ユニバース戦士(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)

登録日:2025/05/27 Tue 12:00:47
更新日:2025/09/20 Sat 13:19:00NEW!
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ユニバース戦士。

私達ゴジュウジャー以外の指輪でエンゲージしている戦士をそう呼ぶらしい。

歌の力で恨みを晴らしたガオレッド……!

さて次は、どんなユニバース戦士が現れるのか? テガソード様、お導き下さい!



ユニバース戦士とは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に登場する戦士達である。



◎概要◎


僕ら以外にも、指輪の戦士はいる。
そして指輪持ち同士は、なぜか惹かれ合う運命のようでね……

敵として戦ったり、友情が芽生えたり、色んな出会いがあったなあ……


銀のテガソードセンタイリング(ユニバース指輪(リング)を使い、歴代のスーパー戦隊の戦士と同じ姿に変身する者達。
本作における番外戦士枠にして、第3勢力的存在であり、彼らもまたセンタイリングを奪い合うライバルとして、時にゴジュウジャーの面々と対立する事となる。


◎特徴◎

分かりやすく言うと「スーパー戦隊版リ・イマジネーションライダー
原典の戦士にはない技や能力を持っていたり、他のセンタイリングを使って能力だけを引き出したりするといった事も可能。
共通項として、本家の戦士と異なり右手に銀のテガソードを装備し、ゴジュウジャーのものと同じ共通デザインの金のベルト「ツメガバックル」を身に付けているのが特徴。

基本的にユニバース戦士として存在しているのは、作品内で第1のレッドとして扱われていたメンバーのみ。
その関係でレッド以外の色のユニバース戦士や、タイムファイヤーウルザードファイヤーホウオウソルジャーキングキョウリュウレッドといったもう一人のレッドのユニバース戦士はそもそもいない様子。
これについては往歳巡が第7話で言及しており、少なくとも戦隊考古学者としての彼が確認・調査した範囲では、現在活動している「指輪の戦士」の中で、レッド以外の色の戦士がいる戦隊はゴジュウジャーのみとのこと。
唯一の例外は『機界戦隊ゼンカイジャー』で、同枠に入る戦士はゼンカイジュランではなくゼンカイザーとなっている*1が、その事について劇中で特に指摘されている様子はない*2

かつて世界の平和の為に戦ってきたオリジナル戦士達の力を受け継いだ存在ではあるが、ユニバース戦士達もゴジュウジャーと同様、あくまでそれぞれが叶えたい願いの為に戦いに参加している。
それ故に変身者の人間性についてはかなりピンキリであり、
  • 往歳のように奇矯な面はあれど、割と真っ当にヒーローをやっている者
  • 堤なつめや熱海常夏のように、ヒーローらしい善性とエゴの強い部分が同居している者
  • 指輪争奪戦での勝利や個人的な願いに執心し、ほとんどヒーローらしい振る舞いを見せない者
など、そのあり方は様々。
また、視聴者からは「その多くがどこかにオリジナルの戦士とは対照的な要素を備えている」という意見も挙げられている。この手の考察の常としてかなりこじつけっぽいものも少なからずあるので、そこのところは悪しからず。

巨大戦力も扱う者も中にはいるが、当の巨大ロボが揃ってユニバース大戦で力を使い果たしてロボの墓場で眠っている為、
  • 指輪の固有能力で復元する(大獣神
  • ユニバース戦士の想いに応える(ガオキング
  • 指輪と契約者の相性があまりにも良すぎた結果、復活する(シンケンオー
……など、その登場の仕方は様々。
というよりはいずれもかなり低確率のイレギュラーな現象であり、シンケンオーの件に関してゴジュウポーラー「指輪で呼び出せるなんてあり得ねえ!」と口にした事から、原則として自発的に巨大戦を行う事はできないと考えるべきだろう。
また、(描写されなかったシンケンオーを除いて)コクピットもテガソードのものと共通の1人乗り仕様になっている。

ゴジュウジャーや他のユニバース戦士と戦って敗北すると銀のテガソードが消失して失格扱いとなり、それまで持っていたセンタイリングも相手に渡って脱落する。
また、自分からセンタイリングを手放した場合でも脱落扱いになるが、いずれの場合も他にペナルティが課せられる事はなく、そのまま元の生活に戻れるようである。
なお、番組開始時点でゴジュウジャーや後述する常夏がセンタイリングを使う描写がある事から、既に何人かのユニバース戦士がゴジュウジャー達や他のユニバース戦士に敗れて脱落している様子。

劇中では単に「指輪の戦士」または「指輪持ち」と呼ばれる事が多いが、これらの呼び名はユニバース戦士に限らず、ゴジュウジャーも含めたセンタイリングを持つ者達全員を指す総称である。
ちなみに「ユニバース戦士」の名称が本編で初登場したのは、第13話冒頭における暴神竜儀のモノローグだが、それ以前にも第3話のドンモモタロウの名乗りの際に「UNIVERSE」のカードが掲げられている。


◎装備◎

  • 銀のテガソード

センタイリング!

♪♪♪(ヘイ! ヘイ!) ♪♪♪(ヘイ! ヘイ!)

○○!!*3


システム音声:梶裕貴

ユニバース戦士が用いる変身アイテムで、ガントレットとソードを合わせたような武器としても扱える。
ゴジュウジャー(初期メンバー5人)が使う金のテガソードと違い巨神テガソードを召喚する機能は持たず、「フィニッシュフィンガー」を発動できない関係上、ノーワン怪人の素体にされた人間を救う事もできない。
ただし、他のセンタイリングを使う事でその力を上乗せしたり、センタイリングに描かれた歴代戦士由来の武器を使用する事は可能。
というより他のセンタイリングを使用すると自動的に姿も変わる金のテガソードと異なり、「本人固有の指輪以外は武器や一部の能力しか引き出せない」と言うべきだろう。

玩具版は「DXテガソード UNI.ver.」の名で一般発売された。
既発の「DXテガソード」のリカラーである関係で、巨神形態への変形機構も残されている他、オリジナル要素として「センタイリング ゴジュウウルフ UNI.ver.」「センタイリング テガソードレッド UNI.ver.」が付属する。

