・「道化」ピエロ
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「絶対的安寧、それは女皇の恩賜であり、女皇の慈悲。」
CV:間宮康弘
順位無し。筆頭の地位にあるが第一位ではなく、おそらく現在は執行官を兼任していない模様。
最初の執行官にして現統括官。
執行官ひいてはファデュイそのものを統率する地位にある壮年男性。一人称は我輩。
かつてスカラマシュを組織に引き入れた張本人でもある。未確定だがシニョーラ及びドットーレも彼に直接勧誘されたものと思われる。
厳かな風格の持ち主であり、PVでは執行官達も彼が登場した後は口を慎んでいた。
重要な局面以外ではあまり表には出てこないらしい。
その正体は…?
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ver3.3にて旅人の片割れ(プレイヤーが主人公に選ばなかった方)は500年前のカーンルイアに現れたこと、そしてその現れた理由は「天空が召喚に応じたから」であったことが判明。
ピエロはその当時のカーンルイアの宮廷魔術師であったという。
また、テイワットの星空が「偽りの空」であることを知っている数少ない人物の一人である模様。
カーンルイアといえばアビス教団と密接な関係にある国であるが果たして…?
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・「隊長」カピターノ
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「お前の計画が滞っているなら、俺がナタのために新たな「ルール」を作ろう。」
CV:
成田剣
第一位。軍帽とそのまま繋がっているような構造の仮面で顔を全て隠したガタイの良い男性。
タルタリヤが新兵だった頃から今の地位に就いており、その戦いぶりはあまりに勇猛だったという。
また、西風騎士団と偶然遭遇したことが語られており、ミカのキャラストーリーによると何気ない一撃でさえ自分には受け流すこともできないだろうと思わせる重圧を放っていた。
また、その際交渉に出たファルカ大団長からは、生身の人間でありながら神々へ挑むことを恐れていない、鋼鉄のような男と評される。
この遭遇時はナタに向かう任務を命じられていたとのことで、大方の予想通りナタ編のPVで姿を現した。
外套を脱いだら意外と細マッチョであった
剛直で硬骨・公正で果敢・功績が豊富…などなど組織内での評判も良いようで、シニョーラよりカピターノの下で働きたいと愚痴をこぼす構成員もいるほど。
PVではそんなシニョーラの殉職に対しても「彼女の犠牲は惜しい」と、ある種の良識がうかがえる反応をしている。
総じて他の執行官らと比べて(今のところは)かなりまとも寄りな人物である描写が多いが、カピターノほどの実力者が「絶対的な公正」であることの危険性を指摘する者もいる。
その正体は⋯
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正体はカーンルイアの遺民であり、500年前にアビスの脅威にさらされながら国を逃れた。そのため旅人の兄/妹の事も知っている。
神々による不死の呪いによって今日まで生き続けてはいるが、仮面の下の顔はもう違うものとなっている。
当時のナタ人に恩があり、炎神のやり方では犠牲が増えると考え自らの手段で解決しようとした。その後炎神らと協力し共にナタを救おうとしている。
アビスとの全面戦争の時にも部下を率いてナタのための尽力し、ナタの民からはその高潔さに深く敬意を抱かれている。
傀儡の手の者がナタ内で騒動を起こした際にも「隊長の部下があのような事をするはずがない」と言われるほど。
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そして⋯
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かつて炎神は「死の執政」と契約し、その力を借りる代わりに命を捧げる契約をした。その履行によって現炎神が死の執政によって殺される直前、隊長が現れ待ったをかけた。
彼は代わりに自らが死の代償を払うと提案し、代わりに自らが取り込んだ戦死者の魂を地脈に受け入れるよう言った。
死の執政はそれを受け入れたが、彼は不死の呪いで死ねないため、死の執政にどちらかを諦めるよう迫った。死の執政は死を諦め、代わりに隊長の体だけを生かし魂を取り込んだ。隊長は肉体だけが生きているものの抜け殻となり、死の執政は永遠の命を手に入れた。
