伝説のネコルガ族

登録日:2024/04/19 Fri 11:12:00
更新日:2024/12/15 Sun 23:29:37
所要時間:約 12 分で読めます




伝説のネコルガ族とは、にゃんこ大戦争に登場する超激レアシリーズの1つである。

とりあえず共通して言えるのが見た目が色々とヤバいということであろう。サイズが進化前と進化後で全然違うのも特徴か。
公式に「ねこ?なのか?」と言われてしまったキャラ達。今更にもホドがある。
全員出撃コストは共通して4500円となっている。*1



性能

第一形態は何のとりえもなく、それでいて4500円も取られる。ほぼ観賞用みたいな扱い。


しかし第二形態に進化すると非常に長い射程・強力な妨害or高い攻撃力低体力・KB1・鈍足・長い攻撃頻度・異常に長い再生産というにゃんこ大戦争屈指の偏った性能に変化。一度でも射程に入られたらほぼ死ぬ。
そして体が巨大化してなんとも言えない見た目になる。あまりにもでかいので幅の狭いステージだと見切れることがある。

第三形態に進化すると妨害性能と攻撃性能がアップ。そして何故かパロディを行う。
他の超激レアシリーズが結構マニアックなチョイスをする中、ネコルガ族は割と王道なパロディが多い…気がする。

本能・超本能も追加されているが、癖強が集まるネコルガ族にマッチしたものは少ない。やたらと公式が体力系の本能を推すのもより本能のハズレ度を高めている。


このようにステータスはクセが強く、得意不得意が激しいため相手によっては何も出来ずに死亡することもある。ステージによって使い分けよう。


キャラクター一覧


ネコルガ/ケサランパサラン/ウルトラケサラン


にゃんこ大戦争の超激レアキャラクター。全キャラの中でもトップクラスの巨体を誇る。外見のイメージとしては巨神ネコの肉という肉を全て削ぎ落としたうえで、超巨大化させた感じ。
ヤンキー座りからの拳骨で攻撃する。

全ての敵を100%吹っ飛ばすという特殊能力を持ち、ノックバックが少なく体力が多い相手にはその能力を遺憾なく発揮できる。
狂乱のタンクネコの攻略時にお世話になったプレイヤーもいるのではないだろうか。


第3形態で見た目はツノが生えて胸辺りにカラータイマーのような物が付けられた
攻撃力が今までの倍になり、能力も100%吹っ飛ばしに加えて100%停止が追加された。
KB時にはカラータイマーが光るなど芸が細かい。

本能は停止時間増加、攻撃力アップはまだよいものの、波動耐性、生産コスト割引、基本体力アップは低体力な自身とは噛み合わない。

ならば超本能で挽回だ!
…と思われたが烈波無効、生き残る、攻撃無効*2というこれまた生存力重視なラインナップ。開放価値はあまりないという残念な結果に終わった…


アシルガ/アシランパサラン/アタタタアシラン


その名前の通り大きく発達した足が特徴のユニット。美脚ネコの特徴と共通しているが、発達する方向性が全く違う。

攻撃力は完全に見かけ倒しだが、その代わりにケサラン以上の射程と、メタルを含む全ての敵の移動速度を100%遅くするという特殊能力を持つ。
イノシャシなどの攻撃力にモノを言わせて殴り込んでくる敵に強く、補助としては非常に優秀。
その性質上、主戦力としては使いにくいのが欠点。攻撃役は他のキャラに任せよう。


第3形態で射程が大幅に伸びた。なんと銀河戦士コスモやネコハッカーを超える味方キャラ最長の射程1250を手に入れ、上記二名が一方的に攻撃できない相手にも届くようになった。見た目的に明らかに当たってない位置に攻撃が当たるのはもはや言わないお約束。多分着地したときの地震が当たってるんだろう。
そして某伝承者のように胸の7つの傷が出来、絵のタッチもそれっぽい感じになった。

本能では攻撃無効(対象属性からの攻撃を受けた際、指定された確率で指定の秒数攻撃を無効化する)を習得した。
この効果範囲はもちろんコラボの使徒・魔女属性を除く全ての敵なのでお金さえ貯まれば理論上はどんな場所でも勝てるというロマンがある。 ただし実際のところ確率が低めなので攻撃無効を開放するなら他の本能を優先したほうがよい。

