登録日:2025/02/26 Wed 22:22:44
更新日:2025/03/09 Sun 11:13:18
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概要
シリーズに登場する背中武器のカテゴリーのひとつであり、シリーズ第11作、『
ARMORED CORE LAST RAVEN』までは常連だった。
リニア「ガン」とは言うが、グレネードキャノンやレーザーキャノン等と同じく所謂「キャノン系」の一種であるため真人間では構えを必要とする重火器である。
さて、そんな常連武器だったリニアガンはACでも特に奇妙な武装の一つと言える。それ故「リニアガンの特徴」というものを一言で説明するのは少し難しい。
それは一言では言い表せないような独特な特徴を持っているから……という訳ではなく、その特徴がまるで安定しないという点にある。
リニアガンはシリーズ毎に全く異なる性質の武装になっているため「リニアガン」という名称以外に全く一貫性が無いのである。
一応、「実弾武器」「一発当たりの威力は大きくはない」「衝撃が強め」といった傾向はあるのだが、出る度にガラっと性質とデザインが変わるため実質的に毎回ほぼ別物になっている。
N系からは手持ち版の「リニアライフル」も登場しているが、こっちもこっちで特徴が安定していない。
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リニアガンって何? |
そもそも「リニアガン」とは、その名の通りリニアモーターの原理で弾体を加速・射出させる 電磁加速砲(EML)の一種を指す。
同じEMLに分類されるレールガンとは違い実在(研究中)の兵器ではなく、SF界でも広く一般的という程有名ではないため、より知名度の高いレールガンと混同されたり、同じく電磁石を使用するEMLであるコイルガンの一種に括られる事も多いが(因みにACにコイルガンが登場したことは『ACVI』時点で一度も無い)、
- レールガン
- 二枚の「レール」に電気を流すことでその間に生じるローレンツ力で弾体を加速させる。
- 「フレミングの左手の法則」の実験で、U型磁石の間に吊るされた銅線に通電すると銅線が動く現象の超パワーアップ版。
- コイルガン
- 銃身に取り付けた複数の「コイル」に電気を流すことで電磁石化させ、その吸引力で弾体を加速させる。
- リニアガン
- 「直線状」に複数並べた電磁石のS極とN極を高速で入れ替えて行き、磁石の吸引力と反発力で弾体を加速させる。
- 「リニアモーターカー」や「リニア式カタパルト」と同原理の大砲、という認識で大体相違ない。
- 因みにリニア式カタパルトは少し前まではSFの中だけの存在だったが、2017年に就役したアメリカ海軍の最新鋭空母ジェラルド・R・フォード級にて実用化されている。
といった具合に原理はそれぞれ別物である。
ACでは「レールガン」の登場はAC3からと意外と遅く、初代から存在するリニアガンはACでは最も古くから存在するEMLである。
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なおACのリニアガンは発射時にENを消費しない。
如何にも電力を消費しそうな原理の武装なのにENを消費しないとは如何なる了見かは、全くの謎(※「レールガン」はENを消費する)。
前述の通り定番武器の一つで亜種のリニアライフルも出るなど地味に息の長い武器種だったが、4系で系譜は一時途絶えてしまった。
やはりレールガンとの区別が難しかったのだろうか……。
各作品のリニアガン
他のキャノンと比べて少々地味な感はあるが実は初代から存在していた。
本作のリニアガン「WC-LN350」はよく「背中版ライフル」と表現される性質を持ち、「背中版マシンガン」もといチェインガンより連射力が落ちた代わりに威力が向上したような武器。
小さく、平べったい本体から短い砲身が突き出ているという独特の形状。
