スーパーカービィハンターズ

登録日:2019/09/13 Fri 22:41:47
更新日:2024/06/08 Sat 23:00:18
所要時間:約 20 分で読めます






スーパーカービィハンターズ』とは、2019年9月5日にNintendo Switchで配信された星のカービィシリーズの作品である。
開発はハル研究所とバンプールの共同。

小説版はこちら


概要

名前の通り「みんなで!カービィハンターズ」シリーズの系譜で、基本無料にゲーム内課金ありの形態をとる。
9月5日、日本時間で朝7時から放送されたNintendo Direct内で初公開され、そのまま放送終了後に即配信が開始した。

内容は『みんなで!カービィハンターズZ』の更なるボリュームアップ版という位置づけで、基本システムやジョブは変わらないが収録されたクエスト数は大幅に増加。
およそ100種類以上ものクエストを楽しむことができる。難易度の幅やボスキャラの種類もかなり増えた。悲願のオンラインプレイにも対応している。
武器・防具やサポートアイテムの種類も追加され、レベル上限の上昇に加えて総数900ものミッションなど、やりこみ要素も文字通りスーパーに進化している。

BGMは新曲こそ幾つかあるが、基本的には過去作の音楽のバーゲンセールとなる。
しかも只の流用*1ではなく大半が新規イントロ追加を行い、原曲の伴奏などの音を大きく変えたリミックスであり、出だしを聞いただけでは新曲かと錯覚するほど変わりようが大きい。
新規に編曲したアレンジでの過去BGM再登場が多い星のカービィシリーズでは珍しい方向性である。


前作と同じプププ王国(キングダム)が舞台だが、特に前作との繋がりは無いのでバンダナワドルディとは初対面の扱いになる。
王国で生物を凶暴化させている異界の魔法使い・アナザーナイトメアを懲らしめるのがストーリーの目的。


配信から程なく行われた『TETRIS 99』とのコラボイベントでは本作仕様のスキンが登場。
BGMに本作から4曲使われており*2、攻撃音や敗北時の効果音もカービィ尽くし。
期間中に対戦で規定ポイントを貯めるとスキンをゲットすることが出来た。イベント終了後もデイリーミッションでポイントを貯めれば入手可能となっている(ただし要求チケット数がかなり多い)。


みなとまち

本作では王国の港町が拠点となる。店主マホロアとバンダナワドルディは『Z』から続投。
ゲームの進行状況に応じて背景の住人が増えていくのも同じ。
住人も何人か追加されており、またタランザの出現のタイミングがかなり早まっている。


クエストボード

本作ではクエストの種類が「ストーリークエスト」「わいわいクエスト」の2種類に大別されている。
ストーリークエストはいつも通りで、基本的にこちらを中心に進めていく。
わいわいクエストは俗にモンハンで言う所の集会所クエスト的な位置づけで、報酬と経験値は多いが敵のステータスも高いという特徴がある(推奨レベルも相応に高い)。
ストーリーの進行度合いに応じてわいわいクエストが少しずつ解禁されていく。
詳しくは後述。


よろずや

新たに「スタンプ」の項目が追加。こちらは主にわいわいクエストで使用する。
たまに古い武具のセールを行っていることも。
また、本ゲームのゲームニュース更新の度にジェムリンゴのプレゼントもある。
装備を全部購入すると店主のマホロアがおなじみの青い服に着替える。



しゅうかく

12時間ごとに再収穫できる、課金で木が成長する点は同じ。
前作に比べ、初期レベルで10個収穫できるようになり、レベルアップによる増加幅も大きくなっている。


amiibo像

あいことばのほこら

こちらも前作と変わらず。


たびびとのかね

3DSと違ってすれちがい通信が無いため、代わりに登場。
鐘を鳴らして旅人を呼ぶことが可能で、オンラインとオフラインの2種類がある。
オンラインはすれちがい通信の時と一緒で、オフラインはランダムで名前と装備を組み合わせた旅人が呼ばれる。オフラインの旅人装備はプレイヤーの進行度に合わせて変わるため、まだ解禁されていない武具でネタバレを食らう心配がない。
オン・オフのどちらを選んだかに関わらず、一度呼ぶと24時間経過するまではジェムリンゴを払わないと使えない。