  • センタイリング
テガソードの力が分裂した際に生まれた指輪型のアイテム。各地に散らばっており、「全て集める事で願いが叶う」と言われている。
ユニバース戦士が使う指輪は、歴代レッドのマシンや歴代戦隊を象徴する具象が描かれた「ユニバース指輪(リング)と呼ばれるもので、絵柄を回転させる事で歴代レッドの戦士の姿が現れる。
これを銀のテガソードに装填して拍手する事で、それぞれのリングに描かれた歴代レッドに変身する他、契約の際にそれとは別の固有能力を与えられている。
ちなみにゴジュウウルフが第7話でドンモモタロウに変身した際に「召喚(サモン)」も発動できていた事から、リングと固有能力はセット扱いの模様。

なお、TV本編では第11話にて「ユニバース指輪」という呼び名が明かされたが、実は『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.1「第1~4話補ジュウ計画(特別版)」の方で既に判明していた。
竜儀はその際「詳しくはいずれ語られるだろう……。恐らく7話ぐらいで!」と発言していたが、肝心の本編第7話*4では該当シーンがカットされたのか特に触れられず、先述の第11話でしれっと言及された。

  • ツメガバックル
ユニバース戦士の腰に装着されている金のベルト。
主だった機能はゴジュウジャー達のものと同じであり、バックル部を開く事で任意のセンタイリングを取り出す事ができる。


◎一覧◎

■第1シーズン(第1話~第15話)

  • (つつみ)なつめクワガタオージャー

俺の曲を届けたい人がいるんです。その為に、俺はバンド界ナンバーワンを目指すんだ。

指輪:センタイリング キングオージャー
職業:コンビニバイト(吠の同僚)
願い:バンド界ナンバーワン
固有能力:硬化(ソリッド)
演:井内悠陽
スーツアクター:塚越靖誠

第1話より登場。
遠野吠と一緒にコンビニ「フィフティーマート五十狛店」でバイトをしていた青年。
穏やかで人当たりのいい青年だが、夢や目標を持たない吠に対して「つまんないな……」とこぼすなど、やや狭量な一面も持ち合わせている。
ユニバース戦士としての固有能力は、左肩のオーサマントを甲虫の如く硬質化させる硬化(ソリッド)

演者を見てもらえれば分かるが、シリーズ前作『爆上戦隊ブンブンジャー』にてブンレッド/範道大也を演じた井内氏が続投しており、ファンの度肝を抜いた*5

詳細は個別項目を参照。

  • 熱海(あたみ)常夏(とこなつ)ドンモモタロウ

人生はずっと上り坂……。苦しいよな? 辛いよな!?
だけど、今日は昨日より高い所にいるんだ! だから、自分を信じて!!

指輪:センタイリング ドンブラザーズ
職業:(元)内閣総理大臣
願い:本当の友達をつくりたい
固有能力:召喚(サモン)
演:七瀬公
スーツアクター:竹内康博

第3話より登場。
『ゴジュウジャー』の世界における日本史上最年少の内閣総理大臣。
「ハッピーサンシャイン!」が決め台詞にしてキャッチフレーズの、明朗快活で奉仕精神に溢れた熱血漢であり、支持率5000%を誇るなど一見すると理想のリーダーと言うべき人格者だが……?
ユニバース戦士としての固有能力は、キジ折り紙に意思を与え、お供として使役する召喚(サモン)

詳細は個別項目を参照。

  • 桜庭(さくらば)リュウソウレッド

“一河緒乙”……。その名前は知りませんが、あなたのその指輪は…よーく知ってますよ?

指輪:センタイリング リュウソウジャー
職業:凄腕検事
願い:検事界ナンバーワン
固有能力:???
演:大森寛人

第4話に登場。
眼鏡をかけた理知的な雰囲気を漂わせる凄腕の検事。
劇中では名前と願いは語られず、テレビ朝日公式サイトで明らかになった。

仕事帰りに一河角乃から妹・緒乙の事件について聞かれるが何も知らず、彼女が指輪の戦士と気付くや否やリュウソウレッドに変身して襲撃。
角乃もゴジュウユニコーンに変身して戦おうとするが、何故かテガソードとセンタイリングが作動せず、彼女を助ける為に割って入ったドンモモタロウ(常夏)と交戦。
リュウソウケンを駆使した剣技で常夏に対抗するが、固有能力を見せる間もなくセンタイリング タイムレンジャーの能力でフィギュアサイズに圧縮冷凍されて身動きを封じられた挙句、「ドッカン大噴火」を受けて敗北・指輪争奪戦から脱落した。

劇中で初めて脱落した姿が明確に描かれたユニバース戦士であり、彼の描写から
事が明らかになった。

劇中でも常夏から「検事が剣士とは、なかなか愉快じゃないか」とツッコまれたが、理知的な検事が剣士になる割にエンゲージできない角乃に平然と襲いかかるなど騎士道精神はあまり見られず、
むしろその行動は騎士道精神を学ぶ前の蛮族暴れん坊だった頃のリュウソウレッド/コウに近いと言えなくもない。

  • 往歳(おうさい)(めぐる)ティラノレンジャー

赤、青、黄、緑、黒……全て揃ってこそオムライス!

ええか? 戦隊ってのはな、オムライスなんや!

指輪:センタイリング ジュウレンジャー
職業:戦隊考古学者
願い:真の戦隊を見たい
固有能力:復元(リゲイン)
演:上田堪大

第6話ラストでティラノレンジャーとして顔見せし、第7話から本格的に登場。
『戦隊考古学』を教えているという大学教授で、関西弁で話す
戦隊考古学者らしくスーパー戦隊について非常に詳しく、ユニバース大戦や自分達が巻き込まれている指輪争奪戦についてもかなり精通している。
ユニバース戦士としての固有能力は、壊れたものや既に実在しなくなったものを修復できる復元(リゲイン)
この能力を利用し、ユニバース大戦で破損したジュウレンジャーの専用ロボ・大獣神を復元して所持している。

詳細は個別項目を参照。

  • 川島(かわしま)バルイーグル

ハルカちゃんはお前に夢中になり、俺を振った!

