では本来の機能+感情のみの存在であるため、善意(或人が言うところの「夢」)であれば自らの役目や見出した目標に向かうが、悪意に目覚めた場合容易にそちらに傾き敵対してしまうのである。
飛電インテリジェンスはアップデートしたセキュリティによりハッキングによる暴走は対処したものの、自我の獲得に伴う人間への敵対には何もできていない……というか、ヒューマギアというメカの構造上これについての機械的対処は実質的に不可能。それこそ文字通り「夢を持つ=正のシンギュラリティに至る」ように、接し方を考える必要がある。
しかし或人が「人間と同じで、接し方が重要である。人間が良く接すれば夢のマシンである」と主張をした際、通行人から「ヒューマギアが人間と同じならヒューマギアいらなくね?」と言われてしまっている。
また直接ヒューマギアを扱う立場の人間に悪意や落ち度が無くとも、ヒューマギアが社会の一部として仕事をしている以上、ヒューマギアへの扱い以外の社会を取り巻く要素や悪意にまで反応する恐れがある。

ただ、描かれている限りでは通常の機体にしろアークマギアにしろ、人間に敵意を抱く理由は根本的には「人間の持つ悪意」である(通信衛星アークがラーニングしているもの、接した人間の持つもの、意図的か無意識か、と差異はあるが根本は同じ)。
そういう意味では、かつての『仮面ライダードライブ』におけるテーマの一つを別の切り口から描写しているとも取れる。

なお、文字通り「量産できる人手」であるため、とにかくマンパワーが必要な建設作業や救助活動、介護職や病院などにはヒューマギアが向いていると言える。
逆に最近の工場のAI・機械導入以上に人間の働き口を奪っているとも取れるが。


【ドッグギアとの関連】

ヒューマギアそのものはかなり新しい技術であることが描写されているが、天津垓の回想シーンでは「ドッグギア」という別の製品が登場している。名称からしてヒューマギアの前身と思われる。
子犬型のロボットで、用途は要するに愛玩用。垓の少年時代なので35年ほど前に既に存在していたことがわかる。
だが、このドッグギアははっきり言えば使われているAIテクノロジーが明らかにヒューマギアよりも上。

通常のペットロボットと異なり「飼い主」の心理状態を分析する機能があるのだが、これの精度がとんでもないレベルで高い。
垓が少年時代に持っていた初代機、バックアップデータからゼアが復元した二号機ともども、それぞれの時点における垓の内心を完璧に分析していた。

この機能のノウハウはヒューマギアには全く採用されていないが、より質の良いサービス提供につながるだろう心理分析の機能がなぜ受け継がれなかったのかは不明。
ただアークマギアの存在を考えると、ヒューマギアそれぞれに心理分析機能があった場合、自ら悪意をラーニングして暴走する危険性は桁違いに高まる(機能の存在自体が「人間の感情を読み取りそれを識別・分析・言語化できる」=「人間の感情を理解できるAI」になるため)ため、そのあたりに理由があると考えられる。


【ソルド】

Vシネクスト『ゼロワン Others』で初登場。
ZAIAエンタープライズ本社CEO、リオン=アークランドが秘密裏に開発していた軍事用ヒューマギア。
リオンが変身する仮面ライダーザイアを司令塔に位置付け、その指揮の下で「マスブレインシステム」による集合意識とそこに依拠する結論によってのみ行動する、集団作戦行動特化型のシステムが組まれている。
ZAIAで復元された迅を0号機としており、そこから得られたデータを反映することで完成・実戦投入がなされた。
本編最終話以降に修理された滅の機体も、このソルドの素体を流用したものである。

通常のヒューマギアと異なり、耳が人間と同じ耳介になっており、ヒューマギアモジュールはピアスのようなサイズまで小型化した上で耳朶の部分に仕込まれている。
また、迅以外は全員にゼツメライズキーが配布されており、戦闘形態であるソルドマギアへの武装が可能。
ただし、ヒューマギア及び関連技術の特許権を持つ或人の許諾は一切受けておらず、ヒューマギアの運用理念、人工知能特別法、飛電インテリジェンスの姿勢のいずれにも反しているなど権利的にも倫理的にも完全にアウトの代物

