原神

登録日:2021/12/07 Tue 12:17:56
更新日:2025/04/20 Sun 17:00:22
所要時間:約 99 分で読めます





あの戦争の続きは、もう始まっている。
神々は欲望の殻に七つの光を焼き付け、己の権力が及ぶものであると世に知らしめた。
しかし、俗世の底では残骸が燃え尽き、僭越者へ警告する。
神の座は、汝のためのものではないと。
僭越者よ、ここで足を止めるな。
誰であろうと高みの見物など出来ない。



原神』(Genshin Impact)とは、『崩壊』シリーズを手掛けたことで知られる中国企業『miHoYo』が開発・運営していたPC/スマートフォン/PS4/PS5向けRPG。
(現在は、シンガポールに拠点を持つ『HoYoverse』が開発・運営を担当)

特徴的なのは、かの『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の影響を強く受けたオープンワールド形式をとっており、目に見える場所はほぼ全て行く事が可能という高い自由度
基本無料とは思えない程の作りこまれた3DCGからなる幻想世界の景色の中、草原を駆け、山々を登り、大空を滑空し海を渡る───文字通り、広大な世界をゆく旅人の気分を味わえるゲームとなっている。
マップは数あるオープンワールド作品の中でも非常に広大であり、おおよそ2か月に1回新たなエリアが追加される。一年に一回の大きなバージョンアップ時には新たな国が追加され、マップが大きく拡張される。
また、夏季には金リンゴ諸島のような期間限定マップが追加されるのが恒例となっている。
スマートフォン版でも手を抜かない作り込み故か、ハイエンド機の性能ベンチマークにされることもよくある。その分使用する容量も相応に多い。

現在ではHotta Studioの『Tower of Fantasy』やKURO GAMESの『鳴潮』など、他社からも本作からの影響がうかがえるアニメ調のオープンワールドソーシャルRPGが幾つもリリースされている。
またそれらを指してソウルライクやローグライクよろしく「原神ライク」という呼称が用いられることも多く、現在のソシャゲ業界におけるひとつのシンボル的存在となりつつある。





【あらすじ】

空と蛍の兄妹は、多くの世界を渡り歩いていた。しかし幻想世界テイワットに訪れた際、謎の神『天理の調停者』の襲撃に遭い離ればなれになってしまう。
兄妹の片割れ……主人公が目が覚めた時には力のほとんどを失い、既に多くの時が流れていた。
主人公は別れた半身との再会を目指し、偶然釣った出会った妖精?パイモンと共に、多くの人々と出会いながら七つの国、七柱の神を巡り、尋ねる終わりの旅が始まる。

【ゲーム概要】

前述した通りブレワイをリスペクトした作品なため、やれることもブレワイに似たものが多い。
ハウジング機能や釣り、イベントではマリオメーカーならぬ秘境(ダンジョン)メーカーなど戦闘面以外でも様々なことが楽しめる。
また、マルチプレイも可能。

【基本システム】

【基本アクション】

・移動
読んで字のごとく。ダッシュも可能。ダッシュ中は徐々にスタミナを消費するため休み休み走る必要がある。
一部のキャラ(現状ではモナと綾華の2人)は地面に潜行しての特殊ダッシュが可能。水上でもダッシュで素早く移動できるので探索の際は便利。

・崖登り
崖を登れる……というよりは実質ほぼすべての地形を登ることが可能
また、旅人の元素スキル「星落としの剣」で生成される荒星や鍾離の元素スキル「地心」で生成される岩柱のように登れる岩元素創造物も存在する。
崖なんて登らなさそうな神官やイケメン剣士やロリが地形に張り付くのはなかなかシュールである。
地形に近づけば自動的に張り付いてくれる。そのまま移動で昇り降りができる。ジャンプボタンを押すことでスタミナを消費し素早く移動できる。
登っている間はスタミナを消費し、スタミナが尽きると落下してしまう。勿論高所から落ちれば大ダメージ、場合によっては即死もあり得る。
近道だからといって崖を登り、スタミナが足りずに落ちて死ぬのはご愛嬌。
ただ、あまりにも高い崖や壁などには立つことができる窪みや段差が用意されていることが多いため、そこに到着出来ればスタミナ回復休憩ができる。

・水泳
川や海、湖などを泳ぐことが可能。
こちらも近づけば自動で泳いでくれる。ダッシュボタンを押せば早く泳ぐことが可能。
こちらもスタミナを消費するため、0になると溺れてしまい最寄りの陸地に戻され、パーティー全員の元素エネルギーが0になる。
崖からの落下と違い体力なども関係なく溺れてしまう。
後にアップデートで稲妻以降の土地限定だが小型船「ウェーブボート」に乗れるようになったため、海だらけの稲妻でも海上の移動には困らなくなった。
更に後のアップデートでモンドや璃月に持ち込めるようになったものの、非常に遠いため実用性は皆無*1

・ジャンプ、滑空
こちらも読んで字のごとく。
崖からジャンプし、再度ジャンプボタンを押すと風の翼というグライダーのような羽を展開して滞空、あるいは滑空移動できる。少しずつスタミナゲージを消費するのであまり高いところから飛ぶのは注意が必要。スタミナが0になると翼は使えなくなり、その場で自由落下する。「その場で」なので、慣性は基本的に無い。
風の翼のデザインにはいくつか種類があり、自由に変更可能。見た目による性能の違いはない。
一部のプレイヤーからは女性キャラクターのスカートの中を鑑賞するためによく悪用される

・攻撃
通常攻撃は凝光を除いて、3段から6段のコンボ攻撃をすることが可能。アクションは武器やキャラクターによって異なる。
またボタンを長押しすることで重撃というアクションが可能。重撃ではスタミナを消費してより強力な攻撃を放ち、そのモーションは武器種によって異なる。弓の重撃はスタミナ消費無しだが、飛距離次第で威力が減衰する。
空中から落下中に攻撃ボタンを押すことで、姿勢を変えて急降下しながら攻撃を繰り出す落下攻撃も可能。落下ダメージが軽減され、風の翼よりも速く地面に降りられるため、地形によってはタイムアタックでも重宝される。
武器によって攻撃属性が異なり、法器以外は物理、法器は対応する元素(属性)となっている。一部例外もあり。


・元素スキル
各キャラクターの持つ元素の力を使って攻撃する、いわゆるキャラ固有スキル。
その内容は攻撃・防御・移動・補助などキャラによって様々で、そのキャラの方向性を決める重要なアクション。
元素と名の付く通り、必ず特定の元素(属性)攻撃となっており、後述の元素システムと密接に関係している。草原で炎元素なんか使おうものなら一面大炎上である。

また、スキルにはクールタイムも存在し、考えなしにスキルを連発はできない。
基本的にスキルが敵にヒットした際、後述する元素爆発を発動するためのゲージをためられる「元素粒子」というものが生成される。

・元素爆発
前述した元素粒子等でたまる元素エネルギーを消費して繰り出す大技。要はゲージ必殺技。星5キャラとバーバラ*2は使用時にカットインが挟まれる。
これもキャラによって攻撃、補助、回復など様々な特性を持ち、優秀な元素爆発を持つキャラはそれ一本で起用されるほどには重要な立ち位置。主に主人公等が使う大技系、レザー等が使う自己強化系、ベネット等などが使うエリア生成系、行秋等が使う追撃系、バーバラ等が使うバフ・回復系がある。

元素攻撃と同じくクールタイムが存在するが、そもそも元素エネルギーが貯まらないと使用できないため、よっぽど長いものでもない限りはクールタイムを気にする必要は無い。

・キャラクター交代
原神は基本的には一度に一人のキャラしか使えず、別のキャラを使いたいときには前線に出ている者と入れ替える必要がある。交代の対象は同じパーティーの者のみ。

・その他アクション
NPCとの会話や、ものを拾うことが出来る。

これらの操作はキーコンフィグも可能なため、好きなように設定ができる。(ただしスマホ版は不可。)

【元素】

所謂属性での7種類。

設定上は各キャラクターはそれぞれが神の目と呼ばれる元素の力を持った宝石のようなものを持っており、それを使って元素の力を操る、という形。敵キャラクターも元素の力を使うものが多く、草むらや水溜りのような地形にも元素があり後述の元素反応に関わっている。

キャラクターはスキル、元素爆発、弓キャラの重撃、他少数の方法でのみ元素を帯びた攻撃を出せる。
敵味方が元素を帯びた攻撃を食らうなどすると、その者は元素を帯びた状態になる。
扱える元素は味方は1キャラクターにつき1つとなっているため、後述の元素反応のためにはキャラクターの組み合わせも重要になる。
例外的に主人公のみ複数元素を扱えるが、戦闘前に予め切り替えておく必要があるため、戦闘中は1元素しか使えない。

【元素反応】

探索・戦闘両面において原神を原神たらしめる最重要システム
複数の元素が対象に付着することでそれらが消費され、追加ダメージや特殊な現象が起きるというもの。
例えば
  • 元素で濡れた敵を元素の攻撃で凍結させて動きを封じる
  • 敵が持つ元素の木の盾を元素で攻撃して燃焼させ、防御を崩す
  • 元素を両方ぶつけて超電導を発生させ追加ダメージとデバフを与える
  • 元素で他の元素を拡散させ、追加ダメージや元素の影響範囲を拡大させる
  • 燃焼で木材の障害物を取り除く、水場を凍結させて氷の足場を作る
  • 海中に元素をぶち込んで感電で電気漁
といったことが出来る。

敵やオブジェクトにスキルを当てるなどで元素を付与し、さらに別の元素を付与することで元素反応を起こすのが基本。
例えば元素のキャラの元素スキル攻撃を当ててから元素キャラに交代してスキルや元素爆発で凍結させるといった感じ。
よほど物理偏重でもない限りダメージ出力においても元素反応の占めるウェイトは大きく、いかにして効率よく、敵に合わせた元素反応を発生させていくかが本作の戦闘における重要な要素となっている。
そのため「一定時間自身の周囲に攻撃し続ける」系の交代しても効果の残るスキルや元素爆発を持つキャラは、交代先との組み合わせ次第で元素反応を連続して起こせるため、それだけで一定の評価を得ることも多い。

地形や天候による元素付与も重要で、例えば水場や雨天での戦闘であれば敵味方が常時元素の影響下になるため、元素のキャラは元素キャラの支援なしに凍結感電といった元素反応を起こせるようになる。
元素だらけの草原に元素を打ち込んで大炎上するのは誰もが通る道。
ちなみにスライム系など、敵自体が元素をまとっている場合は反応させられる元素をぶつけるだけでもOK。
戦闘においては一部の元素に無敵、特定の元素反応を起こすことが前提といった敵も多いため物理ないしは特定属性のみのゴリ押しというのは難しくなっており、様々なキャラを組み合わせて柔軟に元素を扱っていくことが求められる。

また元素反応は味方側の特権というわけではなく、条件が揃えば敵側からの攻撃でも発生する。水場での戦闘で元素の敵がいると、凍結で行動不能にされる可能性が出てくるので危険度が高まるといった具合。