百夜陸王! 振られた恨み、思い知れぇッ!!

指輪:センタイリング サンバルカン
職業:百夜陸王被害者の会
願い:陸王への恨みを晴らす
固有能力:???
演:キャッチャー中澤
スーツアクター:竹内康博

  • 岩下(いわした)ジュウオウイーグル

マキちゃんとの結婚資金は、お前のグッズに消えた!

指輪:センタイリング ジュウオウジャー
職業:百夜陸王被害者の会
願い:陸王への恨みを晴らす
固有能力:???
演・スーツアクター:橋渡竜馬

第11話に登場。
ダンスの自主練中だった百夜陸王を襲撃した、「百夜陸王被害者の会」を名乗る男性2人組。
嵐山長官を思わせるサングラスを掛けた肥満体で強面の男性が川島、バドを思わせる銀髪でチャラ男風の男性が岩下。
両者共に名前は劇中で語られず、オープニングクレジット及びテレビ朝日公式サイトで判明した。
ちなみに川島はエンゲージする際、体型が変わって普通の体型になる。

川島は「彼女のハルカちゃんがリクオニストになり失恋した」、岩下は「婚約者のマキちゃんが結婚資金を陸王のグッズに使い込んでしまった」事から、その遠因である陸王を一方的に恨んでいる。
……生々しい理由だが、よくよく考えれば結構な逆恨みでは?
陸王に戦いを挑むも実力は大したことはなかったようで、ゴジュウレオンの「レオンガトリングバースト」の前に敗れ、2人揃って指輪争奪戦から脱落した。
立ち去る際に岩下は「一生1人で踊ってろ! この落ちぶれアイドル!!」と捨て台詞を残している。

見ての通り、同じイーグル(ワシ)モチーフの戦士であり、後述のガオレッドと合わせると動物モチーフ戦隊繋がりとなる。
ちなみにバルイーグルは原典の『太陽戦隊サンバルカン』では途中で代替わりして2人いた為、川島はいわば3代目とも言える。
また、岩下を演じた橋渡氏は『動物戦隊ジュウオウジャー』の第16話「ジューマンをさがせ」にてゲストキャラのヒロシ役で出演していた為、何気に第13話時点で唯一の原典に出演したキャストだったりする。

  • 等々力(とどろき)凱亜(がいあ)ガオレッド

誰だと聞く前に、名乗るのが礼儀だろう?
俺はガイア・トドロキ、野獣遣いナンバーワンだ。鬼ごっこナンバーツーさん。

指輪:センタイリング ガオレンジャー
職業:さすらいの野獣遣い
願い:一本角の野獣を見つける
固有能力:一獣(いちじゅう)一奏(いっそう)
演:中村優一

第11話より登場。
時代錯誤のガンマンやカウボーイのような恰好をした「さすらいの野獣遣い」「町から町へ流れる風来坊」を名乗る男。
登場する前の回がちょうどそういった恰好のヒーローが登場していた昭和回だった事と関係あるかは不明。
元々は動物保護官であり、自分の名前も含めて外国人や帰国子女のように名前→苗字の順で読む癖がある。
ユニバース戦士としての固有能力は、特定の楽器を演奏し、それぞれに対応する動物やその能力を持つ存在を支配して操る一獣(いちじゅう)一奏(いっそう)

詳細は個別項目を参照。

  • 家守(やもり)召子(しょうこ)レッドレーサー

そして私は代々暴神家に仕える家政婦。坊ちゃまの安全を守る事が使命。

指輪:センタイリング カーレンジャー
職業:スーパー家政婦
願い:竜儀坊ちゃまを暴神家に連れ戻したい
固有能力:一時停止(ストップ)
演:松田リマ / 原口結衣(幼少期)

第13話より登場。
竜儀の実家である暴神家に仕える「スーパー家政婦」で、本編では初となる女性のユニバース戦士である。
家政婦だからcar safeという事でレッドレーサーになったのかは定かではない。
メイド服*6を身に纏った神経質で融通の利かない堅物だが、それらは全て「竜儀の身の安全を守りたい」という思いから来るもの。
少女時代に皿を割った事で怒られ、泣いていたところを竜儀に励まされた事(本人曰く「あの時坊っちゃまは、私の世界を安全にしてくれた!」)で、主従を超えて慕っている節が見られ、かつて彼がくれた花冠を押し花にして栞にしている。
一方、竜儀の方は「あの家(実家)には戻らない」と言いつつも彼女を嫌っているわけではなく、家族の一員という意味では大切な存在だと思ってはいるが、『ナンバーワン懺悔室』No.11で角乃から幼なじみなのかと聞かれた際に「そこまでの仲ではない」と答えており、特別な想いを抱いている様子はない。

ユニバース戦士としての固有能力は、ホイッスルを鳴らして道路標識型の光の壁を展開し、相手の動きを封じる一時停止(ストップ)
変身シークエンスをよく見ると、本家の変身アイテムであるアクセルチェンジャーを操作する際のハンドルを回すような動きが織り交ぜられている他、指輪の絵柄回転時や変身シークエンスの端々にエンジン音が流れる演出がされている。
戦闘では主に共通武器であるバイブレードを用いた剣術で戦うが、バイブレードを受け止められて引き抜けず、やむを得ずグリップを引っ張ってみたら電撃が発生する視聴者も知らないギミックに自分が驚くなど、
過去に登場したユニバース戦士に比べるとあまり戦いに慣れておらず、レッドレーサーのスペックも理解し切れていない様子。

実家を飛び出した竜儀を連れ戻すべくゴジュウジャーの前に現れたが、かつての姿とあまりにかけ離れた竜儀の姿にショックを受けた事や、頑なに自分の説得に応じない彼に対して心配と苛立ちを募らせた結果……


■第2シーズン(第16話~)

  • 一河(いちかわ)緒乙(おと)シンケンレッド

喧嘩は売っても媚び売らない! 魂燃やすシンケンレッド・一河緒乙!

