ヒシミラクル(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2023/05/25 Thu 00:01:30
更新日:2025/04/14 Mon 12:28:19
所要時間:え~っと…だいたい 26 分かな?


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(物理的に)重いほうのミラクル Bang☆ミラクるわせ! Hishi Miracle “奇跡”はロングスパートから お前のような没個性がいるか お好み焼き さてはシロウトだな? ふとましい ぽっちゃり みらくるめ~くあっぷ! ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー エビイカホタテ、ズワイガニ カナヅチ クラシック有馬チャレンジ ステイヤー ズブい ダイヤモンドダイヤモンド七宝 トレセン学園高等部 トレーナー狂人勢 ヒシナマケル ヒシミラクル ヒシ軍団 ビート板勢 ビート板勢→やっぱり ミラクルおじさん ミラ子 太い方のミラクル 太り気味モデル実装組 奇跡ではなく 小さな癒し見つけ隊 差しウマ 平凡、時にミラクル 平凡で目立たず、どこにでもいる一般ウマ娘 春天の壁 春日さくら 普通 栗東寮 激ズブ 自称セミプロ 自称・一般ウマ娘 芦毛 角田晃一 重い方のミラクル←どっちもだろ? 長期ファン稼ぎ勢 高校生 鬼!悪魔!英語の先生! \カンカンカンカン/




え~っと…ふつ~のウマ娘です!
どこにでもいる感じの~…

ヒシミラクル(Hishi Miracle)とは『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:春日さくら

モチーフ元である競走馬『ヒシミラクル』は当該項目を参照。

+ 目次


◆プロフィール

キャッチコピー:まったりウマ娘。今日もふつ~に平常運転
誕生日:3月31日
身長:156cm
体重:普通
スリーサイズ:B85・W62・H88
靴のサイズ:左右ともに22.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:森林浴スポット探し、授業中の指名回避
苦手なこと:泳ぎが…………
耳のこと:寝起きから、ピンと立つまで時間がかかる
尻尾のこと:染めてみるか…と思ったことだけはある
家族のこと:学園の願書は、親に先に出されてしまった

ヒミツ:①電車は絶対各駅派(座れるから) / ②輪っか型のスナックが指から抜けなくて困ったことがある
自己紹介:はい、ヒシミラクルです。そこはかとなく?いい感じで、がんばっていけたらいいなぁ、と思うので、よろしくお願いします~

キャラクターソング:平凡、時にミラクル
担当トレーナーの呼び方:トレーナーさん

「奇跡ではなく」

強情な人々は
ありえないことだと
顔をしかめるだろう。

だが幸運を生かせずに
消えていく者が多い中で
君は確かにやり遂げた。

さあ、ここからの仕事は
彼らを黙らせることだ。
君が見せたその輝きを
奇跡とは呼ばせるな。

URA「名ウマ娘の肖像」2019年「宝塚記念」ヒシミラクル

◆概要

とにかくズブくて未勝利戦を9度も負け続け、凡百の競走馬として終わるかと思いきや、
ここ一番での勝負強さで幾度となくミラクルを起こし、2002年の菊花賞、2003年の天皇賞(春)、宝塚記念を制した競走馬「ヒシミラクル」がモチーフのウマ娘

2周年の生放送「ぱかライブTV」にて発表された後、ネオユニヴァースの育成シナリオ実装と同時に、
ヒシミラクルの詳細なプロフィール及び春日さくら氏が声を担当することが発表された。
この実装によって「ヒシ」冠名のGⅠホース(2023年時点)はヒシアマゾンヒシアケボノと全頭がウマ娘として実装されることになった。

銀髪のボブカットで、見た目は本当にどこにでもいる普通の女子学生を体現したかのような姿である。
…それこそ、ぶっちゃけて言ってしまえば「モブのウマ娘」と言われても違和感がないくらいに。
周囲からは主に「ミラ子*1と呼ばれる。作品として「ヒシ」「ミラクル」の両方が被っている都合もあるだろうが、「ミラクル」の大層さがどっか行った響きがなんとも彼女らしい。
両親からは「クーちゃん」と呼ばれているらしい。

おっとり、ゆったりとした、言ってみれば非常に「ゆるい」性格のウマ娘であり、
自分の行動を決める信念とか信条、あるいは大目標だなどと言われるような「確固たる芯」になるものが特にないというのが特徴。
そのため周りの意見とか空気にちょっと流されやすい部分があり、煽てられたり褒められたりするとやる気になったり、
緩い空気になるとちょっと楽な方に流されてしまったりと、やや主体性がない。