ちなみにアシルガということで第一形態の移動速度が他より1速い。


クビルガ/クビランパサラン/E・クビランパサラン


その名前の通り長く発達した首が特徴のユニット。
「脚」ではなくて「腕」が4本あったり、その最大の特徴である首が妙に生々しかったり、攻撃する際に正座からのお辞儀と、何かもうヤバいとかそういうレベルじゃない外見。
攻撃力こそ基本キャラである暗黒ネコと同等というレベルだが、素の射程がネコムート並みにあり、敵に攻撃が当たるとLv8の波動を放ち、さらに素の攻撃と波動に敵を吹っ飛ばす効果が搭載されている。要するにサポート特化キャラ。
相手をどんどん押し込むことができるが、ネコムートなどの高火力で遅い発生のキャラの攻撃が相手に当たりにくくなるという欠点も抱える。

第三形態は、隈取にちょんまげと相撲レスラーのような和風な見た目に変化。後に本人が参戦してしまった。
確定吹っ飛ばし能力を失った代わりに手に入れたのは、なんと100%クリティカル(波動もそのまま)。
残念ながら攻撃力が乏しいせいで強力なメタル敵を一撃はできないが、メタルわんこなどの低体力なメタルな敵を一掃することが可能。
波動によってポコポコッと鳴り響くクリティカル音は必聴。


本能はふっとばし…ではなくメタルな敵鈍足を入手。また、波動無効でメタルカオル君メタルコアラッキョにも使えるように。
一部ステージではメタルカオル君が大量湧きするので一掃するのに有用。
なお攻撃力アップは解放しても雀の涙ほどしか上がらない。


テコルガ/テサランパサラン/ムギワラテサラン


長く発達した腕が目を惹くユニット。
その腕を叩き付けるようにして相手を攻撃する。

数値にしてネコムートの約1.5倍というアホみたいな攻撃力が特徴。能力による補正無しでは全キャラでもトップクラスである。射程もケサランには僅かに及ばないものの、それでもヴァルキリーの2倍弱という長さを誇る。
また低確率でクリティカル攻撃を繰り出すことがあり、その場合の攻撃力はネコムートの3倍、単発の火力ではぶっちぎりの数値を叩き出す。

しかし超火力、長射程とここまでリーチが掛かっているが単体攻撃であり、雑魚が多く涌くステージではほとんど無力であるのが最大の欠点。
ボスが単体で出てくるステージでは異常な強さな一方で汎用性に欠け、ネコルガ族の中でも最も使いどころを選ぶユニットであると同時に刺さるステージではネコルガ族の中で最も強いと言える。
まあこの超火力、長射程で範囲攻撃だったらチート以外の何者でもなくなるので当然だが。にゃんま?フォノウ?何のことかな?


第3形態が実装され、強化点はクリティカル率と射程の増加。
しかしこいつの場合は強化内容よりその外見が全てとも言える。
その外見はどこかで見たような麦わら帽子と袖無しのジャケットを着用しただけのテサラン。
しかも割と似合っている。

本能は基本攻撃力アップとクリティカルが非常に有効。メタルサイクロンなど対高体力メタルにも使えるようになった。


バララガ/バラランパサラン/ピカランバララン


ついに唯一のネコ要素と言えた耳すらも無くなった。全キャラクターの中でも群を抜いて奇抜なデザインである。ぶっちゃけこのレベルになると、キャラクター説明欄に「ネコ」という単語が出てくること自体が間違いである。

前述の通り攻撃範囲が非常に広く、狂乱の巨神ネコなどの例外を除いて波動攻撃を放つ相手を上から殴れる数少ない存在。素の射程距離ならば数多くいる超激レアの中でもトップクラス。
攻撃力はゴムネコレベルではあるものの、全ての敵の動きを100%止めるという強力な特殊能力を持つため、大体のステージで活躍してくれる。


第三形態では、肩や腕が飛び出てどこぞの第三の使徒っぽく。こちらも本人が参戦してしまった。
100%の停止に加えて、しばらく敵の攻撃力を半減できるようになり、敵の無力化に益々貢献してくれる。
ただし攻撃力は据え置き。


本能は攻撃低下時間強化、波動耐性、烈波耐性、生き残る(最大50%)、体力アップ。

酷すぎる。波動無効、烈波無効でもよかったのではないだろうか…
そして生き残りも何故か確定ではない。

出撃アイコンの自己主張の激しさはトップクラス。


トゲルガ/トゲランパサラン/デイダラトゲラン


その名前の通り体中に生えたトゲが特徴のユニット。大きく発達した上腕にも目を惹かれる。

その性能だが、まず体力が極端に低い。
他の超激レアキャラと比べて低い、ということではなくネコビルダーの方が余裕で高いくらい低い。
しかし体力が1%になると攻撃力が3倍になるという特殊能力を持ち、また一度だけ生き残る(倒されたときに1回限り体力が1だけ残る)能力も付いてくる。
そして攻撃力3倍の能力が発動すると、ネコムートを軽く上回る数値の範囲攻撃をぶつけられるようになる。

