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立花兄弟(キャプテン翼)

登録日:2024/06/11 Tue 16:45:51
更新日:2026/06/26 Fri 20:54:31
所要時間:約 5 分で読めます




概要

立花(たちばな)兄弟(兄:立花政夫(まさお)、弟:立花和夫(かずお))は週刊少年ジャンプのサッカー漫画『キャプテン翼』の登場人物。
双子の兄弟で、通称「空中サッカーの申し子」。

国籍:日本
生年月日:10月6日
出身地:秋田県
身長:167cm(プロ入り時点)
体重:60kg
利き足:右
ポジション:FW・MF
所属:花輪少年サッカー団(花輪SS)→花輪中学→秋田商工高校→ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)

担当声優(政夫)
  • ならはしみき(初代)
  • 亀井芳子(J)
  • 雪野五月(現・ゆきのさつき)(2001版少年期)
  • 中井将貴(2001年青年期)
  • 竹内絢子(2018年版)
担当声優(和夫)
  • 鈴木れい子(初代)
  • 鈴木みえ(現・一龍斎貞友)(新キャプテン翼=Jrユース編のOVA)
  • 折笠愛(J)
  • 長沢美樹(2001版少年期)
  • 下崎紘史(ゲーム『黄金世代の挑戦』*1)
  • 渡辺優里奈(2018年版)

小柄な体格と出っ歯、と同系統の横に流れた髪型が特徴。石崎と別ベクトルのサル顔。
他のキャラとは見紛うことのないような特徴を持っているが、政夫と和夫については完全にそっくりという設定で、一切描き分けられていない。
中身も全く区別されていないため、背番号が見える時か、「政夫」「兄ちゃん」・「和夫」とお互いを呼ぶなり実況などで名前を呼ばれた場面以外での区別は絶望的である。
ワールドユース編ではサッカー面で個別のキャラ立てが試みられたものの、これといって以降に残るような成果はなかった。

身軽さと双子の息の合った連携によって生まれる「空中サッカー」と称される技の数々が売り。
サッカーに限らず球技の空中戦というのは身長がある方が大正義であるが、彼らにその常識は通用しない。
一方で、それ以外のセールスポイントには欠ける
まあ空中サッカーには身体能力が求められるはずだし、中学生編までよく見られたコンビプレイの数々も相応の技術がなければ意味がないはずなので、まるでダメということはないと思われるが、実際の扱いからしても総合的に見て見劣りするのは間違いないだろう。

自分たちが攻撃の要を担っていた小中学生時代はFWだったが、日本代表では立花兄弟のためにFWの枠を割くのが難しくMFに回されることも多くなり、得意の空中技も守備に活用されることが増えていく。


略歴

小学生編

これでも松山三杉同様、小学生編から登場しているキャラの1人、もとい2人である。
初登場は第六回全国少年サッカー大会。
南葛SCの面々が京王よみうりランド駅に到着するないなや、駅のホー厶越しにパス回しをしている。
当然ながら駅員が止めようと駆け寄るも、それを振り切って南葛SCの面々に挨拶をして逃げ切るというインパクトのある登場を見せた。当時でも今でもやれば怒られる行為であるのは、言うまでもないが…

予選グループでは南葛SCや明和FCと同グループに入る。
予選最終戦の対南葛SC戦に引き分けでも予選グループ突破という有利な状態*2で試合に臨む。
のコンビに押されるもトライアングルシュートで同点、石崎のオウンゴールで勝ち越すが、最終的にのオーバーヘッドキックで勝ち越されて敗退、予選グループも敗退。

中学生編

中学3年時の秋田県大会では花輪中全得点の90%を叩き出すという点取り屋ぶりを発揮。
決勝では対戦相手の桜田中学を5−0と大差で降していた。
全国大会は2回戦から登場。
得意技のトライアングルシュートを温存して2−0と対戦相手の崎本中学(山梨県)を降し、南葛中学の試合を観戦。
南葛中学の実力をまざまざと見せ付けられ、次の対戦相手と理解。
3回戦で南葛中学と対戦、先制点を許し、トライアングルシュートを石崎の奇策で封じられ、翼の鮮やかなプレーで2点目も許し*3、劣勢になる。
そして新技スカイラブハリケーンを繰り出すことになるが、翼に迎撃されたことで和夫が衝撃で無防備に落下してしまい、咄嗟に庇った翼が左肩を強く打ち付けて脱臼。
翼に庇わせてしまったことで謝罪、スポーツマンシップが発揮された場面であったが手加減はせず、翼が治療を受けている間に同点に追いつく。
だが脚への負担からスカイラブハリケーンが繰り出せなくなり、脚が回復するまで守備に専念、チャンスをうかがう。
試合後半残り5分で勝負を仕掛け、スカイラブハリケーンを繰り出すも翼に阻まれ、更に奥の手として繰り出したツインシュートは森崎と石崎の連携に阻まれ、翼のカウンターで決勝点を許し、敗退。
大会優秀選手には兄弟揃ってFWで選出。

