登録日:2024/08/08 Thu 13:06:23
更新日:2024/08/17 Sat 20:12:38
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「???」は、レースゲーム「首都高バトル」シリーズに登場するボスキャラ。
本項目では「ZERO」「不明」をはじめ、関連性の高いキャラクター等も併せて記述する。
概要
首都高バトルシリーズには伝統的に多くのライバル・ボスキャラが登場する。それらを全て倒すことで初めて挑めるようになるのが「???」。すなわちシリーズ恒例の真ボス枠である。
本名、年齢、職業、性別に至るまで一切の
プロフィールが「不明」。基本的にどのチームにも属さず、真に走りを極めた者の前にしか現れない。
そんな彼の搭乗車種は、控えめなエアロを纏う
ミッドナイトブルーのS30型フェアレディZ。
…分かった人も多いと思うが、このキャラ、漫画「
湾岸ミッドナイト」の主人公、朝倉アキオ及び彼の駆る
「悪魔のZ」のパロディである。首都高バトルシリーズの世界観は「公道として役目を終え、サーキットとして生まれ変わった首都高で競い合う」というものなので、湾岸ミッドナイトの時系列から月日が流れた後をイメージしているのかもしれない。
彼を表すマークは、魔法陣の上に浮く羽の骨格が生えたドクロ。悪魔のイメージにはピッタリだが、初代はもっと露骨なモチーフだった(後述)。
ZERO
同シリーズに登場する「ZERO」(本名:松本雅)も、最高速仕様の黒いポルシェ・911(しかも丸目のフォグランプ装着)で首都高を攻めるという、あからさまに朝倉アキオのライバル、島達也(ブラックバード)のパロディなキャラとなっている。プロフィールでもわざわざ「伝説の走り屋とバトルすることがある」とか書いてあるし。
ただし、その他の部分はボクシング漫画「ZERO」のパロディと思われる。本名は作者名の「松本大洋」と主人公「五島雅」の組み合わせ、
プロフィールの『キャリアを続けてきて誰にも負けたことがなく、無敗の噂が「ZERO」の由来になった』も五島雅の経歴に一致する。
マークは初代から一貫して「黒い翼の生えた人間のシルエット、その四隅にZEROの文字」というデザイン。
首都高バトルR
首都高バトルシリーズが「元気による首都高完全再現」というコンセプトになる以前から、曰くつきのZという(明らかに悪魔のZを意識した)設定の車は登場していた。
選択画面では黒いシルエットでしか表現されない「DODA-S30」。どう見てもミッドナイトブルーのS30Zであるそのマシンに対し、坂東正明氏は直々にこうコメントしている。
L型エンジンを積んだ古い車…私はこの車のことに関しては良く分からないんですよ。
何か曰くつきのクルマらしいですから。気をつけて走りなさいよ。俺の口からはこれ以上は言えないよ。
作中トップクラスの加速・最高速性能とハイグリップ傾向(ただ、隠し車両の中では一番低い)を併せ持つ反面、曲がりすぎて逆に扱いづらい。「性能は高いがピーキー」な傾向はこの頃から健在であったと言える。
また、収録される車両で唯一スピードメーターが表示されないため、レース中に現在何キロ出ているのかが把握不可能。
10年前、首都高伝説を作った男の亡霊か?
