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World of Warships

登録日:2025/02/13 Thu 22:51:00
更新日:2026/07/28 Tue 20:22:00
所要時間:約 9 分で読めます



World of Warships(略称はWoWS)はベラルーシのWargaming社*1が運営している海戦ストラテジーゲーム。
最大12vs12のPvPを始め、様々な種類の海戦を楽しむことができる。
姉妹作としてWorld of TanksやWorld of Warplanesが存在する。

2015年にWindowsでサービス開始した。
WoTとは異なり別のプラットフォームには展開しておらず、類似のゲームがiOSとAndroid専用の『World of Warships Blitz』、PlayStation、Xbox、iOS、Android向けの『World of Warships: Legends』としてリリースされている。
コンシューマー版はMOD対応などの関係で、PCとは別サーバーになっている。
本項目では本家WoWSについて記述する。



ゲーム概要

一言で言えば「艦船を操作する多人数TPS」、あるいは戦車の代わりに艦船を操作するWoTといったところ。
TPSとしてはゲームスピードや試合展開が遅めであり、反射神経よりも知識や先を読む能力が求められる点が特徴的。
例えば艦艇は部位ごとに装甲厚が細かく決められており、自艦の主砲で敵艦のどこを撃てば有効なダメージを与えられるか戦闘中に確認できない。また駆逐艦に乗っているなら相手の駆逐艦とどちらが隠蔽性に優れているか、敵の所有しているレーダーの範囲や使用間隔はどれくらいかと言った知識は勝率に直結する*2
公式ユーザーフォーラムが存在し、少なくとも英語版はぎわっていたのもかつてのWoTと同一。史実や現代軍事に詳しいと疑問が出るような禁止話題が存在するのも。*3

隠蔽性について

本ゲームでは敵に発見されているかどうかが非常に重要な要素となっている。艦艇はそれぞれ被発見距離が定められており、その距離以内に敵艦艇が存在すると自分が発見状態になり、敵艦艇全てから見えている状態となる。逆を言えば被発見距離内に敵艦艇が存在しない場合、自分は敵艦艇全てから見えない状態(=隠蔽状態)となる*4。複数の艦艇から攻撃されると耐えきることは難しいゲームバランスであるため、自分が沈められそうなら後方へ下がり隠蔽状態に戻る、撃たれても問題無いなら前へ出て敵の注意を引き付ける等、被発見距離を利用した駆け引きがゲームの醍醐味となっている。

ゲームルール

基本的に敵の艦艇を全滅させる、チームのポイントが1000に達する、相手チームのポイントを0にする、時間切れの際ポイントが相手チームより多いと勝利となる。戦闘形式によっては異なる勝利条件が追加される。

+ 戦闘形式一覧
  • 通常戦
敵味方にそれぞれ陣地が設定されており、敵陣地を占領*5することで勝利となる。

  • 制圧戦
マップ内に複数の陣地が設定される。ゲーム開始時点ではどちらのチームにも占領されておらず、占領することで一定時間ごとにポイントを得られるようになる。
陣地の占領を急いで撃沈されては元も子もないが、かといって陣地を放置してしまうと味方が全滅しなくても敵チームのポイントが1000に達してしまう。

  • 軍拡競争
戦闘開始後、マップ内に強化エリアが出現し、先にエリア内に侵入することで味方チーム全員に様々なバフがかかる。
ゲーム開始後8分が経過すると、マップの中央に占領可能なエリアが出現し、これを占領することで一定時間ごとにポイントを得られるようになる。

+ 攻撃方法一覧
空母と殆どの潜水艦を除いたほぼすべての艦艇で基本となる攻撃手段。マウスカーソルに追従し、Shiftキーのスコープで狙いを定め、クリックで発射、ダブルクリックで斉射、長押しで順次射撃。
弾着までにかかる数秒~十数秒後の敵艦の位置を予測して射撃するのが艦長の腕の見せ所。
また砲には旋回速度や射角制限が設定されており、常にカーソルと同期している訳ではない。特に戦艦クラスの大型砲は旋回が遅く、事前にある程度目標方向に向けておかないと肝心な時に射撃できない*6
弾頭にはHE、AP、SAPと言った種類があり、同じ砲でも相手の艦種や装甲、姿勢によって有効な弾頭が変わってくる。切り替えには基本的にリロードと同じだけの時間がかかるため、こちらも早めの判断が求められる。

