登録日:2023/06/26 Mon 00:09:12
更新日:2025/06/01 Sun 16:23:20
所要時間:約 9 分で読めます
【概要】
決闘、
熱血、
自由の物語を紡いできた『
デュエル・マスターズ』の新シリーズ、『
デュエル・マスターズWIN』でデュエマを
闇に染める四代目主人公。
世界観をリセットした影響で
切札家ではなく(読みは同じだが)、声優も三代合わせて20年近く演じた
小林由美子から交代している。
闇文明を使用する異色の主人公であり、《
アビスベル=ジャシン帝》が統べる種族「アビスロイヤル」の使い手。
『シラハマ編』では小学6年生、『
決闘学園編』ではマイハマ学園に通う中学1年生。
名前のモチーフは「切り札」と「WIN」で、直訳すると歴代主人公と同じ。
【人物】
底抜けにデュエマを愛する、天真爛漫で明るい少年。口癖は「っと」
チバ県のシラハマに住み、海沿いの灯台近辺で父親のパパリン、タコアザラシの源さんと暮らしている。
ボウイの負け回数をネタにしたり、闇を引き出す策謀を巡らす邪神くんに対して「友達にならないでおこう」と呟くなど若干毒舌なところがある。
しかし、カレン、ボウイ、マズキ、ケンドラなど、元々敵だった相手も人柄に触れて味方につける不思議な魅力があり、マイハマ学園へ向かう際にもシラハマで関わった多くの者たちが見送りに訪れた。
松本しげのぶの漫画『
デュエル・マスターズ』が流通している現実寄りの世界観においてクリーチャーと思わしき声を聞いて大喜びし、直前に引き当てた《
ボルシャック・ドラゴン》と勘違いした大のデュエマ好き。
クリーチャーが実体化したように見える邪神デュエル、カードを通して実体化する人智を超えた存在である邪神くんも「超凄いカード」と前向きに捉えている。
一方、邪神くんは他のキャラクターとも問題なく会話しているため、勝舞たちのようなカード(のクリーチャー)と会話する特殊能力は持ち合わせていない。
しかし、上記のようにアビスロイヤル入手前からジャシン帝の声を聞き、
闇に共鳴した2000年に1人のデュエリストとして見込まれた。
父親とは一緒に暮らしているが、母親は不在で幼少期の写真にも写っておらず、パパリン以外の詳しい血縁関係は謎に包まれている。
LOST
でも夜は好きなんだ。
暗闇に包まれたこの世界だけは、
こんなオレのことも拒絶しない気がするから。
『Duel Masters LOST ~追憶の水晶~』(以下LOST)では高校1年生のウィンが登場。東京某所のマンションで一人暮らしをしているが、本人曰く「オレの記憶は半年前、突如この町で始まった」らしく、それ以前の記憶を有していない。
ピンチに陥ると車以上のスピードで走るなどの人間の域を超えた身体能力を発揮する、アビスロイヤルのデッキを所持しておりデュエマの実力も健在、宮殿の中で一人泣く子供の夢を見るなど、WINにおける彼以上に謎が多い。
【デュエマスタイル】
どんな逆境でも諦めず、常にデュエマを楽しむ心を忘れない。
古参デュエリストのパパリンや知識豊富な源さんに鍛えられた実力者で、ここぞという時にS・トリガーを引く強運も持ち合わせている。
漫画版では強いカードのみならず、扱うデュエリストこそ最大の切り札という持論を語っている。
漫画、アニメ共に一般流通していない強力なアビスロイヤルに固執せず、意外なS・トリガーやクリーチャーの力を借りて盤面を打破することも多い。
ウィンは平然と行なっているが、他のカードを併用することは邪神くんやボルシャックが驚愕し、邪神による支配力は通常抗えるものでない模様。
アビスロイヤル入手後からメキメキと頭角を現し、『決闘学園編』の時点でチバ県の実力者が集うD4を、カレンと最強のプリンス・カイザを含む全員に勝利した。
マイハマ学園の心の試練では理解したもう1人の自分と対話し、デュエマへの思いに向き合ってパワーアップを遂げた。
アニメ版のみ物事を「理解」すると上着を肩に掛けて顔つきが凛々しくイケメン化し、自信に溢れた口調で類稀なデュエマセンスを発揮する。
代表的な闇文明の使い手の中では荒々しさがなく明るい人柄だが、心の奥底には邪神くんが渇望する深い闇が眠っている。
パパリンやカレンといった大切な人を傷つけられると特に刺激され、邪神くんはウィンの闇を喰らいアビスの封印を解き放った。
カイザと鉄仮面によりパパリンと大事な思い出が踏み躙られると我慢の限界を超え、常時「理解した」状態に入って感情を抑えきれず、怒りに囚われたままデュエマを行なった。
