ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

登録日:2025/03/06 Thu 17:52:50
更新日:2025/05/19 Mon 09:34:09NEW!
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その日、全ての戦隊の歴史は終わった。

突如現れた「厄災」が巨人たちを打ち倒し、
あらゆる世界、あらゆるユニバースは破滅を迎えるかのように思われた。

しかし───

巨人たちは、最後の力で闇を払い、眠りについた。

「ロボの墓場」───

最後の巨人・テガソードは、そこで待っている。

救世主の到来を……



ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』とは、2025年2月16日からテレビ朝日系ニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放送されている特撮テレビドラマである。

スーパー戦隊シリーズ』第49作目にして、シリーズ50周年記念作品である。*1

作品キャッチコピーは最強(ナンバーワン)は5人もいらねえ!」




◎概要◎

前述の通り、スーパー戦隊シリーズ50周年のアニバーサリー作品として、50番目のスーパー戦隊として制作された。非公認戦隊? ブレイブ? 知らない子ですね……。
なお、作品としては第49作目であるが、第42作にて「快盗戦隊ルパンレンジャー」と「警察戦隊パトレンジャー」の2戦隊が登場したため、今回はそれぞれを1戦隊ずつとカウントしての50番目となっている。
つまり、この作品においては『機界戦隊ゼンカイジャー』は、ゼンカイザーの額に45とデカデカと書いているというのに46番目のスーパー戦隊となってしまっているのだ。
おかげで某世界の破壊者に「46」のワッペンを貼り付けられる始末。

そして、50番目にして初めて「⚪︎⚪︎戦隊」の⚪︎⚪︎がカタカナ表記となった型破りの戦隊である。
カタカナ表記に最終決定した理由は、50周年作品でゴジュウジャーという名前なのでそのメッセージ性で目立たせることを重視したため。
ただ、3年前の「暴太郎戦隊」と比べてどっちが変な肩書きなのかは意見が分かれがちである。なお企画段階では番組名をそのまま「50ジャー」にする案もあったそうな。

プロデューサーは前作『爆上戦隊ブンブンジャー』と同じくテレビ朝日の芝高啓介、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』『仮面ライダーガッチャード』などのAPとして参加し東映公式HPにスラング・パロディなどを好き放題書きまくり、本作が初のチーフプロデュース作品となる東映の松浦大悟、そして東映エージェンシーの矢田晃一。
メイン監督はスーパー戦隊シリーズでは『ドンブラザーズ』以来となる田﨑竜太。

メイン脚本は井上亜樹子。
シリーズお馴染みの井上敏樹氏の娘であり、裏番組も含めてニチアサキッズタイムでも何度か脚本を担当していて、同期の『キミとアイドルプリキュア♪』でも同日放送分の脚本を担当した事もあるが、戦隊シリーズへの参加、及びメイン脚本の担当は本作が初となる。
更に祖父の伊上勝氏を合わせた三世代が東映特撮でメインライターを務める快挙を達成した。
ただ、亜樹子氏は父の作品はあまり見たことがないらしく、シナリオ会議で「ドンブラザーズは見ました」と答えたら「今回はそういうのじゃないので一回忘れてください」と言われたそうな。
とはいえ、「ヒーローらしからぬ奴らが大真面目に正義の味方業をやる」「ヒーロー作品としては不条理な展開を当然のことみたいに進める」という点では本作にドンブラの味を感じる人もいるかも。
一応完全に忘れてもらったわけではなく、ドンブラザーズ(および父・敏樹氏のエッセンス)で得た部分も取り入れてほしいとの要望は東映側からも提案されており、
熱海常夏/ドンモモタロウの設定や初登場回などはそれを活かした形となったらしい。

音楽は『ドラえもん(わさドラ版)』『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』などのドラマ・アニメ作品の劇伴や、『ケロロ軍曹』のOP『ケロッ!とマーチ』の作・編曲などを手掛けた沢田完が特撮作品初登板となる。

ゴジュウジャーのデザインとしては全体的に黒をベースに各メンバーのカラーリングが加えられており*2、装飾にはゴールドも多めに使われているなど、初期形態にしては色彩豊かで豪華なデザインが特徴。
また、グリーンバック合成が主となり色が被るため難しいと予想されていたグリーンの戦士が、『魔進戦隊キラメイジャー』以来5年ぶりの復活となった。

キャラクターのモチーフは(けもの)で、今までの「動物」モチーフの戦隊と違いティラノサウルスのような恐竜、ユニコーンのような幻獣も含まれている。
後から加わるメンバーが恐竜モチーフがあったり、恐竜モチーフの戦隊である『恐竜戦隊ジュウレンジャー』にマンモスサーベルタイガードラゴンがいた事はあるが、最初から動物、恐竜、幻獣が揃っているのは歴代でも初めてのこと。
また、変身アイテムとして指輪を使っているが、戦隊シリーズにおいて指輪をアイテムとするのは『電子戦隊デンジマン』のデンジリング以来。
またもう1つのモチーフとして「格闘ゲーム」も入っており、キャラセレクト画面やコンボを意識したストップモーションも取り入れられてる。
また、参加監督の一人である山口恭平氏が「家族」が作品のテーマのひとつになっていると言及している。

