登録日:2024/02/23 Sat 00:47:40
更新日:2025/04/02 Wed 00:02:48
所要時間:約 28 分で読めます
◇プロフィール
年齢:??
身長:150cm
体重:??
誕生日:2月18日
血液型:??
種族:??
所属ギルド:??
趣味:??
◇概要
突如、
主人公とその周りのヒロインたちの夢の中に現れる謎の妖精。
コッコロが育った里では女神として崇められており、彼女とプレイヤーからは
「アメス様」と尊称付きで呼ばれている。
アメスも自分を崇めてくれている
コッコロを「コッコロたん」と呼んで溺愛しており、最早依怙贔屓レベルで露骨に彼女に甘い。
その容貌も、女神と称されるのも納得なほどの美少女であるが、纏っている服はどこかボロボロな上、
背後には女神の翼のように壊れた歯車とその破片のようなものが浮かんでいる。
因みにゲーム内の立ち絵だとアップされているためわかりづらいが、右手には杖を持っている。
基本的には言動・態度共に落ち着いており、若干クール、もしくはダウナーな美少女だが、
想定外の事態が起きると動揺し、時には大いに取り乱すなど、感性そのものは普通の少女と大差ない。
また、溺愛しているコッコロに関する事柄では、普段の落ち着きをほっぽり出して時に我を忘れるほど感情的になり、
「コッコロたん」という呼び方からも分かるように、あからさまに声も甘くなる。
なお、精神が幼児退行している主人公と違って、ヒロインたちが主人公に寄せる淡い想いには気付いているが、
アメスはこれに関しては愛しのコッコロたんと言えども他の女の子たちと同様に扱い、
どのヒロインも等しく、その恋路を応援する姿勢を取っている。
ただ、主人公に対してはまるで「相棒」めいた気安さで接しており、彼に危機が迫ると必死で救おうとする他、
【トゥインクルウィッシュ】に所属するヒロインたちについては、特に気に掛けているような節がある。
◇正体
その正体は前作無印における主人公たちのガイド妖精ことフィオ。
終盤で覇瞳皇帝の攻撃から主人公を庇うべく飛び出し、その攻撃をモロに受けて消滅してしまった。
前作ではそこから覇瞳皇帝を倒し、最終的にフィオも復活して事なきを得ていたのだが、
今作ではそこから「再構築」と呼ばれる想定外の現象が発生してしまったことで更にややこしい事態に陥る。
フィオが目覚めた時、そこはソルの塔の中の内部であり、何より自身の姿が変わってしまっていた。
顔も変わり、自慢の翼や服はボロボロ、体も手のひらサイズから普通の人間と大差ない大きさになってしまっていた。
ボロボロの服装や羽替わりの壊れてしまった歯車も、覇瞳皇帝の攻撃を受けてしまった影響だと思われる。
ただ、彼女はソルの塔の中にいる間は「再構築」による記憶改変はかろうじて免れており、「前回」の記憶が残っていたことや、
「レジェンドオブアストルム」の管理AIことミネルヴァの代理として幾つかの権限が自身に譲渡されていたことを知る。
事態の解決のためにも、何とか主人公たちに接触を図ろうとしたフィオだったが、
塔の外から出てしまうと「再構築」の影響を受けて記憶が改変されてしまうため、ソルの塔から出られなくなってしまう。
それでもフィオは主人公たちを助けるべく、塔の機能や自身の権限を用いて世界を探っていく中で、
変わり果ててしまったアストルムや主人公の現状を知ると共に、アストルムに多くのプレイヤーが閉じ込められるばかりか、
記憶改変を受けてアストルムを仮想現実ではなく現実世界と思い込んでおり、「現実の自分」を忘れていることを知る。
ちなみに自身を「女神アメス」として崇めるコッコロの存在を知ったのもこの時で、
この時にコッコロに一目惚れしてしまったとのこと。
元々コッコロ…のリアルである「棗こころ」は、現実にてフィオの生みの親でもあるミネルヴァの話し相手を務めていた時期があり、
ミネルヴァが彼女には心を許しており、フィオもその影響を受けているというが、
しかしそれ以上に、絶望的な状況の中、自身を崇めてくれるコッコロはフィオにとって救いだったことが大きかった。
そして、フィオは自身を崇めるコッコロに『託宣』という形で接触し、
「ガイド役」として、ランドソルのどこかにいる、
記憶喪失になっているであろう主人公を助けるようお願いし、
直接的なサポートはコッコロに任せ、自身はソルの塔から主人公のサポートを行うと共に、
アストルムに閉じ込められてしまった人々を解放するため、できることをしようと決意する。