火力と衝撃力は悪くなく、固め斬りを狙ったり単発ではなく継続的に撃ち続けることでこそ光るタイプの武器だが、二脚では要構え、四脚でも接地している必要がある、タンクでは固め斬りに不向きな上にどうせならもう少しパンチのある武器を乗せたい……と真人間だと使い所が難しく、
「決して悪い武器ではないのだが、相手に使われると嫌だが自分が使うと扱い辛い。決して悪い武器ではないのだが」という感じの武装。
今回のリニアガン
「ZWC-LNT/250」は、説明文からは全く窺えないが
他作品に於けるスラッグガンのそれ。
つまり
16発の弾丸を発射する散弾砲という他に類を見ない性質を持っている。どちらかと言えば「2系ではスラッグガンが『リニアガン』という名称になっている」と言った方が正しいかもしれない。
ショットガンの性能が全体的に頼りない2系だが、こちらの攻撃性能は中々に優秀。
何故か大グレをも上回るキャノン系最大の重さになっているため実質タンク用ではあったが、弾速の速さと単発火力の高さ、弾薬費の安さから、
リロードの遅さや折り畳み式故のタイムラグがあるといった弱点に気を付けさえすれば良削り武器として一部のミッションで有用だった。
AC3には登場しなかったが『SL』にて再登場、再び単発・そこそこ程度の威力・高衝撃という初代系に近いタイプに。
しかし2秒前後という長いリロードが必要になったため、かつての「背中版ライフル」とは全く異なるタイプの武装になっている。
撃ちだす弾丸も爆発する実体弾となった。
威力は相変わらずキャノン系として見れば大して高くはないが、「軽めのグレネードに匹敵するほど高発熱」「衝撃力も強め」「非常に武器破壊させやすい」といった特徴がある。
他の熱量高め武器と組み合わせて熱攻め、武器破壊を狙うといった戦法が使えるが、とにかくリロードが遅過ぎてDPSが劣悪。
おそらくフロムとしては「武器破壊狙いの武器」という想定でそのように設定したのだと思われる。
なお本作以降、リニアは何故か重い方が弾数が少ないという法則が作られている。
今まで1作に一種類しか登場しなかったリニアだったが、第三世代目にして遂に仲間が登場、更には両肩版も追加されたが……。
ラインナップ
ミラージュ製リニアガン。「二つ折りの長い筒型砲身のキャノン」というまるで大グレなデザインが特徴的。
撃ち合いに向いた性能ではないので、射程距離が長いという特徴を生かして狙撃するとか、アリーナで真っ先に敵機の武装を破壊するといった戦法向け。
クレスト製リニアガン。
↑と比べて単発威力は7割程に落ちたが、重量は半減、それでいて弾数は2.5倍に増量というクレストの驚異の一品。ついでにリロードの長さも1.17倍に
熱量は据え置きなので高熱武器とセット運用し熱暴走を狙う武器という側面が強まっている。軽さと程よい威力故かアリーナや敵ACにも使用者が散見される。
どこにでも持って行けてどこででも活躍、という類の武器ではないが弾数の多さとリロードの遅さのお陰で全弾撃ち切るのに4分近くかかるという経戦能力と総火力の高さは場面によっては生きるかも。
この頃はまだ大人しかったのだが……。
後の時代で「ライウン砲」の通称で恐れられ或いは頼られる所謂「主砲」の系譜に連なる「両肩リニアキャノン」。
その性質はというと、装弾数こそ10発と少なくEN消費量も他のレーザーキャノンの倍近いものの、単発の威力も2倍以上という途轍もない威力を有するEN武器。
説明文にも「大口径エネルギー砲」とあり、ついでに本作のリニアガンの特徴である発熱量はかなり控えめ。
……「両肩レーザーキャノン」と入力し間違えたのだろうか?
発射音だけはリニアガンだがエフェクトはやっぱりレーザーキャノンなので、ここまで来ると多分発射音の方が間違っている。
その後、N系にてライウン砲こと「CR-WBW98LX」に名を改められてからはカテゴリが「両肩レーザーキャノン」となり、フレーバーテキストにも「両肩用大口径レーザーキャノン」と記載された。
やっぱりレーザーキャノンじゃねーか!!