みんなおいで〜!
天下ごめ~んのナンバーワンギャル戦隊!! 参る☆

指輪:センタイリング シンケンジャー
職業:烈火のギャル姫おとぷん
願い:ギャルマインドで楽しく生きたい
固有能力:塗装(ペイント)
演:桧山ありす / 希音(幼少期)

第20話より登場。
ギャルノーワンとの対戦時に現れた、今昔のギャルの極意を知り尽くしたカリスマ的存在のギャル
愛称は「おとぷん」で、取り巻き的なギャルを2人(演:うぬ、渡邉結衣)連れている。
そして、ゴジュウユニコーンこと一河角乃の生き別れた妹……のはずなのだが、何故か角乃の事を覚えていなかった*7
以前に大きな事故に遭い、いわゆる植物人間のような意識がない状態になってしまった際、何者かからセンタイリング シンケンレッドを託されており、それを嵌めていると意識を保てる模様。
逆を言えば指輪を外すと再び意識を失ってしまう為、肌身離さず身に着ける必要がある。

ユニバース戦士としての固有能力は、原典の『侍戦隊シンケンジャー』における「モヂカラ」に相当する能力で、ショドウフォン・筆モードで記載した文字の色から緒乙がイメージする効果を相手に与える塗装(ペイント)
変身時には原典と同じく白幕が出現し、名乗り時にフルネームを名乗るが、原典と違い黒子がいない為、取り巻き2人が代わりに白幕を用意し、和装にもならない。
またショドウフォンの代わりに銀のテガソードで文字を書いて変身するのだが、漢字の「火」ではなくひらがなの「ひ」を描く形となる。
また、他のユニバース戦士と異なり、原典における志葉薫と同じくスカートが存在する
戦闘においては先述の「塗装」の他、軽やかな動きと共にシンケンマルで次々と相手を切り伏せる戦法が持ち味だが、本家と異なり烈火大斬刀は未使用。

ギャルノーワンに苦戦するゴジュウジャー達の前に突如として現れ、5人にギャルの文化や心得をレクチャーした。
しかし、角乃だけは探し求めていた妹が自分の事を忘れていた上にギャルに成り果てていた事を受け入れられず拒絶してしまうが、最終的に今の緒乙を受け入れる事を決め、自分もギャルになって「ギャルナンバーワンバトル」に参戦。
これにより角乃との友情が芽生え、協力してギャルノーワンを撃破したのも束の間、絶対的な力の象徴として指輪を探し求めていたファイヤキャンドルに急襲され、変身アイテム一式を奪われて再び意識を失ってしまう。
さらに追い討ちをかけるように、彼女を以前誘拐した犯人である「灰色の目の男」=具島玲が突如として現れ、居合わせたゴジュウユニコーンとゴジュウウルフ、ゴジュウポーラーが駆け寄る間もなく緒乙を再度連れ去ってしまうのだった……

  • ファイヤキャンドルシンケンレッド

キャーッキャッキャッ……! 俺が! 真の…シンケンレッドだァッ!!

指輪:センタイリング シンケンジャー
職業:ブライダン特攻隊長
願い:絶対的な強い力が欲しい
固有能力:塗装(ペイント)
演:三本木大輔
スーツアクター:蔦宗正人(第21話序盤)、伊藤茂騎

本作の敵組織・ブライダンの特攻隊長。
第20話ラストで緒乙から変身アイテム一式を不意打ちのような形で奪い取り、新たにシンケンレッドとなった。
ユニバース戦士では初のテガソードと契約せずに他者から変身権を奪った人物にして、ブライダン所属という明確な悪役が変身したイレギュラーなケースである。
なお、緒乙が変身の際に「ひ」を描いていたのに対し、こちらは原典通り漢字の「火」を描いている。

詳細は個別項目を参照。

  • 鳥飼(とりがい)(しょう)レッドバスター

営業妨害だよ……お客さん?

俺の「超加速」にはついてこれない! ニワトリも、お前も!!

指輪:センタイリング ゴーバスターズ
職業:フライドチキン屋
願い:店を繫盛させたい
固有能力:超加速(ラピッド)
演:鈴木浩文

第22話に登場。
フライドチキン屋「アンドアールキッチン」の店主。
冒頭でさらなる力を狙うファイヤキャンドルの襲撃を受けるが、後述の「超加速」で回避しつつレッドバスターに変身。
その勢いのままファイヤキャンドルが変身したシンケンレッドを翻弄するが、考えなしに加速能力を見せすぎたせいで動きを見切ったシンケンレッドの一太刀を受けてあっけなく敗れ、センタイリングを奪われて指輪争奪戦から脱落した。

ユニバース戦士としての固有能力は、本家レッドバスターよろしく高速移動を行う超加速(ラピッド)
変身シークエンスをよく見ると、ゴーバスターズの初期メンバー3人がモーフィンブレスで変身する際のポージング、あるいは戦隊名乗り後に行う「バスターズ、レディー……ゴー!」の構えを意識したような演出が織り交ぜられている*8
それ以外では、原典『特命戦隊ゴーバスターズ』でも見られたサングラスを投げ捨てる場面や、本家レッドバスターこと桜田ヒロムも行っていた変身後に鼻をこするような仕草が見られた。

演じた鈴木氏は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にてキジブラザー/雉野つよしを演じており、衣装もピンクのポロシャツやサングラスなど、『ドンブラザーズ』を彷彿とさせる要素が入っている。
『ドンブラザーズ』ではおおよそヒーローらしくない振る舞いが目立ったつよしだが、鳥飼はファイヤキャンドルに果敢に挑むなど、そこそこヒーローらしい一面を見せており、その点では皮肉と言えなくもない。
ユニバース戦士では堤役の井内氏以来となる、過去の戦隊シリーズ作品のレギュラーを演じたキャストで、次回予告ではレッドバスターのみ登場していた為、鈴木氏の出演は完全なサプライズ。
さらに『ドンブラザーズ』出演時と違ってメガネを着用していなかったり、登場もオープニングが流れる前だった事から、クレジットで出演を知って驚いた視聴者も少なくなかった。
また、同話では『ゴーバスターズ』のブルーバスター/岩崎リュウジ役でお馴染みの馬場良馬氏が具島玲役で新たにレギュラー出演する事もミスリードになっていた。