プロフィール帳

一画面なのでYボタン(携帯モードの場合)から呼び出す形式に変更された。
ゆうしゃミッションや装備・ジョブの確認の他、使用するスタンプのカスタマイズも可能。おためしで使ってみることもできる。


ゆうしゃミッション

前述の通り、本作では900個もの膨大なミッションが用意されており、本作随一のやりこみ要素となっている。
50個達成するごとにレベルキャップが10ずつ開放されるため、ストーリーの攻略はもちろん上位のわいわいクエスト攻略には避けて通れない。
とはいえ武具を一定数購入したり、特定ジョブでクエストクリアを重ねても自然に達成されるためそれほど苦にならないだろう。


そうび

武具の追加に伴い、レア度が1~15までに広がった。
同じレア度帯にもう一つ装備が存在するケースが増えたため、性能アップのボーナスが働く条件は「同じ名前の装備をセットで組み合わせる」に変更された。
『Z』から続投の装備の他、色違いバージョンも存在しており、名前が中二心くすぐられる特徴的な金属製の「アビスメタル」シリーズをはじめとした新規装備もある。
残念ながら前作の連動要素でもらえたスージー装備は無い。Switchの仕様を使ってせめてハイネス装備とか三魔官装備とか欲しかったが、不平等が発生するので仕方がないか。

本作ではZ強化に加え、更に上位の『SZ(スーパーゼット)強化』が存在する。
かなりストーリーを進めないとSZ強化は解禁されず、コストも馬鹿にならないが、その分Z強化をも超える最高級の性能に引き上げられる。
本作を極めるにはこのSZ強化の利用も必要不可欠である。

体力満タンの状態だと「げんきアタック」が発動するように。
発動中は攻撃力がちょっと上がる。これによりドクターの重要性が高まった。


スタンプ

その名の通りスタンプ。
主にマルチプレイでのコミュニケーションに利用する。
初期から持っているスタンプの他、よろずやで他のスタンプも購入できる。
カービィ達メインキャラだけでなく、一部の歴代キャラや『星のカービィ スターアライズ』に登場した三魔官ハイネスのスタンプも並んでいて地味に豪華。
ちゃっかりネタ方面も完備している。
なお、1人プレイでもスタンプを使う事は出来るので、ゆうしゃミッションは問題なくコンプリート出来るぼっちに優しい仕様。


アイテム

ジェムリンゴ

前作と同じ、カービィ達にとってなくてはならない先立つもの。
初回購入に限りお安く課金できるのも一緒。

本作ではクエスト・ミッションの増加に伴い、必然的にジェムリンゴの獲得機会も増えたので無課金プレイでも頑張ればなんとかなる。
課金した場合、最高レベルまで成長した木からは一度になんと2000個も収穫できる。そうびの数や強化段階が増えて消費量が上がったとはいえ、前作の上限が450個だったことを考えるとインフレしまくっている。
更にミッションの中にも「ジェムリンゴを集める・消費する」ものが設けられており、それぞれで10000個分を達成するとレアなカケラ150個が手に入るという事実上の課金特典まである。おかげで装備の購入・強化には困らない。代わりに普通のカケラが枯渇するのはお約束。amiiboや鐘を積極的に使おう。
ちなみに前作ではツリーが最高まで育つと買えなくなったが、今回は無限に購入可能。
ただし、前述の通り手に入る個数が増えているので、よっぽどお布施をしたいというのでなければ必要性はあまりない。

カケラ

ほのお、みず、ひかり、そしてレアなカケラの4種が存在するのは同じ。
レアなカケラは対応する書物の購入で出現率を上げられる。


サポートアイテム

「〇〇のクスリ」系や「けいけんち玉」、「〇〇の書」が続投。
けいけんち玉は効果時間と増加量が減ったぶん低価格の「ミニけいけんち玉」が登場した。けいけんち玉はちょっと値が張るから…と尻込みするプレイヤーも安心。
書物系はかなり種類が増え、旅人のおみやげを増やす、各ジョブの基本ステータスを強化するものなど多岐にわたる。
特にジョブ系の書物は最終巻まで買うのと買わないのとでは総合火力が大きく違う。