執行官では今のところ唯一協力的かつ穏便派で実装を望む声もあるが、「淑女」同様にゲーム内モデルがプレイアブルキャラと異なる体格であること、また実質的に死亡していることから実装は難しいのではという意見もある。
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・「博士」ドットーレ
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「神の叡智は理性では理解できないほどの神聖な知識。神の眼差しを征服した彼は、新たな一歩を踏み出す。」
CV:
関俊彦
第二位。肩書き通り、高い技術力と知識を持つ。
元はスメールの教令院に属していたが追放された過去を持ち、実際教令院を探索するとかつて彼が書いたと思しきメモが見つかったりもする。
遺跡守衛を始めとする過去のオーパーツの研究や非人道的な人体実験も行う絵に描いたようなマッドサイエンティストであり、おそらくは「邪眼」の開発にも関わっている。さらに雷神が製作した人形の力の封印を解き、研究の見返りとして本来以上の力を与えた。
組織への技術面での貢献度は相当なものであるが、それでいて単純な武力のみでも第二位に就ける実力者であるという。
ゲームへの本格登場はスメール編であり、強キャラ感溢れる登場ムービーは必見。
それ以前では、璃月を舞台とするタルタリヤの伝説任務にて彼が破棄して放置されたままになっている研究施設跡が登場する。
また、(キャラデザは異なっているが)前日譚漫画にも登場しており、ディルックやコレイなどのプレイアブルキャラとの因縁も示唆されている。
なお、活動するにあたって様々な肉体年齢の「断片」を持つらしく、登場しているのが本当の意味でドットーレ本人と言えるのかは判断の難しいところ。
スメール編の個体にはカットインの際に「omega build」という名前が小さく付けられている。
その真実は…?
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ナヒーダとの対話で本人が明かしたところによると、様々な肉体年齢の義体(曰く「断片」)を作った目的は、端的に言えば実験において欠かせぬ手順である観察をより多角的なものにするためとのこと。しかしながら異なる視点を求めたがゆえに断片同士の仲が良好というわけでもないようだ。
スメール編終盤では、帰還命令に対して断片の一つをスネージナヤに帰還させた上で別の断片でナヒーダの元へ交渉に現れ、旅人の不意を突いてみせた。
しかしながら知識のためといえど生命倫理もへったくれもないこの行為は知恵の神たるナヒーダも見過ごせるものではなく、スカラマシュから回収した雷の神の心を渡す代わりにこの場に来ている一人以外の全ての断片を破壊することが交換条件としてナヒーダから提示される。
自らを「全ての断片の中で最も利己的」と称し、他の断片を疎ましく思っていたそのドットーレは条件を呑み、現在は交渉に応じた一人しか断片が残っていない状態となっている。
破壊される様々な年代の断片達が「最も利己的な断片」へ次々と恨み言を吐く一幕は奇妙かつどこかシュールでもあるインパクト抜群の名(迷?)シーンと名高い。ゼッタイニコウカイスルヨ!
なお、本人の口ぶりからして、莫大な手間こそかかるものの断片の再生産が封じられたわけではないようで「いずれより良い視点が見つかるだろう」とのこと。
そして特筆すべきはこの一個体だけでも神であるナヒーダを上回り、旅人の助太刀無しでは交渉に応じるしかない状態にできるほどの武力を持っていることだろう。
ナヒーダもそのことは認めており、三位以上の執行官は神に匹敵する力を持っているという。(どの神が基準なのかは不明)
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・「少女」コロンビーナ
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CV:
Lynn
第三位。(タルタリヤのボイスで判明)
戦闘狂のタルタリヤをして「あまり戦う気が起きない」「なぜ第三位にいるのか分からない」と評され、PVでも一人微笑みながら棺に寄りかかっているなど、ただでさえ謎めいた者が多い執行官達の中でもとりわけ底知れないオーラを持つ女性。
ナド・クライの予告PVに登場した際には、すでにファデュイを脱退し追われの身となっていた。
その正体は…?
