登録日:2010/11/06 Sat 22:02:23
更新日:2025/02/27 Thu 21:35:19
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『
トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクターであり、本シリーズの看板的存在。
トランスフォーマーは基本的に
群像劇のため主人公ではないが、主役級キャラであることには間違いなく、出番も活躍もシリーズ中随一である。
海外名はオプティマスプライム。実写版以降は
日本でもそう呼ばれることが多い。
TFワールドにコンボイの名を持つキャラは複数いるが、ここではいわゆる第一世代……Genelation-1シリーズ(以下「G1」)に登場する初代コンボイについて解説する。
◆G1でのコンボイ
正義の味方
サイバトロンの総司令官であり、大型トレーラー『フレイトライナーCOE』にトランスフォームする。
本名を
「オライオン・パックス」といい、昔はエネルギー集積所で働くごく普通の青年だった。
この頃はまだデストロンができたばかりであったためあまり詳しいことは知らず、むしろメガトロンに対して敬意にも近い感情すら抱いていた。
しかし、デストロンの襲撃により彼女のエイリアルや親友のダイオンと共に瀕死の重症を負ってしまう。
そして長老アルファートリン(後にプライム世界「Uniend」のアルファトライオンは
「最初の13人」の一員とされた)にコンボイとして改造され、一命をとりとめた。
一戦士としての能力は間違いなくトップクラスであり、彼が前線に出れば味方は一気に勇気付けられ、敵は畏怖するという。
また組織運営面での能力も一級品。特に人事のセンスは天才的の一言であり、グリムロックをダイノボットのリーダーに、シルバーボルトをエアーボットのリーダーに任命したのも彼である。
メガトロンとスタスクのコントが有名すぎてあまり話題にはならないが、コンボイも裏切りや命令違反には原則かなり寛容である。
- デストロンに懐柔されコンボイを破壊しようとしたダイノボットを許した他、隕石の爆発に巻き込まれかけた時は身を挺して救う
- 計画の杜撰さを指摘して認可しなかったソーラータワー計画を強行したグラップルとホイスト、一度はサイバトロンを裏切り、新兵器ネガベイターを強奪してサイバトロンを窮地に陥れたアラートのことを必要以上には咎めない
- 仲間を含めて自分を危機に陥れた人間のバーガーに贖罪の方法を聞かれた際、あくまで人間の法に則らせる
など、しっかり釘は刺すがネチネチと言うことはないため器も広く、そしてかなりの仲間思いである。
その人柄から部下や地球人からの信頼も厚く、地球人に至ってはコンボイを讃えるモニュメントを作ったくらいである。
地球の文化にも興味を持ち、特にバスケに関してはやたらとノリノリで、レイアップシュートをレイカップシュートと言い間違えたり、
司令室にいながらボールで遊んでいた程であった。
一方で地球を間借りしている立場ということを理解してか、地球が危機に陥った場合、
苦渋の決断として事件解決を優先した判断を取る=部下の安全を時には省みない時もある。
「もういい!もうたくさんだ!ダイノボットを破壊する!」という台詞がネタにされるが、これもひとえに仲間を助けるためにほかならない。
ただし、たとえ人間が相手でも仲間を傷つけるものには一切容赦をせず(主にチャムリー卿)、かなり怒ったところを見せており、コンボイには珍しく直接的に近い制裁を加えている。
また、基本的に地球の生物という種の滅亡レベルの危機にある場合は、現地に急ぐための理由から時には自然等を破壊することを厭わない。
この点はよく水力発電などのエコエネルギーからエネルギーを発生させようとするメガトロンと比較されるが、コンボイは基本的に無駄な破壊は行わないし、
そもそも先にあげた例は地球滅亡レベルの危機における話が主であり、はっきり言ってそんなこと言ってる場合ではないのである。
指揮官らしく作戦立案能力もあり、彼を代表するセリフである「
私にいい考えがある」は盛大な失敗
フラグとして
TFを知らない人にも割と知られているが、それは大きな誤りで、実は最初の1回を除いて全て成功している。
いかんせんメガトロンも中々の策士なので作戦失敗自体は少なくなかったが、逆にコンボイの方がメガトロンの裏をかいて勝利をもぎ取ることも多い。
