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実現したこちら葛飾区亀有公園前派出所のアイデア・出来事

登録日:2024/03/19 Tue 22:34:07
更新日:2026/08/18 Tue 12:29:02
所要時間:約 8 分で読めます




この項目では、こちら葛飾区亀有公園前派出所(以降こち亀)で描写された技術・習慣などのアイデアなどのうち、後年になってから実現したものを解説する。


概要

こち亀は、1976年に連載を開始し2016年に定期連載終了するまでの40年という、長期間に渡って連載された漫画である。
40年で作品の時代観もゆるやかに変化しているのだが、未来を見据えたと思われる描写も多々存在し、その中には現実となったものもいくつかある。
それを根拠に、一部の読者から「こち亀(あるいは秋本先生)は未来を予言している」などと冗談半分で評価されることがある。
しかしながら、公的な特許の説明で引用されたり拒絶理由に使われた事例もあり、なかなか侮れないのだ。


技術面で実現したもの

  • 二次元コード決済
129巻「驚異のシルバーiT(アイテー)!の巻」掲載。初出は2002年。
携帯電話(いわゆるガラケー)上に表示されたバーコードを読み取って買い物をする描写があり、これは現在の二次元コード決済によく似ている。
原型は2002年(実証実験を含めると2001年)に存在しているが、自動販売機の購入にしか使えなかったり、Suicaなどの電子マネーよりも複雑な手間がかかるなどという実用的とは言い難いものだった。
スマートフォンで使えるようになるのは2017年のOrigami Payサービス開始*1、全国的に普及するようになったのは2018年のPayPayサービス開始まで待つことになる。
2022年時点で二次元コード決済の取引額は111兆円に登り、コロナ禍や還元キャンペーン・導入費用の安さを追い風に急速に普及した。クレジットカード・電子マネーに続く第三の勢力として期待されている。
余談だが二次元コードは一般的な言い回しで「QRコード」と呼ばれているが、QRコードはデンソーウェーブの登録商標である。

  • テレビのインターネット配信
同じく129巻「驚異のシルバーiT!の巻」掲載。初出は2002年。
この回では携帯電話の技術についてクローズアップされることが多いが、インターネットでテレビが見られるようになったという説明がある。
TVerやNHKプラスがこれに近いシステムで、インターネットを使ってテレビの番組が「合法的に」見られるサービス
YouTube上のニュースを除く同時配信は長らく行われていなかったが、テレビ離れの対策からか2022年にプライムタイム限定ではあるが同時配信が開始された。
また現在では、インターネット放送局であるAbemaTVもアニメや独自番組で知名度を上げつつある。
ただし、既存のローカル局への配慮問題*2や、インターネットでは視聴者が多くなるとサーバーの増強が必要になるという致命的なデメリットを抱えているため、課題も多い。

  • 駅での発電・電力自由化
72巻「空飛ぶ事業家!の巻」掲載。初出は1990年。
儲けのために人力で発電する描写の中で、駅のドアを回転ドアにして人力で発電するアイデアがある。
流石にそのままではないものの、2006年に圧電素子が仕組まれたマットを東京駅の改札に置いて発電する、いわゆる「床発電」の実証実験が行われた。
ちなみに東京駅レベルの利用者数だとすぐに床が劣化してしまったようだが、将来的には自動改札機や電光掲示板などの駅設備で使用する電力の一部をまかなえるよう目指しているとか。
なお、「個人が電気を売って儲ける」というくだりは、現在の電力自由化やソーラー発電の余剰電力買い取りに近い。ただし電力販売競争による環境破壊や供給の不安定化などの問題を抱えているので、これから普及するかはまだまだ未知数なところ。

  • たまごっちとデジモン・ポケモンを合わせたゲーム
105巻「超育てゲー『モンちっち』の巻」掲載。初出は1997年。
ポケモンとたまごっちの良い所を合わせたゲームとして『モンちっち』を両津が考案。パクリゲーと中川や麗子からは酷評されたが大ヒット。実際に1997年にはバンダイから『デジタルモンスター』が発表されたのを皮切りに雨後の竹の子のように両方の要素を合わせたゲームが複数発売された。500種類のモンスターやPHSを活用し遠方と通信機能付き(当時、『ポケットモンスター』を擁するゲームボーイは通信ケーブルでのみ接続ができた*3)などの新要素を組み合わせたという設定だが、現在はたまごっちもポケモンもWi-Fiで世界中のユーザーとやりとりするのは当たり前になっており、そのポケモンに至っては1000種類を超え、デジモンもアニメ『ゴーストゲーム』『ビートブレイク』で再び種類を増やしはじめている。

