登録日:2024/12/20 (金) 19:34:40
更新日:2025/02/16 Sun 20:08:24
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スロットルボットとは『
トランスフォーマー』シリーズに登場するサイバトロンの1部隊であり、全員がスーパーカーにトランスフォームする。
『
ザ・リバース』の吹き替え版では、「スロットロボット」という名称だった。
【概要】
ミニボットと同じく小柄な体格を持つ戦士たちで、機動性に優れる。
アニメ登場2か月前に発売されたテレビマガジン1987年5月号の記事では、「
プレダキングに対する新戦力」と紹介されており、「プレダキングは物凄いパワーを誇る代わり、体が重く頭の働きが鈍いため、
ロディマスコンボイはスロットルボットのすばしっこい動きと小さな体によるスピード攻撃戦法でプレダキングを困らせた」と説明されていた。
「トランスフォーマーコレクション」のファイルカードでは、「ミニボットの次期モデル」とも紹介されていた。
【主な活躍】
……さて、肝心のアニメでの初登場は、『
2010』第29話「コンボイの復活 パート1」(ゴールドバグのみ、第30話(最終回)「コンボイの復活 パート2」から登場)であり、続編の『ザ・リバース』並びに『
ザ☆ヘッドマスターズ』にも引き続き登場するが、その活躍ぶりはというと…
『2010』第29話「コンボイの復活 パート1」
シリコンバレー研究所から宇宙ペストの媒介元として利用されてしまっている
コンボイの亡骸を奪還するべく、ロディマスコンボイがアタックチームとして招集、ウルトラマグナスの指揮で研究所へ突入する。
しかし、早々に宇宙ペストの感染者となってしまった。
『2010』第30話「コンボイの復活 パート2」
ただ蘇っただけじゃありません。オイラのこの変わり様を見て下さいよ!
以前のバンブルとは大違い、これからは『ゴールドバグ』と呼んでね!
負傷したバンブルがクインテッサ星人の手でゴールドバグへと進化。
耐熱放射能力を持つ特殊合金を手に入れるために、復活したコンボイ達と共に惑星ジャールへと同行するが、お化けグモに捕まってしまったり、足場が崩れて落下しそうになったほか、自分も宇宙ペストに感染するなど、これといった活躍が無かった。
『ザ☆ヘッドマスターズ』第1話「空から来た四人の戦士」
セイバートロン星で、新兵士・ヘッドマスターを連れて来たデストロンと戦闘。
『ザ☆ヘッドマスターズ』第4話「カセット大作戦」
セイバートロン星にてマッドマシン相手に戦うも手も足も出せず。
それどころか、ワイプの催眠術でワイドロードとロールバーが同士討ち、ルックライトがウィアードウルフに左腕を、ランウェイがスカルに右脚を噛みつかれる始末。
だが、ゴールドバグに上記の台詞で一喝されたことでワイドロードとロールバーは正気に戻り、チェイスはウィアードウルフに体当たりしてルックライトを助け、ワイドロードはランウェイに噛みついていたスカルの尻尾を掴んで応戦し、ロールバーはゴールドバグと共にワイプに反撃した。
『ザ☆ヘッドマスターズ』第6話「悪魔の隕石接近」
ハハハハハ!うすのろデストロンヘッドマスターめ、
俺達が簡単にやられたとでも思っているのかな!
参ったふりしてこの通りよ、
隕石は俺達が片付けちゃうもんね!フハハハハハ!
やられたふりをしてデストロンを欺いて宇宙船へと乗り込み、命令無視してまでメタモルフォーゼ星爆破に向かうも、接近したチェイスとワイドロードが捻じ曲げられる。
『ザ☆ヘッドマスターズ』第34話「最後の地球大決戦(前編)」
クローンボットと共に出撃するも、プレダキングの攻撃であっさり敗北する。
プレダキングに対する新戦力とは一体…。
『ザ・リバース』第1話「ヘッドマスター誕生」
新兵士たちを連れてサイバトロン基地に奇襲を仕掛けてきたデストロンを迎え撃つ。
最初こそ劣勢だったが、ウルトラマグナスの指揮もあってどうにかデストロンを追い返すことができた。
因みに『ザ・リバース』ではこの第1話にしか出ていない。
…以上のようにかませ犬だったり苦戦が多かったりと、そこそこ活躍が多かったミニボットに比べると、どうも今一つパッとしない活躍が目立ってしまっている。
一応漫画作品だとラットバットを撃退したりしてはいるのだが…。
【メンバー】
情報指揮官ゴールドバグ
「潰される前にやって来たぜ!」
CV:塩屋翼(『2010』)、小林通孝(『ザ☆ヘッドマスターズ』)、柳沢栄治(『ザ・リバース』)
フォルクスワーゲンに変形する、スロットルボットのリーダー。
バンブルがクインテッサ星人の手で強化改造され、同時に改名した。