ジュニアユース編

ヨーロッパ遠征メンバーには兄弟揃ってMFとして選出。
ハンブルクJrユースとの親善試合ではMF(政夫)とFW(和夫)に配置となり、若林にスカイラブハリケーンを繰り出すも止められた。
その後はチャンスメイクに徹したが脚の限界から後半途中、佐野・反町と交代する。
ブレーメンJrユースとの親善試合には出場しなかったが、試合終了後、次藤を呼んで兄弟で新技の開発に励む。
ミュンヘンJrユースにはMF(政夫)とFW(和夫)に配置。
アムステルダムJrユース戦は不明だが、ベルギーJrユース戦は出場している描写はある。

ジュニアユース本大会のイタリア戦では兄弟揃ってMFで先発起用。
スカイラブでパスカットするのが見せ場。和夫はと途中交代した。
次のアルゼンチンも同じ起用。前半終了間際、次藤と共に練習したスカイラブツインシュートで2点目を挙げるも着地に失敗、負傷して後半から井沢と佐野に交代。
準決勝のフランス戦は負傷もあり、ベンチスタート。
見上監督に直訴し、後半残り3分という場面で同点の手札として佐野・反町と交代して出場。
しかしピエールに手の内を読まれて失敗、以後は翼の忠告もあり守備に専念。限界ギリギリまでスカイラブで守備を行った。
彼らなりに頑張ってはいたが「短期決戦向きだが、途中出場だと延長になった時に足を引っ張る」という弱点が露わに。先発で使い倒して交代というこれまでの運用が理に適っていたのだ。
ここで消耗しすぎたので決勝は欠場。
大会終了後、高校受験が終わった後は自主トレと称してスキー三昧の日々を過ごしていた。

ワールドユース編

オランダユースとの強化試合には出場していたが1、2戦目は見せ場無し。
が参加した第3戦は兄弟揃ってMF、スカイラブツインシュートで得点を挙げるシーンがある。
ユース代表合宿には兄弟揃ってMFとして選出。
代表合宿に殴り込みを掛けてきたリアルジャパン7と戦うも0−5で敗れた*4
新監督の賀茂港から
二人一緒じゃなきゃ何も出来ないのか?
乱暴なイチャモンが多い中で否定はしづらい言い分で酷評され、代表合宿から離脱し八幡平で山籠り。
リアルジャパン7との再試合では前半が和夫、後半を政夫でGKをする事を決め、政夫は山猿キープ、ムササビジャンプ等の個人技を披露したが、試合が前半だけで10−2の大差で付き、打ち切り。
代表への復帰が許されたが、その後は心臓病を克服した三杉や新加入の葵新伍の台頭でさらに立場が危ぶまれ、専らベンチを温める。
ワールドユースアジア最終予選では中国戦に前半は政夫、後半に和夫が出場したが、スカイラブを過信して失点に繋がる場面を作る事も。
ワールドユース本大会のグループリーグ初戦の対メキシコユース戦に空中戦に強い事を買われて先発出場。
スカイラブで攻守に活躍したが、メキシコユースのガルシアの「さらばサッカー」こと元々サッカーを辞める気なので退場上等で空中で立花兄弟の脚を捕まえて地面に叩きつけるというキャプ翼史上稀に見る大蛮行によりまとめて負傷交代。
大事はなかったようだが、以後出場機会なし。

プロ編

ジェフユナイテッド市原に入団。

オリンピック代表編

大人になったことで、身体の成長に伴いスカイラブの使用は困難、選手生命を削るとまで言われ、アイデンティティがもぎ取られてしまう。
フットサルコンビとの対決を期に運動量を活かしたボランチとしての役割を見出されたりして、MFとして普通にプレーしていたが、アジア最終予選では、オリンピック出場を掛けたオーストラリアとの最終戦でFWとして先発出場。
先制点のために危険を承知で「ファイナルスカイラブハリケーン」を敢行し、得点は奪ったものの負傷交代。
その怪我のためマドリッドオリンピック代表の最終選考にすら入らなかったが、負傷者が相次いだドイツ戦後、練習の頭数合わせのためのサポートメンバーとして他の招集外組と共に登場して元気な姿を見せた。

最終的にメンバーから外され、代名詞のスカイラブを後付けで剥奪されるなど散々であるが、上記の身体の負担などを軽減する方法として「空中スカイラブ」(土台側も空中に飛び上がった状態でのドッキング)の存在が示唆され、空中サッカーの芽も辛うじて残されている。




ゲーム

テクモ版では、「スタメンでスカイラブを使いまくってガッツ切れしたら交代」という運用が鉄板。
作品やレベル状況によってスカイラブでもパワー不足という場合もあって使い勝手はまちまちだが、必殺技もない連中よりは概ね強い。
ガッツを消費するのはあくまで発動した方だけであるため、片方だけガッツを使い込んでしまうと、交代するには勿体ないが残しておくと足手まといを抱える形になるため避けたい。
攻守にわたり使えるため、立花兄弟をどこに置くかは全日本の編成において最もプレイヤーの好みが分かれる部分。

