天災 デドダム

登録日:2021/05/11(日) 15:11:33
更新日:2021/05/30 Sun 11:28:46
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天才ギュウジン丸の隠された最終計画。

それは「不死」「原始」「宇宙」、3つのS級侵略者を合体させ、

最強のSSS級侵略者「天災」を生み出す事だったのだ!


△概要



天災(ディザスター) デドダムとはデュエル・マスターズに登場するクリーチャー。
歴代最強の構築済みデッキとして名高いDMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスターにて収録された。
というよりこのカードこそがこのデッキを歴代最強にした立役者と言っても過言ではない。
それでは気になるそのスペックを見てみよう。


△スペック


天災(ディザスター) デドダム P //自然文明 (3)
クリーチャー:トリニティ・コマンド/侵略者 3000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。
そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。


ちょっと待てや


現代デュエマをやっている人はもちろんのこと、デュエマやってた人ならすぐ理解できるように下手な殿堂カードが裸足で逃げ出すレベルの誰がどう見てもぶっ壊れなカードである。
以下、何がどう強いのか3つに分けて解説していく



▲cip効果


メインとなる場に出た時の効果は山札の上から3枚を見て、その中から1枚手札に1枚をマナに1枚を墓地に送るという極めて汎用性に富んだもの。
なんで3枚もアドを稼げるんだよ。
三色の多色クリーチャーとはいえ、同コスト帯の《アクア・ハルカス》《青銅の鎧》のcip効果と比べてもそれぞれ一枚ドローと一枚マナブーストであり、インフレの影響を鑑みてもそれよりはるかにスペックが上なのがうかがえる。
呪文に視野を広げて見ても、4コストの呪文である《ブレイン・チャージャー》《フェアリー・シャワー》でさえ一枚ドローと一枚マナブーストまでしかできず、呪文なのでクリーチャーは場に残らない。
加えてただドローやブーストをするだけではなく、山札の上から3枚を見て選ぶことのできるのもポイント。
《暗黒鎧 ザロスト》《虹速 ザ・ヴェルデ》などの墓地やマナで力を発揮するクリーチャーや、《生命と大地と轟破の決断》(パーフェクト・ネイチャー)《絶望と反魂と滅殺の決断》(パーフェクト・ダークネス)と言ったパーフェクト呪文に対する潤滑油となるのはもちろんのこと、デッキを3枚掘って圧縮することで有効なカードを引ける確率をあげるといった副次的な効果も期待できる。
普通に初動札として出すだけでも三枚のアドバンテージを獲得でき、しかも場にはクリーチャーが残ることを鑑みると如何にこのカードのスペックが常軌を逸しているかわかるだろう。


▲3色3コスト


これほどのスペックを持ちながらわずか3コストで召喚ができる。
なんで3コストなんだよ。
序盤に召喚してリソースを大幅に補充できるのはもちろんのこと、その低コストゆえにありとあらゆる踏み倒し手段にアクセスできる。
そして//自然文明のいわゆるカラーに属する多色クリーチャーであることもこいつの汎用性を底上げしている。
多色であるがゆえに序盤のテンポロスを引き起こす危険性もあるが、それを補って余りある汎用性を持ち、いざという時にはマナに埋めて後続のマナ基盤として使っても有用。
そしてカラーというのは水のドローカードに闇のリアニメイトや除去自然のマナブーストとマナ回収などを有し、他の3色デッキと比べても強力なシナジーを持つカードが多いため、比較的強いデッキを組みやすいこともポイント。
仮に二枚以上手札にある場合は一枚をマナに埋めて3ターン目に適当な単色マナを埋めれば容易に召喚ができるだろう。
後述するので詳細な解説は省くがその低コストと文明の数により手札、墓地、マナから踏み倒すのはもちろんのこと、場合によってはデッキからさえ容易に踏み倒しができる。
何かカードをプレイしたついでに自分の場を立て直せることを考えると、こいつの柔軟性はテキスト以上に高い。


