登録日:2024/08/14 Wed 18:01:19
更新日:2024/08/29 Thu 08:18:19
所要時間:約 6 分で読めます
【概要】
ウィン編の1年目終盤に過去最驚の新プロジェクトと称して開始された、新たなメディアミックス作品。
高校1年生の斬札ウィンが登場し、彼の失われた記憶と謎にまつわる物語が繰り広げられる。
松本大先生によると「殺伐とした世界」「クリーチャーの恐ろしさ」といった部分を描写していくようで、実際に対象年齢は12歳以上と設定されている。
大規模なプロジェクトであることが予告されており、第1章として週刊
コロコロコミックで「Duel Masters LOST ~追憶の水晶~」が開始。
原作を松本大先生、作画を金林洋が担当する。
そして第1章完結後やや間を置いて、第2章「Duel Masters LOST ~月下の死神~」が発表。2024年08月08日に連載が開始した。
また、第1章の配信
アニメ化が決定しており、制作はJ.C.STAFFが担当する。
10月4日よりデュエマ公式YouTubeチャンネル「デュエチューブ」やその他配信サービスで配信開始との事。
既に第2章の
アニメ化も予告されている。
なお、各ストーリーと対応する商品は以下の通り。
~追憶の水晶~:「邪神と水晶の華」
【あらすじ】
このデュエルに勝った時、望むものは全てお前のものとなろう…。
だが負けた時、お前は全てを失うのだ…。
全てを!
全く新しい、もう一つの「デュエル・マスターズ」物語が始まる──。
過去の記憶を全て失った「斬札ウィン」は東京で一人暮らしをしている。
平凡な日常を過ごすウィンだが、徐々に世界の崩壊の足音が近づいてくる。
ウィンの隠された過去とは──?
【登場人物】
主要人物
CV:鵜澤正太郎
本作の主人公で、『WIN』における彼と異なり高校1年生。
半年より以前の記憶を失っており、現在は都内の何処かのマンションで
一人暮らしをしている。
昼間はどこか冴えない雰囲気だが、根本的な性格やタコさんウィンナーが好きなことは変わっていない様子。
所有デッキは当初は1つだけだったが、クリスタとのデュエルでいつの間にか【黒緑アビス】にすり替わっており、それを使用。「アビスラッシュ」と「革命チェンジ」を用いて手札、墓地、マナを自在に操り、あらゆる状況に対処する。
クリスタによれば、かつて世界をかけ決闘したらしい。
CV:羽多野渉
『WIN』と同じく《
アビスベル=ジャシン帝》本人。
ウィンと異なりかつての出来事についての記憶を有しているようだが、現状はゾーンの内部でしか活動できない。
ウィンへの接し方こそフランクだが、アニメの邪神くんにあたる形態が無いため不気味かつシリアスを一貫している。
デュエルでは愛馬スベルニルに騎乗し《アビスベル=覇統=ジャシン帝》として顕現。「
終局宣言」で
深淵の軍勢を呼び、大軍による攻勢をかける。
第2章ではウィンの影から会話できるようになっている。
CV:菱川花菜
ウィンの同級生の快活な少女で、有名インフルエンサーとしての顔も持つ。
時折ウィンを「闇の王」と称する不気味な口ぶりを見せるが……
ブック=ラギルップを気に入る変わったセンスの持ち主。
デュエマには興味がなかったようだが、1話でのウィンと宮井のデュエマに触発されデッキを組んでおり、デッキケースまでデコっている。
名前の由来は正ヒロインじゃないから「二位以下」とかではないはず
???