  • 魚雷
全ての潜水艦と多くの駆逐艦、半数程度の巡洋艦、ごく一部の戦艦が使用可能な攻撃手段。こちらもマウスカーソルに追従しクリックで投射。ターゲットの予測進路に投射ガイドを出してくれるカジュアル設計。*7
威力が高く条件が揃えば一撃必殺級の威力を誇るが、砲に比べるとリロード時間が長い上に弾速も遅く、接近戦でもない限り投射から着弾まで数十秒はかかる。
加えて相手も当然回避を試みるため、考えなしに投射しても当たらない。点ではなく線の攻撃であり、艦によっては面に近い攻撃ができるほか、ラッキーヒットも有り得るため良くも悪くも戦績が安定しないのが特徴。
いかに相手の不意を突くか、回避できない状況で魚雷を到達させられるかを先読みする力、或いはどのタイミングで回避不能な近接雷撃を仕掛ける*8か判断するのが艦長の腕の見せ所。

  • 副砲
主砲よりも口径の小さい艦載砲の総称。本ゲームにおいては主砲と違って口径や史実の砲スペックは余り適用されず、ごく近距離*9でのみ仕事をする。
特に強化していない艦だとただの賑やかし程度の仕事しかしない。史実のような性能にしてしまうと小型艦が簡単に倒されてしまうため、敢えて性能を抑えているとのこと。
プレイヤーが操作せずとも射程内に入れば自動的に射撃してくれる手軽さが強み。また、艦長スキルやアップグレードを副砲の強化に特化させればサブウェポンとして侮れない火力を引き出せる艦もあり、不用意に射程に踏み込んだ駆逐艦が副砲だけで大ダメージをもらうこともままある。
後述するゲームモードのオペレーションや非対称戦では敵の数が多い為、副砲の強い艦が活躍しやすい。
アップデートにより、現在では空母や一部の巡洋艦は副砲を手動で操作できるようになった。

  • 爆撃機
空母から発艦し相手艦の頭上から爆弾を落とす航空機。ごく一部の巡洋艦や駆逐艦、戦艦から発艦するものもいる。
国籍と艦によって水平爆撃、垂直爆撃、反跳爆撃と投下方法にバリエーションがあり、更に搭載する爆弾がHE弾頭かAP弾頭かによってもダメージを出しやすいターゲットや角度が変わってくる。

  • 攻撃機
空母から発艦し無誘導ロケット弾で攻撃する航空機。弾速が早く複数の弾頭を密集して撃つため動きの速い駆逐艦を狙うのに向く一方、1発1発の貫通力は低いため、戦艦等の重装甲目標には余りダメージが通らない。
こちらもHE弾とAP弾があり、ドイツ空母のみAP弾。
アップデートによりロケット弾を発射する前に機銃掃射をするようになった。攻撃までの時間が単純に伸びてしまい、小型の目標を狙うのが難しくなった。

  • 雷撃機
空母から発艦し相手艦の至近距離に航空魚雷を投下する。流石に艦載魚雷に比べれば威力は低いものの、段違いに命中させやすく艦載魚雷と同じく浸水も狙える。
ただし水平飛行で敵艦に肉薄する都合上艦載機の消耗が激しい上、安全距離が設定されており魚雷が着水してから一定時間はダメージを与えられないため、島の位置関係によっては狙いづらい。

  • 爆雷/航空爆雷
主に潜航中の潜水艦を攻撃するための装備。浮上中の潜水艦にも命中する。潜水艦実装時、水上艦艇に追加装備された。
駆逐艦や多くの軽巡が装備する爆雷は相手潜水艦の直上付近を航行する必要があり、大抵は他の敵艦から十字砲火を受ける位置となるため運用が難しい。
そのため特に高Tierほど対潜戦闘は重巡や戦艦が装備する航空爆雷に依存するのだが、従来の砲撃戦とは違う思考リソースを割かれるのでプレイヤーの経験や注意力がものをいう。

  • (音響)魚雷
潜水艦専用の兵装。ピンガーが命中した敵艦を自動で追尾する。ただしピンガーを打つとその時点で大まかな位置が相手にバレてしまうという諸刃の剣。*10
誘導能力を持たない魚雷を打てる潜水艦も多く、こちらは「代替魚雷」と呼ばれる。誘導性がない代わりに威力や射程が向上しており、使い分けができる性能となっている。

