登録日:2024/09/16 Mon 19:35:09
更新日:2025/04/27 Sun 21:18:15
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「WELCOME TO THE NEW WORLD!」とは、ゲーム『
星のカービィ ディスカバリー』のBGMで、同作のテーマソングである。
作詞は
熊崎信也、作曲は池上正、編曲は永田太郎と小笠原雄太。歌は後述。
概要
『星のカービィ』シリーズ本編初の、ボーカル付きのBGM。
JOYSOUND系列のカラオケでは、2022年7月22日から配信された。
本作の舞台となる「新世界」で大流行していた楽曲。
初登場ははじまりの地の終盤のムービーだが、体験版ではこのムービーがカットされていた。このことやトレーラーやCM等ではインスト版(後述のBonus Trackとは別のもの)が使用されていたことから、歌の存在は製品版が出るまで隠されていた。
テーマソングができるまで
歌を導入することは『スーパーカービィハンターズ』の頃から考えられており、シリーズとの親和性を確かめるために、布石として「グリーンツリーメモリーズ」が作られていた。
世界観が特徴的なものになると考えられており、その一環として歌や人の声を出すために、「過去の世界で流行していた歌」として設定された。歌詞は世界観以外の広い意味を持つイメージソングにならないように作られており、メロディーは「異世界の言語でその世界の歌姫が歌う」というコンセプトで作られている。
歌唱担当は…
新世界に存在していた歌姫「NEICHEL」。新世界の言語では、「自然」や「新緑」を意味している。
後述のスペシャルライブでは、緑色の帽子とロングドレスを着用して登場していた。
スタッフクレジットには誰が担当されたか掲載されておらず、正体は不明。『星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス』のパンフレットでも『ディスカバ』の認知が広がるまでは神秘性を保ちたいとされており、こちらでも正体は明かされなかった。
ゲストシンガーとしてSammy氏がクレジットされており、NEICHELの正体は彼女であることが明かされた。
主なバージョン
- WELCOME TO THE NEW WORLD!
ムービー「WELCOME TO THE NEW WORLD!」で流れる、
オープニングテーマ。1番のみ。カービィがくるまほおばりで新世界をかけぬけていくシーンに合わせて流れる。
- WELCOME TO THE NEW WORLD!(Full)
ムービー「エンディング」と「真 エンディング」で流れる、
エンディングテーマ。フルバージョン。
- WELCOME TO THE NEW WORLD!(Bonus Track)
サウンドテストでのみ流れる、歌なしのフルバージョン。
- WELCOME TO THE NEW WORLD!(Japanese)
「コンプリートサウンドトラック」にのみ収録されている、日本語での歌唱のフルバージョン。
主なアレンジ
タイトル画面のBGM。後述のワドルディの町とシームレスに繋がるようになっている。
ワドルディの町のBGM。
The アルティメットカップZクリア後、こうかんワドルディ登場のお知らせと共に流れ出し、以降は「ワドルディの町」と「にぎわいのピースタウン」のどちらかが流れるようになる。
所々で「行こうよアライブルモール」や「新世界をかけぬけて」、「VS.デンジャラスビースト」のフレーズが流れる。
ラスボスとの戦闘曲。「ブリザードブリッヂの戦い」の3段階目のパートとして作られていたフレーズも使われている。
HPが一定以下になると、楽章が進行していくという形式になっており、前半・中盤・後半の3つに分かれている。
体力が6割以下になると中盤へ移行し、4割以下になると後半へ移行する。
体力が6割ほどになっても中盤へ移行せず、ドームほおばりのシーンで移行するようになっている。
そして、後半フレーズは第2形態の後半に流れるようになっている。
「コンプリートサウンドトラック」ではカオス・エフィリス版も収録されており、移行用のフレーズが少し早いタイミングで来るようになっていたり、「この世界も、あの世界も」や「時ドキ残響エターナルツアーアー」、カオス・エフィリス関係の一部のSEも入っていたり…とフェクト・エフィリス版とは異なる構成になっている。
ラスボスとの戦闘曲。本作の「
むてきキャンディー」とのミックスアレンジ。本曲のAメロ序盤のフレーズが繰り返し使われている。
「30周年記念ミュージックフェス」の熊崎氏の話によると、「1ループが5秒程度しかない「無敵」を1分以上の戦闘曲にするという無理難題に近い依頼を
安藤氏に要請したところ、「分かった」と二つ返事で引き受けた」という。
ドリーミー・フォルガのラスボス、
バルフレイナイトとの戦闘曲。『
スターアライズ』での戦闘曲「審判の夢見鳥:バルフレイナイト」とのメドレーアレンジで、民族調なアレンジがなされている。本曲パートは2番サビのアレンジで、サビの繰り返す回数が2回から3回になっている。
「30周年記念ミュージックフェス」の「
騎士達の逆襲フェス」では、
他のナイト達の楽曲と共に演奏され、本曲がトリを飾った。
- スペシャルライブ:グリーンツリーメモリーズ~WELCOME TO THE NEW WORLD!
「30周年記念ミュージックフェス」で、「グリーンツリーメモリーズ」と共に演奏された。NEICHELと、
カービィ役でおなじみの
大本眞基子氏による歌唱。
1番は異世界言語、2番は日本語で歌われた。
追記・修正はハート色の車に乗り込んでからお願いします。
- 「NEICHEL」なる人物を誰が演じているか今でも不明だからモヤモヤする -- 名無しさん (2024-09-16 20:04:37)
- ↑ある場所で明かされているよ 明かされてから1週間経ってないからまだ項目に記述できないけど -- 名無しさん (2024-09-16 20:09:13)
- ディスカバリーもう2年前とかマジ? -- 名無しさん (2024-09-16 20:10:49)
- これ最初はカービィが新世界に来たことを歌ってるように聞こえるけど、話が進むと違う意味がわかるんだよね。 -- 名無しさん (2024-09-16 22:51:02)
- 池上正氏による久々の作曲 シークレット熊崎曰く池上氏が管理職になったから作曲の機会が減ってったとのこと -- 名無しさん (2024-09-17 06:18:55)
- まさかキャンペーンソングとは思わなんだ歌詞通りになれたのかしら? -- 名無しさん (2024-09-17 07:13:23)
- カービィで歌詞ありのOPを導入するのは初だから結構悩まれたと思うが、見事に世界観にマッチしてたわ -- 名無しさん (2024-09-17 08:42:32)
- この曲を架空言語にしたからこそ終盤のアレが刺されるんだよね。プレイヤーにひとつの固定観念を植え付けてからのミスリード -- 名無しさん (2024-09-17 12:44:28)
- 良い曲ではあるのだが「フェクト・エフィリスの処置してから新世界に行ってよ!」という気分にもなる -- 名無しさん (2024-09-18 14:17:03)
最終更新:2025年04月27日 21:18