ユニバース戦士(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)

登録日:2025/05/27 Tue 12:00:47
更新日:2025/07/14 Mon 22:27:50NEW!
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ユニバース戦士。

私達ゴジュウジャー以外の指輪でエンゲージしている戦士をそう呼ぶらしい。

歌の力で恨みを晴らしたガオレッド……!

さて次は、どんなユニバース戦士が現れるのか? テガソード様、お導き下さい!



ユニバース戦士とは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』における戦士達である。



◎概要◎

銀のテガソードセンタイリング(ユニバース指輪(リング)を使い、歴代のスーパー戦隊の戦士と同じ姿に変身する者達。
本作における番外戦士枠にして、第3勢力的存在であり、彼らもまたセンタイリングを奪い合うライバルとして、時にゴジュウジャーの面々と対立する事となる。


◎特徴◎

分かりやすく言うと「スーパー戦隊版リ・イマジネーションライダー
原典の戦士にはない技や能力を持っていたり、他のセンタイリングを使って能力だけを引き出したりするといった事も可能。
共通項として、本家の戦士と異なり右手に銀のテガソードを装備し、ゴジュウジャーのものと同じ共通デザインの金のベルト「ツメガバックル」を身に付けているのが特徴。

基本的にユニバース戦士として存在しているのは番組内で第1のレッドとして扱われていたメンバーのみであり、
例えばブルーレーサーやオニシスターモモニンジャーシュリケンジャーアバレブラックビッグワンボウケンシルバー、キョウリュウゴールド、ブンオレンジパピヨンオージャーといったレッド以外の色のユニバース戦士や、
タイムファイヤーウルザードファイヤーホウオウソルジャーキングキョウリュウレッドといったもう一人のレッドのユニバース戦士はそもそもいない様子。
これについては往歳巡が第7話で言及しており、少なくとも戦隊考古学者としての彼が確認・調査した範囲では、現在活動している「指輪の戦士」の中でレッド以外の色の戦士がいる戦隊はゴジュウジャーのみとのこと。
ただ本編未登場だが、玩具版のセンタイリングでは「『機界戦隊ゼンカイジャー』で同枠に入る戦士はゼンカイジュランではなくゼンカイザー」とされている為、
仮にこの設定がそのまま本編の設定に反映されるなら『ゼンカイジャー』はユニバース戦士の中で唯一「レッドしかいない」パターンが当てはまらない例となる*1
まあジュランが「チームのセンター格の『いい意味で正反対な相方』」という、ある意味ブルーンよりブルーらしい性格の持ち主という事もあるが。さすがにニンジンの葉っぱを頭から生やして現れてレッドを騙……もとい名乗りはしないと思われる。

かつて世界の平和の為に戦ってきたオリジナル戦士達の力を受け継いだ存在ではあるが、ユニバース戦士達もゴジュウジャーと同様、あくまでそれぞれが叶えたい願いの為に戦いに参加している。
それ故に変身者の人間性についてはかなりピンキリであり、
  • 往歳のように奇矯な面はあれど、割と真っ当にヒーローをやっている者
  • 堤なつめや熱海常夏のように、ヒーローらしい善性とエゴの強い部分が同居している者
  • 指輪争奪戦での勝利や個人的な願いに執心し、ほとんどヒーローらしい振る舞いを見せない者
等々、そのあり方は様々。
また、視聴者からは「その多くがどこかにオリジナルの戦士とは対照的な要素を備えている」という意見も挙げられている。この手の考察の常としてかなりこじつけっぽいものも少なからずあるので、そこのところは悪しからず。

一応巨大戦力も扱う事が可能だが、当の巨大ロボが揃ってロボの墓場にいる為、指輪の固有能力で復元する(大獣神)、ユニバース戦士の想いに応えて復活する(ガオキング)など、その登場の仕方は様々。
というよりはいずれもかなり低確率のイレギュラーな現象であり、原則として自発的に巨大戦を行う事はできないと考えるべきだろう。
また、コクピットもテガソードのものと共通の1人乗り仕様になっている。