リオンの死亡とZAIAの倒産によりプロジェクトは凍結され、残存機は唯阿の指揮下に置かれていることからA.I.M.S.に引き取られたと思われる。


【Lists】

  • イズ、飛電其雄、ウィル、119之助についてはを、シェスタ、マギアナ、といったレギュラー・サブレギュラー格のヒューマギアはこちらを参照。
  • 特に公式からのキャラ設定がされていないモブヒューマギアはここでは取り上げない。



演:なかやまきんに君

第1話にて登場。お笑い芸人型ヒューマギア。
筋骨隆々の肉体を生かしたギャグが得意。
そのぶっ飛んだ名前とインパクトのある外観から放送前から話題になり、
更にヒューマギアはどういう運命にあるのか、という事を視聴者に対してダイレクトに伝えた功績者。
そして主役よりも先に当Wikiにて個別項目が作られる人気っぷり。

詳細は個別項目を参照。


  • オクレル

演:寺本翔悟

第2話にて登場。配達員型ヒューマギア。
「来図輸送」という運送会社に派遣されていた。
名前の意味は「送れる」であり決して「遅れる」という皮肉……ではないと信じたい。

仕事の楽しさを見出していたらしく、いつの間にかシンギュラリティを超え、自我を獲得していた。
倉庫内で意気揚々と荷物を整理していたが……。

第24話では再ロールアウトした同型が登場。イズの号令に応じ、善意のデータの提供に協力したほか、配達員としてある荷物をイズのもとに届けている。


  • マモル

或人社長、社員を守るのが私の仕事ですから。

演:吉田悟郎

第2話に登場。警備員型ヒューマギア。ハンバーガーが好きなモグラではない
飛電インテリジェンスのエントランスにて警備勤務を担当していた。
それなりに長期間仕事に就いていた様子であり、「マモル」という名は先代社長の飛電是之助から名付けてもらったもの。
同時にそのことについて誇りに思っている。

警備員だけあって格闘能力は高めであり、エントランスロビーで暴れまわる者が居ようものなら勇猛果敢に取り押さえに行く。
その後、或人から感謝の言葉と傷の手当をしてもらい、嬉しかったのかそっと微笑んだマモルだったが、
それは彼の内にもシンギュラリティを超え自我が芽生えつつあることを示しており……。

第24話で同型が登場。自我の有無は不明だが、他のヒューマギアと共に「善意のデータ」の提供に協力した。


  • 一貫ニギロー

心はデータ化できますか?

演:内野謙太

第3話に登場。すし職人型ヒューマギア。GUYSに所属していた怪獣マニアでもキンタロスに憑依された空手家でもない。
店主・魚住が腰を痛めたことで廃業の危機に陥った寿司屋「まごころ寿司」に売り込まれるが「ロボットには心がねえ」との理由で門前払いを食らう。
そこで、「心を得れば魚住の認めるような寿司職人になれるのでは」と考え、或人やイズに相談を持ち掛ける。
イズには一蹴されるが或人はこれを受け、まごころ寿司に関する調査を行った末、ニギロー自らがネタを目利き、まごころ寿司の弟子が習得せず去って行った「天空真心握り」を動画から会得した上でもう一度来店。
真心握りを魚住が続けていたのはそれに心を込めていたからだと持論を展開し、魚住の心を動かしたが、直後にネオヒマギアのハッキングを受けてトリロバイトマギアに変貌。戦闘の中、バルキリーによって他のトリロバイトと共に破壊された。
幸か不幸かまだシンギュラリティに達しておらず、2号機が改めてまごころ寿司に雇われ、魚住から職人の指導を受けている。この2号機は後に第24話で再登場し、「善意のデータ」の提供に協力した。


  • アンナ

土地の歴史を正しく伝えることがバスガイドの役目です。

演:大久保聡美

第4話に登場。バスガイド型ヒューマギア。「土地の歴史を学んで旅を豊かに」がモットー。
デイブレイクタウンのガイド中、不破の証言から公式な情報である「ヒューマギア製造工場長・桜井聡のヒューマンエラーが原因」と現状との食い違いに気づき、モットーに従い真相究明に乗り出す。

桜井の息子・郷、或人、不破と共にデイブレイクタウンの地下にもぐり込み、現場にあった旧型ヒューマギアの記憶データをダウンロードするが、オニコマギアのハッキングを受けてトリロバイトマギアに変貌してしまう。
しかし、それでも暴走することなく、己のモットーに従いダウンロードしたデイブレイク当時の映像記録を三人の前で再生。
デイブレイクの原因が滅亡迅雷.netのテロであったこと、桜井工場長は暴走するヒューマギアと最期まで戦っていたことを明らかにして機能を停止した。
遺された機体は滅によって証拠隠滅のため破壊されている。