また、モンスターのネタに困った両津がヒゲを足しただけの新キャラを出しているが、それらはミミッキュやリージョンフォームやメガシンカのような派生キャラとこじつけられなくはない。なお、たまごっちとポケモンのコラボ商品として2018年に『イーブイ×たまごっち』が発売されたり、双方とも30年を超えても愛される定番のコンテンツとなっており、全国各地にポケモングッズの専門店であるポケモンセンターが出店し、ある民間団体の調査によるとポケモンはミッキーマウスを凌ぐ、世界最大のIPと評価されるなど、作中の描写を遥かに超える展開を見せている。

  • ビデオ通話
59巻「テレビでこんにちは!の巻」掲載。初出は1988年。
金欲しさにインターネット関連の仕事のアルバイトを見つけた両津が副業禁止のはずだが*4会場に行ってみると、離れたところにいる人同士がお互いを映して飲み会をやる光景があった。現在のビデオ通話システムと言っていいだろう。
ちなみにそれはモニター付きテレビカメラが一斉に向かい合った非常にシュールなもので、特定の人の顔をよく見るにはバイトの両津が何度もカメラを動かす必要があるのだが、これはパソコン・スマホはおろかインターネットすらなかった時代の話なのでこのようなものになったようだ。

  • 音声入力制御システム
75巻「音声予約でコンニチハ!の巻」掲載。初出は1992年。
音声入力をする際、発話者の音量を検出し声が大きければ「もう少し小さい声で」、声が小さければ「もう少し大きい声で」と促し、適正な音声入力をサポートするというもの。作中では両津がボイス予約式のビデオデッキで使用していた。
この発想自体は特段複雑なものではなかったと思われるが、特筆すべきはこれが特許申請の拒絶理由に使われたことである。
2000年に三菱電機が同様の仕組みを特許申請したところ、審査官が同話を引用し、「音声認識、音声出力が可能な装置において、発話者の音声入力の音量レベルに応じて案内音声信号を出力するものが記載されている」として審査を拒絶した。
ざっくり言えば、「キミの発明はこち亀レベルの有名な漫画で紹介されてるんだから、特段すごい進歩性があるとは言えないよ」ということである。
なおこの特許は、のちに説明を一部修正の上受理された。

余談だがこの回と同じ号で孫悟空クリリンのことかーーーっ!!」と言っている。

  • 書いた文字が消せるボールペン
42巻「はつめい博士の巻」掲載。初出は1986年。
厳密には万年筆であるが、消しゴムで消せる特別なインクを発明し、特許料5億円を儲けた博士が登場する。
これは2006年発売の消せるボールペン(いわゆるフリクションペン)のようなものと言える。
「温度によってインクの色が変わる」という消せるボールペンの基本的な仕組みは1972年に発明されており、それを透明にできないかという発想からできたもの。
なお、消せるボールペンは熱によって透明になるので、熱さえあれば付属のゴムでなくても消すことができる。
実際に「消せるボールペンは不可」と事前通知しているようなケースだと(入学試験願書などでは結構ある)、書類提出を受けたスタッフが最初にやることは書類に片っ端からドライヤーを当ててこのレベルの指示も聞いてないバカをあぶり消す…いやあぶり出す作業、なんだとか。ホントかよ。