本作を盛り上げるバトルボイスを駒田航が担当。スーパー戦隊シリーズへの出演は『ゼンカイジャー』のテニスワルド役以来となる。

制作発表会見には直近4作品のリーダーが登場。変身後の姿のみでの登場だったが、何人か連続ドラマへの出演もしており多忙にも関わらず全員オリジナルキャストという豪華な仕様に。たが、大也を除く介人・タロウ・ギラの3人は言うまでもなくクセ強なため、いきなりGロッソのステージで相撲を取り出すなど相変わらずやりたい放題だった。ちなみに介人がタロウに「ワッハッハの人久しぶり」と言っていたり、タロウがギラに「またお前が呼び出したのか」と詰め寄る台詞がある通り、大也以外の3人はVSシリーズでそれぞれ面識がある設定。

また、センタイリングの販促を兼ねて、YouTubeのゴジュウジャーちゃんねるでは歴代スーパー戦隊の紹介動画やノンクレジットOPが投稿されている。

東映の撮影スケジュールの見直しにより、撮影を例年より2ヶ月前倒しで行っている。

◎あらすじ◎

かつて、世界を「厄災」から守るため、あらゆるユニバースの巨人達がその力をもって戦った「ユニバース大戦」。
巨神テガソードの降臨により災厄は退けられるも、巨人達は力を失い、テガソードも眠りについてしまう……。

所変わって、願いを持たない青年「遠野吠」は、突如現れた「ブライダン」による襲撃を目の当たりにする。
攻撃に巻き込まれた吠は異空間へ飛ばされてしまうが、そこで"指輪"を見つけ、テガソードの声を聞く。

「指輪がもたらすあらゆる戦いで、頂点を目指せ……!」

かくして、夢も願いも持たない遠野吠は、自分の本当の願いを見つけるべく、全て集めた者の願いを何でも叶える「指輪争奪戦」に身を投じる事となった!


◎登場人物◎

■ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

本作に登場する戦隊。
金のテガソード、及びそれぞれの専用のセンタイリングを使い変身する。
なお本人たちは7話まで自分たちがゴジュウジャーという一つの戦隊だという事を知らず、往歳巡に戦隊名を教えられた。
しかし、メンバー同士も指輪を奪い合うライバルであるため、仲間意識は皆無と言って良い。
ただしギスギスした敵対関係というわけではなく、利害さえ一致すればむしろ積極的に共闘する。吠が少し距離をとる程度だったが、7話及び9話の一件で戦隊としてだいぶ一致団結してきた。
そもそも全員がある事情からはぐれ者になった者ばかりという異色の戦隊である。さらに言うと、陸王以外は何かしら家族とのしがらみがある事が判明している。
一応は吠の下宿先であった喫茶「半世紀」改め「テガソードの里」を拠点としている。
なお東映の撮影スケジュールの見直しの都合で前作から続役してるスーツアクターは今のところいない状態である。
メンバーの命名法則は、苗字と名前から一文字ずつ取ることで変身後の姿をイメージする単語になる。

  • 遠野(とおの) (ほえる)/ゴジュウウルフ
クビになること幾星霜、見つけてみせるぜバイトと願い!
はぐれ一匹、遠野吠。なってやるよ、ナンバーワン!

演:冬野(ふゆの)心央(みお)
スーツアクター:浅井宏輔

本作の主人公。2004年12月22日生まれ。
アルバイトとして働いてはいるが、トラブルをよく起こすせいで次々とバイト先をクビになっては新しいバイトを探している、はぐれアルバイター。
そのため懐事情も厳しく、狭い和室でパンの耳と豆苗を主食とし、コンビニのジャンボフランクでさえ贅沢というほど侘しい生活をしている。
基本的にぶっきらぼうで愛想もないが、目の前で傷つけられる人を見ると放ってはおけない熱い一面もある。
俺の命なんて安いもの」「俺の願いは何度も打ち砕かれた」「俺に願いはないと語るように、普段の大胆不敵な言動とは裏腹に異様なまでに自己肯定感が低く、過去のある事情から心を縛っている様子が窺えるが、テガソードの呼び声によりナンバーワンとなる決意を固めた。
ちなみに、職務経歴には滝沢シティガード回転寿司ゴールド梅盛店など、どこかで見たような名前があった。


名前の由来は「遠吠え」。
詳細は個別項目を参照。

  • 百夜(びゃくや) 陸王(りくお)/ゴジュウレオン 
言わずと知れた、百夜陸王。僕と会った事、周りに自慢していいよ☆

演:鈴木秀脩(ひではる)
スーツアクター:塚越靖誠
キャラクターソング:野生のカン

老若男女問わずカリスマ的な人気を誇る男性アイドル。
ある事情で事務所を追い出されたはぐれものだが、アイドルナンバーワンに返り咲く為に争奪戦に身を投じる。
しかし、ナンバーワンバトルのためとはいえその人気を利用して寸借詐欺じみた行為をするヒーローらしくない一面もある。
名前の由来は「百(獣の)王」
詳細は個別項目を参照。

  • 暴神(ばくがみ) 竜儀(りゅうぎ)/ゴジュウティラノ
暴神竜儀。テガソード様に仕えし者だ……!