東映公式サイトによれば、フライドチキン屋という設定に関して『ゴーバスターズ』のヒロムのウィークポイントがニワトリである事から、「レッドバスター→鶏→鳥」という流れで選ばれたという。
実際、超加速中にスピードについて来れないはずのものとして「ニワトリ」を挙げている。ニワトリって早いか……?
また、この意味では初の「元ネタとなる戦士と真逆の要素を持たせた事が明言された」ユニバース戦士となった。
直近の東映特撮YouTube Officialにおける『ゴーバスターズ』の配信にて、Mission48でようやく焼き鳥が問題なくなった旨が語られた為、仮にヒロムだったら間違いなくフライドチキン売りの仕事どころではなかっただろう。
願いはテレビ朝日公式サイトで明らかになったが、鈴木氏の方はというと「世界一のからあげを作る」「愛する人を見つける」で考えていたとか。

  • 晩堂(ばんどう)深也(しんや)ルパンレッド

そこまでだ。

偽りの青春を撒き散らす化け物め……!

指輪:センタイリング ルパンレンジャー
職業:慧海学園・用務員
願い:学園の平和と娘を取り戻したい
固有能力:解除(リリース)
演:高岩成二

第24話より登場。
学校法人・慧海学園に夜な夜な現れては、学園の生徒達をセンタイリング ゴーカイジャーの固有能力でレンジャーキーに変えながら誘拐しており、学園の平和を乱し、生徒を誘拐する怪盗として学園の治安維持組織「学園ポリス」に追われていた。
その正体は学園名物の元・熱血校長にして、後述する晴渡一輝の空手の師匠。
ある日現れた青春ノーワンの襲撃により学園を乗っ取られてしまい、生徒達も青春ノーワンの能力で「学園生活を謳歌しながらも、その楽しさのあまり学園から帰りたくなくなる」という「偽りの青春」に囚われていた。
なんとか逃げ延びた晩堂は用務員として学園に潜入し、夜な夜な生徒を誘拐するように見せかけて固有能力を使い、青春ノーワンの能力から解放していたのだ(彼曰く「ちっぽけな抵抗だけどね」)。

ユニバース戦士としての固有能力は、レッドダイヤルファイターのエフェクトを生み出し、「050」のナンバーコールと共に対象にかけられた洗脳を解く解除(リリース)読みが同じだが、某念能力とは無関係。
また、本家ルパンレッドこと夜野魁利を彷彿とさせる軽やかな動きを活かした戦闘スタイルが持ち味で、銀のテガソードから放つ赤い斬撃や、ルパンソード・ソードモードを駆使した白兵戦、VSチェンジャーやルパンマグナムでの銃撃もこなす。

青春ノーワンから助けた猛原禽次郎と角乃、熊手真白の3人に所持していたセンタイリングを託し、生徒を救う為に協力してくれるよう懇願した。
戦いの最中、青春ノーワンは撃破されて生徒たちが元に戻ったのも束の間、突如現れたもう1人のノーワン怪人・ド根性ノーワンの襲撃からパトレン1号=一輝を庇って変身を解除されてしまった。

実は娘の美月(演:ファン マユミ)がド根性ノーワンの素体として囚われており、学園を守ると同時に美月を取り戻す為に戦ってもいた。
ド根性ノーワンの攻撃で重症を負いながらも、ボロボロの身体を押してゴジュウジャー達が「ド根性ナンバーワンバトル」に挑んでいる間にド根性ノーワンに接近し、直接戦いを挑むもセンタイリングを弾き飛ばされてしまい、生身では全く歯が立たず。
しかしそこに弱さを乗り越えて駆けつけた一輝が合流し、彼と和解した後、共闘。


ついてこれるか? この俺に。
追いつき、並んで、超えていく!

ルパンレッド・晩堂深也。
パトレン1号・晴渡一輝!
2人で守って、掴み取る!!


その戦う決意に呼応したオルカブースター5050(ゴーゴー)の力でスーパールパンレッドにパワーアップし、必殺の「イタダキ・ド・ド・ドストライク&スーパー快盗ブースト」はド根性ノーワンに耐えられるも、ワイルドゴジュウウルフからこっそり掠めた金のテガソードで美月を救出*9してド根性ノーワンに止めを刺した。
その後は校長に復帰し、学園の平和と娘を取り戻すという願いを叶えた事で指輪を一輝と共に吠に譲渡した。

なお、原典のルパンレンジャーのメンバーは夜、パトレンジャーのメンバーは昼を連想させる文字が名前に含まれており、後述の一輝や娘の美月と同様、その法則を踏襲している。
おかげで劇中では秘められていた正体も、名前が出た段階でファンにはバレてしまっていた。
高岩氏は『仮面ライダークウガ』と『仮面ライダー響鬼』を除く全平成ライダーで主役ライダーのスーツアクターを務めた御仁として有名で、ニンジャレッドギンガレッドゴーレッドなどの歴代戦隊レッドのスーツアクターも担当し、顔出し俳優としても『ビーファイターカブト』や『仮面ライダーゴースト』『グッドモーニング、眠れる獅子』シリーズなどに出演していた。
その為か、変身ポーズ名乗りあるで占められている。

  • 晴渡(はれわたり)一輝(いっき)パトレン1号

何者であろうと……学園の平和と青春は、僕が守る。

指輪:センタイリング パトレンジャー
職業:慧海学園・生徒会長
願い:学園の平和を守りたい
固有能力:防御(シールド)
演:寺坂頼我
スーツアクター:米岡孝弘

第24話より登場。
学校法人・慧海学園の生徒会長で、学園の平和と治安を守る組織「GSPO(“G”akuen “S”eitokai “P”olice “O”rganization)」こと「学園ポリス」のリーダーも務めている。
誠実で正義感が強く、学園に現れて生徒達を誘拐するルパンレッドを目の敵にし、必ず捕まえると誓っている。
一方で前校長で自身の空手の師匠でもあった晩堂が突然校長を辞して用務員に成り下がった事に失望しており、現在は見下した態度で接している。
しかし、実は彼自身も青春ノーワンの能力「青春の輝き」を受けて手駒にされており、戦闘時には青春ノーワンと共にゴジュウジャー達と対立した。

