ザ・ワン(キン肉マン)

登録日:2024/04/14 Sun 01:45:43
更新日:2024/05/21 Tue 00:27:34
所要時間:約 8 分で読めます






我は天界にて”調和の神”と呼ばれし存在

地上に降りて得た新たなる超神名はザ・ワン!


ザ・ワンとは『キン肉マン』に登場する超神のリーダー格。
天界では“調和の神”の名で呼ばれていた。

戦績
vsバッファローマン○(ハルモニアデストラクション)


【概要】

かつて天上界で慈悲の神ザ・マンと拮抗するほどの実力とカリスマ性を誇った神。
ザ・マンをして「かつての私と拮抗する力を持っていた」「ヤツはほかの神とは違う。いざ本気で闘うとなれば、この私とて必ず勝てるという保証はない」と語る、神々の中でも屈指の実力者。常に扇を携えている。
顔の部分だけは早い段階から断片的に見えていたが、満を持して明かされた姿はホーリーロッド(聖なる杖)と呼ばれる角飾りのついたを身に纏ったもので、扇を持つこともあって戦国武将のようにも見える。


“調和の神”の“超神”としての名前と姿は最後の段階までは不明であり読者にとっても注目の的であり、フードからはゴールドマンのような顎髭らしきものが確認出来た。
また地に降り立つことは少なく、「ラプラス」と名付けた怪鳥を足代わりに移動していることが多い。

“バベルの塔”での戦いでは、満を持して最上階へとやって来たバッファローマンを迎え撃つべく姿を現し、遂に肉体を得た後の超神としての姿と下天して後の新たなる名がザ・ワンであることを告げた。
超神名の“THE ONE”とは象徴的なので意味を絞るのは難しいのだが、ここでは“一番”や“特別な”や“唯一無二”といった意味合いか。
この辺もザ・マンと似ていて、それでいて名前負けしていないネーミングである。
超神としての姿と名を示した時には、あのザ・マンをして冷や汗を浮かべていた。


【人物】

笑い声は「ボッボッボッ」、かけ声は「ボワッ」

名前こそ“調和の神”だが、彼こそが古代において超人の絶滅を主導した存在であり、現在も「超人滅ぶべし」との信念に基づき、最期の審判としてカピラリア七光線の再照射を目指し行動している。
その危険性故に、地に降りたザ・マンは己が見出した完璧超人始祖に「絶滅から救い出すべき完璧な種となる可能性を持つ者」と同時に「いつか地上に侵攻してくるだろう“調和の神”一派に対する最高戦力」としての意味も抱いて育てたという。

しかしながら、サタンや“邪悪五大伸”のようなド悪党でも、かつて超人閻魔と名乗っていた頃のザ・マンのような過激な独裁者というわけでもないらしい。
実際、立場は相容れないザ・マンや“知性の神”もある程度以上の信頼は寄せているようで、それぞれの手勢の超人たちに“調和の神”が天界への道を開くことを期待していて、既に超神を倒していたことから調和の神もそれに納得し天界に通ずる“バベルの塔”を出現させた。

更に言えば『キン肉星王位争奪編』において、スグルをキン肉星の次期大王として最初から認めていた100名の神々の中にも“調和の神”を含む地上に降りた“超神”全員が加わっていた*1
“調和の神”自身が言うには、未だに神々の中にはザ・マンのシンパが多く存在しており、超神たちも“調和の神”の部下だとか信者といった関係性で組んでいるわけではないという*2
マイティハーキュリーズのように地上への個人的な興味から取り敢えずは同調して“下天”することを決めたような者も存在していたし、個別の項でも記載しているように、同じく超人を否定する立場を取っていても、その実は微妙に“調和の神”とスタンスを違えている印象の者もチラホラ。


超人殲滅に拘る理由については、ジ・エクスキューショナーの回想から、「“調和”の維持を何よりも優先する」という“神”として在り方のためだと暗示されている。
すなわち、調和の神という神性にとっては世界の調和を維持できるなら自分の私情も含めて文字通りありとあらゆる事象が二の次なのであり、調和を保てるという確信があるなら自分の願望を平気で度外視してスグルを次期大王として認められるし、逆に調和を乱す危険性があればたとえ自分が認めた存在でも排除を辞さない。
断じて「私情を持たずに使命に固執する存在」ではなく、「どんな状況でも私情に流されずに使命を遂行できる」男で、加えてザ・マンは「サタンまでも動かしてカピラリアの再発射を目指した企みが阻止されたとあっては、“調和の神”自らの威信に関わる。引くに引けない状況になっている」と判じている。