演:神田(かんだ)聖司(まさかず)
スーツアクター:榮男樹
キャラクターソング(?):テガソード讃歌

テガソードを信奉する謎の青年。
弥栄(いやさか)*4など古風な言葉遣いや、グランドピアノを肩に担いで軽々と持ち歩いたり生えてる木を引っこ抜いてブン投げるなど、指輪の契約によって得た人間離れした馬鹿力が特徴。
念のため言っておくが、ピアノ線が緩んだり傷んだりして調律した意味がなくなるため、絶対にこの運び方をしないように……とは放映日のSNSタイムラインより。
名前の由来はティラノサウルスの別名「暴君竜」。アンギラスでも爆竜でもない
詳細は個別項目を参照。

  • 猛原(たけはら) 禽次郎(きんじろう)/ゴジュウイーグル
泣く子も黙るパーリーピーポー・猛原禽次郎!キンちゃんって呼んでくれよな♪

演:松本(じん)(禽次郎)、小林正樹(譲二)
スーツアクター:寺本翔悟
キャラクターソング:パーリーピーポー音頭

パーリーピーポーを目指す高校生。
制作発表時は「家族と疎遠のはぐれ者」と紹介されており、家出少年か何かかと予想されていたが……第3話で明らかになったその正体は87歳の老人猛原(たけはら) 譲二(じょうじ)
自他ともに認める頑固ジジイだった彼だが、同時に堅物過ぎるあまり息子や孫ともぎくしゃくしてしまった己の人生を悔いてもおり、妻の死を機にもう一度人生をやり直すべくテガソードと契約を交わしていた。
若返りは「その姿では戦いに堪えられないだろう」というテガソードからのある種の特典であり、卵からしか摂れない栄養素(原文)でその姿を維持している(しばらく卵料理を食べないと元に戻ってしまう)。
こうして孫の太志と同じ高校に転入し、再び学生生活を送っている。……思考回路が頑固ジジイのままなので、なかなか同級生と馴染めずにいるが。
名前の由来は「猛禽類」。
詳細は個別項目を参照。


  • 一河(いちかわ) 角乃(すみの)/ゴジュウユニコーン
指輪の契約……私はあの子を、必ず取り戻す

演:今森茉耶(まや)
スーツアクトレス:下園愛弓

「ハイクラス&ラグジュアリー名探偵」を自称する謎の女性。
この世界における日本の総理大臣、熱海常夏の秘書を務めている。
常に可愛い子ぶった態度で愛嬌を振り撒き、セレブとのパーティ出席に余念がないなど、軽薄でお世辞にも探偵という肩書が似合うとは言えない知的とは程遠い言動の持ち主。
一方、数年前に行方不明になった「一河緒乙(おと)」という人物の行方を追っており、その為に当時の関係者に探りを入れているような、どこか裏の顔のようなものを度々匂わせている。
名前は「一角獣」からか。

詳細は個別項目を参照。

■ノーワンワールド「ブライダン」

本作の敵組織。救世主を自称し現れた謎のウェディング軍団。
人間世界をモデルに作られたという「ノーワンワールド」を本拠地とし、人間界にある正円の模様やオブジェクトをゲートにして出現する。

悪役としては類を見ない結婚式関連の物品・用語がモチーフとなっている。

詳しくは個別項目を参照。


■ユニバース戦士

銀のテガソードとセンタイリングを使い、歴代のスーパー戦隊の戦士と同じ姿に変身する人々。本作における番外戦士枠にして第3勢力的存在。
原典の戦士にはない技や能力を持っていたり、他のセンタイリングを使って能力だけを引き出すと言った事も可能。
彼らもまた指輪を奪い合うライバルとして、ゴジュウジャーとは敵対する事となる。
オリジナルの戦士と異なり銀のテガソードを持っている他、共通デザインの金のベルトバックル(ツメガバックル)を付けているのが特徴。
分かりやすく言うと「戦隊版リ・イマジネーションライダー」であり、変身者は一見ゴジュウジャーよりもまともなヒーローとして造形されているものの、それぞれ元になるヒーローのあり方を皮肉ったような難のある性格をしている場合も多い。
もっとも、巡のようにヒーローとしてはなんか微妙に既視感ある普通の価値観な人もいる事から、全員が全員性格に難ありというわけではない様子だが。

一応、巨大戦力も扱う事が可能だが、当の巨大ロボが揃ってロボの墓場にいるため
固有能力で復元する(大獣神)、ユニバース戦士の想いに応えて復活する(ガオキング)などその登場の仕方は様々。たぶんスーツ無いと出せない
また、コクピットもテガソードのものと共通になっている。レッドしかいないため突然放り出されたりもしない

ユニバース戦士が歴代のいわゆる『レジェンド戦隊/センパイジャー』本人ではなく、キャラの癖も戦闘スタイルも原典に比べて大幅に異なる点は松浦Pの意向。
原典設定のまま本人が出てくればたしかに往年のファンは楽しめるが、それでは本作が戦隊初視聴の人や過去作品を観ていない最近のファンが置いてけぼりになって内輪ネタ化してしまう事を危惧し、
あくまでゴジュウジャーの対等なライバル、そして今を生きるキャラクターとして描く目的でスターシステム方式の別人とした経緯がある。
故に製作サイドでも本作以前の過去戦隊は「レジェンド」呼びではなく「ユニバース戦士」呼びを徹底しているとのこと。

なお、番組開始時点でゴジュウジャーや後述する常夏がセンタイリングを使う描写があることから、既に何人かのユニバース戦士がゴジュウジャー達や常夏らに敗れて脱落している様子。

  • (つつみ)なつめ/クワガタオージャー
俺の曲を届けたい人がいるんです。その為に、俺はバンド界ナンバーワンを目指すんだ

願い:バンド界ナンバーワン
固有能力:硬化(ソリッド)
演:井内悠陽

吠と一緒にコンビニバイトをしていた青年。
一見穏やかで人当たりのいい青年だが、夢や目標を持たない吠を「つまらない」と蔑む狭量な一面も持ち合わせている。

演者を見てもらえればわかるが、前作『ブンブンジャー』にてブンレッド/範道大也を演じた井内氏が続投しており、ファンの度肝を抜いた*5

詳細は当該項目を参照。

  • 熱海常夏(あたみとこなつ)/ドンモモタロウ
人生はずっと上り坂……苦しいよな? 辛いよな!?
だけど、今日は昨日より高い所にいるんだ! だから、自分を信じて!