加えて競争意識・やる気に関しては非常に乏しい。
トレセン学園に通うウマ娘は、憧れや将来への希望、あるいは夢といったものを胸に入学している者が多いが、
ミラ子の場合はそれがなく、そもそもトレセン学園への願書を出したのも当人ではなく彼女の親。
故に入学後のモチベーションも「将来スポーツ関係の大学進学や就職への箔付けになればいい」くらいの、まさに普通の女学生のそれ。
アスリートとして大成するつもりもなく、何も起きなければ普通の学生生活を送り、大学進学、あるいは就職を選んでいたものと推測される。

さらに、同期にはシンボリクリスエスタニノギムレットといった飛び抜けた存在感を持つウマ娘がいるものの、
彼女達を「別世界にいるウマ娘」として捉えており*2、自分とは舞台が違い、遠く及ばないものとも思っている。
アスリートの側面を抜きに周りを見ても、寡黙な留学生はまだしも、重度の中二病王族、武将かぶれ(ノーリーズン)、騎士かぶれと、
自分が目立たない存在と思うには十分な状況である(他が濃すぎるだけとも言う)。

このような事情から本人は「普通」を自称しているが、なにせGⅠ3勝馬の魂を宿したウマ娘、その素質は隠れながらも十分に高い。
特に後半でのスパートは目を見張るものがあるのだが、いかんせんそのエンジンが掛かるのが遅すぎるために、当人も周囲もその能力に気づくことがなかった。
そんな彼女がトレーナーと出会ったことにより「モブ」から抜け出し、「ヒシミラクル」としてのストーリーが始まる。


ところで、元馬のヒシミラクル号を知っているアニヲタ諸兄ならもうわかると思うが……


ガボガボ……ブハッ!
ゴボゴボ……ブヘッ!



画像出典:ウマ娘 プリティーダービー ヒシミラクル スタミナトレーニング失敗
© Cygames・JRA

この娘、重度のカナヅチである。

ビート板がなければ泳げないのはもちろん、育成イベントで発生する「水泳実技テスト」では、ヤエノムテキバンブーメモリーが見守る中、
なんと半ば漂流するような形で25mを泳ぎ切るというボロボロっぷりを見せつけてくる。
ウマ娘の運動神経の平均的な高さを考えると、彼女は特にずば抜けて泳ぎが苦手なようだ。

夏合宿でもクラシック級で発生する選択肢で下を選ぶとあの有名な缶で追い立てられながら無理やり泳がされるという、悲惨な目に合わされることも。カンカンカンカン
それでいて本人も泳ぐこと自体が嫌いであるため、何とかして泳ぐのを回避したいと思っている。
水泳がスタミナトレーニングという設定のアプリ版で、史実の時点で純ステイヤーのミラ子が水泳が苦手ということを不安視する声もあったが、
そこはさすがにしっかり泳いでくれるのでご安心を。ゲームの都合とか言わない
中には失敗版が見たいがために、撮影スタジオが実装されたにもかかわらずわざわざミラ子を溺れさせる鬼畜極まりないトレーナーもいたが

また、勝利したレースが3歳未勝利戦以外全てが関西での開催だったのが影響してか、時々ちゃうちゃう~と関西弁のような口調になるほか、
お好み焼きが好物であるだけでなく、自ら作るのも得意というキャラクターになっている。
特に好きな味は「エビイカホタテ、ズワイガニ」の全部乗せと言っており、海鮮系のお好み焼きが好きなようだ。
小さいころ両親とよく食べに行ってたらしく、みんなとわいわい言いながら食べるのが最高だとか。
自称セミプロ」らしく、それなりに自信があるのか、とあるイベントでは自ら焼こうとするなど普段とは打って変わって自信満々。
コッテコテの関西ウマ娘であるタマモクロスとも一緒に作って食べるイベントがあるなど、ミラ子のキャラクターを印象付けている。
ただし、関西出身とは明言されておらず、故にコッテコテの大阪弁を喋るタマと違い、ミラ子は基本的に標準語である。

実はこのお好み焼き関連にはしっかりとした元ネタがあり、2014年のJRA宝塚記念CMで2003年宝塚記念がクローズアップされた際、
竹野内豊氏が宝塚記念のオールスター具合を「お好み焼き全部乗せ」に例えており、「エビイカホタテ、ズワイガニ」という具も順番まで含めて当該CMと同じである。