  • 衝突
敵艦への体当たり、通称はラム、あるいはラムアタック。敵艦と接触した瞬間、双方の質量と相対速度を参照したダメージを両方に与える。艦の質量に差が無い場合、十中八九両方沈む。
サイズ差が大きい場合や信号機を装備している場合、あるいは相対速度が極めて小さい場合には辛うじて生き残ることもあるが、それでも大ダメージは免れない。
はじめから衝突を狙うことに意味は余りないが、瀕死に追い込まれた艦が相手を道連れにする可能性にかけて狙うことはたまにある。
特に砲や魚雷の性能が低く機動性もない低Tierだと遭遇することが多くなる。Tierが上がるほど交戦距離が伸びる為見かけることが少なくなる。
なお、Valparaisoがナーフされる前は、余りにも強力な生存性故に、衝突が対処法として真面目に検討されていた。

以前は味方同士の衝突でも多少のダメージが入っていたが、現在は完全にノーダメージとなっている。


ゲームモード

セールスポイントにもなっている最大12vs12のPvPとなるランダム戦に加え、複数の戦闘形式が用意されている。

+ ゲームモード一覧
  • Co-op戦
人間ではなくBOT(=AIプレイヤー)の操作する艦艇と戦うPvEモード。最大9v9。
試合形式はゲームルールを参照。ただし、BOTは回避が苦手なため、大抵はBOT側の全滅をもって勝敗が決する。経験値などの見入りは少ないため、新たに入手した艦艇の試運転やミッションの消化などに使われる。

  • ランダム戦
本ゲームのメインとなるモード。最大12対12のPvPモード。参加プレイヤーがランダムにマッチングされる。試合形式はCo-op戦と同様。

  • ランク戦
現在は常設されているモード。ブロンズ、シルバー、ゴールドの3リーグに分けられており、開催期間ごとに区切られたシーズン内で上位のリーグを目指す。参加艦艇数は6v6。勝利したチームは全員が☆を1つ獲得し、敗北したチームはスコアが1位のプレイヤー以外☆を1つ失う。☆が一定数たまると昇格戦が始まり、昇格戦中さらに☆を一定数ためると上位のリーグへ移る。

  • オペレーション
試合形式が大きく異なるPvEモード。オペレーションごとにシチュエーションが異なり、「味方海軍基地の防衛」や「味方空母の護衛」、「敵艦艇と施設の破壊」といった様々な勝利条件が定められている。また、メインとなる勝利条件以外にもサブクエストがあり、クリアすることで追加の経験値などを獲得できる。

  • クラン戦
クラン同士の対抗戦。常時開設ではなく開催シーズン中の夜に3時間、事前に同一クラン内で分隊を組んで挑む。マッチング後のゲームルールはランク戦や闘争のような少数戦闘の流用が主。
全員がクランメンバーで構成されるため、他のルールと違い「ランダムで組まされた味方の腕が悪かった」等といった言い訳が通用しない実力勝負となる。
クランはシーズン毎の戦績に応じてリーグ分けされ、近しい実力のクランとマッチングする。
参加できるのはTier10艦艇のみだが、小規模クランの参加人数数不足を補うため、開催期間中はクラン戦でのみ使用可能なレンタル艦艇が配布される。

  • 闘争
少数同士の対戦モード。基本的なルールはランダム戦と同じなものの、参加する艦艇数が1~5隻と少なくなっている。また、敵味方の艦艇がバランスを考慮することなく配置される*11

  • 非対称戦
常設ではないPvEモード。最大の特徴は5v12とプレイヤー側が少数になっている点。艦艇は味方の方が強力ではあるものの、数の暴力に押し負けることもざら。
人気があったため、2026年7月現在、常設に近い扱いを受けている。

  • コンボイ
たまに設置される非対称対戦ルール。既定の航路で進むNPC輸送船団の護衛側と攻撃側に分かれる。攻撃側は輸送船を全て沈めれば勝利、護衛側は輸送船が一隻でもゴールに到達するか、攻撃側を全滅させれば勝利となる。
輸送艦は回避行動をとらず航路も固定のため非常に撃沈しやすく、攻撃側は少数の艦艇が突撃するだけでも輸送船を殲滅できる事もあるなど、攻撃側が非常に有利なゲームバランスとなっており、字面に反して護衛側の方が積極的に相手陣営を沈めにかからないと勝てない。
マッチング時点で有利不利が明確な点は不評だが、通常ルールでは活躍しづらい尖った艦が活躍しやすいという味変的な意味では好評。