  • スーパーカーのオートマ車
73巻「続・白鳥麗次再登場!」掲載。初出は1991年。
天才的に運転がヘタクソな白鳥麗次が金に物を言わせて愛車のポルシェをオートマ(AT)に改造したもの。
その後スーパーカーであるフェラーリF40もAT化、コーナーポールも付けて両津たちをあきれさせた。
連載当時ATといえば軽自動車や小型車向けというイメージが強かったが、1990年代後半にクラッチ操作を機械化した自動マニュアルトランスミッションが実用化。以降DCTや多段トルコン式ATなど大排気量車向けの自動変速装置が次々登場し、スーパーカーへの搭載が相次ぐことになった(勿論AT限定免許で運転可能)。
本編に登場したフェラーリなど2010年代以降マニュアル車の製造を取りやめたメーカーもある。
これはもちろん現実でも白鳥のように「スーパーカー系のがいいけど、免許はAT限定」という層がメーカーからも認められるほどの規模に増えたため。もはやマニュアルしか選べないスーパーカー・スポーツカー(もっと言えばAT仕様車のない車種そのもの)*5の方が希少車種となりつつあるのだ。
例えば2025年現在で純粋なMT車を用意しているスーパーカーになるとポルシェ911GT3(Type992)やロータスエミーラぐらいしかないのである。
ちなみにポルシェ自体はこのエピソードが公開される1年前、1990年から964型911のカレラ2でATを初採用していたりする。

149巻「タイムカプセルに賭けろ!!の巻」掲載。初出は2005年。
高騰を見越してタイムカプセルにPS2ソフトを入れようとする本田を両津は「PS2は10年後はPS5か新たなゲーム機になっていると思う」と制止。
それから少し遅れた2020年。PS3PS4を経て本当にPS5が発売される事となった。
ちなみにPS2ソフトとPS5本体の互換性は無い*6ため一部のPS2ソフトが「遊ぶ」用途向けですら高騰しているの自体は事実だが、「平成ひとケタ~10年代のソフトが最新機種で遊べる」と言う形であれば一部作品のリメイク移植、他社でも「Nintendo Classics」などのバーチャル移植の存在から、両さんの「その時には新しいハードが出ている」と本田の「古いゲームだからこそ価値が出る」と両方が正解と言える珍しい結果になった。

ビジネス・習慣面で実現したもの

  • プロゲーマー
28巻「アンコール雪之城の巻」掲載。初出は1981年。
この回の冒頭で両津はボーナス全部をはたいてコングゲームの筐体を購入し、ハイスコアに挑戦している姿が描かれた。
そして両津は「わしはいずれプロのゲーマーとなる」「囲碁やボウリングも元は娯楽だが、今やプロもいる」と主張。
両津の主張に対する中川や部長の反応は非常に冷めたもので、この段階では単なる娯楽でしかなかった電子ゲームでプロを目指す発想はいい年の大人のすることではない=ギャグとしての扱いであった*7

そこから後に90年代になると対戦型格闘ゲームが大ブームを巻き起こし、そこから発展した大規模な格闘ゲーム大会の登場とそれに挑むプロゲーマーの出現、さらにはオンラインゲームの発展に伴って格ゲー以外のジャンルも含めた競技として対戦ゲームを行う「eスポーツ」が誕生するなど、両津の主張通りに電子ゲームは単なる娯楽の垣根を越えたものへと発達していった。
こち亀自体も連載期間がさらに長期化し、90年代以降になるとより強くサブカルチャーの要素を取り入れて作品を描くようになった中で、両津のゲームに興じる姿に周囲(主に部長)が疑問を抱くことはありつつも、両津自身が格闘ゲームやレースゲームなど多数のジャンルのゲームで大会に出場する話も登場。それに伴い他のメンバーもかつてほどは不快感を示さなくなっている(部長に関しては本人なりの距離感を見つけて自分もゲームの類を遊ぶようになったのもあるが)。
むしろ両津はこの時代の変化に急速に馴染んでおり、おそらく作中最も「時代が追いついた」事例でかつ「時代についていった」ネタと言える。初出当時の作者も未来のこの状況は予見できなかったものであろう。

  • スーパー銭湯
74巻「銭湯レジャーランド化計画!の巻」掲載。初出は1991年。
この回では、不人気で潰れる寸前だった松ノ湯に、様々な種類の温泉やアトラクションを設けた「松ノ湯ランド」という現在のスーパー銭湯を作ろうと両津が提案する。結局資金難で頓挫するのだが、この話が収録されたのは1994年。スーパー銭湯の元祖は2003年に開業した大江戸温泉物語とされているので、10年近く時代を先取りしていたのだ。
ただし「施設が充実している温泉施設」そのものは1970年代から少数ながらも存在していた他、本格的なスーパー銭湯としては当該エピソード連載の少し前に「竜泉寺の湯」が開業しており、これが元祖とされる(当時は愛知県ローカルだった)。