他にも食べ物の言及があるイベントもあったり、ホーム画面で配置してないキャラが通り過ぎる際に大食いして腹を晒す太り気味モデルもしっかり持っていたりする。
…そのせいか156cmとそこまで高くない身長に対して、ウエストが62もある。
そもそもウエストが60台のキャラは100人を超えるウマ娘の中でキングヘイロー、ダンツフレーム(60)、
スーパークリークビワハヤヒデメイショウドトウ(61)、ジェンティルドンナ、ブラストワンピース(63)、ヒシアケボノ(64)しかいない。
その上トップのヒシアケボノは身長180cmとそもそも体格がデカすぎ、ブラストワンピースも174cmと大柄でありジェンティルドンナも身長167cmな上に規格外のゴリラパワーで筋肉質体型を示唆されている。
61cm組の3人は一番体格が小さいドトウでも身長164cm、60cmのダンツフレームも163cmと実は高身長揃い。
そのため、体格差を考慮した場合割と抜けたトップのウエストの可能性すらあるサイズなのである。

また、60cmのキングはキングとほぼスリーサイズは同じなのに、勝負服モデルだとやたらとむっちりして見えるプロポーションの子実装の際に、
「他は多少サバ読んでてもキングだけは性格的にガチ」とトレーナー間で言及されてしまったせいで、そのキング以上ということは……という風評被害の犠牲にもなっていたり。
結果として「体重:普通」も疑われがち。実馬の馬体重なら450~460kg前後なので実際普通なのだが……*3セイウンスカイは「申告漏れ」になっていることから体重を詐称して申告した疑惑も浮上
プール行こうか
好意的に解釈するならアスリート体形ではないだけ、といえなくもないが。
なおダンツフレームがそう言う「アスリート体形ではなくどれだけ鍛えても肉が落ちない」タイプなのにミラ子より大柄でウエストは細い事は内緒だ

何気に、アプリリリース後に追加されたウマ娘達の中で初めて登場した芦毛でもある*4


◆アニメ版での活躍

劇場版『新時代の扉』

同室のダンツフレームが主役の一人であることからか、あるいはジャングルポケットと主戦騎手が同じ角田晃一である縁からか、カメオ出演のような形で複数カットに登場。
作中で台詞も貰えており、エンディングのうまぴょい伝説にも名を連ねていた。
そしてその出番は…
  1. レース場でレースを観戦しながらピザ
  2. 教室から他人の練習を見ながらポテチ
  3. 夏合宿初日のビーチで大量のお好み焼き
と、出演するたびに何かしらの食べ物をパクついているという、ある意味らしい出番であった。プール待ったなし
もうすぐデビューを迎える時期*5でのその姿は、オグリキャップとはまた違った大食いキャラとして新時代の扉を開いたような気がしないでもない……。

ちなみに、本作が公開される一か月ほど前、全国の映画館で本作の大型バナーが掲出されるというお知らせポストに主戦の角田氏の息子の角田大和騎手が父と見に行きたいと引用ポスト。
これがきっかけで競馬メディアのnetkeibaが主催で東宝の試写室をお借りしての弟の角田大河騎手を含めた親子三人での上映会を実施
この時にウマ娘を全く知らなかった晃一氏が「こいつヒシミラクルか?」と発言。大和騎手を大いに驚かせたとのこと*6

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:G 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:C 差し:A 追込:B
2023年5月10日に新規育成ウマ娘☆3「みらくるめ~くあっぷ!」として登場。
配信アニメ『ROAD TO THE TOP』の完結直後だったため、ファンからはその主役であるナリタトップロードの実装が予想される中、
その予想の斜め上を行くタイミングというなんともヒシミラクルらしい実装となった。確かにサッカーボーイ産駒で菊花賞馬のウマ娘ではあるが

ステータスは中・長距離の差しを得意とする完全ステイヤー型。
距離適性はアプリリリース当初から存在するスーパークリーク以来の距離適性である。短距離、マイルはGと初期段階でAにすることは不可能となっている。
ステイヤーの名馬の中でも珍しいくらい元馬がマイルが主体の新馬、未勝利戦をことごとく負け続けたことを反映したものと思われる。
同じく激ズブで知られるが、マイルでも好成績だったのでマイル適性がCもあるメジロブライトとは対照的。
脚質適性も差しがA、追込がBと後方でゆっくり待機し、スパートをかけることを前提としている。
とはいえ先行もCはあるので、育成時に事故が怖い場合は先行を取ってもいいが、やはりスキル構成を考えると差し、追込での育成が望ましい。

[みらくるめ~くあっぷ!]

