ランペイジマン(キン肉マン)

登録日:2024/04/14 Sun 01:13:07
更新日:2024/05/01 Wed 18:56:19
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わが名は“戒律の神”

だが実体を得た超神には それにふさわしい新たなる名が生じる

その名は“ランペイジマン”!



ランペイジマンとは『キン肉マン』に登場する超神の一人。
天界では“戒律の神”の名で呼ばれていた。

戦績
vsレオパルドン○(パニッシュメントエングレイバー)
vsロビンマスク●(ツイステッドタワーブリッジ)


【概要】

超神最初の降臨の地となった秦始皇帝陵にて、最初に駆け付けてきた地上の超人であるキン肉マン ビッグボディと対峙し、読者にも初めて超神としての姿を現した。
調和の神ザ・ワンの真意を理解した上で行動していた同志の一人。ザ・ワンも自身の片腕的存在として厚く信頼していた。

【人物】

笑い声は「テ~トテトテト」
二人称に「汝」を使うなど、威厳のある言葉と態度で語りかけてくるが、コーカサスマンとのバイコーンさんの敗北を伝える会話ではかなり砕けた口調になっており、この辺は“神”に近しく同じく超然的な存在であった完璧超人始祖たちにも通じる所がある。
調和の神の意見には完全に賛同しているらしく、対峙したビッグボディに対して自らの持つカピラリアの欠片を示して動揺を誘い、その上で邪悪五神の持つ欠片の所在を確かめるべく「超人はリングの上で立てた誓いは破らない」ことを盾に戦いを迫った。


【活躍】

「実体の肩慣らし」と称しつつビッグボディを料理しようとするが、そこで陵内の兵馬俑に扮して待機していた元強力チームの面々がビッグボディを守るべく立ち塞がった。
キャノン・ボーラー、ペンチマン、ゴーレムマンを余裕で退けてから改めてビッグボディに迫ろうとするが、そこで強力チーム最後の1人・“次鋒”レオパルドンが参戦。
この時、いきなり知らない奴が出てきたせいで「なんだこやつは?」「なんだ、この男は?」と困惑していた。
主・ビッグボディ同様、かつての汚名を返上し、何より今度こそ主や仲間に報いたいと願うレオパルドンが底力を発揮したことには驚きつつも結局は無傷のまま一蹴する。
全く知らない奴のリベンジ相手にされた困惑からしまいには「何をグダグダ言ってやがる」​と素のテンションが出る始末であった。
レオパルドンが奮起により悪夢の0.9秒を振り切った相手ということで侮られる意見もあったが、振り返って見れば無傷でビッグボディを除く強力チーム全員を片付け、試合の内訳もギミックではなく正攻法で完封と高い実力があることが解る。
戦いの後で死を覚悟で向かってきた強力チームの姿にビッグボディとの絆の深さを見て取り、レオパルドンの命と引き替えに欠片の在処をビッグボディに吐かせようとしたが、そこに通信で割り込んできたキン肉マン スーパー・フェニックスの提案に“調和の神”が乗ったことで強力チームを解放。
その後は同志たちの戦いを見守り、そして“バベルの塔”での頂上決戦に臨む。

バベルの塔での戦いでは3階リングにおいて復活したロビンマスクを迎え入れた。
これが初対面となる両者であったが、ランペイジマンはロビンのことはよく知っていると語り、実は邪悪五大神の介入により起こされた『王位争奪戦編』での一連の戦いを天上界に居ながらも注目していたことを告白。
中でも火事場のクソ力を奪われてしまう等のアクシデントに見舞われてしまったキン肉スグル以上に安定した活躍を見せていたロビンマスクのことを高く買っていたとのことで、
これまでの戦いでは超人を見下していたようにも見えていたのに「汝ほどの相手」ならば、自分が超人を生かすか殺すか判断する基準として相応しい……として“神”たる者が最大級の賛辞を送るという意外な姿を見せて読者を驚かせた。

これに対しロビンも自分に命を与えてくれたマンモスマンの思いも胸に“超人の力を神々に見せつける”ことを宣言し、互いに顔を近付けた状態からの正々堂々とした戦いの始まりになる……かと思いきや、いきなり纏っていたマントを被せて視界を奪い、エルボーの連打から場外に放り投げておいての超人ロケット……という、いきなりの奇行士殺法を全開させる。