  • 倍速視聴
46巻「よく学びよく遊べ!の巻」掲載。初出は1985年。
内容を楽しむためではなく、学校の話題についていくためだけにテレビ番組を3倍速で見る少年の話が出てくる。
当時はギャグとして描かれた演出だが、現在は「内容を効率よく知りたい」「忙しい」などの理由から主に若者の間で動画を倍速視聴する習慣が一定の支持を得ており、時間に対して効果の高さを表す「タイムパフォーマンス(タイパ)」という言葉まで出現した。
もちろん「倍速だと見た気がしない」という反対意見も根強く、時間に追われる若者的な文脈で否定的に語られることも多いが、特に学習の分野では集中力が上がるという研究結果もあるなど、一概に悪いことばかりではない。

  • レンタサイクル
52巻「使いすて万歳!の巻」掲載。初出は1986年。
「ものには使用期限を決めないと駄目」という持論の元、何でも使い捨ての商品を開発する人を尋ねる回。
その商品の中に、安価なプラスチックでできた500円の「使い捨て自転車」が登場し、それなりにヒットする。
流石に使い捨てはまだないものの、「お金を払って一定時間自転車を利用する」という観点で言えば、基地局で借りて別の基地局に返却する…という乗り捨て型のレンタサイクルやコミュニティサイクルが現在都市部や観光地で広がりを見せている。
なお、レンタサイクル(というか自転車)先進国の中国では、乗り捨てができる制度を導入したところ自転車がゴミのように積まれて放置されるという笑えない事態も起きたりした。

96巻「コンビニ天国!!の巻」掲載 。初出は1995年。
派出所の近くにコンビニが出来、そこで出た大量の廃棄食品に目をつけた両さん。
当初は個人で貰うだけだったが、あまりの量の多さから安売りでも儲かると考え、賞味期限を書き換えたうえで自ら販売を始めてしまう。
2010年代後半以降フードロス問題が世間で話題となり、コンビニが批判の的になったこともあってか各社で賞味期限の近い弁当や惣菜類の値下げ販売が始まるようになった。
ちなみに賞味期限の偽装も、2000年代後半以降各地の食品メーカーで同種の不祥事が発覚するというこちらも現実が追いつく事態になっている。

  • ゲーム内の課金システム
98巻「電脳ラブストーリーの巻」掲載。初出は1996年。
恋愛ゲームを進める本田がゲーム内の美女に高額アイテムをねだられ、クレジットカード番号を教えて買ってしまう回。
恋愛ゲームの課金が普及したのは2000年代のこととされている。
現在はもっぱらソーシャルゲーム内におけるアイテム課金(いわゆるガチャ)依存・確率の不明瞭さが社会問題になっており、2012年以降景品表示法や資金決済法で規制がなされるほどである。それでも日本におけるゲームの課金額は合計で1兆円を超えており、ゲームになくてはならない存在として完全に定着した。
なおこの時代はPCゲームの課金どころか、家庭用ゲーム機が圧倒的に主流だった時代であり、別の意味でも時代を先取りしていると言えよう。
余談だが、98巻はWindows95が発売された時期の作品で、当時のパソコンブームからかそれに関する話が多い。

実現した出来事

  • コンビニにおける警察官の常駐
121巻「コンビニエンスな警察官!!の巻」掲載。初出は2000年。アニメ版では232話「こちらコンビニ派出所」として放映された。
24時間営業によってセキュリティを強化したいコンビニと、土地不足の都内で安く派出所を増やす警察の利害が一致するはずだと主張するコンビニ好きな両津の提案によって、都内のコンビニに警察官が1名専属するくだり。
なお、目的は当然ながら両津のように仕事をサボるためでも部長のように自堕落な若者を叱るためでもなく、近年増えつつある詐欺をコンビニで防いだり、警察への情報提供をする環境を作りやすくしたり、店内の治安を向上するためとのこと。意外にも利害が一致していたのだ。
一見冗談のように思えるが、ほぼ同様の取り組みが2023年に千葉県で行われてニュースになった。
また106巻「派出所コンビニ化計画!!の巻」では逆に派出所でコンビニのように日用品などの販売を行う事例が描かれているが、こちらは実現していない。