嬉しいような畏れ多いような…
わ~なんだこの気持ち。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[みらくるめ~くあっぷ!]ヒシミラクル」勝負服
© Cygames・JRA


勝負服は阿部雅一郎氏が所有していた「ヒシ」冠名の勝負服、「青二本輪」をモチーフにした、左胸にの一本筋が通った袖なしの白いドレス。
肩を避けるように2本のひもがかかっている他、ダボっとしたアームカバー、腰を隠すように青いリボンをかけつつ長めの水色のサロン(腰布)を巻いている。
足元は灰色のタイツに加え、元馬の毛色を反映して左足が白、右足が黒のショートブーツを履いている。
ヒシ冠名の特徴である青二本輪はミラ子が普段からつけている耳カバーで表現されている。
実はベルトはゴム素材でできており、ゆったり着られるそうだ。ゆるふわとしたミラ子のキャラクター性を表したかのような衣装となっている。
だから太り気味モデルがあるのかと思うのは邪推だろうか

成長率はアグネスデジタル以来の4種のステータスに成長補正があるパターン。
スピード、パワーに+8%、スタミナ、根性に+7%と、史実でのズブズブのステイヤーという評価からは意外にもバランスの取れたものとなっている。
その結果、このパターンが普通を表すのか変態を表すのかが分からなくなったが
初期ステータスもそれなりにバランスが整っており、賢さに補正こそないものの、それを考慮しても根性育成も視野に入るほか、
スタミナやパワーサポカでの恩恵も大きく、サポカデッキ構成やトレーナーの育成方針によってどう成長するかが大きく変わりやすい。

所持スキル
スキルとしては主に差しに特化したものが多く揃っているが、ミラクル自身の距離適性や覚醒スキルの一つが回復スキル、
京都レース場○の存在などを考えればやはり長距離、史実の勝利レースである菊花賞や天皇賞(春)を意識したものといえる。

因みにもう一つの覚醒スキル「千里の道」はヒシミラクルで初めて登場したスキルで、「レース中盤に中団にいるとしばらくの間速度が少し上がる」という差し脚質指定のスキル。
ヒーロー列伝のキャッチフレーズにもある「“奇跡”は、ロングスパートから」という言葉の通り、ゆっくりゆっくり進出していくヒシミラクル号を体現したモノとなっている。
ただ、対人環境での長距離差しは位置取りが安定しない傾向が強く、不発せずに位置取りを上げていったらいったで同様の条件を持つ鉄板加速スキル「無我夢中」を不発させてしまうというオチもあるのが難点。

通常スキル:
伏兵、一歩から、小休憩、(覚醒Lv2)京都レース場○、(覚醒Lv4)差し直線○

レアスキル
(覚醒Lv3)リラックス(レース中盤に中団以降にいると持久力を回復する/差し)
焦らず、気負わず(レース中盤に中団以降にいると持久力をすごく回復する/差し)
できる範囲でがんばろ~!(レース中盤に中団以降にいると持久力をわずかに回復し速度が上がる/差し)

(覚醒Lv5)千里の道(レース中盤に中団にいるとしばらくの間速度が少し上がる/差し)
ちょっといいこと、集めて(レース中盤に中団にいるとしばらくの間速度が上がる/差し)


文武両道、クラスの人気者~…とは程遠い、


ふつ~の子だけど…



んんん、


がんばるぞ~!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[みらくるめ~くあっぷ!]ヒシミラクル」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「Bang☆ミラクるわせ!」。
効果は「最終コーナー後半で中団にいると速度を少し上げ続ける、さらに長距離レースで人気が低い場合すごく上げ続ける」となっている。
順位条件が狭いため、上がりすぎていたり逆に上がれていないと不発することがあるが、得意な中長距離のレースなら終盤での末脚を強化する。魔改造を極めて短距離などに出すと終盤目前の発動を狙ったりもできる。
通常は持続が長い分効果が下げられて平凡な「少し上げ続ける」だが、長距離かつ人気が低い場合は超強力な「すごく上げ続ける」に化け、菊花賞、天皇賞(春)で見せた奇跡のロングスパートを体現したような走りが見られるだろう。
育成では大抵1番人気になりがちなため、それらを生かすことは難しいが、チャンピオンズミーティングのような同格戦では上位になりにくいため、番狂わせな走りが期待できるかもしれない。
そして(これまたヒシミラクルらしく)デフォルトでヒントレベルを覚えている「伏兵〇」と組み合わせるとより効果が高まり、その時にはアッと驚く末脚が見られるだろう。
演出はヒシミラクル号が活躍した2000年代によく見られたドラマのオープニングっぽい。