ユニバース戦士としての固有能力は、銀のテガソードから防護盾(ライオットシールド)に似た形状のエネルギーバリアを発生させ、相手の攻撃を防ぐ防御(シールド)
戦闘スタイルも本家パトレン1号こと朝加圭一郎にも似た泥臭いもので、銀のテガソードによる斬撃の他、本家と同じくVSチェンジャーからの射撃やパトメガボー・警棒モードを利用した、どんな相手に一歩も引かない戦い方が特徴。

青春ノーワンが倒された事で正気に戻るも、突如現れたド根性ノーワンの襲撃を受け、自分を庇ったルパンレッドの正体が晩堂であった事に唖然とする。
洗脳されていた際はクールで強気な性格だったが、本来は弱気な性格で、ド根性ノーワンに殺されかけた事に加え、自分が青春ノーワンに利用されていた事を知ってからは自分を責めて戦えなくなってしまい、
勇気を振り絞って合流したド根性ナンバーワンバトルの「ジュウレン組手」でも結局戦う事を躊躇っていたが、「負け犬根性」でがむしゃらに食らいつく吠に𠮟咤激励されて遂に自分の意思で戦い、吠と共にジュウレン組手をクリアした。
そしてド根性ノーワンとの決戦では、その勇気に呼応したオルカブースター5050の力でスーパーパトレン1号にパワーアップし、必殺の「スーパースペリオルストライク*10」は耐えられてしまうも、
ならばとド根性ノーワンに掴みかかって自身ごと撃ち抜くよう吠に進言し、ド根性と「防御」の耐久力をもって自身の損傷を抑えつつ、ワイルドゴジュウウルフの「危羅(キラー)(ホエール)ショット」でド根性ノーワンに大ダメージを与える事に成功。
止めこそルパンレッドの「フィニッシュフィンガー」に譲ったものの、「ド根性ナンバーワン」に選ばれた事でユニバース戦士では常夏以来となるナンバーワンバトル勝利者となった。
そして平和を取り戻した学園でもう必要ないと吠に指輪を譲渡しつつ、生徒会長として学園の平和をこれからも守っていく事を誓うのだった。

寺坂氏は『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』にてマナカケンゴ/ウルトラマントリガーを演じており、変身シークエンスの最後の決めポーズにはトリガーに変身する際のポージングが織り交ぜられている。
第25話ではケンゴの代名詞である「スマイルスマイル」のポーズを行ったのみならず、ラストではどさくさに紛れてはっきり「スマイルスマイルですよ!」と口に出した。
また、『Dancing☆Starプリキュア』にて天弦晃雅/キュアカグラ役を演じており、「ウルトラマン」「プリキュア」「戦隊ヒーロー」の3枚抜きを達成している。

  • 設名(せつな)(あらた)バトルジャパン

勘違いは困る…。私はクオンを超え、この会社のナンバーワンになる!

……その為に、あなた方をここに呼んだのです。

指輪:センタイリング バトルフィーバーJ
職業:クオンAIコンツェルン・ナンバー2
願い:クオンを超えた世界トップのAI研究者になりたい
固有能力:休止(スリープ)
演:水石亜飛夢

クオンAIコンツェルンの開発セクション統括を務める社員で、本人曰く会社のナンバー2。
眼鏡をかけ、一見すると理知的で冷静沈着な雰囲気を漂わせているが、その本性はいずれクオンを出し抜いて会社、及び全世界ナンバーワンのAI研究者にならんとする野心家であり、その為ならあらゆる手段を講じる強欲な性格。

ユニバース戦士としての固有能力は、銀のテガソードから催眠効果のある紫色のガスを噴射し、その中にいる相手を眠らせる休止(スリープ)
また、それとは別にクオンに極秘で開発したAIブレイン搭載の強化アーマーを装着する事で、「キラーバトルジャパン」にパワーアップする事も可能。

詳細は個別項目を参照。


■その他のユニバース戦士達

  • アカニンジャー
  • ゴセイレッド
  • スペードエース
第8話の回想シーンにて登場。いずれも銀のテガソードを武器としてガリュードと戦うが、敗北して指輪争奪戦から脱落した。
なお、アカニンジャーは身代わりの術を使っていた事が描かれている。

  • 『復活のテガソード』のユニバース戦士達
映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』にて登場。
テガソードの力により、大量のセンタイリングが(脱落済みの常夏やブライダンのファイヤキャンドルとブーケを含む)大多数の一般市民の元に飛来。
一斉にエンゲージして厄災「クラディス」の残党・ペスティスが送り込んだモリス(歴代戦隊の戦闘員)軍団と戦った。
なお、映画本編のキャッチコピーである「全人類よ、戦隊になれ。」やBGMのタイトル「全戦隊レッド世界中でヒーローになる」をそのまま受け取れば、「全人類が全世界で戦隊になった」模様。
レッドの数の都合もあり、当然各地で別々の人物が同じ戦士に変身する状況が起こったと推察される。
また、その戦いの性質上、全人類がセンタイリングを奪い合うのではなく、一致協力してクラディスに対抗する事が求められた。


■センタイリングのみ登場

  • ゴジュウウルフ(センタイリング ゴジュウジャー*11
テガソードが吠に契約を勧めた際に差し出したが、吠が契約を決めるとセンタイリング ゴジュウウルフに変化し、同時にテガソードも銀から金に変わった。
なお、ユニバース大戦の回想シーンでは真白がセンタイリング ゴジュウウルフを嵌めていた他、猛原譲二(禽次郎)は吠と違ってセンタイリング ゴジュウイーグルを直接拾っている。

