ピーチの×××(スーパーマリオRPG)

登録日:2023/11/29 Wed 01:04:20
更新日:2024/12/28 Sat 16:55:02
所要時間:約 5 分で読めます








【! 注意 !】
この項目には下ネタに関する内容及び記述が多く含まれています。
もしもそれらの内容が苦手な方は今の時点でブラウザバックする事をお勧めいたします。
また、この先の記載内容を参照する方は上記の点を踏まえた上で参照を続けるよう、よろしくお願いいたします。


















【概要】

「ピーチの×××」とは、スーパーマリオRPGで登場(?)する詳細不明のアイテム(??)。
字面の時点で既に色々と察した人も多いだろうが。
このアイテムが存在しているのはピーチ姫の居城であるキノコ城。




【本編での出来事】

マリオ宅を訪れていたキノピオ
彼に促される形でピーチの現況の報告と今後の対応*1についてキノコ大臣と話すためにキノコ城を訪れるマリオ

話を進めつつ、宝箱や隠し宝箱などがないか探しながら城の最上階にまで行くと、ピーチの部屋に辿り着く。
(同エリアには入手難易度がとてつもなく高い隠し宝箱が置かれているのだが、それはまた別の話……。)


他の部屋と同様に中を物色しながら移動し、暖炉のそばにある椅子の隣を調べると……。






ピ ー チ の × × × を 見 つ け た !





と言う、完全に「公式が病気」なブッ飛んだ字幕が唐突に表示される。(※このゲームは全年齢対象です。)

いったい何を見つけたと言うのだろうか……?



が、それを確認する間もなく、彼女の部屋の掃除をしていたばあやが突然やって来て……






なにを しているの!

かわりに これをあげるから、
元どおりに しておきなさい!




と言って、怒りながら代わりに キノコ を渡してくる。
直前の内容を考えるとこのキノコについても妙な邪推をしてしまう人もいるかもしれない。

そして


あまり 人のへやを ほじくりかえすものではありません。

……と、怒られてしまうカオスな 流れになる。






【考察】

身も蓋もなく端的に起きたことの結果だけを言えば「キノコを少し手間をかけて手に入れた」であり、本要素はその際に挟まれた一発ネタでしかない。
そして、「×××」が何なのかは明かされないまま、ばあやによってマリオ達の手元を離れていってしまう。
まぁ手元に残ったとしても、多くの人は困惑するだろうが。



「×××」の正体については上記の通り不明。
だが、見つけた途端にばあやが血相を変えてやってくることや、伏せ字の文字数が3文字である事などを元に順当に考えれば「にっき」などのピーチ本人のプライベートな事情にかかわるものだろうか。
もしくは単純に「パンツ」の様な下着の類と考えられる。
「[[黒い任天堂]]」の度合いによってはもっとえげつないものを想定している可能性もゼロではないが……。

ただし見ようによっては別の考え方も出来る。
城の部外者であるマリオの目につく、あるいはちょっと調べれば簡単に出てくるような場所にピーチが無造作に放置していたものであるという点から考えていくと、
ばあやが過剰に反応しただけで、それ自体は実はたいしたことのない物である可能性もある。
だが、あえてその正体を伏せることで、プレイヤーにとって一気に意味深な描写にさせている……とも考えられる。
それはそれで問題ではあるのだが。

また、ストーリー後半になるとピーチの不在を隠すためにばあやがピーチに変装している。
この為の替えのドレス…ならまだいい方で、変装用のカツラ辺りが出てきて慌てて止められたという可能性もある。
バレて困るのは勿論ピーチとばあやなのだから、2人共マリオに怒るのも辻褄が合う。

しかし、後半の考察に関しては断りもなく部屋に入ってきて物色するマリオの行動が想定外であったとも考えられ、
なので、ピーチは部外者に発見されることについて考慮をしていなかった、という可能性も否定はできないため、結局真偽のほどは定かではない。