要するにこのトゲランパサラン、ロマンの塊のようなキャラクターなのである。
ハマれば滅茶苦茶強いうえに非常に気分爽快なのだが、如何せん波動持ちの敵に弱すぎる。
また射程も「一発も敵の攻撃を喰ってはならない」という状況下では心細く、逆に「絶対に相手の攻撃がトゲランに届かない」という戦況を作ってしまうと今度は肝心の特殊能力を発動させられなくなる。歯痒い。
そんなこんなでハズレ超激筆頭とされていた・・・・。 第三形態追加までは。


そして生命の生死を司る森の神のような見た目の第三形態が実装されたが、HPは51000と、普通の超激レア並に強化。攻撃力は据え置きだが攻撃間隔が短くなりDPSもアップ。
特筆すべきはKB数が驚異の100回と大幅に増加、更に攻撃力アップの条件が体力1%から体力99%で発動に変更された。即ち、たとえ小型取り巻きの攻撃一回だけでも超絶的な火力を容易に引き出せるということである。
さらに波動無効が付いたことによってかつての生き残りにくいキャラは、にゃんこ大戦争最高の生存能力を得て手のつけられないように気を付けるキャラとして帰って来たのである。ただ、体力÷KBの体力はさらに下がったため、射程の長い敵には一切歯が立たないことを覚えておこう。…後に第二形態にも波動無効が付いたのは内緒。
攻撃時には体の模様が光る。

結論としては「ステージを見据えれば圧倒的破壊力を活かせる」という、ルガ族らしい尖ったアタッカーへと生まれ変わった。狂乱ステージで活躍が期待される。

しかし現在ではKB100回がメリットよりデメリットを上回るようになってしまった。理由としては、射程正義の環境ではなくなったことと、デイダラを超える長射程や遠方攻撃が増えたことで手も足も出ないままKBして退場することが多くなったからである。また昔よりもデイダラより高い火力を出せるシンラスヴォースや、デイダラに劣らない高火力を本能で獲得し尚且つデイダラより広範囲を攻撃できるガネーシャなどが登場したことによりデイダラトゲランが採用されることは減ってしまった。

そんなこともあって7年近くも放置されていた本能に期待を持たれていた。そしてver13.4にて本能が追加。小波動に鈍足無効、烈波耐性……えぇ… かつて環境キャラだったとは思えないほどひどい本能をもらってしまった。元々足が遅いこのキャラにとって鈍足無効は大して恩恵がなく、小波動に至っては攻撃頻度が遅いにもかかわらず発動確率は50%となんとも微妙なものであった。
そんなこんなで今となってはテサランパサランにルガ族の高火力キャラの座を譲っているような感じである。

ノビルガ/ノビランパサラン/ノビランターバン


長い手足と長いひげが特徴のキャラクター。
あぐらをかいて空中浮遊し、何かを唱えながらながら移動する。
攻撃時には腕、足、首とこれまでのネコルガ族で見たような伸び方を見せる。
最大まで伸びきるとかなりの高さとなる。

時を止めたり波動を出すなどの能力は無いものの、相手の波動やあらゆる妨害を無効化する能力を持つ。
そのため、ケロ助やヒカルくんなどの強力な妨害を行う相手に対して非常に有効。また、遠方範囲攻撃を2回繰り出すので後ろの敵を攻撃できるのも魅力。
一方で懐に潜り込まれるとなすすべもなくやられてしまう弱点がある。DPSもお世辞にも高いとは言えないので過信は禁物。
さらに、ルガ族特有の低体力1KB(デイダラは特例)のせいで妨害無効もほぼ死に特性となっている。
以上のことからやや癖のあるキャラと言える。
射程が非常に長いため敵よりも先に相手の城を破壊するという戦術も出来る。
味方との連携次第で活躍できるか否かが変わるキャラクターといえる。


第3形態はさすらいの魔物使いのような見た目になった。手足が伸びる→ダルシム*3→ターバン→某魔物使いといった繋がりだろうか。
コストが半減し、再生産時間が大幅に短縮された。
コスパはかなりよくなったが、それでも再生産はまだまだかなり長い方である。

前の3体を飛ばして結構早めに本能が追加。古代種に対してめっぽう強くなり、毒撃無効、生き残る、基本攻撃力体力アップが追加された。
肝心の再生産は改善されず、はっきり言って微妙


オイルガ/オイランパサラン/スケランカクラン


年老いた老人のような見た目をしたネコルガ族。
一族では唯一武器を持っており、それを使って攻撃する。

メタルな敵以外を必ず呪うことができる。呪われた相手は妨害能力を出せなくなり、味方へのサポートが出来る。
また、本人の攻撃力もそこそこありdpsは5000近くもある。