以下のリングの元の持ち主はアカニンジャー達同様、既に指輪争奪戦から脱落したものと思われる。

  • ブンレッド(センタイリング ブンブンジャー)
第2話の時点で陸王=ゴジュウレオンが所持していたが、第9話でガリュードに奪われた後、第25話でジュウレンジャー・ハリケンジャーの指輪共々ベアックマ50(ゴー)が横取りする形で真白の手に渡った。
『ナンバーワン懺悔室』No.1によれば「壮絶な戦いだったよ。あのタイヤ人間───ブンレッドと繰り広げた熾烈な攻防に、涙の別れ……。これを語るにはスピンオフ1本分くらいはかかるかな」とのこと。
角乃「それじゃ、永遠に語られないでしょうね」

  • オーレッド(センタイリング オーレンジャー)
第3話の時点で竜儀=ゴジュウティラノが所持している。

  • レッドホーク(センタイリング ジェットマン)
  • タイムレッド(センタイリング タイムレンジャー)
  • ボウケンレッド(センタイリング ボウケンジャー)
いずれも常夏=ドンモモタロウが所持していたが、第6話にて吠=ゴジュウウルフとの一騎打ちに敗北した後、吠に権利が譲渡された。
このうち、それぞれセンタイリング ジェットマンはレッドホークの翼を展開しての空中飛行、センタイリング タイムレンジャーは銀のテガソードから冷気のようなものを噴射して対象を圧縮冷凍する固有能力を持つ。

  • アバレッド(センタイリング アバレンジャー)
  • キョウリュウレッド(センタイリング キョウリュウジャー)
第7話の時点で往歳が所持していたが、自らが課した課題をクリアした褒美として、それぞれアバレンジャーの指輪を竜儀=ゴジュウティラノに、キョウリュウジャーの指輪を禽次郎=ゴジュウイーグルに渡した。

  • デンジレッド(センタイリング デンジマン)
  • ゴーグルレッド(センタイリング ゴーグルファイブ)
  • レッドファルコン(センタイリング ライブマン)
  • レッドターボ(センタイリング ターボレンジャー)
  • ファイブレッド(センタイリング ファイブマン)
  • ハリケンレッド(センタイリング ハリケンジャー)
  • ゲキレッド(センタイリング ゲキレンジャー)
それぞれデンジマンとゲキレンジャーは第9話、ライブマンとハリケンジャーは第14話、ゴーグルファイブとターボレンジャー、ファイブマンは第15話の時点でクオン=ガリュードが所持している。
このうち、それぞれゲキレンジャーの指輪は第19話における真白=ゴジュウポーラーとの戦いで、ハリケンジャーの指輪は第25話におけるゴジュウレオンとゴジュウティラノとの戦いで奪われた。

  • ギンガレッド(センタイリング ギンガマン)
第13話の時点でMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークが回収していたが、同話で角乃=ゴジュウユニコーンに奪われた。

  • ゴーオンレッド(センタイリング ゴーオンジャー)
  • キラメイレッド(センタイリング キラメイジャー)
第17話冒頭の時点でゴーオンジャーは角乃が、キラメイジャーは禽次郎がそれぞれ所持している。

  • レッドフラッシュ(センタイリング フラッシュマン)
  • ゴーレッド(センタイリング ゴーゴーファイブ)
第20話の時点でブーケが回収しており、テガジューンに嬉々として報告した。
その報告の後ろで気まずくなったファイヤキャンドルは、こっそりその場から逃げ出そうとしたが見逃してもらえるはずもなく、ゴジュウウルフとの決着に固執するあまり指輪の獲得実績がない事を咎められるのだった。
ファイヤキャンドルがセンタイリング シンケンレッドを入手した後はブーケが召喚用のアイテムを所持していない事もあってか、いずれの指輪もファイヤキャンドルが借りる形で使用している。
最終的に第23話で邪道シンケンレッドと化したファイヤキャンドルがテガソードアカツキとの巨大戦に敗北した事に伴い、シンケンジャー・ゴーバスターズの指輪と共に吠が入手する形になった。
このうち、センタイリング フラッシュマンは使用者を「超新星」の肩書きに相応しい赤い火球に変身させる固有能力を持つ。

  • ゴーカイレッド(センタイリング ゴーカイジャー)
  • レッドワン(センタイリング バイオマン)
  • メガレッド(センタイリング メガレンジャー)
第24話の時点で晩堂が所持していたが、それぞれゴーカイジャーは真白に、バイオマンは禽次郎に、メガレンジャーは角乃に託された。
このうち、センタイリング ゴーカイジャーは相手をレンジャーキーに変換する固有能力を持つ*12

  • トッキュウ1号(センタイリング トッキュウジャー)
第25話の時点で真白が所持しているが、他のユニバース指輪と違ってポーラーリング(俺様リング)に変えられていない。

  • アカレンジャー(センタイリング ゴレンジャー)
映画『復活のテガソード』の時点で吠が所持している。
映画公開後のTV本編第26話で入手経緯が描かれたが、なんと『ゴジュウジャー』の世界の東映の倉庫に保管されており、ゴジュウウルフの強さに感銘を受けた関本カズプロデューサーにより、彼に託された事が明らかになった。
なお、ユニバース戦士としての登場ではなかったが、関本を演じた関智一氏はオリジナルキャストの誠直也氏が出演しない一部作品でアカレンジャー役を代役で複数回演じており、ある意味本人からの継承とも言えなくもない。
また、対峙したネームドの金アーイー・ハッテサ・ブロウはこの指輪を見て「おお…! それは記念すべき『スーパー戦隊シリーズ』の第1作、『秘密戦隊ゴレンジャー』の指輪ァ~~~ッ!?」と言っていたが、この作品はスーパー戦隊が実在していた世界の話なので明らかにおかしい。
現実のスーパー戦隊の活躍を参考にした再現ドラマのような番組があるのだろうか?
なお、仮面ライダーシリーズはフィクション作品として放映されている模様。