コマンド持ちクリーチャーである


ただでさえクリーチャーが残るのにそれに加えてコマンドを持っている。
なんでコマンド持ってんだよ。
デュエマにとってコマンド持ちのクリーチャーであるということは非常に大きな意味を持つ。
コマンドを持つことによって超強力なギミックである侵略を存分に使うことができ、さらには《禁断機関 VV-8》などのクリーチャーの封印を剥がすのにも活用できる。
しかもこいつ自身はコマンド持ちとはいえcip効果を使い終わった後はなんの効果も持たないクリーチャーであるため、仮に除去を打たれたとしてもほとんどこちらに痛手はない。
場合によっては相手の除去を利用して墓地やマナに行ったこいつを使い回すことさえ可能だろう。
ただコスト5以上ではないため、終焉の禁断 ドルマゲドンXの封印を剥がすことはできないことには注意。それを補って余りある性能だが・・・。





▲パワー3000


以上のスペックを持ちながらなぜかパワーが3000もある。
なんでパワ−3000もあるんだよ。
先に解説した《青銅の鎧》がパワー1000、《アクア・ハルカス》がパワー2000であることを鑑みても、3色クリーチャーとはいえパワ−3000というのがいかに破格かわかるだろう。
《異端流しオニカマス》《奇石ミクセル》といった厄介なシステムクリーチャー程度なら殴り勝てる。
まあ、先に解説したコマンドという種族の特性上こいつが相手のクリーチャーと戦うということはほとんどないだろうが、3色のウィニーが緊急時に最低限のバトルをこなせるというだけも評価できる。




まあ要するにこのカードの何が強いかというと
  • 極めて汎用性が高いcip効果
  • 3マナという極めて低いコストに加え、マナ基盤にもなる3色多色クリーチャー
  • 数多くの侵略にアクセスでき、封印も剥がせるコマンド持ち
  • ウィニーとしては高めのパワー3000
が主な点である。

要は書いてあること全部が強い

色さえ合えばほぼどんなデッキでも投入を検討できるが、このカードを使用するために//自然文明を足す……という事は流石に余程シナジーがない限りはされない。
理由は簡単でそこまでするぐらいなら始めから下記で紹介する【デッドダムド】や【5cコントロール】を組んだ方が早いため。
散々こいつの強さを書いといてなんだがデドダムはあくまで優秀な中継ぎであり単体でフィニッシュまで持っていけるわけではない。兄貴分に出てきた問題児のこいつとは違うのである。
特に火文明をメインとするデッキタイプではまず採用されない。
同じ環境で鎬を削るデッキで例を出すと【ドギラゴン閃】系のデッキの場合最速プレイタイミングの3ターン目というのは《龍装 チュリス》の方を優先してプレイしたい事や赤マナを持たない事を理由に採用されないし(採用した5c型もあるがマイナー)【赤単B-我】は3ターン目にはワンショットを狙うためそもそも悠長にデドダムを出す余裕はない。
色の合うデッキであっても【青魔導具】はまず多色とクリーチャーを殆ど採用しない特殊なデッキなので採用されない。
【鬼羅スター】なんかは無理矢理ぶちこんで4cにした型もあるが、それでも色管理が大変な事と鬼羅スターの最速降臨を考えて従来のラッカ型にする人も多い。

とはいえ現環境でぶっちぎり最強クラスの初動札であるため、とりあえず色の合うカード数枚と共に投入するだけでもその強さが体感できるだろう。



△相性のいいカード


散々このカードの長所を書いたがやはり効率的に使うとなるとそれなりにシナジーを考慮する必要があるため、その中でも特に相性のいいカードたちを紹介していく。

▲侵略&革命チェンジ



SSS天災 デッドダム P //自然文明 (8)
進化クリーチャー:トリニティ・コマンド/S級侵略者 11000
進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。
SSS級侵略[天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい
W・ブレイカー
このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。