身体を
ビルドロンのグレンにバラバラにされて頭だけになったり、6話に至っては明らかに死にそうな目に遭ったのに助かっている。具体的には…
- 壊れた大型コンピューターに覆い被さり爆発に巻き込まれた後
- ここぞとばかりにデストロンの集中砲火を喰らい
- 本人もダメだと漏らすほど大量のエネルギーを失い
- 敵味方からもう助からないと匙を投げられ
- 修理の最中にダメ押しの追撃で胸の中枢部を撃ち抜かれて
- 「ほあああぁぁぁぁぁ!!!」という悲鳴と共に画面一杯に爆炎を噴き上げていた
これだけやられたのに次の場面では生きていた。しかも、原型をしっかり留めた状態で(一応、重要なパーツも破損していて本当に死にそうになった)。
この司令官、すごく頑丈である。
武器は愛用のレーザーライフル「コンボイガン」と出番が一度しかない「エナジーアックス」(むしろ後発作や近年の玩具などの方が出番が多い)。
しかし彼はどちらかというと素手による肉弾戦を好んでいる。
また、メガトロンに向かって目や手から謎の
ビームを出した事もある。
ビークルモード時に牽引しているコンテナは「コンバットデッキ」と呼ばれる前線基地で、中には対空砲やクレーン、自律小型車のローラーなどを格納。
コンボイが変形する際に発信する信号に反応して基地から瞬時にワープしてくる。
ちなみにコンボイ本体、ローラー、コンテナの三つで「コンボイ」という存在が構成されており感覚を共有しているので、受けたダメージも共有されるという中々大変な設定もある。
彼の最大の特徴として崖から落ちる事がある。
これは本編の映像を切り貼りした初代日本語版OPにてサビの部分で落ちるシーンを二回連続で流されたため視聴者の印象に残ったものと思われる。実際よく落ちてるが。
それが原因なのか、コンボイに瓜二つなことで知られる『超神マスターフォース』のジンライも登場直後に2話連続、計3回に渡って崖から落ちる羽目になった
そしてよく叫ぶ。
ちなみに「私にいい考えがある」や崖から落ちた時の「ほあああああ!」という叫びは公式でもネタにされている。
近年では2013年の『ビークール』のジオラマ劇場や『クレオ』のWebカラーコミック等々。
コンボイが公式からも愛されるキャラクターである証拠と言えよう。
【劇中の活躍】
エネルギー資源を求め、軍を率いて宇宙探索に出るもののデストロンに感付かれ、追撃戦の末に地球の引力に引きずられ落下。
400万年後の1985年まで機能停止する事になる。
復活後は
人類と協力し、
地球の資源を狙う
メガトロン率いるデストロン軍団と対決。チャムリー卿(正確には彼のせいで発生した米ソの臨戦態勢)やアトランティス帝国など、デストロン以外の脅威にも果敢に挑んでいった。
セイバートロン星がデストロンに占拠された2005年。
デストロンの襲撃を受けた地球のサイバトロンシティを助けるべく参戦し、メガトロンと一騎討ちを行う。
しかし、その時に受けた傷が元で息を引き取る事に……。
クインテッサ星人によりゾンビにされサイバトロン絶滅作戦に利用される。
この時はコンボイの意思により仲間の危機を救ったものの、遺体は行方不明となった。
終盤に宇宙
ペスト散布に利用されるがクインテッサ星人の協力で復活し、マトリクスを使って宇宙ペストを根絶。
見事宇宙の危機を救ったコンボイにガルバトロンは握手を求めるのであった……。
ムービーと2010の間である『トランスフォーマー キスぷれ』のドラマCDやコミックでは、「コンボイ feat.ダッジ・ラム」として一時的に復活している。
その一編『コンボイ×メリッサ』では、玄田哲章氏がおよそ20年の時を経てG1コンボイを再び演じている。
その後、G-2までは日本展開と海外展開とでは大きく異なる。
サイバトロン長官として登場、ベクターシグマの異常を食い止めるために力を解放し再び力尽きる。
なおコンボイ死亡回はよりにもよって同作第3話「夢のダブルコンボイ誕生」。
ダブルコンボイであった時期は5分にも満たずちょくちょくネタにされている。
・リターン・オブ・コンボイ(ザ・バトルスターズ)
ダイアトラス達の尽力によりゾディアックのパワーを受けて「スターコンボイ」として復活。
スーパーメガトロンと死闘を繰り広げる。
