登録日:2023/09/16 (土) 13:11:00
更新日:2024/09/28 Sat 09:59:42
所要時間:約 18 分で読めます
後に拡張版『
ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』(
Dragon's Dogma:Dark Arisen)が発売されている。
HDリマスターは『ダークアリズン』込みで、PS4、
Xbox One、
Nintendo Switch、
Steam、GOGで発売されている。
簡単な操作で派手なアクションを楽しめるゲーム性や生活感のあるオープンワールドを指向してか、広大な大地を走り回る他に様々な物事が連鎖しプレイヤーの行動が後に響いてくるストーリー展開も見ものである。
とは言え、行動範囲がひとつの半島内に限定されるため気候帯を跨ぐようなこともなく、景観の単調さや移動の煩わしさを指摘されることもあった。
しかし漫画化・
アニメ化したりオンライン版が運営されたり、続編製作が発表されたりと、概ね好評を得た作品である。
ストーリー
昔々、ドラゴン退治に命がけで挑んだ男たちがいました――というのはさておいて。
ドラゴンの出現が予言されている、などと突拍子もないお触れを告げる衛兵。そんなものは存ぜぬと元気に走り回る子供たち。
そんな何の変哲もない漁村に、予言通りに真っ赤なドラゴンが現れた。桟橋や家々は破壊され、衛兵は剣を捨てて逃げ……一人の村人がその剣を取ってドラゴンに立ち向かう。
当然ながら敵うべくもなく一撃のもとに吹き飛ばされ、さらに胸を鉤爪で貫かれてしまった。しかし、心臓を失ったその者は『覚者』として蘇生し、竜を討伐するための冒険がはじまった。
用語
かくしゃ。ドラゴンに
心臓を奪われ、取り戻すためにドラゴンを追うことを宿命づけられた人間。
老いで死に至ることはないらしく、老化自体もゆるやかになる。病気になるかは不明だが、外傷では普通に死ぬ。
おもに主人公がそう呼ばれるが、その他にも覚者は登場する。ダークアリズンではモブ覚者が大勢いたりするし。
なお、心臓を取り戻したとしても胸の傷跡はそのままである。
『異界渡り』と呼ばれる、人間の姿をした人間ではない存在。右掌に光る文様がある。
覚者は『リム』という石碑のようなものから彼らを呼び出せるほか、半島のあちこちを普通に闊歩している。
並行世界間を流れる記憶が人の姿を取ったような存在であって、不老であり、肉体的な死を迎えても存在の消滅を意味しない。
(
ゲーム的には倒れてから三分間放置するとロストするが、同じポーンの再召喚は可能。またワンタッチで蘇生できる)
生命に関する感覚が薄く、冗談を介さない……とされるが、世界に長く留まるとそれなりに人間味を備えて来るという。
西洋風
ファンタジーにありがちな教会。
元のイメージに違わず学府としての機能も持ち、禁断の知識とされ外部での研究が禁止されている領域もあったりする――例えば、ドラゴン。
ドラゴンによる破壊を待望するドゥームズデイ・カルト。もちろんお上からは目をつけられている。
不平をため込んだだけの末端信徒は浮世離れした雰囲気はなく、本部栄転だの出世だの俗っぽい。
敵として登場する構成員は魔術師系。あるいは
アンデッド(の餌)。
地名
物語の舞台となる国。ドラゴンの襲撃を受けてか、各地に
ゴブリンや野党がはびこり始めている。
半島南部にある漁村。(
ゲーム中では)領都以外には唯一の、人間が定住している集落。
ドラゴンに襲撃されて海沿いの一部施設が破壊され、死傷者も出ている。
すぐ北にある軍隊の宿営地までの短い街道は安全、だったのだが
ゴブリンや狼が頻繁に現れるようになった。
グランシス半島の首都、かつ(
ゲーム中では)唯一の都市。
治安はそれなりに良く、武器を構えたところを衛兵に捕まると投獄されてしまう。
GUARD BANK VENDOR BUY