ゴジュウジャーや他のユニバース戦士と戦って敗北すると銀のテガソードが消失して失格扱いとなり、それまで持っていたセンタイリングも相手に渡って脱落する。
また、自分からセンタイリングを手放した場合でも脱落扱いになるが、いずれの場合も他にペナルティが課せられる事はなく、そのまま元の生活に戻れるようである。
なお、番組開始時点でゴジュウジャーや後述する常夏がセンタイリングを使う描写がある事から、既に何人かのユニバース戦士がゴジュウジャー達や他のユニバース戦士に敗れて脱落している様子。

劇中では単に「指輪の戦士」と呼ばれる事が多いが、この呼び名はゴジュウジャーも含めたセンタイリングを持つ戦士全員を指す総称である。
ちなみに「ユニバース戦士」の名称が本編で初登場したのは、第13話冒頭における暴神竜儀のモノローグだが、それ以前にも第3話のドンモモタロウの名乗りの際に「UNIVERSE」のカードが掲げられている。


◎装備◎

  • 銀のテガソード


センタイリング!

♪♪♪(ヘイ! ヘイ!) ♪♪♪(ヘイ! ヘイ!)


○○!!*2


システム音声:梶裕貴

ユニバース戦士が用いる変身アイテムで、ガントレットとソードを合わせたような武器としても扱える。
他のセンタイリングを使う事でその力を上乗せする事も可能だが、ゴジュウジャー(初期メンバー5人)が使う金のテガソードと違い巨神テガソードを召喚する機能は持たず、テガソード由来の必殺技を使う様子も見られない。
なお歴代戦士由来の武装も使用可能だが、巨大戦力が揃ってロボの墓場で眠っている関係上、センタイリング ジュウレンジャーの固有能力「復元(リゲイン)」で復活させた大獣神のような例外を除き使用できない。

玩具版は「DXテガソード UNI.ver.」として発売予定。
既発の「DXテガソード」のリカラーである関係で、巨神形態への変形機構も残されている。

  • センタイリング
テガソードの力が分裂した際に生まれた指輪型のアイテム。各地に散らばっており、全て集める事で願いが叶うと言われている。
ユニバース戦士が使うものは歴代戦隊の具象が描かれた「ユニバース指輪(リング)と呼ばれるもので、絵柄を回転させる事で歴代レッドの戦士の姿が現れる。
これを銀のテガソードに装填して拍手する事で、それぞれのリングに描かれた歴代レッドに変身する他、契約の際にそれとは別の固有能力を与えられている。
ちなみにゴジュウウルフが第7話でセンタイリング ドンブラザーズを使用した際に「召喚(サモン)」も発動できていた事から、リングと固有能力はセット扱いの模様。

なお、本編では第11話にて「ユニバース指輪」という呼び名が明かされたが、実は『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.1「第1~4話補ジュウ計画(特別版)」の方で既に判明していた。
竜儀はその際「詳しくはいずれ語られるだろう……。恐らく7話ぐらいで!」と発言していたが、肝心の本編第7話*3では該当シーンがカットされたのか特に触れられず、先述の第11話でしれっと言及された。


◎一覧◎

■第1シーズン(第1話~第15話)

  • (つつみ)なつめクワガタオージャー

俺の曲を届けたい人がいるんです。その為に、俺はバンド界ナンバーワンを目指すんだ。

指輪:センタイリング キングオージャー
職業:コンビニバイト(吠の同僚)
願い:バンド界ナンバーワン
固有能力:硬化(ソリッド)
演:井内悠陽

第1話より登場。
遠野吠と一緒にコンビニ「フィフティーマート五十狛店」でバイトをしていた青年。
穏やかで人当たりのいい青年だが、夢や目標を持たない吠に対して「つまんないな……」とこぼすなど、やや狭量な一面も持ち合わせている。
ユニバース戦士としての固有能力は、左肩のオーサマントを甲虫の如く硬質化させる硬化(ソリッド)