願い:本当の友達をつくりたい
固有能力:召喚(サモン)
演:七瀬公

日本史上最年少総理大臣。
明朗快活で奉仕精神に溢れた熱血漢であり、支持率5000%を誇るなど一見すると理想のリーダーと言うべき人格者だが……?

詳細は当該項目を参照。

  • 桜庭(さくらば)/リュウソウレッド
一河緒乙……その名前は知りませんが、あなたのその指輪はよーく知ってますよ?

願い:検事界ナンバーワン
固有能力:不明
演:大森界人

眼鏡をかけた理知的な雰囲気を漂わせる凄腕の検事。
仕事帰りに角乃に緒乙の事件について聞かれるが知らず、彼女が指輪の戦士と気付くや否やリュウソウレッドにチェンジして
襲いかかる。
角乃もゴジュウユニコーンに変身して戦おうとするがなぜか指輪が作動せず、彼女を助けるため割って入った常夏と交戦。

剣技で常夏に対抗するが、固有能力を見せる間もなくセンタイリング タイムレンジャーの能力でフィギュアサイズに圧縮冷凍されて身動きを封じられてしまい、そこにセンタイリング ドンブラザーズの能力「ドッカン大噴火」を受けて敗北。

劇中で初めて脱落する姿が明確に描かれたユニバース戦士であり、彼の描写から「善人と言い切れない人物でも願いを持ち、テガソードに認められればユニバース戦士になれる」「敗北しても力を失うだけで死亡するなどのペナルティはない」事が明らかになった。
また、上記2人の例からユニバース戦士は「過去にスーパー戦隊、または他番組にて変身ヒーローの出演経験のある俳優が演じる」と思われていたが、彼の登場によりその方式は崩れることとなった。

(劇中でもツッコまれたが)理知的な検事が剣士になる割に、変身できない角乃に平然と襲いかかるなど騎士道精神はあまり見られず、むしろその行動は騎士道精神を学ぶ前の蛮族暴れん坊だった頃のリュウソウレッド/コウに近いと言えなくもない。
劇中では名前と願いは語られず、公式サイトで明らかになっている。

撃破されたことでリングは熱海常夏に渡ったが、その後角乃に貸し与えられた。
その後は返却する前に常夏がリング争奪戦から脱落したため、返却することなく引き続き角乃が使用している。

  • 往歳巡(おうさいめぐる)/ティラノレンジャー
ええか? 戦隊ってのはな、オムライスなんや!

願い:真の戦隊の復活をこの目で見ること
固有能力:復元(リゲイン)
演:上田堪大

第6話ラストで顔見せし、第7話から本格的に登場。

大学で『戦隊考古学』を教えているという大学教授。
関西弁で話し、自らを「戦隊考古学者」と名乗る。
ティラノレンジャーの固有能力として「復元(リゲイン)」を持ち、ユニバース大戦で破損したジュウレンジャーの専用ロボ・大獣神を復元して所持している。
詳細は当該項目を参照。

  • アカニンジャー
  • ゴセイレッド
  • スペードエース
回想シーンにて登場。
いずれもガリュードに敗北して指輪争奪戦から脱落した。そのため誰が契約し、変身していたのかは不明のまま。
3人とも主武装として銀のテガソードを使用しており、アカニンジャーは加えて身替わりの術を使用していた。

  • 川島/バルイーグル
演:キャッチャー中澤
スーツアクター:竹内康博

  • 岩下/ジュウオウイーグル
演・スーツアクター:橋渡竜馬

願い:陸王への恨みを晴らす
固有能力:不明

百夜陸王被害者の会だ!

第11話でダンスの自主練中だった陸王を襲撃した、「百夜陸王被害者の会」を名乗る男性2人組。

嵐山長官を思わせるグラサンを掛けた肥満体で強面の男性が川島、バドを思わせる銀髪のチャラ男風の男性が岩下。
ちなみに川島はエンゲージする際に体型が変わって普通の体型になる。

劇中では名前は語られず公式サイト及びスタッフクレジットから。

川島は「彼女のハルカちゃんがリクオニストになり失恋した」、岩下は「婚約者のマキちゃんが結婚資金を陸王のグッズに使い込んでしまった」ことから、その遠因である陸王を一方的に恨んでいる。
……生々しい理由だが、よくよく考えれば結構な逆恨みでは?