これ以降、アストルムの創造主こと七冠の一人にして主人公の味方であるラビリスタとは連絡を取り合いながら、
「夢」という形で様々な人物に干渉していくのだった。
尚、普段は「再構築」の影響から逃れるべくクリスタルの中で眠っている。
また事態解決のために長い間一人孤独に尽力し続けた結果、嘗ての明るくおしゃべりな性格が一転して少々ダウナーな言動をするようになってしまった。
ただ本質は変わっていないため、時折フィオとしての言動は飛び出している。
◇アメスが見せる夢
アメスは時折「夢」という形で主人公たちに話しかけ、「現実」に関する映像を見せてくる。
これは記憶を失ってしまった主人公の記憶回復のための措置である他、来る「現実」への帰還に備えてのこと。
急に「現実」に帰還しても違和感なく、「現実」の日常に戻りやすくするための措置であった。
ただし、夢として干渉できるのは、主人公と彼に所縁のある者たちに限定されている模様。
アメスが見せている夢の内容だが、実は見せた夢の内容が
丸々現実に起こったわけではないらしい。
これは主人公や関わりのあるヒロインたちの中にある記憶を元にして
アメスが編集したもの。
そのため「大筋はあっているが、細部や実際の結末が異なっている」という場合もあるのだとか。
最たるものが
安芸真琴であり、彼女は元々「現実」ではそこまで主人公と親密ではなかったが、
アメスは現実世界の記憶を元に、主人公と親密だった場合の「IF」を夢として見せているという。
その他、主人公が
記憶喪失に陥り、以前の主人公とは言動が違っているのだが、幼馴染故に
佐々木咲恋には些細な違いであっても違和感を持たれるため、
彼女に「夢」を見せる際には、他のヒロインたちよりも気を遣っているらしい。
そして夢を見せた後に「はい、お疲れ様」と呟くのがお約束。
ただ、最近は見せた夢の内容に対しツッコミを入れることも多々ある。
特に主人公の行動に落ち度があると、辛辣な言葉を投げかけることも……。
因みにアメスが見せた夢はその内容の大部分が記憶には残らず、
目覚めた後は「こんな夢があったような」という感覚で済まされてしまう模様。
ユニはその優れた頭脳から目が覚めた直後はある程度覚えていたのだが、
徐々にその記憶が薄れていくなど「世界の修正力」には抗えなかった。
それでも確かに効果はあった模様で、アメスの干渉を受けた後に「現実」に帰還したプレイヤーは、
ゲームの中に長く閉じ込められたにもかかわらず、特に後遺症を残すことなく元の生活に復帰できている。
尚、七冠相手でも主人公に関する夢を見せることがあるが、その場合だと夢の内容がある程度記憶に残っている模様。
さすがは(メタ的な意味で)アストルムを作った七冠たちと言ったところか。
また、七冠と同等の異質な能力を持つホマレも、アメスが夢を見せていることを認識しており、
それどこか彼女が夢を見せ終えた後、平気な顔で夢の中の世界に侵入するという離れ業を披露。
その後、ホマレがアメスの真似をして自身に関する夢を見せるなど、
彼女にはやりたい放題されているため、アメスはホマレに対してかなりの苦手意識と警戒心を抱いている。
◇本編での活躍
主にキャラストーリーや本編の幕間で登場。
夢という形で主人公に接触しては記憶に残らないと承知しつつも今後のアドバイスを送ったり、今の状況を説明したりするなどでサポートしている。
実際に主人公の近くに行けないもどかしさを感じながら、それでも元相棒として彼を健気にサポートし続けていた。
しかし、第二部中盤から事態は急変。その居場所を感づかれ、黒幕の一人であるミロクの手によって攫われてしまう。
その後、【トゥインクルウィッシュ】やシェフィらの奮闘もあってアメスは無事に奪還され、ずっと願っていた主人公たちとの共闘が叶った。
尚、この際にソルの塔から外に出てしまっており、「再構築」の影響を受けて記憶が消えてしまう……はずだったのだが、
いつの間にかアメスには「対策
パッチ」が当てられていたようで、記憶を失わずに済んだ。
直後、遂にミロクと第二部の元凶であるエリスがアストルムのすべてを破壊するべく行動を開始。
アストルムやそこに生きる人々、そして主人公たちを守るため、アメスは託宣という形で主人公と絆を結んだ仲間たちに招集をかける。
こうして主人公とアメスが集めた仲間たちによってミロクは倒され、尚も妨害を図ろうとする彼を更に妨害することで意趣返しを終えたのだった。