玩具名称は「ゴールドバック」。
詳細は
バンブルの項目で。
輸送員ワイドロード
「かかって来い!」
CV:平野正人(『ザ☆ヘッドマスターズ』)、石井隆夫(『ザ・リバース』)
ダンプトラックに変形する。
見た目によらず綺麗好きな性格をしており、自由時間中はワックスがけに余念がないほど。
腕部とタイヤにはセンサーが搭載されている…らしいが、作中では特に活かされなかった。
自尊心が強い上に考えが浅く、前述したように『ザ☆ヘッドマスターズ』第6話では、メタモルフォーゼ星への潜入前に戻ってくるように命令されても「ほっとけほっとけ。上手くいけば、俺達がヒーローになれる!」と無視し、チェイスと共に接近するも体を捻じ曲げられてしまった。
『2010』第29話では宇宙ペストに感染した他、『ザ・リバース』第1話ではレーザーガン片手にデストロンに果敢に挑むも、エイプフェイスに投げ飛ばされてしまう。
デストロン側のキャラが多いダンプトラックに変形するTFの中で、数少ないサイバトロン側のキャラである。
監視員ルックライト
「ああそうだ、そりゃでっかくてメタルで出来たワル共だよ」
CV:佐藤正治(『ザ☆ヘッドマスターズ』)、広瀬正志(『ザ・リバース』)
フォードRS2000に変形する。海外名は「サーチライト(Searchlight)」。
生真面目だが、孤独を好む物静かな性格。また、好奇心旺盛で夜間活動が得意。『トランスフォーマーひみつ手帳パート4』によれば「ねこがすき」。
ビークルモードのヘッドライトには、立体デジタルビデオカメラを始めとする多彩な機能が備わっている…らしいが、作中では(ry。
『2010』第29話では宇宙ペストに感染し、『ザ・リバース』第1話では
テックボットのノーズコンと共にスカルクランチャー(スカルの海外名)に立ち向かいつつも、
「一体何だってあんなに暴れまわるんだ、誰か教えてくれよぉ!」とボヤいていた。
探査員チェイス
「俺達をスクラップにしたがってる奴らさ」
CV:西村知道(『ザ☆ヘッドマスターズ』)
フェラーリ・テスタロッサに変形する。
自慢屋でせっかちな性格だが、高い偵察能力を持つ。『トランスフォーマーひみつ手帳パート4』によれば「スロットルボット一の人気者」らしい。ウィンカー部分からは光線を放つことも可能。
『2010』第29話では宇宙ペストに感染し、さらに前述したように、『ザ☆ヘッドマスターズ』第6話では命令を無視してメタモルフォーゼ星に接近した結果、体を捻じ曲げられた。
追跡員ロールバー
「それぐらい知ってるよ。でも一体何が狙いなのかなぁ?」
CV:安井邦彦(『ザ・リバース』)
ジープCR-1に変形する。
一か八かの賭けを好む感情的な性格。『トランスフォーマーひみつ手帳パート4』によれば「いつも命がけでたたかう」らしい。
ビークルモードでは機敏性に優れ、化学センサー、放射線探知器、音声・映像記録装置も備わっている…らしいが、作(ry。
彼のみ『2010』には未登場だった。
破壊員ランウェイ
「何てこったい、こっちが戻る羽目になっちまったよ!」
CV:
大塚芳忠(『ザ☆ヘッドマスターズ』)、高瀬右光(『ザ・リバース』)
シボレー・コルベットC4に変形する、妨害工作の専門家。海外名は「フリーウェイ(Freeway)」。
スロットルボット一のコメディアンであり、人を揶揄うのは得意だが、自分が揶揄われることを嫌がる。
ボンネットには銃が2丁備わっている。
『2010』第29話では、登場してすぐワイドロードが重なってビークルモードを見せれず仕舞いだったうえに宇宙ペストに感染し、『ザ・リバース』第1話では
「デストロンめ、さっさと帰れ!」と啖呵を切ってスナップドラゴンに挑むも、逆にサイバトロン基地の壁へと激突させられ、上記の台詞を言い残している。
【玩具】
放送当時の玩具は、1987年にアニメ登場に先行して発売された。
チョロQのようなプルバック走行ギミックが搭載されており、後ろに引けば走行することが可能。その事から放送当時は『走るトランスフォーマー』の売り文句が付いていた。
ロボットモードでも同様に走らせることができるが、このギミックの反動で、肝心のロボットモードはメンバー全員両腕が短い一枚の板な上に短足とプロポーションがあまり良くなく、その上可動箇所が一切ない。
同じプルバック走行ギミックが備わっていたバトルチャージャーと異なり、こちらは自動変形はしない。
「ハハハハハ! うすのろWiki籠りめ、俺達の記事が作られないと思っているのかな!」
「アク禁されたふりしてこの通りよ。追記修正されて、優良記事になっちゃうもんね! フハハハハハ!」
最終更新:2025年02月16日 20:08