陸王に戦いを挑むも、実力は大したことなくレオンバスター50の射撃に敗れ、2人揃って敗北し脱落。立ち去る際に岩下は「一生1人で踊ってろ、この落ちぶれアイドル!」と捨て台詞を残した。

見ての通り、同じイーグルモチーフの戦士であり、後述のガオレッドと合わせると動物モチーフ戦隊繋がりとなる。

  • 等々力凱亜(とどろきがいあ)/ガオレッド
俺は等々力凱亜。さすらいの野獣遣いだ。

願い:一本角の野獣を見つける
固有能力:一獣一奏(いちじゅういっそう)
演:中村優一

第11話より登場。
時代錯誤のカウボーイのような恰好をした、「さすらいの野獣遣い」かつ「野獣遣いナンバーワン」を名乗る男。
登場する前の回がちょうどそういった恰好のヒーローが登場していた昭和回だった事と関係あるかは不明。
普段は動物保護官として働いている。
自分の名前も含めて、外国人や帰国子女のように名前→苗字の順で読む癖がある。

世界各国の様々な楽器を持ち歩いており、その楽器から奏でる美しい音色で獣や、獣の能力を持つ戦士を自在に操ることができる一獣一奏(いちじゅういっそう)という能力を持つ。

変身シークエンスには本家のGフォンを使って変身する「ガオアクセス」のポーズがアレンジされて取り入れられている。

婚約者であった女性・瑠菜を攫った「一本角の野獣」を探してゴジュウジャー達が住む街を訪れた。


普段は様々な街を渡り歩いている風来坊で、テガソードの里がまだ「半世紀」だった頃に来店したことがあるとのこと。
当時より頼んでいたハニーミルクのホット(ハチミツつゆだく)が好物。
なお、彼がオカリナで奏でる曲はガオレンジャーにおけるテトムこと岳美氏の歌う「響の調べ」のアレンジ版となっている。

演者の中村氏は本作の出演により、ライダーウルトラ・戦隊の三大特撮制覇を果たし
*6、更にその全てで変身を果たすというケイン・コスギ氏と谷口賢志氏に続く快挙を達成した。

■その他の登場人物

  • 巨神テガソード
CV:梶裕貴
スーツアクター:藤田洋平

ゴジュウジャーに力を授けた神のような存在。
巨大な右手の姿を持つが、変形して人型ロボになる。
かつてユニバース大戦において奮戦するが、代償に己の力が指輪となって無数に分割されてしまった。
現在は指輪が選んだ人間達と契約を結び、ナンバーワンを決める「指輪争奪戦」を主催している。
ちなみにテガソードに神様にしましょうという設定アイディアを出したのは東映側ではなく脚本担当の亜樹子氏。

尚、指輪争奪戦に関しては
  • 特に期限付きノルマなどを設けている様子はない
  • 高齢者など、体が弱い人間には条件付きで戦闘に耐えうる肉体を提供する
  • 脱落者から奪うのは指輪とテガソード、即ち「戦う力」だけに留めており、「脱落=死」「願いが叶わなくなる」などの重い代償は無い*7
  • そもそも「自身の願いを賭けて戦うこと」については、「自分の人生に向き合うこと」と定義しており、他者を蹴落とすようなエゴイズム自体は肯定も否定もしていない

など、バトルロワイヤルものにしてはかなりホワイトな運営と、手厚いサポートを行っている。
一方で、人類を脅かすような行動を取るブライダンの参戦や、手段として卑劣あるいは過激な方法を取ることについては黙認している節も見受けられる等、大らかさ故の問題点もいくつか確認されている。

OPではノリノリで踊っているところが描かれている他、地面を掘削するためだけに呼び出されても普通に応じる、人間界側でコンタクトを取る場合は人の顔が描かれたモノ*8に乗り移って口を動かすなどノリが良い一面も。

  • クオン(遠野(とおの) 久光(ひさみつ))/ガリュード
演:カルマ
スーツアクター:齊藤謙也

AI企業の若き社長の青年。
その正体は、吠の実兄である久光。
詳細は個別項目を参照。

  • 飯島(いいじま) 佐織(さおり)(あおい)
演:中越典子、湯田幸希

吠の居候先である喫茶店「半世紀」の店長、及びその息子。
吠が次々とバイトをクビになるため、佐織は家賃について頭を悩ませているが、碧は吠に懐いている。
佐織は2話でノーワンに取り込まれるという超常現象を経験したからか、譲二が若返るのを見ても「すごーい」の一言で済ましてしまっている。

中越氏の夫はタイムレッド/浅見竜也を演じた永井大氏であり、一番好きなレッドはもちろんタイムレッドであるとのこと。
また、中越氏は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にて狩野澪子を演じたことがある。

  • 猛原太志(たけはらふとし)
演:瀬野一至

禽次郎……もとい譲二の孫にして現在のクラスメイト。
遊びたい盛りでどこか浮ついた、良くも悪くも年相応な雰囲気を醸し出す今時の青年。
それ故に祖父の事も「頑固ジジイ」呼ばわりして折り合いは悪く、突然家族の前から姿を消した時も「清々した」と言って探そうともしなかった。
実は「美大に行きたい」という夢を持ちながらも、認めてもらえないかもしれない事への恐怖や不安から周りに打ち明けられず、上記の遊び癖もそんな本心をごまかすためのものだった。
しかし禽次郎と出会い、一度衝突こそしながらもお互いに夢を語り合った末に本心を父・信二に打ち明け、背中を押してもらえた事で晴れて夢と向き合っていけるようになった。

  • 応援団

いざ掴め、ナンバーーーワーーーン!!