ちなみに発射音は変わっていない。あれやっぱリニアなのかな
リニアガン武器腕。
カニのハサミのように砲身が開閉するギミックが特徴。
両腕を前に突き出したようなフォルムは武器腕の中でも一際の異形である。
モードチェンジで攻撃力重視モードと熱量重視モードに切り替えることができるため、敵機を熱暴走に追い込んだらモードチェンジして追い打ちといった他の熱量武器とは違った立ち回りも可能。武器破壊力も据え置き。
……なのだがサイトが小さすぎて狙い辛く、典型的な「プレイヤーが使うと弱いがCPUに使われると強い」類の武装。
ミッション『アーカイブ強襲』で襲撃してくるレイヴン、コープスペッカー御用達。
前哨戦で消耗している上なぜかアリーナよりも動きが良いので、多くのレイヴンが粉砕され心を折られたという。
実弾EOユニットを搭載したクレスト製重量コア。
何を撃っているとは明言されていないが、弾丸の性質からリニアEOコアとも呼ばれる。
遠距離攻撃型などと銘打たれているが、もちろん弾数の少ない実弾EOを遠距離で使うべきではない。
弾丸は他のリニアガンと違って発射時の派手なSEはないが着弾音は同じ、熱量は高いが武器腕リニアと同じく被弾反動は無しと微妙な相違点があるのが特徴。
重量フレームはただでさえ装備しづらい上にCPUの使用者もなしの不遇な部分も多いパーツ。
N系に至ってはEOが削除され無機能コアにされてしまったが、却って基本性能が高い無機能コアになったことでOPスロットが若干少ない事とゴツい見た目が中量機に似合いにくい事を除くとそれ以外は全部高性能という優秀なコアに変貌したのは躍進と言うべきか皮肉と言うべきか。
アーマード・コア新生! リニアガンも新生! 遂に来た躍進の時。一気に躍進し過ぎてちょっと嫌われ気味ですらある。
発熱量はかなり抑えめになったが2系から3系にかけて非常に遅かった連射速度が大幅に向上、「攻撃力、発熱量、装弾数、連射性能」に限って言えば「背中版スナイパーライフル」といった感じに。
しかしこれまでも強めだった衝撃力が今回は大幅に向上、その連射力と相俟って連続して叩き込みまくり、硬直して動けない敵機をそのままハメ殺すことが容易にできるという恐怖の武器に生まれ変わった。
サイトタイプは「特殊」なので小さすぎて狙いにくいということもなく、『NB』から単発威力も1.5倍程強化され更に強烈になっている。初代系のリニアガンを衝撃特化路線でバージョンアップさせたような性質と言える。
今回から手持ち版「リニアライフル」も登場している。
因みに主砲は今回は特徴そのままに「両肩レーザーキャノン」にカテゴリ変更されている。ミラージュも主砲に対抗して「レーザーキャノン」を開発・販売している。やはりカテゴリの方が間違っていた模様。
本作からリニアガンとは別に「レールガン」も登場している。
リニアガンとはまた別のEML、どういう品かというと大体「威力と弾数が減り発射時に一瞬溜めが入る代わりに、低燃費化、熱量増加、衝撃力も強烈になったレーザーキャノン」という感じ。
そう、
本作のレールガンはEN武器である。リニアにはない発射時消費ENもある。
ハンドレールガンの設定画の記述を見るに、どうやら発射・加速方式にレールガンの機構を利用した粒子ビーム砲のようである。
「レールガンなのにEN属性」なことに面食らう者は多くネタにされる事も多かったが、レールガンは場合によっては弾体が一部プラズマ化してしまう事もあるので、それをそのまま発射していると考えれば
散弾を発射する「スラッグガン」や回転多銃身式の「チェインガン」などと比べれば極端におかしな話ではない。
ラインナップ
『SL』ではミラージュ製だったが本作ではクレスト製。