彼とバトルをした者は…
ナンバリング初代から真ボスとして君臨。「裏四天王(THE 4DEVILS)」という括りに入っているが、おそらくチームではない。
シリーズで唯一ヘッドライトにカバーがついており、最も元ネタのデザインに近い。
この時代は軽く300㎞を超えるような極端な性能の車はなく、
ゲームスピード自体が大人しめ。しかし素のコーナリング性能の高さとAIの賢さ、そしてまだC1環状線しかないというコースの事情と合わさり
ラスボスに相応しい貫禄を見せつけてくる。
当時の彼のマークは翼の生えたドクロと牙、そして「666」と「十字架」の意匠という悪魔崇拝とキリスト教をモチーフとしたデザインだったが、流石にヤバすぎたのか海外版では後者2つは消され、蜘蛛と蜘蛛の巣をイメージした魔法陣が描かれた(後のシリーズでは海外版がベースのデザインとなっている)。
また当時、
ドリームキャストのダウンロードサービスを利用すると「???」の駆るマシン、「TYPE-S30」が使えた。映像記録と口コミによると「クイックすぎて乗りこなせない」「制御できれば最高クラスに速い」との感想が多い。現在はDCのサービス自体が終了しているため、プレイヤーが使用する手段はない。
10年以上、この場所で走り続けて誰にも負けた事の無いという伝説の男である
またZEROもこの作品から登場。???と同じ裏四天王に数えられている。
…確かに自分は、最速の称号を手にした。
…しかし。首都高の流れはまるで変わらず澱むことなく、廻りつづける…。
…何か、いる。未だ目にしたことのない何か、自分を駆り立てる何かが、潜んでいる…。
2作目ではLAST BOSSとして独立。全てのチームとボスを撃破した後に出現する。
謎に包まれているため、いつ現れるのかわからない。
全てが謎に包まれた伝説の存在。以前から噂だけはあったが、会ったものは誰も居ない。同じ匂いを持つものが走っている時に現れるという。
ナンバリングではこの作品から速度がインフレしはじめ、例に漏れず「???」も気を抜くと一瞬で300km/hまで加速するバケモノと化した。C1で鬼ブロッキングをして橋脚やフェンスで事故らせる、という戦法はこの時代から確立されている。ガバ調のラスボス専用曲を引っ提げて容赦なく後ろからアタックしてくるため、心臓に悪い。
プレイヤー使用時は強烈な加速で引っ張ってくれる頼もしいマシンとなる。やっぱり挙動はシャープで使いづらいが。
1年くらい走り続けていると、湾岸線で会えるらしい。
10年以上、この場所で走り続けている。バトルした回数1000以上。誰もが彼に挑み、そして敗れていく・・・。
ちなみにZEROも独立してWANDERERとなった。ゲーム内時間で365日経過後に出現するという同作でも一、二を争うレベルで面倒くさい条件のライバルとなっている。
なお、2には
ライバル専用カスタムが存在しないので、ZEROのフォグランプも通常のものとなっている。
また、同作の
没データの中には未完成の車が多数残っているが、その中にモデリングから
プロフィール、強化パーツまでほとんど出来上がっているマシンが一台だけ存在する。
それがTYPE-TR。外見はどう見ても、
フェラーリ・テスタロッサ。
???とZEROが同じ作品のパロディである事を考えると、このマシンは
湾岸ミッドナイト序盤に登場するキーパーソン、「イシダヨシアキ」のパロディキャラを企図していた可能性が高い。
「首都高に巣食う魔物」「何十年も前に走っていた伝説の走り屋の亡霊」などいろいろな噂があるが、いずれの説にも共通して言えることは、真に走りを極めた者の前にしか現れないということである。
0でも
ラスボス、というより真ボスとして登場。ボスチームに所属していないので、LAST BOSSといった呼称まで消失している。
出現条件は「WANDERERを含む
全てのライバルの撃破」。前作よりだいぶ厳しくなった。出現時は蜃気楼を発生させながら突然現れ、
別の漫画の主人公みたいにヘッドライトを消しながら接近・落雷の効果音とともに画面の色が反転するホラーチックな登場演出が追加されたため、最終ボスの貫禄には磨きがかかっている。