革命 レッドギラゾーン SR //自然文明 (7)
クリーチャー:ソニック・コマンド・ドラゴン/革命軍 11000
革命チェンジ:水、火または自然のコマンド(自分の水、火または自然のコマンドが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
W・ブレイカー
自分のコマンドはすべて「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を持ち、ブロックされない。
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。


「不死」(デッドゾーン) 「原始」(サンマッド) 「宇宙」(アダムスキー)三体のS級侵略者の力を束ね、歴史にその名を語られることのなかったSSS侵略者と、パラレルワールドより革命(革命チェンジ)を携え現れたレッドゾーン

デッドダムドは同じデッキに収録された看板カードということもあってデドダムとは強いシナジーを形成し、場、手札、マナ、墓地のいずれに存在しても即、水、闇、または自然のコマンドに侵略可能なSSS級侵略[天災]を持ち、クリーチャーの上に重ねた時に破壊、マナ送り、バウンスのいずれかの除去を行う。
言い換えると自分の水、闇、自然のコマンド全てにバウンス、マナ送り、墓地送りのモードアタックトリガーを与えるようなもの。
しかも山札送り、シールド送り、封印以外の除去を実質的に無効化できる強烈な耐性をも持つ。
ただ、流石にデッキにいる間は効力を発揮することができないが、そこでデドダムの出番である。
デドダムの効果でデッキに眠っているデッドダムドを探しに行けるだけでなく、デドダムの効果で送れるあらゆるゾーンからの侵略を可能とする。
3ターン目に召喚したデドダムから即侵略することで、相手の盤面をガタガタにしてデュエルを優位に進めることができるだろう。

レッドギラゾーンは水、火、自然のコマンドのアタック時に革命チェンジによって場に出せ、自分フィールド上に存在するだけで自軍のコマンドにスピードアタッカー、マッハファイター、アンブロッカブルを与え、さらにファイナル革命cipで他のクリーチャーを全てアンタップする。
この手の大型革命チェンジクリーチャーにしては革命チェンジ元となるクリーチャーには文明とコマンドの種族を持っていること以外の制限が無いため、当然デドダムの攻撃宣言時にそれを回収しつつ場に出ることが可能。
さらに、デドダムの攻撃時にデッドダムドの侵略宣言をしている場合、それらも纏めて手札に戻すことができる。しかも複数枚の侵略宣言をした場合それらを全部まとめて手札に戻すことで3、4枚の手札を一気に回収することができる。
従来の侵略速攻では手札の枯渇が問題の一つだったが、これを絡めることによってある程度リカバリーが効くようになった。
そして革命チェンジ元になったデドダムは再び手札に戻るので、そのcipを容易に使いまわすことができる。
そして場に存在するだけで自分のコマンドにスピードアタッカーとマッハファイターを与える効果を持つので、手札に戻したデドダムを即攻撃可能な状態にした上で再び侵略や革命チェンジのタネにすることが可能。
ファイナル革命で自分フィールドにいる他のクリーチャーを全てアンタップする効果も強力であり、コマンドがある程度並んでいる状態でデッドダムドを小出しにすれば一気にリーサルまで持って行くことも可能。

そして上記の二体とデドダムは水文明を持つコマンドであるため、後述するVV-8の禁断を一気に剥がせるのもポイント。





▲禁断


禁断機関 VV-8(ブイブイエイト) LC(FLC) 水文明 (6)
禁断クリーチャー:(種族なし) 12345
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚を自分の手札に加える。このクリーチャーに封印を3つ付ける。
禁断機動:このクリーチャーの封印がすべてなくなった時、このターンの後に自分のターンを追加する。