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ナド・クライで信仰される「月の神」の代替わりで、「霜月」の神として500年前に生まれた。
当初は信仰を受けていたが、その要求に応えきれなくなった彼女は居場所を求めてファデュイとなった。
しかし彼らはただ月神の力を利用したいだけであり、それに気づいた彼女は脱走しヒーシ島に身を隠した。
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・「召使」アルレッキーノ
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CV:森なな子
第四位。孤児をファデュイ構成員へ育て上げる孤児院「壁炉の家」の院長を務める美女。
その容姿ゆえPVにしか出ていなかった頃から早くもファンアートがたくさん描かれていた
彼女だけでなく、それ以前の「召使」前任者達も孤児院の院長であったようだ。
シニョーラの死を偲ぶ発言や、葬儀の場でも政の話をするプルチネッラとパンタローネに対し苦言を呈するなど、台詞を聞く限りでは子供思いかつ情に厚い性格であるようだが、
その一方でタルタリヤ曰く「彼女の目には狂気しかない」「利益のためなら躊躇なく女皇にも刃を向ける」、スカラマシュ曰く「道徳家気取りの偽善者」「彼女の狂った一面を見た者は、もうほとんど…」とのことで、本当に言動通りの人物像なのかは疑いの余地がある。
孤児院出身のNPCは死地に送り込まれていたり各国で破壊活動に勤しんでいたりもするが、一方でそれらの一部は先代以前の「召使」の意向であったことも示唆されており、当代である彼女の人格の詳細は現状測りがたい。
フォンテーヌ実装前のPVでは大きく取り上げられており、まるでフォンテーヌの事件の裏で脚本家・あるいは演出家の如き黒幕として動いているかのような描写のためフォンテーヌ編での活躍
と週ボス登板が期待されていた。
その後本人の実装に伴い、期待通りフォンテーヌ2体目の週ボスとしての実装が相成った。
週ボスは魔神任務もしくは伝説任務でお試し気味にシナリオ上の戦闘があるが、彼女は後者、つまり自身の伝説任務である。
その真意は…?
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Ver.4.1の魔神任務から本格的に活躍。案の定水神フリーナの神の心を狙い暗躍していたのだが、
襲撃時にフリーナは神の心を持っていない、どころか(氷神に仕える者として感じる)神としての気配も感じられないことに気づく。
ではヌヴィレットこそが真の水神なのでは?と考察するも彼も彼で神としては何か欠けていると考え、真相の在り処を掴みかねていた。
本編においてはタルタリヤが有罪判決を受けてメロピデ要塞に収監された事で活動を開始。
その裏では部下であるリネら「子供たち」を派遣して要塞を調査させようとしていた模様。
ただしこうした活動はどちらかといえば出身地であるフォンテーヌを予言の災厄から救おうという純粋な郷土愛であったらしく、
不審な立ち回りこそ見せるものの一貫して敵対行動を見せず旅人にも友好的に情報提供すら行う程であった。
それどころか終盤の原始胎海による災害発生時には自身の部隊をナヴィアの「棘薔薇の会」と連携させ人命救助に応ってさえいる。
そんなわけでこれまでに聞き及んだ評価と掠りもしない「言動通りな」好人物的な出番に終始した事で旅人たちをますます困惑させることに。
もっとも今回の件に関する謝礼の証としてちゃっかり水神の心を手に入れてはいる。(当のヌヴィレットはこれからのフォンテーヌには不要と判断したので、半ば厄介払いに近い形の譲渡ではある)
実際当初はフリーナを襲っていた事も考えれば「任務に関わらず」「利害が一致していれば」今回のように話が通じるというだけなのかもしれない……。
その後本人の伝説任務にてその壮絶な過去と真意が明らかになる。そこで「ペルヴェーレ」という本名も明らかとなった。
嘗ては彼女もまた孤児院・壁炉の家に属する孤児であったが、己の身に降り掛かった呪いから周囲を遠ざけ孤立する無感情な少女だった。
しかしながら実力は折り紙つきであり、当時の院長……すなわち先代「召使」クルセビナに目をかけられ孤児院の「王」を確実視されていた。
もっとも当時の孤児院の方針は残酷かつ熾烈そのもので、最後には孤児同士を殺し合わせ生き残った者を王にするという物であったが。
「スネージナヤの夜空には虹色のオーロラが出るんだって……大きくなったら一緒に見よう」
そんな最中出会った同じ孤児の少女「クリーヴ」はペルヴェーレにも明るく親しげに接し、無感情だったペルヴェーレに気づけば「友情」を感じさせる程の絆を築いていた。
だがクリーヴはよりによってクルセビナの実娘でありながら彼女の期待した出来ではなく、脱走も企てたため見せしめも兼ねた厳しい折檻を与えられる。