尚、最終盤でアメスの中に、彼女本人ですら知らなかったある秘密が隠されていたことが発覚する。
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その秘密とは…… |
実はアメスの中には、彼女がフィオだった頃から「安全装置」が仕込まれていた。
これはラビリスタが秘密裏に開発し、それを受け取ったミネルヴァがこっそりと彼女に仕込んだものである。
その内容は「ガイド妖精が致命的ダメージを受けた時、その権限を一時的にミネルヴァに返す」というもの。
裏を返せば、この安全装置があれば「ミネルヴァの権限をフィオ側に移す」ということも可能であり、一種のハックツールにも成り得る。
前作無印ではこの安全装置が働いたお陰で「ミネルヴァの懲役」も起こらず、すべてのプレイヤーがアストルムから脱出できた。
ところが今作では最後の七冠こと「幻境竜后」がラビリスタやミネルヴァにも悟られずにその安全装置に細工をしており、
その所為で安全装置が起動せず、「ミネルヴァの懲役」が発生してしまったのである。
第二部の終盤で遂に動き出した「幻境竜后」がミネルヴァにハッキングを仕掛けるも、
その動きを読んでいたオクトーがアメスの中に残っていたこの安全装置を利用する形で先にミネルヴァにアクセスすることでそれを阻止することに成功した。
だが、「幻境竜后」によるミネルヴァへのハッキングは防げても新たなる「再々構築」のカウントダウンは止めることが出来ず……。
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「再々構築」が起こった後のアストルムが舞台となった第三部では現在のところメインストーリーでは姿を見せず、
幕間や第三部から登場するキャラの「現実」に関する夢を見せるのは、アメスとよく似た姿の謎の妖精「ティア」が担当することになる。
因みにティアの方はアメスの存在を認識しているが、アメスがティアのことを認識しているかどうかは不明。
一方、第三部の時系列と思われるキャラストーリーでは普通に登場し、
いつものように夢を見せているので、第三部のアストルム内にもいることだけは確認されていた。
それでも長らく本編内で姿を見せなかったので一体どうしたのかと心配するプレイヤーも多かったが、
6周年記念のアニバーサリーイベントこと「I Wish 握りしめるこの手を」にて本格的に登場。
そこで彼女自身から語られた真相は、
「この世界の管理者たるミネルヴァがいなくなったため、その代理としてソルの塔にこもり、この世界を安定させるべく様々な作業に追われていたから」であった。
代理と言ってもアメスが持つ権限は少ない上に作業量が膨大であるため、中々人前に出られないほど悪戦苦闘していたようだ。
加えて「再々構築」が行われた後のアストルムは以前にも増して不安定になっていることも関係している模様。
因みに
パッチが適用されているおかげか、今ではソルの塔から出ること自体は問題はないらしい。
そして同年の7月末に実装された水着イベント「幻惑の妖精 真夏の園で舞踏る影」で遂に主役の一人として登場。
待望の水着のお披露目となった。
ただ本人としては水着を着ることは消極的だった模様。
今回はホマレがどこからか見つけてきた「ソル・ジェネレーター」なるプログラムに目を付けた悪戯好きのネビアによって引き起こされたパニックを解決するために東奔西走する羽目に。
けれどもこのイベントはただ振り回されるだけでなく、アメスの中に眠る「フィオ」としての部分と事実上の妹であるネビアとの関係性が掘り下げられており、前作を経験したプレイヤー必見の内容となっている。
更には翌年2025年2月の7周年を記念したアニバーサリーイベント「ダイブ・アストルム 七つの願いと創世の残響」でも登場。
今作ではどういうわけか、アメスではなく元の姿であるフィオの姿のまま登場してしまっており、彼女自身ワケがわからないまま混迷を極める事態に巻き込まれていくことになる。
七冠が主役のイベントではあるのだが、実はこのイベントではフィオ、そしてそれに関わりのあるとある人物も密接に関係しており、そこでフィオは自分自身の秘密を知ることになる。
◇現実のアメス
ご存じの通り、アメスの正体ことフィオはミネルヴァによって生み出されたガイド妖精。
即ちAIであり、プログラム世界での住人である以上現実世界の肉体は持っていない。
