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葵新伍(キャプテン翼)

登録日:2024/06/15 Sat 18:11:09
更新日:2026/06/26 Fri 19:54:43
所要時間:約 15 分で読めます




(あおい)新伍(しんご)は、『キャプテン翼』に登場するキャラクター。
通称は太陽王子(プリンチペ・デル・ソーレ)、中盤のダイナモ。

概要

国籍:日本
誕生日:3月12日
出身地:岐阜県
身長:169cm(アルべーぜ時代)
体重:57kg(アルベーゼ時代)
ポジション:FW(中学まで)→MF
利き足:右
所属:中原FC→中原中学校→インテル・ミラノ(ユニオーレス→プリマヴェーラ)→FCアルベーゼ(レンタル移籍)

担当声優は以下の通り。

無印キャプ翼の続編である『ワールドユース編』で新登場したキャラクター。
ワールドユース編は「太陽王子 葵の章」と題して彼の過去を描くところから始まることとなり、もう一人の主人公的なポジションの人物。
大空翼らより1歳年下で、新田瞬や佐野満と同学年。

陽気で無邪気、お調子者な典型的後輩キャラ。
だが後述するように、本編開始時には軌道に乗った彼のサッカー人生は多くの苦労の上に成り立っている。
名前は「青信号」の捩りになっており、作中でも本人がそれに掛けて「青い信号は止まらない」といった表現を決め台詞に用いる。
そのせいでJY編以降めっきり影が薄くなった男高杉真吾と同音名になっちゃってるという。

身長170cm未満と小柄なものの、スピードと豊富なスタミナを武器に、フィールドを縦横無尽に駆け巡るMF。
ダイナモ(発電機)というのは、当時こうした選手に対して2000年代くらいまでよく使われていた言い方。*1
リフティングを「いつまでもやっていられる」と言うほど得意としており、それが示すようにドリブルテクニックは特に目立つ。
キャプ翼のメインキャラとしては珍しく強力な必殺シュートこそ持たないものの得点能力も高く、ワールドユース編では翼、日向に次ぐ得点を挙げた。
しかし、感情先行で躍起になってしまったり、つい調子に乗ってポカをやらかすといった場面が多い。言ってしまえば「上手い石崎」的なギャグ要員の側面を持つ。

鳴り物入りの登場なだけあって、ワールドユース編、というかそれ以後を含めても日本代表にしっかり食い込んだ貴重なキャラ。
だがそれ故に既存キャラ(直接的にはポジションの被る三杉松山、間接的にはその他大勢のMF)の貴重な出番を食ってしまったこと、おちゃらけすぎとも言えるキャラ等から、ワールドユース編当時の読者から少なくないヘイトを買っていた。
もっとも「露骨に優遇された新キャラ」というわけでもなく、ワールドユース編でもセンセーショナルな活躍をした場面はそこまで多くない。もう一人の主人公と最初に言ったが、ぶっちゃけ翼と同格ではないのは明白で、準主役の日向や~それに次ぐ三杉や松山くらいの役割に留まる。
あくまで「作品全体で見た時に出番の取り合いになる」だけで、人物像・プレースタイルのどちらも既存キャラとの差別化はうまく為されており、「続編の新レギュラーとして絶妙な出来」といった声も多い。
ワールドユース編自体が既存キャラの不遇で荒れた作品だった故にヘイトが集まってしまった側面はあるだろう。


略歴

小学5年生の時に中原FCのFWとして第6回少年サッカー大会に出場。
チームは予選グループで敗退したが、葵個人は予選敗退者から募って行われたリフティング大会に出場、優勝する。
喜んでいたものの、たち南葛SCが勝ち取った本物の全国大会優勝と比べてしまい惨めさを感じていた。