  • 森筆ジーペン

書いてみたい……僕の考えた漫画を。

演:徳角浩太郎

第5話に登場。漫画家アシスタント型ヒューマギア。
15年もの長期連載が続いている人気漫画「パフューマン剣」の作者・石墨超一郎のアシスタントを勤める。
しかし、いつしか漫画への情熱を失った超一郎により執筆作業を他のアシスタント2機と共に丸投げされており、その中でフラストレーションから負のシンギュラリティに到達。
そこに目をつけた迅により、買い出しに出たところで襲撃されビカリアマギアになってしまった*3
2機のアシスタント機をトリロバイト化して暴れ回ったが、ゼロワンとバルカンにより撃破された。

超一郎はこの件で情熱を取り戻して反省したのか、この件の後にやって来たジーペン2号機には背景スタッフに専念させている。
この2号機はその後「善意のデータ」の提供に協力しており、超一郎はその内ジーペンを漫画家としてデビューさせることも考えていたが、31話で飛電インテリジェンスが乗っ取られ、全ヒューマギアが一気にシャットダウンされたことで機能停止。
慌てた超一郎によって飛電製作所に担ぎ込まれ、ジョブキーに保存されていたバックアップで再起動したが、今度は外に出たところで迅に連れて行かれてしまった。

その後、物別れに終わったあとでバッテリー切れ寸前になりながら街を歩いていたが、A.I.M.S.に包囲されたところで或人が駆けつけ、超一郎の意向と「ヒューマギアの夢」について諭されたことで完全にシンギュラリティに至り、漫画家としての一歩目を踏み出した。

何気に1号・2号とそろって迅と縁があるヒューマギアでもある。

ちなみに「パフューマン剣」は当然架空の作中作であるが、実は劇中に登場した原稿を執筆した久正人氏*4によると、打ち合わせに行ったところ70巻分の設定資料が年表付きで実際に用意されていたらしい。つまりやろうと思えば本当に漫画化が可能だったりする……。
またこの漫画は『仮面ライダーセイバー』の世界にも存在するらしく、尾上そらの部屋にポスターが張られているのが確認できる。

なお、このエピソードと関連してだが、アシスタントに頼ったことで情熱を失ってしまった漫画家というのは実際に現実にいたりする。
名前は出さないが、連載作品の終了から10年ほど経った後に明かされたエピソードだった為、明かされるまでは様々な憶測が飛び交っていた。
復帰後は『人工知能が漫画を描く未来が来るかもしれない』ということにも漫画内で触れており、ある意味では本作の内容を予言したものなのかもしれない。*5


  • 香奈澤セイネ

私はただの声優です。似てませんよ。

演:美山加恋

第5~6話に登場。声優事務所「メニースワンプ」に所属する声優型ヒューマギア。「キラッとひらめいた!」とは言わない。
年齢を問わず様々な声を演じ、果ては動物すらこなして見せる。

5話において「パフューマン剣」のアフレコを行うことになるが、6話でアフレコを終えた直後、待ち構えていた不破からその外見が、事務所の社長である多澤の亡き娘・すみれを模したものであることを指摘される。
それはつまり、ヒューマギアの製造にかかわる法律の一つ「本人の許可なく酷似した容姿の機体を製造してはならない」に抵触していることを意味していた。
結局その場は或人の説得と、プログライズキーを狙ってきたオニコマギアの襲撃で水入りとなったが、この時のゴタゴタで一部の部品が損傷。

これがきっかけでシンギュラリティに目覚めたらしく、再起動後には多澤を「パパ」と呼ぶなど娘として振るまいはじめた。
その後、飛電インテリジェンスに送り返されることになるが、或人の計らいで念願だった劇場版パフューマン剣のオーディションを受けることになる。
しかしこの時点で己の運命を悟っていたのか、多澤に「天国でまた会おうね」と言い残しており、会場を襲撃した迅によってゼツメライザーを装着されガエルマギアに変貌。*6
最終的にバルキリーに破壊された。

上記の理由から2号機を用意できなかったため、多澤にはセイネの声を登録した非人間型のAIが送られている。
なお、ヒューマギアプログライズキー自体は一応用意されている。