地下には螺旋回廊を中心とした
ダンジョン『エヴァーフォール』が存在する。
謎の女性オルガに導かれて訪れる、『ダークアリズン』の舞台となる謎の島。竜に関わる者以外には訪れるばかりか見ることもできない。
地下には巨大で危険な迷宮が広がっており、その最奥では“
闇のめざめ”を目の当たりにすることになる。
狭くて暗くて水っぽい、敵も強くておかわりもある巨大高難度
ダンジョン。即死技持ちのボスまで完備。その分実入りはデカい。
ここを訪れれば領都到着以前でも転職が可能なのが便利。
入口付近で採取採掘するだけでも結構儲かるし行って損はない
クリアしてもさらに挑むことが可能で、三周目となると正にエンドコンテンツ。とんでもないデバフを背負って戦う羽目になる。
ストーリー的には周りが何か勝手に納得して終わるので蚊帳の外感が半端ないが、主人公の物語は半島側にあるので仕方ないところか
キャラクター
過去に覚者として戦った人物。ファイター。デフォルトっぽいが若干異なる容姿で、装備品も実はなかなかのもの。
チュートリアルクエストで操作するキャラクタ。メインのサルドに加えてクインスとモルガーナ、三人のポーンを引き連れて戦う。
ドラゴンの顔出し、ポーンの羽交い絞め、大型モンスターへのしがみつきといった基本を学べるが出番はそこまで。
このくだり、二周目以降はスキップされる。そのことも伏線なのだから恐れ入る
漁村カサディスの住人。村を襲撃したドラゴンに心臓を奪われ『覚者』となった。そのため心音がない。
心臓をブチ抜かれただけあって、初期装備は胸元が破れて血痕のある質素な服。派手な傷跡が丸見えである。
キャラメイクが可能なため
台詞のないタイプだが、カットシーンでは表情豊か。
美形に作れても表情が合わないのはよくある
+
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キャラメイク関連 |
このゲームは荷重によって移動速度が露骨に変わり、アクションへの影響も出てしまう。
荷重の許容量はキャラクタの体重で決まる(70kgで中間、110kgあれば最大容量)。その分、長身傾向となる。
長身のキャラは近接攻撃のリーチも長く、移動速度も高くなる。……というわけで、2mオーバーの巨漢がゲーム的には有利である。
130cm台の子供も作れるが、縛りプレイ以外の何物でもない。移動は遅くなるわ水場で濡れやすくなるわ。
女性の場合は70kgに到達させるだけでも妙な体格になりがちで、それ以下の数値ではかなり不利。セクシーな衣装だと傷が見えるのも難儀。
この辺の仕様が後述のキナ関連の不自然さを遠ざける……のかも知れないが、それで爺さん覚者は防げないので、意図的なものではないかも。
ともあれ、キャラメイクのやり直しは髪型などの一部を除いてハードルが高めなので慎重に。
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+
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ジョブ関連 |
◆初期に選べる基本職
使用武器は片手剣、盾。防御面に優れた近接タイプ。アビリティ『速離』はいざと言う時に有効。
使用武器はダガー、弓。射撃戦の他に搦め手も使える器用さが売り。高速移動も得意。
使用武器は杖。魔法使い。基本的な攻撃魔法と属性付与を得意とするが、唯一回復魔法が使えるのが特徴。
◆レベル10以上で転職可能になる上位職
基本職の上位版に見えるが、使える武器は別物で性質も違う。
使用武器は両手剣、ウォーハンマー。大振りで隙は大きいがとにかくパワフル。
使用武器はダガー、大弓。狙撃や全力射撃が可能だが、ストライダーに比べてダガー技が弱体化している。
使用武器は大杖。詠唱時間の長い大魔法が売り。アビリティ『談判』も有効性が高いので使って損はない。