ボディーは往年の名車だが、その中身はまるで別モノ。恐るべき加速力と常識を超えた旋回性能はまさに伝説と呼ぶにふさわしい。先行している時は追う者の気力を削ぎ、追跡中は絶えずプレッシャーを与え続ける。
この説明文に一切の誇張はなく、一度でも先行を許すとものの数秒で400㎞/hに到達し視界から消え去る為、常にブロッキングをし続ける戦法がやはり最適解となる。どうしても正攻法で勝ちたいなら、LPSをボス搭乗車で発動し、同じ速度帯まで追いつくしかない。
勝利すると晴れてS30ZXをガレージにお迎えできるようになるが、LPSチューンを進めると車重700kgちょっとに対し出力1100馬力超えという北見淳もドン引きの数値を叩き出し、圧倒的な旋回性能と引き換えにスティックを1°でも多く倒すと壁に激突する超オーバーステアが牙を剥く最凶のマシンに仕上がる。まさしく悪魔。
また排気量の表記から、L28ではなくRB26を積んでいると考えられる。
ここまでのヘビーチューンドマシンながら、なぜかホイールは純正のまま。購入できるS30ZXはホイール交換が可能。
また、???のウィンドウバナーをよく見ると、後ろから薄暗い2つの目のようなものがこちらを睨んでいる。怖い。
10年以上首都高を走り続けているベテランレーサー。通り名は”負け数ゼロ”から名付けられており、首都高最速を自負している。相当ココに通っていないと、会うことすら出来ないと言われている。
エンジンは完全な最高速仕様。立ち上がりがやや重いが問題視はしていないようだ。
アクセルを踏み込み続け、緩めることがない。その速さを見込まれてか、”伝説の走り屋”とバトルすることがあるらしい。
ZEROの方はここにきて???との関連性がはっきりと示唆されるようになった。相変わらずゲーム内日数365日経過で出現という過酷な条件は変わらない。
また彼の駆るポルシェ・911は通常車種として買えるが、
ライバルカーを除けば
ゲーム中最速のマシンと言われる。RRゆえのクイックな挙動はコーナリング性能に直結し、かつS30ZXのような危なっかしさがない。
本作に???は登場しない。
というのも、元気株式会社は2002年に公式で「
湾岸ミッドナイト」の
ゲーム作品(PS2)を開発できており、自社でパロディを行い車両を出す意義を失っていた。
攻略本では「もういいだろう」、と判断されたと語られている。
代わりに、プレイヤーの幻影である真ボス、「不明」が登場する。
首都高にこんな伝説がある。真夜中の首都高で、頂点を極めた者だけが遭遇することのできる謎の存在。相手によってその姿を変えるが、共通しているのは魔物のように速いということ。それは己の限界を超えた先に見える幻なのか?
WANDERERを含めた全
ライバルを倒す、という厳しい条件は前作と同様だが、エリアが首都高・阪神・名古屋と分かれているため総数がかなり多く、手間だけで言えば前作より大変。ただし出現条件の厳しい
ライバルは減った。
力を求める者には力強く、美しさを求める者には華麗に、相手によってその姿を自在に変える謎めいた存在。長い間、幻ではないかと言われてきたが、その答えは実際に戦った者のみが知り得る。しかし、真実は必ずしも1つとは限らない。
3方向からズームアップされる演出と共に、プレイヤーと同じ車種・同じカスタム・同じ性能で出現。そしてプレイヤーの今までの走行パターンを学習して走る。分身、または幻影という言葉がよく似合うだろう。
ただし幻というコンセプトを反映してか、「不明」の車両は半透明で、
他のマシンに対する当たり判定が存在しない。常に理想のラインで走れる、何より
ブロックされないというアドバンテージはかなりのものなので、プレイヤー側も正々堂々としたライン取りを心がける必要がある。
まあ迅帝よろしく元のAIがバカなので、ラクっちゃラクだが。
なお、上記の
プロフィールはデータ上存在するだけで、ゲーム内ではチートコードを使わないと確認することができない。
通り名が付く前のプレイヤーの名前が「
