ジャストダイバー(デュエル・マスターズ)

登録日:2025/03/06 (木曜日) 14:20:38
更新日:2025/03/10 Mon 20:37:21
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タン・ペペン UC 水文明 (2)
クリーチャー:トリックス/レクスターズ 2000
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは攻撃されず、相手がクリーチャーを選ぶ時、選ばれない。

ジャストダイバーとは、デュエル・マスターズキーワード能力の1つ。

解説

初登場は王来篇第一弾。
これまで5文明で唯一文明特有の基本能力が存在しなかった*1水文明の基本能力として登場。以降定番化し、現在まで多数のカードがこれを所持している。

効果としては、次の自分のターンの初めまで自身が攻撃対象にも効果対象にもされなくなるというもの。「ジャストダイバー」という能力名から考えると水中に身を潜め1ターンの間耐え抜く…といったイメージだろうか。
1ターン限定とはいえ大抵の除去を受け付けないうえ、マッハファイターの殴り先にもならないので場持ちのよさは抜群。メタクリやシステムクリーチャーの維持、進化クリーチャーの進化元確保など1ターン生き残ることによる恩恵は数多く、火文明や自然文明のように即時攻撃の能力を持たない水文明にとっては、召喚酔いを解いて攻撃をトリガーとする能力を使うための手段としてもかなり有用。

かなり防御的な能力ではあるが、スピードアタッカー進化クリーチャーと組み合わせて出たターンに攻撃できるようにすれば、《オニカマス》や《アンタッチャブル》のような強力な打点として攻めにも機能させることができる。特に同じ王来篇で登場した汎用受け手段であるG・ストライクを貫通できるのは大きな強み。

強力な耐性だが除去自体に耐性があるわけではないため、《学校男》のような相手に選ばせる除去や《アポカリプス・デイ》のような全体除去には貫通されてしまうのは弱点。

似た能力のマッハファイターやスピードアタッカーと異なり、この能力は常在型能力ではなくcipである。進化や退化によって耐性を引き継げること、後から能力を無視されても耐性が消滅しないことなどは強みだが、cip封じの能力に引っかかってしまうのは大きなデメリット。
例えば《ワルドブラッキオ》や《キーナリー》が相手にいれば耐性を得ることはできず、《ギャイア》がいればそもそも出すことすらできない。《メディクリ-1》などのカードでほかのクリーチャーにジャストダイバーを付与する場合、そのターン中に出たクリーチャーでも《メディクリ-1》より後に出ていないと耐性を得るタイミングを逃しているのも注意が必要。

主なカード


隠れ潜む者 シードラン UC 水文明 (2)
クリーチャー:ムートピア/レクスターズ 1000
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
このクリーチャーが攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚、山札の上に置く。

コロコロレアとして王来篇第一弾に先行登場し、世間にジャストダイバーという能力を初めて体験させたカード。
ジャストダイバーとして1ターン残ることで攻撃時能力を使うという教科書通りのデザイン。山札を掘りながらデッキトップにカードを仕込めるということで《ドギラゴン閃》との相性を評価され、コロコロレアの希少性も相まって一時期は本来アンコモンとは思えないほどの高騰を見せていた。

Disノメノン R 水/火/自然文明 (3)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト/ディスタス 5000
スピードアタッカー
マッハファイター
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。

3文明3マナでそれぞれの文明の基本能力を持ち合わせる、シンプルながら強力な組み合わせのカード。
序盤の盤面処理兼リソース稼ぎから終盤のジャストダイバーを活かした詰めまで様々な場面で器用に活躍できるカード。3マナという軽さから《ドギラゴン剣》や《閃》から2体同時にばらまくのも強い。

禁断竜王 Vol-Val-8 KGM 水/火/自然文明 (9)
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/禁断 54321
EXライフ
スピードアタッカー
ジャストダイバー
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。

無双竜機ボルバルザーク》と《禁断機関 VV-8》、2枚の殿堂・プレミアム殿堂カードが融合して誕生したディスペクター第六の王。《VV-8》の手札補充に《ボルバルザーク》の全体火力を組み合わせたアタックトリガー、そして2体の最大の特徴である追加ターン獲得能力によってかなりの決定力を誇る超大型ディスペクター。個別項目も参照。
ちなみにジャストダイバーの耐性は「次の自分のターンのはじめまで」なので追加ターンに入ると失われるのには注意。

飛ベル津バサ「曲通風」 UC 水文明 (2)
クリーチャー:アダムユニット/デモニオ/鬼レクスターズ 2000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
相手が自身の山札を1枚以上見る時または表向きにする時、かわりに相手の山札の上から1枚目を表向きにする。

相手のデッキを触る行為を大きく制限する、《デドダム》殺しのメタクリーチャー。
1ターン限定とはいえメタクリが耐性を持てることの強みは《オニカマス》を見れば明らかで、こちらはマッハファイターも怖くない。サーチを多く使う相手には刺さるがドロー主体の相手には刺さらないなど環境によって効果が大きく変わるタイプのメタ効果なので、流行り廃りによって採用を検討するべし。

龍素記号wD サイクルペディア SR 水/闇文明 (5)
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン/ダークロード 5000
ブロッカー
ジャストダイバー
このクリーチャーが出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
各ターンに一度、自分の手札から呪文を唱えた時、その呪文を自分の墓地からもう一度、コストを支払わずに唱えてもよい。
自分の墓地から呪文を唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。

登場時に墓地から軽量呪文を唱えることができ、各ターンに1度手札から唱えた呪文を増幅する《ゴクガ・ロイザー》のような効果を持った呪文戦略のスペシャリスト。
手札から使った呪文を増やすという観点からペディアを出したターンにはビッグアクションがとりにくいところを、ジャストダイバーによってほぼ1ターン残ってくれるという点でかなりジャストダイバーの恩恵が大きい1枚。《神の試練》や《ブレイン・スラッシュ》を増幅してしまえばそれだけでゲームに勝てるレベルのアドバンテージを獲得できる。



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最終更新:2025年03月10日 20:37

*1 正確には「ブロックされない」などが文明の特色として登場していたが、キーワード化はされていない上、ブロッカー自体が特定の文明にしか存在していないのもあり、一口に代表的な能力と呼ぶには半端な状態であった。