◆ポーンは転職できない(NPCやモブには稀にいる)混合タイプ
使用武器は片手剣、メイス、魔道盾、杖。ファイター+メイジ。支援能力が高いが魔法攻撃もこなせる。
使用武器は片手剣、ダガー、弓、盾。ファイター+ストライダー。攻撃特化タイプだがカウンター技もある。
使用武器はダガー、魔道弓、杖。ストライダー+メイジ。ホーミングする魔道弓が強烈の一言。閉所にも強く、公式公認最強ジョブ。
パラメータ成長にもそれぞれ差異があり、全くやり直しが効かないので留意すべし。
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正確な用語ではないが、便宜上この名を使用する。プレイヤーがカスタマイズできるポーン。略してメイポ。
カスタマイズ要素は外見やジョブ・スキルに留まらず、行動傾向や口調もカスタムできる。慎重派だとちょっと困るかも
プレイに応じて土地やモンスター、あるいはクエストの知識を蓄積し、攻略情報を与えてくれることもある。
本作のメインのオンライン要素。略してサポポ。
他プレイヤーのメインポーンを二人まで雇い入れてパーティを作ることが可能。
解雇する際にお土産とメッセージを持たせる事が可能なので、出来れば死なせずに運用したい。
なお、オフラインでもあらかじめ用意されたポーンを雇えるので問題はない。最初に雇うポーン『ルーク』もこの類。
カサディス村長の娘。主人公とは幼馴染なので、主人公が子供だったり老人だったりすると不自然なことになる。
覚者となった主人公のために、ドラゴンに関する知識を得ようと奔走する……という筆頭ヒロイン。
終盤で特異な台詞や演出のあるヒロイン候補の中でも特別待遇で、イベントによる退場が早いが脈絡を無視して舞台に戻って来る。
浅黒い肌をした異国の姫騎士。車だったり悪魔だったりはしないがくっころはある 安酒大好きな酒豪。
ドラゴン出現により、各国の約定によって半島に派遣された。
しかしろくに手勢もなく僻地での募兵任務を宛てがわれ、手土産を確保できてようやく領都へ帰還出来た辺りに扱いの悪さが窺える。
本人も力不足を認識しており、それでも現状をなんとかしようと努力する好人物だが、それ故の焦りも見て取れる。
ヒロイン候補の一人。その中でも確実に絡む人物だが、中盤接触が取りにくくなったり退場が早いのが難儀。
巨乳女商人。女性用防具が目玉商品。派手な容姿に似つかわしい、わがままでがめつい人物。しかも迂闊。
得られる伝手を何でも使って店を構えたまでは良いが、その伝手のせいで身を危うくしてしまう。
ヒロイン候補の一人。嫁にしても貸した金は帰ってこない
森にすむ『魔女』(正確には魔女は彼女の「おばあちゃん」だが)。材料を持ち込めばハーブ酒を作ってくれる。
ゴスっぽい見た目が祟ったか、ドラゴン出現の濡れ衣を着せられて魔女狩りに遭ってしまう。
ヒロイン候補の一人、かつ、事の真相にも近いキャラである。退場どころか主人公と同居するのがまた強い。
領王エドマンの妃。嫁いできたばかりらしく、年齢の離れたエドマン
からの扱いとの関係は良くない。
偶然出会った主人公に惚れてしまい、すったもんだの末に
扼殺離宮に幽閉されてしまう。
その救出を主人公は頼まれるのだが……離宮で『ゆうべはおたのしみ』した上に、洞窟を
お姫様抱っこで突破する。
どう見ても
ドラゴンクエストです。
本当にありがとうございました
ヒロイン候補の一人。退場イベントがヒロイン確定の直前に発生するため、仕様上彼女で確定しやすい。
旅の行商人。
ゴブリンに絡まれているところを助けるファーストコンタクトから懇意の客になると相談を持ち掛けられ、さまざまな品を探すことになる。
なお、本当に行商しておりあちこちの拠点を数日ごとに移動する行動パターンを持っている。
専用台詞ありのヒロイン候補ではあるが、女性陣とは違ってラストが簡素になる。
