クワガタオージャー/ギラ

登録日:2023/03/13 Mon 20:22:03
更新日:2025/03/26 Wed 04:37:39
所要時間:ワーハッハッハッハ!約 5 分で読むがいい!…じゃなくて、読めます!


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フッフッフ……。

ハッハッハッハ……!

そう!俺様は……

邪悪の王・ギラ!!

卑怯!卑劣!最低……。

俺様が世界を支配する!!

い~や~……たすけて~……。(棒読み)


ギラとは、スーパー戦隊シリーズ第47作『王様戦隊キングオージャー』の登場人物である。

演:酒井大成(おおなり)
キャラクターソング:「KING KING」



【概要】

本作の主人公で、物語の舞台「チキュー」に存在する国の一つ「シュゴッダム」の"自称"王様。
赤いメッシュの入った前髪が特徴で肩にはシュゴッダムの紋章が入ったマントを羽織っている。

"自称"王様で、更には「邪悪の王」を名乗っており、シュゴッダムには正真正銘の国王が存在しているので正式な王様ではないようだが……?

本名やフルネームについては1話の時点では不明。



【人物像】

一人称は「俺様」
邪悪の王を名乗るだけあり、傲岸不遜な振る舞いと、前作の主人公にも似た高笑いが目立つ。共演したらやかましそうである



















以下、ネタバレ注意





















【邪悪の王、降臨の時】

シュゴッダムのとある児童養護施設で育った青年。
彼の本質は子供好きで正義感の強い好青年で、本来の一人称は『僕』
養護施設の子供達とよくヒーローごっこに興じており、その際には悪者役を買って出ている。『邪悪の王』という肩書きもこれに由来するもの。幼馴染のコガネもそんな彼に半ば呆れながらも付き合うことも。
過剰に税を徴収するシュゴッダムの兵が来た際にもわざと首を突っ込んで、ちびっ子たちに追い払わせる大胆さを持つ。
空腹にあえぐ弟分のブーンに自身のパンを分け与える優しさも見せている。
貧しいながらも平和に暮らせることから、自国を治める王であるラクレス・ハスティーを敬愛していた。

そんなある日、2000年の月日を経て侵略活動を開始した「地底国バグナラク」がシュゴッダムに攻めてくる。
丁度同盟を調停しに来ていた他国の王達が立ち向かう中、そこにラクレスの姿はなかった。

バグナラクの襲撃から養護施設の子供達を救い、重傷を負ったコガネを介抱してくれたヒメノ・ラン/カマキリオージャーが漏らした言葉から、そもそもラクレスが動いてすらいないことを察したギラは、無我夢中で混乱に乗じて手薄になった王宮まで駆け上がる。
そこには、他の王のように戦おうともせず、玉座で盃を手にふんぞり返っているラクレスがいた。
ラクレスは同盟を結んでバグナラクと戦う気はさらさら無く、むしろ彼等を利用し、真っ先に同盟を蹴ったンコソパを手始めとして他の国を侵略し、チキューを支配する計画を企てていたのだ。


民を守るのが……王じゃないんですか……?

民は『道具』。私が『国』だ!

ふざけるなぁぁぁぁぁっ!!!

自国の民をも利用せんとするラクレスに、ギラは失望を通り越して激怒。掴みかかろうとして体を受け流されるが、同時に彼からマントと王の証であるオージャカリバーを奪い取る。


これがあればみんなを救えるんだろ!?

無駄だ。王以外にそれは使えん。

だから!!お前が使うんだ!!

そして無我夢中に彼に刃を向け、他の王たちのように戦えと懇願するが、それは王への反逆を意味するものであった。


お前は今……

世界の『敵』になったのだ!!

この瞬間、これまで子どもとの遊びでしかなかった『邪悪の王』が本物の十字架へと『羽化』した。それを突きつけるラクレスの言葉に身を震わせるギラ。
その表情は困惑から絶望に……やがて、決意を帯びていく。
しばらくうつむいた後、青年は涙をぬぐい……不敵に笑う。


望むところだ……。

貴様の騙る『正義』など……

くだらん!つまらん!気に喰わん!!

子供達を犠牲にすることが『正義』なら…俺は!
『正義』をぶっ潰す『悪』になってやる!!