リロードの遅さに因むDPSの低さがネックだったかつてとは一転、かなりのハイペースで全武装トップクラスの衝撃力を持った砲弾を連射できる強烈な背中武器になった。
これほどの性能を持ちながら、本機が「強武器」として話題に上ることはあまり無い。なぜなら↓が更に強烈過ぎてこちらが霞んでしまっているためである。
強いし扱いやすいのに不憫というのはシリーズ全体でも中々無い。
が、飽くまで相対的に見てなのも間違いなく、こっちもこっちで使いこなせれば相当に凶悪。何せ反動数値は↓の軽リニアすら上回る10000以上と5桁オーバーであり、これを食らって固められない機体はまずいないというレベルで凄まじいのだから。
『NB』では威力も大きく強化されたため、当然ながら「一撃で落とせるエネミー」はこちらの方が多い。ミッションによってはこちらの方が便利な場面も。
オート操作の『FF』ではCPUの鬼サイティングで的確に当てられることから軽リニアよりダメージを稼ぎやすく、こっちの方が重宝されていたりも。
軽い方のリニアガンなので通称「軽リニア」。
『SL』と同様、攻撃力は低下したが重量半減&装弾数二倍の軽量化版。
そして『SL』とは異なり連射速度は向上しており、衝撃力の低下度合いは僅かなので、総合的に見ると総火力と固め殺し性能は上がっている。
アリーナやミッションでACと戦う時はこれと「神バズ」のような強力な手持ち武器を一緒に連射すれば大概何とかなる「強武器」を通り越した「凶武器」。
エヴァンジェとその『NX』時代を再現したNo.2448やVRアリーナのトップランカー、ダイ=アモンが強敵なのは
強化人間補正に任せてこれを中量二脚で飛び回りながら連射して来るからに他ならない。
『LR』では過去のN系作品程プレイヤーが使っても強力な武装があまり無いこと、PARでも使わない限りプレイヤーは強化補正を得られないこと、タンクの弱体化などによりプレイヤーが使う場合は一工夫が必要になる。
彼らは他作品のトップランカーや強者設定レイヴンと違ってあまり人気は無い理由は
大体「『軽リニアは自分では扱いにくいのにCPUに使われると最悪』という理不尽感」から。「強化人間補正と軽リニアが強いだけ」「軽リニア
が強かった」などと揶揄されることも珍しくない。
「ジノーヴィーも大グレの代わりにこれを積んでいたらネタにはされなかったかもしれない(が、そうしたらそうしたで多分相当嫌われていた)」との声もある。
一応、『LR』でも対人戦は兎も角ミッションやアリーナならプレイヤーでも十分実用可能。
上記の通り、接近戦にならないよう心掛けるなど立ち回り方に少し気を付ける必要はあるが「プレイヤーが使うと弱い」という程ではない。
軽さを生かし、低燃費ブースターと組み合わせて地上を滑りながら四脚で撃つという手もある。
また「飛び回りながら軽リニアを撃ちまくる理不尽感」といっても、「引き撃ち・ECMに弱い」「角に陣取ると常に真正面に捕捉できる」という弱点があるので、その辺りを突けばそこまでではない。ガチンコ勝負を挑むならその限りではないが。
マガジン式リニアガン。通称「マガリニア」。
マガジン式武器といえば「マガジンリロードに少し時間がかかる代わりに、マガジン内を撃ち切るまでは比較的高速で連射できる」のが特徴だが、
本機の場合「重量は大リニア以上」「威力と発熱量は軽リニア以下」「肝心の連射速度は軽リニアより僅かに早い程度」とまるで魅力が無い。
『FF』で大リニア機と軽リニア機に加えて「マガリニア機」まで投入したリニア尽くしチームを組むみたいな特殊な用途でもない限り出番は無い。
……が、その『FF』ではCPU間で何故か人気が高い。難易度調整だろうか。
リニア武器腕のN系版。こちらはミラージュ製のままなのでN系唯一のミラージュ製リニアになった。