カサディスに住む知的好奇心と行動力の塊のような青年。たびたび失敗はするがめげることのない人物。
ヒロイン候補の一人、ラスト部分はレイナード同様。
メルセデスとは別の異国から派遣された騎士。物凄い勢いでメイスを振り回す豪傑。
散々胡散臭いところを見せておいて実際裏はアリアリ、その割に妙に正直なところもある男。しれっと脱獄しておいてとんぼ返りしたり。
ヒロイン候補の一人、ラストは以下略。
領都の宿の主。宿泊(=通信)・倉庫・転職などの機能を持つ最重要窓口。オバダビィトゥデイ
ヒロイン候補ではない。以下同様。
しかし無印版では彼との望まぬEDを迎える覚者が続出した。
歓楽区の路地に店を構えるクズ物屋。珍品を取引している。
そればかりか、『贋作』としてアイテムを増殖することも請け負っている。
富裕区に住まう豪商。覚者には高級消耗品を売ってくれる。
珍品好みだが贋作も大好きという謎
あくどいやり口で有名であり、ファーストコンタクトも
地上げの片棒をかつげというもの。そのイメージにたがわない、剥げた恰幅の良い中年である。
手広く"やりすぎた"ことが祟り、ストーリー中盤で訴追されてしまう。主人公はその裁判のため奔走することになる。
魔術師(志望)の男、おそらくソーサラー。昔の大魔術師の書き残した書物を探しており、主人公に捜索を依頼してくる。
その恩義を返すために、後々の大捕物で加勢してくれる熱い男でもある。偽の魔術書を渡すことも可能で、その場合……
相当昔から存在している覚者。手足が真っ黒に変色した老人。主人公にさまざまな助力を与える。
竜識者のメインポーン。若々しい姿だが主とそっくり。長く仕えたポーンは主人に似てくるんだとか。
彼らの住むヒルフィギュアの丘に描かれた地上絵の作者でもある。槍の穂先のところに本物の槍の穂先を仕込むお茶目さん。
覚者の一人。ドラゴンを倒したことで王となった男。別名『竜王』、その名が伊達でない力も備える。
またも出現したドラゴンへの対処として主人公を使い走り各地に派遣することで力量を見極める。
なお、周辺国は二度目のドラゴン征伐には警戒を強めており、兵を派遣してはいるが裏がありあり。
人間キャラとしては最強格。生半可な覚者は衛兵を待つまでもなく返り討ちにできる。
“救済”の長。深い皺の刻まれた青白い肌をした隻眼の男。死霊を操る力を持つ。
序盤から主人公の前に現れ、たびたび顔を見せては逃げおおせる曲者。
地下組織の主らしく、演説は堂に入っている。その最期はダークファンタジーというよりホラー映画かパニック映画
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ストーリーを少々とゲームの仕様、あるいはオバダビィトゥデイ |
このゲームの人間NPCは多くが固有名を持ち、隠しパラメータ『好感度』も持つ。
それによって話しかけた際の反応が変わったり、高ければ依頼を持ち込まれたりする。
好感度を上げる方法は関連するクエストをこなす・プレゼントをする・話しかける。何度も話すだけで気に入られていくのである。
しかし、好感度が高いのは(本人にとって)良い事ばかりではない。
クライマックス直前で、好感度が最も高いキャラクタがドラゴンにさらわれてしまうのである。(同率一位ならその内で最後に話した相手)
では誰が攫われるのか?というと、宿の主人アッサラーム。便利機能が詰まったキャラなのでたびたび話しかける=好感度MAXかつ最後に話す可能性高。
攫われる以前に、髭のおっさんが顔を赤らめピンクのオーラを纏ってオバダビィトゥデイと出迎えてくれる時点でヤバい雰囲気もMAXなのだが。
しかもそのおっさんがゴブリンにくれてやる、好きにしろッ状態にされる。わかると言われるのはゴブリンだが
さらに、ゲーム的機能が死ぬので本当に困る。いちいちカサディスか宿営地に戻れと?