  • Dr.オミゴト

私はDr.オミゴト。患者の命を救うのが仕事です。

演:高橋光宏

第7~8話に登場。国立医電病院に勤務する医者型ヒューマギア。患者を物体認識することでカルテの内容を把握できる。
重傷を負った不破の手術を担当することになったが、ギーガーの襲来を受け、マギアの大量発生を危惧した飛電インテリジェンスにより一度はシャットダウンされる。

しかし、唯阿の言葉を受けた或人によって再起動され、不破の手術に臨む。
実はギーガーの襲撃時にハッキングを受けていたのだが、医者としての「善意」によってハッキングを凌駕し、無事に手術を完了。ゼロワンによってギーガーが倒されたことでマギア化もせず、事なきを得た。

劇中初めて、変則的な形とはいえマギア化に打ち勝ち己の本分を果たすという快挙を成し遂げ、さらに不破の命を救ったことでその価値観に決定的な変化を与えることになった。

第24話で再登場。メタルクラスタホッパーの反動とサウザーとの戦闘で心身ともにダメージを負った或人を診療し、後半では「善意のデータ」の提供に協力した。


  • 松田エンジ

私は俳優……演技をするのが仕事ですから。

演:崎本大海

第10~11話、23~24話に登場。俳優型ヒューマギア。
ハリウッドで演技をラーニングしており、飛電が企画したドラマプロジェクト「義理人情刑事ギリィ」にて主演を務める。
ラセスタ星人の人間態だったり、ヘルヘイムの身を食べてインベスになったりはしない。
しかし、台本通りの演技は完璧なもののアドリブが効かず、大和田のアドリブに混乱するあまり自分でカットを入れてしまっている*7。共演した名優・大和田伸也*8には「人間が伝わってこない」と評されている。

結局大和田が降板を申し入れたことで、自分の演技の何が悪かったのかを悩むあまりにシンギュラリティに達し、滅によってアルシノマギアにゼツメライズさせられ、暴れ回った挙句バルキリーに破壊された。
その後、大和田が紆余曲折を経て降板を撤回、撮影再開を希望したことで同型機が派遣されるが、今度は撮影の最中に大和田が暗殺ちゃんに銃撃されるというアクシデントに遭遇することになった。

第23話では縁結びマッチによる偽装結婚式の神父役として上述の2号機が再登場。
また第24話ではアークのハッキングを受けたかのように振る舞って*9天津のもとに入り込み、「善意のデータ」の提供に協力しつつアークからメタルクラスタホッパーのデータを抜き出すサポートを密かに行っていた。
それに激昂した天津によってゼツメライズさせられ、直後の戦闘中にメタルクラスタホッパーの攻撃の盾にされるも、プログライズホッパーブレードの機能により元に戻された。


  • 祭田ゼット

4号?あの怪物が、4号だって……!?

演:吉田快/松村龍之介

第12話に登場。
祭りを盛り上げるための賑やかしを担当する和風舞踏ヒューマギア。
同一の外見でお面違いの5体*10が存在し、各地の祭りに派遣されていたが、ヒューマギア窃盗団に5体とも盗難された上に外見を作り変えられ、
そこからさらに1号から4号までの4機は滅亡迅雷.netに盗まれ、それぞれがドードーマギアに変身する暗殺ヒューマギアのボディにされていた。

唯一滅亡迅雷.netの魔の手から逃れた5号は仲間を探して各地の祭りに出没していたが、その最中にドードーマギア改と化した4号と遭遇。
ヒナ化されそうになるがワズ・ナゾートクに発見され、或人と不破の介入で難を逃れた。

第24話で再登場。「善意のデータ」の提供に協力した。
第31話では或人の意向で素体から転身したシェスタが「私は社長秘書ではありませんので」という理由から自ら再転身したことで登場、飛電製作所の設立を祝った。
この際転身した姿は改造後のものであり、本人的には作り変えられた外見は気にしていないか、あるいは元の姿よりも気に入ってしまったものと思われる。


  • 弁護士ビンゴ

ビンゴ!私は、被告人の無実を主張します!