No.2の切り札である水文明の禁断クリーチャー。
デドダムは水文明を持つコマンドであるため、当然VV-8の禁断も剥がせる。
そして上述した通りデッドダムドとの相性は抜群であるため、クロニクルデッキ発売後は以前とは比べ物にならないスピードでの禁断解放、そしてエクストラターン獲得を可能にし、このカードを搭載した【青黒緑デッドダムド】は各地のCS大会で猛威を振るった。
しかしその後は核ミサイルことBAKUOOON(バクオーン)・ミッツァイル》の登場によってそのスピードに対応できず、【青黒緑デッドダムド】勢いはしばらく衰えることとなる。
そして、環境トップから少々落ちたとはいえ5ターン前後で実質的に勝利が決まってしまうことが問題視されないはずもなく、ミッツァイル共々2020年1月1日付で殿堂入りが決定した。
しかしデドダムおよびデッドダムドとの相性はこの通り抜群に良かったため、規制後もデッキの切り札として採用され続けた。
そして2020年7月に登場したレッドギラゾーンによってさらなる力を得たことで、人によっては殿堂入り前よりも強力なカードになったと感じるだろう。

▲コスト踏み倒し


運命の選択 UC 自然文明 (4)
呪文
自分の手札を1枚表向きにする。
それが自然のカードなら、自分の山札を見る。その中から自然のコスト3以下のクリーチャーを1体、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
それが火のカードなら、このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
それが光のカードなら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体アンタップする。

手札のカードの文明によって複数の効果を発動できる自然文明の呪文。
特に重要なのが自然文明と火文明を見せたときの効果であり、デッキからデドダムを呼び出した上でスピードアタッカーまで付与できる。
とはいえ、3色クリーチャーであるデドダムと同じデッキに自然と、さらに4色目のを持つ多色クリーチャーを、安定して手札に抱えられる枚数搭載するコストは高いのでは?とお思いの方、ご安心ください。革命 レッドギラゾーンがいます。
自然と火を両方持つ多色クリーチャーなら二つの効果を一気に発動できるため、レッドギラゾーンを見せれば即座にデドダムを呼び出して革命チェンジにつなげることが可能。
デッキから特定のカードを呼び出すその様は某超次元ヴィルヘルム・ホール等と揶揄されたミステリー・キューブになぞらえて超次元デドダム・ホールとも呼ばれる。

不敵怪人アンダケイン R 闇文明 (6)
クリーチャー:デビルマスク/不死樹王国 6000
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
<フシギバース>[闇(8)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇(8)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇(1)]より少なくならない)

十王編にて登場した不死樹王国に所属するデビルマスク。
不死樹王国の固有効果、フシギバースによって場のクリーチャーをタップしてマナに送ることで自身を蘇生させることができる。
そしてバトルゾーンに出た時に墓地からコスト4以下のクリーチャーをリアニメイトすることができる効果を持つ。
フシギバースを使い、自分のカードの効果や相手の除去で墓地に送られたデドダムを蘇生することで大きくリソースを稼ぐことが可能。フシギバースのコストも相待って2マナの加速ができ、さらに手札と墓地も補充できる。
また場に侵略によって出たデッドダムドをマナ送りにすれば1コストでフシギバースを発動できるだけでなく、デッドダムドとその下のクリーチャー全てをマナ送りにできるので、次のターンに使えるマナを大幅に増やせる。
そして後述するがこいつが出たらループが開始する。


絶望と反魂と滅殺の決断(パーフェクト・ダークネス) SR 闇文明 (5)
呪文
この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
►相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
►コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。

瞬閃と疾駆と双撃の決断(パーフェクト・ファイア) VR 火文明 (3)
呪文
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
►コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
►このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
►自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

生命と大地と轟破の決断(パーフェクト・ネイチャー) SR 自然文明 (5)
呪文
この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
►自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。
►コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
►このターン、自分のクリーチャー1体はパワー+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。