『トランスフォーマー ユナイトウォリアーズ』ではヘッドマスターズとリターンの間に一時的に復活していたことになり、合体戦士「コンボイグランドプライム」としても戦う。メンバーはコンボイ、サンストリーカー、リジェ、アイアンハイド、プロールとなっている。
2010ラストから引き続き司令官として活躍。海外名に改められたキャラが多い本作では珍しい国内名のキャラ。
プラズマエネルギー貯蔵庫の
鍵を守る戦いの中でアルファートリン(アルファトライオン)からこの戦いの秘密を聞かされ……
日本版と違い存命したままラストを迎える。
・アクションマスター(海外展開)
新たなエネルギー「ニュークリオン」を手に入れパワーアップしたが変形できなくなってしまう(玩具も非変形になっている)。
変形する新武装「アーマードコンボイ」を使用して戦う。
後述のG-2にて吉岡英嗣氏が描いたセイバートロン連合時代のコンボイは、このアクションマスター版の姿を基にしている。
2001年には「ニュークリオンクエスト・スーパーコンボイ」(黒い成型色の復刻版
ジンライ)が日本トイザらスにて限定発売された。
テックスペックによると、この時代はセイバートロン星がエネルギー問題を抱えており、エネルゴンに替わるエネルギーとしてその名の通りニュークリオンを採取するための姿と設定されている。
しかし、当時はニュークリオン関係が日本版の歴史に存在しておらず、長らくどう扱えばいいのか分からない状態が続いていた。
そして2007年に『キスぷれ』のラジオドラマにて先述の姿を「アクションマスターコンボイ」と解釈したことで、ニュークリオンを手に入れる前の姿としてスーパーコンボイが正式に歴史に組み込まれるようになった。
後述の『メトロ大戦』では、最後のシーンでスーパーコンボイが「諸君、我々はついに、エネルギー問題を解決する次世代のパワーソースを発見した ニュークリオンだ!」と報告している。
・トランスフォーマーG-2
メガトロンと停戦協定を結び「セイバートロン連合」を結成したのだが、ある地球人がデストロン戦士を殺害したことで事態は急変。
怒ったメガトロンは協定を破棄して地球に降り立つ。
「コンボイ・ミサイルトレーラー」となり追うコンボイだったが敗北。
だが、マトリクスにより肉体を再構成され最強の形態「バトルコンボイ」に進化。彼は、宿敵との最後の戦いに赴くのであった……。
この様子は付属コミックにおいて描かれている。
カーロボットのブラックコンボイはバトルコンボイを黒くしたもの。
2006年には完全版として復刻され、同年の『
ビーストウォーズリボーン』にも少し登場。
e-HOBBY SHOP限定として「レーザーウルトラマグナス」が存在する。
「トランスフォーマージェネレーション2013」に掲載された、大嶋優木氏(メトロプレックスの設計を担当)によるカラーコミック『メトロ大戦』は『合体大作戦』(リターン・オブ・コンボイの続編)とG-2の間を描いている。
モニターに映るスーパーコンボイには世界各国の彼の名前が表示されているが、これは大嶋氏が「和製の世界でも各国で呼び方が異なる」と想定したため。
ちなみに後日談の『メトロ大戦2』が「フィギュア王」に掲載された。
なお、合体大作戦の設定は『トランスフォーマー ユナイテッドEX』に使われている。
過去の地球を舞台としているため、劇中では墜落のショックで眠った状態で登場。
千葉トロンこと
ビーストメガトロンに頭を破壊されるが(ラットル曰く
顔面整形手術大失敗)、ムチャゴリラこと
ビーストコンボイ達サイバトロンの尽力により再生する。
直接は登場しないが、千葉トロンがコンボイに化けて
イボンコを欺いた。
また、序盤にも銅像が登場し、サイバトロンとヴィーコンの戦闘で破壊された。
時系列的には『ビーストウォーズ』シリーズはG-2のさらに未来の物語であるがコンボイは存命している。
この頃には別の銀河系へと探検に旅立っているようだ。
【玩具】
・初代コンボイとして
ベースとなった玩具はタカラの『ダイアクロン』シリーズの「バトルコンボイ」。トランスフォーマー初期にラインナップされた。
こちらは「アンコール」などでちょくちょく再版されている。
また、荷台を交換してコンボイの塗装をペプシ風に変えたペプシ仕様や、真っ白になってiPod対応スピーカー付きトレーラーを装備したiPod仕様といった変わり種もある。
多彩なアクションが売りの「
リボルテック」版もあり、可動重視の非変形。