クエスト

ストーリークエスト

要するに『Z』と同じ。
相変わらず一部のクエスト解放にジェムリンゴを使うが、終盤でも前作のようにぶっ飛んだ数は要求されず2桁止まりである。これはわいわいクエストでも同様。
基本(NPC込みの)ソロクエストだが、おそすわけプレイには対応している。


わいわいクエスト

マルチプレイが可能なクエスト。
オンラインでマッチングしたり、フレンドと一緒に遊べたりする。もちろんローカルプレイにも対応。
全体的にマルチプレイ前提のバランスなので、敵がストーリークエストよりも一回り強い(推奨レベルを見るとよくわかる)。
ミッションの数もストーリークエストより多く、1クエストに対して8個も用意されている。


ボリュームアップに伴い、難易度ランクの上限も更に追加。
前作では「鬼」ランクが実質的な最高難易度*3だったが、そこから更に「神」「超」と上がっていく。

特に「超」ランクは基本的にストーリークリア後、かつわいわいクエスト中心で開放されるランクであり、ラスボスを倒して調子に乗ったプレイヤーを容易にねじ伏せるほど敵が強くなる。モンハンで言う上位からG級のようなもの。
この辺りでSZ装備の必要性を痛感することだろう。

余談になるが「神」の英名は「Toughest」であり、これは前作のラスボス専用ランク「極鬼」の英名と同じである。

主なボス紹介

『Z』から続投した連中はHDモデル化したことくらいしか変更点が無いため、特筆すべき点が無い限り省略。
本作ではシリーズ全体を通しても初となる、特定属性を帯びた亜種のボスが登場する。
原種から攻撃が少し変わっており、油断してるとおもわぬ苦戦をする事になる。



続投した通常ボス



追加された通常ボス

  • グラン・ヤリワドルディ
遂に槍を持ったグラン・ワドルディ。
ジャンプ以外にろくな攻撃技を持たなかった普通のグラン・ワドルディと違い、槍を投げたり(飛距離は短い)、槍を構えて突いたりと確実に強くなっている。
だが所詮はでかいザコ敵なのでレベルの上がったカービィ相手に瞬殺される。よわいぞグランヤリワドルディ

グラン・ワドルディに代わりまさかのゲーム最初のボスとして登場。
そのため、この時点では技が突進と角で斬りつける2種類しかない。
ただ、無駄行動だらけでボスとしてみるにも怪しかったグラン・ワドルディと比べたら、離れるだけではかわせない突進の存在など、最初の練習台にはうってつけの強さと言える。
以降のクエストでは従来通りの行動パターンが復活し、高ランクになるほどキビキビ動く。

基本的に『星のカービィ トリプルデラックス』登場時とあまり変わらず。
ポイズンボロス……ではなく何故かアイスドラゴン、エレキドラゴン(後述)とチームを組んだクエストも存在する。この組み合わせだとロボプラで示唆されたファイアドラゴン(仮)のポジション奪ってるとしか言いようがない。

  • ブレイズエッジ
炎属性のギガントエッジ。本作のイメージイラストにも描かれているアイツ。
見た目は赤い鎧に頭の角などの装飾が攻撃的になっており、炎の力を操る。
剣を力強く叩きつけることで、火柱を発生させる、地面を燃やすことが出来るようになった。
ゲーム上では初めて戦う属性ボスであり、上記のように従来のギガントエッジと違う点が多いので油断しないこと。
ちなみに頭頂部の角はモヒカンになっている。恐らく鎧が赤く、角も多くなったため『すいこみ大作戦』のマッシャー師団長と酷似している事から差別化の為にモヒカンにしたのだと思われる。

  • フロストザンキブル
氷属性のザンキブル。
鎧が青くなり、頭のブーメランが氷になっている。
ブーメランが地面に当たると氷のトゲを生やし、一定時間残留する。
また、ブーメラン片手に大回転する技では終わり際に氷の輪を形成し、不用意に近づくとダメージを受ける。