みんな大好きパーフェクト呪文
ダークネスネイチャーはデドダムと色を共有しているため無理なく採用できる。
ダークネスの効果で除去やハンデスのついでに蘇生したり、ネイチャーの効果で他のクリーチャーと一緒にマナから召喚したりすることで効率的にリソースの確保が可能。マナから唱えたネイチャーによるマナの枯渇問題も、デドダムの効果である程度軽減できる。
加えて上述したようにデドダムの効果でダークネスを墓地に送ったり、ネイチャーをマナに送ったりすることでそれぞれの効果をより効率的に活用できる。
また3ターン目にデドダムの効果を使えば1ターン早く唱えることが可能になるため、その点でも好相性。

ファイアはデドダムと色こそ共有していないものの、手札のデドダムを踏み倒してスピードアタッカーにすることで3ターン目に革命チェンジや侵略の種にできる。
手札にデドダムが2枚存在している場合、踏み倒し効果を二回使うことで一気にマナと墓地を肥やしつつ失った手札を補充できる。
ただやはり上記二枚と違いこのカード自身がデドダムと色を共有していないのはネックか。
採用枚数に関しては良く吟味したい。


▲その他


ウマキンプロジェクト SR /自然文明 (4)
クリーチャー:トリックス/サイバー・コマンド/チームウェイブ 0000+
<バズレンダ>[無色(2)](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[無色(2)]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのBR能力を1回と、追加で[無色(2)]支払った回数、使う)
BR-自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。

十王篇で登場したチームウェイブのクリーチャー。
序盤と中盤における潤滑油として使えるのはデドダムと同じだが、こいつはそれに加えてマナの数だけパワーを増すという効果も持っている。
そして十分にマナが肥えた状態で召喚すればバズレンダ能力によってデドダム以上にリソースを伸ばすことができる。
デドダムがデュエル全般にわたって活躍できるオールラウンダーなら、こちらはデュエル中盤や終盤でのリソース確保と打点に秀でた潤滑油兼アタッカーと言ったところ。
デドダムにとっては枠を争うライバルとなる一枚だが、二枚ともほとんどの色を共有しているため勿論同時に採用することも可能。
その汎用性に加えてSRという高いレアリティであるため、シングル価格はかなり高め。
ついたあだ名が「万馬券」。デドダムも後述するようにかなり高いカードなので、一からデッキを組む場合は財布と相談したほうが良いだろう。



ドンドン火噴(ボルカニッ)ナウ R //自然文明 (5)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、1枚を手札に加え、残りの1枚を墓地に置く。こうして墓地に置いたカード以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。

王来篇で新たに登場したドンドン○○ナウ呪文
見れば分かる通り、ほとんど全ての効果がデドダムと共通している。
というわけで通称「ドンドンデドダムナウ」。
あまりに効果が似てるので、公式ツイッターでは情報発表されたときデドダムと同じ3コストであると誤植されていた。
ただこちらはS・トリガーを持っていることと呪文なのでクリーチャーが場に残らないこと、そして闇文明の代わりに火文明を含んでいるので墓地送りがコスト火力の疑似ディスカードとなっているのが主な違い。
勿論デドダムと両方採用して防御用のS・トリガーとして使うもよし、《運命の選択》で見せるカードの候補にするのもよし。
デドダムから綺麗に5コストまで繋がるのも評価できる。立て続けに使って相手とのリソースに差をつけよう。









おっと忘れてはいけないカードがあった

無敵死神ヘックスペイン P(UC) /自然文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド/ジャイアント 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうち1枚を墓地に、1枚をマナゾーンに置き、1枚を手札に加える。

デドダムと全く同じ効果を持つデーモン・コマンド/ジャイアントのクリーチャー。
…なのだが見ての通り7マナと、3マナのデドダムとは比べるべくもなく重いクリーチャー。
当然初動にも使えないのでデドダムと比べた場合その汎用性は大きく見劣りしてしまう。
一応このカードが出てからデドダムが出るまで約3年の月日が立っているのである程度インフレの波に攫われるのは仕方ないことだが、やはりどこか人生の悲哀を感じる…。
一応パワーはデドダムの倍以上を誇り、W・ブレイカーも持っていること、7コストなのでドルマゲドンの封印を外せること、ジャイアントとデーモン・コマンドの種族を持っていることなどは差別化点になり得るのでうまく活用してやりたい。