2003年にはトランスフォーマーシリーズの最高峰ブランド「マスターピース」の第1号アイテムとしてVer.1が発売。
ダイキャスト多用やシリンダー連動ギミックの導入などによりリアリティ溢れる玩具に仕上がったが後述する2.0の発売に伴ってか、2011年発売の最終生産版をもって生産終了した。
2006年のclassic版は純粋に出来がいいことに加え久々のG1リメイクということもあり人気が出た。
日本では「
変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」で発売。
他にもリカラー版が多く出ている。
2011年9月にマスターピース版Ver.2.0が発売。
以前よりアニメ版に近いデザインになり、同シリーズのロディマスコンボイと身長差を合わせるためにサイズが一回り小さくなってローラーやコンテナ、スパイクの人形が付属する。
運転席にスパイクを座らせられるなどギミックも進化し、程良い変形難易度や重量感も相まって今でもリカラー商品が複数発売される、ロングラン商品となっている。
「トランスフォーマージェネレーション2011 VOL.2」にはMP版ミニボットドラッグのラフ画が載っている(コスト面で未付属、代わりにローラー)。
2014年にはトランスフォーマーと『
新世紀エヴァンゲリオン』(!?)とのコラボ企画として、マスターピース版のリデコとなる
エヴァ初号機カラーの「コンボイ モードエヴァ」が販売されることになった…
ちなみにコンボイは
セカンドインパクトの事を知ってるご様子…何で知ってるの?
しかも何かに導かれるようにエヴァ初号機をスキャンしたらエヴァサイズに巨大化した。
どうしてこうなった
2010年の『ユナイテッド』ではパンチギミック付きのコンボイ、海外で発売されたゲーム版からのサイバトロン(セイバートロン)星時代のコンボイが発売される。
2019年にマスターピース版Ver.3が発売。前述のVer.2とは異なり、今回はロボット、オルトモード共に完全にアニメの再現に振り切っている。変形パターンもパネルとダミーパーツを思い切って多用した変態変形。
その分変形難易度とパーツ数はアホのように上昇し、お値段なんと税抜き50000円也。しかしその分プレイバリューも充実しており、特に完全にアニメルックな外見と変態変形、そしてリボルテック顔負けの可動の両立はファンを唸らせた。
2019年には「トランスフォーマー シージ」で発売。サイバトロン星にいた姿という設定となっており、現実のトレーラーと大幅に異なるがロボットモードの再現度が高く、評価は高い。
続く2020年の「トランスフォーマー アースライズ」で満を持して地球ビークルでの商品化。本体はボイジャークラスだが、コンテナが付属してリーダークラスとなっている。こちらも評判は上々。
さらに2021年の「トランスフォーマーキングダム」では新設された小型クラス「コアクラス」で発売。小さいながらプロポーションと可動が優れたまたまた傑作だが、日本だとタカラトミーモール限定である…
以上のように、「
ウォーフォーサイバトロントリロジー」3作すべてに登場しているが、いずれも評価が高く、ハズレ無し。さすがは司令官である。
2023年の「レガシー エボリューション」では、キングダムのコアクラスがトレーラーとバンブルビーとのセットで発売された。この商品のトレーラー、コンバットデッキにローラーも付属でバンブルビーを収納可能となかなかにプレイバリューがたかいが、またもやモール限定である…
2024年の「レガシーユナイテッド」ではTF40周年記念商品としてデラックスクラスからG!ユニバース版が登場。初代コンボイの玩具風にアレンジしたものであり小型ながらも充実した可動域を持つ。
そして、同年遂に海外で「スタジオシリーズ86」からコマンダークラスで「ザ・ムービー」準拠のコンボイが登場。
MP3.0を踏襲した変形パターンとなっておりコンテナやローラー、エナジーアックスに手持ち銃、そしてサイバトロンシティの戦いで印象的なトランスフォーム時の炎エフェクトも付属。遊んでいるだけで「The Touch」が流れてくるだろう。
コンボイの玩具としては決定版と言っても過言ではない。
海外で先行登場したが日本でも2025年3月に発売が決定した。価格は16,500円。
2025年の「スタジオシリーズ・ゲーマーズエディション」では日本未発売のゲーム「トランスフォーマー・デバステーション」からデラックスクラスとして登場。