中学2年の春、「東海地区サッカーフェスティバル」という名目で、やってきた南葛中学と練習試合で対戦。
攻撃のエースだった葵をカウンター要員として残しての徹底守備でも修哲トリオにさえいいようにやられて前半だけで0-5(最終結果は0-11)、
そしてそんな状況でもチームメイトが「全国優勝の南葛と戦えただけで満足」とヘラヘラしていることに「アンタらはくやしくないのか」と憤り、戦術を無視して自ら戻ってボールを奪い、南葛陣内に単身ドリブルで切り込む。
油断していた南葛イレブンを次々と抜き去ってゴールに迫るが、危機察知してゴール前に戻っていた翼との1対1であえなく敗れる。
このプレーで足を痛めたのに加えて、独断専行への懲罰として即座に交代させられてしまい、チームメイトからも冷たい目で見られていた。
周囲に失望した葵は「こんなサッカー部もサッカーもやめてやる」と思っていたところ、
翼からそれを見透かしたように「サッカー好きならあきらめるなよ」と声をかけられて考えを改め、
また後(無印のラスト)に国際Jr.ユース大会の優勝スピーチで「日本をワールドカップで優勝させる」と堂々宣言した翼のことを強く尊敬するようになる。

その後、翼がブラジルに行く際には居ても立っても居られず、ただひとり空港へ見送りに行く。
自分のことなんて覚えてないだろうと思っていたが、葵が何も言わずとも「中原中の12番」としてしっかり覚えていた翼から餞別としてアメリカ・フランス・日本の硬貨*2を渡され、以来それをお守りとして持っている。

奮起して翌年はサッカー部のキャプテンに就任してチームを引っ張っていたが結局全国大会にも出られずに終わり(どのくらい勝ち進めたのかは不明)、全日本ジュニアユースにも全くお呼びはかからなかった。
そんな中でもめげず、イタリアにサッカー留学しようと語学の勉強もして着々と準備しており、
両親には反対されたが、姉の後押しと、イタリア在住の遠戚である新之助じいさんに「生活の面倒もクラブの紹介も任せろ」と言ってもらえていたことで中学卒業してすぐにイタリア・ミラノに旅立ったはいいが、いざ着いてみると新之助の葬式が執り行われており、縁故があっさり断たれてしまう。
不幸中の幸いとして生前に話を聞いていたおばさんに下宿はさせてもらえたものの、その矢先に金を騙し取られ*3無一文。
職を探して彷徨っていたところ、靴磨き職人(実は窃盗指名手配犯)のパウロに出会ったことで靴磨きとして小銭を稼げるようになり、得意のリフティングによる大道芸も取り入れたことで当面の家賃くらいは稼ぐことができた。
この靴磨きがきっかけでインテルの用具係カリメロに気に入られ、用具係見習いとして働く。
ある日、カリメロの計らいで欠員が出た紅白戦に飛び入り参加、単独でジノ・ヘルナンデスからゴールを奪う大金星を上げ、インテルのユニオーレス*4に正式に入団が認められた。
ちなみに、新之助はこのインテルユニオーレスの監督の友人であり、ここに紹介しようとしていたのであろうことを後に知る。奇しくも本来辿れるはずだった道に自力で辿り着いていたのである。

これでようやく順風満帆……というわけにもいかず、翼という共通の話題でヘルナンデスと仲良くなりはしたものの、
葵と入れ替わるように幼馴染が解雇されたマッテオという選手から目の敵にされ、彼の主導でチームメイトから激しい差別と嫌がらせに遭い、
ピッチ上でもわざと葵を失敗させるようなパスしか送らない、サポートしないなどされて本来の実力を発揮できずにいたせいで監督からも実力を疑問視され解雇寸前であった。素人じゃないんだからピッチ上のことくらいは気づこうよ監督。