  • 飛行船ダービー
たまに設置される、飛行船のレースを水上艦でサポートする?と言う独特なルール。
飛行船は予め決められた航路でゴールを目指して進んでおり、周囲数kmの範囲に味方陣営の艦艇が居ると加速し、敵陣営の艦艇が居ると減速する。両陣営の航路は徐々に近づいていくため、航路から相手陣営の艦艇を追い出し、先に自陣営の飛行船をゴールさせた陣営が勝利する。
先にゲームルールが構想され、敵にも味方にも位置が分かりやすいアイコンと言う事で飛行船になったらしい。
また史実で存在した最大級の飛行船ツェッペリン二世でも本ルールで運用するには小さいため、およそ2倍サイズのオリジナル飛行船を実装し運用設定まで考えたという拘りを見せている。

  • ハロウィーン/エイプリルフール
ハロウィーン前後の数週間とエイプリルフール前後の数日は、特別な対戦モードが追加されるのがここ数年のお約束となっている。
通常の艦艇とは性能、毛色、見た目等が異なるレンタル艦艇で遊ぶことができる。
ハロウィーンはホラーとファンタジーの間のような見た目が通例だが、エイプリルフールは宇宙戦闘になったり、お風呂に浮かぶアヒルちゃんになったりする。



経験値と艦艇開発

戦闘ごとに経験値やゲーム内資金(クレジット)、艦長経験値を獲得でき、それを消費することで艦艇のパーツ強化や新たな艦艇の開発、艦長の強化を行っていく。
例えば日本の巡洋艦「最上」は最初60口径15.5cm3連装砲を装備しており、経験値とクレジットを消費すると50口径20.3cm連装砲に換装できる。
艦長は経験値がたまるごとにレベルが上がっていき、レベル分のスキルポイントが与えられ、それを消費してスキルを取得していく。


実装艦艇

基本的に20世紀前半に建造・運用された軍艦が使用できるが、建造中止されたものや計画どまりのもの、はてには完全な架空艦も実装されている。
このあたりの事情は、「実在しない車両もありにしないと数がそろわない」という大人の事情があるWoTと共通の方針と言えるだろう。

艦艇は強さによって1~★*12のTier*13が割り振られており、国ごとにツリー化されているため、低Tierの艦艇から順に開発していく。
例えば日本の艦艇はTier1の橋立→Tier2の筑摩*14→…という具合であり、いきなりTier10の大和に乗ることは出来ない。
またツリーは国によっては艦種ごとに分岐しており、乗りたい艦艇が決まっている場合、その艦艇を含むツリーを開発していくこととなる。
例えば日本は巡洋艦ツリーから始まり、Tier2で駆逐艦ツリー、Tier3で戦艦ツリー、Tier4で空母ツリーに分岐し、Tier8では戦艦ツリーがさらに分岐する。

2025年1月1日現在、艦艇が実装されているのは、日本・アメリカ・ソ連・ドイツ・イギリス・フランス・パンアジア*15・イタリア・イギリス連邦・ヨーロッパ*16・パンアメリカ*17・オランダ・スペインの13カ国・地域。パンアジアをはじめとした小国は大国の艦艇を払い下げしてもらい手に入れた都合上多数の大国の艦艇が混在していることが多い。
またゲーム内性能の都合上WGオリジナルの架空艦艇が作られたり、同じ艦級でも性能をわずかに調整し同型艦の名前を付けたり、同じ名前でも「'43」など改修前後の年代を付けて差別化したり、Tierをずらしたりして性能的には全く別の艦艇を実装することもある。

アニヲタWikiに項目のある実装艦艇(姉妹艦・計画艦含む)

+ 折り畳み
P:はプレミアム艦艇*18、無印はツリー艦艇。
日本

アメリカ

ドイツ

イギリス

フランス

イタリア

パンアメリカ


艦艇の大まかな種類(艦種)

艦艇はその役割やサイズによって駆逐艦・巡洋艦・戦艦・空母・潜水艦の5種類に分けられている。艦種によって特徴が異なるほか、マッチングでは艦種ごとの数がお互い同数になる。

+ 艦種一覧
  • 駆逐艦
見えない敵に一方的に撃たれる状況は一方的に味方が不利になってしまうため、偵察と索敵の重要度は大きい。沈んだ駆逐艦は一切の索敵、牽制、雷撃等ができないため、駆逐艦にとって最大の貢献は生存することである*20
爆雷も搭載されているが、史実と違って*21対潜水艦はさほど得意ではない。
また敵の艦載機もほとんどの駆逐艦にとって大きな脅威となる。ほとんどの駆逐艦は対空能力が低く、索敵しようとすると孤立しがちなため味方対空砲の援護を得られず、生存性の大部分を隠蔽性に依存しているからである。