SS86と比べると廉価版のようなチープさになっているが稼働はそこそこ。
元のゲームは終ぞ日本発売されないままだったがこのオプティマスは日本発売が実現している。ゲームも日本発売しろ
この他、ビースト戦士の「コンボバット」(赤い方)はG1コンボイという設定。
・オライオンパックスとして
オライオン・パックスとしての商品は、2005年に日本のe-HOBBY SHOP限定で「オライオンパックス&ダイオン」としてそれぞれ復刻版G1チャー&ウィーリーのリカラー品が出ている。
2013年には海外でIDWコミック版を再現したオライオンが先行発売され、その重塗装版が日本の『トランスフォーマー ジェネレーションズ』でメガトロナスとセット販売になっている。
ある程度は、どの世界におけるコンボイの過去の姿としても違和感がない。
ちなみに、メガトロナスは海外ではメガトロンとして単品発売されており、メガトロナス名義での商品化は史上初となる。
また、2017年にはキャブから変形するオライオンが荷台と合体してオプティマスになるという
パワーマスター版の玩具を思わせる仕様の物が『パワーオブザプライム』で発売されている。
そして2022年には『トランスフォーマー レガシー』の海外限定版として再びカップ(チャー)のリデコで同じくスカージのそれであるアルファートリン、更にはベクターシグマとのセット「ア・ヒーロー・イズ・ボーン」が発売されている。
こちらは両者ともふんだんに新規パーツが投入され初代アニメスタイルをほぼ完璧に再現した逸品である。
・スターコンボイとして
1991年に発売。
トレーラーモードからロボットモード、さらに基地形態のゾーンモードに三段変形。
変形難易度を犠牲にしながらも電動ギミックとマイクロトランスフォーマー達との連動ギミックによりプレイバリューは随一。棒立ちだが足が長くスタイルが良いことも特徴的。
2019年に「ジェネレーションセレクト」シリーズで初リメイク。
マイナーさ故に予算が多く下りなかったのか一部デザインを変えた上での「パワーオブザプライム」シリーズのコンボイのリデコとなった。
しかし元々の玩具のギミックと自身のヒーロー然としたデザインが功を奏し、まさかの
参乗合体シリーズ以来の
勇者ロボ然とした強化合体持ちの司令官としてカムバックする事になった。
2025年には「エイジ・オブ・ザ・プライム」からタイタンクラスで登場。といっても大きさはタイタンクラスの中では歴代最小級。
一方でマイクロマスターホットロッド、マイクロトレーラーなどが付属しプレイバリューの高い商品となっている。
そしてしれっとスターオプティマスがトランスフォーマーの始祖たる「13人のプライム」の1人となったことが玩具設定で明らかとなった。
・バトルコンボイとして
1995年に発売。
それまでのシリーズとは異なり変形、スタイル、そして可動を両立させた良作であり、後にブラックコンボイとしてリカラーされ発売される事になる。
電飾ギミックは展開時期によってあるものとないものが存在するため注意。
2010年に「ユナイテッド」シリーズで初リメイク、そして2016年には「タイタンズリターン」シリーズでヘッドマスターかつトリプルチェンジャーとしてリメイクされた。
どちらもブラックコンボイにリカラーされ、国内に導入された。
2022年には「レガシー」シリーズで「レーザーオプティマスプライム」名義でリメイクされた。「アースライズ」版オプのリデコではあるが新規パーツをふんだんに使っており評価は高い。こちらもブラックコンボイ(スカージ名義)にリカラーされた。
【その他】
津島直人氏により2013年までケロケロエースで連載された『トランスフォーマー オールスパーク』では、オプティマス名義。
デザインは「マスターピース」版を元にしていると思われるが、現代風のイケメンフェイスで耳アンテナが長い。
最終決戦においてエナジーアックスを使い、エナジーメイスを手にするメガトロンに立ち向かった。
なお、この作品は海外名準拠だがサムは「スパイク」となっている。
津島先生は
pixivにおいてオライオンとメガトロナス発売記念に2人に関する漫画を投稿した。
その内容は
11月11日(ポッキーの日)である。
「や…やめろ」「――フフ 余のいちごポッ…」
オチはキミの目で確かめよう!