…そのデッキ二種類ともデドダムが入ってる? そうねぇ…。




△主なデッキタイプ


再三繰り返す通り、きょうび多くのデッキで採用されているものの、その中でもメインで使われている三つのデッキタイプを紹介する。
一応言っておくと前述したドギラゴン閃や青魔導具等デドダムも採用しないデッキも環境でしっかり結果を残しており一色というわけではない。


▲【デッドダム


デッドダムドやVV-8を主力としたミッドレンジデッキ。
デドダムが収録されたデッキの構築にかなり近いので、デッキを買ってすぐに組むことができる。
通称「アナカラーデッドダムド
デッドダムドやデッドゾーンといった侵略クリーチャーを駆使し、とにかく相手の盤面を制圧して止めを刺すことが多く、ミッドレンジながらコントロールの趣も強いデッキとなっている。
とにかくメインとなるデッドダムドの存在もあって息切れしにくく、序盤から終盤にかけて安定したリソースを供給しつつ戦えるのが強み。
オリジナル環境制定後最大でシェア7割程を占め環境をほぼ一色に染め上げた程の強さを誇る*1が最近では研究が進んだ結果不利のつくデッキも増えたのでそこまでのシェアはない。


▲【5Cコントロール


多色クリーチャーが登場して以来今まで様々なデッキタイプが考案されてきた歴史の深いデッキ。
デドダムは3色の文明を持つカードであるためマナ基盤として優秀であり、火と光の文明を持つカードを埋めればすぐにマナを5色にすることが可能。
5色定番のマナ加速である《フェアリー・ミラクル》はデドダムと色が合う単色マナであることを活かして、3ターン目に5色のマナが揃っていなければそれを埋めてデドダムにプラン変更するなど柔軟な動きができる。
以上のようにそれなりにデドダムと合ったデッキであったが、王来篇に登場したディスペクターがそれに拍車をかける。
王来篇第一弾で登場した《聖魔連結王 ドルファディロム》《龍風混成 ザーディクリカ》はその効果の強力さもさることながら、1ターン目と2ターン目にデドダムとともにマナに埋めれば《フェアリー・ミラクル》の条件をすぐに達成できることも相まって、このデッキにおけるデドダムの需要は過去最高のものとなった。
……因みにあの《ニコル・ボーラス》を複数枚要求される事もある(入れない型も多いが)ので当然ながらものすごーくお高いデッキである*2

▲【オカルトアンダケイン


とあるDMPが考案して以来爆発的に流行した新しいタイプの墓地ソースデッキ。
デッキ名の通り、上述した《不敵怪人アンダケイン》《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》の二枚を核としたコンボデッキであり、回し方によっては零龍を絡めた3ターンキルを決めたり、《腐敗勇騎ドルマークス》《フォール・クロウラー》を使っての全ランデスを決めたり、《追憶人形ラビリピト》を使っての全ハンデスを決めたりとあまりにも幅広い戦術を可能とする。
墓地とマナのプレイングが重要になってくるデッキなので、上記の二つ以上にデドダムに対する依存度は高い……と思いきや、実は優先的にプレイされるカードではなく、一時期は不要論まで唱えられていたし、実際に抜いた構築が結果を残してもいる*3
余談だがついこの間までストレージに埋まっていたようなカードを多く採用しているため、このカードに採用されているカードが軒並み高騰してしまった罪深いデッキでもある。
こんな光景前にもあったような…

最近だと上記の5cコントロールに不利がつくのでシェアが落ち込んでおり、一時期と比べると大分安くなった。
デドダム以外は





と、まあこれまであの手この手で褒めちぎってきたこのカードであるが、いくつか問題点もある。
一つは能力が強制であること。
召喚しようと踏み倒そうと出た時に必ず3枚デッキを削ってしまうので、終盤のデッキ枚数が少ない状態で考えなしに出してしまうとデッキ切れによって敗北してしまう可能性がある。
リソースを確保して速攻で勝負を決めに行くなり、《怒流牙 サイゾウミスト》などの山札を回復できるカードを採用するなりして対処したい。