  • 巡洋艦
戦艦よりも機動力に優れ、駆逐艦よりも砲撃力と耐久力に優れた汎用性の高い艦種。主な役割は駆逐艦への対処や潜水艦への攻撃など。前線の目が足りないときは偵察、後方のタンク役が足りない時は弾受けをこなす必要があることも。求められるものが多く時と場合によって変わるため、臨機応変さが大切。とは言え巡洋艦には軽巡洋艦・重巡洋艦・大型巡洋艦・航空巡洋艦の4種類が存在しているので、艦の特徴によって可能なことは大きく異なる。

  • 戦艦
最も装甲と抗堪性に優れた艦種。砲の口径が大きく攻撃力に優れており、攻守の要となる。反面、機動力や隠蔽性は悪く、砲の装填時間も長いため、駆逐艦への対処は苦手。主砲で敵の巡洋艦や戦艦を攻撃しつつ、敵の攻撃を引き受けることが主な役割となる。
カテゴリ内に戦艦・巡洋戦艦・航空戦艦が存在しており、装甲と抗堪性に優れる戦艦に対し、巡洋戦艦は機動力が高くなった代わりに耐久力が犠牲になっている。航空戦艦は名前通り艦載機を搭載しており索敵能力に優れている反面、飛行甲板の装甲が薄く当たり判定も大きいという弱点を抱えている。航空戦艦はアメリカの戦艦第3ツリーに集中しているが、日本にもプレミアム艦艇「伊勢」が実装されている*22
最も人気のある艦種であり、マッチング待ちのプレイヤー数は大抵戦艦が最も多くなっている。

  • 空母
航空機による索敵*23や攻撃、対空が行える艦種。航空機を直接操作することになるため、操作性が他の艦艇とは大きく異なる。航空機は移動速度が軍艦とは段違いであり、戦場全体への影響力が大きいものの、母艦の戦闘力は限定的。
歴史上空母を運用した国が偏っているため、他の艦種以上に史実で就役したか否かの割合に差があり、アメリカは非常に長きにわたって*24、イギリスに至っては現在でも通常ツリーに配されている空母すべてが実際に就役した艦がモデルとなっている。一方、ドイツやソ連は史実で就役した艦が一隻もいない。イタリアに至ってはそもそも空母ツリー自体が存在しないなど、史実での空母運用がWG社の運営に強く影響している艦種でもある。

  • 潜水艦
2022年、新たに実装された艦種。隠蔽性が高く、当時の史実通り時間制限こそあるものの*25、潜水することでさらに隠蔽性を高められる。潜水状態だと敵の爆雷か潜水艦の魚雷しか当たらなくなるため、非常に生存性に優れている。攻撃手段は誘導魚雷と代替魚雷がメイン。移動方法から攻撃方法まで全てが独特。オペレーションには参加できなかったが、アップデートで可能となった。オペレーション時のみ、哨戒爆撃機を要請することができる。
サービス開始当初は想定していなかった新規艦種なためゲームバランスへの影響が大きく、テストや調整は数年かけて、数回に分けて行われた。幾度に渡る調整を受けたため、初回テスト時と現在の性能はほぼ別物となっている。


課金について

基本的にPay to Winではない。課金による恩恵はどちらかというと「稼ぎの効率を上げること」にあり、プレイ時間を増やせば追いつける要素がほとんど。
ただし、課金しなければ入手が困難な艦艇も一部存在しており、それらの艦艇の中には勝率が高いものや非常に実艦の知名度が高いものも存在している。
むしろ問題となるのは課金しても入手不可能な強艦であり、日本の武蔵やヨーロッパのSmålandなどは、課金しても現実的な確率では入手できない。


コラボ

他のゲームやアニメ、映画などとコラボすることが多く、特別な艦艇、迷彩、艦長が実装される。特にコラボ回数が多いのがアズールレーンで、なんと6回に及んでいる。30人以上のアズレンキャラが艦長として採用できるほか、艦艇や迷彩、旗も多数実装されている。一方でwowsの一部艦艇がアズレンに実装されるなど出張も盛ん。
+ コラボしたことのある作品・情報求ム


余談

本ゲームの開発にあたっては「扶桑のあの艦橋を3Dでモデリングしたい」と言うモチベーションがあったことが開発者インタビュー等で語られている。
一方、後のオフラインイベントで語られる所によると、最初に艦としてのモデリングが組みあがったのは大和とのこと。