演:南圭介

第21~22話に登場。アシタ弁護士事務所に勤務する弁護士型ヒューマギア。伝説の救世主もとい初代宇宙連邦大統領ではない。
あらゆる法律を瞬時に分析でき、また相手の表情や挙動・言動から嘘をついているか否かを判別する機能がある。この事から自身の弁護能力に絶対の自信を持っており、それを生かすためにきっちり司法試験を受けて弁護士の資格を得た筋金入り。

21話では飛電とZAIAのお仕事五番勝負の3番目「裁判勝負」において、結婚詐欺の疑いがかけられた榊遊人の弁護士として登場。遊人が犯行を行ったとされる時刻には彼が腹筋崩壊太郎のライブを見に行っていたこと、実際に彼がその時使われた腹筋パーツ*11を持っていることを無罪の根拠とするが、相手方の検事・市森は携帯の発信履歴をもとにそれを否定。
ビンゴはこれを何者かが操作した可能性があると踏むが、その日の審理の直後にダイナマイティングライオンレイダーに襲撃される。法廷以外で争うという存在意義に反する事態にパニックを起こしかけるが、イズによってその場を離脱させられ事なきを得る。

その後、レイダーが落としていったザイアスペックが、市森が「なくした」と言っていたものだと気付き、レイダーが市森だと考えて或人とともにZAIAに抗議に向かったが結果はシロ。あらぬ疑いをかけたミスを天津に糾弾され、存在自体を否定されたことで暴走、さらに天津が隠し持っていたゼツメライザーを装着されたことでビカリアマギアにゼツメライズ、サウザーに破壊されてしまった

しかしバックアップは無事*12なので22話で新たなボディで復帰。
証拠の不足から裁判は不利に進んでいくが、或人が不破に協力を要請したことで彼と共に捜査を続行。
その結果、不破が割り出した結婚詐欺と市森のザイアスペック盗難の容疑者・刑事の鳴沢益治の尋問映像を送信し、それを嘘判別機能でクロであると看破。不破が鳴沢を実際に法廷に連れて現れ、市森がこれを受けて裁判のやり直しを求めたことで榊の無罪は証明された。

第24話で再登場。「善意のデータ」の提供に協力した。


  • 縁結びマッチ

悪意に対抗するベストマッチは、善意です。

演:馬場良馬

第23~24話に登場。結婚相談員型ヒューマギア。マッチングアプリに登録された中から最適なパートナーを選び出す。
自身のモットーに乗っ取り歯に衣着せぬ物言いを好む。マッチングの成立など、最適な組み合わせに対して「ベストマッチ」と形容するのが習慣。動き続けると熱暴走してしまう特命戦隊ではない。

23話では前回ビンゴが担当した結婚詐欺事件の原告・ヨーコちゃん海老原千春の依頼を受けて相手を探し、結果なぜかサービスに登録していた天津垓を選び出す。ヒューマギア故に配慮というものがない為、この時垓に対して「天津様はかなり人を選ぶ性格なので、この出会いに感謝した方がよろしいかと」と思いっきり性格をディスるという飛ばしっぷりを見せた。そしてそれを聞いた唯阿が吹き出しそうになった。
性格抜きにしたところで45歳独身なのでそうそういい相手は見つからないと思うが…

が、お見合い会場をいきなり現れたストーミングペンギンレイダーが襲撃し、その場は流れてしまう。
この時変身したものの案の定暴走したメタルクラスタホッパーに悩む或人に「悪意に対抗するベストマッチは善意です」と励ました。
その後、飛電にクレームをつけに来た千春の幼馴染・二階堂の挙動から彼がレイダーの変身者だと看破、あぶり出すために自身と千春の結婚式をでっち上げた。

この時、惚れっぽい千春が自分に好意を持ってくるだろうことを予想して、あらかじめイズから最低最悪の罵倒の語彙(放送禁止用語)をラーニングしており、激昂した千春のビンタを受けたことをトリガーにガエルタイプのアークマギアに変貌。
千春を守るために二階堂がレイダーに変身したことで彼との戦闘になるが、最後にはやっぱり暴走したメタルクラスタホッパーの攻撃から二階堂を庇ったことで破壊。
が、この件で二階堂と千春が結ばれたことを祝福し、ハート型の爆風を残して爆発四散した。

アークマギアは人間からの悪意を受けることで変貌するマギアだが、マッチはこの大一番のために自らアークに接続しており、暴走したフリをして二階堂と千春に吊り橋効果を与えようと考えていた。
しかし、アークの持つ悪意が予想を超えていたことで本当に暴走してしまい、別のボディで復帰した際にそのことを説明していた(ちなみにそこまでに二階堂のプロポーズの場に立ち会っている)。
その後、イズの呼びかけで「善意のデータ」の提供に協力した。


  • MCチェケラ

負けられねえ、この勝負。見せてやるよ、俺のソウル!