元素を持たない「物理」の攻撃は、反応を起こせないため一部の物理アタッカー以外は弱い。
次々とキャラチェンジしながら元素反応を狙っていくのが原神のバトルの基本となる。

【元素共鳴】

PTに同元素キャラを2人以上編成すると発生するパッシブ効果。ただし、4人PTでしか発動できない。
PT全体にかかる効果なので発動条件さえ満たせば別元素キャラでも共鳴の恩恵を受けることが出来る。
また、各属性の共鳴とは別に、全キャラを別元素にすると元素共鳴:交差の護り「全元素耐性、物理耐性+15%」が発生する。

【各種元素の特徴】

  • ◆炎元素
元素共鳴 熱誠の炎
氷元素付着の効果継続時間-40%。攻撃力+25%。
元素反応 蒸発 該当攻撃の与えるダメージアップ(1.5倍×元素熟知の参照倍率)
過負荷 爆発属性の炎元素範囲ダメージ
ノックバック・岩元素創造物特効・凍結解除(氷砕き)の追加効果
溶解 該当攻撃の与えるダメージアップ(2倍×元素熟知の参照倍率)
燃焼 持続的な炎元素ダメージ
ダメージが発生する毎に炎元素を付着する
烈開花 草原核 草原核よりも強力な草元素範囲ダメージ
攻撃範囲内の自キャラクターも小ダメージを受ける

ゲームでは定番の属性。
イメージ通りアタッカー色が強め。ただし強力なサポーターやサブアタッカーを早期に輩出しているのである種バランスは良い。

基本的にどれも高いダメージを出せる元素反応が多く、特にダメージを大きく上げられる蒸発・溶解は非常に強力な元素反応で炎元素キャラクターがダメージを出すにはこの反応を上手く活用できるかが重要になる。
燃焼中は常に炎元素が付与されている判定になるため、これを生かして溶解等を起こすといいかもしれない。

Ver3.0で草関連の反応として烈開花が実装されたものの、敵が燃焼中か炎元素の付着している状態だと草原核の再生成に支障をきたすため、恩恵は一部のキャラに留まっている。

  • ◆水元素
元素共鳴 治療の水
炎元素付着の効果継続時間-40%。HP上限+25%。*3
元素反応 蒸発 該当攻撃の与えるダメージアップ(2倍×元素熟知の参照倍率)
感電 持続的な雷元素ダメージ
水元素が付着した周囲の敵へ断続的に放電
凍結 一定時間行動不能
開花 時間経過か生成上限超過で起爆した草原核による草元素範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける
※「金盃の豊穣」状態中
生成直後に迸る「豊穣の核」で草原核より強力かつ広範囲な草元素範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける
豊穣の核」は草原核と見なされて生成上限も共有するが烈開花超開花には派生しない

同じく定番の属性。回復や味方の支援に関係するキャラが多い。

水元素に関連する反応は対応する元素にとっても強力な元素反応。
水元素を裏から付着させられるキャラが多いのも嬉しい。
燃焼と同じく、感電中は水と雷が共存しているためここから元素反応に繋げられる。

非常に汎用性が高く、強力なサポーターに事欠かないのもあって評価の高い元素。
その裏返しなのか、高レアにあたる星5キャラばかりで低レアの星4キャラが異常に少なく、Ver.5.0時点で立ち位置の同じ炎・雷・氷が8~9人の星4を擁するのに対して水は3人しかいない。
ただ、そのうち古参のバーバラと行秋の2人が優秀な元素付着力を持つので(特に後者)、意外とその問題を実感する機会は少ない。

水2の元素共鳴の一部が、受ける治療効果上昇からHP上限上昇に変わっており、汎用性が上昇している。

  • ◆雷元素
元素共鳴 強権の雷
水元素付着の継続時間-40%。
超電導過負荷感電原激化超激化または超開花反応を起こした時、
100%の確率で雷元素粒子を生成する、クールタイム5秒。
元素反応 過負荷 爆発属性の炎元素範囲ダメージ
ノックバック・岩元素創造物特効・凍結解除(氷砕き)の追加効果
感電 持続的な雷元素ダメージ
水元素が付着した周囲の敵へ断続的に放電する
超電導 氷元素範囲ダメージ
物理耐性-40%(継続時間12秒)の追加効果
原激化 対象が原激化状態になる
超激化 原激化 雷元素ダメージアップ
超開花 草原核 追尾能力のあるヴァインショットによる草元素狭範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける

やや変わり種の属性で、元素チャージに関するキャラクターが多いのが特徴。

比較的ダメージを出しつつ敵の動きを止めやすい感電が特に強力。
雷元素と水元素が共存している感電に炎元素を付着させれば、過負荷と蒸発が同時に起こるのも魅力的。
また氷元素と組むことで物理耐性を下げることができるので物理PTでも使われる。

どの元素反応も追加効果を持っているのが特徴だが、一方で元素反応によるダメージが固定ダメージのため、他元素と比べても最大火力に劣る。追加効果も利便性に乏しい(超電導はダメージが少なめで物理アタッカーがいないとほぼ無意味・過負荷は比較的ダメージが高いが敵を吹き飛ばしてしまう効果が不利に働きやすいなど)

一方で高火力のアタッカーではないキャラでも工夫次第で一定以上のダメージを出せるというのが大きな強みと言える。

上述の仕様から編成難易度が高いやや不遇の元素であったが、稲妻実装以降の新キャラ増加や草元素の追加によって改善され始めている。
特に草反応である激化・超開花の追加は大きく、激化によってフィッシュルや刻晴といった高頻度の雷付着が出来るキャラの評価が上がった他、超開花によって雷・水・草キャラを揃えて雷キャラの熟知さえ積めば誰でもお手軽に高火力が出せるようになった。
さらにVer.5.2ではパッとしなかった過負荷・感電・超伝導のダメージが底上げされたが、こちらは気休め程度。

  • ◆氷元素
元素共鳴 粉砕の氷
雷元素付着の継続時間-40%。
氷元素付着または凍結状態の敵を攻撃する時、会心率+15%。
元素反応 溶解 該当攻撃の与えるダメージアップ(1.5倍×元素熟知の参照倍率)
超電導 氷元素範囲ダメージ
物理耐性-40%(継続時間12秒)の追加効果
凍結 一定時間行動不能
氷砕き 凍結/その他*4 凍結解除
Lvや元素熟知を参照する物理ダメージ

凍れ🧊🕺

敵を凍らせる氷属性。
そのイメージからか氷元素を付与されると動きがやや鈍くなるという隠し効果があったりする。
重要ステータスである会心率を上げられる元素共鳴がひときわ強力で、氷アタッカーの大きな強みに数えられることが多い。

溶解によるダメージ倍化が可能だが、蒸発と比べると継続的な反応を起こすのが難しめ。
また雷元素と同じく超電導によって物理耐性を下げられる。
凍結反応は唯一のダメージを与えられない元素反応だが代わりに一定時間行動不能にするという強力な性能を持ち、上手くやれば永遠に行動不能にし続けることも可能。さすがに一部強敵や大ボスには無効にされるが。
雷元素が草元素追加で評価を上げた反面、草元素と反応できないうえに超伝導・凍結という「汎用性が劣る元素反応」を複数抱える事情から不遇との声も強まっている。
こちらもVer.5.2で超伝導に加え氷砕きが一応上方修正された。

  • ◆風元素
元素共鳴 迅速の風
スタミナ消費-15%、移動速度+10%、スキルのクールタイム-5%。
元素反応 拡散 対象となる該当元素を拡散させて範囲ダメージ
拡散された同一の元素によるダメージ発生数は2回が上限
拡散された該当元素は敵に付着し、また他の反応を起こすことができる

自由を象徴する風属性。
主人公が最初に扱う元素でもある。
集敵や吹き飛ばしなど敵を動かすのを得意とするキャラが多い。

ここまで挙げた4元素がお互いに絡み合うのに対して、ここからの3元素は特殊な性質を持ってくる。
拡散反応は一見するとシンプルだが複数の元素を一度に拡散する性質上、拡散した元素同時で更に元素反応を起こし連鎖的にダメージを発生させることができるのが特徴。

巻き込める敵が多ければ多いほど拡散反応が増えるため、複数の敵が出てくる乱戦を得意とするキャラが多い。
キャラによっては任意の元素を拡散し続けることで継続的な元素付着を行うなどの戦術も可能で、自由というイメージに相応しい無限の可能性を秘めている元素である。

聖遺物《翠緑の影》の4セット効果の「拡散反応によるダメージ+60%。拡散された元素タイプを基準に、影響を受けた敵の元素耐性-40%、継続時間10秒」はサポートとして非常に強力で、大体の風元素キャラは翠緑の影が最適聖遺物となる。

また、移動や上昇に関係するスキルを持つキャラクターが多かったり、元素共鳴が移動速度の上昇だったりと、広大なフィールドを探索するときに役に立ちやすい色でもある。

  • ◆岩元素
元素共鳴 不動の岩
シールド強化+15%。
また、キャラクターがシールド状態の時、以下の効果を得る:
与えるダメージ+15%。敵にダメージを与えた時、敵の岩元素耐性-20%、継続時間15秒。
*5
元素反応 結晶 該当元素の結晶の欠片を生成する(時間経過か上限超過で消失)
消失前に拾うと結晶シールド効果を付与(継続時間15秒)
結晶シールドは該当元素のダメージ吸収量が250%になる

自由な風とは真逆の何者にも染まらない厳格な元素。

ダメージを起こせない岩反応は別の元素と組む意義は薄く、岩元素キャラ同士でPTを組むのが一般的。
またこのような性質を考慮してなのか、岩元素キャラの役割は非常に多様になっている。
しかし発展性の低さゆえかいつの間にか追加が止まり、Ver3.0で追加された草元素にVer3台のうちにキャラ数で抜かれてしまうことに。
Ver4台に入ると新キャラが継続的に出始めて黒歴史状態からは脱したが、丸々バージョン2つ分くらい空いたという業の深さは特筆すべきものがある。

結晶反応はクールタイムが災いして、水元素と雷元素が共存する感電の発生中に岩元素を接触させても雷結晶しか発生しない。

  • ◆草元素
元素共鳴 蔓生の草
元素熟知+50。
燃焼原激化、または開花反応を起こした後、周囲チーム全員の元素熟知+30、継続時間6秒。
超激化草激化超開花、または烈開花反応を起こした後、周囲チーム全員の元素熟知+20、継続時間6秒。
上記効果の継続時間は各効果毎に独立している。
元素反応 燃焼 持続的な炎元素ダメージ
ダメージが発生する毎に炎元素を付着する
開花 時間経過か生成上限超過で起爆した草原核による草元素範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける
※「金盃の豊穣」状態中
生成直後に迸る「豊穣の核」で草原核より強力かつ広範囲な草元素範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける
豊穣の核」は草原核と見なされて生成上限も共有するが烈開花超開花には派生しない
烈開花 草原核 草原核よりも強力な草元素範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける
超開花 草原核 追尾能力のあるヴァインショットによる草元素狭範囲ダメージ
攻撃範囲内のフィールド上キャラクターも小ダメージを受ける
原激化 対象が原激化状態になる
超激化 原激化 雷元素ダメージアップ
草激化 原激化 草元素ダメージアップ