勝った!?ウソ!?
や…やったぁ~!

固有二つ名は「のんびり癒しウマ娘」。取得条件は「菊花賞、天皇賞(春)、シニア級の宝塚記念を勝利し、7回以上お休みし、「夜ふかし気味」を持たない状態で育成完了」。
取得条件になっている3つのレースはどれも史実の勝ち鞍で全て目標入りしている。そのためしっかり育成さえできていれば勝ちきって条件を満たすことができる。
また「夜ふかし気味」回避条件は「道中かかっても最終ターン終了時に持っていなければいい」ので回避は容易。
唯一見落としやすいのが「7回以上お休みする」こと。
友人やグループ、賢さが充実したデッキであるとお休みを踏む回数が大きく減るため、取得条件を満たせないまま育成が完了してしまう。
特にシナリオリンクサポカは基本友人やグループサポカなため、その効果を全て生かそうとするとお休みしている暇がない、という悩ましいものとなっている。
しかし、「リラックス」のスキルの進化条件にも「7回以上お休みする」が含まれているので、これを意識するならばおのずと取得できるだろう。
グランドマスターズシナリオやUAFシナリオのように、お休みコマンド自体に何か利点があるシナリオであれば積極的に休みを選んでもいい。

サポートカード

2024年4月30日に共通のRと共に、SSR【わーく・あ・みらくる!】が実装された。

SSR【わーく・あ・みらくる!】

得意練習はスタミナ。
泳げないのにスタミナ……?と思いがちだが、サポカ実装時最新環境のUAFシナリオではヘルスイムシュート/プッシュザロック/ハングクライムの3つがスタミナ練習に相当。
プッシュザロックとハングクライムは陸上競技、ヘルスイムシュートでは失敗しないと出演すらせず、失敗してもサポート役は水に入らないで終わる。
つまりカナヅチでも問題なくサポートできる環境であった。他シナリオは知らない

固有効果含めた友情ボーナスややる気効果アップに加え、完凸時にはスタミナボーナスが+2も付くことから、スタミナを伸ばすという点においてはトップクラスの出力を持つ。
スタミナ以外の練習に出張した際のブースト能力はトレーニング効果ボーナスがないことから低く、スタミナ特化のカードとなっている。
スキル面では長距離用「ロックオン」「深呼吸」「スタミナイーター」、差し用「差し切り体勢」「小休憩」「進出開始」、長距離差し用「大急ぎ」を所持。
スキルPtボーナス1とヒントレベルボーナス3を併せ持つため、長距離差し向きスキルを取りやすい構成になっている。
レアスキルは「一発必中(「ロックオン」上位スキル)」が取得可能で、連続イベントの2回目で打ち切ってもレアヒントを貰える仕様になっている。
以上の特徴から「長距離差しに特化したスペシャリスト」という特性のカードと言える。

イラストは実装時のシナリオイベント「下剋上、兵どもが鬨の声」でイベントスチルとしても使われたイメージカットで、本陣を守護する足軽ミラ子が刀を抜き放とうとする図。
普通に見れば格好いいカットなのだが、トレーナー間の話題と視線は特に普段の勝負服では隠されているお腹に集中。
他のウマ娘と比べるとぽっちゃ…太っ…ややサイズが大きいミラ子のお腹がくびれて見えることが「この撮影のために絞ってきた?」などと強く話題となった。


個別ストーリー

仕事の参考にと、トレセン学園の生徒たちのトレーニング風景を映した動画を見ていたトレーナーだが、
有力株であるシンボリクリスエスとナリタトップロードの並走……ではなく、何気なく映してたウマ娘たちの雑談風景、その中でも銀髪ののんびりしたウマ娘に注目していた。
他のウマ娘と比べてもちょっと遅れ気味なだけで、それ以外はどこにでもいるような「普通のウマ娘」でしかない。
それこそ、ゲームでいう「モブ」といっても差支えのない印象だった。しかし……

……なぜ、こんなにも気になるのだろう?

