ペイター(ACVI)

登録日:2024/10/11 Fri 23:54:52
更新日:2025/04/13 Sun 00:21:23
所要時間:約 12 分で読めます






ブリーフィングは以上です
よろしくお願いします


ペイター(Pater)とは『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の登場人物。



プロフィール


所属:アーキバスグループ強化人間部隊「ヴェスパー」
肩書:ヴェスパー第8隊長・V.Ⅷ
搭乗機:AC「デュアルネイチャー」
アリーナランク:16/C

CV:下川凉

  • アリーナテキスト
アーキバスグループ強化人間部隊ヴェスパーの第8隊長

第10世代であるペイターは現行最新の強化人間であり
コーラル代替技術の成熟によって極めて人格が安定している

彼が時折見せる無自覚な無遠慮や共感性の希薄さは恐らく強化手術とは一切関係なく
本人の生まれ持った性質と見なせるだろう

人物

アーキバスが擁するヴェスパー部隊の第8隊長 V.Ⅷ。
部隊内では621を始めとした傭兵起用担当としてアーキバス系列企業のミッションにおけるブリーフィングを担当している他、
あるミッションでは第5隊長ホーキンスと共にミッションに臨むなど、上位隊長の補佐役等も担っているようだ。

作中時系列における最新の第10世代強化人間とのことで、成熟した技術のおかげで後遺症などは殆どないらしく、
ブリーフィングにおける口調はやや事務的な感じはするものの、基本的には物腰丁寧で礼儀正しい好青年といったイメージを抱かせる。
また、とあるミッション後には621に入れ込んでいるラスティからのメッセージを伝えるために彼の口調をモノマネするなど、茶目っ気を見せたりもする。

…そしてそんな感じで至ってクセの少ない、ACシリーズには逆に珍しい真面目キャラなだけに、
プロフィールに記載された「無自覚な無遠慮や共感性の希薄さ」という不吉な一文がより際立つことだろうが、
これについては作中後半から終盤のミッションにおいて明かされることになり、
その際に見せたインパクトから、プレイヤー間ではACシリーズでも屈指のキワモノキャラの1人としても目されている。

アリーナでのランクはヴェスパーの末席ながら16位とほぼ中堅であり、
上位ナンバーのスウィンバーン、メーテルリンク、ホーキンスなどを上回っている。
これも最新技術の強化人間手術を受け、若くして功績を挙げている賜物といったところだろうか?

作中での動向

各ミッションブリーフィング


独立傭兵各位
これは当社系列企業、シュナイダーからの依頼です

ゲーム序盤からアーキバスグループのミッション仲介人として登場。
といってもアーキバス直轄の重要度の高いミッションでは、スネイルやラスティがブリーフィングを行っているため、
彼は主に系列企業であるシュナイダーからのミッション仲介を担当することが殆どである。

チャプター1のミッション「武装採掘艦破壊」クリア後には、ミッションを成功させた621の功績を称えると同時にここで自己紹介。
以降の名前表示も企業名からペイターの個人名へと切り替わる。

チャプター3のミッション「燃料基地襲撃」クリア後では、上述したように621に対するラスティからのメッセージを口調を真似た上で伝えたりもしていた。
同チャプターの「旧宇宙港襲撃」クリア後にはスネイルのモノマネも見られそうだったが、事態が事態だったため「そんなことより」と流されてしまった。

チャプター4

ミッション「ヴェスパー部隊伏撃」


独立傭兵レイヴン
直接やり合うことになるとは…

ペイター自身が初めて直接登場するストーリー後半のミッション。
ルビコン解放戦線の重鎮であるミドル・フラットウェルからの依頼で、アーキバス勢力の戦力を削ぐのに協力することになり、
ヴェスパー第2隊長のスネイルの名前を騙った偽の呼び出しで同じヴェスパーのホーキンスとペイターの2名をおびき寄せ、彼らを伏撃することになる。

ミッション開始から少しの間はホーキンスとペイターの他愛ない雑談を眺めて楽しむこともできたりするが、
そのまま放置しているとすぐさまホーキンスが違和感に気づき待ち伏せていたこちらに攻撃、フラットウェルと組んでの2対2のAC戦に突入していく。
因みにペイター自身もホーキンスと共にスネイルからの緊急の呼び出しは如何にもありえそうなことと信じ切っていたようで、いっぱい食わされたと感心を見せていたり。

…旧世代型とは思えない強さだ
多くの依頼を遂行してきただけのことはある…!