Ver3.0から本格的に実装された新元素。
シンプルな風・岩から一転して、特定の元素反応から更に派生した反応を起こすという複雑な性質を持つ。

元素反応は従来の燃焼反応に加え、Ver3.0で激化反応と開花反応が追加。

激化反応自体はダメージを持たず、敵を原激化状態にする。この状態の敵に雷元素の攻撃が命中すると超激化反応が起き、雷ダメージが上昇。草元素の場合は草激化反応が起き、その攻撃による草ダメージが上昇する。
原激化状態の敵に炎元素を付着させると燃焼反応が発生し、短時間ながら共存する。原激化と燃焼の共存中に雷元素を付着させた場合は、超激化と過負荷が同時に発生する。

開花反応で発生した草原核はそのままでも一定時間経過で爆発し草元素ダメージを与えるが、炎元素に接触すると即座に烈開花反応を起こしより強力な範囲ダメージに、雷元素に接触すると超開花を起こし、近くの敵を追尾する「ヴァインショット」に変化。
どの開花も比較的大きい固定ダメージを発生させるが、攻撃範囲内にいる操作キャラも5%程度のダメージを受けてしまう。超開花よりも攻撃範囲が広い開花と烈開花はダメージを受け易いので注意。

……かなり複雑だが、要約すると通常の元素反応とそこから更に派生した反応の2段階あるのが草元素の特徴である。
これ以上複雑になっても困るからか風・岩・氷元素とは反応しない。

雷元素反応はver3.0以前まではその性質から不遇気味だったが、草元素実装後は激化反応によって雷元素のダメージを大きく伸ばせるようになり、開花反応は3種の元素を使用することで草元素以外の元素反応と併用することで上手く運用すれば大量の元素反応ダメージを起こすことが可能になるなど重要な役割を果たせるようになった。

【元素エネルギー】

元素攻撃などが相手にヒットなどすると元素エネルギーと呼ばれるエネルギーが出現する。これは自動回収され、元素爆発を発動するためのエネルギーとなる。
なお、上記の元素属性と対応した色の元素エネルギーが出現する場合もあり、同色元素ならば補充されるエネルギー量が増える。
元素爆発が使えるようになるとアイコンが光るため、使用できるかどうかはひと目で確認可能。元素エネルギーを回収すると控えメンバーにも少量ながらエネルギーが補充されるので場に出してないのにいつのまにか発動可能になってることも多い。

【パーティメンバー】

戦闘パーティーの中に入れられるのは最大4人。プレイヤーは1人のみを操作し、残りのメンバーは控えに回るが、ボタンやタップで瞬時に任意の控えメンバーと交代可能。メンバー交代のCTも1秒と非常に短く、交代し間違えた場合のリカバリーも利きやすい。
非戦闘時にメニューを開くことで、パーティーの編集ができる。
パーティメンバー内で使用元素の被りがあった場合元素共鳴によりそれぞれの元素ごとにボーナスを得ることが出来、さらには元素エネルギーの仕様上元素爆発の回転も速くなる。ただし元素が偏ると元素反応のバリエーションが少なくなったり対応できるギミックが減ったりというデメリットもある。なお、4人の元素をバラバラにした場合も専用の元素共鳴が付く。
キャラクターは祈願(ガチャ)やイベント、ストーリーの進行や配布などで入手できる。

【任務】

いわゆるストーリーやクエストの事。様々な種類がある。

・魔神任務
メインストーリー。
主人公が離れ離れになった片割れとの再会を目指し、神々を訪ね歩く旅をする。
国が抱える問題、衝撃的な事件、迫るファデュイの影などが絡み合い、やがては国を巻き込んだ大騒動に発展する──というのがお決まりの流れ。

こうした本筋とは別の番外編とも言える間章も現在3章分が実装されている。
内容としても特定キャラの伝説任務を兼ねたような内容となっている。

・伝説任務
いわゆるキャラクエスト。
プレイアブルキャラクターと行動を共にし、そのさなかでキャラクターを掘り下げていく。
内容は実に幅広く、一緒に特定の任務を遂行するものやコメディチックなもの、更にはもはやデートと化しているものまで様々。
開放条件は基本的に魔神任務の進行であり、そのキャラを入手していなくてもプレイできる
また、限定イベントのクエストも伝説任務の体裁をとることが多い。
基本的に星5キャラクターに実装されるが、一部の星4キャラクターは魔神任務に挟まれる形で実装されている事がある。

・世界任務
街中のNPCに話しかけたり特定のスポットに到達したりすると発生するフリークエスト。
ちょっとしたおつかい程度で済む小さいものもあれば、大陸中を飛び回って謎解きをしていく大規模なものまであり多種多様である。モノによってはメインストーリーよりも長いし、重要な設定が登場したり、一部ギミックを解くためにクリア必須だったりどっちが本編かわからない時がある。
中には凝ったムービーが用意されているものもあるが、魔神任務や伝説任務と違って(NPCどころか旅人やパイモンにすら)ボイスはなく、この点を惜しむプレイヤーも多い。

・依頼任務
いわゆるデイリークエスト。
というかゲーム内でもデイリーと呼ばれ、依頼任務と呼ぶ旅人の方が少ない。
少ないがガチャ石である「原石」が手に入るため、毎日コツコツこなしたい。

・デートイベント
伝説任務とは別枠でのキャラクエスト。
選択肢やミニクエストの結果によってシナリオが分岐し、各ルートをクリアするごとに報酬が貰える。
魔神任務や伝説任務に登場しないキャラクターとの馴れ初めがこちらで判明することもある。
ストーリーそのものの評価は高いが、分岐ルートを制覇しようと思うとかなり時間がかかる。

デートと名にあるように一部キャラはルートによっては本当にデートらしくラブコメさながらな甘酸っぱいイベントが発生する事がある。
特にノエル・雲菫はギャルゲー、トーマは乙女ゲーと評判。
ちなみにデートだからという事なのかパイモンの出番がさっぱり無いが*6、現在バーバラと鹿野院平蔵のデートイベントのみパイモンも登場するようになっている。

【マルチプレイ】

本作は最大4人でのオンラインマルチプレイにも対応しており、自身の世界に他のプレイヤーを招待したり、逆に自分から訪れることも出来る。
同じサーバー内であれば海外のプレイヤーと遊ぶことも可能。

マルチプレイの時は同時に四人までのキャラを戦場に出せる。
単純に数で押せるのはもちろんのこと、シングルプレイよりも効率的に元素反応が起こせるので、難易度は劇的に低下する。
また、マルチプレイ中に1人のプレイヤーが操作できるキャラが2人以下の場合、キャラの獲得好感度が2倍になる。
ただし、チーム内で使えるキャラは変わらず4人までのため、1人あたりの操作キャラが減る*7他、シングルプレイと違ってポーズをかける手段がないため、良くも悪くもプレイ感覚は変わってくる。

また、ストーリーを進めている時や、一部のシングルプレイ限定世界任務を進めている時はマルチプレイが不可能になる。
たまにやたらと難易度が高いシングルプレイ限定世界任務があり、うっかりフラグを立ててしまってマルチプレイが出来なくなり悲鳴を上げる初心者が後を絶たない。

塵歌壺や一部のイベントなど、1人で遊ぶ場合でもシステム的には常時マルチプレイ状態となる場合もある。

【その他の要素】


・料理
回復アイテム。
ショップで買うものの他、採取した食材を自ら調理して製作することが可能。
調理自体はボタン1つの簡単操作であり、誰でも「美味しそうな」料理を作ることができる*8
この時所有キャラクターを手伝いとして配置するのだが、キャラによってより効果の高いオリジナル料理を作ることが可能。どう見てもまずくなってそうなものもあるが気にしない
ちなみにあるキャラは料理ができない。失敗する可能性が高いという意味ではなく、システム上料理ができない。
また、料理のビジュアルが飯テロレベルで美味しそうだと評判。秀逸な食レポと化しているフレーバーテキストも相まって食欲をそそられること請け合いである。

・釣り
その名の通り。釣竿を手に入れることで解放される。
ただし、食材としての魚は水中にいるのをそのまま捕まえれば済むため、ここで手に入るのは鑑賞用or物々交換用の魚である。

・塵歌壷
ストーリーを進めると貰える壷。中には謎の広大な空間「洞天」が収められており、自由に家具などを配置できる。いわゆるハウジング機能。
テイワットで採取できる鉱石や材木などの素材を消費し、インテリアを作成して配置できる。
他には樹木やペットなどを購入して配置したり、所持しているキャラを招くことも可能。
インテリアの種類も非常に数多く、作りこめば煌びやかなマイハウスが出来上がる。
経験値アイテムを交換したり、植物系の素材を栽培することも出来るので、ハウジングに関心がなくてもとりあえず解放しておいて損はない機能。

【武器】

各キャラごとに特定の種類の武器を使用する。武器はキャラクターとは別に存在しており、宝箱やイベント、鍛冶、祈願などで入手できる。
武器はそれぞれ固有の能力を持っており、レベルアップなどで性能が向上する。他にも同じ武器を1つ素材にすることでを精錬ランク(いわゆる凸)を最大5段階まで上げることができ、ランクが上がる事に武器の効果が強化される。
キャラごとに求められる性能は大きく異なるので、キャラと相性の良い能力を持った武器を選定することが重要。

武器にもレベルとレアリティ(星1~星5まで)があり、一般的にレアリティが高いほど性能が高い。
ただしガチャの準当たり枠や配布で手に入る星4はもちろん、腐る程手に入る星3でも有用だったり、特定のキャラと噛み合う性能をしている武器もあるので低レア武器も一つはキープしておくこと。実は入手機会が限定されている暗鉄剣を強化素材にして後悔する旅人は多い
レベルアップと限界突破を重ねることで武器の固有能力の性能も上がる。

本作では限定キャラクターのガチャからは星5武器は排出されず専用の武器ガチャを引く必要があり、ガチャの仕様の難点(Ver5.0からは緩和)もあり無~微課金プレイヤーにとっては星5(限定)武器のハードルは高い。
もちろん星4以下の武器でも優秀なものは数多くあり、星4では攻略に支障を来すというよりは、星5を使うと色々楽になるという方が実情に近い。

また、武器の見た目はそのままグラフィック上でキャラが使うものとして反映されるため、見た目でも楽しめる。
ついでに、レベルが50から60になると光ったり彩度が上がるなど見た目が若干変化する。