奇襲されたランペイジマンだったが、エキサイトすることもなく反撃に転じ、リングに戻してからスーパーフライ(ボディプレス)……からのエルボードロップは防がれたものの「ランペイジ風車落とし」からの頭突きを挟み、
必殺の「パニッシュメントエングレイバー」を放つも躱されて接近を許す。
ここでロビンはランペイジマンの左胸についた傷を狙っての兜のツノを利用した串刺し攻撃という残虐超人も真っ青の攻撃に出た訳だが、ランペイジマンはこれにも怒りもせずに寧ろ嬉嬉として反撃に転じる。
こうして、自ら手ぬるいと語っていた強力チームを相手にしていた時には全く実態が見えなかったランペイジマンの恐るべき強さも明らかに。
ランペイジマンとは、奇しくもロビンがそうであるように正統派の実力を基本としながらも相反する暴力性を秘め、尚且つ両方を殺さずに融合させることが出来る高い格闘センスを持つ超神であり、
最初に正体を現して以降の態度から小物化しているのではないか?と厳しい意見を持つ読者も居た中で、ロビンとの戦いを通して評価が改められていった。

ランペイジマンはロビンを「お前こそが乱暴者(ランペイジ)だ」と賞賛しつつも「どちらが本物の乱暴者に相応しいのか」と言いつつも「スプラッシュデスプレス」「ギャラクティカボマー」から裏投げという、更なる大技の連発で畳み掛けていき、止めとして再度の「パニッシュメントエングレイバー」を繰り出していく。
今回は逃げる隙を与えないつもりでの一撃であったが、ロビンは刺突武器であるが故に“等比級数的に威力を増す”=発射直後が最も威力が出ていないことを見抜いており、何と受け止めて防がれたことにはさしものランペイジマンも驚いた様子を見せた。
その隙を見逃さず、至近距離からの頭突き連打に出たロビンだったがランペイジマンも真正面から応じ、テクニシャン同士とは思えない激しいぶつかり合いとなるが両者譲らず。
ランペイジマンの頭突きを受け、流血すると共に修復しても隠しきれないキン肉マンとの戦いで受けた古傷をも浮かび上がるロビン。

前回のネメシス戦では正統派の戦いに終始し、結局は牙城を崩せずに終わったのに対して、今回は立場もなく形振り構わずに挑戦するという姿勢で臨み己の全てを出し切る覚悟を見せたロビンに対して、ラフ殺法でも応じたランペイジマンの前にかつての己の最大の敗北……そう、他ならぬキン肉マンへの敗北の屈辱とリベンジへの想いを明らかにしてロビンも食い下がってみせたのだった。

ここまでの戦いを通じて自分の見立てが正しかったことに満足したのか、ランペイジマンは同志である筈の他の超神達でも気づいていない者が居るであろう“調和の神”の悩み……つまり、今回の戦いと再度の超人絶滅計画の更なる理由である“火事場のクソ力に目覚めた超人が増えたことで定数で保たれていた宇宙のエネルギーのバランスが超人のみに集中することで崩れて異常が起きている現実”を明かす。
ランペイジマンによれば、今回の戦いの尖兵とされたオメガの民の本星に異常が発生したのもそれが原因とのこと。
また“調和の神”は先に明かされていた神の席を埋めることと新たな神の座につける候補が生まれている現実をも踏まえて、実は超神となって共に地上に降りたランペイジマンも含む同志もまた、真にその危機に立ち向かう本当の意味での“同志”となれるのかを試されていたと語り、実は“調和の神”自身は真の“同志”となれるのならば“神”でも“超人”でも構わないと思っているという、これまた意外な事実を明かした。

そして、ここまでの戦いを通じてロビンの強さを認めると共にその在り方が“調和の神”に、更にはスグルとロビンの関係が“調和の神”と“慈悲の神(ザ・マン)”に似ていると語り、自分達の同志となって話を聞くようにと迫り握手を求めたランペイジマン……であったが、ロビンは差し出された手を捻り上げてハンマーロックで絞り上げると、もう片方の手で背後から首をロックしてそのまま急角度の変形スープレックスで叩きつけるという鬼畜殺法を見せる。汚いな流石は英国紳士汚い。