演者を見てもらえれば分かるが、シリーズ前作『爆上戦隊ブンブンジャー』にてブンレッド/範道大也を演じた井内氏が続投しており、ファンの度肝を抜いた*4

詳細は個別項目を参照。

  • 熱海(あたみ)常夏(とこなつ)ドンモモタロウ

人生はずっと上り坂……。苦しいよな? 辛いよな!?
だけど、今日は昨日より高い所にいるんだ! だから、自分を信じて!!

指輪:センタイリング ドンブラザーズ
職業:(元)内閣総理大臣
願い:本当の友達をつくりたい
固有能力:召喚(サモン)
演:七瀬公

第3話より登場。
『ゴジュウジャー』の世界における日本史上最年少の内閣総理大臣。
「ハッピーサンシャイン!」が決め台詞にしてキャッチフレーズの、明朗快活で奉仕精神に溢れた熱血漢であり、支持率5000%を誇るなど一見すると理想のリーダーと言うべき人格者だが……?
ユニバース戦士としての固有能力は、キジ折り紙に意思を与え、お供として使役する召喚(サモン)

詳細は個別項目を参照。

  • 桜庭(さくらば)リュウソウレッド

“一河緒乙”……。その名前は知りませんが、あなたのその指輪は、よーく知ってますよ?

指輪:センタイリング リュウソウジャー
職業:凄腕検事
願い:検事界ナンバーワン
固有能力:不明
演:大森寛人

第4話に登場。
眼鏡をかけた理知的な雰囲気を漂わせる凄腕の検事。
劇中では名前と願いは語られず、テレビ朝日公式サイトで明らかになった。

仕事帰りに一河角乃から妹・緒乙の事件について聞かれるが何も知らず、彼女が指輪の戦士と気付くや否やリュウソウレッドにエンゲージして襲撃。
角乃もゴジュウユニコーンにエンゲージして戦おうとするが、何故かテガソードとセンタイリングが作動せず、彼女を助ける為に割って入ったドンモモタロウ(常夏)と交戦。
リュウソウケンを駆使した剣技で常夏に対抗するが、固有能力を見せる間もなくセンタイリング タイムレンジャーの能力でフィギュアサイズに圧縮冷凍されて身動きを封じられた挙句、「ドッカン大噴火」を受けて敗北・指輪争奪戦から脱落した。

劇中で初めて脱落した姿が明確に描かれたユニバース戦士であり、彼の描写から
事が明らかになった。

劇中でも常夏から「検事が剣士とは、なかなか愉快じゃないか」とツッコまれたが、理知的な検事が剣士になる割にエンゲージできない角乃に平然と襲いかかるなど騎士道精神はあまり見られず、
むしろその行動は騎士道精神を学ぶ前の蛮族暴れん坊だった頃のリュウソウレッド/コウに近いと言えなくもない。

  • 往歳(おうさい)(めぐる)ティラノレンジャー

赤、青、黄、緑、黒……全て揃ってこそオムライス!

ええか? 戦隊ってのはな、オムライスなんや!

指輪 センタイリング ジュウレンジャー
職業:戦隊考古学者
願い:真の戦隊を見たい
固有能力:復元(リゲイン)
演:上田堪大

第6話ラストでティラノレンジャーとして顔見せし、第7話から本格的に登場。
『戦隊考古学』を教えているという大学教授で、関西弁で話す
戦隊考古学者らしくスーパー戦隊について非常に詳しく、ユニバース大戦や自分達が巻き込まれている指輪争奪戦についてもかなり精通している。
ユニバース戦士としての固有能力は、壊れたものや既に実在しなくなったものを修復できる復元(リゲイン)
この能力を利用し、ユニバース大戦で破損したジュウレンジャーの専用ロボ・大獣神を復元して所持している。

詳細は個別項目を参照。

  • 川島(かわしま)バルイーグル

ハルカちゃんはお前に夢中になり、俺を振った!