UNKNOWN」と表記されることと相まって、なかなか考察しがいのあるライバルである。
ちなみにZEROは登場する。
なぜかカローラFXに乗って。
10年以上首都高を走り続けているベテランレーサー。通り名は「負け数ゼロ」から付けられたというのが長年の有力な説とされてきたが、元の通り名は「ZORO」といって、出現する日にちなんで付けられたというのが真実らしい。
そればかりか、後付け設定で無敗伝説をなかったことにされてしまった。可哀想に。
その代わり、出現条件はかなり緩和され、運次第で序盤から会えるようになった。111日目を逃すとその後111日ごとにしか会えなくなるという別のダルさは生じているが。
エンジンは完全な最高速仕様。立ち上がりがやや重いが特に問題視はしていないようだ。
アクセルを踏み込み続け、限界まで緩めることがない。その速さを見込まれてか、首都高に名をはせる走り屋たちからバトルに誘われることも多い。
また
プロフィールからは???を連想させる記述はなくなってしまった。
ただし、???とZEROの両名を消そうと取り決めていた割には不自然な痕跡が残っている。
まず、01の
没データ内にはポルシェ・964のモデルデータがある。
このマシン、東京ゲームショウ2002のデモ版では
正式にRUF・964RCTとして収録されており、少なくともブラックバードの素体に当たるモデルは登場する予定だったと考えられる。製品版ではゲンバラに取って代わられ、登場することはなかった。
また先述した通り、01のZEROはカローラに乗っているが、流石に直4のテンロクマシンで最高速仕様を目指すのは不自然というか、
明らかに無理がある。「ステップワゴンに峠を攻めるためのチューニングを施しました」と例えれば、この噛み合いの悪さが伝わるだろうか。
もっと言えば、01の
プロフィールは0のそれから「負け数ZERO」伝説と「???との戦い」伝説を削除して、ほとんど流用している。前々からパロディをやめようと決めていたなら、もっと整合性の取れる
プロフィールになっていたのではないか。
極めつけに、未使用の
ライバル登場シーンが存在する。
それは、暗闇からマシンが出現し、ヘッドライトに向かって拡大していくという、
0における「???」とかなり似た演出。
こうした痕跡から、元々は「???」「ZERO」の両名を出すつもりだったが、開発中に
湾岸ミッドナイトが発売できたために「もうパロディはやめよう」と進言され、急遽削除されたという可能性が浮上している。
なお、権利関係が問題になってリストラされたという話はデマ。01にもパロディありきのライバルは多数存在する上、そもそも権利が問題になっていたらとっくに首都高バトルシリーズは消滅している。
???、復活。
「首都高に巣食う魔物」「何十年も前に走っていた伝説の走り屋の亡霊」などいろいろな説があるが、いずれにしても共通しているのは、魔物のように速いということ。自己を絶対的なものと信じ、自分以上の実力を持つ者としかコミュニケーションを取ろうとしない。
本作のシナリオは「首都高の全チームを倒し、自分の仲間に引き入れる」という趣旨のため、WANDERERとして登場するPSPではクリアの為に倒す必要はない。しかし真エンドの閲覧の為にはやはり全ての
ライバルをチームにスカウトする必要がある。
スカウト条件が恐ろしく面倒くさい
ライバルが多数いる中で、???はレベル51以上で勝利すればスカウトに必ず成功する。
お前はまだ、オレと対等に口を利ける立場ではない。
彼にとっては実力こそが全てなので、勝たなくてもスカウトできる、ということはない。
いいだろう、力を貸そう。
本作の
ライバルバトルは、自身含めた自チームのメンバーと相手チームを戦わせるというもので、必然的にメンバーが強ければ攻略は非常にラクになる。
なので、早い段階で???をスカウトできれば、
バトルに???を連れて行くだけで無双してくれるヌルゲーと化す。
ただし、その恩恵にあずかるには自分の手で???を倒さなければいけないワケで…