また、幼少期に何らかの出来事が切っ掛けで笑顔を失ってしまい、パパリンの献身的な姿で取り戻したが、未だその頃の記憶は焼き付いている。
極限状態では身につけているブレスレットがウィンの昂りに呼応して形を変え、闇を吸収していく描写もあって普通の代物ではない模様。
【関係人物】
ウィンの相棒。
邪神くんの目線では配下と見込んでアビスロイヤルを授けるも、何故か力関係は逆転しウィンの指示には逆らえない絶対服従を強いられている。
デュエマ中以外はデフォルメ化しているのもウィンの影響によるもの。
虎視眈々と闇を喰らって力の解放を狙っているが、普段はウインナーにどハマりして悠々自適に暮らしている。
父親。
幼いウィンの笑顔を愛情によって取り戻し、普通の父親以上に「パパリン」として愛されている。
ウィンのデュエマ愛はパパリンの影響で、カイザも認める引きの強さを持つ。
初期の優勝プロモカードを所持している古参デュエリストであり、未だ全力を見せていない実力者。
美人なエリザ先生にメロメロで、ということはウィンの
お母さんは…
もう一匹の家族。
デュエマに関する知識が豊富で、動物なので解説シーン以外は「キュー」としか喋らないが、時々ウィンたちが気付かない瞬間に口を滑らせて
日本語を喋っている。
『決闘学園編』では、マイハマ学園の校則がペット禁止でピンチを迎えるも、エリザ先生の口添えで事なきを得た。
可憐な
シノビガール。
シラハマでランナーたちと共にデュエマを通じて友情を深めるも、その正体はカイザの雇った
スパイだった。
裏切り者だった事実には動揺したものの、「大切な友達」という結論を出している。
『決闘学園編』では、ウィン個人を深く知るためにマイハマ学園に入学、ひいてはデュエマさいこークラブに入部するも、クラブを守るためにD4に加入、疎遠になってしまった。ファルゴ撃破後から再びさいこークラブ部室で顔を合わせるように。
彼女にとって、その友情は徐々に変化しつつあるようで…
最弱のD4である
お金持ち。
度々敗北数を引き合いに出して煽ったりするものの、お互いの実力を認め合っている
ライバル。
『決闘学園編』では、カレンと入れ替わる形でデュエマさいこークラブに入部した。
ボルシャックの使い手であるD4の最強デュエリスト。
ウィンとは目と髪の色、使用する文明、デュエマへのスタンス、父親との関係など、何から何まで正反対。
当初は憧れの人物だったが、ボウイ、パパリン、カレンへの行いから因縁の相手として激闘を繰り広げた。
倒した後は恨みも無くなり、一度勝った
ライバルといった印象に落ち着いている。
D4のゴルファー↑。
ウィンがカイザに加えて自分をも打ち破ったことで逆恨みし、デュエマさいこークラブに対して取り巻きやボウイを利用して廃部に追い込む嫌がらせを仕掛けるも、最終的に全校生徒の前で撃破、失墜した。
D4の
俳句イケメン。
初対面からウィンに好印象を持ち、D4の中ではボウイに次いで友好関係にある。
地元シラハマの仲間たち。
『シラハマ編』では、カレンやボウイも交えて楽しいデュエマの日々を送っていた。
デュエマの実力がありながら自分たちと同じ中学に進もうとしたウィンを説得すべく、3人のカードを組み合わせた【ヴェノミック覇道】でデュエマを挑んだ。
ウィンは彼らとの思い出を元に、マイハマ学園でもデュエマを楽しむべくクラブを立ち上げている。
デュエマさいこークラブの仲間たち。特にウガタはルームメイトで、即断即決出来るウィンに憧れを抱いている。
LOST
同じ学校の友人で、夜中に他の友人数人と共につるむ仲。
やたらウィンへの距離が近いクリスタに嫉妬するなど、ウィンを意識していないわけではないらしい。
ウィンの学校に突如転校してきた少女。
「ケッコンを約束した間柄」と語り、ウィンの過去を知っているらしき言動を見せる。が、ウィンが「邪神」の使い手だったことは把握していなかった。
【作中の活躍】
『シラハマ編』では、
アビスベル=ジャシン帝に2000年に1人のデュエリストと見込まれ、闇文明の種族アビスロイヤルを手に入れる。
ボウイとのデュエマ中にジャシン帝が顕現し、勝利と共にカードに封じ込め「邪神くん」として絶対服従する契約を無自覚に取り付けた。
出会ったカレンとボウイ、地元の友達であるランナーたちと日々デュエマで友情を深めていたが、D4の最強デュエリスト、