彼以前にも総司令官は存在するので、彼を初代総司令官だとするのは間違いである。
先述のジェネレーションズでは「ゼータプライム」の名前が出ているが、日本ではおそらく今回が初めて。
IDW版などのアメコミではゼータプライムの他にも「プライム」の名を冠する先代の司令官たちが登場しているが、トランスフォーマーが宇宙を総べると考え宇宙を支配しようとしたが後にネメシスプライムに進化したノヴァプライム、腐敗政治を行いディセプティン誕生のきっかけを作ったセンチネルプライムなど色々と問題のある人物ばかりで、ちなみにまだ議員だったセンチネルに暗殺されたノミナスプライムというまでいる。
ちなみに同じくタカラトミーの2大
TCGである
デュエル・マスターズと
WIXOSSとコラボした事があり、それぞれ《時空の司令 コンボイ・トレーラー/司令官の覚醒者 コンボイ》と《コードアート C・V・Y》としてカード化されている。
…のだが、イラストが前者は
G1玩具の写真、後者は
萌え擬人化とどちらも
公式が病気
状態になっている。
【主な名(迷)台詞】
「私にいい考えがある」
「ほあああああ!」
「オォーッ!」
「(宇宙船の操縦席に座って操縦している副官に対して)どけ!」
「お前は歳を取り過ぎた時代遅れのロボットだ。スクラップが似合うぞ!」
「ランボルは居るか?お前のロケットブースターを貸せ」
「命令DA!」
「(部下に心配されて)大丈夫だと言っているだろうが!!」
「もういい、もうたくさんだ!ダイノボットを破壊する!」
「ああ、見事に調教したな」
「優秀なマシンや人間にも時にはエラーというものがある」
「ではデストロンの仲間割れを、高みの見物としゃれこむとするか」
「チャムリー卿、壁飾りになるのは果たしてどっちかな?」(注:チャムリー卿は人間である)
「たとえ、この身が犠牲になろうともメガトロンを倒すしかない……!」
「お前が死ぬか、私が死ぬかだメガトロン!」
「どけ、ロディマス!邪魔だ!」
「まだだっ!!」
「何も、嘆き悲しむ事はない……直に……直に私はマトリクスと一つになる、からだ……」
「後は頼んだぞ、ロディマスコンボイ!」
「英知の光よ、闇を照らしてくれ!」
「サイバトロン戦士、トランスフォーム!」
みんな下がれ!早く!
コンボイ司令官の項目が爆発するー!
- 作戦に関してはダメダメって言われてるけど全体的に見るとそこまででもないんだよねえ。嫌な言い方になって悪いんだけど、序盤の崖落ちと撃墜を引きずりすぎというか、失敗ばっかみてて成功はろくにみてないというか -- 名無しさん (2016-08-20 17:44:58)
- ↑作戦成功率自体はそんなに低いわけでもないけど私にいい考えが…って言って立案した作戦に限って失敗重ねてる気がする -- 名無しさん (2016-09-08 23:48:27)
- ユナイトウォリアーズでオラクルに「お前は生と死を繰り返しすぎた」とか言われてるのはさすがに草生えた -- 名無しさん (2017-07-28 19:19:46)
- フルネーム和名と英名を合わせて コンボイ・オプティマス・プライムって名前公式でやってくれないかな -- 名無しさん (2017-12-04 15:53:25)
- ↑若干それに近い「コンボイグランドプライム」というコンボイ司令官を中心にした合体戦士が登場してたね -- 名無しさん (2018-06-09 15:31:39)
- この人がおバカになったのはもしかして、千葉トロンに頭ブッ壊されてそれをアホな人達に再生されたせいで頭悪くなったのかも… -- 名無しさん (2019-11-05 21:35:59)
- おい…ボルカニカス編でとうとう人類を裏切りやがった…!! これどう収集付けるんだ? -- 名無しさん (2020-09-26 07:24:46)
- ↑5 実はそんなことはなくて、いい考えで失敗したのは第3話のロケット基地の件だけで他は大体成功してる。ただサイバトロンは他に作戦立案・実行出来るメンバー多いから、それで司令官=脳筋のイメージが付いてしまったのかも知れない -- 名無しさん (2021-05-12 22:30:25)
- タイタンズリターンだとパワーマスターオプティマスが発売されたのを忘れちゃいけないと思う、元々ウルトラマグナスのリデコで国内はジンライにさらにリデコされたけど、マスクオフができる、武器がウルトラマグナスよりも安定して持てる、CWリーダークラスメガトロンと並べられるとこれも傑作玩具 -- 名無しさん (2021-06-11 20:55:42)