【武器種】

5種類に分けられている。
基本攻撃などのモーションは武器ごとで分けられているが、固有の攻撃モーションを持ったキャラも多い。

・片手剣
主人公も使っている武器。オーソドックスで癖のない攻撃が可能。
重撃は一定のスタミナを消費して前方に一瞬で連続攻撃を繰り出す。

使用キャラ:主人公、ガイア、ジン、刻晴、神里綾華、楓原万葉、フリーナなど

・両手剣
巨大な剣。モーションこそ遅いが威力は他武器に大きく勝る。
重撃はスタミナを消費しながら回転斬りまたは前方に連続で斬り掛かる攻撃を行う。長押しをすれば持続時間が伸びる。
鉱石に与えるダメージが飛び抜けて大きく、鉱石採掘のお供。
また凍結させた敵を攻撃すると氷砕きという元素反応が発生し大ダメージを与えられる。ただ、凍結を解くデメリットに見合うかというと……

使用可能キャラ:ノエル、ディルック、エウルア、重雲、荒瀧一斗など

・長柄武器
その名の通り。槍が大半を占めるが中には杖や薙刀なんかもある。
片手剣よりリーチが長く両手剣よりモーションが早い。
重撃は一定のスタミナを消費して回転しながら突進、切り上げ等。
余談だが、ゲームリリースVer.1.0(=初期)の段階では香菱しか長柄キャラがいなかった。

使用キャラ:ロサリア、魈、香菱、胡桃、鍾離、雷電将軍など

・弓
飛び道具。他よりも圧倒的に射程範囲が広いが、範囲攻撃が苦手。
重撃は狙撃モードに移行し、弱点に命中させれば確定でクリティカルヒットとなる。
またキーボードとコントローラーのみ、別ボタンでも狙撃モードに移行可能。(それぞれTキーとL2ボタン)狙撃モード中は貯めることで放つ矢が元素を帯びた矢になる。
攻撃ボタン連打で他武器と同じく通常攻撃が出来るのだが、「弓=溜めて攻撃」のイメージが強いのか狙撃モードしか使わない初心者旅人が後を絶たない。

使用キャラ:アンバー、フィッシュル、ウェンティ、甘雨、タルタリヤ、宵宮、コレイなど

・法器
飛び道具2。いわゆる魔法使い系の装備と言え、こちらは元素自体をぶつけるという武器で落下攻撃含む全ての攻撃が元素を帯びた攻撃となる。
重撃はそれぞれキャラ毎に固有のモーションが当てられているが一定のスタミナを消費して1段の強力な攻撃を放つ点は共通している。
常時元素攻撃という特性から元素システムと極めて相性が良く、単純な攻撃性能度外視で元素付与・元素反応を目的として採用されることもしばしば。
物理ダメージがないため、極一部を除き鉱石や地形の破壊が出来ないという欠点がある。
魔法使い的なキャラに限らず、明らかに上記の武器種に当てはまらない特殊な武器や徒手空拳の戦闘スタイルを表現するために法器使いにされている事例も多い。

使用キャラ:リサ、バーバラ、凝光、煙緋、珊瑚宮心海、八重神子、ナヒーダなど


【聖遺物】

本作最大の沼。
装備の一種、いわゆるアクセサリ枠。主に秘境と呼ばれる特殊エリアのクリアや、宝箱から入手が出来る。
聖遺物の性能でキャラの与えるダメージ、サポート性能、回復能力などすべてが決まると言っても過言ではないほどの超重要装備。
聖遺物は「花」「羽」「砂」「杯」「冠」の装備部位っぽくない5部位が存在し、それぞれでステータス傾向が異なる。
ほとんどの聖遺物はセット装備となっており、同一セットを2・4部位装備するとセット効果が発動する。

各聖遺物はドロップ時点でランダムなメインステータス1つ(花、羽は固定)、ランダムなサブステータスを3~4つ*9持つ。
聖遺物も他の聖遺物を消費してレベルを上げられ、毎レベルごとにメインステータスの上昇、4レベルごとにサブステータスの最大数に達していない場合は更なるランダムなサブステータスの追加、またはサブステータスがランダムな数値上昇する。上がるステータスもまたランダムで選ばれる。
このサブステータスが全てランダムに決定される点が沼と言われる最大の要因。

まずメインステータスもしくはセット効果を揃えればある程度は強くなれる。
セット効果の合う聖遺物の出る秘境を周回し、メインステータスとセット効果を揃えれば一人前と言っていいだろう。
……そして、そこから上を目指そうとすれば地獄のサブステータス厳選作業が待っているという訳である。
良質な聖遺物を求めて秘境の周回を重ね、爆死する旅人は数知れない。

ここまで書いた通り、ランダム要素が非常に多いため、全てのキャラに合ったセット効果、メインステータス、サブステータスの聖遺物を揃えるのは極めて時間が掛かる。
ある程度は妥協も必要になるが、キャラによって欲しいステータスも異なるため、そうホイホイ使いまわせるものでもないのが辛いところ。


【天然樹脂】

いわゆるスタミナ(ソシャゲ的な意味で)。
現在の最大値は200で、8分で1つ回復する。つまり0➡200まで26時間40分。初期はたった120しかなかった(=16時間)ため、オープンワールドアクションゲームという"重い"ゲーム性も相まって溢れやすかった。
脆弱樹脂や刹那樹脂というアイテムを使っての回復*10や、原石(課金通貨)を使っての回復もできる。*11
秘境のクリア報酬の受け取り、フィールドボスや特別なボス撃破の報酬受け取り…といった、報酬を受け取るときが主な使用法。
最初期はイベント報酬の受け取りにも必要だったがすぐに撤廃され、イベントのせいで他の報酬が受け取れない…なんてことが無くなっている。

【祈願】

ガチャ。以降ガチャとして記述する。
限定ガチャ、限定武器ガチャ、恒常ガチャがあり、基本的に限定ガチャでピックアップされた星5キャラ・武器が恒常ガチャに入ることはなく*12、星4キャラ以外の恒常追加はごく僅かである。
限定ガチャの内容はその時開催されるイベントに出演するキャラがピックアップされることが多い。脇役で出ただけのキャラがメインのキャラを差し置いてピックアップされることも多い。
出会いの縁/紡がれた運命というものを一つ使用してガチャを引くことができる。それぞれ恒常ガチャ/限定ガチャを回すことができる。
出会いの縁・紡がれた運命の入手法はさまざまだが、基本はやはり原石(いわゆる石)との交換。
当然、紡がれた運命の方が重要度は高いが、レートはいずれも原石160個なので普通は紡がれた運命しか買わないだろう。
出会いの縁は「恒常ガチャの中身なんて全部完凸したから更新待つ方がマシ」という段階でもなければ気軽に使うが吉で、戦力を整えるのに役立つ。

10連以内に星4の武器/キャラが確定する。最高レアの星5は90連で確定であり、50%でピックアップキャラ、50%で恒常ガチャから排出される星5キャラ(いわゆるすり抜け)が排出される。1度すり抜けたらその次の天井では確定でピックアップキャラが手に入る。価値観にもよるが比較的他のソシャゲよりガチャがユーザーに優しいと言われる。
また、天井までのカウントはそのガチャが終了した後も次の限定ガチャに引き継がれるため、もし無理に追って星5が出なくても未来への投資にはなる。
武器については星5こそ80連で確定と少し軽いが「ピックアップ2種のうち欲しいほうを決める」→「それ以外の星5が2回出たら次の星5は確定で選んだものが出る」という仕様なので最大で240連、しかもすり抜け回避部分には引き継ぎがないので天井3回覚悟の予算がないと危険というかなり厳しい仕様。
Ver5.0ではついに条件のすり抜け回数が2回→1回に減少し、160連で確定ということになって幾分かマシになった。

なお2つのガチャは内部システム的に「天井の10連前から1回引く事に一定の確率で星5の確率が上昇していき最終的に90連目で100%に至る」というふうになっているらしいため、基本的に天井が近づいてきたところで星5が出ることが多い。本当に天井を叩いてしまうのはかなり運が悪い方である。

初心者応援ガチャというものもあり、出会いの縁を使って引くことができる。20回まで引くことができ、10連目でノエル、20連目で星4以上のキャラが確定で手に入る。

Ver4.5より不定期で3週間ほど開催される「集録祈願」があり、ある特定の条件に当てはまるキャラクター/武器を引くことができる。

命ノ星座

既に所有済みのキャラを入手すると、代わりにそのキャラの「星屑」が手に入り、これを消費することで様々な能力がアンロックされる。最大で6段階。
他ゲーで言うところの限界突破。普通に「凸」とも言われる。ゲーム内チャットでは「凸」はNGワードのため伏せ字にされる旅人が後を絶たない。

共通して3凸・5凸は天賦レベルを上乗せするだけだが、それ以外では単純なスペックアップから機能追加まで様々で、全ての星座を解放すると無凸とは完全に別性能になるキャラもしばしば。
攻略サイトなどでは「このキャラは○凸がお勧め」と書かれていることも多いが、言うまでもなく(主に星5は)コストが非常に高くつくためお財布と相談であるし、あるいは凸を狙う石で相性のいいキャラや武器を揃えた方が強化に繋がる場合もある。


【その他育成要素】

本作の育成は様々な要素が存在する。手間のかかるものも多く、キャラ育成は一朝一夕には終わらない。

レベル上げ
ほとんどのソーシャルゲームにあるレベル上げと同じもの。レベルが上がるとキャラの基礎能力が上がる。
主なレベル上げは流浪者の経験、冒険者の経験、大英雄の経験という3つのアイテムを使用して行う。
これらは主に世界各地に設置された宝箱から入手できるため、レベルを上げるためには戦闘よりもテイワットの世界をあちこち探索する方が重要になっている。
一応、ストーリーや敵を倒すことによっても経験値は貰えるが微々たるものであるため、レベル上げのための所謂「狩り」はほとんど行われない。
一定レベル毎にレベルキャップがあり、フィールドで集めた素材、フィールドボスやモンスターを倒した際に出てくる素材、各元素ごとの「宝石」を消費することで開放することが可能。

・天賦
キャラクターの通常攻撃、元素スキル、元素爆発といった各種行動や特性を示すもの。天賦レベルが上がると攻撃の威力などが上がっていく。
各キャラに応じた天賦本や素材が必要であり、必要とするモラ(お金)もかなり多い。上げたいのであればかなりの量を用意する必要があるだろう。
また、これらとは別にキャラごとに固有天賦と呼ばれるアイテム作成においてボーナスを得られたり、移動が便利になったりする天賦もある。こちらにはレベルが存在しない。

育成が不十分な場合は恩恵が少ないため、初心者が見落としやすい強化項目のひとつであるが、最終的にはこの天賦倍率がキャラの強さに直結する重要項目。
一方でキャラによっては上げるメリットが殆どないケース*13もあるため強化は慎重に行おう。

・冒険ランク/世界ランク
依頼や秘境のクリアで得られる「冒険経験値」が一定の値に達する毎に上がる、所謂やりこみ具合を示す数値。
冒険ランクが特定の値に達すると各種コンテンツが解放され(例えばマルチプレイは冒険ランク16で解禁)、冒険ランク一定以上でないと挑めない任務なども存在する。
冒険ランクを上限まで上げると即座に世界ランクが上がり、次の上限の開放と出現する敵のレベルの上昇が行われる。即座に上がらず「突破任務」のクリアが条件となる場合もある。
敵が強くなって進めなくなってしまった……という場合は世界ランクを下げることもできる。