また、相手にはガッツの概念がない都合上、敵に回った立花兄弟は「技のレパートリーが広い」「ワンマンが多い中でそれが2人いる」という性質が噛み合い、CPUの機嫌次第では手がつけられない。

RONCのEPISODE OF TSUBASAでは花輪中戦が最大の詰みポイントと名高い。
前提としてEPISODE OF TSUBASAはチュートリアル的なモードであるため、花輪戦時点でのプレイヤーは基本的に初心者である。
そしてこの試合を境にAIのレベルが上がり、しかもちゃんと積極的に立花兄弟へのセンタリングを狙う思考になっているため、立ち回りが分からないと簡単に即失点威力のスカイラブを連発されてしまう。
システム上、テクモ版のようにポストに祈ることができないため使われると打つ手がない。
さらにスカイラブ初お披露目による確定失点イベントがあるためシンプルに1点不利で、しかもドライブシュートが完成していないので南葛の得点源が弱い。
一応スカイラブもイベントで回数制限が掛かるのだが、回数制限に引っかかるほどスカイラブを撃たれた時点で厳しい。
実質初戦となる大友中と共に、チュートリアルとしてはあまりにも難しすぎたためアップデートで調整されたのだが、そのうえで上記の通りである。

RONCの空中技にはゲージ溜めが不要という大きな強みがあるが、通常と異なる立ち回りが必要で、立花兄弟の基礎能力が弱いという欠点もあってWORLD CHALLENGE編では使いづらさが目立つ。
一方、花輪中ルートではニューヒーローとの3人技「スカイラブトライアングル」を習得可能。育てたニューヒーローの能力で撃てるため威力の問題を解決できる。
また、テクモ版ほどスカイラブ尽くしではないがブロックムーブの「スカイラブブロック」も存在しており、これがイメージ通り反応範囲の広い技となっているため優秀。

必殺技

◆トライアングルシュート*5
空中サッカーの原点。
1人がクロスをあげ、片方がゴールポストを蹴って飛び、ボールをヘッドで落とし、クロスをあげた方がシュートを打つ。
はオーバーヘッドキックの打点を高くするために模倣した。
実際のサッカーではゴールポストを意図的に蹴ることは「定められた位置にあるゴールを動かそうとする行為」として扱われてしまうなどの問題がある。

◆スカイラブハリケーン
立花兄弟の代名詞。前述の通り、中学生編で打倒南葛を目標として編み出した技。
1人が仰向けになって発射台になり、もう1人が差し出した両足の上に飛び乗り大ジャンプしてヘディングシュートを決める技。
発射台側が向きを入れ替えると低空飛行も可能。
ゴールを使わずに跳べるためあらゆる場所で使用できるようになり、応用でバスカット、タックル、ブロックといった守備用途にも使える万能技。
だが2人の脚に負担が掛かるのが難点で、多くとも1試合で数回程度しか使えない。
現実で真似する子供たちも多発したが、言うまでもなく非常に危ないためとても教育に悪い技。そもそも作中ですら危険が伴ってるし……。
実際のサッカーでは他の選手を踏み台にするなどして利用することは、プレーと関係ない暴力と同類の「乱暴な行為」に含められるため、その危険性も加味したらまず認められないと考えられる。

テクモ版では発展形として時間差スカイラブ、スカイラブストーム、スカイラブタイフーンがある。

ちなみにスカイラブというのはNASAが70年代に打ち上げ運用していた宇宙ステーションの名前*6。実は時事ネタ的なネーミングである。

◆ツインシュート
スカイラブが使えなくなった為の奥の手。実は作中、初めて「意図的な」ツインシュートを使ったのは彼らである。
双子だけあって完璧に放つことはできるものの、森崎の「体のどこかにあたってくれ」の前に阻まれた。

初期は「ツゥインシュート」という病院通いでもしそうな変な名前だったが誤植らしくいつの間にか修正されている。

◆スカイラブツインシュート
仰向けになった次藤の足に立花兄弟が片足ずつ発射台にして飛び、空中でツインシュートを放つ技。
テクモ版ではガッツ消費も激しくなるが通常のツインシュートやスカイラブより信頼の置ける火力源となる。

◆ジェミニアタック
立花兄弟のパス回しで敵陣を突破する。テクモ版で敵に回ると猛威を振るった。
元ネタは初登場時に見せたホームでのパス回しで、作中でも秋田県大会決勝などで披露している。



追記•修正はスカイラブハリケーンを無限に出来ると思う人がお願いします。

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最終更新:2026年06月26日 20:54

*1 この作品のキャスティングは原則2001年版準拠なので政夫のCVは中井将貴。

*2 これは日向の思惑で、明和がわざと花輪と引き分けて南葛の脱落率を上げさせた。東邦学園入りが掛かっていたのでなりふり構っていなかったのである。

*3 得点を決めたのは来生だが

*4 リアルジャパン側は既に30分戦った後である

*5 劇場版では「スカイラブ・アクロバティック・シュート」

*6 Sky-Laboratoryの略。Loveではない。