何度か脱走を計画したクリーヴも最後にはとうとう心が折れ、王を決めるための殺し合いで親友であるペルヴェーレの手にかかる事を望み命を落とす。
親友を殺し、約束を潰してしまった事から初めて憤怒の感情が湧き上がったペルヴェーレはクルセビナを討つ事を決意。
1年の期間を経て「お母様」であるクルセビナを襲撃、窮地に追い込まれるも己の力を覚醒させついに討ち果たす。
執行官を殺害したことで当然ながら後に投獄される事になったものの、氷の女皇と道化がそれに目をつけ恩赦を与え、これによりペルヴェーレは「アルレッキーノ」という名前と共に「召使」の座を引き継ぐ事になった。
以降は方針を一転、孤児たちを第一に尊重し厳しい任務と規則を与えながらも「家族」としての情を欠かさない。
子供達が任務にしくじり死に追いやられた事を知ると、黒幕が悪徳貴族であったこともあって即座に報復へ向かい、本人さえ望むのなら(機密保持のためファデュイであった記憶を消す措置こそあるが)一般社会に解放する事もある。
これは家族としての情もあるが、危険かつ邪道な任務への恐怖や抵抗感が何より自分たちの弱みとなるという合理的な考えに拠るものでもある。
女性でありながら「お父様」と名乗るのも憎き仇の称号をなぞりつつも彼女とは違うことを示し、その時からの体制の変化も意味していると思われる。
……と、様々な謎が解消されると共にアルレッキーノは「ファデュイとしては冷酷だが誠実であり、家族へかける情は確か」という人物と判明した。
上述のタルタリヤ達から聞ける酷評も結果的に「親殺しの簒奪者」となった風評のみが独り歩きした事によるもので、「都合が良い事もある」と否定も求めていない。
なおタルタリヤに関しては後に彼女の人となりを理解する場面があり、偏見を持っていた事を謝罪して敬意を払っている。
リネたちは人生の窮地から救って貰った事もありアルレッキーノに深く感謝し忠誠を誓っている。
アルレッキーノもまたリネの家族愛を評価しており、ゆくゆくは彼が「王」を継承する事で孤児院が本当の家族になることを期待している模様。
旅人とは現在実力を大きく離しているが、本気の一端を見せる気にさせただけありこちらにも期待をかけているようだ。
リネたち孤児とも仲が良く何度も彼らを助けている事も評価しており、ファデュイとしての立場は崩さぬものの今後も友好的な関係である事を望んでいる節がある。
身内であるファデュイでは真摯な家族愛を持つタルタリヤにも目をかけている。
一方で合理主義で「捨て駒」として孤児院の子供達をちらつかせた雄鶏、そもそも先代の頃から子供たちを実験にかけその取引を持ちかけていた博士は嫌っている。特に後者には殺意さえ抱いている。
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・「雄鶏」プルチネッラ
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「今日集まったのは我らが同胞を追悼するためじゃ。この犠牲は全国民にとって半日手を止めてでも記憶に刻む価値がある。」
CV:
チョー
第五位。(タルタリヤのキャラストーリーで判明。)
国内のとある都市の市長。小柄な体躯に鳥の嘴のような大きな鼻が特徴の老人。
執行官の中でも古参にあたり、PVではピエロが現れるまで葬儀の進行を務めていた。
タルタリヤをファデュイに引き入れた人物でもあり、その際に交わした条件に従いタルタリヤの家族も気にかけているなど親族のそれに近い立ち位置での親交があるというが、散兵いわくそれはタルタリヤの人質を握るための行動に過ぎないらしく、どこまでが温情でどこまでが打算なのかは不明である。
執行官の中では義理を通す部類の人物のようだが、彼に切り捨てられた元部下も登場しているなど、組織の利のためならばやはり冷徹な判断を下すようだ。
・「散兵」スカラマシュ
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「あらら、こんな「些細な事」で怒っちゃったの?まさか、こんな情けなくて、小胆なへなちょこだったなんてね。」
CV:
柿原徹也
第六位。大きな編笠が目を引く、和風の装いの美少年。外見の通り稲妻とは深い因縁がある。
実力は確かだが性格に難があり、順位が下の執行官らを見下す発言が見られるほか、部下から不満や陰口が漏れることも少なくない。怯える人間を好むため理不尽に部下を殴ったり、同僚にも皮肉を言って喧嘩になる場面もある。
劇中でも罠に嵌まり昏倒した旅人を嘲笑するシーンが良くも悪くも印象的。
果ては公式チャンネルの声優インタビューでもクソガキ呼ばわりされる有様である
ただ、そんな歪んだ性格になるまでには複雑な経緯がある模様。
稲妻編の後失踪したとされタルタリヤが行方を追っていたが、ドットーレとカピターノの台詞から察するに、完全に手を切ったわけでもない模様。
その正体は……?