演:中央大学応援部

ゴジュウジャーとブライダンの戦いの前に登場する、仮面をつけた応援団。
……え、詳細? 不明である。むしろこっちが聞きたい。
「『ドンブラザーズ』の神輿のようなものでは?」というのがもっぱらの噂である。
というのも本作のバトルシーンは「ヒーローvs怪人やヒーローvs別勢力ヒーローのような直接戦闘ではない、なんらかのお題に沿った競技・競い合い」→「いつもの戦隊と怪人とでの戦闘」の前後半構成が取られている。
つまり古くは『快傑ズバット』の特技対決パートというか令和期の戦隊の流れに合わせてるだけでほぼこれ*9、もう少し新しめの作品だと『ビーロボカブタック』の第○回スターピース争奪戦や『テツワン探偵ロボタック』の対決パートに相当するものが本作にもいつもの流れとして組み込まれているわけだ。
この前半部分の「武力による衝突ではない、強いて表現するなら『ナンバーワンを争うための腕比べ』」パートにおける観客や、文字通りの応援団として彼らが登場するのである。

応援演出は陣営によって異なり、ゴジュウジャーとユニバース戦士にはパネル(ゴジュウジャーは「GOZYUGER」、ユニバース戦士は「UNIVERSE」)を持ったチアリーダーと少数の応援団が現れるのに対し、ブライダン側はおびただしい数のアーイーが現れる。
彼らの応援を受けながらプロレス様式らしきリングに双方が上がり、マイクアピールを行って対決を始めるのがお約束。ゴジュウジャーメンバー側も毎回ちゃんと「らしく」煽り返しているのも必聴である。
またブライダン側は応援団のバンク映像そのものを蹴飛ばして、自分たちの映像に切り替えるというメタな演出をする事もある。
尚、10話でゴジュウイーグルから「若い衆、ご苦労さん」と声をかけられており、ゴジュウジャー側からも認識されていることが判明した。

  • くまモン
御存知、熊本県のマスコットキャラクター。くまモン15周年記念の一環として、5話冒頭でゲスト出演し、子どもたちに風船を配っていた。
またそれに先駆け、オープニングの「Winner!ゴジュウジャー!」をくまモンが踊ってみた動画が公開され、一緒に踊っているゴジュウウルフ、ゴジュウユニコーンにも負けないキレッキレのダンスを披露している。


◎ゴジュウジャーの装備

  • 金のテガソード

クラップユアハンズ!

システム音声:梶裕貴

今作の変身アイテム
右手に着けてガントレットとソードを合わせたような武器として扱える他、テガソードを呼び出す事ができる。
他にも、刃を展開してノーワン怪人の体を切り開き、取り込まれた被害者の手を掴んでノーワン怪人の体内から引きずり出し摘出する機能も持つ。
一応の必殺技?として「フィニッシュフィンガー〇〇!」の音声と共に出す技があるが、毎回技の内容が全く異なる*10ため、フルパワーモード的なイメージなのかもしれない。

コクピットは頭部に存在するが、歴代の巨大ロボと異なり複数人で搭乗したりせず、一体の巨大ロボをメンバー間で使いまわす形で運用される。

他のメンバーが搭乗している時も意思を見せれば戦闘中でも乗り換えることが可能だが、乗り換えると前の搭乗者は強制的に生身で放り出される。
6話冒頭の描写を見る限り、自分用の形態でもコックピットから降りた時点でウェアリングは解除される模様。

また、操縦の際にはスーツ姿ではなく、「バトルドレス」と呼ばれる専用衣装にアウェイキング!の音声と共に変化(ウェアリング)し、顔出しが基本となる*11
なお変身中にウェアリングした場合はその時点で姿が隠れるらしく、素顔がバレる事はない*12
ロボとしての姿では武器を装備していないテガソードレッドを基本としつつ、各メンバーの固有武器と合体した「テガソード(色の名前)」という様々な形態を持つ。
その際右手のテガソードもロボット形態に変形し、「人神一体!」でテガソードロボのコックピットに融合され、必殺技を放つ時のみ再び手で持つ。

名前はパワーレンジャーシリーズにおける戦隊ロボの総称「メガゾード」に「手がソード」をかけた洒落。

  • センタイリング
テガソードの力が分裂した際に生まれた、指輪型のアイテム。
各地に散らばっており、全て集める事で願いが叶うと言われている。

ゴジュウジャー達はそれぞれ専用のセンタイリングを所持しており*13
また、ユニバース戦士は歴代スーパー戦隊のセンタイリングを持っており、それぞれのリングに宿った戦士の姿へと変身する。
なお『補ジュウ計画』によると、歴代戦隊のリングの正式名称は「ユニバース指輪(リング)らしく、7話くらいで語られる、と言われていたがシーンがカットされたのか特に名称については触れられず、11話での往歳からの手紙にしれっと書かれていた。
ユニバース指輪はゴジュウジャーも扱う事が可能で、その際には胸部のプロテクターは残したまま歴代の戦士の姿となる。
基本的に指に嵌めてる本人用のリング以外はベルトのバックルである「ツメガバックル」に格納され、都度取り出すようになっている。

なお、ユニバース戦士は敗北したら、所持している全てのリングが相手に渡ってしまうのだが、ゴジュウジャーだけはこの条件が適応していない節があり、
ブンレッドに変身していたゴジュウレオンはブンレッドの変身解除でブンブンジャーのリングだけ奪われ*14、その後4人揃ってガリュードに変身解除させられたが、同じくガリュードに敗北したユニバース戦士たちと異なり、1人も敗北判定にはなっていない。


