登録日:2024/02/12 Mon 00:00:05
更新日:2024/10/05 Sat 19:19:30
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解説
邪眼将デス・ロマノフV世 UC 闇文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ/ダークロード/ナイト 7000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇のクリーチャーを好きな数、自分の手札からマナゾーンに置いてもよい。その後、自分のマナゾーンにある呪文をその枚数まで選び、手札に戻す。戻した呪文の中から「ナイト・マジック」を持つ呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
W・ブレイカー |
cipで手札の闇クリーチャーとマナゾーンの呪文を任意の数だけ交換する。
そこから戻した呪文の中に「ナイト・マジック」を持つ呪文があれば、コスト踏み倒しで唱えることができる。
ナイト・マジックは自分の場にナイトがいれば効果をもう一回使える能力であり、V世自身もナイトなので呪文を連続して踏み倒せる。
ナイト・マジック持ちの呪文はあまり多くないとはいえ、ドローや除去といった能力を通常の倍の出力で撃てると考えるなら決して侮れない能力である。
また、手札との交換によってマナを回収できるという闇単色カードとしては珍しいユニークな動きを可能にしてくれる。
場面場面で不要な闇クリーチャーをマナゾーンに埋めつつ、序盤にマナとした呪文を回収できる便利な能力となっている。
他にも実用性は低いが、マナゾーンに置く呪文の数を手札の闇クリーチャーの数より抑えておけば手札交換時に回収せずに済み、
マナブーストも不可能ではなったりする。
決して悪くない能力の持ち主なのだが、踏み倒せるナイト・マジック呪文が連発を前提としてあまり派手な効果でなかったために、地味な印象が拭い切れないクリーチャーだった。
だが、後世ではクリーチャーと呪文の性質を兼ね備えた
ツインパクトの登場や、強力なナイト・マジック呪文の登場もあって評価を改められている。
相性の良いカード
魔光ドラム・トレボール UC 闇文明 (2) |
クリーチャー:ガーゴイル/ナイト 1000 |
自分の「ナイト・マジック」を持つ呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。 |
|
魔弾バレット・バイス UC 闇文明 (4) |
呪文:ナイト |
KM−相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。 |
ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい) |
闇文明をクリーチャー側に持つツインパクトのナイト。
呪文側の《魔弾バレット・バイス》はナイト・マジックで詠唱すれば2枚
ハンデスでき、シンプルに強力である。
両側とも闇文明のため、マナゾーンにV世で回収したい呪文or唱えたいナイト・マジックがなければこれを出し入れして踏み倒しだけ活用する事も検討できる。
煉獄魔弾グレイテスト・ゲート R 闇文明 (8) |
呪文:ナイト |
バトルゾーンに自分のクリーチャーがなければ、この呪文を唱えるコストを1少なくする。 |
KM−進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。 |
ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい) |
V世の評価を飛躍的に押し上げた1枚。
ナイト・マジックとしてリメイクされた《インフェルノ・ゲート》であり、非進化クリーチャーなら何でも
リアニメイト可能でありながらナイト・マジックの連発にも対応した破格の性能をしている。
V世なら難点であるコスト8という重さも踏み倒しで解決してくれるため、一度に2体蘇生できる。
あるいは素で唱えて墓地からV世を蘇生し、cipでマナゾーンに埋まっている2枚目のグレイテスト・ゲートを踏み倒して一気に3体展開する事も夢ではない。
関連カード
天牙海聖キング・サプライズ VR 光/水文明 (7) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/リヴァイアサン/ナイト 6000 |
ナイト流ジェネレート(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札にある「ナイト・マジック」付き呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい) |
W・ブレイカー |
V世の1弾後に登場したナイト。
固有の
キーワード能力として「ナイト流ジェネレート」を持ち、手札にあるナイト・マジックを1枚踏み倒せるというV世のcipと非常に似た効果となっている。
違いとしてマナと手札の交換効果の有無が挙げられ、V世はマナゾーンからの回収効果でマナに埋まったナイト・マジックの踏み倒しにも対応している。
他にも、召喚しやすい単色かつパワーが1000だけ高い上に「ロマノフ」の名称カテゴリも備わっていたりと、基本的にはV世の方が使い勝手が良い。
もっとも、キング・サプライズも
種族に
コマンドが付いている事に加えて水と光で得られるサポートも闇文明とはまた違ってくるので、明確な優劣はないと言える。
背景ストーリー
邪眼財閥の中でも「ロマノフ」を名乗れるのは、煉獄に囚われている《
キング・ロマノフ》が与えし力に適合できた者にしか許されていない。
また、「ロマノフ」自体は
戦国編後の
超獣世界でも数多く登場するものの、その殆どがI世の異なる姿であって純粋に新しいロマノフは実のところ全く誕生していなかったりする。
即ち《
邪眼将デス・ロマノフV世》とは、キング・ロマノフが直接関わった純粋な「ロマノフ」にして、歴代でも《
邪眼皇ロマノフI世》と《
邪眼教皇ロマノフII世》を含めて3名しか確認されていない、非常に希少かつ名誉あるクリーチャーなのである。
不敬なり!真邪眼騎士団
初めてフレーバーテキストで言及された。
どうやら主君のキング・ロマノフには忘れられずにちゃんと覚えられていたようで、《
煉獄大帝 キング・ロマノフ》として煉獄から超獣世界へと戻った事に伴い、V世も晴れて復活を果たした。
それもただの復活ではなく、
ドラゴン・オーブの力を掌握したキングによって(おそらくは氷牙の長《
氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》と魔縛させられて)
ディスペクターとなっていた。
更に復活したV世は氷牙の残党を取り込んだ
邪牙騎士団を率い、魔霊宮への進軍を開始した。
メディアでの活躍
アニメ、漫画共に
ザキラが使用。
しかし、アニメでは何故か本来登場時効果では使用できない《魔弾アルカディア・エッグ》を発動してしまっている。
漫画では《大邪眼バルクライ王》のアタックトリガーでリアニメイトされるが、こちらでも使用不可能なはずの《生命剥奪》を発動していた。
その後のコミックス収録時には、条件を満たしている《魔弾 ベター・トゥモロー》に差し替えられている。
備考
上述したように設定上な重要なロマノフなのだが、長い間不遇の立場にあったクリーチャーでもある。
レアリティは驚愕の
アンコモンであり、同じ戦国編出身ロマノフでありながらスーパーレアだったI世との格差がえげつない事になっている。
また、II世を初めとしたV世より後発のロマノフはいずれも優秀な性能をしており、始まりのI世が環境で活躍していた事もあって「悪くはないが地味」な強さのV世はどうしても印象が薄くなりがちだった。
他にもフレーバーテキストで一切言及されなかったり、
デュエル・マスターズ プレイスでは未収録だったりと不遇な扱いが目立ち、一部からは『
ロマノフ家の面汚し』と罵倒する声も…いくらなんでも言いすぎだろ。
その後は優秀なサポートカードを得て強化されたり、キング・ロマノフが誕生に関わったロマノフとして背景ストーリーでも取り上げられたりしており、一定の存在感を放つ事に成功している。
追記・修正は14年ぶりに言及されてからお願いします。
最終更新:2024年10月05日 19:19