+ 用語集
  • プレミアムアカウント
通称プレ垢。リアルマネーにて購入するほか、たまにミッション報酬やコンテナ報酬で追加される。
継続中は試合のクレジットや経験値が優遇される。特にクレジットは弾薬費や修理費の減算前に乗算されるため、あるのとないのとでは結構変わる。
Tier9以上の艦艇はプレミアムアカウント等の優遇無しだとほぼ赤字運用になる。
一度付与されたプレ垢はたとえプレイしていない日でも容赦なく減るため、付与されたからにはプレイしないと勿体ない……と言う心理が働くので「懲役」と呼ぶ人もいる。

  • 自動航行
マップ画面から目的地を指定することで艦艇が勝手に航行してくれる機能。Shiftを押しながらクリックすることで経由地を選ぶこともできる。
動きが単調になるため水上艦では開幕か大きく戦地転換する時くらいしか使い道はないが、艦載機の操作で忙しい空母にとっては重宝する。

  • 潜在ダメージ
自身の周囲に着弾した砲弾や至近距離を通過した魚雷が仮にすべて命中したと仮定した場合の総ダメージ。いわば「敵陣営が自分に向かってどれだけの火力を投射したか」であり、味方へ向く砲撃をどれだけ引き付けたかという意味での貢献度でもある。
試合終了時に詳細スコアの一角で表示され、時にミッションの対象となる。

  • 観測ダメージ
自身が観測している相手に味方が与えたダメージの総量。自分が観測をやめたら見えなくなる≒攻撃対象として選べなくなるという意味での貢献度を示しており、こちらも時々ミッションの対象となる。

  • バイタル
「バイタルパート」の略。船にとって急所とも言える部分のことであり、概ね「機関室」や「弾薬庫」の事を指す。
大抵の艦はバイタルパート周りの装甲が厚くなっているものの、船の構造上どうしても脆くなる側面から撃たれたり、大口径の砲で撃たれたりすると貫通し大ダメージを貰った挙句、機関室故障等の致命的な状況に陥りやすい。
このような攻撃は「バイタルを抜く」と呼ぶこともある。
バイタルパートの配置はその艦の特色の一つでもあり、バイタルパートが広い船は装甲や耐久力の割に脆く、逆に喫水線より低い位置に収まっている船は見た目以上に打たれ強い。
このゲームにおける大和型戦艦は典型的な前者。

  • 隠蔽雷撃
水上艦艇が非発見状態で雷撃すること。一般的に魚雷の射程>自艦の被発見距離の艦艇は「隠蔽雷撃が可能」と表現される。当然撃たれた側は警戒していないタイミングで雷撃を受ける事になるので命中させやすく、反撃もされにくい。
特に継戦能力が低い駆逐艦にとってはこの隠蔽雷撃ができるか、というのは立ち回りを考える上で重要な要素となる。
一方雷撃される側もマッチング時点で相手チームの艦名がわかる以上、隠蔽雷撃を警戒すべき相手というのは調べればわかる情報である。
全体マップを見ていればそういった艦が今どこにいるのかある程度推測できることが多いので、完全に無警戒というのは当たった側の落ち度であるケースも多い。

  • 隠蔽射撃
↑と同様、隠蔽状態を保ったまま射撃を行う事。ただし、2026年7月現在、主砲を発砲すると20秒間被発見距離が主砲射程と同等まで広がるペナルティが存在するため、煙幕や島影等何らの視界を遮る手段がなければ成立しない。
煙幕を利用する場合は煙幕射撃やモク撃ちと呼ぶこともある。
数回の斉射であろうと相手の注意をそらす事ができるし、巡洋艦の主砲で撃たれ続ければ戦艦であろうと無事では済まないので、相手は対処を強要されるため有効な攻撃方法である。一方、駆逐艦は主砲火力に劣ることが多く、自身の居場所を知らせつつ索敵等の役割を放棄することになるため、有効でないことも多い。
隠蔽射撃を防ぐ方法は、空母艦載機による偵察、レーダーや水中調音機による強制発見、オランダ艦艇による空襲等。これを防ぐことは空母の立派な仕事のひとつである。

  • 射角
一般的(?)には「弾丸の射線と水平線とのなす角度」、即ち垂直方向の角度を表す単語だが、本ゲームにおいては各砲塔がどれだけ広い方角に射撃できるかという水平方向の角度を示すことが多い。
船の構造上、多くの砲を指向できる方向は装甲が薄くバイタルを晒しやすい側面となる船が殆ど。
射角の良い砲塔を指向させる際にはその度合が軽く済み、射角の悪い砲塔を指向させようとするとより弱点を晒しやすい。
そのため相手に対する角度によって、より多くの火力を発揮するために弱点を晒すリスクを負うか、火力を落としてでも防御に徹するかは本ゲームの重要なテクニックであり、駆け引きの一つでもある。