いずれにせよ、ゲームの最序盤に訪れるエリアで伏せ字してるにもかかわらずあまりにもストレートな下ネタ(と思われる)を何の前触れもなく放り込み、その黒い任天堂ぶりを如何なく見せつけてきたことに「どういう意味で」かはさておいて多くのプレイヤーが衝撃を受けた事だろう。

なお、このイベント自体は小ネタ的な物であり、別に見なかったとしても先に進むことは出来る。
なので、気が付かずに先へ行ったり、後から気が付いたという人もいるかもしれない。


ちなみに元の場所に戻された「×××」だが、話が進んだ後も何故か同じ場所に放置されていたようである。
(そこが定位置なのか、それともズボラで片付けがされていないのかは不明)
部屋にピーチがいる状態で上記を見つけると「戻しておきなさい!」と一喝される。(画面外からの発言なのでピーチが言ったのか、それともばあやが言ったのかは不明。)

また、ピーチが仲間として同行している状態で暖炉のそばの椅子の隣を調べようとすると、ピーチから無暗に部屋内を物色しないよう釘を刺され、残念ながら対象のものを見つける事自体が出来なくなる。





【リメイク版では】

2023年11月にNintendo Switchにてリメイク版が発売された本作だが、こちらのネタも引き続き残っており、やはりキノコ城内のピーチの部屋の物色時に見ることが出来る。
本作はリメイクに当たって、コンプライアンス等の理由から一部表現が変更されたものもある。
例えば、下ネタ系の小ネタではマメクリボーに対する「なにかんがえてるの」のコメントなどが、表現がややマイルドなものに差し替えられている。

そのため、ドストレートな表現である本要素がほぼそのまま残っていた事に驚いた人も多いだろう*2
27年前と変わらないインパクトをプレイヤーに与えてくれるが、微妙な変更点としてアイテム周辺に来た際に「しらべる」コマンドが表示されるようになった。



【余談】

  • 当時のスクウェアのゲームはこういう下ネタを思わせるイベント自体が結構あり、たとえばFF5ではバッツが図書館のあ行の棚で本を探そうとするイベント、バハラグではタンスを物色して見つける「おうじょの???」、ライブアライブではもっと直球で「アニーのシミーズ」「妙子のパンツ」(後者に至っては舎弟に盗ませる専用のイベントまである)などがあった。割とおおらかな時代だったのである。

  • 海外版でもこのイベント自体はあるのだが、変更点として“Peach’s ???”(ピーチの???)に表記が微妙に変わっている。
    XXXは英語圏ではハードコアポルノを意味する。つまり単なる水着やヘアヌード写真などではなく、見つかったらばあやが隠蔽するのではなくピーチ姫が家族会議に呼ばれるタイプの本格的ポルノである。
    また、英語圏のスラングで「×」はキスを意味する*3もので、当時のアメリカの習慣として手紙に「XXX」と書く場合は「相手に送るキスマーク」の意味合いがあった。チュッ(笑)
    どちらにしても2023年現在では非常に古臭い表現なのだが、このゲームのネタ元は1996年。意味合いがまったく違ってきてしまうどころか、日本では伏字にして下ネタっぽくしてあるだけ(という体裁)のイベントが海外ではむしろ火の玉ストレートになってしまう。
    言葉の壁というのは結構分厚いものなのである。


あまり 人の項目を 無暗に追記・修正するものではありません。



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最終更新:2024年12月28日 16:55

*1 ピーチ姫は普段とは若干異なる経緯でクッパ城にさらわれたままの状態になっている

*2 実際にはこの手の下ネタは、単に想像力の豊かなプレイヤーが勝手に下ネタ扱いして喜んでいるだけ……という体裁だから残せているのである(さすがに「じょわ~」は無理だったが)。他のガッツリ変更された要素なんかを比較してみるとほのめかし具合がかなり絶妙なので、この辺で表現の規制や27年という歳月で変わった世相などについて学んでみるのも一興だろう。

*3 逆に「○」はハグを意味する