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その正体は、雷神バアルゼブルこと雷電影が自身の代行として生み出した人形、雷電将軍のプロトタイプ。つまるところ雷電将軍の兄弟であり影のことも母と呼んでいる。
涙を零した様子を見た影は、彼は器としても人としても脆いと判断し失敗と判断した。
しかし影は彼を殺すことができず、代わりにたたら砂に「借景ノ館」を建ててそこで眠らせた。
本来ならここで永遠に眠るはずだったが、”未知なるエラー”によって目覚め、生きたままこの館に閉じ込められた
後に桂木という刀鍛治に発見され、「傾奇者」という名でたたら砂で過ごし丹羽などの友人を作る。
しかしその後、フォンテーヌから持ち込まれた技術により、たたら砂の製鉄所で毒ガスなどの汚染が発生。
天守閣に助けを求めた人間が誰も帰ってこないため、特別な身分の彼が天守閣に向かうことになる。しかしすでに“雷電将軍”は人形になっており、彼との面会を拒否した。
たたら砂に戻った彼は自ら炉心の汚染を取り除いたが、同時に丹羽が失踪。浄化装置には丹羽の部下の心臓が組み込まれており、それを知った傾奇者は怒りながらたたら砂を去った。
その後はとある子供と共に過ごし絆を育む。
しかしその子は病弱であり、友人であった傾奇者を置いて先立ってしまう。
絶望した彼はその後人と深く関わることなく、「道化」が彼をファデュイに誘うまで各地を放浪した。
本人は上の経緯を、自身が神でも人でもないために「三度裏切られた」と語り、最終的には「道化」の勧誘によりファデュイに加入した。稲妻の五つの鍛治の流派を天目家と楓原家以外全て滅ぼした上で「国崩」と名乗るなど、長年稲妻で暗躍していた。
当初は全てを滅ぼすつもりだったが、丹羽の血を継ぐ当代当主の顔を見ると攻撃を辞め、以降計画も中断した。
楓原家の人間は生かされたものの身を守るために家業を諦め衰退した。多くの職人がスネージナヤに逃亡し、監督不行き届きとして責任を問われた神里家も大きなダメージを受けるなど、現代にも繋がる影響を与えている。
この間も『博士』により様々な実験を施されており、彼からは「最もタフな被験体」と称されている。また、『道化』により「アビス」へ向かう任務を命じられたこともあるという。
本編にて八重神子との取引で雷の神の心を入手した後は「失踪」したとされ、稲妻に執行官を派遣して捜索が行われた。
しかし裏では引き続きドットーレの実験を受けており、スメール編では彼が教令院の賢者らと作り上げた機械の巨体と融合し神の心の器としての本領を発揮する。
しかしながら人格にはかなり影響が出ており、神となったことで悪い方向に達観して過去の自分をも見下すようになった上に、旅人が違和感を覚えるほどに尊大かつどこかハイな口調になっている。
本来であればここへさらに神の缶詰知識を注入して新たなスメールの神として完成する予定だったが、その前に旅人&ナヒーダが現れたため戦闘を開始する。
圧倒的な力で旅人を蹴散らし、草の神の心にも手をかけたものの、実は花神誕祭の意趣返しとしてナヒーダによって夢の中に引き込まれた上で戦わされており、現実では何も起こっていなかった。
ナヒーダが夢の中での敗北168回分の戦闘経験を旅人に与え、さらに同じものをスメールの民全員にも共有して対抗策を考えるよう助力を求めた。
皮肉にもアーカーシャ本来の用途である知識の集約により力の差を詰められ、遂に敗北。
ナヒーダに雷の神の心を抜かれて意識を失い、身柄を確保された。
ここで戦う巨大ロボ「正機の神」はウィークリーボスとなる。本編同様に直接攻撃ではダメージを与えられず、先にアーカーシャでダウンさせる必要がある。
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さらに…?