冒険ランクは60で打ち止めだが、世界ランクは冒険ランク55時点で上限である8に達し、それ以降はランクの上昇に大量の冒険経験値が必要となる。
さらにver5.0以降は冒険ランク58以上が条件の世界ランク9が追加。世界ランク9では敵のレベルが100を超えることがある。

【登場キャラクター】

原神ではスターシステムも採用しており『崩壊』シリーズのキャラクター(世界線が違うため厳密には別人だが)も何人か登場している。

【主要人物】

旅人(主人公)
CV:堀江瞬(空※男性主人公)/悠木碧(蛍※女性主人公)
世界の外からやってきた旅人。双子の片割れを探すために旅に出た。
最初に双子の兄妹から片方を選び、選んだ方が主人公として使えるようになる。
詳細は項目参照。

パイモン
CV:古賀葵
頼れる我らが非常食にして相棒。
妖精のような出で立ちのよくわからない存在で、物語の賑やかし担当。
詳細は項目参照。


【プレイアブルキャラクター】

モンド


璃月


稲妻


スメール


フォンテーヌ


ナタ


スネージナヤ




【非プレイアブルキャラクター/NPC】

NPC、特にモブキャラも本作の軽視できない部分である。
世界任務の依頼主になるのはもちろん、期間限定イベントはむしろモブキャラをドラマの軸とすることが多い*24作風になっている。
その割にはグラフィックは原則的にモブモブしいモブなので落差もある。

・ティミー
CV:中臣真菜
モンドの城門前の橋で鳩たちを可愛がっている少年。
モンド城に入る際は必ず通る道にいるため、少なくないプレイヤーにとって最初に話しかけるNPCとなるのだが…
「な、なんだよ!鳩がびっくりして逃げたじゃないか!」 
鳩のことを気にするばかりでまともに相手してもらえない。ちなみに動物が逃げない天賦持ちのキャラを使ったり、逆に鳩を殺したりしても彼のセリフは変わらない。理不尽。
そのせいで、また彼のいる橋が鳥肉を集めるのに絶好の狩り場なこともあり何人かの旅人には毎日のように鳩を虐殺される嫌がらせを受けている
七星召喚で対戦することもできるが意外にも実力者で、七星召喚を題材にしたイベントではモンドにて大会優勝していたほど。
中の人は閑雲と同じ。

・アリス
CV:井上喜久子
クレーの母親たる「魔女」。アルベドの創造者の知人でもある。
「テイワット観光ガイド」なる本を書いているのだが…あの母にしてこの娘ありといった感じ。
どうやらテイワットとその外の世界とを行き来しており、「アイドル」「ロック」といったファンタジーらしからぬ概念を持ち込んだのも彼女。
直接登場はしないが、毎年夏になる度にクレーをバカンスに招待してくれる。要は夏イベ枠

・キャサリン
CV:佐藤舞
冒険者協会の受付をしている、黒髪ボブカットでメイド風の衣装を着た女性。
ランク報酬やデイリー追加報酬の受け取りでプレイヤーにとっては長い付き合いになるキャラクター。
何故かモンドだけでなく各所の受付に同じ見た目・名前・声の人物がおり、これについて本人に尋ねても「瞬間移動している」などとはぐらかされる。
また、近くで放置していると時々「異常」「モウ一度オ試シクダサイ」と不自然なほどの棒読みセリフを発したりと妙に謎の多いキャラクター。

・ピンばあや/歌塵浪市真君(かじんろういちしんくん)
CV:飯泉桃音
璃月港の玉京台のあたりにいる優しいおばあちゃん。
しかしその正体は魔神戦争より前から生きる、岩神の友人である仙人。香菱に『師匠の技』を教えた師匠その人でもある。
ちなみに仙人は見た目を自由に変えられるため、彼女が老人の姿をしているのは自分の意思である。
璃月の魔神任務終盤のある戦闘では彼女の支援を受けられるのだが、色々な意味で衝撃的である。
歌塵浪市真君だった頃の姿は人気が高く、同じく仙人である留雲借風真君がプレイアブルになったこともありプレイアブル化を望むプレイヤーも少なくない。
閑雲と同様の理由で、こちらは生脚好き疑惑を持たれている

削月築陽真君(さくげつちくようしんくん)理水畳山真君(りすいじょうざんしんくん)
CV:堀口凌介、田代哲哉
留雲借風真君と同様、璃月を守る仙人たち。
それぞれ鹿、黒い鶴の姿をしており、人間態では男性。
留雲借風真君がプレイアブル化した際、彼らの実装もいつかは…という期待の声は、人間態のあまりのモブっぷりに夢砕かれた。

・帰終/塵の魔神ハーゲントゥス
かつて岩神とともに過去の璃月を統治していた魔神。本編時点では既に亡くなっている。
発明が得意で、バリスタ型の兵器『帰終機』など現代まで残る数多くのからくりを生み出した。
穏やかで博愛的な性格をしており、岩神や仙人にも非常に愛されていた。
どのくらい愛されていたかというと、共に治めていた地を自分と彼女の名をとって「帰離原」と名付けたり、共に開発したからくりを自分と彼女の名をとって「塵歌壺」と名付けたりされるくらい。

ラナ
スメールの世界任務「森林書」に登場する、ヴィマラ村周辺担当のレンジャー長。
明るく人当たりのいいお姉さんで、子供にも慕われそのうち1人からは百合百合しい愛情を向けられている。
ネタバレかつ複雑な経緯があるので詳細は省くが、プレイアブルキャラを差し置いて神の目を授かる姿が本編中で初めて描かれた記念すべき人物。
ストーリーにおける印象的な扱いや、汎用モブ素材の組み合わせながら中々可愛らしいルックスもあって、一部のプレイヤーの間でマニアックな人気を獲得し、プレイアブルキャラへの昇格を要望する意見もある。

「淑女」(シニョーラ)
CV:庄子裕衣
ファデュイ執行官第八位。
主人公との個人的な関係自体は良好なタルタリヤと異なり完全な敵同士であり、要所要所でその行く手に立ちはだかる。
人気は低くなく、プレイアブル化を要望する声も多かったものの…
中の人は長生と同じ。初めて知った人は大体驚く。

「散兵」(スカラマシュ)
CV:柿原徹也
ファデュイ執行官第六位。日本語読みは「ざんひょう」
目的のためなら手段を選ばない冷酷かつ傲慢な人物であり、ファデュイ内部ですら彼を嫌う者は少なくない。
雷電将軍とはある因縁がある。

「博士」(ドットーレ)
CV:関俊彦
ファデュイ執行官第二位。
常に顔の上半分を覆う仮面を被っているマッドサイエンティスト。
前日譚の漫画「原神セレベンツ」にも登場。このときは目が見える仮面を被って、小物感が漂う神経質で偉そうな性格をしていた。

ファデュイの方々の詳細はこちら

・天理の調停者
CV:釘宮理恵
物語冒頭で双子の前に立ちはだかった謎の神。
彼女の正体を掴むことも主人公の目的のひとつである。

・ダインスレイヴ
CV:津田健次郎
アビス教団を追う謎の人物。
その中で旅人と接触し、油断ならない雰囲気を醸しつつも時に協力することになる。どうやら旅人の兄妹(プレイヤーでない方)と面識があるようだが…?
チュートリアル動画のナレーションも担当している。淡々としたツダケンボイスで「たんぽぽエリア」だの「ポンポン爆弾」だの口にしながら可愛らしいキャラを紹介する様はシュール。

・スカーク
CV:能登麻美子
暗闇の国(アビス?)に潜む謎の少女でタルタリヤの師匠。
タルタリヤ曰く「口数が少なく、戦闘の技術を教える時もとても厳しかった。」暗闇の国に迷い込んだ少年時代のタルタリヤに武術を教えた人物。タルタリヤは「次に彼女と手合わせするときは、少なくとも両手を使わせてやりたいよ」と言っていたことかすざましい戦闘能力の持つ剣客とされている。現時点で詳細は分かっておらず、彼女のある発言から「私は幼い頃から師匠について武術を学び、地上に戻ったことがなくてな。」と言っていたことからおそらくアビスにやってきた人間とされている。

・???
アビス教団が最近になって迎えたという指導者。
彼らからはプレイヤーの選択次第で、「姫様」あるいは「王子」と呼ばれる。


【敵キャラクター】

無論だが敵も存在する。それぞれ代表的なものを挙げていく。

ヒルチャール

本作の代表的な雑魚敵である猿のような二足歩行の魔物。仮面を被っており素顔などは不明。近くなら近接攻撃、離れれば遠距離攻撃とそれなりの知能を持っており、独自の言語で話す。ヒルチャールとコミュニケーションをとれる人間もいる。
どうやら実際に人工言語として成立しており、解読も可能。

各元素に対応した弓兵やシャーマン、大盾や大斧持ちの大型ヒルチャール、その国限定の巨大ヒルチャールなど種類が豊富である。
基本的に集団で出てくる、いわゆるゴブリン系モンスターだが、ヒル(丘)の名前の通り屋外にいることが多い。
距離を取って見ていると仲間と踊りを始めたり昼寝をしたりとどこか憎めない愛嬌がある。


宝盗団

いわゆる盗賊。メンバーはほぼ全員が人間。こちらも近接攻撃と遠距離攻撃を使い分けている。
遠距離攻撃として各元素に対応した爆弾を投げたり、シャベルで泥をぶつけて視界を塞いでくることもあるが、ヒルチャールに比べると種類も少なく盾も使わないなど厄介な部分も見受けられないため、1番のザコ敵扱いである。
小物感を隠しもしないセリフの数々が笑いを誘う…。

スライム

RPG恒例の敵。各元素に対応したスライムが存在しており、大きさでさらに区別が着いている。
元素の塊みたいなものであり、スライムと同じ元素で攻撃してもダメージ無効という特性を持つ。そのため元素を偏らせたパーティで遊ぶ際には要注意。

フライム

スライムの派生系だが、その嫌らしさはスライムのそれとは段違いの敵。
常にふわふわ浮いていて近接アタッカーが攻撃を当てにくい上、小さな体とは裏腹にやたらと硬く、おまけにダウンさせることも風元素で引き寄せることも出来ない異様なタフネスの持ち主。もちろんスライムと同じく同じ元素の攻撃も無効。
ある程度攻撃すると怒って特殊な攻撃を繰り出してくる。
特殊な攻撃は各元素のフライムによってさまざまであり、攻撃ではなく回復をしてくる場合もある。
たまに海上や崖の上に逃げたり、死ぬときにはhp0の状態で数秒間その場にとどまった後爆発したり*25と遅延行為しかしない。
一応アップデートで何度も弱体化はされたものの、一番厄介な硬さや特殊攻撃は手付かずであり、「調整すべきはそこじゃない」と専らの評判。
その悪評をネタにしたのか、作中でネズミやゴキブリなどに並ぶ害獣扱いされるシーンも。