  • マジレッド(センタイリング マジレンジャー)
  • ゼンカイザー(センタイリング ゼンカイジャー)
第29話の時点で玲が所持していたが、厄災の指輪の能力を見せる目的で、陸王と真白の眼前で厄災の指輪に吸収された。
また、ゼンカイザーはフォームチェンジのような要領でゼンカイザーブラックにも変身できる。
なお、ゼンカイザーブラックはゼンカイザーの派生形態ではなく「パラレルワールドの瓜二つの別人」なのだが、スーパー戦隊オフィシャルXでは「(色落ちした…)」と投稿された上に、出演作として本来の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ではなく『ゼンカイジャー』の方が紹介されていた。

  • 厄災の指輪
玲が所持しているリング。
外見は他のユニバース指輪と変わらないが、戦隊メンバーを象徴する具象が描かれておらず、空白になっているという違いがある。
その正体はかつてクラディスが彼に授けた特殊な指輪であり、他のセンタイリングを取り込む事により、『復活のテガソード』のユニバース戦士達と同じくテガソード無しで指輪単体での変身や能力の行使が可能。
加えて別のセンタイリングに描かれた戦士にも瞬時に変身したり、果ては色違いとはいえ劇中で初めてレッド以外のユニバース戦士(ゼンカイザーブラック)に変身できたりと、全てがイレギュラーな存在である。
なおチートな機能故の制約か、使用には時間制限があるらしいが、これが指輪そのものの制約なのか、玲自身の肉体の問題なのかは現時点では不明。


◎余談◎

  • ユニバース戦士が歴代のいわゆる「レジェンド戦隊/センパイジャー」本人ではなく、キャラの癖も戦闘スタイルも原典に比べて大幅に異なる点は松浦大悟チーフプロデューサーの意向。
    原典の設定のまま本人が出てくればたしかに往年のファンは楽しめるが、それでは本作が戦隊初視聴の人や過去作品を観ていない最近のファンが置いてけぼりになって内輪ネタ化してしまう事を危惧し、あくまでゴジュウジャーの対等なライバル、そして今を生きるキャラクターとして描く目的でスターシステム方式の別人とした経緯がある。
    故に製作サイドでも本作以前の過去戦隊は「レジェンド」呼びではなく、「ユニバース戦士」呼びを徹底しているとのこと。実際、ユニバース戦士の長所に「過去作の予習が必要ない」点が挙げられている。

  • 堤に常夏、凱亜、召子など特撮出演経験者が演じていた事もあってか「過去にスーパー戦隊、または他番組にて変身ヒーローの出演経験のある俳優が演じる」と思われていたが、往歳役の上田氏や緒乙役の桧山氏の例を見れば分かる通り、実際はその縛りで選んでいるというわけではない。
    東映公式によれば「『ゴジュウジャー』のスタッフには光の国愛好者が多く、各エピソードの監督がその役者のファンであるから」だという。
    また真面目な事を言うと、特撮関係の出演者は横繋がりが強く、オファーしやすいという面もある。
    なお発言から察するに、今後も光の国から登場の予定がある事が示唆されている……と言っていたら本当に一輝役の寺坂氏によって早速フラグが回収された*13

  • YouTubeの「ゴジュウジャーちゃんねる【スーパー戦隊シリーズ公式】」では、ユニバース戦士がストーリーに絡んでくる際に、ユニバース戦士の紹介的な意味合いでそのユニバース戦士の元ネタとなる作品の本編エピソードのうち、何話かが傑作選的に期間限定で配信されており、本編開始前にゴジュウジャーのメンバーが配信される戦隊の簡易的な紹介を行うと共に、その戦隊のレッドとの寸劇(?)を行っている。
    対応する戦隊レッドは大人の事情からか一切台詞を発しないが、その挙動から中身はユニバース戦士ではなく元ネタとなる戦隊の変身者本人と思われる。

  • アニメイトタイムズに掲載されたバンダイトイ事業部・木村覚志氏と松浦Pのスペシャル対談によれば、銀のテガソード(テガソード UNI.ver.)は元々商品化する予定はなく、仮に商品化したとしてもコアファンに向けたプレミアムバンダイ限定アイテムになるはずだった事が明かされた。
    しかし、バンダイ側の想定以上にユニバース戦士達のキャラクター人気が高かった事と、同社の営業チームから「ぜひ、一般販売したいです!」という熱い後押しがあった事で一般販売に踏み切ったという。


追記・修正は銀のテガソードに認められてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\エンゲージ!/

最終更新:2025年09月20日 13:19

*1 まず玩具版で判明し、後に本編でも登場。

*2 明言されていないので諸説あるが、『ドンブラザーズ』版の介人がブラックの扱いだった事や、『機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!』の存在を考えても、色としてはゼンカイホワイトに相当すると解釈される。

*3 「○○」には、センタイリングに描かれた戦隊名が入る。

*4 ちなみに第7話は往歳が初登場し、スーパー戦隊やユニバース大戦、指輪争奪戦などについて解説する回だった。

*5 第1話ではオープニングがなかった為に本編前に出演者の情報が分からず、メガネをかけて雰囲気も違っていた為、変身前にメガネを外す段階で驚いた視聴者が多かった。

*6 昨今流行りの「萌え属性」としての要素はなく、装飾も露出もほとんどないクラシカルなもので、スカートではなくロング丈のパンツを着用している。

*7 緒乙の首筋には三角形のホクロがあり、それを確認して本人と判断した。

*8 その関係上、クラップする場面では最後の2回のみファイヤキャンドルと同じく手の甲側で行う(俗に言う「裏拍手」)形になる。

*9 なお、音声は「フィニッシュフィンガー!」のみ。

*10 本家『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』#51(最終回)と異なり、スーパールパンエックスと同様の光弾バージョン。

*11 玩具版では「センタイリング ゴジュウジャー キャンペーンver.」名義。S.H.Figuarts ゴジュウウルフ(初回限定センタイリング付属版)に付属する「センタイリング ゴジュウジャー ゴジュウウルフver.」も同デザイン。

*12 それぞれ一般人は銀一色、指輪の戦士は所有する変身用のセンタイリングに応じた戦士のものに変化する。

*13 ちなみに、その回には寺坂氏と『トリガー』で共演していた水野直氏もネームドの金アーイー・チャン・バラバ役で出演している。