百夜陸王! 振られた恨み、思い知れぇッ!!

指輪:センタイリング サンバルカン
職業:百夜陸王被害者の会
願い:陸王への恨みを晴らす
固有能力:不明
演:キャッチャー中澤
スーツアクター:竹内康博

  • 岩下(いわした)ジュウオウイーグル

マキちゃんとの結婚資金は、お前のグッズに消えた!

指輪:センタイリング ジュウオウジャー
職業:百夜陸王被害者の会
願い:陸王への恨みを晴らす
固有能力:不明
演・スーツアクター:橋渡竜馬

第11話に登場。
ダンスの自主練中だった百夜陸王を襲撃した、「百夜陸王被害者の会」を名乗る男性2人組。
嵐山長官を思わせるサングラスを掛けた肥満体で強面の男性が川島、バドを思わせる銀髪でチャラ男風の男性が岩下。
両者共に名前は劇中で語られず、オープニングクレジット及びテレビ朝日公式サイトで判明した。
ちなみに川島はエンゲージする際、体型が変わって普通の体型になる。

川島は「彼女のハルカちゃんがリクオニストになり失恋した」、岩下は「婚約者のマキちゃんが結婚資金を陸王のグッズに使い込んでしまった」事から、その遠因である陸王を一方的に恨んでいる。
……生々しい理由だが、よくよく考えれば結構な逆恨みでは?
陸王に戦いを挑むも実力は大したことはなかったようで、ゴジュウレオンの「レオンガトリングバースト」の前に敗れ、2人揃って指輪争奪戦から脱落した。
立ち去る際に岩下は「一生1人で踊ってろ! この落ちぶれアイドル!!」と捨て台詞を残している。

見ての通り、同じイーグル(ワシ)モチーフの戦士であり、後述のガオレッドと合わせると動物モチーフ戦隊繋がりとなる。
ちなみにバルイーグルは原典の『太陽戦隊サンバルカン』では途中で代替わりして2人いた為、川島はいわば3代目とも言える。
また、岩下を演じた橋渡氏は『動物戦隊ジュウオウジャー』の第16話「ジューマンをさがせ」にてゲストキャラのヒロシ役で出演していた為、何気に第13話時点で唯一の原典に出演したキャストだったりする。

  • 等々力(とどろき)凱亜(がいあ)ガオレッド

誰だと聞く前に、名乗るのが礼儀だろう?
俺はガイア・トドロキ、野獣遣いナンバーワンだ。鬼ごっこナンバーツーさん。

指輪:センタイリング ガオレンジャー
職業:さすらいの野獣遣い
願い:一本角の野獣を見つける
固有能力:一獣(いちじゅう)一奏(いっそう)
演:中村優一

第11話より登場。
時代錯誤のガンマンやカウボーイのような恰好をした「さすらいの野獣遣い」かつ「風来坊」を名乗る男。
登場する前の回がちょうどそういった恰好のヒーローが登場していた昭和回だった事と関係あるかは不明。
元々は動物保護官であり、自分の名前も含めて外国人や帰国子女のように名前→苗字の順で読む癖がある。
ユニバース戦士としての固有能力は、特定の楽器を演奏し、それぞれに対応する動物やその能力を持つ存在を支配して操る一獣(いちじゅう)一奏(いっそう)