アビス教団

バクゥみたいな顔をした敵。各元素に対応したシールドを展開しており。別の元素で攻撃しないとシールドを解除できない。
さらに厄介な攻撃を持っていることも多く、油断せずに戦っても苦戦する序盤の強敵。しかしシールドを解除すれば混乱して動けなくなるためその間にタコ殴りにしよう。
魔術師の煽りは必見。
「アビスの使徒」という上位種もおり、ごく一部のエリアで宝箱を守っていたり、ストーリー上で立ち塞がってくる。

ファデュイ

宝盗団同様人間で構成された敵。
各元素に対応した敵が存在しており、一部を除いて自身を強化する元素のバフ兼バリアを持っており、解除するために元素攻撃をする必要がある。
人間敵としては比較的手強く、デットエージェントや術士などの上位個体も存在している。
女性ファデュイは大体セクシー

野伏衆

稲妻にて登場した敵。いわゆる浪人達であり、刀を持っており、ダッシュで斬りかかるなど間合いを詰める戦い方をする。
宝盗団と同時に出てくることも多い。
上位個体である海乱鬼(かいらぎ)は炎と雷の元素を持った個体が存在しており、どちらも強力な敵である。2体がセットで出てくると片方を倒したあともう片方がHPを回復させるのでなお厄介。同時撃破を意識しよう。

トリックフラワー

スライムと同じく人型では無い魔物。各元素(現状炎、氷、雷)に対応した個体がおり、元素攻撃を仕掛けてくる。
長い溜めモーションの後に強力な攻撃を仕掛けてくることもあるが、溜めモーション中は隙だらけで尚且つ違う元素で攻撃すれば簡単に溜めが解除されピヨるので、その間に攻撃しよう。
普通にその辺を彷徨いていることもあるが、地中に潜んで奇襲をかけてきたり、採取できる植物に擬態していることもあるため、探索中は注意すべし。
見分け方としては、採取の際に吹き出しマークが出ているとトリックフラワーの擬態であることがわかる。また、ナヒーダのスキルでの採取に反応しない(その植物そのものではないので当たり前だが)

自律装置

遺跡守衛や遺跡ハンターなどの自律した機械達。いわゆるゴーレム
ミサイル攻撃や叩きつけなどの巨大さを活かした攻撃を仕掛けてくる。また、機械のため物理攻撃を軽減する。
しかし、どの自立装置にも弱点となるコアが存在するため、そこを2回ほど攻撃したりすると機能が一時停止し、動けなくなる。その間にスキルや爆発でタコ殴りにしよう。

プライマル構造体

スメールの砂漠エリアに出現する、遺跡シリーズとは別の起源を持つ自律装置群。
物理耐性は無いが透明化する能力を持ち、解除には激化反応が必要。
遺跡機械ほど強くはないが代わりに出現頻度が高い。

ヴィシャップ

ずんぐり体型の竜のような敵。
最下位固体のベビーヴィシャップからして激しく動き回るため捉えるのが難しく、苦戦する敵。しかし何故かシールド結晶を落としてくれるためゴリ押しが一応可能。
上位個体であるヴィシャップは体力が半分以下になると元素を帯びることがある。
淵下宮には派生系のアビサルビシャップも登場。30秒でこいつを3体倒すという無茶振りもいいところな時間制限チャレンジもあったりする。

獣域ウルブス

常に空中に浮いている、狼のような魔物。
テレポートを多用して捉えづらい攻撃を繰り出す上、一度攻撃を喰らうと「侵蝕」状態を付加され、チーム全員がシールド・ダメージ軽減を貫通して一定時間スリップダメージを受けることになる。
更に「侵蝕」は重ね掛け可能であり、戦闘が長引くとそれだけでかなりの危険が伴う強敵。特に近接キャラのみやヒーラー不在の編成で遭遇した時は注意深い立ち回りが求められる。
小型が獣域ウェルプ、大型が獣域ハウンドと区別されている。

エルマイト旅団

スメール砂漠地帯のある一族をルーツに持つ傭兵集団の総称。
あくまで総称であり、更に細かな集団に派生する。
街で歩いてるNPCもいたりするが、砂漠で出会う彼らはプレイヤーを敵とみなし襲いかかってくる。非戦闘時は音楽を奏でたりカードゲームに興じていたりと自由な面々である。
基本的には宝盗団のリデコだが、中には少し強い者もいる。

キノコン

スメールの各地で生息するキノコのような生物。一部は層岩巨淵の地下にも生息している。
攻撃で使う元素ごとに複数の種類に分かれている。
特定の元素攻撃を当てると攻撃方法とドロップする素材が変わるという性質を持つ。
一部の個体のモーションは先述のフライムのアレンジ流用だが、あちらと比べるとだいぶマイルドな性能。スライムやフライムと違い、元素生命体ではないため見た目と同じ元素で攻撃してもダメージが通る。
キノコンより大型のマッシュロンという個体がいる。こちらはより積極的に攻撃してくる。

クロックワーク・マシナリー

フォンテーヌ各地で活動する自律ロボット。用途によって様々な種類が存在しており、陸上だけでなく水中で活動する物もある。
フォンテーヌ特有のエネルギーであるプネウムシアによって作動し、エネルギーによって行動パターンや攻撃属性が変化する。機体の一部が黄白色に発光していればプネウマ、青紫色であればウーシアの属性を帯びている。
逆の属性のアルケーで攻撃すれば一定時間オーバーロードを起こし、弱体化する。
中には特化型マシナリーという強力な個体もいる。火力も耐久も高めなので、勝てない場合はアルケーを活用するなどの工夫をしよう。

原海アベラント

フォンテーヌの水中や水辺に生息する水生生物。
これまでの敵キャラクターと異なり、こちらから攻撃しなければどんなに近づいても襲って来ない種がいる。好戦的な個体は少ないが、一匹を攻撃対象にすると付近の個体が一斉に攻撃態勢になる。
非戦闘時は群れで遊んだり、日向ぼっこしたりしており、非常に可愛らしいと評判。
その上、陸上では攻撃しても反撃せずされるがままな個体も多いため、心を痛めながら泣く泣く素材のために倒す旅人も多いとか。

【ボスキャラクター】

フィールドボス

各地のフィールド上に潜む強力な敵キャラ達だが、メインストーリーたる魔神任務で必ずしも戦うわけではなく、大抵はキャラ育成に必要な素材集めのためこっちから喧嘩を売りにいく形となる。素材の受け取りには樹脂を消費するので周回は計画的に。戦うだけなら樹脂はいらないので腕試しにも。
雑魚敵と同様に冒険レベルに応じて難易度が上がる仕様となっている。


ウィークリーボス"名前を覚えるべき強敵"

魔神任務各章のボス格の一部や、伝説任務の一部に登場するボスと再戦するコンテンツ。
フィールドボスと異なり当時の激闘を思い返しているという設定である。の割に初戦でやってこなかった攻撃をしてくるやつが割といる
こちらは基本的に秘境挑戦の一種(征討領域)という扱いで難易度選択が可能であり、フィールドではなく専用ステージでの戦いとなる。
報酬受け取り回数に制限(週ごとにリセット)があるが、こちらも戦うだけなら特に制限は無い。



【舞台】

「テイワット」という大陸が舞台。
かつて「魔神戦争」という神々の戦いがあり、現代のテイワットにも魔神が繰り出した天変地異の一撃により生まれた異常な地形が多く残っている。
各国家は各元素に対応する七神によって建国され、統治されている。ただ、神によって統治スタンスには割と差がある様子。


モンド

と自由の国。
モチーフはオランダとドイツ。

湖に囲まれた城塞、モンド城を中心とする国家。城の周りの広大な草原を始めとして森林、河川、海、山岳が存在するとても自然豊かな土地。
最初に訪れる国ということもあり、設定通り他の国に比べて平らな地形をしている。ありがとう吟遊野郎

風神が山を文字通り切り拓いて建国したが、自由を尊ぶ彼は建国早々モンドを去ってしまい、以後も偶にしか顔を見せないので、人間を中心とする統治が続いている。
かつては貴族たちが奴隷を従えて統治していたが、ある剣闘士の活躍により貴族制は打破され、貴族は衰退。その結果民衆による統治がなされた。
現在は西風(セピュロス)騎士団が統治とモンドの防衛を担っているが、ファルカ団長をはじめとした数多くの団員が遠征でモンドを離れており、モンド本国における弱体化が問題化している。

広大な草原を生かした果樹園や花畑が多く、花売りや酒造が盛ん。特に蒲公英酒が名物品となっている。
対応する七神は自由を尊ぶ、風神『バルバトス』

ドラゴンスパイン

モンド内、南部に存在する雪山。
日本語に訳すと「龍の背骨」または「龍の棘」となり、かつて邪龍ドゥリンが果てた場所であるとされている。
ここだけの独自システムとして極寒ゲージが存在しており、焚き火や篝火などで温まっていない限り蓄積し、ゲージが溜まりきった瞬間凄まじいスリップダメージを受けてしまう。
ここを探索するならアンバーなどの手軽に炎攻撃を出せるキャラ、もしくはスリップダメージを上回るペースで自動回復ができるディシアが必須。
高難易度*26エリアだが、初期エリアのモンドと次のエリアの璃月の間にある*27ため、
ショートカットしようといきなり乗り込んで凍死する旅人が後を絶たない。
また、何故かモンドのトレジャーコンパスには対応していないため、探索には注意が必要。

モデルはアルプス山脈のマッターホルン。

金リンゴ群島

イベント「真夏!島?大冒険!」にて実装された期間限定マップ。
「霧海群島」の別名もある霧に覆われた群島。
設定上はモンド外海にあるようだが、マップ上では他の地域とは繋がっておらず独立していた。
イベント用マップにも関わらず完全新規デザインであり、恒常マップと同様の多数の宝箱や探索ギミックを備えた気合の入った作りから、期間限定なのを惜しむ声も多かった。
後にボスや一部のギミック等が稲妻で実装されており、「稲妻のベータ版としての側面もあったのでは」と推測されている。
翌年には「常夏!幻夜?奇想曲!」のイベントで復刻実装されたが、ギミックにはかなり手が加えられており、マップとしては半ば別物になっていた。

ちなみにこの島は元はと言えば風神が吹き飛ばした山の先端らしい。

璃月(リーユェ)

と契約の国。
モチーフは中国固有名詞が音読みだったり訓読みだったり中国語読みだったりバラバラなのは気にするな

港町、璃月港を中心とする海と山に囲まれた国家。岩の国というだけあって高低差の激しい険しい山岳地形が特徴。

かつては厄災が絶えぬ土地であったが、七神の1人である岩神とその仲間たちの力もあって現在は安定した土地となった。
現在は岩神と璃月七星(リーユェシチセイ)が統治している。防衛は七星配下の千岩軍が行っている。

商売人が多く、各地への貿易などが盛んである。また、テイワットにて流通している貨幣、モラはこの国で生産されている。
名物は香辛料や薬膳など。
対応する七神は契約を尊ぶ、岩王帝君こと岩神『モラクス』。