そんな葵を励ましたカリメロから「ジャッポネーゼ(日本人)」には「サッカーが下手なやつ」というニュアンスもあると聞かされ、
自分が「ジャッポネーゼ」を「サッカーの上手いやつ」という意味に変えてやるという強い信念の下、
普段の練習から磁石入りの重いスパイクを足に履き、鉛入りのベストを身に纏い、公式練習後、強い回転が掛かったり、勢いのある球を即座に殺すトラップ、左右の差なく、強い球を蹴り出し、急停止と急加速を自在にする脚力、大柄な選手に当たり負けしない強い上半身、フルタイム走り回ってもバテない持久力を自主トレで身に付けた。
そしてACミランユニオーレス戦で「実力を示す最後のチャンス」と念押しされ途中出場し、嫌がらせじみたパスにも負けずゴールを奪ったことで、マッテオらもその場で態度を改めてチームプレーをして和解した。

その後は順調にプリマヴェーラ*5に昇格し、「太陽王子」のあだ名を与えられて逸材として期待を受けていた。
世界のサッカーを見て回っていた後の日本ユース監督である賀茂港と偶然出会い、世間に知られていなかった葵の存在を彼がいち早く知ることになる。
だがプリマヴェーラの試合でユベントスのトップチームが内定していたサルバトーレ・ジェンティーレにサルと罵られ完膚無きまでに叩き潰された。
ジェンティーレなど体格の大きな選手対策にルート・グーリット*6直伝の「直角フェイント」を学び身に付けたが、ジェンティーレもビデオで研究し、直角ディフェンスで対策を建てていた。
そこから更に直角竜巻フェイントで更に上回る様になった。

賀茂から日本ユースへの招聘を受けていたが、翼、岬、日向がいるから問題無しと相手にしていなかった。
岬や日向が不在と知り慌てて帰国、アジア一次予選最終戦対タイユースとの試合に急行して前半終了間際に出場。
なんと賀茂から特に話も通っておらず、翼を除く関係者一同「誰お前」状態というある意味逆境ながら大暴れして大活躍。
なお、元南葛中メンバーたちもハーフタイムに当時のことを翼から説明されても全く思い出せていなかった。

アジア最終予選では対ウズベキスタン、対サウジアラビア戦でイエローカードを一枚ずつ貰い、累積警告で中国戦を出場停止になる。
勝手に中国ユースの練習に潜入、中国の秘密兵器・肖俊光と対決した結果負傷して賀茂にブチ切れられる。
スタンドで観戦し、控えでもメモを取ってアドバイスを作るチームメイトの姿を見て、自分の身勝手さを恥じる。
準決勝の対イラクユースから復帰した。

日本で開催される事になったワールドユース大会でイタリアユースと同じ組になり対戦を楽しみにしていたが、イタリアユースがウルグアイユースに敗れて戦う前に敗退確定してしまい、気落ちしていた。
日向に叱咤激励され、互いに殴り合って気持ちを入れ替えた。
翼と共に日本の中盤を支え、決勝の対ブラジルユース戦ではキーマンとして終盤大活躍した。

ワールドユース大会終了後はイタリアに帰国したが、将来を嘱望されていたのに現実は非情で、インテルではトップチームに上げてもらえず(同期の中でも昇格できたのはヘルナンデスだけだった)、可能ならイタリアでプロになりたいという思いを胸に他チームからのオファーを待っていた。
外国人枠という問題もあってなかなか声がかからず、そんな中でセリエC1(3部)のFCアルベーゼからプロ契約が打診されて移籍。
ユベントスのトップチームに入ったが通用せず出場機会を求めて3部へのレンタルを選んだ日向と、セリエB昇格争いの為に戦う事になる。

3部とはいえ海外組のためマドリッド五輪アジア予選には呼ばれず、GOLDEN-23ではほぼ出番無し。本大会に際して翼・日向と共に招集された。
スペイン戦まで全試合スタメン待遇だが、「スタミナ自慢→率先して走り回る役→最後まで保たない」という逆転現象が起き気味で途中交代される試合が多い。