ロビン曰く「口約束だけで認めてもらう訳にはいかない」「実力を示さなければ認めない」と誘いを拒んだロビンに対し、ランペイジマンはそういう所も“調和の神”に似ていると喜びつつ、決着をつけることを約束して再度の戦いを開始する。
今度は真正面から組み合ったが、ランペイジマンはパワーで振り回すとお返しとばかりに急角度のジャーマンスープレックスへ。
更にエングレイバーを発射するが、矢張り見切っていたロビンは背面に回り込みボディアタック……を仕掛けるも、ここでランペイジマンは「パニッシュメントエングレイバービハインド」を初披露し、遂にロビンも被弾。
直撃したエングレイバーの威力は一撃で甲冑を大きく凹ませる程に凄まじく、ロビンダイナスティ代々のチャンピオンフラッグを傷つけられたことによる精神的なダメージも受ける。

この隙を見逃さなかったランペイジマンは何と「掟破りの逆ロビン・スペシャル」を繰り出し、更に肉体と精神にダメージを与える……が、これでも崩れないのが今回のロビン。

「もっとこういう闘いがしたい」と不屈の闘志を燃やすと「タワーブリッジネイキッド」へ。
しかし、エングレイバービハインドを利用して余裕で拘束から抜け出したランペイジマンは「クレッセントムーンブリッジ」に捉える。
奇しくも背骨折りを得意としていたことまで明らかになったランペイジマンは“背骨折りを得意とする汝が背骨折りで敗れたら末代までの恥”と今度こそ心まで折りにいくが、ここでも折れない芯の強さを発揮したロビンは背骨折りの極意は知り尽くしているとして、何と紳士とは思えないゴリラめいたアクションで自ら傷付いた鎧を引き裂くと、無理矢理に隙間を作って脱出。

更に抜け出した勢いのまま真下に居るランペイジマンを「逆タワーブリッジ」で叩きつけて更に締め上げていくが、エングレイバーで脱出される。
今度は延髄斬りで動きを止めてからの「ロビンレガシーロック」で締め上げるが、身体能力で脱出したランペイジマンはエングレイバーへ。
躱したロビンはトラースキックで動きを止めるとリバースフルネルソンからの「ロビン流アイス・ロック・ジャイロ」へ。
マンモスマンの魂を引き継いだ久々の大技で凍りついたランペイジマンだが“この攻防は私の勝ちだ”と尚も余裕を見せてエングレイバーであっさりと凍結を解除してロビンを仕留めようとするが、何とロビンはこのギリギリの状態でエングレイバーをタワーブリッジで破壊するという奇策へ。

エングレイバーを失ったランペイジマンの無防備となった胸元に集中攻撃を打ち込んだロビンは更にフライングニールキックを繰り出すも、大技を読んでいたランペイジマンは最大奥義「カシードラルボンバー」の態勢へ。
ゴーレムマンの肉体を砕いた時とは違い、更に高速回転をも加えた全力全開の一撃により、新たに得た“盟友”を失うことへの哀しみすら口にしたランペイジマンだったが、ここでロビンは二度と敗北者となる屈辱は受けないという覚悟を口にしつつ。火事場のクソ力を発動させて尚も死地から生還して見せる。

流石に動揺したランペイジマンの隙を見逃さなかったロビンは、がぶりの体勢からランペイジマンの両腕を交差させて捉えて逆さまに抱えあげると(クロスアーム式パイルドライバーの態勢と言えばいいか)、そのまま高速回転させて空中へと放り投げる。
この衝撃で上半身と下半身が逆方向に捻られたランペイジマンを捉えに飛び上がりながら、ロビンはこの戦いを通じて思い出した改めての己の旅の原点となる技に立ち返ることを宣言。
更に、それを使えばキン肉マンに勝てるのか?という疑問を“神”に問いたいと語り、絶妙なタイミングでキャッチする。
……そうして、原点回帰にして脱出不可能にして最大威力を繰り出せる新必殺技ツイステッドタワーブリッジとして完成させてランペイジマンを締め上げるのだった。