  • ウルフデカリバー50
ゴジュウルフの扱う剣型の武器。
詳細は吠の項目を参照。

  • レオンバスター50
ゴジュウレオンの扱う銃型の武器。
詳細は陸王の項目を参照。

  • ティラノハンマー50
ゴジュウティラノの扱う小型ハンマー状の武器。
詳細は竜儀の項目を参照。

  • イーグルシューター50
ゴジュウイーグルの扱う弓型の武器。
詳細は禽次郎の項目を参照。

  • ユニコーンドリル50
ゴジュウユニコーンの扱うドリルを備えたガントレット型の武器。
詳細は角乃の項目を参照。

  • テガソードレッド
「掴め!切り裂け!レッド!」
ロボット形態となったテガソードの形態の1つ。
詳細は吠の項目を参照。

  • テガソードイエロー
「叩け!噛みつけ!イエロー!」
ティラノハンマー50と合体した、テガソードの形態の1つ。
詳細は竜儀の項目を参照。

  • テガソードブルー
「放て!吠えろ!ブルー!」
レオンバスター50と合体した、テガソードの形態の1つ。
詳細は陸王の項目を参照。

  • テガソードグリーン
「射貫け!最速!グリーン!」
イーグルシューター50と合体した、テガソードの形態の1つ。
詳細は禽次郎の項目を参照。

  • テガソードブラック
「貫け!突進!ブラック!」
ユニコーンドリル50と合体した、テガソードの形態の1つ。
詳細は角乃の項目を参照。

  • テガソードデカクロウ
ウルフデカリバー50と合体した、テガソードの形態の1つ。
詳細は吠の項目を参照。

  • 真紅のテガソードレッド(仮称)
かつてユニバース大戦にて、歴代のロボ(ユニバースロボ)の力を託され、テガソードレッドが真紅に染まった姿。Episode 0で登場。
この形態でユニバース大戦を終結したとされているが、
ナレーションによると「テガソードが真紅に輝く時、その光は全てを救い、全てを滅ぼしたのだった」と不穏な解説がされている。

◎玩具展開◎

主力商品とも言える変身アイテムとロボを1つの商品として売り出すと言う異例の商品展開を見せている。
これは松浦Pが『ガッチャード』の制作に関わった際に「(売れるアイテムとしては)変身ベルトが一番大事」「カード自体の売り上げよりも、それが主力商品のベルト販促にどれだけ繋がったかが大事」というバンダイの企画サイドが考える残酷だがわかりやすい指標を受け、
それならば戦隊=巨大ロボだから、変身アイテムとロボを合体してしまえばいいと思い立ったことがきっかけ。
『ゼンカイジャー』『ドンブラザーズ』『ブンブンジャー』で試みていた、巨大ロボ戦とヒーローの連続性を高める取り組みの発展型と言える。この甲斐あってか、第1話では主人公が巨大戦後に初変身・初等身大戦を行う、その後の展開でも等身大戦と巨大戦を同時進行するなど、展開の自由度を増すことに貢献している。
また、ドンブラザーズのアバタロウギア、ゼンカイジャーのセンタイギア以来のレジェンド商品として、センタイリングが玩具、食玩、ガシャポンなどにより展開されている。

2024年から展開されている「DXROBO UNIVERSE」も継続しており、腕のみだがテガソードと互換性を持たされている。
ユニバース大戦も意識していると思われる。


◎放送済みエピソード◎

サブタイトルは歴代スーパー戦隊シリーズのタイトルやその一部、関連ワードが入っており、劇中でそのセンタイリングが使用される。
また、小道具にサブタイトルが表示される*15という特殊な試みがなされている。

◎スピンオフ◎

  • スーパー戦隊・ユニバース大戦〜ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー Episode 0〜
YouTubeのゴジュウジャーちゃんねるにて公開されており、本編の重要な要素であるユニバース大戦の様子を描いている。
いわばロボ版のレジェンド大戦とも言うべきもので、様々なロボが厄災と呼ばれる巨大な悪へ立ち向かった。これにより、PVや番宣予告CMにおける「テガソードが全ての戦隊ロボをなぎ倒した」という誤解が解かれた。
ちなみに、公開時点では最終盤に入っていたブンブンジャーロボことブンドリオ・ブンデラスは、ただでさえ本編で過酷な状況になっていたのにこちらでも力尽きてしまった。大也と調さん涙目すぎる。

  • アニバーサリー討論会
東映特撮YouTube Officialにて公開。脚本は八手三郎。*16
テレビシリーズが終わってもやたらと呼ばれるゼンカイトピアの方の介人ことゼンカイザー相変わらずオリンピックばりの頻度で数年おきに呼ばれるゴーカイレッド、そして東(ピー)でアニバーサリーを名乗るならとのことで呼ばれた仮面ライダーディケイド仮面ライダーレジェンドアニバーサリー4人衆により、ゴジュウジャーがアニバーサリー作品として相応しいかどうかの議論の場として設けられた。もとより、カグヤ様はアニバーサリー作品でも…なんでもないからな!
……というのは建前で、実質的にはスーパー戦隊と仮面ライダーのイチャモンのつけあい、もっと言えばマーベラスと士の口喧嘩(そこに士の肩を持つカグヤが割って入る)のようなものになっており、意外な形で春の大戦映画が復活した格好となっている。他にも介人とマーベラスが顔見知りで、ゾックスについて言及したり、指輪で士が某魔法使いの名を出したり、ディケイドの名前の由来が10周年だとガチで知らなかったらしく士がショック受けたりと小ネタが多め。上に挙げたゼンカイザーの「45番」問題も公式で回収されることになった。
そして、なんとこんな企画でありながら全員声はオリジナルキャストという贅沢な作品でもある。

  • ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室
東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて公開。
懺悔室と名がついているものの、実際はメイン5人がラジオのノリで裏設定や没設定等を公開する場であり、本編に先駆けて他メンバーへの呼称などが明かされたりもしている。
……が、第4回目にして早くも陸王と禽次郎のラップバトルになったりと、かなりフリーダムな事になっている。
あとピー音必須なネタがかなり多い


◎楽曲◎

今作にて戦隊史上初めてOPに挿入歌がクレジットされるようになった。

  • OP: 『WINNER!ゴジュウジャー!』
作詞・作曲 玉屋2060%
編曲 Wienners
Wienners
発売日 2025年3月19日

歴代……というか楽曲として珍しく、1番と2番で曲調が全く異なる。
またタイムレンジャー程ではないが正しい歌詞がわかりにくい部類であり、特に冒頭の「showdown」を「勝負」等と聞き間違えている人が大半だった。
なお、歌詞で戦隊名を呼称するのはドンブラザーズ以来3年ぶりであり、更にフルで呼称するのはゼンカイジャー以来4年ぶり。
エンディングが後述の形式になっているためか、ダンスはOP映像に取り入れられており、敵も味方も賑やかに踊る姿が見られる。
また、『ゼンカイジャー』の最終カイ!でも試みられた「主要な役柄を担当するスーツアクターの役名をOPクレジットに表記する」という演出が本格的に採用された。今作では戦隊メンバーの紹介映像とクレジットが三度廃止されて、単に映像中にテロップを表示するだけになっている。

  • ED: 『ビリビリBe-lie-ving』
作詞 藤林聖子
作曲・編曲 Mio Kimura
CO-Producer C.J. RuRu、0C
金子みゆ
発売日 2025年3月19日

『ドンブラザーズ』のようにその回のラストからイントロが流れ、そのまま次回予告に突入する形式が取られている。

  • 挿入歌: 『愛が正義』

作詞 売野雅勇
作曲・編曲 渡部チェル
影山ヒロノブ
発売日 2025年3月19日

いわゆる処刑用BGM。OPやEDに比べるとこちらは特撮・アニソン界の重鎮・影山ヒロノブ氏の熱唱もあって王道特撮ソングと言った楽曲。
なお、影山氏が戦隊シリーズの楽曲を担当するのは爆竜戦隊アバレンジャーの「ダイノガッツが止まらない!」以来となる。

なってやるよ、追記修正ナンバーワン!



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爆上戦隊ブンブンジャー ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

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最終更新:2025年05月19日 09:34

*1 ゴレンジャーが2年放送されていたり、ジャッカーからバトルフィーバーまで放送期間が空いている関係で、作品数と周年数は一致していない。

*2 元々黒がメインのゴジュウユニコーンは、一部ピンクが使われている。

*3 おそらくゼンカイザーは例外枠

*4 「ますます栄える」の意。繁栄を祈って口にする言葉。現在でもボーイスカウトなどで祝声として用いられている。

*5 第1話ではOPがなかったため本編前に出演者の情報が分からず、メガネを着用していて雰囲気も違っていたため、変身前にメガネを外す段階で驚いた視聴者が多かった。

*6 ちなみに、登場順もライダーウルトラ戦隊と奇しくも先に三大特撮制覇を果たした俳優である村上幸平氏と同じである。

*7 むしろ争奪戦の最中、あるいは脱落後であっても違う形で願いが叶った例すら存在する

*8 演歌歌手のポスター、美容外科の看板など

*9 今週の悪役にあたるキャラが自分の得意分野を誇る→ヒーローが待ったをかける→じゃあホントにお前の方が優れてるのか見せてみろで対決になる、というフォーマットは『ズバット』と同じである。

*10 現状一番使われているフィニッシュフィンガーウルフの場合、1話は斬撃飛ばし+蹴り、2話は斬撃飛ばしとノーワン怪人から被害者を引き摺りだすための突き刺し、3話は連続コンボとたった3話でもまるで攻撃が異なる。

*11 このような形式になったのは、戦隊初心者である亜樹子氏の「なんでロボットに乗るのに変身しているんですか?」という疑問がきっかけで、「巨大戦は特撮班任せではなく、本編班もしっかり関わって作るもの」と自分を含めたスタッフに意識させようという松浦Pの狙いもあってこの演出になった。

*12 これによりブーケは目の前のテガソードブルーに乗るのが憧れの陸王様だと気付かず激戦を繰り広げる事に……

*13 なお吠のものは、ユニバース指輪仕様の「センタイリング ゴジュウジャー ゴジュウウルフver」が「センタイリング ゴジュウウルフ」に変化した

*14 ただし「ガリュードの足元までリングが飛んで行ったため拾われてしまった」とも取れる描写となっている

*15 カップラーメンのロゴやゴミ袋の文字など。

*16 なおレジェンドの台詞は『ガッチャード』でメインライターを務めた内田裕基が監修している。