ゲーム

ワールドユース編以降の設定でないと表に出てこれないキャラなので登場作品が限られる。
テクモ版の5では、ワールドユース編と同時期に発売、しかもメインの舞台がイタリアというお誂え向きの状況だったものの、そもそも既存キャラのカルロス以外にワールドユース編要素は輸入されなかったため未登場。
まあ連載序盤の段階では輸入も無理があることは否めないため、もう少し後にゲームが出ていれば登場していたのだろうか。

ワールドユース編以降も対象になったコナミ時代のゲームではそこそこ出ており、カードゲームの「栄光の軌跡」ではS(シュート)とK(キープ)が高い代わりにディフェンスが捨て鉢という葵らしいオフェンス偏重の性能に仕上がっている。

ワールドユース編をモチーフにしたゲームキューブの「黄金世代の挑戦」では原作通りタイ戦から参戦。
条件(主にオフェンス方面の能力)を満たせば師事して「直角フェイント」を習得する事も可能で、貴重なドリブル技なので覚える価値はある。
イベント発生の1度限りだが富士山大爆発や0度フェイントも再現されている。
決勝のブラジル戦で延長に突入すると原作のVゴールまで再現する一連のイベントがスタートするのだが、そのトリガーがよりによって「葵が後ろから日向にバックチャージされる」シーンの再現で、葵がボールを持って敵に接触すると(オフェンス側なのに)「猛虎タックル」が選択肢が表示されるという珍味な状態になる。
選ばなければその時点でイベントが中断され普通に試合続行なので取り敢えず選ぶが吉。


RONCではジュニアユース編設定だが他のワールドユース編キャラと共にDLCで実装。
EPISODE OF NEW HEROにおいては、いち無名選手としてNEW HERO編(国内編)の間だけ交流可能なキャラとして扱うことで原作設定に沿っている。
習得可能スキルは優秀で、海外キャラが選べないので選択肢が狭いNEW HERO編でランク上げできるという意味ではかなり有用。


必殺技

◆ロヴェッシャータ(ロベッシャータ)
イタリア語でオーバーヘッドキックのこと。原義としては、「Rovesciata」で「逆さまになった」という意味を持つ。
イタリアでプレイすることから自他共にこう表現される。
これを言い出すとそもそも国を問わず基本的に技名が英語(英語圏ほぼ出てこないのに)なことに違和感が出てしまうが気にしてはいけない。

◆股抜きシュート
読んで字の如く。相手の虚を突くシュート。
上と合わせて「股抜きロヴェッシャータ」になることも。

◆直角フェイント
葵の代名詞。
相手の目の前で直角に2回曲がって抜き去るドリブル技。
直角以外の角度に曲がることも当然ながら可能で、その場合「100°フェイント」等と表現される。
挙句には裏をかいてただ直進する「0°フェイント」も。

◆直角竜巻フェイント
「ちょっかくトルネードフェイント」と読む。
1回直角に曲がってから、逆方向へ弧を描くようにターンして抜き去る派生技。
火野のトルネードシュートを参考にして編み出したらしい。

◆顔面ブロック
石崎の代名詞。
サウジ戦にて、石崎が間に合わなかった場面で「顔面ブロック2」と称して実践。右手でわざわざ2を指すピースをしながら受ける余裕を見せる。

富士山大爆発
相手に囲まれた時に一か八かで頭上前方に思い切りボールを蹴り上げて突破する。
タイ戦で一度使われた限り。

◆チョコマカディフェンス
相手の目の前でチョコマカと無数の残像を残してドリブル突破を阻止する技。
使い手が桜木花道ならフンフンディフェンス、ステファン・レヴィンならオーロラカーテンと呼ばれる。