……という、無印でのお話。
ダークアリズンによってアッサラームだけは話しかけても好感度が上がらない仕様に変更されているので、前述の悲喜劇は自動回避される。
それに意図的にやったとしても、黒呪島に飛べば済むので攫われること自体はそれほど困らなくなっている
ただし、ほとんどのキャラクタをヒロインにできてしまうフリーダムさ加減は失われていない。
幼馴染の娘や王妃様ならいざ知らず、大臣・酒場の親父・盗賊の親分・そこらの兵士・市場にいた奥様・漁村の少年……と、ソレどうなのってキャラまでヒロインに仕立ててしまえるのである。もちろん性別は無関係。
キャラ紹介の項で『ヒロイン候補』と書き添えたキャラ以外は、使い回しの台詞しかないのがちょっと残念。
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アイテム
領都に設置してある設備と、そこへ
瞬間移動する使い捨てアイテム。
キメラのつばさ
戻りの礎はアイテムとしても存在し、適当な場所に設置しておくと転移時の選択肢が増える。
なお礎の方は周回につき1つ(しかも後半のイベントまで入手不可)だけ、飛石は1つ20,000G(ほどほどの武具に匹敵する価格)と、滅茶苦茶不便な仕様だった。
ダークアリズンでは礎が周回につき5つ+カサディス(と黒呪島)がデフォルト追加、飛石は領都到着時点で『刹那の永久石』を自動入手(使い放題)と非常に便利になった。
とにかく移動が面倒な
ゲームなのでありがたい変更である。
この手の
ゲームにありがちな回復アイテム。メイジしか
回復魔法を使えず、また魔法での回復では完全回復できない仕様のため非常に重要。
もちろん上位版やら複合版やらが多数存在し、アイテム調合やなんやかんやあるので好みで使い分けていきたいところ。
スタミナを回復させるアイテム。肉や魚なども同様の効果を持つが、店売りかつ時間経過での劣化が存在しないのが強み。
魔法を含むスキル発動、ダッシュ、しがみつきといったアクションは全てスタミナを消耗するので備えて損はない。
というか、備えてないと死ぬ場面もあるので常に備えろ。
蘇生アイテム。ポーンではなく、セルフ蘇生が出来るアイテムである。
死んだNPCを蘇らせることまで可能で、それによって話の筋が変わることもある。
ダンジョンや夜は暗くて見通しが効かないが、魔法での明かりなどはほぼ存在しないためコレが必須。
バッドステータス『水濡れ状態』になると即座に消えてしまい、着け直しの手間がかかる。バステ耐性では防げないので腰まで浸かる深さの水には注意。
ポーンが持っていても光源としてはあまり役に立たないが、屋外であれば昼夜の判定に使える。
物理弓職が使用可能な特殊矢の一種。名の通りに命中すると爆発し大ダメージを与え、ついでに炎上効果まである。
使用可能な職はもれなく複数の矢をまとめて放つスキルを持っているため、職業間バランスを爆裂させている。
欠点はクソ重い(一本で0.27kg)こと。五十本もあれば下位ドラゴン亜種でも秒殺だが、それだけ持つと他の矢(重い部類の『石化の矢』で0.03kg)との差がとんでもないことになる。
同様の矢の一種。一本しか持てない(使用後に買い直すのは可)上にかなり高価(30万G)。
つがえると触手が生えてくるわ、放つとセーブされるわと物々しい仕様に違わず、命中すると相手の身体を触手が貫いて即死させる。
ごく一部の例外的なモンスターを除いて耐えることは不可能で、それはドラゴンすら例外ではない。
余談だが、デザインを一言で言うと『白い
ロンギヌスの槍』。
物理攻撃/防御・魔法攻撃/防御の四種があり、短時間のバフを与える使い捨てアイテム。
問題は、四つ重ね掛けすると二倍にまで跳ね上がること。もちろん爆裂の矢にも有効なので……
そして、あなたはここに覚者として立つ 真実を識るもの、竜を斃すものとして…
モンスター
小鬼型モンスター。武具や火を使い、人語も解すばかりか(個体によるだろうが)手紙を書けるほどの知能を持つ。
土地が移ろうが事態が変わろうが、たいていの場所に亜種が現れるため『変わり映えしない』印象を持たれがち。
類似品に狼とハーピー、あとリザードマン。こいつらは最強種が目立つ分
ゴブリンよりはマシだが。
真っ赤な鱗に翼と手足を持つ、極めてスタンダードなドラゴン。亜種を含めてポーンに対して妙に強く、掴んで洗脳したり咆哮で即死させる力を持つ。
うずくまるような態勢で現れたり、主人公を指先で突いたり、話すのに鼻面を突き出してきたり、魔法詠唱で手をちょこっと上げる仕草が可愛い。
サヴァン操作時にも顔見せ(物理)するが、その様子がD&D赤箱を彷彿させるド迫力。決戦時にはギミックたっぷりの激戦を演じることになり、さらに迫力が増す。ワールドツアーにも付き合えるぞ!