しかし実はアメスの元となった人物が存在しており……。
私は幸雨澄花。「アメス」の元になったプレイヤーだよ。
「アメス」の元になった人物の名は「幸雨澄花」という名の少女。
フィオが抜けた後の彼女のアバターは姿こそアメスのままだが、フィオを象徴するような緑色が抜けた色味となっている他背中の羽も壊れておらず、綺麗な光の羽として展開されている。
そして彼女こそ七冠、園上矛依未に並ぶ「レジェンドオブアストルム」開発の根幹に関わった一人でもある。
元々澄花はどんな名医でも手の施しようがない病に侵されており、自ら死の運命を静かに待つだけの人生を送っていた。
その様子は「悲観に暮れることもなく、かといって抗おうともしない。未来に願いを持つこともない姿」だったという。
お手上げになった彼女の担当医は藁にも縋る思いで七冠の一人であり、医療方面に明るかった長老こと棗宙に連絡を試みた。
偶然、長老の目に留まり2人は面会を果たしたのだが、現役の医者であるラビリスタこと模索路晶や彼女を凌ぐ医療知識を持つ長老でさえ、彼女の病は手の施しようがなかった。
しかし、当時長老は「レジェンドオブアストルム」開発において最も重要となる「既存の方法とは異なる電脳空間へのアクセス手段」を模索していた。
その方法とは「魂を使ってログインする」という、画期的を通り越してもはやファンタジーを呼べるような手段であり、それを行える人材を探してたところ澄花を紹介された。
何かを感じた長老は自分謹製のmimiを手渡したところ、彼女は見事魂を使ってログインをすることに成功。
探し求めていた人材を見つけた長老は彼女を「レジェンドオブアストルム」開発プロジェクトへと勧誘した。
残り少ない余命を役立てられるのならと澄花はこれを喜んで受け入れ、とある一人を除いたすべての七冠と関わりながら「レジェンドオブアストルム」開発に協力することになる。
病弱ということで儚い印象を受けがちであるが、澄花本人の性格は常人とズレたネーミングセンスを付けたりするなどお茶目な一面を見せたり、かと思えば自分の命をチップに使った大胆な賭けに出たりするなど意外と強か。
そして魂で干渉できるという特異体質の持ち主だったこともあってか、相手の噓や内に抱えた願いを直感で見抜ける鋭さも持ち合わせている。
何より、これらを用いて七冠相手に臆さず積極的に会話してく圧倒的コミュニケーション能力の持ち主。
あの他者には基本冷酷かつ塩対応な覇瞳皇帝でさえ、(その歪んだ思想を変えるまでには至らなかったものの)最低限の会話を成立させてたという凄い所業を成している。
開発陣が探し求めていた貴重な人材、病弱な身の上、何よりアストルム開発に非常に協力的だったこともあって園上矛依未に比べて格段に良い扱いを受けており、彼女自身アストルムの完成を楽しみにしていた。
そして七冠相手とも会話が成立するということで(覇瞳皇帝を除いて)彼女には割と親切に接するなど良好な関係を築いていた。
途中、彼女の体が耐えられないと実験参加が危ぶまれたものの彼女自身が強く希望したこともあって澄花を中心とした開発計画は続行、その甲斐あって遂に「レジェンドオブアストルム」はマスターアップを迎えた。
そこで彼女は完成したばかりの「レジェンドオブアストルム」最初のプレイヤーとして七冠全員からの賛同を得てダイブすることになる。
そこで彼女は病弱な身では到底味わえない広大な景色、過酷にして豊かな自然の息吹を感じ取れる喜びを得ることとなった。
更にそこへ超高性能AIにして願いを叶える存在ことミネルヴァが現れる。
ミネルヴァは自身の「願いを叶える機能」のテストプレイをするために澄花に接触したのだ。
これまでとは違い、自分の協力で作り上げたアストルムという世界に触れたことで「多くの人をこの世界に導きたい」という願いを持つに至っており、その願いを叶えるためにミネルヴァは彼女願いを受け継ぐ別のAIを生み出した。
そのAIこそがフィオであり、彼女を始めとしてこれから生み出されるガイド妖精が澄花の願いを引き継いで多くのプレイヤーを導いてくれることに澄花は涙を流すほどの喜びを得た。
つまりフィオは澄花の妹ということでもあり、澄花にとってどのガイド妖精よりも特別な存在であった。
この後、澄花は持病によりこの世を去ることになった──……はずが、現実でも異変が起きていた。
まず澄花の意識は現実に戻っておらず、さらにはこのテストプレイの様子を開発陣はモニタリングできなかったのである。