詳細は個別項目を参照。

  • 家守(やもり)召子(しょうこ)レッドレーサー

そして私は代々暴神家に仕える家政婦。坊ちゃまの安全を守る事が使命。

指輪:センタイリング カーレンジャー
職業:スーパー家政婦
願い:竜儀坊ちゃまを暴神家に連れ戻したい
固有能力:一時停止(ストップ)
演:松田リマ

第13話より登場。
竜儀の実家である暴神家に仕える「スーパー家政婦」で、本編では初となる女性のユニバース戦士である。
家政婦だからcar safeという事でレッドレーサーになったのかは定かではない。
メイド服*5を身に纏った神経質で融通の利かない堅物だが、それらは全て「竜儀の身の安全を守りたい」という思いから来るもの。
少女時代に皿を割った事で怒られ、泣いていたところを竜儀に励まされた事(本人曰く「あの時坊っちゃまは、私の世界を安全にしてくれた!」)で、主従を超えて慕っている節が見られ、かつて彼がくれた花冠を押し花にして栞にしている。
一方、竜儀の方は「あの家(実家)には戻らない」と言いつつも彼女を嫌っているわけではなく、家族の一員という意味では大切な存在だと思ってはいるが、
『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.11で角乃から幼なじみなのかと聞かれても、「そこまでの仲ではない」と当然のように答えており、特別な想いを抱いている様子はない。

ユニバース戦士としての固有能力は、ホイッスルを鳴らして道路標識型の光の壁を展開し、相手の動きを封じる一時停止(ストップ)
変身シークエンスをよく見ると、本家の変身アイテムであるアクセルチェンジャーを操作する際のハンドルを回すような動きが織り交ぜられている他、指輪の絵柄回転時や変身シークエンスの端々にエンジン音が流れる演出がされている。
戦闘では主に共通武器であるバイブレードを用いた剣術で戦うが、バイブレードを受け止められて引き抜けず、やむを得ずグリップを引っ張ってみたら電撃が発生する視聴者も知らないギミックに自分が驚くなど、
過去に登場したユニバース戦士に比べるとあまり戦いに慣れておらず、レッドレーサーのスペックも理解し切れていない様子。

実家を飛び出した竜儀を連れ戻すべくゴジュウジャーの前に現れたが、かつての姿とあまりにかけ離れた竜儀の姿にショックを受けた事や、
頑なに自分の説得に応じない彼に対して心配と苛立ちを募らせた結果、増幅したセンタイリングの力に呑み込まれて「暴走レッドレーサー」と化した。



■第2シーズン(第16話~)

  • 一河(いちかわ)緒乙(おと)シンケンレッド

喧嘩は売っても媚び売らない! 魂燃やすシンケンレッド・一河緒乙!

みんなおいで〜!
天下ごめ~んのナンバーワンギャル戦隊!! 参る☆

指輪:センタイリング シンケンジャー
職業:烈火のギャル姫おとぷん
願い:ギャルマインドで楽しく生きたい
固有能力:塗装(ペイント)
演:桧山ありす / 希音(幼少期)

第20話より登場。
ギャルノーワンとの対戦時に現れた、今昔のギャルの極意を知り尽くしたカリスマ的存在のギャル
愛称は「おとぷん」で、取り巻き的なギャルを2人連れている。
そして、ゴジュウユニコーンこと一河角乃の生き別れた妹……のはずなのだが、何故か角乃の事を覚えていなかった*6
以前に大きな事故に遭い、いわゆる植物人間のような意識がない状態になってしまった際、何者かからセンタイリング シンケンレッドを託されており、それを嵌めていると意識を保てる模様。
逆を言えば指輪を失うと再び意識を失ってしまう為、肌身離さず身に着ける必要がある。

固有能力は原典の『侍戦隊シンケンジャー』における「モヂカラ」に相当する能力で、ショドウフォン・筆モードで記載した文字の色から緒乙がイメージする効果を相手に与える塗装(ペイント)
変身時には原典と同じく白幕が出現し、名乗り時にフルネームを名乗るが、原典と違い黒子がいない為、取り巻き2人が代わりに白幕を用意し、和装にもならない。
またショドウフォンの代わりに銀のテガソードで文字を書いて変身するのだが、漢字の「火」ではなくひらがなの「ひ」を描く形となる。
また、他のユニバース戦士と異なり、原典における志葉薫と同じくスカートが存在する