性質は3系からほぼ変化なし。
連射性能は背中版より低く、特に熱量モードでは3系と同様2秒近いリロードタイムがある。
熱攻め性能自体は高いもののやはりサイトの小ささが足を引っ張っている感は否めず、使いやすいタイプではない。
隊長ことエヴァンジェ愛用のリニアライフル。通称「隊長リニア」。
ライフルとは言うが「ライフル」カテゴリの武器とは全く性質が異なる。ライフル用追加弾倉にも非対応。発射音はライフルだがエフェクトと着弾音はリニアという微妙に一貫性が無い仕様。
背中のリニアガンを手持ちサイズに縮小したような武装で、弾速の速さと衝撃力の強さはこちらにも受け継がれている。流石に背中のリニアガンには劣るが逆関節機や衝撃対策していない軽二、脚部損傷したACなら止められる。
『NX』では大きめのスナイパーライフル並の重さの割に豆鉄砲だったため趣味武器枠だったが、『NB』にて火力が向上、当たり判定の大きさもあって扱いやすい良武器に。
エヴァンジェ、NB版ナインボールと二作続けてパッケージ機の右腕を飾っただけに素敵性能は非常に高い。
実際「実弾版カラサワ」を目指して意図的にイケメンパーツとしてデザインされたらしい。
『NB』で追加されたズベン御用達のリニアライフル、通称「ズベンリニア」。3発入りマガジン機構を採用しているのが特徴で、「三連リニア」とも。左腕版も存在する。
弾の性能自体は隊長リニアから据え置き、マガジン式だけあって3発目までは隊長リニアの倍近い速度で連射可能なため瞬間火力は増しているが、
バズーカやグレネードといった所謂「重量級」に匹敵する重さに達している上にマガジンリロードは2秒超と長く、おまけに例の如く弾数は隊長リニアより減っている。
対戦では言わずもがな、ミッションでも頼れるとは言い難く、しかしハンドレールガンや
シルキー程思い切った産廃でもないのでネタにされる機会もあまりないという不遇のパーツ。
逆に言えばどうしようもなく使えない訳ではないので、惚れ込んだなら使ってみるのも悪くない。
リニアの系譜、一時断絶。
レールガンは続投したがリニアガンは他多数の伝統的武装と共に削除されてしまった。
ちなみに本作のレールガンはENを消費する実弾武器となっている。
概ね4系と同じ状況。
今回もレールガンの系譜であるレールキャノンはあるがリニアガンは無し。
なお、本作のレールキャノンはチャージショットが撃てる実弾武器となっている。こっちも大概安定しないな
「リニアガン」は無いままだが、V系からプレイヤー用としては続投しなかったレールガンやスナイパーライフルと入れ替わる形で「リニアライフル」は堂々の復活。しかも念願の独立カテゴリ化。やはり一度生まれたものは簡単には死ななかった。
……死ななかったがまたしてもN系のリニアライフルとは微妙に似て非なる武器種に。死んでなかったとか蘇生したとかというより転生したに近いかも
一発当たりの衝撃値が強めという傾向はあちらと似通っているが、今回のリニアライフルはライフル並みの連射が出来るセミオート通常射撃と高威力高弾速高衝撃のチャージショットを使い分ける射程長めの実弾武器という性能になっている。チャージショットはENこそ使わないが連発するとオーバーヒートするという特徴もある。
また、肩キャノンをはじめとした武器同様二脚もしくは逆関節ではチャージショット時に足が止まるためこの隙を突かれて大きな痛手を被ることもままあることに留意されたし
また大きめのエフェクトだったN系までとは一転、発射体はオレンジ色の針の様に細い閃光になり、着弾時に爆発しなくなった。チャージ発射音もサプレッサーを着けた拳銃のようなくぐもった破裂音に。…これ4〜Vのレールガンの系譜じゃない?