加えて本来ならとっくに死んでいるはずの澄花の肉体はまるで時が止まったかのように停止しており、病魔は依然として治療されていないが、これ以上進行もしていないという奇妙な状態になっていたのである。
後に長老や晶はこれがミネルヴァの仕業であると見抜き、澄花救済のための時間が生まれることとなった。
こうして澄花の体は長老の管理の下、未だに保存されており、目覚めの時を待っている。
同時に彼女の魂自体は今もmimiを通じて「アメス」のアバターの奥底に眠ったままとなっていた。
だが、とある企業スパイが機密情報奪取のため彼女のmimiにハッキングを仕掛けたところ「アメス」の中に眠る澄花の意識が叩き起こされてしまった。
その末にアメスの体を借りていたフィオが弾き出され、元の姿で飛び出してしまったというのが7周年記念イベントにおけるフィオの身に起こった出来事の真相である。
澄花は自分の記憶データを悪用されないため、主人公に自分のデータを破壊してほしいと依頼。
最初はそれを拒んだ主人公だったが事態の悪化を防ぐため最終的にそれを汲み取り、彼女のデータを破壊することになった。
だが澄花の意識自体は完全に消えておらず、現実側では長老と晶が澄花救済のために今日も奮起している。
◇性能
・通常バージョン
そんなアメス様だが、第二部辺りから「今度はあたしもあんた達の傍で戦えますように」と願っていたことから参戦が期待されていた。
そして来る2022年8月末のプリフェスガチャにして遂に実装。
やはりというべきか、後衛の魔法キャラで光属性である。
気になるアメス様の性能だが、一言でいうなら「究極のサポーター」。
バリア、HP回復、TP上昇、攻守ステータスバフなど速度アップ以外のあらゆるサポートを行える欲張りセット。アメス様の名は伊達ではない。
特に防御力アップの恩恵は非常に大きく、アメス様が一人いるだけでパーティーの生存率が大きく上昇する。
具体的にはタンク役を入れなければ総崩れになっていたパーティーがアメス様のお陰でタンク要らずになった、なんてこともザラ。
尚、速度上昇は持たないので☆6モニカやラビリスタなどと組ませると鬼に金棒である。
この影響が特に大きかったのはクランバトル。
クランバトルにおいては何を置いてもボスにダメージを与えることが優先されるシステムとなっているが、
そのダメージを与えるアタッカーは基本的に防御力が低く、敵の攻撃を防ぐタンクや、体力を維持するサポーター(ヒーラー)の支援が不可欠。
しかし、撃破を重ねてボスのレベル(段階)が上がるにつれて、ボスからの攻撃が激しくなり、体力も増えるため、
高レベルになればなるほどタンクやサポーターを入れざるを得なくなり、結果アタッカーが減ってダメージ量が減るという悩みがあった。
ところがアメス様の登場により、彼女一人を入れるだけで味方の生存率が向上。
回復もバフも熟せるが故にアタッカーを多く入れられるようになり、結果ダメージを飛躍的に伸ばせるようになったのである。
当然クランバトルでは引っ張りだこであり、彼女が実装してからというもの、アメス様が採用されなかった月はなかった。
逆を言えばどのボスでも必須とされていた時期もあり、それゆえにサポートではほぼ毎回アメスを借りなければならず、
自前のアメス様を使うタイミング以外で、他の未所持キャラを借りることが出来ないという問題もあった。
と、このように間違いなく第一線級キャラであるアメス様だが、勿論弱点も往々にして存在する。
まず、サポート全振りの性能であるが故に攻撃性能は一切ない。
そしてあらゆるサポートを行えると言っても、それぞれに特化しているわけではないという点も大きい。
例えば回復だけならば全体特大回復を行えるユイや水着コッコロなどに軍配が上がり、
逆に純粋なバッファーを求めるならば、聖学際ユニなどの方が強力な場合もある。
割とサポートならなんでもござれなアメス様ではあるが、それでも彼女一人で全てを賄うことは難しい。
アメス様以外のサポーターもしっかり吟味したいところである。
そして意外だが「強力すぎる防御バフ」も時に足を引っ張りやすい。
プリコネには「被弾TP」という要素があるが、これは受けたダメージが大きければ大きいほど得られるTPも多くなるというもの。
逆を言えば防御力が上がれば受けるダメージが抑えられるが、同時に得られるTPも減ってしまうということである。
結果、UBが間に合わずダメージが減ったり、回復が追い付かなくなってしまって全滅……なんてケースもザラ。
