登録日:2024/02/02 Fri 18:00:00
更新日:2024/02/02 Fri 18:12:00
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《
氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》とは、
TCG「
デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMEX-17「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」に収録されたベリーレアの1枚である。
解説
氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝 VR 水文明 (8) |
クリーチャー:リキッド・ピープル/ポセイディア・ドラゴン/ナイト 8000 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある自分の光のクリーチャー1体につき、相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。その後、バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャー1体につき、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
cipで味方クリーチャーの文明に対応して効果を発揮し、
光文明の数だけ相手マナゾーンのカードを手札に戻すランデスが、
闇文明の数だけ相手クリーチャーを手札に戻す
バウンスがそれぞれ発動される。
自分のクリーチャーが数多く並ぶ程に破壊力を増していく能力であり、特に光クリーチャーで発動するランデス効果が凶悪極まりない。
お誂え向きに《
ヘブンズ・ゲート》を始めとしたクリーチャーを複数展開できる札が光文明には豊富にあるため、それらで光クリーチャーを並べた後にビスマルク帝を出せば大量ランデスも狙える。
闇クリーチャーに対応したバウンスも地味ながらシナジーがあり、マナをズタズタにされた相手は再召喚もできず手札で腐らせる事になる。
難点はコスト8というそこそこ重めのマナを要求される事。
如何に効果が強力でも出す前に負けては元も子もなく、事前に味方クリーチャーの展開も行わなければならない事を考えると、cipを活かすにはそれなりの下準備が必要となる。
幸いにもビスマルク帝自体は
ブロッカーかつ
種族にナイトや
ドラゴンを含んでおり、サポートには比較的恵まれているので踏み倒しやすい部類に入る。
ランデス効果持ちの中でも大規模なマナ破壊が狙える1枚であり、デッキを光と水で構築するなら採用を検討していいかもしれない。
相性の良いカード
闘門の精霊ウェルキウス SR 光文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド 7500 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、または自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引く。その後、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。 |
天門から展開できる光ブロッカー。
cipか自分のクリーチャーがバトルで勝った時に反応して、1枚のドローとブロッカー1体を無条件で手札から踏み倒せる強力な効果を持つ。
天門からウェルキウスに繋げてビスマルク帝を出せれば2ランデスは行える。
真実の名 タイガー・レジェンド VR 光文明 (7) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/アンノウン 7500 |
ブロッカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分が負けるか中止するまで、相手とガチンコ・ジャッジする。その後、こうして自分がガチンコ・ジャッジに勝った回数、「ブロッカー」を持つ光の、進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。 |
W・ブレイカー |
ガチンコ・ジャッジで勝つ度に光の非進化ブロッカーを展開できるクリーチャー。
上手く捲れれば光クリーチャーの大量展開が可能な上に、コストや能力から上述したウェルキウスとも相性が良く、連鎖してビスマルク帝を出すと相当な数のランデスを仕掛ける事もできる。
禁呪と聖句の決断 VR 光/闇文明 (6) |
呪文 |
このターン中に自分のクリーチャーが出ていれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
▶「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札から出す。 |
▶自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をシールド化し、もう1枚を墓地に置く。 |
パーフェクト呪文の1枚。
ウェルキウスと同様に無条件のブロッカー踏み倒し能力を持ち、予め自分のクリーチャーが場に出ていれば
S・トリガー化する能力も持つ。
単純に光ブロッカーとビスマルク帝の2体を踏み倒して1ランデスするも良し、トリガーに賭けて天門と同時に大量展開・大規模ランデスを放つも良しの良カード。
関連カード
ハイドロ・ハリケーン R 水文明 (6) |
呪文 |
バトルゾーンにある自分の光のクリーチャー1体につきカードを1枚、相手のマナゾーンから選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャー1体につき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
ビスマルク帝のcipの元となった呪文で、2024年現在は
殿堂入りに指定されている。
ビスマルク帝はこのカードの調整版的な位置づけにある。
基本セット時代に登場したカードだが、背景ストーリーではビスマルク帝と意外な繋がりを持つ。
背景ストーリー
戦国編で登場した
ナイトには四つの派閥が存在し、その一つである
狡猾の氷牙を率いる長こそが《
氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》だった。
一族を率いるナイトの長は魔弾を超えた力「極魔弾」を使用することができ、ビスマルク帝は氷牙の長として禁じられし水流の極魔弾《
ハイドロ・ハリケーン》を扱う事ができた。
マナだよなぁ 潰してえのは
ビスマルク帝を語る上である意味外せない台詞。
元ネタはデュエマの公式YouTubeチャンネル「デュエチューブ」にて、出演者の一人であるチアリが発言したものである。
デュエチューブ内でのむーちゃんとのデュエルにて、慢心王…ではなく
邪悪王…でもなくデッドマンがナイトデッキで使用。
光クリーチャーである《魔光王機デ・バウラ伯》《天雷の導士アヴァラルド公》《魔光大帝ネロ・グリフィスII世》×2がいる場に
リアニメイトで出してcipを発動し、むーちゃんのマナゾーンを一気に
4ランデスもするという鬼畜コンボを決めた。
この光景を見たチアリが、デッドマンからコメントを求められた際に零れたのが
であった。
デッドマン「デュエチューブ公式とは思えない発言をしておりますが」
これを機に、チアリにはランデス好きという謎のキャラクター性が付与される事に…。
余談
- 「ビスマルク」の名前はこのクリーチャー以前にもアンノウンの《真実の名 ビスマルク》が既に登場している。
あちらのモチーフとなったのはドイツのビスマルク級戦艦だが、氷牙君主の元ネタは恐らくそのビスマルク級戦艦の由来にもなったドイツの公爵にして政治家だったオットー・フォン・ビスマルクと思われる。
- 《超銀河弓 ANOTHER》のイラストではビスマルク帝が赤く染まったようなクリーチャーが描かれているものの、関連性は不明である。
追記・修正はマナを潰したくなってからお願いします。
最終更新:2024年02月02日 18:12