なお、衝撃値は大きめだが衝撃残留はかなり低く、短時間でスタッガーゲージが大きく減ってしまうと言う欠点がある。ある程度衝撃を蓄積させたうえでチャージショットで追い込むスタイルになるか。
高い直撃補正を活かしてスタッガー中の敵に叩き込むのも勿論有り。
通常攻撃だけ見れば
バーストライフルのランセツRFという強武器と競合することになるため、チャージショットで差別化したいところである。
ラインナップ
2つめの初等トレーニングクリアというかなり早いタイミングで貰えるリニアライフル。ペットネームが付いているが軽い方のリニアなのでこちらも「軽リニア」と呼ばれる。
セミオートなため指は疲れるが、アサルトライフルに準じるくらいの速度で連射が効く。
チャージショットでは威力と衝撃力が向上して道中の雑魚MTを一確できるうえにHARRISと違って即オーバーヒートしない。
四脚MTやAC相手に叩き込めば大きく衝撃を貯めることができるし、弾速も早いため命中精度も良好。装弾数も豊富なので、チャージショットも駆使すれば大抵のミッションで十分弾が足りる。
両手持ちならACでもあっと言う間にスタッガーに持ち込めるが、この場合は反動の重さが牙を剥き始め連射精度を確保するのが難しくなる。
上記の通り片方はトレーニングクリア報酬でタダで貰えるので序盤のお供として、その後も火力に衝撃の補助にととても使い勝手が良い。
イグアスも愛用の品。バージョンアップごとに少しずつ強化されているので、伴ってイグアスもちょっとずつ強くなっている。
CURTISの大型版。重量・EN負荷増加と引き換えに火力と衝撃力が大幅パワーアップした。
こちらはチャージ1発で即オーバーヒートするうえ通常連射力が落ちているので衝撃蓄積ペースも下がっているといった点から、小回りは効きにくく扱いが難しい。
一方で相変わらず弾速・命中精度には優れ、バージョンアップによりチャージ完了時間も0.8秒に短縮されたことで隙を見てチャージショットを差し込み、他の武器で追撃という戦法であれば弱点を補える。
今は亡き従来作のスナイパーライフルに近い運用法の武器と言えよう。
こちらはナイルとキングが使用しており、特にアリーナランクSのキングはこちらの回避の後隙にチャージショットを狙ってくるのが特徴。肩武器の圧と相まって初見では対処し辛く、Sランクに恥じない強さを見せてくれる。
追ガンッ……記ガンッ……修正ガンッ……は途ガンッ……中でガンッ……固ガンッ……めガンッ……られガンッ……なガンッ……
追記修正は途中で固められないようにお願いします。
- 6のッダァン!!っていうチャージショットの音がすげえ好き -- 名無しさん (2025-02-28 20:37:35)
- 初代のリニアガンはスキットルみたいな形で、ランカーACだとファフニールが装備している。ハンドガンの威力と衝撃にライフルの連射速度とサイトを併せ持ち、なおかつ構えが必要な肩武器にしてみました…的な代物 -- 名無しさん (2025-02-28 20:50:56)
- 衝撃力高めの実弾兵器、という部分以外はシリーズ毎にここまでてんでんバラバラな使い勝手なのも珍しいかも。 -- 名無しさん (2025-03-01 07:31:30)
- CETUSはFFだと強い。サイトが狭くてプレイヤー操作だと使いづらいが、鬼ロックのAIならサイトの狭さという弱点が解消されて、強衝撃高発熱の強武器と化す -- 名無しさん (2025-03-02 04:01:26)
- 「リニア(Linear)」って単語には「線状の」「直線的」って意味しかなくて、磁気加速式という要素がないので単なる「直射砲」って意味にもなるかもしれない -- 名無しさん (2025-03-08 13:10:01)
- ↑ 新解釈だな。それなら辻褄が合う部分もあるんだけど、そうすると「キャノン(大砲)」「ライフルドガン(ライフル砲)」「スムースボア(滑腔砲)」といった平易で感覚的に分かりやすい実在兵器を差し置いてそのような回りくどい造語を用いる必然性、という新たな疑問が生まれてしまうのが…… -- 名無しさん (2025-03-09 09:16:06)
最終更新:2025年03月09日 11:13