荒廃した都市と瑞々しい植物が共存する領域で、斬札ウィンと思しき人物と対峙したデュエリスト。
顔の半分が焼け爛れており、三眼に牙、片方が欠けた角という異様な容姿を持つ。
~追憶の水晶~
CV:井上ほの花
私とウィン様は……。
ケッコンを約束した間柄ですのよ。
ウィンの前に現れた謎の少女。
ウィンの名前や好物をなぜか知っており、自身をウィンの婚約者であると主張する。
彼にこそ友好的だが、それ以外の存在に対しては基本的に無関心で冷淡。
デュエルでは【無色ゼニス・セレス】を使用。「水晶ソウル」によって水晶マナ(裏向きカードのマナ)から複数のマナを生み、素早く高コストのクリーチャーを召喚する戦術を用いる。
ニッチ過ぎる構築や、ウィンのカードのパワーばかりを気にして効果を疎かにしたりと脳筋気味な戦術から、読者から早くもアホの子扱いされている
デュエルにはウィンが勝利したが、タブラ=ラーサとの契約の代償によって身代わりとされてしまう。ウィンにクリスタルカードを託し、世界を取り戻すことを願いながら消滅した。
第2章ではウィンの夢の中に登場。第1章で消滅したはずなのだが、リージョンでウィンを待ち続けている模様。
クリスタよ。彼はジャシンに支配されてる。
お前が解放してあげなきゃ。
クリスタが従う謎のクリーチャー。
クリスタからは「冥府の王」と呼ばれており、ジャシンとも面識があるらしい。
デュエルでは《クリス=タブラ=ラーサ》として顕現し、特殊なガスによって敵を同士討ちさせる能力と、「クリスターナル・K」による不死性を持つ。
ジャシンが言うにはタブラ=ラーサこそが邪悪の神であるようで、「何て事はないが手こずると面倒」と語っている。
背景ストーリーでは一度タブラ=ラーサを倒しているため、こちらの物語でも似たようなことがあったのだろうか。
デュエル後にジャシンに首を飛ばされたが、死の代償をクリスタに押し付けることで回避し完全な撃破には至らなかった。
ゾーンに侵入したウィンの前に現れた深淵の龍。俯瞰で見るとウィンに襲い掛かるどころか救っている。
デュエルではウィンが召喚したことに呼応して再び飛来し、闇のマナを捕食してウィンに従った。
ウィンと夜間につるんでいる友人の一人。
小学生の頃からプレイしていて関東2位になったこともある強豪だが、ファミレスでのウィンとのデュエマには敗北してしまった。
第2章では「RED PLAIN」の会員であることが判明。成り行きでウィンたちを店内に招き入れることになり、帰宅後は「DEMON LORD」のURLをウィンに送ったが、その後黒い死神の襲撃を受けてしまう。
表向きはショップでの集団自殺とされたが、実際には心臓をくり抜かれた状態で生きているという不可解な状態。
一話にてウィンに突っかかって来た、いかにも体育系な不良、命名はニイカ。
《天頂と停滞と水晶の決断》のカードを拾ったばかりにゾーンに迷い込み、取り巻き共々《うごめく者ボーン・グール》に捕食されてしまう。
ただそれだけの出番なのだが、取り巻きの男が言った「光ってる、それは多分レアカードだ。」「売ればカネになるぜ。」という発言が一時期ミーム的な人気を見せた。
~月下の死神~
漆黒の髪に月光のごとき白肌、鮮血のごとき瞳を持つ謎の人物で、その瞳を見ると魂を奪われると語られている。
その特徴は明らかに
黒城凶死郎を意識したものだが、そもそも
『WIN』は勝舞~ジョー編とは別の世界観であり、ウィンにとっての彼はフィクションの中の存在のはずである。
一体何が起きているのだろうか……?
言わずと知れた凶死郎の代名詞的クリーチャー。
1話時点での出番はパトカーを襲った場面のみ。
会員制のカードショップ「RED PLAIN」の店長の青年。ニイカ曰く「好みのタイプではないが
イケメン」。
ワユミとは付き合っているようで、ショップ内で堂々とイチャついている。
ショップの客共々、ウィンが持つクリスタルカードに強い関心を示したが、その日の夜に黒い死神の襲撃を受けてしまう。
彼自身は無事だったものの錯乱状態になってしまった。
「RED PLAIN」で最強のデュエリストで、「ファイヤーパンチ」の異名を持つ【赤単速攻】使い。
本編では久々の来店らしく、なぜか右腕を負傷している。
宮井に勝ったウィンに興味を持ちデュエマを行うが、最後のシールドの《邪侵入》から《邪魂龍 ジャビビルブラッド》を出され、その後逆転負けを喫した。
【用語】
夜の現実世界に出現する境界線の向こう側にある、もう1つの世界。
理由は不明だが荒廃していて野生のクリーチャーが闊歩しており、クリーチャーたちはゾーンの中でしか活動できない様子。
パワー2000バニラの《うごめく者ボーン・グール》でも容易に人間を捕食できるため、侵入するのは非常に危険。
現実世界においてはごく普通にプレイされているが、ゾーン内での
決闘はシールドは命を守る盾となり、召喚してマナを授けたクリーチャーはゾーン内での凶暴さが嘘のように従順となる。そして敗北は死を意味する。
自分が従えるクリーチャーが攻撃してきた場合にはシールドが機能しないという、ややこしいカードテキストのような抜け道がある。
ウィンがジャシンと再会する前にニイカが《
ブック=ラギルップ》のカードに触れていた事から、『WIN』本編における
ジョーカーズの扱いのように、アビスのカードは特に主人公だけが持つ特別なカードと言う訳ではなく、一般流通品の模様。
クリスタが所持していて、ウィンに託された透明のカード。
「リージョン」を指し示す機能を持つらしいが、それ以外は謎に包まれている。
金さえ出せば何でも買えるという
闇サイト。
ラインナップは偽造パスポート、殺人依頼といったいかにもなものから、人体の売買にこの世の物ではない物品
、どう仕入れてきたのか聞きたくなるゴリラと様々。
中でもクリスタルカードは150億という凄まじい価格で買取募集が出されており、その上でさらに価格が上がり続けている。
クリスタルカードへの反応を見る限り、「RED PLAIN」の客は皆このサイトについて知っている模様。
- ワユミは最近の漫画で流行りなスタイルだね -- 名無しさん (2024-08-16 18:26:31)
最終更新:2024年08月29日 08:18