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なんと「 放浪者」としてプレイアブル実装されることが発表。
一度はスメールの新たな神として完成しかけたことから世界樹に潜る能力を残しており、旅人の片割れの情報を探すためナヒーダの手伝いをさせられていた。
しかしその最中に世界樹から自分の過去の情報を閲覧し、たたら砂を汚染した技術者の正体がドットーレであったこと・丹羽は失踪したのではなくドットーレの動向を嗅ぎつけたために口封じで殺されていたこと・使わされた心臓は丹羽の部下ではなく丹羽自身のものであったことを知る。
ファデュイに入る前からドットーレの掌の上で踊らされていたことを知り、自分のやってきたことの意義が根幹から崩れたスカラマシュは、マハールッカデヴァータがクラクサナリデビにそうさせたように自分の情報を世界樹から消して自殺同然の形で自らの存在を歴史から抹消した。(実際にプレイアブルキャラのボイスからも彼に関するものはほぼ全て消え、とあるファデュイNPCに「第六位は何百年も空席」という旨のセリフが追加される。)
しかしながらあくまで歴史(≒後世に残る情報)の改変であり、知る者がいなくなっただけで過去も存在も消えることはない。
スカラマシュとしての歴史を消した彼は記憶を失った放浪者となり、歴史改変の影響を受けない旅人がそれを発見した時には、スメールの果物屋で働く礼儀正しい青年となっていた。
誰だお前!?と言いたくもなるが、これが歪まなかった場合の彼本来の性格なのであろう。
一方ナヒーダは万が一のバックアップとして、スカラマシュの半生を動物の群像劇に例えた御伽話として記録することで、歴史改変が起こっても完全には消されないようにしており、旅人の報告によりそれを見たナヒーダも事態を把握。
放浪者となっていた彼を連れて来させ、自らの過去を知りたい放浪者本人の希望もあって、夢境の中でスカラマシュの人生を放浪者の「前生」として体験させる。
全て見た上で記憶を取り戻すことを決断した放浪者は幾百年の記憶を取り込んだ。膨大な記憶を取り込むのに時間がかかっている中、この国の脅威となった過去の彼が夢境に現れる。
彼を守りながらの戦いで旅人も太刀打ちできずピンチに陥ったが、ある人影が彼らを守った。それは記憶を取り戻した放浪者であり、その瞬間に風の神の目が降り注いだ。
目の前にいる過去の自分に
死ね
と強烈な罵声を浴びせ、一言で記憶が戻ったことを悟らせた。
真の意味で同一人物と言っていいのかは難しいところだが、元通りの性格ながら散兵でも傾奇者でも国崩でもなくなった彼はナヒーダの説得もあり再出発を決意。人生で初めての贈り物として旅人から新たな名前を貰い、別行動を取りつつも打倒ファデュイのため行動を開始した。
その後はなんとイベントではナヒーダに呼び出され、笠っちという珍妙な偽名を貰いつつ憎まれ口を叩きながらもスメールで起きた事件の裏を調査するなどしているようだ。
なお全ての元凶たるドットーレに対しては当然ながら激しく憎悪を募らせており、ナヒーダとの交渉で断片を全て消去されたことを知ると「一つ一つ潰す楽しみが減って残念」とすら言う。ナド・クライではドットーレと期を同じくして再登場し、「古い借りを清算」する予定だそう。
もちろんガチャで引ければテイワットを共に冒険することもでき、好感度ボイスでは他の執行官に対する彼の辛口気味なコメントも見ることができる。
また、放浪者の命名権は本当にプレイヤーに委ねられ、多少の制限はあるが自由に決めることができる。案の定一部では大喜利状態になっている
その制限についても、名前を拒否する台詞のパターンが豊富であり、作り込みがうかがえると評判。
余談だが、曲中にScaramouch(スカラマシュ)、Thunderbolt(雷霆)、Beelzebub(ベルゼバブ≒バアルゼブル)などの名詞が登場することから、彼のキャラクター造形は、楽曲「ボヘミアン・ラプソディー」を参考にしているのではという考察がある。
ちなみにこの曲のラストは「Anyway the wind blows(どうせ風は吹く)」であり、彼が得た神の目の元素とも対応している。