  • Mr.スイミィ
水属性のMr.フロスティ。
縞模様な海パンにゴーグルを装着した水遊びスタイル。
氷の代わりに水の塊を投げつけ、体当たりで転んだ時やジャンププレスを仕掛けた時に水飛沫が飛び散り、攻撃範囲が広くなっている。こちこちスプリンクラーのモーションでは外周からグルグル回る場合、中央に陣取ると水の塊を撒き散らすので注意。
更に大きな水の塊を飲み込むと、直線状に太い水ブレスを吐き出すという意表を突いた技も使う。
実は配信前から、その存在は公式Twitterのデデデが敵キャラを紹介するコーナーで示唆されていた。*4

  • スパークボンカース
雷属性のボンカース。
頭に角が生え、ハンマーも刺々しくなった。
鬼殺し火炎ハンマーやジャイアントスイングのモーションで終わり際に残留する電撃を残すほか、ぐりぐりハンマーではジャンプした直後に急降下して雷を起こす。
特に残留する電撃が厄介であり、範囲が縦に長いので割と食らいやすい。
スタアラではやや微妙な性能だったバリッカハンマーがここまで化けるとは、と思ったやり込み勢もいたことだろう。

  • エレキドラゴン
雷属性のアイスドラゴン。ややこしい。
背びれが雷の形状になり、お腹にも黄色の模様が浮かんでいる。
ただ単に氷を雷に置き換えただけでなく、やはり攻撃自体の性質も変わっているので別物に近い。
アイスドラゴンには無い技として、力を溜めた後に全身から放電するというものがある。範囲は狭いが高難易度になると前進もしてくる。

  • ヴェノムクラッコ
赤紫色の毒々しいクラッコ。実はアナザークラッコの没デザイン。
瞳も横に向いた猫目のような不気味な形をしており、なんだかちょっと怖い。
クラッコ(『Z』準拠の内容)の行動パターンに加え、体当たりに往復パターンが増え、落とすガラクタが毒を纏い、画面奥からの突撃では足場全体に毒ガスの波が広がる。
戦闘後半ではやけに画面奥へ移動してからの攻撃頻度が多くなるため、一部では「ヴォルゲロムの再来」だとか言われてしまっている


特別なボス

次元の マントで 夜空を かけて
ふしくれた 両手から はげしい 魔術を 放つ!
異世界の 魔法使いの 本気を 見よ!

本作の黒幕。CVはまさかのアニメ版準拠という豪華さ。
異世界より現れた悪の魔法使いで、ナイトメアと違って悪夢の化身ではない。
ストーリー上ではかなり序盤からしれんクエストの一つで登場し、以降も彼の後を追ってストーリーが展開される。

攻撃技は戦う時期(ランク)によって異なり、初戦では『夢の泉』準拠+α、二戦目からは『空中探検隊EOS』の隕石落としを除く技+巨大竜巻と化す新技スターダスト・サイクロンが追加される。
マントの開閉に関わらず常時ダメージが通る仕様だが、原作のナイトメアと比べて攻撃が激しく、重要キャラだけあって後半になるほど並の装備では簡単に倒せない。

天空に登場。
HDモデルでは初登場となり、原作では無かった*5牙がびっしりと生えてドラゴンらしくなった。可愛げがないとみるかどうかは人次第
EXの方は表向きのラスボスポジションではなくなり、単なる終盤のボスという位置づけに変更された。
ちなみにわいわいクエストだと通常のランディアが強化版の挙動を取るようになる。

  • タランザ
天空に登場。
前作では黒幕だったが、今回は無関係。
……が、マントを着ていたのがアダとなり、アナザーナイトメアと間違えたカービィハンターズに流れでボコられるという不遇な目に遭ってしまった。
特に何も言及されないことから、本作は前作とはパラレルワールドの可能性がある。

  • アナザースージー
異世界からの侵略者。
前作ではクリア後の裏ボス的なポジションだったが、今回は終盤で普通に登場する。
そのためか攻撃技のバリエーションがちょっぴり弱体化した。




追記・修正は無課金で勇者クエストをクリアして、装備を全てSZ強化した人がお願いします。
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最終更新:2024年06月08日 23:00

*1 全く流用が無いという訳ではなく、『Z』初出でもある「強大なボスとの決戦」が原曲ママで使われている。

*2 割り当て先は通常、残り50人、残り10人、敗北の4つ。

*3 極鬼ランクはラスボス専用のランクに等しいため除外。

*4 たまには水着を着用したらどうだ?というデデデのコメント

*5 厳密には見えなかった