プリンス・カイザにパパリンを傷付けられ、怒りのままデュエマを挑むも敗北。
ウィンの闇を糧に封印を解かれた《
邪龍 ジャブラッド》といった新たなカードでカイザ対策を練り、裏切り者だったカレンを受け入れるも人質に取られる。
遂に因縁のカイザと対峙し、邪神くんを手中に収めようとする姿勢を真っ向から否定。
パパリンとカレンの思いを背負い、激しい闇を露わにしながら自らの力に変えて激闘を制した。
『決闘学園編』では、ボウイの誘いでマイハマ学園へ入学し、デュエマを自由に楽しむ部活「デュエマさいこークラブ」を立ち上げる。
D4の1人、
霞ヶ関ファルゴに勝利するが根に持たれ、廃部を迫る嫌がらせを受けるもデュエマにて徹底抗戦、これを除ける。後にイッサには一度完敗するもリベンジ、D4全員に勝利した。
リッパー教授によって、「闇のマナ」を無意識に邪神くんに供給していたことが判明。そのマナを引き出され、邪神くんも同様の経験をしたことで革命チェンジを身に着けた。
デュエル・ウォーズの願いは皆と楽しくデュエマすること。
【使用デッキ】
使用デッキは闇文明の【
黒単アビスロイヤル】。
アビスロイヤル入手前は【
赤単ボルシャック】、第1弾限定戦では【黒緑ビート】。
3ターン目に《邪侵入》の効果でデッキから闇のキリフダ《
アビスベル=ジャシン帝》を落として釣るのは
お約束。
耐性持ちでアビスロイヤルデッキのキークリーチャー《
アビスベル=ジャシン帝》をバトルゾーンにキープし、墓地を増やしながらアビスラッシュで一気に畳み掛ける超攻撃的スタイル。
《ブック=ラギルップ》や《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のハンデス、《ハンマ=ダンマ》や《深淵の三咆哮 バウワウジャ》の除去、《フォーク=フォッグ》や《
邪龍 ジャブラッド》の墓地肥やしや耐性付与など、幅広い効果をコスト軽減により1~2マナで展開。
アビスラッシュによりジャシン帝以外場に残りづらいものの、S・トリガーも意外と多く投入され、《ハンマ=ダンマ》や《悪灯 トーチ=トートロット》や《ディッシュ=ウィッシュ》など意外と防御面も侮れない。
アビスラッシュによる場持ちの悪さは《
邪龍 ジャブラッド》を常駐させる事で解消され、必要なカードを場に残すプレイングも可能になった。
『決闘学園編』からは《スパトー:ド:スパトゥー》のメクレイドで《深淵の螺穿 ラゼル=スパイラル》や《深淵の襲傘 アンブレラ=イザベラ》といった一発逆転が可能な重量級のアビスロイヤルも飛び出すようになった。
アビス以外では《
絶望と反魂と滅殺の決断》や《インフェルノ・サイン》、《極印呪文 「インフェギガ」》のような墓地からクリーチャーを呼び出せる呪文を常用している。
革命チェンジ入手後は、《アビスベル=覇=ロード》を切り札とした【黒緑アビスロイヤル】に移行。前述のデッキで使っていたカードに加えて自然のヴェールアビスも採用している。
彼のデッキを語る上で外せないのが、「
今日のスペシャルゲスト」として
販促使いたい、または対戦相手に刺さるカードをピンポイントに投入し、アビスだけでは打破できない状況をひっくり返す柔軟な構築。
火文明の使い手であるカイザに対して《
調和と繁栄の罠》を悟らせず、手札に来てもマナや墓地送りせずにキープし、単色デッキと見せかける頭脳プレイを展開。
シラハマ組の混成デッキ【ヴェノミックガイアッシュ覇道】の無限追加ターンに対して《秩序の意思》でキーとなる《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》と《
流星のガイアッシュ・カイザー》に
封印を付与し、コンボを崩して自分にターンを回した。
殿堂ゼロデュエルでは《インフェルノ・サイン》の効果でデュエマの歴史において初めて
プレミアム殿堂に送られたクリーチャー《
無双竜機ボルバルザーク》を出し、
追加ターンを得て勝負を決めている。
- 切札から斬札姓に変わったことで名前がカタカナでも字面が締まるようになった感じはある。切札ジョーじゃ画数が少なくてあまりドスが効いてない感じがあったから… -- 名無しさん (2023-06-28 20:31:46)
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最終更新:2025年06月01日 16:23