後はマナ拘束がキツめというのも弱点ではあるが、別に最速で出さなくても強いカードなのでそこまで問題視はされない。
速攻対面だとそもそも悠長にデドダム出す暇がないし。

そしてもう一つにして最大の問題は…


値段がとんでもなく高いこと


再三書いてきたように現在多くの環境デッキに採用されていることと、収録されたのがパックではなく構築済みデッキであったこと、しかもその構築済みデッキに4積みフル投入でなく3枚までしか入っていなかったことなど、様々な要因が絡み合った結果シングル価格がえらいことになっている
具体的に言うと平均のシングル価格が一枚3000円、場合によってはそれ以上の値段がついている
参考までに、デドダムが収録された侵略デッドディザスターの定価は4320円。
つまり元のデッキを定価で買うだけで5000円近くも儲けてしまうことになる。これなんて錬金術?

まぁ他TCGプレイヤーからしてみると3000円なら高額ではあるけど騒ぐ程ではなくない?と思われるかもしれない。実際に遊戯王なんかだと必須カードと言われる《原始生命態 ニビル》なんかはデドダムより高いよね?
問題はデュエマのメインターゲットは小学生以下の低年齢層という事。
小学生が高額なだけでなく高いプレイングスキルを要求される5cコントロールを組むのかとか競技性の高い大会に出るのは殆ど成人だろとかいうツッコミはなしとして
このような汎用性の高いカードが高額になり、更にそれが幅を利かせる環境というのはそのカードを買えないプレイヤーはついていけないという事でありそのような状態が長く続くと同じデッキとばかり当たるし勝てないしつまらないから辞める、という状況を引き起こしやすい。
それが低年齢層をメインターゲットとしたデュエマでは尚更である。
事実このカードが登場した超天篇以降はデュエマの資産ゲー化が問題視されており、プレイヤーからは批判の声が多い。
無論公式側としてもこのような批判は受け止めており、今後改善していく声明自体は出している。

因みに編集前のこの項目なんかでは必須カード、人権カードといった表記がされていたがこれは{かなり誇張された表現であるという事に注意されたし。
実際に環境目線で言うと上述した通り王来篇第1弾時点では【ドギラゴン閃】や【青魔導具】等デドダムを採用していないデッキのシェアも多く、全体数で言うとデドダムを採用しないデッキの方がシェアは多い。
まぁ採用デッキのシェアも4割強ぐらいはあるのでデドダムがいる事が前提として環境が回っている事は事実だが
そんな環境なので今から環境デッキを握りたい!という方には【ドギラゴン閃】系統のデッキがオススメ。
特に【赤白ドギラゴン閃】はスーパーデッキ『蒼龍革命』の収録カード+αで完成するため比較的安価で済む。
最近だと結果を残しているため関連カードが高騰してきているがそれでもデドダム4枚と残り36枚を集めるより全然安くつく。



……因みに一切再録がないというわけではなく一応再録経験自体はある。
ただし、CSプロモとして。しかもベスト4入賞者配布である。
当たり前だが値段は凄まじい事になっており一時期は5万円程で取引されていた*4
現在ではおよそ半額程にはなったがベスト4入賞者プロモとしては異常な値段である事は言うまでもない。
次に再録されるようになるのはいつのことやら…。