アメス様の場合、スキルの一つである「ルーチェ・クラティーヴァ」によるダメージカットでこの問題が起きやすい。
なのでこのスキルをUBでキャンセルして被弾TPを安定させるテクニック、通称「ルーチェキャンセル」が必要になったりもする。
仲間を支えることに特化したアメス様だからこそ、支え合う仲間の選出やスキルの発動タイミングをしっかり見極めたい。
尚、2025年3月からクランバトルでの被弾によるTP上昇は撤廃されたので上記のような問題は起きにくくなり、運用そのものはしやすくなった。
ただしその他バトルコンテンツでは被弾TPはまだ健在なので留意されたし。
それらを差し引いてもあらゆるコンテンツでも大活躍。
メインストーリーを進めたいが、肝心のメインクエストが難しい……なんて方もアメス様を入れるだけでかなりクリアしやすくなることも。
何せ味方を倒れにくくしてくれるのだから、精神衛生的にも優しい。
対戦形式のコンテンツことアリーナでもその猛威を振るっており、自分の防衛側として選出すれば頼もしいことこの上ないが、
敵として出てくると相手が要塞化してしまい結果陥落できなくなるという点から脅威になりやすい。
総じて現在のプリコネにおける必須級キャラと言っても過言ではなく、リセマラ候補筆頭と目されている。
・水着バージョン
全騎士君待望の水着を着こんだアメス様。
これまでボロボロだった天使の輪や花飾りが光で補修され、背中の歯車が光の翼で覆われているなど可憐さだけでなく神々しさも見せつけるデザインとなっている。
こちらは限定の星3で
水属性の後衛魔法キャラ。
水着アメス様の特徴は通常バージョンと違って遂に攻撃するようになった点と、行動速度アップのバフ、そして相手の攻撃力デバフさせる点がある。
水属性で行動速度アップしてくれるキャラは他に水着ユニがいるがあちらが物理キャラサポートに特化しているので、こちらは
水属性の魔法パーティーを組む際に候補になりうる。
回復や
バリア、そしてTP回復などのサポートは勿論、攻撃力デバフという点から味方を生き残らせることに特化した性能と言える。
欠点は通常アメス様と違って速度アップ以外のバフが存在しないこと。
そのため、アメス様とは別に攻撃力にバフをかけてくれるサポーターが必要となる。
因みに彼女の水着はなんと騎士君が選んでくれたものというエモさ全開の背景がある。
この辺りの話は水着アメス様のキャラストーリー第一話で語られているので、興味のある方はご一読を。
・フィオ
2025年2月末のプリフェスガチャにて遂に実装されたフィオ本来の姿。
厳密に言えばアメスとは別キャラではあるのだが、ここで紹介する。
後衛の風属性の魔法キャラで役割はバッファー。
結論から言えば、風属性パーティーを組むなら物理魔法問わずまず採用しなければならない究極のサポーターである。
え、元のアメス様と同じやないかって?事実なんだから仕方がない。
その性能は風属性の支援に特化しており、アメス様とは違って通常攻撃も行い、何より彼女自ら速度上昇バフを付与することが可能。
このおかげでよりアタッカーの層を濃くすることが可能となっており、結果的によりダメージを伸ばせるようになっている。
特に同時期に実装された風属性のアタッカーである儀装束ランファ及びチカの存在も相まってこれまで組みづらかった風属性のパーティーが一気に強化されており、2025年3月のクラバトでは風属性弱点のボスに対し常にフィオが出ずっぱりになるなど嘗てのアメス様と同じ現象を巻き起こしている。
弱点は風属性への支援に特化しすぎているため、アメスとは違って異なる属性パーティーでは採用しづらい点。
それと後衛にしてはかなり前よりなので立ち位置で支援対象が変わるキャラとの兼ね合いが難しい点である。
しかしそれを差し置いても、風属性パーティーを組む上でまず必須級の性能であることは間違いない。
◇人間関係
上述した通り、主人公は前作の頃からの相棒。
アメスからしても気の置けない相手であり、常に彼を気にかけている。
恋愛感情の有無については不明だが、少なくとも彼にエスコートされることを楽しみにしているなど憎からず思っている。
【トゥインクルウィッシュ】のメンバーも前作からの仲間。
前作の記憶を取り戻した彼女たちからは昔の名前である「フィオ」と呼ばれるようになっている。
勿論アメスも彼女たちを心配しており、中でもユイの動向には人一倍気を使っている様子だが……?