ギャルノーワンに苦戦するゴジュウジャー達の前に突如として現れ、5人にギャルの文化や心得をレクチャーした。
しかし、角乃だけは探し求めていた妹が自分の事を忘れていた上にギャルに成り果てていた事を受け入れられず拒絶してしまうが、最終的に今の緒乙を受け入れる事を決め、自分もギャルになってギャルナンバーワンバトルに参戦。
これにより角乃との友情が芽生え、協力してギャルノーワンを撃破したのも束の間、指輪と絶対的な力を探し求めていたファイヤキャンドルに不意打ちのような形で急襲され、指輪も含めた変身アイテム一式を奪われて再度意識を失ってしまった……


■その他のユニバース戦士達

  • アカニンジャー
  • ゴセイレッド
  • スペードエース
第8話の回想シーンにて登場。いずれも銀のテガソードを武器としてガリュードと戦うが、敗北して指輪争奪戦から脱落した。
なお、アカニンジャーは身代わりの術を使っていた事が描かれている。


■センタイリングのみ登場

  • ゴジュウウルフ(センタイリング ゴジュウジャー*7
テガソードが吠に契約を勧めた際に差し出したが、吠が契約を決めるとセンタイリング ゴジュウウルフに変化し、同時にテガソードも銀から金に変わった。
なお猛原譲二の回想では、彼は吠と違ってセンタイリング ゴジュウイーグルを直接拾っている。

以下のリングの元の持ち主はアカニンジャー達同様、既に指輪争奪戦から脱落したものと思われる。
  • ブンレッド(センタイリング ブンブンジャー)
第2話の時点で陸王=ゴジュウレオンが所持していたが、第9話でガリュードに奪われた。
『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.1によれば、「壮絶な戦いだったよ。あのタイヤ人間───ブンレッドと繰り広げた熾烈な攻防に、涙の別れ……。これを語るにはスピンオフ1本分くらいはかかるかな」とのこと。
角乃「それじゃ、永遠に語られないでしょうね」

  • オーレッド(センタイリング オーレンジャー)
第3話の時点で竜儀=ゴジュウティラノが所持。

  • レッドホーク(センタイリング ジェットマン)
  • タイムレッド(センタイリング タイムレンジャー)
  • ボウケンレッド(センタイリング ボウケンジャー)
いずれも常夏=ドンモモタロウが所持していたが、第6話にて吠=ゴジュウウルフとの一騎打ちに敗北した後、吠に権利が譲渡された。

  • アバレッド(センタイリング アバレンジャー)
  • キョウリュウレッド(センタイリング キョウリュウジャー)
第7話の時点で往歳が所持しており、自らが課した課題をクリアした褒美としてアバレンジャーの指輪は竜儀=ゴジュウティラノに、キョウリュウジャーの指輪は猛原禽次郎=ゴジュウイーグルに渡した。

  • デンジレッド(センタイリング デンジマン)
  • ゴーグルレッド(センタイリング ゴーグルファイブ)
  • レッドファルコン(センタイリング ライブマン)
  • レッドターボ(センタイリング ターボレンジャー)
  • ファイブレッド(センタイリング ファイブマン)
  • ハリケンレッド(センタイリング ハリケンジャー)
  • ゲキレッド(センタイリング ゲキレンジャー)
それぞれデンジマンとゲキレンジャーは第9話、ライブマンとハリケンジャーは第14話、ゴーグルファイブとターボレンジャー、ファイブマンは第15話の時点でクオン=ガリュードが所持している。
このうち、ゲキレンジャーの指輪は第19話におけるゴジュウポーラーとの戦いで奪われた。

  • ギンガレッド(センタイリング ギンガマン)
第13話の時点でMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークが回収していたが、同話で角乃=ゴジュウユニコーンに奪われた。

  • ゴーオンレッド(センタイリング ゴーオンジャー)
  • キラメイレッド(センタイリング キラメイジャー)
第17話冒頭の時点でゴーオンジャーは角乃が、キラメイジャーは禽次郎がそれぞれ所持している。