【活躍】

バッファローマンとの戦いの中で、ここまでの“バベルの塔”での組み合わせの法則から多くの読者も予想していたことだったとはいえ、自らがバッファローマンの起源となる神……つまりはバッファロー一族の生みの神であったことを明かしてバッファローマンを動揺させた。*3
……が、それと同時に何と自らの系譜である筈のバッファロー一族を滅ぼしたのもザ・ワン自身であったという事実を示す。
これには、バッファローマンも当然のように激しい怒りを露にした訳だが、
ザ・ワンはバッファロー一族の最期の生き残りとなったバッファローマンに対し、生き残りとなったお前には資格があると前置きしつつも、
バッファローマンが師事する悪魔将軍ことゴールドマン*4、そして最大のライバルにして上記の通りバッファロー一族にとっても目標であったキン肉族のキン肉スグルが共にザ・マンの系譜であることを示した上で自らの“系譜の力”を継げと迫るのだった……。

なお、ザ・ワンの口はマスク状なのだが、バッファローマンが志願した際には単行本ではニヤついたような口元が加筆されている、この加筆による彼の真意の程は現状では不明。
一応、その後の展開にて天界最強であったザ・マンかザ・ワンが“刻の神”を討伐したらいいじゃん━━という展開上の当然の指摘を解消するべく、ザ・マンより「神であったもの同士が戦うことは絶対的な禁忌事項なのだ」━━という理由が示されたことから、バッファローマンを自身の弟子に出来る=最も理想的な代行者を誕生させられることを喜んでいた。……と解釈する声が大きいか。

“バベルの塔”での戦いを終えた後には、宇宙のパワーバランスが狂ったことにより崩壊しつつある天上界という衝撃的な光景を前に驚くリアル・ディールズの生き残り達と通信を通してその光景を目の当たりにしたザ・マンの前に軍門に降したバッファローマンと共に参上して改めての対話。
その中で、自身もまたザ・マンの目論見通りに成長した超人達の力を実感し、同志たる超神達をも倒されたことで「神だけが、神である時代はとうの昔に終わっていた」として事実上の和解を宣告。
これに伴い、既に腹心であるランペイジマン等から告げられていた通り自身の目的が「地上と天上の大改革」であると宣言した。
これについて、ザ・マンはキン肉マン(スグル)の“火事場のクソ力”こそが、その解決策になると示し、ザ・ワンもそれは認めていたものの、ここで既にザ・マンとザ・ワンをしてイレギュラーとなる“ある神”が動き出していたことを明かし、その“ある神”の行動こそが異変の加速の原因であったと知らしめた。
そして、ここまでの事情を明かした後に超人絶滅の為ではなく、天上界の崩壊を食い止める為にカピラリア光線を発射する為に自分にカピラリアの欠片を渡すことを超神を降した超人達に“依頼”し、スグル達もそれを了承した。
異変が一先ずは食い止められた後は、和解はしつつもザ・マン(及び邪悪五神)と共闘するのではなく自分は自分で解決法を見つけることを宣言。
これに対して、既に軍門に降っていたバッファに加えてランペイジマンの意志を汲んだロビンマスクサンシャインの遺志に導かれたアシュラマンも同調し、スグル達と別れて行動することになったのであった。


【実力】

ニスデール*5を纏っていた時には扇子を持つなど風雅なイメージもあったがフードの下はバリバリの武闘派でバッファローマンはおろかザ・マンよりも高く、筋骨隆々の肉体に各部が刺々しい甲冑を纏っている姿であった。
顎鬚のように見えたのは兜の装飾である。そして、ザ・マン同様に隠れている時と素顔の差が殆どなく影がかかっていた意味があまりなかった。
尚、戦いの前の段階にて前述の通りザ・マンをして「(勝算があって“リアル・ディールズ”を送り出したが)ヤツは他の“神”とは格が違う」「私とて勝てる保証はない」とまで語られており、ザ・マンの強さを知る読者を戦慄させた。
ザ・マン自体、作者自らの解説を意訳すれば『キン肉マン』世界で最高位にして最大、最強の存在*6であり、
確かに弟子であった悪魔将軍が師匠越えを果たしたという部分が読者の中にも強く残っているとはいえ、振り返れば最強認定されていた悪魔将軍をして火事場のクソ力であるロンズデーライトパワーを発現させることでやっと倒した相手であり、しかも悪魔将軍にとって本来は発揮出来ない筈の火事場のクソ力を発揮できたというのも弟を含む同志達(完璧超人始祖)の想いを背負った上で、更に事実上の親子たる師弟関係のあるザ・マンへの責任感という限定された条件下で使えただけで他の相手には使えない能力であるらしいため、単純に考えればたとえ地上最強とされる悪魔将軍でもロンズデーライトパワーを発現させられなければザ・ワンには敵わないのでは?との声も。


果たしてバッファローマンとの試合が始まり明かされた、その大いに前振りされた実力はと言うと
  • 奇襲として放った、体重を乗せたバッファローマンの飛び蹴りを片手でキャッチ
  • そのまま暴れるバッファローマンを軽々空中に留めたままいなし、コーナーポストまで一直線に投げ捨てる
  • バッファローマンお得意のショルダータックルを腕組みしたまま何事もないかのように受け止める
  • 全身を持ち上げられた状態*7から簡単に体勢を返してサイドスープレックスでバッファローマンを投げる
  • ハリケーンミキサーをジャンプでかわし、その後片手でロングホーンを掴んで逆立ちになる