恐怖しろ!そして慄け!一切の情け容赦なく!一木一草尽く!

貴様を討ち滅ぼす者の名は……ギラ!!

『邪悪の王』となる男!

俺様が世界を支配する!!

覚悟と共に宣言し、オージャカリバーを掲げるギラ。
それに応じるかの如くシュゴッドソウルが輝き……今まで起動しなかったシュゴッドの1体・ゴッドクワガタが咆哮と共に起動。
互いをパートナーと認めた後、ギラは本来王族しかなれないはずのクワガタオージャーへと変身した。
その上他のシュゴッドと合体しキングオージャーが降臨。バグナラクの軍勢を追い払った。

俺様が……世界を支配する!みんなのために!!

だがこれでギラは反逆者となり、国から追われる立場となる。


反逆者の名はギラ。捕まえ次第……

死罪とする!!

誰よりも優しい『邪悪の王』の戦いが、ここに始まる―――



【クワガタオージャー】


オージャカリバー!

Qua(クワ) God(ガタ)!!


王鎧武装!


You are the KING!

You are the, You are the KING!


クワガタオージャー!!!



画像出典:王様戦隊キングオージャー 第1話『我は王なり』より(2023年3月5日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


CV:酒井大成
スーツアクター:伊藤茂騎

ギラがオージャカリバーを用いて変身する戦士。イメージカラーは赤で、クワガタムシがモチーフ。
顔面を覆うクワガタを模したゴーグルが特徴で、赤い鎧とマントを身に着けている。

第1話では変身してすぐキングオージャーにゴッドクワガタに乗り込んだため、生身での戦闘は描かれずじまい。
だがキングオージャーに初搭乗してすぐに様々な武装を使いこなしており、戦闘センスは高い模様。

第2話におけるンコソパの戦いが初の等身大戦。
ただひたすらに突き進み、敵を斬り伏せる切り込み隊長型で、トンボオージャー/ヤンマ・ガストからキングズウエポンを奪うや否や、直感で薙刀モードに連結させる技量の高さを見せている。
オージャフィニッシュは刀身に赤い閃光を纏わせ、クワガタの顎にも似た赤いエフェクトと共に強烈な斬檄を繰り出すもの。
ラクレスとの再決闘の際は、彼のキングスウェポンを強奪し二刀流を披露。
オージャフィニッシュとオージャスラッシュの合わせ攻撃で大打撃を与えた。
後にヤンマからプリンスのものとは別のキングガブリカリバーを与えられ、併用している。


【キングクワガタオージャー】



王鎧武装! 始祖光来!!


You are! I am!

We are the, We are the!

KING! KING-OHGER!!


キング!!クワガタオージャー!!!


画像出典:王様戦隊キングオージャー 第18話『始まりの王冠』より(2023年7月2日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

第18話にて初登場のクワガタオージャーの強化形態。
クワガタオージャーがハスティー家の秘宝たる王冠オージャクラウンを被ることで、更なる変身が発動。
クワガタオージャーの全身に金色の甲冑・ゴールドクワガタアーマーが装着され、後部に二振りのマント・キングオーサマントが伸びることで強化変身が完了。
マスクの大顎の間からもう一本の角が生え、クワガタというよりコーカサスオオカブトを連想させる外観となる。

胸部アーマーの中央にはシュゴッダムのエムブレムが施されており、そこから全シュゴッドの加護を受け戦闘力を飛躍的に上昇させる。オージャフィニッシュ時のエフェクトも変化。金色のエフェクトを纏ったクワガタの顎の斬撃を叩きつける。
また、キングオーサマントにはあらゆる敵の攻撃をはじき返す特性を持っている。
この形態の真価は専用武器である長槍オージャクラウンランスにあり、オージャクラウンをセットし回転させることでシュゴッドの力を上乗せさせ、より強力な攻撃を繰り出すことができる。