ボディーは往年の名車だが、その中身はまるで別モノ。ツインターボ化されたバケモノEgは恐るべき加速力を生み、ドライバーの卓越したテクニックは常識を超えた旋回性能を見せつける。初代のドライバーは既に引退しており、実はその弟子が乗っているという噂もある。
そしてまさかの二代目説が浮上。確かに、ボディには稲妻のバイナルが貼られており、纏う雰囲気は以前の???とかなり異なっている。
ちなみに、ZEROは登場しない。
例によって勝利した後はプレイヤーもUNKNOWNのS30を購入できるが、ボディカラーはオレンジで固定されているため留意されたし。
レーシングバトル -C1 GRANDPRIX-
「首都高に巣食う魔物」「伝説の走り屋の亡霊」など、いろいろな噂があるが、いずれの説にも共通して言えることは、真に走りを極めた者の前にしか現れないということである。恐るべき加速力と、常識を超えた旋回性能はまさに伝説と呼ぶにふさわしい。先行している時は追う者の気力を削ぎ、追跡中は絶えずプレッシャーを与え続けるという。
外伝作のC1グランプリにも「UNKNOWN」名義で参戦。登場条件は全
ライバルに勝利すること。
流石にモータースポーツの世界でS30Zに乗り続けるのは厳しかったのか、本作ではZ33型フェアレディZ改に乗り換えている。
…が、問題はその外観。一見するとスーパーGT2005のXanavi仕様に見えるが、ベースがZ33なのにフロントの左半分だけがS30Zに侵食されているという、全レースゲームを見渡しても類を見ないヤバすぎるルックスとなっている。ご丁寧にフェンダーミラーつき。
そのような形となったのも、乗り換えたとしても愛車であるS30Zへの愛着は捨てきれないという???自身の意志の表れとも読める。
まさに「悪魔」に魅せられたように……。
首都高バトル勢の例に漏れず、「Evil Heart」の巨大ステッカーなどバイナルまでかなり攻撃的。登場デモで色んな意味で度肝を抜かれた人も少なくないだろう。
……。
また、C1グランプリではレース前後にパドックで
ライバルに話しかけることができるが、???は一切言葉を発しない。
10年以上首都高たけを走り続けているベテランレーサー。通り名は「負け数ゼロ」から付けられたという。
アクセルを踏み込み続け、限界まで緩めることがないとか。その伝説を聞き及んで、彼とのバトルを望む走り屋たちは数多いが、神出鬼没で本当に実力のある走り屋の前にしか現れないという。
モットー:人生に誤解はつきもの
ZEROも変わり果てた姿となって登場。今作ではR32スカイラインGT-Rのレース仕様に搭乗するが、バイナルがとんでもなく攻撃的。
「ドクロを背負った蜘蛛と巣」「角と長髪の生えた頭蓋骨」「Creepy Ghost」「YOUR RUIN」「F KING HARDCORE」など、思いつく限りのド派手なステッカーが詰められている。
ただし、描かれているモチーフを見ると、今作のZEROは???をかなり意識、またはリスペクトしていると考えられる。実際、最初に挙げた蜘蛛と蜘蛛の巣は、初代首都高バトルの海外版で差し替えられた???のマークにかなり似ている。
そしてこの作品を最後に、ZEROは姿を消してしまった。
「首都高に巣食う魔物」「何十年も前に走っていた伝説の走り屋の亡霊」などいろいろな噂があるが、いずれの説にも共通して言えるのは、真に走りを極めた者の前にしか現れないということである。
Xでもラスボスとして登場。上記のパロディに対する葛藤を踏まえて登場したということは、「???」は「湾岸ミッドナイトのパロディ」ではなく、「首都高バトルのラストボス」としての地位を確立できたのだと考えられる。ZEROはお察しください。
ボディは往年の名車だが、その中身はまるで別モノ。まるで魔力を宿しているかのような加速力と常識を超えた旋回性能はまさに伝説と呼ぶにふさわしい。先行している時は追う者の気力を削ぎ、追跡中は絶えずプレッシャーを与え続ける。
今作の???はウィンドウルーバー装着、ナンバープレートを右側へオフセットといったアレンジこそ加わっているものの、初代のような悪魔のZモチーフへと回帰している。月日を経ても爆発的な加速力と旋回性は健在。