と、超人界でも最高峰のフィジカルを誇るバッファローマンを技を使うまでもなく、ただの膂力ひとつでことなげもなく押し返せる怪物。
「ザ・マンに比肩する」と言う高いハードルを、戦闘開始直後に見事超えてみせたと言って良いだろう。
一方その頃彼が乗っていたラプラスは、バベルの塔上空を実況の為に飛び回るヘリと戦いを繰り広げていた。

必殺技

  • ホーリーロッド・アクセル
兜の角を利用した突撃技で、ザ・ワン版のハリケーン・ミキサーともいうべきもの。
ハリケーン・ミキサーへのカウンターとして放たれ、力比べに於いて一方的に打ち勝った。

  • ゴッドインペイルメント
真正面から相手の胴体を兜の角で刺し貫く。
“impairment”とは“突き刺す”という意味の他、紋章学に於いては2つの紋章を“調和させて統合配置”する手法を指す。

  • ミザリースタンプ
ゴッドインペイルメントから連携させて繰り出された、相手の胴を角で刺し貫いた状態からのポップアップ・パワーボム。

  • エクソシストチョーク
空中から仕掛ける変形式の“カンパーナ”*8で、強烈な逆エビ反りと裸締めの複合技。バッファローマンを一度ダウンさせたほどの威力を誇る。
“エクソシスト”とは映画のタイトルとしても有名なカトリックに於ける“悪魔祓い”のことだが、バッファローマン戦の結末を考えると意味深である。

  • 嘆きのボンバルティエ
ド迫力の空中パワーボム。
超人十字架落としへのカウンターとして放たれた。

  • ハルモニアデストラクション
ザ・ワンの最大奥義。
空中に放り投げた相手の背中を兜の角で刺し貫き、更に両手首を捉えて十字架型に固定。
そのままの態勢で落下しつつ、自らの片膝の上に相手の脳天を打ち付ける。
バッファローマンはこの技を受けて片方のロングホーンを吹き飛ばされた上に、完全にダウンした状態で10カウントを聞くことになった。
“HARMONIA”とはギリシャ語で“調和”の意味(英語の“harmony”の語源。)で“destruction”とは英語で“完全なる破壊”を意味する。
子孫であるバッファローマンの最大奥義“超人十字架落とし”を反対の態勢にしつつ更に破壊力と完成度を増したような技であり、更に言えば不倶戴天の敵かと思いきや自ら“盟友”であると公言した“慈悲の神”ことザ・マンの“千兵殲滅落とし”と同系統の技となっており、己の肉体のみで相手を砕く技となっている。


【余談】

デザインコンセプトは「悪魔将軍よりやべーやつ」であることは作者から明かされている。
因みに、デザイン元となったのは『Ⅱ世』時に紹介されていた募集超人ヘルモーズ。収録漏れなのか、デザインのバレ対策なのか『学研の図鑑 キン肉マン 超人』には掲載されておらず、「今週の超人」にて再掲載された。

なおネメシスがロビンマスクとの試合中に完璧超人の歴史を語った際の回想シーンでも天界のリーダーらしき神がザ・マンと会話をしており、この時から今シリーズの伏線が貼られていたのかもしれない。

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最終更新:2024年05月21日 00:27

*1 この事実を告げた“調和の神”曰く「我々は常に地上の平穏を祈っており、あの時の最善の選択をしたまで」とのこと。

*2 ザ・マン=“慈悲の神”のシンパである神々までもカピラリアの欠片を渡してると思われることに関しては疑問も呈されていた訳だったが、どうやらザ・ワン=“調和の神”もまた天上界では絶対的な信頼を寄せられている存在であったことと、『超神編(仮)』最終盤にて明かされた天上界の異変から“調和の神”がカピラリア再発射を目指している理由を他の動かなかった神々も察していたのが原因ではないかと思われる。

*3 これによって、まさかのバッファロー一族がかつてはキン肉族にも匹敵していたという設定が回収されることに。

*4 地味ながら、ここでも新連載以来の“悪魔将軍=ゴールドマンの変身”であるということが強調されることに。……つまり、サタンがどんな形であれ混ざった状態はあくまでも借り物や紛い物だったということか?

*5 フード付きマント

*6 ゆで曰く「これ以上の存在が出てこられたら命名に困る」

*7 この際バッファローマンが自身を持ち上げた事に感心しているため、並の超人では無抵抗でも持ち上げる事すらできないと思われる。

*8 “釣り鐘”の意味。ルチャ・リブレの代表的なジャベ(関節技)で、うつ伏せの相手の両足を自分の両脇に捕えて逆エビ状態にしつつ相手の両手首をとって持ち上げて揺さぶっていく技。