【ゴッドクワガタ】


全高:12.0m
全幅:45.7m
全長:48.3m
重量:950t
スピード:200km/h
出力:400万馬力

シュゴッダム国を守護する、クワガタムシの特徴を持つシュゴッド。
シュゴッダムの勇敢な守護神であり、赤いボディとシュゴッド随一の巨体が特徴。
その地味に左右非対称な大顎の力は凄まじく、体重に対する190倍の力を瞬時に発揮して、挟んだモノを遥か遠くに投げ飛ばすことができる。
テレビ朝日公式サイトの記述では「(他のシュゴッドと異なり)なぜか体内にはシュゴッドソウルを宿していない」と解説されている。

2000年前の戦いで機能を停止し、シュゴッダムの広場で石化しており、ンコソパ王ヤンマ・ガストが電子制御で動かそうとしたが一切反応しなかった。
だがギラがクワガタオージャーに変身するとそれに応えるかのように起動。
その際ギラと意思疎通し、意気投合した模様で彼から「クワゴン」の愛称で呼ばれるようになった。

キングオージャーに合体する際にはボディの大部分(胴体・両腕・両膝)を担当する。


【謎】

そんな彼の素性には色々と謎があることが仄めかされている。
本来の主であるラクレスを差し置いてゴッドクワガタを起動させ、クワガタオージャーへの変身をなしえたこともヤンマ曰く理論上あり得ない話とのこと。
加えて他の王達とは違い、オージャカリバーを介さず直接シュゴッドと意思疎通が出来る様子も見られる。
更にダグデド・ドゥジャルダンの手でキョウリュウジャーの地球に飛ばされた際、シュゴッド不在で他の王達が変身できない中、1人だけシュゴッド不在でも問題なく変身できることが判明した。
オマケにプリンスのブレイブを引き出すために敢えて悪役となって彼と戦い、その戦いを通じてゴッドクワガタがプリンスを認めて「ゴッドクワガタ獣電池」を産み出した際ギラの身体からゴッドクワガタのスピリットが飛び出してプリンスの持つ獣電池に入り込むという描写が見られた。

また孤児院暮らしや貧民層では実際見ることもないという「レインボージュルリラ」なる料理を幼少期に食べたことがあり、食事の所作も妙に品がいいなど、単なる孤児とは思えないところがある。
なおレインボージュルリラはヒメノら他国の王族も知らない料理であり、そこから判断するに「シュゴッダムの宮廷料理」というわけでもないと思われる。

今後彼の謎も明かされると思われるが…?


【余談】


  • スーパー戦隊シリーズの歴代レッドの中では初となる、一人称が「僕」のレッドである。おかげでシアターGロッソのCMの決め台詞である『僕と握手』が違和感ない*2。なお、素の一人称が「俺」のレッドが時折「僕」を用いた例はあり、『ジャッカー電撃隊』のスペードエース/櫻井五郎はストーリーの最序盤及び、目上の者に対して丁寧語を用いる時は「僕」と言っていた。

  • スーパーヒーロータイムの上半期OP・EDでは『仮面ライダーギーツ』の面々と共演。EDではコーカサスオオカブト城を訪れた浮世英寿とツムリの前で偉そうしている所をヤンマとカグラギ、ヒメノに突っ込まれていた。
    流石にあのスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの英寿様もちょっと戸惑っていた模様。そしてリタは棒立ち…もとい不動の姿勢を崩さなかった…目は動いてたけど。
    下半期OP・EDでは『仮面ライダーガッチャード』の面々と共演し、EDでは錬金アカデミーにて一ノ瀬宝太郎と一緒にホッパー1を持ち上げていた。

  • 衣装デザインはプロレスコスチュームなども多く手掛けるGUT'S DYNAMITE CABARETSが担当。プレミアムバンダイで衣装のレプリカが販売されているがマント(143,000円)を含む総額で223,300円と歴代でも強めの価格設定となっている。

  • オープニングクレジットの表記は第42話までは「ギラ」だったが、ダグデドとの決戦でフルネームで名乗った事に併せ、第43話以降は「ギラ・ハスティー」名義になった。


貴様の項目ごときぃっ!追記・修正してくれるわぁぁぁぁぁっ!!


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最終更新:2025年03月26日 04:37

*1 表向きは「ダグデドへの忠誠の証」とした。

*2 コロナ禍に入って以降、観客とレッドの握手が自粛されるようになった影響で、CMの最後の台詞自体が変更されていたが、2023年から復活。