そして斃した暁には、竜の血を浴びた武具が限界を超えて強化される。
スタンダードな獅子・山羊・蛇の合成獣。サヴァン操作時のボスであり、各地に散在する大型モンスター。
獅子と山羊が別箇のHPを持っており双方を"黙らせ"ないと倒せない。しがみついて山羊を斬る、というチュートリアルにはもってこいな相手である。
尻尾は普通に部位破壊(この
ゲームに剥ぎ取りはないがドロップあり)だが、亜種だと再生する。
一つ目の巨人。主人公がまともに相手取る最初の大型モンスター。
見た目通りのパワーで、棍棒のスイングをまともに食らえば人間がホームランされてしまう。
初見時はモブ兵士が頑張っていたおかげかかなり弱っており、爆弾をうまく投げつければ一撃で終わる程度。
もちろん通常時は普通にタフだし、鎧を着たものもいる。こいつも頻繁に出会うし、大抵は
ゴブリンがおまけでついてくる。
スタンダードな
四つ首の大蛇。サイクロプス戦の後に、宿営地を襲撃し破壊した。
首は案外簡単に切り落とせるが、神話通りに再生する。傷口に火をかければ再生が遅くなるのも(ある程度)神話通り。首を全部落とせる(再生するまで行動を止める)辺りから完全に神話とは違ってくる。
初見時は
爆弾を飲ませて首を一本吹き飛ばしたところで戦闘終了、その首を手土産に領都へ向かうことになる。
また、イベントをこなしていくと別な線からの因縁も見えたりする。
一部プレイヤーからはコイツが手紙を書いたと思われているらしい
さらにその次に遭遇する大型モンスター。巨人あるいは鬼。サイクロプスよりは小さい。
女を見ると発奮する性質があり引っ掴んで拉致する。女装した男は襲ってから気づいてダウンするという物凄いアレっぷり。
探知範囲が意外に狭いので、初期はむやみに仕掛けないのが吉か。黒呪島には男好きの亜種もいるのでバランスは取れている
光る筋のある土巨人。大きな光点への物理攻撃しか通用せず、しかも刃物は効きづらい。
亜種のメタルゴーレムに至っては本体が完全無敵。フィールドに散在する弱点を探しながらビームを回避する別ゲーが始まる。
鷹の前半身に獅子の後半身という伝説どおりの姿。正規兵を襲撃する衝撃的デビューを遂げ、討伐作戦がもつれて東の果てにある塔での決戦に至るという、妙に優遇されたモンスター。塔での攻防は演出がかなり派手。
撃破シークエンスがくだんの作戦で提示されるあたりは、この
ゲーム良く出来ている。
グリフィン亜種。なので体形が伝説から外れている。能力も石化ガスブレスとアレンジされているが、そのお陰でかなりの惨事を引き起こす事に成功している。
何せ石化には竜の鼓動が効かないので、無惨な石像が農場に転々とする光景が……
+
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エンドコンテンツ(のひとつ)をとりあえず伏せ |
ドラゴンを白っぽいカラーリングにしたようなモンスター。ラストダンジョンの一角に登場する(レイド)ボス。八~十分ほどの時間制限を超えると飛び去る。
部位破壊可能な箇所がなんと30も存在し、その全てを破壊しなければ撃破できない規格外の存在。尻尾の先を食べ残してビチビチするんだわこれが
HP総計はオフラインでも百五十万弱、オンラインでは三千万と桁外れなもの。
オンライン版は倒すごとに『第●●代』とカウントアップされていき、2023年7月にSwitch版で確認できる限りでは900代を超えている。
オフライン版で挙動や手順を覚えれば、倒せないまでも貢献報酬を貰える程度には戦えるので試してみるのも吉。