ランペイジマンはこの時点で敗北を受け入れたのかロビンに改めての称賛の言葉をかける。
そして、ロビンよりの返答の答えとして着地の衝撃で肉体を引き裂かれつつ“汝こそが最高の乱暴者だ”と讃え、遂に仮面の貴公子は恐るべき超神No.2の攻略を成し遂げたのであった。*1

試合後、胴体を真っ二つにされて血を流すランペイジマンに間違いなく自分がやったのに止血を施そうとしたロビンであったがランペイジマンは治療の類を拒否。
改めて、ロビンに“調和の神”との対話と自らが消えた後に“調和の神”を支えてくれることを望むと言い残し、ロビンに自身の纏っていたマントを託して、パワーッとロビンを天上界へと送って消滅したのだった。

【実力】

“戒律の神”だからなのか、相手に条件やルールを自然な流れで突き付けてペースを握ってくる遣り手。
一方で“乱暴者(ランペイジ)”と“下天”後には神としての属性とは真逆の印象の名前を名乗っている超神の一人である。
濃い紫色のボディの各所に✕印の意匠を持ち、特にボディの大きな✕印はパニッシュメントエングレイバーなる必殺の刺突として用いられ、ペンチマンやレオパルドンの肉体を容易に貫き戦闘不能にした。


  • パニッシュメントエングレイバー/パニッシュメントエングレイバービハインド
ランペイジマンの代名詞にして最も多用された得意技。
胸から✕形の杭を高速で突き出す刺突技で、相手の体に風穴を開けてしまう程の威力を誇る『キン肉マン』世界でも最強クラスの遠距離攻撃技。
何気に頑丈なロビンマスクの鎧も一撃で破壊している=ジャンククラッシュ地獄のメリーゴーランドと同等の破壊力の遠距離攻撃技ってヤバくないか?
……一見ボーン・キラー(ブラッド・キラー)のボーン・クラッシュ・クロス(クロス・クラッシュ)と似ているが威力は段違いで脱出にも利用される等、応用法も多彩。
ビハインドはその名の通り背中から射出されるバージョンで後方の相手を攻撃する。

  • ランペイジ風車落とし
正面から相手の片腕を相手の背中側でハンマーロックに捉え、もう片方の腕で相手の頭を脇に抱え込んでから背面に投げる変形のスープレックス。
現実ではスーパー・ストロング・マシンの魔神風車固めとして知られる技。

  • スプラッシュデスプレス
やや変形のみちのくドライバー2。

  • ギャラクティカボマー
コーナーにうつ伏せ状態で張り付けにした相手の背中へ目掛けて落とす垂直落下式頭突き。
前段階となるうつ伏せの相手の頭部に乗ってマットをセグウェイドリブル滑走させる技も含めて一連の技として解説されていることも多い。
ロビンは鉄仮面の為か滑りやすかったらしい。

  • クレッセントムーンブリッジ
頭上にリフトアップした相手の胸元と脚部を掴み、怪力を活かして強引に、正に三日月型に背中側に折り畳んでいく残酷技。

  • カシードラルボンバー
ランペイジマンの最大奥義。
背中越しに左脚で相手の右腕と右脚、右手と右脚で相手の頭部、左手で相手の左手をフックした上でエビ固めの体勢で肩からマットへ叩きつけて粉砕する。
本気で放つ場合には落下時に高速回転を加える模様で、ロビンに放たれた手加減なしのものは自身でも絶命必至の一撃と自信を持つレベルの技のようだ。

【余談】

『キン肉マン 公式ファンブック 超人閻魔帳』で発表された超人であり、その時の名前は「スクエアマン」だった。
『学研の図鑑 キン肉マン 超人』にもスクエアマンとして載っているが、第2版が出た時がちょっと気がかり。



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最終更新:2024年05月01日 18:56

*1 このシーンは、正に初期キン肉マンの残酷性と迫力が復活している屈指の名場面となり「怖さ」を口にする読者も。