層岩巨淵

璃月最大の採掘場だったが、地下鉱区の奥で謎の物体が発見されて以降、坑夫達が昏睡状態に陥る事態が多発したため閉鎖された。
岩神の戦闘の跡地で、彼が作った巨大な石柱がそこかしこにある。
マップは璃月と地続きの地上鉱区、別マップ扱いの地下鉱区に分かれており、後者では便利アイテム「流明石の触媒」を用いて探索を行うこととなる。
地上鉱区の景観は璃月の他の地域と似た雰囲気だが、地下鉱区では奥に踏み入るとカーンルイアのものと思しき遺跡が姿を現す。
モチーフは中国・内モンゴル自治区の巨大鉱山「バヤンオボー鉱区」で、BGMにもモンゴルの伝統楽器である馬頭琴が取り入れられている。

稲妻

と永遠の国。
モチーフは日本

海に囲まれた島国。マップには記載されているものの、ある伝説任務をクリアするまでは正規の手段での移動がワープのみとなっている*28
島間の移動はウェーブボートを使用することが推奨。
モンドと瑠月がサービス開始当初から存在していたのに対し、「島」が追加される形で順々に実装されていった経緯を持つ。
そのためマップが非常に広く、特殊ギミックやクエストも多い。

現在は雷電将軍こと雷神をトップとする幕府による統治がなされており、幕府軍が武力の面を担っている。
以前はおおらかで基本的に平和であったが、物語開始時間から1年程前に鎖国令により外国との交易を排除し国内の神の目を徴収する「目狩り令」を開始。

江戸時代の日本がベースとなるため、侍や忍者、農民などの人間が多い。
だが創作物に関しては現代日本のラノベ文化を踏襲している。八重神子の待機台詞で「異世界転生モノが多すぎる」とぼやいていたり、稲妻の祭りがどう見てもコミケだったりと、娯楽小説周りだけやけに現代的。
転生したら雷電将軍だった件紀野の旅などかなりギリギリのタイトルも言及される。
米を生かした米まんじゅうや和菓子、寿司やラーメン団子牛乳など食文化も豊か。

過去に雷電将軍が稲妻との友好関係を裏切り侵略戦争を起こした蛇の魔神オロバシを斬ったときに斬撃の跡がそのまま谷になった地形や、邪悪な力に祟られるたたら場、常に雷雨が降り注ぐ島、晴れぬ霧に覆われた島など、平和で豊かだった序盤2国と比べて地獄のようなマップが多く、過去の争いをうかがわせる。
各エリアの歴史にまつわる世界任務もかなり暗い内容が多い。一方でラノベが盛んとギャップがすごい

対応する七神は永遠を尊ぶ、雷電将軍こと雷神『バアル』。

淵下宮

稲妻の島の一つ、海祇島の地下に存在する広大な地下空間。
かつて滅んだ国であり、主人公は亡霊の残影と話しながら世界の謎に迫っていくことになる。
モチーフは古代ギリシャ

イベント「三界道饗祭」にて、期間限定でバージョン違いの淵下宮が実装され、こちらも一部ギミックが層岩巨淵で取り入れられている。

スメール

と知恵の国。
モチーフはエジプトからインドにかけての中東地域周辺*29

モンドから瑠月の層岩巨淵を挟んで南西方向に存在する。
スメール教令院を中心とする学問の国であり、エリア実装前からNPCとして国外にもスメール出身の学者が数名確認されていた。

学術研究が盛んであり、人々は神の心を起源とするシステム「アーカーシャ」によっていつでも必要な情報にアクセスすることが出来る
その一方、身分による格差が非常に激しい縦社会であり、また教令院がアーカーシャによって情報統制をしている節があったりと、胡散臭い部分も多い。

東半分は広大な森林地帯となっており、人間や原生生物の他に「アランナラ」と呼ばれる精霊のような生き物が数多く暮らしている。
西半分は砂漠地帯で、古代遺跡のような遺物が数多く存在する。
両者とも各地に地下洞窟が多く存在しており、中には神秘的な光景が広がる。
「草の国」ではあるのだが、後のアップデートで砂漠エリア側だけが拡張されていったため、現在では密林地帯よりも砂漠の方が面積の多い砂の国と化している。まぁモンドも半分雪山だし

対応する七神は知恵を尊ぶ草神『クラクサナリデビ』。
但し、この神は「2代目」であり民からの信仰は薄く、大多数の民衆は500年前に姿を消した初代草神『マハールッカデヴァータ』を未だに敬愛している。また砂漠に住む民は滅んだ神『キングデシェレト*30』を信仰しており、そのことが森林の民と砂漠の民の対立の遠因となっていた。というより先述の身分格差はこのへんの事情によるものが大きい。
なお、草神の名前はスメール式の名前であり、他の神々と同じような本名も別にある。

ヴェルーリヤ・ミラージュ

Ver.3.8期間限定イベント「涼夏!楽園?大秘境!」にて登場。
「金リンゴ群島」に続き2つ目のイベント用・完全新作マップである。
任務をクリアすると入手できる専用アイテムを使用することで、なんと全ての宝箱がマップ上にマークされる
(最初は自分の周囲のみだが、任務を進めるとグレードアップする。)
これは通常の宝箱に加え、時間制限挑戦や元素石碑ギミックなどいわゆる「隠し宝箱」もマーク対象。
探索が苦手な旅人にとってはとても良心的。通常マップのトレジャーコンパスよりよっぽど性能が良い。
金リンゴ群島(特にVer.2.8)の探索が難しすぎたことを受けての措置かもしれない。

フォンテーヌ

と正義の国。
モチーフはフランス。

璃月の北西、スメールの砂漠地帯を経由して回り込むように接続されている。
フォンテーヌは水神が統治しており、国の別名にもある通り、『正義』を理念としている。フォンテーヌ廷にて行われている審判には欠かさず毎回参加しており、法廷の雰囲気に「酔いしれて」いる模様。
現在の水神は代替わりしており、現在のようになったのはこれによって方針が転換したためのようだ。また純水精霊たちは先代水神の眷属であり当代を嫌ってか一斉に離反したという。
そのためなのか何なのか、サブタイトルが「罪人の円舞曲」であったりPVで怪盗風のキャラが紹介されているなどストーリーにはピカレスクロマン的な雰囲気がある。

また、機械技術に長けた国のようで、ゲーム中で使用可能な写真機(カメラ)もフォンテーヌ由来のもの。フォンテーヌ出身のNPCにも技術者が多い。
法整備と司法も発達しているが、その厳格さを疎ましく思っている住民も多いようだ。
ver.3.3にて開催された「百貨珍品」で、みんな大好きリーゼントヘアの立本がフォンテーヌに訪れたらしいのだが、彼曰く「状況がやばい」とのこと。 情報が増えるごとに不穏さを募らせていく国である

水中エリアの存在を強くフィーチャーしており、その探索のためには水中に潜り、通常の戦闘とは全く異なるシステムでの三次元戦闘を行うことになる。水中アクションにありがちな酸素ゲージのようなものは特にないので、溺れる心配は不要。むしろフォンテーヌの水上・水中でスタミナを使い切ることに慣れてしまい、多国の水面で溺れる旅人が後を絶たない。
また、「ウーシア」「プネウマ」の2つの性質を持つ「アルケー」というエネルギーが存在し、2つをぶつけ合わせることで敵やオブジェクトのギミックが解ける。
フィールドに点在する「クラスター」を利用して探索ギミックを解けるようになっているが、フォンテーヌ人キャラと水元素旅人は自力でどちらかのアルケーを出すことができるため、敵の弱体を任意に行ったり、クラスターなしで探索ギミックを解いたりできる。

対応する七神は水神『フォカロルス』。

シムランカ

Var4.8の期間限定マップ。テイワットからは独立した童話の世界で、魔女会の魔女らによって創造された。

ナタ

と戦争の国。
モチーフは中南米・アフリカ。

地理的にはテイワットの西部に位置し、スメール砂漠地帯のさらに西側にある。
実装事前にナタ出身者は全くと言っていいほど他地域に姿を現さないなど、実装されるまではプレイヤー目線ではほぼ未知の国として描かれた。
象徴となる言葉は「戦争」であるが、実情は他の国でのそれを上回る規模で侵略してくるアビスとの戦いに明け暮れているというもので、戦いが常在化しているとはいえ一致団結しての防衛戦という形でありそれほどネガティブなニュアンスではない。

炎以外の各元素に対応した6つの部族があり、各々が集落を作って暮らし、中心都市をゲーム的に担当するのが居住区ではなく「聖火競技場」なのが特徴的。
彼らの中で選ばれた人間は「古名」と呼ばれる別の名前を継承し、その功績を代々受け継いでいく。
「龍の国」ともされており、竜たちと共生している。

「帰火聖夜の巡礼」という闘技大会で選出された勇士を「夜巡者の戦争」と称して戦いに送り込むことを繰り返しており、
「夜巡者の戦争」においては、たとえ誰かが死亡しても、仲間の誰かが生還すれば(古名を受け継いだ者であれば)炎神の力で蘇生することができる

「燃素」という特殊なエネルギーが存在しており、ナタ出身キャラはこれを得ることでより有利に行動することができる。
竜に憑依してその竜の能力を使うことができ、跳躍・泳ぎ・崖登りなど様々なアクションを行うことが可能。
これはナタ出身の各キャラのスキルで代用することも可能で、その関係もあってナタ出身キャラは全て何かしらの移動能力を持つ。

対応する七神は炎神『マーヴィカ』(個人名であり、神としての名前は現状不明)。
ナタにおいては選ばれし人間が代々神の座を受け継ぐというプロセスを経ており、彼女もれっきとした元人間。

スネージナヤ

の国。象徴する言葉は不明だが、「愛」ないしは「反逆」だという説が有力。
テイワットの最北に位置すると言われており、恐らくフォンテーヌのさらに北にあると思われる。
Ver.5台時点ではエリアとしては未実装だが、スネージナヤ所属組織のファデュイは初期から登場している。
シナリオではファデュイを用い、各地に侵攻紛いの行為を行っている。
NPCにもファデュイの関係者は多い。
寒冷地帯のようで、NPCの人名などからモチーフはロシアと推測されている。

対応する七神は「氷の女皇」と呼ばれる(本名は不明)。

カーンルイア

500年前に神によって滅ぼされたとされる地底の国。
神ではなく人間によって建国されたことや、当時としては破格の技術力を持っていたと思われること、更には血生臭い侵略国家であったと思われることなど謎が多い。


【高難易度コンテンツ】

深境螺旋

出現する敵を制限時間内に全滅させるチャレンジに挑むことができる。
第1層から12層まで存在し各層全3ステージずつだが、途中から1つのステージが前後編構成となり、前半と後半に別々のパーティで挑むこととなる。なお、前半と後半は制限時間を共有している。
残った制限時間に応じてステージごとに☆0〜☆3までの評価が得られ、1層あたり合計☆0〜☆9の評価が付く形となる。この☆の合計数に応じて報酬(原石含む)が増える形となっている。
特に9〜12層は定期的にクリア状況がリセットされて内容も更新され、報酬が再取得可能となる。
ただし難易度も極めて高く、特に11層・12層は育成がかなり仕上がっていないと☆を取るどころか制限時間いっぱい生き残ることすら難しい。
報酬を全て貰うには9〜12層の全てのステージで☆3を取らなければならず(螺旋☆36等と呼称される)、事実上のエンドコンテンツとなっている。