また、「死神ドライバー」「ユウウツな天使」「迅帝」といったかつて日産車に乗っていた
ライバルが(
大人の事情で)乗り換えを余儀なくされる中、難を逃れて搭乗し続けられている数少ない
ライバルでもある。
PSP版にも言えるが、同時期に元気が関わっていた『湾岸』の
ゲーム作品、『MAXIMUM TUNEシリーズ』(アーケード)において、どうも首都高バトルの
ライバルのクルマのデザインらしきエアロパーツがいくつか収録されていることから、一説にはアキオや悪魔のZの名前を出さなければセーフとして実質的な楠先生や講談社の公認がおりたのでは?とされることもある。
首都高バトルXTREME
サービス末期のイベント「ゲリラバトルFINAL 首都高の亡霊」に登場している。
余談
01の
没データの中に白黒のバイナルとクリアボンネット、そして派手なアンダーネオンで武装したA80スープラがあり、時々コレが「不明」の仮データ、ないしは元々「???」にあてがわれる予定だったマシンという説が提唱される。
というのも、「不明」の
プロフィールを出現させるものとして出回ったチートコードを使うと、この没スープラが不明の物として表示されるからである。
しかしこのチートコード、元は
ライバルの搭乗車種を任意のマシンに変えるというもので、これを不明に使うと、データ上は存在するが非表示になっている
プロフィールが見られる。
つまり「不明」のスープラは、
たまたま未使用だったスープラのボディが「任意のマシン」としてチートコードで指定されていたという偶然の産物であり、本来は無関係だったと思われる。
01発売と同年にワイルドスピードX2が公開されており、そこにもアクリルボンネット+アンダーネオンのスープラが登場する。当時のスポコンカスタムの流行りからとりあえずガワだけ作った可能性は高い。
追記・修正をした者は…
- ゲーセンで知らん人のプレイを見た時、180キロ出してたのに一瞬で追い抜いて走り去っていったヤバすぎる車があった…これのことだったのか -- 名無しさん (2024-08-08 22:45:21)
- 当初は悪魔のZのパロディだったのが、首都高バトルの象徴的なボスキャラクターとして昇華させたのは扱い方が上手だと思うんだよね -- 名無しさん (2024-08-09 19:29:52)
- オリジナルキャラを差し置いてモロパクリのこいつがラスボスなのはどうなんだ 街道の雪花菜拓実みたいに劣化版ギャグパロディで留めておくべきだったと思う -- 名無しさん (2024-08-10 05:20:05)
- もうだいぶ独立した存在になってるし良いと思うがねぇ -- 名無しさん (2024-08-12 22:54:12)
- 元気はゲームは面白いけど会社の倫理観はゆるいね。白いカリスマのエアロも個人所有の車から無断でパクってオーナー怒らせてるし -- 名無しさん (2024-08-13 07:53:21)
- ↑首都高バトル0はそもそも車を実名収録していないのだが、そこ無視してエアロパーツ云々にツッコむの…? -- 名無しさん (2024-08-14 16:43:26)
- ↑そんなもん常識だろ 余罪あるよって話なのなんで分かんねぇんだ -- 名無しさん (2024-08-15 09:14:56)
- 首都高バトルが架空名で車やエアロを無断で出したのは、FPSが架空名で銃とそのパーツを出しているのと変わらないだろう。あとグランドセフトオートVも同じようなことやってる…というよりあっちの方がよっぽど露骨でヤバイよ -- 名無しさん (2024-08-15 22:06:10)
- ↑2 熱くなってるとこすまないが、そんなに企業倫理云々が問題視されるなら湾岸ミッドナイトのゲーム化を任されたり、実車のライセンスが下りたりしないんだわ。白いカリスマのエアロでオーナーが怒ったってのもそもそもソース見つからないし -- 名無しさん (2024-08-17 19:48:06)
最終更新:2024年08月17日 20:12