ちなみに垂直方向の角度は「弾道が高い/低い」で表現することが多い。

  • 防御姿勢
相手からの砲弾で受けるダメージを減らしやすい角度を保った姿勢のこと。
本ゲームはある程度詳細に着弾角度を計算しており、AP弾やSAP弾には角度による跳弾判定がある。装甲に対する入射角が45度を下回ると確率で跳弾するようになり、30度を下回ると確実に跳弾する。そのため、概ね飛んでくる砲弾に対して艦の正面または真後ろを向けるか、そこからやや傾けた角度が防御姿勢となる。
ゲームは史実の艦載砲よりも抜群に命中率が高いため、迂闊に側面を相手に向けて全門斉射しようとするとあっという間に海の藻屑となる。
海戦用語にT字戦法の有利・不利と言う概念があるが、本ゲームにおいては殆どの場合その関係性は逆である。
その結果防御姿勢の重要度が高まり、互いに正面を向けたままにらみ合いの時間が長いという史実の海戦と異なる光景を生み出している。

  • 散布界/σ値
どちらも砲の精度に関わる用語。
「散布界」は史実に基づく軍事用語。砲を発射した際、砲弾の弾着が縦横だいたい何メートルの範囲に散らばるかを数値化したもの。少し偏った楕円状(WoWs wikiでは「液滴状」と表現)であり、遠ければ遠い程大きくなる。
「σ値」は統計学における標準偏差を指す用語。解析で得られた内部計算の値であり、散布界のうちどのくらいの砲弾が中央に収束するかを意味する。低いもの(扶桑)で1.5、高いもので2.0を超える(大和等)。
散布界は狭いほど、σ値は大きいほど精度が高く、プレイヤーの狙いに近い位置に着弾する。基本的に数秒~十数秒単位の偏差射撃が必要な本ゲームでは、プレイヤーの予測と読みが命中率に直結するが、偏差が正しくても運が悪いと砲弾が命中しないこともままある。

  • カルマ(賞賛/通報)
本ゲームには、マッチング中に他プレイヤーを賞賛または通報する機能がある。賞賛されると+1、通報されると-1され、カルマはその通算数となっている。実際には0以下にならないため、厳密な通算数ではない。
とは言え「同じ勝利への貢献でも堅実なプレイより目立つプレイの方が賞賛を得やすい」、「シナリオモードはミスった時も逆に稼ぎすぎても通報されがちで賞賛は滅多にない」、「味方だけでなく敵からの通報もある」、「サーバーごとに賞賛/通報されやすさが異なる」等、カルマの高さは必ずしも腕前を表しているとは言いにくい。
そもそもカルマの高低によってシステム上の有利不利は発生せず、あくまで自己満足のための数値である。実際の所、プレイヤーが一々他のプレイヤーを通報していては運営の処理が追い付かないため、通報することで留飲を下げさせガス抜きを図っていると考えられる。

  • 惑星WoWs
本ゲームの物理的におかしい所や理不尽に感じた部分を揶揄するスラング。
「レーダーやソナーが物理法則を無視して島を貫通し、一方的に索敵してくるのに逆探は存在しない」、「駆逐艦にはバイタルパートが存在しない」、「航空機が無敵になる時間がある」、「雷跡の見えづらさが特徴の酸素魚雷なのに被発見距離が長い」、「潜水艦の魚雷が誘導する」、「艦艇のスペックが史実とは異なる」等々、本ゲームには物理的におかしい点が多々存在する。
元ネタとしては、現実の地球では戦艦の艦橋からでもおよそ20km先の艦艇は大抵水平線の下に隠れることになるが、本ゲームではおよそ26~30km先まで問題無く見渡せる上、水平線が直線であり円弧ではない。また、艦が作られた国籍や時代を無視してチーム分けされ戦闘を行っていることなどから、この戦場の舞台は地球ではない別の惑星なのだろうという意味で使われるようになった用語である。これらを再現したところで喜ぶのは極一部であろうことは明白なのでゲームとしては当然の措置である。

  • ハカイチ
「破壊的一撃」の略称。敵艦艇を5秒以内に撃沈した時、50%以上ダメージを与えていたプレイヤーに付与される実績。
分かり易い例では、斉射した魚雷を複数命中させる、敵艦のバイタルに複数のAP弾を叩きこむ等。
転じて、実績が付与されるか否かに関らず、HPがほぼ満タンの状態から瞬殺すること・されることを指す。