だがこいつ三段攻撃になっており、しかも攻撃の間隔がかなり長い。それでいて攻撃頻度も長く永久呪いはもってのほか、実際のdpsは数値以上に低い。
また、射程も475とルガ族の中では短い部類に入り、かなり短命なキャラクターとなっている。


第三形態になると悪を成敗するご隠居さんのようになる。お供二人の要素は名前に集約。
体力1.5倍に呪い時間が増加した他、烈波無効を獲得した。
しかし肝心の攻撃間隔は短縮されず、永久呪いはやはり不可。

しかも進化には金マタタビの種という超貴重なアイテムを要求される。それをこいつに使えるかというと…
ちなみに再生産が他のルガ族より若干短い。トゲランよりは長いが。

本能は小波動、波動耐性、生き残る、体力アップ、攻撃力アップ。
もはや何も言うまい。


オコルガ/オコランパサラン/ゲキオコパサラン


怒り顔にものすごく長い髪の毛が生えたネコルガ族。
攻撃時にはその自慢の髪を振り下ろす。

長射程からの確定バリアブレイク・シールドブレイクが魅力のキャラクター。
だがそれ以外はいつものネコルガ族。長い攻撃頻度のせいで中々ブレイクしてくれない。
当時はオイルガに並ぶハズレキャラクター筆頭にされていた。

                              This way
しかし第三形態でその怒りは頂点に達し、自慢の髪は黒に染まりこっち方面に行ってしまった。
体力アップの他、攻撃間隔が短縮され小烈波も追加された。
地味な変化ではあるものの使い勝手は多少マシになった。

また、にゃんこ研究家と組むことで働きネコ初期レベルアップ【中】を発動できる。


カオルガ/カオランパサラン


顔のでかいネコルガ族。カオル君とは関係ない…はず。
顔に反して体は小さく、歩行時にも不安定さが目立つ。
攻撃時には頭を取り外して、口から魂のような何かを吹き出す。

長射程から全ての敵をたまにふっとばし、小烈波を放つ。
ふっとばす確率は20%と低いが、小烈波はレベル6と長時間持続する。
双方が発動すれば近づく敵をふっとばし続けられる。
本人の攻撃力がそれなりに高いのもあり、支援火力として使うほうがよさそうだ。
ただやっぱり体力は少ないし再生産は遅い。


レジェルガ/レジェランパサラン(伝説レア)


ルガ族の伝説レア。
第一形態は虹色の結晶に包まれた姿をしている。進化すると細身でありながらどこか神々しい姿となり、DNAのようなオーラが渦巻いている。触れたものを爆弾にしそうだ。

例によって第一形態は使い道の見当たらないキャラクターだが、進化するとルガ族には珍しい俊足戦士と変貌する。
素早い移動で相手の懐へ突っ込み、極めて発生の速い一撃をお見舞いする。感覚的には覚醒のネコムートに近い。移動速度は3倍、dpsは約2.5倍近く差をつけられているが
また自分より後ろにも攻撃が届く全方位持ち*4だったり、波動や妨害を無効化するなど、かなり戦闘向きの性能となっている。

ただ、ルガ族の宿命か体力が低いので場持ちが悪く、さらに攻撃時の追加効果を一切持たないので弱い伝説レア筆頭となってしまっている。



余談


もともとはネコルガだけしかおらず、他のレアガチャシリーズに常駐しているという異質なキャラクターだった。
常設ガチャの中では特別扱いで、キャラクター編成及びにゃんこ図鑑において一番後ろ(ギャルズモンスターズとバスターズの間)に配列されている。

かつて存在していたPC版には「ミミルガ」というルガ族がいた。
名前の通りが発達しており、耳で空を飛べる。

ジューンブライドガチャとサマーガールズガチャに亜種がいるらしい…?


追記修正は新しいネコルガ族の第三形態を予想してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • にゃんこ大戦争
  • 超激レア
  • 伝説のネコルガ族
  • パロディの宝庫
  • パロディ
  • 癖が強い
  • ネコルガ族
  • 4500円
  • 紙耐久
  • 巨人
  • でかい
  • ネコルガ
  • アシルガ
  • クビルガ
  • テコルガ
  • バララガ
  • トゲルガ
  • ノビルガ
  • オイルガ
  • オコルガ
  • カオルガ
  • レジェルガ
最終更新:2024年12月15日 23:29

*1 ノビルガは第三形態で2250円になる他、本能でコストダウンできるキャラもいる。

*2 50%の確率で1秒間だけ攻撃を無効化できる。確率こそ高いものの、持続時間が短すぎる…

*3 SFネタは既にクビランでやっている。

*4 ただしこれが役に立つ場面は全くない。というかゾンビキラーを持たないのでゾンビステージだと味方の邪魔をしてしまうこともある。