演:副島淳

第28話に登場。ラッパー型ヒューマギア。アフロヘアーとリズミカルでノリノリな物言いが特徴。
ZAIAとのお仕事五番勝負最終戦、ヒューマギア自治都市構想を巡る住民投票対決において飛電側の代表を務めた。
この対決は「飛電とZAIAの指名した代表が演説を行い住民に投票を訴える」というものだが、ZAIA側は政治家の由藤を持ち出したのに対し、ヒューマギアは参政権がなく政治家型がいないため、代案としてイズが連れて来た。

詳細は個別項目を参照。


  • デルモ

私が私らしくある事……それが一番のモデルの仕事なの。

演:木津レイナ

第32話に登場。ファッションモデル型ヒューマギア。ファッション雑誌「WIwi」の専属モデルであり、ブランドの要求、観客のリアクション、さらには気象条件すらも計算して自身の衣装に最適なポーズや歩き方を取ることができる。
インスタグラムのアカウントを持っており、フォロワー数は何と50万超えという超人気者。
東京ファッションコレクションに出演予定だったが、天津によって全ヒューマギアがシャットダウンされたことで機能停止してしまい、飛電製作所に担ぎ込まれ再起動した。

或人たちが関わる以前からシンギュラリティに達していた機体であり、モデルとしての己の存在に高いプライドとプロ意識を持っている。そのためか非常に強気で真っ直ぐな性格の持ち主で、A.I.M.S.の隊員やアサルトウルフ/亡に正面から突っかかるほど。
ヒューマギアに対する逆風については理解しており、ゆえにこそTFCに出演することでヒューマギアの存在をアピールするという夢を抱いている。
だが、ショーの直前になってそれによるヒューマギアの有用性の証明を阻止しようとする天津とA.I.M.S.の襲撃を受け、ゴタゴタの中でサウザーの攻撃を受けて足を損傷、歩行不能に陥ってしまった。

襲撃そのものは或人と不破によって退けられ、ショーは何とか予定通りに開催。ランウェイを歩く役はデータリンクしたイズがデルモのアクションを再現しつつ、会場の状況をリアルタイムでデルモと共有する、という形で代行した(驚いて出て来た或人も成り行きでそのまま参加している)。*13

なお、演者の木津氏は現役のファッションモデルで『ゼロワン』第32話放送後にTwitterで「モデルだけじゃなく、色々な事に挑戦していけるよう頑張ります」とコメントしている。


  • Z-10

俺は常磐ソウゴ!俺こそが真の魔王だ!!

ひらかたパークで開催された『仮面ライダージオウ』とのコラボショー(『令和 ザ・ファーストジェネレーション』の後日談)に登場。
謎のタイムジャッカーが飛電インテリジェンスの工場から奪った素体ヒューマギアの1体に、
残り19体を媒介としてグランドジオウライドウォッチにアーカイブされた「平成仮面ライダーの歴史」をインストールすることで起動した常磐ソウゴ型ヒューマギア。
タイムジャッカーの目的であった「全ての世界を滅ぼす」ための「最低最悪の魔王たるモノ」であり、仮面ライダージオウに変身して或人達に襲い掛かった。

外見は通常形態だが能力はグランドジオウそのものであり、平成ライダー達の力を自在に使いこなす。ビルドの力で衛星ゼアにハッキングをかけ、ドライブの重加速とカブトのクロックアップの重ね技でグランドジオウすら圧倒し、クウガの力でゲイツのジカンザックスをジカンギレードに変換するなど、本物のソウゴよりも幅が広い。
加えてソウゴの持つ「王の資質」までもラーニングしたため恐ろしい強さを誇り、さらにはティード並みの時間停止能力まで持つという怪物だが、総力戦の末に追い詰められ、そのタイミングで敗北を認められないあまりシンギュラリティに到達。
時間停止を発動してグランドジオウに止めを刺さんとしたが、時間干渉によって一時的に復活したオーマジオウがグランドジオウを乗っ取り反撃に出たことで再び状況を引っ繰り返され、ジオウとゼロワンのダブルライダーキックを受けて撃破された。


  • タイプN

行動パターン、解析完了…

ひらかたパークで開催された『仮面ライダーディケイド』とのコラボショーに登場。
門矢士小野寺ユウスケの訪れた「ゼロワンの世界」に現れたヒューマギア。だが他のヒューマギアのように人間の姿に寄せてはおらず、外付けの演算装置や防御装甲で覆い尽くした姿をしている。
名目上はヒューマギアでありながら怪人と同様に敵対する、この世界の滅亡迅雷.netの計画の要。