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・「傀儡」サンドローネ
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「⋯星と深淵を目指せ。ファデュイの領域——ナド・クライへようこそ」
CV:本多真梨子
第七位。(放浪者のボイスで判明)
礼服を着た遺跡守衛のような姿の巨漢と、その手の上に座る金髪の美少女。
自分の実験にしか興味が無いらしく、スカラマシュ曰く「極めて酷い」性格であるとか。どっちもどっち
実際に同僚との付き合いもあまり良くないらしく、言い合いになっていた同僚達を「実に滑稽」と評したほか、会ったことのあるタルタリヤは殺したそうな目で見られたという。
肩書きからして少なくともどちらかが操り人形なのだろうが、周囲からの三人称は基本的に「彼女」であるため、遺跡守衛風の巨漢が実は女の子とかで無い限りは作中世界では少女の方が本体と思われているようだ。
会話の際も少女の方が発声しているほか、執行官らが黙祷を捧げるシーンではどちらも頭を下げている。しかしよく見ると少女の方は黙祷の際も目を開けたままであり…?
その正体は…?
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ver4.2まで3バージョンに渡って展開された「水仙十字院」に関する世界任務、および4.2の「問題メリュジーヌと解決ロボ」で彼女の正体に関する片鱗が垣間見えている。
その正体はおそらく水仙十字院出身の孤児だった「マリアン=ギヨタン」。ただし彼女は500年前のエリナス討伐戦で死亡している事が判明している。
それを踏まえると同じ出身かつマリアンの兄「アラン=ギヨタン」が本体であり、後ろの巨漢が本体という可能性が高まっている。
アランは機械技術に長けた人物でマシーナリーの発案者であったことも拍車をかける。
真意は不明だが、死んだ妹を機械人形として復活させるためにファデュイに渡って研究を続けている……のかもしれない。
なお彼が傀儡であれば呑星の鯨を呼び、結果的にフォンテーヌの危機の原因となったタルタリヤを憎む理由にも説明がつく。本人からすればとばっちりもいいとこだが
あとコミュニケーションは少女の方が取っている事は確かなので、アランが本体とすれば妹の身体で演じていることになる
「解決ロボ」の任務では裏で暗躍していたファデュイと関係があったようだが、しかしむしろそのファデュイが解決ロボこと思考する機械であるカーブに危害を及ぼした事に怒りを見せているらしく、逃亡したファデュイ兵を捉え「制裁」を加えた模様。明言はされていないもののこちらも傀儡のことと見てほぼ間違いない。
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・「淑女」シニョーラ
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「お望み通り、執行官の優雅さと権能を見せてあげるわ。」
CV:庄子裕衣
第八位。劇中最初に登場した執行官であり、モンド編・璃月編と二度にわたって神の心を入手してみせ、行く先々で旅人をこれでもかと挑発してくる、物語前半のメインヴィランと言っていい人物。
モンド出身であり、風神に対しては個人的な恨みもある模様。また「魔女」と呼ばれることを極端に嫌がるなど、その過去は複雑なものがあるようだ。
稲妻でも策を巡らせて国力が下がるように誘導していたが、企みを見抜いた旅人が御前試合(決闘)の制度を利用して挑んできたことで遂に直接対決になり、激闘の末敗北を喫する。
敗北してなおスネージナヤの存在を盾に抵抗したが、御前試合の敗者として雷電将軍の手で消滅させられる末路を迎え、本編における執行官初の殉職者となった。
その後はウィークリーボスとして追悼対決可能。
先述のPV「冬夜の戯劇」では彼女の葬儀が描かれている。
本名はロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ。殉職後は元同僚からも本名の方で呼ばれている。
過去については聖遺物「燃え盛る炎の魔女」のフレーバーテキストで触れられている。