|
ゲームモード
元々は無料DLCだったもの。
インゲームタイムを記録するスピードラン競技モード。
残念ながらオフライン専用。手動セーブ不可。
つよくてニューゲームで開始できるが、このモードの結果は引き継がれない(クリア特典はある)。
好タイムを狙う場合、裸の巨漢がキノコをドカ食いしながらダガーを振り振り爆走して王様を放り投げたりドラゴンを即死させたりする素敵なプレイを繰り広げることになる。
被ダメージ・消費スタミナ・敵撃破時の
経験値・金貨のドロップ率が上昇する、というシンプルなハードモード。
こちらも報酬アリで、オンラインウルドラゴンの撃破報酬と同格のものも貰える。
余談
PS3・
Xbox360版では『
ベルセルク』コラボが存在した。ガッツとグリフィスの衣装や武器が実装されていた。
なお、その影響でメルセデスがキャスカ呼ばわりされることもあったらしい。
残念ながら、リマスター版では消えた要素である。
そのためメルセデスは車扱い
コラボレーションと言うには合致しないかもしれないが、無印の主題歌は
B'z『
さまよえる蒼い弾丸』の英語ver『Into Free -Dangan-』。
ダークファンタジーには合わないなどと言われてはいるが、PVは格好良いし歌詞も意外と作中の物事に合った名曲。
しかし残念ながら、ダークアリズンでは別の曲に差し替えられてしまった。そちらはそちらで雰囲気に合った良曲。
wiki籠りよ……おぬしが現れ、 ドラゴンもまた現れた。その意味、とくと考えるがよい。
まずはこれからも、追記・修正にはげむがいい。ふさわしき項目を、おぬしに施そう。
- エリノアとの“おたのしみ“の後にベッド調べるとシルクランジェリー(Tバックになってる女性用アンダー)が手に入るのが意味深 -- 名無しさん (2023-09-16 15:05:44)
- 主人公よりも自分のポーンに愛着が湧くゲーム -- 名無しさん (2023-09-17 15:23:50)
- 本文の内容からするとページタイトルは「ドラゴンズドグマ」が正しくないか? -- 名無しさん (2023-09-18 15:13:39)
- オープンワールドとしては今一つだが、アクション面は操作がシンプルかつ派手と光る部分があり、決して悪いゲームではない。カプコンはよくダウンロード版のセールするし、気になったら是非ともやってみよう -- 名無しさん (2023-09-18 18:34:27)
- エアサンディングで主人公とメインポーンの中身が入れ替わった事に気付くのはキナとセレナの二人だけなんだよな… -- 名無しさん (2023-09-19 17:51:24)
- 初代と2(とオンラインなど)は別世界の話だが、2の海底神殿の聖域が初代のあの場所と同じ形をしているんだよな -- 名無しさん (2024-09-23 14:13:24)
- DAはオープンワールドの皮を被った黒呪島探索ローグライクアクションゲーム。2はオープンワールドの皮を被った実写肉焼きアクションゲーム -- 名無しさん (2024-09-28 09:34:41)
- 神ゲーとは言い難いが、光る物や魅力は確かにあるゲーム。 -- 名無しさん (2024-09-28 09:55:57)
- 今はちょくちょくセールで3桁円で買えるし、ハマればコスパは良い -- 名無しさん (2024-09-28 09:59:42)
最終更新:2024年09月28日 09:59