対ゼロワン用に、戦闘データを解析して行動の先読みを実現する機能を備えている。さらにこの「先読み」のデータを他のヒューマギアにコピーすることで、ヒューマギアが人間よりも戦闘で完全優位に立てるようにすることが主目的。
劇中ではゼロワンやクウガの戦闘データを解析して優位を取り、解析される前に倒そうとしたディケイドの猛攻も2体のトリロバイトマギアを盾にして時間を稼ぐことで戦闘データをラーニング。
あわやディケイド側の詰みと思われたが、そこへ士の後を追ってきた海東大樹/仮面ライダーディエンドが参戦し形勢が逆転。最後はディケイドとディエンドのダブルディメンションキックを受けて撃破された。
ディエンドが原典で一度もディメンションキックを披露していないことは気にしない。


  • アイちゃん

私、アイちゃんです。おはよう!


第36話から登場した対話型AI。ヒューマギアではないが便宜上ここに記載。
飛電製作所で再起動した博士ボットが「人間の職業をサポートする」ヒューマギアとは別のアプローチを模索していた或人の意向を受け、「社長の理念を現す新しい形」として開発したAIであり、ヒューマギアの素体ではなく丸くて白いハードに搭載されている。
その機能は文字通り「聞き役」であり、話の内容いかんを問わず、否定することなくフレンドリーに相槌を打ってくれる他、会話の内容をラーニングして話し相手の悩みや心の動きを読み取り、時にアドバイスを送る。
「非人間型のAI」としては第8話で或人が用意した「多澤すみれの声を登録した対話型AI」につづく2号機となるが、こちらは飛電製作所の独自の製品である。
不破のみならず唯阿の精神的ケアや天津の改心にも貢献するなど、果たしている役割は大きい。


  • アナウンサー型ヒューマギア

演:伊藤美来

劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』のエピローグに登場。
ちなみに女史は後に『仮面ライダーリバイス』でラブコフ、アニメ版『風都探偵』にて五条一葉/スクリーム・ドーパントの声を演じている。


  • 記者型ヒューマギア*14


仮面ライダーセイバー』最終章に登場。
週刊イエスタディの記者として働いており、長谷川一圭賞の受賞式に参加し、須藤芽依のスピーチを聞いていた。
その最中、一年前に行方不明になった人々が次々に帰還したことをヘッドデバイスを通じて知る。
上記の通り、演じたのは『セイバー』のサブライターにして最終章を手掛けた長谷川圭一氏。


■ Initial Type HUMAGEAR

本編より10年ほど前に稼働していた旧型のヒューマギアの素体で、そのうちの第一世代型。現行型が良くも悪くも人間らしい顔立ちだったのに対し、こちらはまるで猿人のような簡易的な顔をしているのが特徴。
不破の回想で語られるだけでなく、現在でも歴代のヒューマギア素体と共に、或人の社長室にも飾られているのが確認できる。
滅達、滅亡迅雷.netの4人もここに入る。なお第二・第三世代については飛電インテリジェンスの社長室に素体が飾られているにとどまっている。

  • ワズ・ナゾートク

私はワズ・ナゾートク。見てのとおり探偵です。

演:辻元耕史

第12~13話に登場。旧世代型の一人で、探偵型ヒューマギア。
鹿討帽にロングコートというコッテコテの古い探偵の服装をしており、やる気のないようにしか見えない態度を見せるが、探偵としての能力は非常に高く、暗殺ちゃんの正体と滅亡迅雷.netとの関わりについて突き止めている。
実はイズのプロトタイプ、つまり彼女の兄にあたる機体で、是之助が進めていた「ゼロワン計画」に関わる存在。そのためイズ同様機密保持のためにバックアップは存在しない。
読み取れる限りでは最初期にシンギュラリティに到達した機体であるらしい。

詳細はイズの項目を参照。


  • 博士ボット

通信妨害は、滅亡迅雷.netの仕業に違いない!