- ・Netflix限定のキングダムではいつもの司令官。見方からの重要な情報提供はいつも後回しにしちゃう最強の戦士。しかもブラックコンボイ凄い形で共演する。 -- 名無しさん (2021-08-24 09:18:31)
- まさか二代目喪黒福造に転生するとは。 -- 名無しさん (2021-10-23 04:29:30)
- 2010のほうで「コンボイ司令官にもリーダーの役目に悩み苦しんだ時代があった」とロディマスに誰かが語っていたが、その姿がG1の頃には見いだせないがあれ一周してあんな感じになったのだろうか… -- 名無しさん (2022-01-24 16:32:07)
- ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-07-31 15:54:43)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2022-10-27 21:09:09
- コンボイを無能扱いする奴はだいだいにわかだよな -- (名無しさん) 2023-01-05 05:04:16
- ↑究極的には存在が必要なわけだけれども、ロディマスをみていると器として適合しても適正ではあるかはまた別問題ではあるみたいだし(もっともコンボイ司令官ものりこえたからあのはっちゃ…雄姿があったわけで) -- (名無しさん) 2023-03-03 20:12:19
- やっぱ初代アニメ見れば見る程ムービーであの程度で死んだ理由が分からなくなる。バラバラにされたりとかムービーより悲惨な目に何回もあってるのにピンピンしてるもの -- (名無しさん) 2023-03-03 20:43:07
- ↑すっごく頑丈な物がこんなことで!!という軽い衝撃で壊れたりするあれだよ、あれ…それいったらウルトラマグナスなんてムービーでバラバラにされたのに復活してるしさ、映画補正?? -- (名無しさん) 2023-03-03 20:48:18
- 劇中描写から見たら、自分危険を顧みないで他人のために戦える精神、現地民と仲良くする調和性、部下の立派な発明でも対策が怠っていたら指摘する。その部下が騙されて利用されて捕まってしまったら助けた後で優しくしてちゃんと反省させる。部下のためならばどんな悪人相手でも助けに行く。部下や現地民と仲良くレクリエーションをする。理想の上司はこっちなんだよね -- (名無しさん) 2023-10-18 17:42:47
- たまに「司令官!司令官!?」みたいになるけれども、メガトロンは根底に部下は駒と見なしているし、サイバトロンの一癖ある部下がちゃんとついてきているから司令官適性はある -- (名無しさん) 2023-10-18 18:27:47
- ちょうど今、YouTubeの公式配信で例の爆発してしまう回が見られるぞ! -- (名無しさん) 2024-02-24 08:49:25
- ↑2 メガトロンとは別ベクトルのカリスマ性あるんだよな -- (名無しさん) 2024-04-30 18:05:16
- >崖から落ちた時の「ほあああああ!」という叫び 初出は1stガンダムの32話?中の人が同じスレッガーが登場機に被弾した時全く同じ叫びをあげていた。 -- (名無しさん) 2024-05-12 07:12:52
- 登場機→搭乗機 -- (名無しさん) 2024-05-12 07:13:38
- 何かと風評被害の餌食になりやすい人 -- (名無しさん) 2024-09-07 19:01:08
- このひとの部下になりたいと思える司令官NO.1 -- (名無しさん) 2024-09-30 22:54:54
- 一番見られてるだろう1〜3話が崖落ち、やたら部下に怒鳴る、いい考えが失敗のフルセットだから変な印象がつく -- (名無しさん) 2024-10-09 01:14:25
- 初代55話では「オライオン」としか呼んでいなかったのに、2010から「パックス」が追加されたのは、何か意味があるのだろうか -- (名無しさん) 2024-10-09 21:09:45
- ↑初代の時点で自分で「僕はオライオン・パックス」って名乗ってたような… -- (名無しさん) 2024-10-09 22:22:35
- プライム司令官のかわいさは異常 -- (名無しさん) 2024-10-20 11:57:11
最終更新:2025年02月27日 21:35