  • 爆沈
弾薬庫にダメージが入った際、一定確率で艦艇が撃沈されるシステム。実績「爆沈」を得られる。
特にHP1でも浮いていれば仕事がある反面、装甲が薄く弾薬庫にダメージが入りやすい駆逐艦にとっては死活問題であった。
試合開始1分でもらった1発で爆沈、あるいはほぼ勝ち確の状態から爆沈一つで逆転負けといったことも当然あり得る。
爆沈を防ぐには爆沈旗と呼ばれる旗を掲げる必要があるが、爆沈旗は実績「爆沈」を得た時に獲得できる。

爆沈した瞬間は誰もが唖然としてしまい、それ以外の反応が本当に起こらない。
当たり前ではあるが強制的に運ゲーを強いられるプレイヤーからはすこぶる不評なシステムであり、フィードバックを受けて調整を入れつつも長らく残っていたが、やはり不評なことに変わりはなかったのか、現在はシステム的に削除されている。






追記・修正開始!


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最終更新:2026年07月28日 20:22

*1 現在はキプロスに本社が置かれている。

*2 アップデートで艦艇の性能は戦闘中に確認できるようになった。装甲厚は流石に無理だが。

*3 なお、WOWsで日章旗が用いられず、日章旗云々の話も禁止されたのは、WoWsのForumで「これはナチス期のカギ十字と同じ立ち位置にあるのか否か」で揉めたからである。当然そんなことはないのだが、実装するメリットのわりにデメリットが大きすぎるため、ゲームを維持することを考えれば禁止という判断に至るのも納得できるだろう。

*4 比喩ではなく本当に見えない。レーダーなどの例外はあるが。

*5 陣地内に味方艦艇が存在し、敵艦艇が存在しない状態で一定時間が経過すると占領できる。占領中の艦艇が被弾するとカウントが減少する。

*6 例えば大和型の主砲は180度旋回するのに60秒かかる。主砲の装填時間は30秒のため、反対側の敵艦を狙おうと主砲を旋回させると、2射分の時間ロスとなる。

*7 とはいえあくまで「目標艦が全く同じ速度・進路をとり続けた場合」の予測でしかなく、射程距離も考慮してくれないので、その通りに流しても当たるとは限らない。

*8 接近戦は当然自艦の消耗も大きくなる。敵艦の生存数が多い序盤は接近前に集中砲火を受けてしまい、さりとて後半には仕掛ける程の耐久力が残っていないことも多い。

*9 艦にもよるが概ね主砲射程の3~4割程度。

*10 敢えてピンガーを打たず無誘導で撃つと言う選択肢もある

*11 後述するが、基本的に互いのチームは艦種ごとに同数の艦艇が配置される。一方、闘争では必ずしもそうとは限らず、戦艦3vs駆逐艦1巡洋艦1戦艦1のようなマッチングもあり得る。

*12 11相当。

*13 ランクのようなもの。同じ戦艦だからと言って金剛と大和を同列に扱ってはゲームにならないため、金剛はTier5、大和はTier10という風にTierでランク分けし、同じTierの艦船がお互いのチームに同数割り振られる。

*14 利根型巡洋艦2番艦ではなく筑摩型防護巡洋艦。なお利根型の方も利根がTier8、性能を調整した筑摩がTier9として存在する

*15 日本以外のアジア諸国。中国を中心に台湾やシャム、インドネシア、韓国の艦艇が実装されている。

*16 英仏独伊蘭を除く。スウェーデンが中心でたまにポーランドも。

*17 アメリカとカナダが含まれないため、中心となるのはアルゼンチン・ブラジル・チリ。

*18 Tier10のみ特別艦艇

*19 本ゲームでの艦種は巡洋艦となっている。Tier1は各国巡洋艦しか存在しないため。

*20 無論仕事をした上での話だが。

*21 潜水艦が通商破壊に投入されて互いに少数戦だった史実と異なり、艦隊戦に参加していることが大きい。駆逐艦が無理に潜水艦を沈めに行こうとしても、潜水艦との隠蔽合戦で負けて他の艦艇から集中砲火を受けてしまう

*22 残念ながら?日本のプレミアム艦艇「日向」は航空甲板追加前の状態を再現したものになっている。

*23 航空機も敵艦艇を発見できるため、艦艇による索敵よりもリスクが小さく、空母の重要な役割となる。

*24 Tier★のUnited States実装まで

*25 WWⅡ世代の潜水艦のほとんどは「ずっと潜っていられる」わけではなく、あくまで「必要な時だけ水面下に隠れられる」というものだった。