  • ベイブレードの流行
109巻「ハイテクベーゴマ大ブーム!?の巻」掲載。初出は1998年。
閉店する駄菓子屋から仕入れた大量のベーゴマを現代風に改造した「ハイテクベーゴマ」という玩具が、子どもたちの間で大流行する話。
1年後の1999年に「ベイブレード」という、まさにベーゴマの進化版がタカラトミーから発売され、空前のブームとなるのは御存知の通り。
「誰でも簡単に回せる」「漫画とのメディアミックス」などその後の商品展開も一致している。
本項目が建った2024年時点でもタカラ→タカラトミーによるベイブレードシリーズの展開は「一回中断したのを復活させた」という経緯を挟んでいるとはいえずっと続いており、まさに両さんのアイデアが現実の商機となったケースである。

  • 犯罪の事業化
7巻「ポラロイド!?の巻」掲載。初出は1979年。アニメ版では2001年に227話「底ぬけ! どろぼう株式会社」として放映。
「強盗株式会社/土路傍株式会社(アニメ版)」は詐欺課、横領課、窃盗課、あき巣課など複数の専門部署に分かれて月給制で組織的に犯罪行為を行っていた。
現実でも7巻が発売される以前から暴力団が組員や傘下組織を使い犯罪行為を行っていたが、2020年以降はSNSやメッセージアプリの普及もあり、SNSや求人サイト等を利用して実行役をインターネット上*8で勧誘(通称:闇バイト)する、匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)が社会問題となっている。
トクリュウは緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す流動型の犯罪集団で首謀者→指示役→実行役という構造はあるものの、メンバーの多くはSNSやメッセージアプリ等でしか繋がりがなく、ハンドルネームを使うことも多く上層部が「誰か」さえ分からないことが多く、実行役は基本使い捨てにされる。
更に拠点を海外に置いたり秘匿性の高い通信手段で指示を出すなどして証拠の隠滅を図るなどしており、例え実行役が逮捕されてもそう簡単に足取りを掴めない工夫も行っている。
闇バイトに応募する者はそれが闇バイトだと知らないことが多かったが、2026年になると闇バイトだと知った上で10代の少年性が実行役として凶悪事件を起こす例が多くなっている。
これに関しては定期連載終了後に社会問題になったという事情もあり、それ以前に問題になった新たな犯罪は『こち亀』内でも警察官としての両津が捜査に携わっているエピソードは散見される。
なかには両さんがたまたま遭遇していなければ現職警官が特殊詐欺の出し子にされたという大スキャンダルになっていた(雑学が正体に気づかれずに頼まれてしまったうえ、本人の気が弱い上に特殊詐欺なのがわからなかったことでOKしてしまった)*9回も…。


[番外編]無理やり再現させたもの


水曜日のダウンタウンの『こち亀検証SP』にて、エピソードを再現させたもの。
  • 接待釣りは現実でも可能なのか?
92巻「組長は釣り名人!? の巻」掲載。初出は1995年。
ヤクザの御所河原組長の釣りで、子分たちは組長をもてなすため、ダイバーに魚を仕込ませるという話。
組長役のターゲットはデヴィ夫人で、原作同様、最後にはタコも釣らせたが、夫人は「釣れすぎること」に違和感を覚えたもののタコが釣れたことは違和感を抱かなかった。

  • マルチスポーツ対決3番勝負
130巻「マルチスポーツ対決の巻」掲載。初出は2002年。
葛飾署で署員達の参加するスポーツ大会が開催される事になったのだが、各参加者の得意な競技がバラバラで何をやるかまとまらず、これに「全部まとめてやりゃあいい」と言った両さんにより、スポーツのミックスルール対決に決定。
元々水ダウがミックスルール対決をやっていたこともあり、作中で披露された「スケート×剣道」「野球×テニス」「サイクル×野球」が再現された。
ちなみにブレインスポーツを含めれば「時間ラウンド制にして一定時間ごとに切り替える」などの形でいくつか実際にも提案されている様子。