溺愛するコッコロについてはかなり過保護にして依怙贔屓している。
直に触れられるようになってからは人目も憚らず抱き着いたり、戦闘中でもメチャクチャ心配していたり、
『ハッピーエンジェルクリスマス』のとあるエピソードではコッコロのために特別な演出を用意したりするなど最早「コッコロたんガチ勢」と化している。
寧ろアメス様がコッコロ教信者筆頭と化している気が……。
コッコロもアメスのことを女神として崇めており、彼女に対する信仰心は厚い。
が、コッコロのバイアスとしては「主さま>超えられない壁>アメス様」になっている模様。
上記にある通り、【トゥインクルウィッシュ】や【美食殿】等、深く関わっている仲間がいる一方で、
アメス本人とは直接面識がないキャラクターにもアメスからは慈愛の心で見守られている。
特に、主人公に対する恋愛事情に関しては誰に対しても平等に応援をしており、主人公にそれとなくアドバイスをする場合もある。
逆に、主人公が余りにも
鈍感ムーヴをかました際には、ガチギレたり凄く塩対応になる事も。
七冠の大半はミネルヴァを狙う覇瞳皇帝側についていたこともあって警戒しているが、
唯一主人公側の味方だったラビリスタだけは別であり、互いに信頼し合うビジネスパートナーといった関係。
互いの本名である「晶」「フィオ」と呼び合うなどかなり気安い間柄であり、主人公たちを助けるために常に連絡を取り合っている。
ただしアメスの方は無茶ぶりをしてくることが多いラビリスタに結構振り回されている様子。
なのでアメスも
どうでもいいことはラビリスタに丸投げすることもあるなど、最早凸凹コンビとなりつつある。
戦闘中でも二人の掛け合いが用意されており、必見。
第二部の元凶となってしまったエリスとは地味ながらも因縁のある仲。
自身と同じAIであり、エリスはユイのコピーであるという事情から単なる敵対関係で割り切れない複雑さを抱えている模様。
肝心のエリスはあくまで「ユイの記憶と外見を持たされた他人」というスタンスであるためアメスのことを「ガイド妖精」と呼び、一定の距離を保とうとしている。
その一方でバトルでは二人の掛け合いが用意されており、どこかしらで歩み寄れる可能性を見せてくれる。
ネビアは事実上の妹。ネビアは現在美食殿が使用しているギルドハウスに封じられていたお陰で「再構築」の影響から逃れており、前作の記憶を所有している。
そのため、アメスのことを「フィオ」と呼ぶ数少ない人物でもある。
しっかり者であるフィオとは対照的にネビアは大変な悪戯っ子。
彼女が引き起こした騒動の後始末に度々駆り出されるなど手を焼かされている。
しかし妹としてネビアのことは大切にしており、そしてネビアも素直ではないもののフィオを姉として慕っている模様。
この関係性が、後の水着イベントにおいてネビアが悪戯騒動を引き起こすきっかけとなる。
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「現実」での人間関係 |
自分を「レジェンドオブアストルム」に誘ってくれた大恩人で、澄花も「宙おじさん」と呼び慕っている。
基本的に七冠の中でも中立を自称している彼でも澄花相手には最大限の便宜を図らっている。
またかなり幼い頃の彼の娘こと棗こころとも顔見知りになっており、この時に感じた予感は少し変わった形で実現することとなった。
因みに付き合い自体は七冠の中で一番長いものの、彼と共に「レジェンドオブアストルム」にダイブした経験自体は少なかったらしく、そのため彼女の記憶の中にある「嚮導老君」としてのデータはかなり弱かった。
七冠屈指の良心。
エキセントリックな言動こそ相変わらずだったが、この頃の彼女は主人公との出会いによって人を信じる心と人を救う情熱を取り戻しており、そのため澄花のことは長老に負けず劣らずに気にかけていた。
そのため作中では新たな彼女の主治医的存在として彼女の延命のため実験参加中止を求めたこともある。
最終的に他の七冠からの反対にあったことや澄花自身が実験参加を望んたことでそのまま実験を続けざるを得なくなったが、今でも彼女の主治医として澄花治療のために知識や技術を日々アップデートしている。
澄花にとってコンタクトを取りやすい相手の一人でもあったため、7周年記念イベントにて過去の力こと「アルファ」を授けることとなる。