△背景ストーリーにおいて


背景ストーリーにおいては侵略者の種族の通り禁断の手先として革命軍と激突…

しなかった。

結論を言うとデドダムも、その完成形であるデッドダムドも背景ストーリーに一切登場せず、当然革命軍とも交戦しなかった。
その理由はこのクリーチャーが生まれた背景を語る必要がある。
デドダム、デッドダムドを作り出したのか革命編の黒幕であるてぇんさい科学者《伝説の正体 ギュウジン丸》
ギュウジン丸は世界の全てを牛耳って自らの天才を世に知らしめるべく侵略者と禁断の力を利用した。
まずはランド大陸に封印されていたドキンダムXの封印を解除し、世界中に侵略者を溢れさせる。
そしてその頭脳からウイルスを更に強化したS級ウイルスを注入された、不死(ゾンビ) 原始(トライブ) 宇宙(スペース)の三体のS級侵略者を生み出し、革命軍を大いに苦しめた。
しかしその水面下でギュウジン丸は別の研究を進めていた。
上記の3つのS級侵略者の能力を兼ね備えた最強の侵略者、SSS侵略者を作り出すことを目論んだのだ。
その過程で《虹速 ザ・ヴェルデ》といったあらゆる文明のコマンドを作り出し、いよいよ最強の侵略者の誕生まであと一歩…と言うところまでこぎつけたものの、それを待たずに革命軍と侵略者の最終決戦が勃発してしまう。
止むを得ず研究を中断したギュウジン丸は革命軍を自らの手で葬り去るべく、イッツ・正体ムとばかりに自ら戦場に降り立つが…


革命軍との戦いが始まるまさにその瞬間、背後からドキンダムXの槍に貫かれ、ギュウジン丸はあっけなく即死してしまう

彼自身あずかり知らぬことだったが、彼がドキンダムの力をコントロールできなかった理由はデッドゾーンが持つ真の禁断の力によって彼のコントロールをふりはらえるほどにドキンダムがパワーアップしていたためであった。
こうしてその暗躍っぷりと裏腹にあっけなく物語から退場したギュウジン丸。
彼の研究所はのちにWのイニシャルズによってD2フィールド、《Dの機関 オール・フォー・ワン》へと改造され、そこで新たな禁断クリーチャー《禁断機関 VV-8》が作成されるもそこに本来完成するはずだったSSS級侵略者の姿はなかった…。

彼らは生みの親の死と共に歴史の闇へと埋もれ、その存在が明かされることはついぞなかったのである。
もしギュウジン丸がドキンダムXの力の源を突き止めていたら…、もし革命軍と侵略者との戦いが遅れていたら…、

ギュウジン丸の研究の結晶であるSSS侵略者は革命軍を相手に猛威を振るい、歴史は変わっていたかもしれない。



△余談


ちなみになんでこんなとんでもクリーチャが生まれたのか?と言う経緯に関してはデュエマのカードデザイナーの一人であるしゃば氏が自身のツイッターで明らかにしている。

これはあれだ、最初ザックのデザインでは4コスト呪文だったんだけど、どうせならボディ付けてコマンドにしよう、三色だし3コストで行けるだろって言って出来上がったやつ。
お察しの通り普通に強いやつです。



何をどう間違えれば元が3色4コストの呪文を3色3コストにした挙句コマンド持ちクリーチャーにできたのだろうか…
なんで素直に4コスの呪文にできなかったのだろうか…
この経緯を考えると本来の呪文版デドダムをリファインしたのがドンドン火噴(ボルカニッ)ナウなのかもしれない



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そのうちの1項目を追記し、1項目を修正し、残りの1項目を荒らす。
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最終更新:2021年05月30日 11:28

*1 ただし、緊急事態宣言の影響でCS等大規模大会を行えない都道府県が多かったためデータとしては不十分なものである事には留意されたし。これは下記のオカルトアンダケインにも言える。

*2 5cデッキ自体グッドスタッフ性の高いカードばかり採用するため必然的に高額になりやすい。

*3 基本的に青黒タッチ赤といった構成になるためコンスタントに出しにくい+他に優先したいカードが多いといった事情から。勿論マナ基盤として優秀なので入れる構築が主流ではある。

*4 上述した通り緊急事態宣言の影響で多くの都道府県でCSが開催されず流通数が極端に少なかったため