賀瑪鈍(ウルトラ忍法帖)

登録日:2024/12/25 (Wed) 19:57:30
更新日:2025/01/13 Mon 23:52:48
所要時間:約 2 分で読めます




賀瑪鈍(ガバドン)とは、漫画『疾風ウルトラ忍法帖』に登場する怪獣である。


概要

(セント)賀瑪鈍(ガバドン)(さい)の巻」(ボンボンKC・復刊ドットコム版・電子書籍版いずれも第1巻に収録)に登場。
モチーフは『初代ウルトラマン』にて初登場し、最近『ウルトラマンブレーザー』で久々にその存在感を発揮した二次元怪獣ガヴァドン

原典のガヴァドンはあくまでも子供の落書きが実体化した存在だったが、賀瑪鈍(ガバドン)野良怪獣=生物
『ウル忍』にはたまに忍獣とは別枠で巨大怪獣が出てくることがある*1が、その走りとなった存在である。


朧党は賀瑪鈍(ガバドン)を自分たちの戦力に加えようと復活を目論み、封印を解くのに必要な生け贄をウル忍に定め、彼らを誘き寄せる手段として世間がクリスマスムードであることを利用した作戦「賀瑪鈍祭」を企てる。

すいみん中 賀瑪鈍(ガバドン)

いわゆるAタイプ。空洞になっている目のような部分に普通の目があって、封印の札が首のあたりに貼り付けられているのが原典との違い。
虫歯(ムシバ)*2という山脈の山頂にぽっかりと開いている洞穴の深部の大空洞にて五万年も前から眠りについており、封印を解くには生け贄を捧げ*3、体に貼られている札を剥がす必要がある。

ボンボンKCのおまけコーナー「朧党忍獣大図鑑」には「ねてるととってもかわいいのに……ぬいぐるみにしたいくらいかわいいのに……」と書かれた。誰だってそう思う。俺もそう思う。

伝説の大怪獣 賀瑪鈍(ガバドン)

Bタイプに相当。見た目が変わってもひたすら寝ているだけだった原典と違い、封印から覚醒すると岩を蹴散らし木を倒し、村を襲い人を狙う恐ろしい怪獣として描かれている*4。あと超絶寝起きが悪い。

生け贄を捧げて札も剥がしたのに「あと5分だけ~っ」などと言って起きようとしない賀瑪鈍(ガバドン)に業を煮やしためひらすが耳元で怒鳴ったせいで怒り、この姿に変身。手当たり次第に暴れまわり、怪夢瑠(ケムール)(この頃はまだ十人衆設定はなかった)を食い散らかし、朧党の飛空艇を踏みつぶしてしまう。
しまいには暴れすぎて虫歯山そのものが崩壊し、朧党もろとも生き埋めになった。
マンとセブンだけは命からがら逃げだしたが、パーティに行くために八つ裂き光輪で拘束したまま放置していたゾフィーお頭に追い掛け回される羽目に……。

おまけ

朧党に所属するケツみたいな頭の忍獣

演芸忍獣」という肩書きを持っているが、その芸の内容は前述した超特徴的な頭をネタにした下ネタばかり(下ネタ大好きなマンにはウケてたけど)で、忍者としての戦闘力もない。宇宙帝王ェ…

作戦の目的が明かされた後は料理に盛られた毒が効かなかったマンと対峙するが、ここでも忍法と称した下品な隠し芸を披露したことでめひらすの怒りを買って、代わりの生け贄にされかかる。
「とっておきの隠し芸がある」と言い訳して逃れようとしたが、その芸も「フフフ頭にパンティーをかぶって…」という案の定の下ネタだったため、とうとう愛想を尽かしためひらすに巨大炉に蹴り落とされた。
その後、何事もなかったように登場しているのはナイショ
マン「つづきが見たかったのにー」


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最終更新:2025年01月13日 23:52

*1 毒チョコの実験台にされたザンボラー、鶴亀の国を半壊状態に追いやったダイゲルンなど。虓魔王もこの括りに入るかも

*2 原典でガヴァドンの元になった絵を描いた子供のあだ名に由来

*3 賀瑪鈍の近くにある祭壇の下に置かれてある巨大炉に生け贄となる対象を放り込むことで復活の準備が整う仕組み

*4 みどーの「テレビじゃそーゆー奴だったから逆にこんな設定にしたら面白いんじゃねーか?」という考えによるもの