500年前に
ドゥリンがモンドを襲い、騎士だった恋人を亡くす。
教令院の学者だった彼女は、『液体の炎』なる技術を用いて復讐の道を歩むが、その後自身の炎を抑えられず苦しんでいたところをファデュイに拾われ、氷の邪眼を与えられた。
争いの時、どんなに国民が苦しんでも現れなかったことから風神を恨んでいる模様。
・「富者」パンタローネ
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CV:
星野貴紀
第九位。(夜蘭のキャラストーリーで判明)
糸目&眼鏡に絶やさぬ微笑みが特徴で、シニョーラの葬儀を進行するプルチネッラに嫌味を投げかけるなど、慇懃無礼な性格がうかがえる男。
「公平な取引」を重んじているらしく、神と人の間にあって然るべき不公平をも覆す気でおり、タルタリヤからも野心家と評される。
顔や声が明かされる前から、夜蘭の伝説任務などで彼女と度々衝突していることが示唆されていた。
執行官の中で最も多くの財を有しており、ファデュイの資金源でもある北国銀行の総取締役の地位にある。当然ながらスネージナヤの経済に対しても大きな影響力を持つという。フォンテーヌのメロピデ要塞では、モラに変わる貨幣として実験的に特別許可券を導入した。
璃月の住人でありプレイアブルキャラである白朮に似ていることから彼との関係を疑う声もある。(ちなみにCVは
違う方。)
ゆえにしばしば黒朮呼ばわりされる
・「公子」タルタリヤ
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (公子.webp)画像出典:原神, COGNOSPHERE PTE. LTD. 2020. © All rights reserved by miHoYo. Other properties belong to their respective owners.
CV:
木村良平
第十一位。プレイアブルキャラでもある。魔神任務第一章(璃月編)で登場し、モンド編で明白な敵として描かれた執行官が、今度は窮した旅人に助力を申し出てくるという不審な振る舞いをしてくる。
その後なんやかんやで
やっぱり戦うことになり、ウィークリーボスの1体としてもお馴染み。
最も若い執行官であり、逆に言うと彼より年下に見える執行官も実年齢は彼より上であると見ていいようだ。
策謀よりも武力による任務遂行を好む戦闘狂であり、最も危険な執行官と称されるがそれと同時に危険性を最も隠していないともされている。策謀もできないわけではないが気質的に好んでいないようで、璃月編の一連の手口は本人からすると回りくどいやり方だったようだ。
好感度で解禁されるボイスから他の執行官へのコメントを聞くことができ、貴重な考察材料として重宝されている。(どのコメントにもほぼ必ず「戦いたい」という旨の内容が含まれている。)
また、キャラストーリーで「アヤックス」という本名が明かされており、前述のように「タルタリヤ」はあくまでコードネームである。
言動の節々から女皇への忠誠心がうかがえるが、それはそれとして旅人のことは魔神任務での対峙以降も個人的に気に入っており、会えば親しげに話しかけてくるほか、立場上の対立が無い時は頼み事をしてくることも。
以上11名は執行官もとい「十一人のファトゥス」と呼ばれる。
「冬夜の戯劇」公開時点では統括官の扱いや一部執行官の順位が伏せられており、それぞれの序列は不明であったが、道化以外の序列が後に判明したことで十位が未登場であることが判明した。何らかの理由で姿を見せていないだけなのか、そもそも空席なのかは不明。今後の展開で明らかになるのかもしれない。
また、本編中にできた空席に関してもver6.0時点では後任がいない。
リリース以前に中国公式から執行官全員のマークが公開されており、プレイアブルキャラ以外は長らくどの紋章が誰を表すか不明だったが、5周年を控えた2025年9月に公式グッズで全員のマークが判明した。11人と明言されていることに加え、マークが上記の11名に対応することから、第10位が在籍している可能性は低い。
聖遺物「蒼白の炎」のストーリーでは、一部の執行官がファデュイに入った経緯が語られている。