◆チョコマカドリブル/チョコマカキープ
読んで字の如く、チョコマカと動き回りながらボールをコントロールし、隙を突いて抜き去ったり徹底的にキープしたりする。

◆セグウェイドリブル
ミカエルの超次元技。
翼がコピーしたのをいいことに、葵もしれっとコピー。ただし完全コピーはできておらず移動距離が短い。

◆フルメタルファントム
サンターナ&ナトゥレーザの最強合体技。
ライジングサンのスペイン戦にて、翼と岬のハイスピードトルネードスカイアルファへの警戒を逆手に取るために翼と共に使用。
葵曰く「H・T・Sはできないけどフルメタルファントムならできる気がする」とのことで、実際成功した。
この手の必殺シュートに全く縁のない葵が(元々は岬もそうだけど)この複合技を、しかもぶっつけで使えるのは流石に違和感は拭えない。何よりパワー系の海外選手どころか葵でも雷獣シュート撃てるんじゃ日向の面目があまりにも潰れすぎである。
なお、さすがに反動蹴速迅砲で跳ね返す側は翼に任せており、比較的負担が軽いと思われる初動側を担当している。

◆リフティングサーカス
RONCにおけるSシュート。
華麗にリフティングしてからシュートを放つ。シュートとして何が強力なのかは謎である。

関係者

大空翼…憧れの人。
関係については前述の通り。
長年の仲間であるかライバルとして鎬を削った過去のある無印時代のキャラとは少し違った関係性を持っている。そのせいで翼を持ち上げすぎとか言われてしまったりしたが

◆ジノ・ヘルナンデス…良き理解者。
Jrユース編でイタリアJrユースのキャプテンを務めたイタリア世代No.1のGK。
若林源三と遜色ない(とされる)実力を持ち、黄金の右手と呼ばれるワンハンドキャッチが持ち味。
インテルユース所属のため葵とはチームメイトとなり、トップチーム昇格によりすぐ別れたものの先輩として良くしていた。

◆サルバトーレ・ジェンティーレ…ワールドユース編の因縁の相手。
ユベントスのプリマヴェーラに所属し、セリエAデビューが決まっている「イタリアの新星」と呼ばれる世代トップクラスのDF。
葵をサルと罵り、完膚無きまでに叩き潰した。
その割にプレーをビデオで研究し、対策を立てている辺り、ツンデレキャラなのかも知れない。
だがワールドユース大会ではヘルナンデス共々ウルグアイユースのかませ犬となり、消化試合で申し訳程度の対決をしただけに終わっており、因縁は解消されないままである。
ワールドユース大会終了後、ユベントスのトップチームで日向とチームメイトになる。

◆ボバング…葵がFCアルベーゼへの移籍による引越しの際、初めに出会った人物。
ナイジェリアユース代表・U−22ナイジェリア代表。地元の老人・バルボが宝くじで得た大金をアルベーゼに寄付したため、獲得することができた初の外国人選手。
いかにも田舎育ちという感じの素朴な青年で、葵とは似た者同士すぐに仲良くなり、コンビでアルベーゼの昇格に大きく貢献した。
アフリカ系特有の驚異的な身体能力が武器だが、DFからFWまでこなせるユーティリティプレイヤーでもある。
葵と一緒に行っていた日向対策はどう見てもキャプ翼世界以外ではレッドカードです

◆パウロ…スリを生業とする靴磨き職人。
葵の恩人その一。
サギ師に騙され有り金を全て失い途方に暮れる葵を励ますが、その場で警察に追われて御用に。
その際に置いていってしまった靴磨き道具のおかげで結果的に葵は夢を諦めずに済んだ。
葵はプリマヴェーラに昇格し最低限の収入が得られるようになっても靴磨きを続けていたが、それは自由の身になったらここに帰ってくるかもしれないパウロに恩返しとして靴磨き道具を返すためだった。
それに感動して葵の私設応援団を作り、足を洗って靴磨き職人兼応援団長として大家のおばさんや公園の子供らと葵を応援している。

◆カリメロ…インテル下部組織の用具係。
葵の恩人その二。
靴磨きをきっかけに葵を気に入り、用具係見習いとして働かせる。
ある日、紅白戦で欠員が出たので葵をチーム関係者に売り込み、飛び入り参加に成功させる。
葵はこの計らいに単独でジノ・ヘルナンデスからゴールを奪う大金星で応えて、インテルのユニオーレスに正式に入団が認められた。