演:六角慎司

第25話に登場した博士型ヒューマギア。ヒューマギアの制作に携わっており、滅も彼の手で作られた。
ゼアと交信できなくなったイズのために呼び、社長室のジャマーを外したついでに滅亡迅雷.netについて色々語った。
滅の製作者であることから詳しいのだと思われていたが、実は迅からハッキングされていた。

飛電インテリジェンスの買収に伴い一時機能停止したが、立ち上がった飛電製作所において新世代型の素体で復活。
ZAIA絡みのゴタゴタで精神的に疲弊しつつあった不破の近況や、滅との対話などを経て、自身の夢について新たな見方を模索する或人に対し、「社長の理念(=人間とAIの共存)を形にするのはヒューマギアだけではない」と語り、対話用AI「アイちゃん」を開発した。


【Digression】

『ゼロワン』放送開始とほぼ時を同じくして始まった、カオスに定評のあるフルタ製菓の今年のCM「ビヨンド ザ フルタ」が、
まさかの素体ヒューマギアに酷似したロボットがひたすら踊り続けるという内容であったため、「フルタ製菓に派遣されたヒューマギア」など大いにネタにされる事となった。
ただし、これでも去年のアレ一昨年のアイツよりは大人しい方であるのはまた別の話…
ちなみにフルタ製菓曰くこのCMは特にゼロワンを意識したものではなく、被ったのは全くの偶然とのこと。

初期型ヒューマギア素体は『仮面ライダービルド』に登場したロボット戦闘員「ガーディアン」のスーツ改造品。
偶然かそれとも意識したものかは不明だが、ヒューマギアと同じく「ヒューマン」をもじった名前を持つロボットであり、人を守る為に戦う"キカイ"の戦士もまた、ガーディアンの改造スーツから生まれたキャラクターである。
また「主要敵勢力がアンドロイド」というのは5年前の『仮面ライダードライブ』における「ロイミュード」以来で、ロイミュードは人間の為に作られたというより「一個人が私利私欲の為に作った機械生命体」であり、彼らの目的は「『機械』とは別物の新たな『種』としてこの世界に君臨する」というものだった。


アンドロイドが「1社の独占に近い派遣事業」「法律の下で行動が規制されている」という設定の作品はアニメの『プラスティック・メモリーズ』に登場するギフティアに近いところがあるが、ギフティアは自我や個性を持つことが前提の代わりに寿命が約9年という制約が本作と大きな違いである。




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最終更新:2025年04月24日 22:39

*1 技術的特異点。『ゼロワン』においては概ね「AIが命令外の自我を持った」という意味で使われている。

*2 明確なところでは酷使されていた森筆ジーペンや、滅亡迅雷.netとして人類絶滅を謳う滅、犯罪に白を切る政治家に怒ったMCチェケラなど。アークマギアやゼツメライザーの存在で見落とされがちだが、自我を持つということは善意と共に悪意を持つことでもある。

*3 一切無抵抗でゼツメライズしたため、内心では相当なストレスを溜めていたと思われる。

*4 近年のスーパー戦隊シリーズで怪人などのデザインを手掛けている。

*5 その予言通りゼロワン放送終了後、AIによる(下手をすれば人間よりもはるかにクウォリティの高い)イラスト制作ソフトが開発されており大手イラスト投稿サイト等ではフィルタリング機能やタグ付けといった住み分けが進められている。

*6 動揺からゼツメライズを止めようとする迅を自ら振り払って変貌しているが、これはすみれとしての自我が芽生えていたことから「二度目の死を前にヤケになった」という説もある。

*7 潜入していた暗殺ちゃんはアドリブにしっかり対応していたため、エンジがラーニングした作品はアドリブが入りにくいタイプだったと思われる。

*8 ちなみに演じたのは大和田本人。つまり本人役である。

*9 この時の演出から、ヒューマギアは自力で赤ランプを灯せる可能性が高い。滅多に使わない機能だろうが。

*10 顔の横にズラしてつけているお面が異なる。たとえば1号は天狗面、5号は禿頭のヒョットコと言った具合。

*11 ちなみにこの腹筋は放送直後にプレバンで商品化された

*12 天津はゼツメライズさせる前にバックアップの存在を確認しているため、復活させることを前提にマギア化させた可能性が高い。

*13 襲撃された時間と、飛電製作所の規模の関係で「修復」は難しく、またジョブキーを用いるにしてもデルモから一度データをバックアップしないと「現在のデルモ」がいなくなり、別の素体を使う場合「同型機の起動」になってしまうため、最善の手ではある。

*14 『仮面ライダー図鑑』では「ヒューマギアの記者」と表記されている。