  • 本当にラップを30cm巻けば裸は見えなくなるのか?
121巻「いつ…どこで…何をする!?の巻」掲載。初出は2000年。
罰ゲームとして、麗子は裸の体にラップを厚さ30cm分巻かれ、裸は見えなくなった。
番組ではグラビアアイドル・鈴木ふみ奈の協力で実証され、ラップは幅60cmのもので2.49mmの厚さで裸が見えなくなった。

  • 両さんみたいにくすぐられたら誰でも給料の額をゲロっちゃうのか?
73巻「ボーナス戦線異状なし!の巻」掲載。初出は1991年。
商店街の面々は両さんから借金を取り立てようと、くすぐり攻撃。
サイコハゲのバイきんぐ西村、岡井千聖、牧野ステテコ、ナダルがターゲットになり、全員ゲロった。

  • ゴミ屋敷の住人を催眠術でキレイ好きにさせることは出来るのか?
199巻「清潔両さんの巻」掲載。初出は2016年。
寮の部屋が汚い両さん。そんな状況を変えようと、麗子と中川はキレイ好きになる催眠療法を施すが…
番組では三四郎小宮にガチギレしたゴミ屋敷に住む自称骨董品商がターゲット。
催眠術師・十文字幻斎氏が催眠術をかけるも、効果がなかった。

  • 駄菓子がっちり食べまショー
79巻「駄菓子屋カルト王(キング)の巻」掲載。初出は1992年。
テレビ番組に参加された両さんが、駄菓子屋で20万円ちょうどを買わなければいけない「駄菓子がっちり買いまショー」に挑戦。
番組では値段が隠された駄菓子を10万円分食べなければならないルールにアレンジされた。

  • 街中でゴルフをやったら面白くなるのか?
86巻「大自然ゴルフ!の巻」掲載。初出は1993年。
ゴルフ大会の舞台はまさかの町。
番組でのロケ地は静岡県熱海市の初島。特別に島全体を使って街中ゴルフの撮影許可を取得し、ゴルフ対決が行われた。

  • 「いつ・どこで・何をするゲーム」を実際にやったら面白くなるのか?
121巻「いつ…どこで…何をする!?の巻」掲載。初出は2000年。
罰ゲームを各々が書いた「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」の紙をランダムに引き、それを実行するというもの。
VTRはザコシがいるせいでグダグダになり、スタジオで浜田含めたパネラー達でもやるハメになった。





新しいものを見つけたら、追記修正お願いします。

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最終更新:2026年08月18日 12:29

*1 Origami Pay自体は2016年から存在しているが、当初は通信がBluetooth方式だった。

*2 インターネットで全国どこでも番組が見られるようになれば、県域放送を担うローカル局の存在意義が薄れてしまう(民放局が少ない地域ほど不利になる)という懸念がある。

*3 「通信交換で他のトレーナーさんに渡すと進化する」ポケモンが第一世代時点でいるのもこれが理由のひとつ。一説には「外に(ゲームボーイを持って)出て遊んでほしいと考えた田尻たち主要スタッフがこのアイデアを思い付いたため、ゲンガーやカイリキーをこの仕様にした」とも

*4 超神田寿司はあくまでも別の戸籍を所持しての勤務。ただしこちらは購入した側も明確に違法

*5 実際に「MT仕様が選べる」自体がメーカー問わずほぼ「スポーツカー」を担当するモデルのみになっているのはご存じの通り。車種によってはわざわざMTに改造するために同メーカーの兄弟車種をドナーにすることまであった

*6 ソフトディスク自体を前提とした互換性はPS3の初期型まで。

*7 70年代末~80年代初期にはスペースインベーダーに纏わる社会問題の影響もあってか、同様に「ゲームに熱中する大人」「ゲームのプロを名乗る人物」をギャグとして描く作品は珍しくなかった。

*8 SNS上で募集される例がよく知られているが、適法行為を装って正規の求人サイトに掲載されていたり、オンラインゲームのチャットで半ば騙して連れ出したり、行く宛の無い非行少年・少女をスカウトしたり、地域で顔の利く若者に友人などをリクルートをさせる例も報告されている。

*9 両津が指摘したことで雑も把握。両さんのGPS機能付きスマホと警視庁内の人脈を使っておとり捜査をすることになりスキャンダルは回避された