◆井出保…中学時代の親友。
中学の頃は練習のときにコンビを組んでいたが、選手としての実力はからっきしで補欠。
日本ユース合宿から離脱した立花兄弟に突如として付き添って合宿所に登場するのが、初登場。
真の実力は「いいデータ持つ」という通りのデータ解析力の高さでマネージャーとして全日本ユースに参加、監督の賀茂港が脳筋なので戦術の考案などの貢献を見せた。
映像からクセを見抜くのが得意で火野にトルネードシュート習得のきっかけも与えたが、ビデオテープの山の中からナトゥレーザのプレー画像が入ったテープを見つけ出したものの、対抗策を見つけ出せずに涙を流していた。

◆赤井止也…ライバル腐れ縁
葵と同じくワールドユース編から登場した新キャラ。
同学年だが、葵が中学卒業と同時にイタリアに渡ったのに比べ、サッカーの名門・前田中央高校に進学した後、チームの特別コーチをしていたマルコ・パステンを慕い高校を中退しイタリアへ渡り、FCサンプドリアのプリマヴェーラに所属。
マンマークに特化したプレースタイルが特徴的。葵が青信号ならこちらは赤信号。
プリマヴェーラの試合でインテルの葵と戦い、勝負に勝って試合に負けたのを受けて葵の誘いで日本ユースに加わる。
決勝トーナメント1回戦対スウェーデンユースの試合では先発出場、松山の欠場のためボランチに抜擢され、中心選手のステファン・レヴィンへのマンマークに専念する。
文字通り身体を張ったプレーで若林と共にレヴィンの封じ込めに成功するが、過酷なタスクに加えてレヴィンシュート*7を連続ブロックしたことで、90分終了の時点で身体が悲鳴をあげて限界に達したので、到着した松山に交代した。
ワールドユース大会終了はサンプドリアに戻り、チームに貢献。
しかし、セリエA昇格を懸けたトリノとの試合で反則タックルを受け右足を負傷。
得たPKをチームメイトが決めてセリエA昇格が決まったものの、マドリッド五輪への出場は不可能になってしまった。


余談

◆2008年4月18日に行われたWOWOWのサッカー情報番組「Discover! UEFA EURO 2008」の公開収録の中で、Jリーグ黎明期のスターであり元日本代表の北澤豪が「僕はモデルになったんですよ」と驚きの発言、作者も「葵新伍のモデルは北澤さんなんで」と認めている。
人物像の面で特に似ているとは言えないが、北澤はそのまんま「中盤のダイナモ」と呼ばれていたMFだったので、少なくともプレースタイルの面でモデルにしたのは間違いないだろう。

◆アニメ第4作では、最終回で翼のフル代表デビューを応援する観客の中に葵がカメオ出演している(声の出演は無し)。




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最終更新:2026年06月26日 19:54

*1 現在では半ば死語で、似たような概念である「ボックス・トゥ・ボックス」とかに置き換えられて言われることが多い。

*2 連載当時1993年で、翌年のアメリカW杯、98年のフランスW杯、当時まだ予定だった02年の日韓W杯を共に目指そうという激励

*3 紳士風の男性に有力チームへの入団に便宜を図るから金を払えと頼まれ、有り金を全て渡した

*4 年齢別に細かく分かれた下部組織(ユース)のうちの一つで、15〜17歳が属する、トップチームの2つ下。

*5 17〜18歳が属する、トップチームの1つ下の下部組織

*6 当時ミラン所属のオランダ代表実在選手(現在では発音に寄せた「フリット」表記が一般的)。

*7 キーパーがシュートボールに横から触ればグローブが破れ、真正面から触れば必ず手首を痛めるレベルの害意MAXなシュート