七冠の肉体言語担当こと通称ラジラジ。
アストルム開発に参加することになった澄花の護衛として七冠でもある彼が直々派遣されることとなった。
相手が非戦闘員で病弱、何より少女だったこともあって喧嘩っ早いラジラジも彼女には比較的親切に接している。
腹に一物を抱えた七冠の中でも一際油断ならない人物。
当初、澄花とのコミュニケーション成立および彼女の情報を引き出すために親しみやすい人柄を演じていたが、持ち前の鋭さと強かさからそれが演技であると見破られてしまう。
だがこの一件で彼女を気に入ったらしく、自分から仕事を手伝わせるなど比較的素に近い状態で接していく。
更にこの様子を見ていた当時彼女の監視役だったマサキが似々花を見直すキッカケとなった模様。
澄花にとっても接しやすかったのか、7周年記念イベントは「アルファ」を取り戻させる一人として選ばれた。
退屈を何より嫌い、刺激をこの上なく愛する女傑。
当時から何かと騒がしかったが、七冠の中でも澄花に対して積極的に話しかけたりプレゼントをしたりと意外と親切に接していた。
澄花の方も割と慕っていたのか、「アルファ」の力を与える一人として選ばれた。
ご存じ冷酷にして尊大なプリコネ第一部ラスボスこと「覇瞳皇帝」。
七冠以外の存在を基本見下していた彼にとって澄花の存在も例外ではなく、当初は珍しいモルモット程度の扱いでしかなかった。
そのため彼女が死なない程度の苦痛を与えることに対し何の躊躇も呵責もなく、澄花の存在を歯牙にもかけない冷血漢。
だが澄花は諦めることなく、彼に名前で呼んでもらうためだけに電脳空間で勝負を持ち掛けた。
勝負の内容自体は凄惨極まったものの、紆余曲折を経て彼もまた澄花の名前程度は覚えるようになった。
元は電脳空間内でムイミより抽出したスキルを確認するという実験内容だったが、覇瞳皇帝は自分のスキルを確かめるために澄花の体力を無制限にした状態でサンドバッグにするという無体を行った。
そこで澄花は戦闘を行ってどちらかが先に「参った」と言わせる、という勝負を持ち掛ける。
普段ならそんな挑発に乗らない覇瞳皇帝であったが完成したばかりの権能のテストも兼ねて勝負に乗ることに。
戦闘自体は全く話にならず、澄花の攻撃は一切当たらず、覇瞳皇帝側の攻撃は全弾命中という有様。
ところが覇瞳皇帝は澄花を甚振るために彼女の体力を無制限にしていたという大チョンボをかましており、このため物理的に澄花の敗北は訪れないようになっていた。
それならば彼女が音を上げるまで甚振ろうとしたが、そうすれば長時間のログインは必至となり、即ち病弱な澄花の体が持たないことを意味していた。
この時点で貴重な実験体である澄花を失うことは許されず、それに気づいた覇瞳皇帝は彼女にこれ以上手を挙げることが出来なくなってしまう。
それでもプライドの高い彼は最後まで負けを認めはしなかったが、代わりに彼女の希望通り「澄花」と名前で呼ぶことにすることで手打ちとなった。
これ以降覇瞳皇帝も多少は澄花とコミュニケーションをとるようになった。
残念ながらプライドの高い覇瞳皇帝にとって澄花との会話はその歪んだ人間性を変えるには至らなかったが、それでも彼にとって「名前を覚える価値のある人間」ではあったようで……。
最後の七冠であり、すべてが謎に包まれた人物。
実は澄花も彼女とは直接会っておらず、そのため彼女に関するデータだけがなかった。
ただ幻境竜后の方は彼女のお陰で自らの願いを叶えられると感謝しているらしく……?
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アメス様「あっ、晶。追記・修正はアンタがしときなさいよね」
ラビリスタ「ええー!? 一人で!? アメス様は人使いが荒いなぁ……」
- 「すべてのコンテンツがアメス様がいる前提だし、いなきゃ話にならねぇ」と言っても過言じゃないレベルの人権キャラだったわけだが、属性導入後はどうなることやら… -- 名無しさん (2024-02-24 04:51:37)
- プリコネ全体のメインヒロインの1人な感じもある -- 名無しさん (2025-04-02 00:02:48)
最終更新:2025年04月02日 00:02