2対2と数としては対等な状況だが、既に多くのミッションで功績を上げてきたレイヴンこと621を相手にしても油断することなく対処していく。
実際このミッション、ペイターもホーキンスもなかなかの実力者であることに加え、こちらの僚機であるフラットウェルのAC「ツバサ」は軽量フレームでAPが低いうえ耐EN防御がガバガバときているので運が悪いとあっという間に倒れ2対1にという事態も起こりうるため、こちらも相応の覚悟を以て挑む必要がある。
さしあたってはターミナルアーマーを持たず火力が高い方であるホーキンスから速攻していくのが定石か。

それ以上にこのミッションで注目すべき点は本作の対複数AC戦ミッションの例に漏れないセリフパターンの豊富さであり、
「ペイターが先に倒される」「ペイターが落ちた後でホーキンスに自機が撃破される」「ホーキンスとペイターがどっちも残った状態で自機が撃破される」など、多くのパターンが用意されているのだが、
その中でも一番注目されたのがホーキンスが先に倒された場合の各パターンであろう。


チャプター5

ミッション「脱走」

チャプター4のラストミッション「集積コーラル到達」から連続して発生するミッション。
ウォルターの置き土産であるジャンクACを駆って旧技研都市からの脱出を図ることになるのだが、
その際に敵として立ちはだかる周辺を警護していたアーキバスMT部隊の指揮官としてペイターの通信音声が流れてくる。

これだけなら何てことない紹介に留まるのだが、
ペイターは「ヴェスパー部隊伏撃」のミッションをクリアした上でこちらのミッションに進んでも普通に登場するのである。
どうやら機体を撃破されたものの一命は取り留めたらしく、その上で更に上位ナンバーに昇進している。
「ヴェスパー部隊伏撃」でペイターが先に堕ちて621が破れた場合はホーキンスがペイターの死を嘆いているが、この後「おーい、第5隊長殿ー!」みたいな感じで感動の再会を果たしたのかもしれない

しかも上記ミッションを受けたか受けないかによって、ペイターの昇進番号とセリフの内容、語調が変化するという芸コマっぷりである。

「ヴェスパー部隊伏撃を受けなかった場合」

こちらV.VIペイター
警備部隊各員に通達します
再教育中の独立傭兵
レイヴンが脱走したとの報告が入りました
技研都市周辺に潜伏している可能性があります
各員は警戒を厳としてください

V.VIペイターより通達!
スネイル閣下よりご指示を頂きました
抵抗が激しい場合は殺害も許容されるとのこと
撃破は必達です、各員奮闘を!

上記ミッションをスルーした場合、ホーキンスは存命なものの、
「集積コーラル到達ミッション」で621に撃破された第6隊長メーテルリンクの後釜としてちゃっかり昇格している。
こちらのパターンではブリーフィングでの言動とほぼ同じで、いつもの敬語口調で語調も落ち着いている。
逆を返せば同じ上官なのにホーキンスほど悲しんでもらえないメーテルリンクが更に不憫に思えてしまう。

「ヴェスパー部隊伏撃を受けた場合」

こちらV.Vペイター
警備部隊各員に通達する!
再教育中の独立傭兵…
あのレイヴンが脱走したとの報告が入った
…以下はスネイル閣下より直々のご下命だ
発見次第拘束し…
今度は「ファクトリー」に収監せよ!

V.Vペイターより通達!
中位隊長の権限において追加の指示を出す
ファクトリー収監は努力目標とする
抵抗が激しい場合は殺害しても構わん
独立傭兵レイヴンを排除せよ!