  • レッドフラッシュ(センタイリング フラッシュマン)
  • ゴーレッド(センタイリング ゴーゴーファイブ)
第20話の時点でブーケが回収しており、テガジューンに嬉々として報告した。
その報告の後ろで気まずくなったファイヤキャンドルはこっそりその場から逃げ出そうとしたが、見逃してもらえるはずもなくゴジュウウルフとの決着に固執するあまり、指輪の獲得実績がない事を咎められるのだった。


◎余談◎

  • ユニバース戦士が歴代のいわゆる「レジェンド戦隊/センパイジャー」本人ではなく、キャラの癖も戦闘スタイルも原典に比べて大幅に異なる点は松浦大悟チーフプロデューサーの意向。
    原典設定のまま本人が出てくればたしかに往年のファンは楽しめるが、それでは本作が戦隊初視聴の人や過去作品を観ていない最近のファンが置いてけぼりになって内輪ネタ化してしまう事を危惧し、あくまでゴジュウジャーの対等なライバル、そして今を生きるキャラクターとして描く目的でスターシステム方式の別人とした経緯がある。
    故に製作サイドでも本作以前の過去戦隊は「レジェンド」呼びではなく、「ユニバース戦士」呼びを徹底しているとのこと。実際、ユニバース戦士の長所に「予習が必要ない」点が挙げられている。

  • 堤に常夏、凱亜、召子など特撮出演経験者が演じていた事もあってか「過去にスーパー戦隊、または他番組にて変身ヒーローの出演経験のある俳優が演じる」と思われていたが、実際はその縛りで選んでいるというわけではない。
    東映公式によれば「『ゴジュウジャー』のスタッフには光の国愛好者が多く、各エピソードの監督がその役者のファンであるから」だという。
    また真面目な事を言うと、特撮関係の出演者は横繋がりが強く、オファーしやすいという面もある。なお、発言から察するに今後も光の国から登場の予定がある事が示唆されている。

  • YouTubeの「ゴジュウジャーちゃんねる【スーパー戦隊シリーズ公式】」では、ユニバース戦士がストーリーに絡んでくる際に、ユニバース戦士の紹介的な意味合いでそのユニバース戦士の元ネタとなる作品の本編エピソードのうち、何話かが傑作選的に期間限定で配信されており、本編開始前にゴジュウジャーのメンバーが配信される戦隊の簡易的な紹介を行うと共に、その戦隊のレッドとの寸劇(?)を行っている。
    対応する戦隊レッドは大人の事情からか一切台詞を発しないが、その挙動から中身はユニバース戦士ではなく元ネタとなる戦隊の変身者本人と思われる。


追記・修正は銀のテガソードに認められてからお願いします。

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最終更新:2025年07月14日 22:27

*1 明言されていないので諸説あるが、『ドンブラザーズ』版の介人がブラックの扱いだった事や、『機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!』の存在を考えても、色としてはゼンカイホワイトに相当すると解釈される。

*2 「○○」には、センタイリングに描かれた戦隊名が入る。

*3 ちなみに第7話は往歳が初登場し、スーパー戦隊やユニバース大戦、指輪争奪戦などについて解説する回だった。

*4 第1話ではオープニングがなかった為に本編前に出演者の情報が分からず、メガネをかけて雰囲気も違っていた為、変身前にメガネを外す段階で驚いた視聴者が多かった。

*5 昨今流行りの「萌え属性」としての要素はなく、装飾も露出もほとんどないクラシカルなもので、スカートではなくロング丈のパンツを着用している。

*6 緒乙の首筋には三角形のホクロがあり、それを確認して本人と判断した。

*7 玩具版では「センタイリング ゴジュウジャー キャンペーンver.」名義。S.H.Figuarts ゴジュウウルフ(初回限定センタイリング付属版)に付属する「センタイリング ゴジュウジャー ゴジュウウルフver.」も同デザイン。