幻想シアター

ver.4台終盤に実装された、事実上のエンドコンテンツその2。
こちらも定期的に内容が更新される。
「パーティ編成は自由だが敵が強い」螺旋に対し、こちらは「敵の強さはそれなりだが編成に縛りが設けられている」形となっている。

まず所有キャラの中から出撃させるキャラを選び、ステージクリアやステージクリアで得たポイントの消費でそれらのキャラから一人ずつ「控え」に加えていくことができる。
挑戦に出すことができるのは控えに入っているキャラだけであり、さらに最終ステージまでで各キャラ2回までしか出すことができない。
なお、出撃可能なのは更新ごとに選ばれる3種類の元素に属するキャラクター及び、それと別枠の「特別招待キャスト」であり、事実上の元素反応縛りとなっている。
そのため幅広く多くのキャラを理解・育成していなければならず、初心者に対する敷居は螺旋よりも高い。
単純な難易度自体は螺旋12層に通用するパーティならば概ね軽く捻れる程度だが、時には敢えて中途半端なパーティでギリギリでクリアし強力なキャラを温存する……などの判断が必要となる。
出撃できないキャラの星5武器を出撃できるキャラに持たせるなど、手持ちのリソースを出撃可能なキャラになるべく集中させるのもポイント。

地方伝説

事実上のエンドコンテンツその3。(便宜上その3としたが実装は↑より早い。)
フォンテーヌ以降に実装されたマップに配置されている、ものすごく強い雑魚敵。
いずれも既存の雑魚敵のコンパチ強化版に専用技をいくつか加えたような形となっているがその強化幅が異常であり、螺旋12層を踏破できるパーティでも一歩間違えば容易に全滅させられるレベルの圧倒的な耐久力と火力を持つ。
上記2コンテンツと異なりフィールドに固定配置であるため、基本的に何の変哲もない場所に何の前触れも無く出現する。
その分攻略法の自由度が高いのも特徴で、料理バフの活用・落下ダメージの活用・地形ハメ・水没で即死させる・マルチプレイで袋叩きにする…などなどとにかく何でもアリ。
報酬は元となった雑魚敵と同じ素材を多めに落とすだけであり、原石の報酬は対応したアチーブメントで貰える僅かな量のみと、ハッキリ言ってガチャを回したいだけなら二回以上構う必要はほぼ無いのだが、攻略の制限の少なさもあってか骨のある挑戦を求めて挑んでいく戦闘狂旅人は後を絶たない。
ナタ実装時にはさらに輪をかけて凶悪な技やギミックを兼ね備えた地方伝説が登場。ただでさえ強いこいつらを特定の縛りの上で撃破する複数のアチーブメントも追加されるなど、世界ランク9の実装も相まってさらなる高難易度化を見せた。
まあ原石を取る目的だけなら世界ランクを下げてしまえばいいのだが……

【用語】

  • 七神
テイワットの七つの国をそれぞれ統治する七柱の魔神。炎・水・風・雷・草・氷・岩の七元素に対応している。
彼らは魔神同士の争い「魔神戦争」の勝者であり、現存するのはこの七柱のみだがかつては七十二もの魔神がいたという。ちなみに今までに登場した魔神の名は皆ソロモン72柱からとられている。
人間にとっての「神の目」のような「神の心」なるアイテムを持っており、それがないと本来の力は振るえない模様。

  • 七天神像
七国の各地にある、七神をモデルにした像。ぶっちゃけそこまで似てないが
各エリアの七天神像に触れることでそのエリアのマップが解放される。また、あちこちに隠されている「失われし○神の瞳」(○の部分は国により異なる)を集めて奉納することでスタミナ上限増加を始めとする様々な恩恵が得られる。

  • 元素
テイワットに満ちた魔法や神秘の根源。それぞれに対応した魔神が存在する。現状は炎、水、雷、氷、風、岩、草の七つがあるが、七神以外の魔神がいたころはこれ以外の元素もあった模様。虚数元素とか量子元素もあったんだろうか?
ダインスレイヴなどが操る未知の元素も確認されている。

  • 神の目
宝石のような見た目をした結晶。これを持つ者はその神の目に対応した元素を操る力を得る。
人の願いが極限まで高まり、神の視線をその身に受けた時に授かるとされる。
この願いとは具体的な願いというより、一生を懸けても叶えたい夢、一生貫きたい生き方のようなもの。

  • 天理
七神の上に立つ、テイワットの管理者。
天理に不都合なことをする国に呪いをもたらしたり、「釘」を落として直接的に滅ぼしたりした。
「天理の調停者」との関係はいまいち判然としない。

  • アビス
「アビスの魔術師」がその辺にいたり、いつもなにやら陰謀を企んでいたりするためどこか身近な印象だが、場所や歴史など詳細は一切不明。
天理への反逆を試みている。
異空間じみた場所にあるらしく、そこに迷いこんだタルタリヤは数日で数ヶ月の経験をしたとのこと。

【小ネタ】

  • テイワットの1時間は現実時間の1分であり1日は24分。午前6時に東から太陽が昇り、西に月が沈む、また午後6時に東から月が登り、西に太陽が沈む。

  • サービス開始時、チート検出ソフトが張り切りすぎてしまい、アンインストールしても消えないという事件が起こった。
    サービス元の会社がある国のお国柄のおかげもあり一時炎上したが、今はきちんとアンインストールすると消える模様。安心して欲しい。

  • キャラクターごとの細かな作り込みが非常に多い。そのわりに戦闘モーションは共通のものが多いが。
    例として、普通のキャラは雪山では息が白くなるのだが、呼吸を必要としないキャラは白くならない、
    とあるイベントであるアイテムを探すとき、そのアイテムの近くに行くと神の目が光るという性質で探すのだが、偽物の神の目を使っているキャラは反応しないなど。
    プレイアブルキャラのみならずNPCに対してもこの作り込みが適用される事があり、Ver2.2では稲妻の一部NPCに対して「刀の差し方」を「刃が下向きであった状態から刃が上向きになるように修正」する対応が行われた。

  • 七神など一部キャラは『崩壊』シリーズからのスターシステム的な似たデザインになっている。特に『崩壊3rd』はオープンワールド制である本作の前身となるモードを実装しているだけあり、似たシステムがちらほら存在する。

  • BGMは七国ごとに異なり、各国の民族音楽風のなかなか凝ったものになっている。また、モチーフ国で収録するというこだわりがある模様。

  • ユーザーからの声を拾い上げる狙いからか、ゲーム内での満足度アンケートがかなりの頻度で行われている。回答すると報酬としてモラが貰えるうえ、ユーザーの声を反映したアップデートが過去に多数行われた実績があるため積極的に回答するとモラ事情&将来のプレイ環境改善に繋がるだろう。



今、このページを読み切った者よ。
貴様の旅は終わりを告げようとするが、貴様はまだ最後の扉を開けていない。
その旅の意味を理解しているのならば、追記・修正せよ。
俺を倒せ。
道を開けろと命令しろ。
俺なんかよりも、貴様がもっと上手く編集できると証明してみせろ。
そして、全ての運命を新たに紡げ。

俺はほとんどの記憶を失くした。だが、どうしても忘れられないことがある。
彼女も、このページが好きだった。

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最終更新:2025年04月20日 17:00

*1 ボートが必要そうな海上は殆ど滑空で向かえるため。一応モンドには地図にない海の彼方の隠し孤島があるが、最北東とやっぱり遠いのでガイアあたりの元素スキルで強引に海を渡った方が早い

*2 星4だが例外的にカットインが挟まれる

*3 Ver3.0の変更前は「炎元素付着の効果継続時間-40%、被回復量+30%。」

*4 片手剣か長柄武器による落下攻撃、両手剣による攻撃、爆発属性の攻撃。

*5 Ver1.3の変更前は「連撃中断耐性が上昇する。シールドが存在する時、与えるダメージ+15%。」

*6 一部で声のみ出演した事はあった

*7 2人プレイでは各2人ずつ、4人プレイでは各1人ずつ。3人プレイの場合はホストが2人、ゲストが1人のキャラを支える。

*8 そのためか主人公は料理上手という設定である

*9 星5聖遺物の場合。星4聖遺物は2~3つ、星3聖遺物は1~2つつく。

*10 一つで60回復する。

*11 1日6回まで。回を重ねるごとに原石の消費数が増えていく。

*12 過去に一度だけ、恒常ガチャでも手に入る刻晴が限定ガチャでピックアップされたことがある。

*13 例えば通常攻撃を殆ど行わないキャラは通常攻撃の天賦を上げても意味はなく、追加効果や元素反応によるダメージを出すキャラは性能が天賦倍率に依存しないため上げる恩恵は少ない

*14 鉱石や氷が砕けたりノックバックが強いといった特徴がある。

*15 そしてクールタイムより持続時間の方が長いため、破壊されない限りシールドを張り続けられる

*16 初期に評価が微妙だったため何故か追加されてしまった

*17 キャラクターボイス設定に関わらず、ここだけは字幕付きの中国語で固定される

*18 なお、彼女のモチーフ武器は薙刀。

*19 登場時点でまだ主人公・コレイ・ティナリの3人しかいなかった。

*20 設定的にも、ニィロウは貴重なクラクサナリデビ信徒というつながりがある。

*21 厳密にはこの家は二人が手に入れた共有財産だったのだが、その時は余裕があったカーヴェが調子に乗って所有権を放棄した。

*22 ゲーム的にはフォンテーヌ所属キャラとして扱われている

*23 豊穣の邦きっての勇士として名前だけ言及されていた。

*24 原則的にイベントを復刻開催することがないのもあり、期間限定でプレイアブルキャラの重大な話をするのがあまりよろしくないという都合もあるだろう。

*25 爆発後に死亡判定がある。タイムアタックなどでは爆発後にタイマーストップ。

*26 本作では敵のレベルはプレイヤーの進行に合わせて調整されるため、不適正なレベルの敵に殴り殺されるとかではないのだが、極寒ゲージの存在がとにかくキツい。

*27 と言うと通行必須のようだが、アップデートで途中から実装されたエリアであり、避けて通れるルートも普通にある。

*28 周辺の海上には不可視のワープゾーンが設けられており、海上から出入りしようとしても来た場所の陸地に戻される

*29 より具体的には「シルクロード」だと思われる

*30 当初は原語版の「紅王」をそのまま英語にして「スカーレットキング」と訳されていたが、「ダサい」「スメールの世界観に合わない」と不評だったため、アップデートで変更された。なお「デシェレト」は古代エジプト語で「赤」という意味のため、ニュアンス自体は変わっていない。