一方、伏撃ミッションを通過している場合はこちらのセリフパターンとなる。
周辺警戒とスネイルからの通達をいつもの敬語口調で事務的に伝えていたのとは打って変わり、
敬語をかなぐり捨て語調も荒く、最終的には自己権限で殺害許可まで出してくるという念の入りよう。
ここでのキレっぷりを見るに自身が死にかけたのもそうだが、尊敬するホーキンスを目の前で殺された怒りと恨みはやはり本物のようで、
上官の敵討ちに燃えているのも間違いないため、こういった点がペイターの二面性及び異常性をより強調しているといえる。
ところでV.IVもアーキバス側では死亡扱いなのにV.Vのままなのはどういうことなんだろうか

結局どうあれ最終的には途中で助太刀に来たシンダー・カーラの手引きにより、621はまんまと逃げ果せる。
以降のミッションでペイターの再登場は無いため明確にどうなったかは不明であるが、
どちらのルートを進んだとしてもアーキバスには甚大な被害が出ているため、彼も無事では済まなかったことだろう。
「ルビコンの開放者」ルートでは(オキーフがどうなっているかにもよるが)スネイルが死亡するためV.Ⅱに昇進した可能性もあるが


搭乗機体


AC デュアルネイチャー


画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 アセンブリ
© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売

  • 機体構成
部位 パーツ名 製造元
頭部 VE-44B アーキバス先進開発局
コア NACHTREIHER/40E シュナイダー
腕部 VP-46D アーキバス
脚部 KASUAR/42Z シュナイダー
右手武器 HI-16:GU-Q1 タキガワ・ハーモニクス
左手武器 HI-32:BU/TT-A
右肩武器 KRANICH/60Z シュナイダー
左肩武器 VP-61PB アーキバス
ブースター ALULA/21E シュナイダー
FCS FCS-G2/P05 ファーロン
ジェネレータ VP-20D アーキバス
コア拡張 ターミナルアーマー

エンブレムは「胎盤に繋がれた背中合わせの双子の胎児」。
本来、胎児はへその緒で母体と繋がっているはずだが、このエンブレムではへその緒にあたるはずの管が両方の胎児の背中に繋がっている意匠になっており、人によってはグロテスクとも取れる言いしれない不気味さが漂う。
Dual Nature(二面性)」といういかにもこの男らしい機体名だが、実は自覚があるのだろうか。
アーキバスグループ企業の各パーツを組み合わせた混成フレームで、
頭部が先進開発局のアンテナ頭、コアがシュナイダーのナハトライアー、腕がアーキバス製の軽量腕部、脚部がシュナイダーの逆脚「KASUAR」
アンテナ頭に前傾姿勢気味のナハトライアーコアと逆脚という見た目からしてかなり独特の機体。
全般的に見て軽量パーツが多い上に、シュナイダーのQB連発重視型のブースターも採用しているためパーツの重量を打ち消して機動力を重視する構成となっている。

武装はパルスガンにパルスキャノン、左腕のパルスブレードと見事にパルス系で統一されており、
更に左肩にはパルスバックラーを積んで低めの防御力を底上げしている。
全体的に負荷が高めのパーツが多いものの、ジェネレーターに大容量・大出力型のVP-20Dを用いることでカバー。
重量こそ莫大なものの息の長さには定評がある。
意外に厄介なのがターミナルアーマーで、存在を忘れているとトドメを刺したつもりでも粘られてしまうなどペースを乱されがち。わかっていればどうということもないためしっかり意識しておくと良い。

ブースターの近接推力やジェネレーターのEN武器適性は並程度なものの、
逆脚の機動性を活かしてパルス弾丸をばらまきつつブレードで切り裂いてくるため、翻弄されないように注意しよう。
特にVer.1.07のアップデートによりVP-46D腕部の近接武器適性が芭蕉に次ぐ高値に強化されたため、パルスブレードの一撃は何としても避けたい所。

弱点は飛び道具がパルスガン系統のみなので、自力でスタッガーを取る性能が低いところだろうか。
フロム脳じみた考察だが、おそらくは相方のリコンフィグに固めを任せ、足を止めた相手へデュアルネイチャーが追撃を仕掛けて大ダメージを叩き出すというコンセプトに思える。





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最終更新:2025年04月13日 00:21