何かが引っかかって気になって仕方がないトレーナーは後日、その銀髪のウマ娘を探すことに。
そのウマ娘はちょうど併走トレーニングをしていたが、やはり他のウマ娘に遅れ始める。
ところが、併走を終えてからそのウマ娘だけが再び走り始めると、先ほどとは打って変わって軽やかな足取りでコースをかける。トレーナー以外誰も見ていないのが残念なほどに。
トレーナーは走り終えたそのウマ娘に声をかけた。

あの、すみません!

……。

あのー!

……? …………あ、わたし!?
声かける相手、合ってます?
わたし、ヒシアマゾンちゃんでもケイエスミラクルちゃんでもなく、
ヒシミラクルですけども~。

そのウマ娘、ヒシミラクルは呼びかけを自分のものとは思ってなかったのか、最初は返事をしなかったが、こちらを認識するとようやく気付いた。
あれからトレーナーはというとヒシミラクルの戦績を調べており、「10敗記録」にリーチがかかったことも認知していた。
練習やウマ娘同士での併走の10敗ではない。選抜レースや模擬、種目別競技大会など、それこそ「本気の実力」が問われる大会で。
しかし、当のヒシミラクルは全く気にしておらず、走りよりも学生としての本分である勉強などを気にするばかり。

結局その日はそれだけに留まってしまったが、何度も足を運んで観察するうちにわかったことがあった。
他のウマ娘がペースアップして早々とトレーニングを終えるのに対し、ヒシミラクルはゆっくりと、マイペースを維持する。
しかし、先行組がゴールし始めた頃にヒシミラクルは伸び始め、目を見張るペースを見せる
その後のストレッチや筋トレなどもあくまでのんびりと、マイペースを維持しながら。時間内に終わらなくても、焦らず、ゆっくりと。
しかし、それらが負荷が徐々に上がるようになっていることを見抜いたトレーナーは確信した。
エンジンがかかるのが周りよりも遅いだけ…いわゆる「超ズブい」タイプである、と。

本当に『素質は』素晴らしい……!

そう言われてヒシミラクルは少し照れる。
これで勝てたらいいとは言うが、このままでは結局出遅れてしまい、また負けてしまうだろう。だからこそトレーナーはヒシミラクルに言う。
丁寧に作戦を考えれば、きっと勝てる!

勝てる……。勝てる、かぁ。ふふ、なんか普通にうれし~な。

トレーナーの引っかかったことは「ヒシミラクルの素質とレーススタイルの不一致」なのだろう。ならば、それを生かせるものに変えればヒシミラクルはきっと勝てる。
これを逃したくないトレーナーは大きくヒシミラクルに踏み込む。

よければ専属契約を結びたい!

い、いつの間に話が大きくなってません!?
急にそんなこと言われても現実味がないっていうか~!

君に『期待』してるから

期待……。
……期待、ですか~……。そっか、んんん、それじゃあ……。

あ、でも! あくまで『勝てたら』でお願いします!
次の選抜レースで勝てたら契約──
勝てなかったら……この話はナシで。……それじゃ!

一度は『期待』という言葉に反応するが、結局この場ではヒシミラクルと契約することはできなかった。

後日、ヒシミラクルとトレーニングを進めていると、遠くで歓声が上がっていた。どうやらこれからナリタトップロードが走るようだ。
ヒシミラクルも、トップロードとは同学年であり会話をすることもあるのだが、自分とは違う「別世界の住人」みたいだという。
ウマ娘にもいろいろある。トップロードやタニノギムレット、シンボリクリスエスといったトゥインクル・シリーズで勝つことを目標とするウマ娘もいれば、
地方に行ったり、進学し、就職するウマ娘もいる。ヒシミラクルも、いくつか大学のパンフレットを寮の自室に置いてあり、進学を検討している真っ最中だ。
ヒシミラクルが契約に条件を付けたのは、勝てなければデビュー自体を白紙に戻すことができるからだった。
「レース一本だけでやっていけるのか」という不安から一歩踏み出せず、安定した道を選ぶのは間違ってはいない。しかし、決して「勝ちたい」という気持ちがないわけではない。
ヒシミラクルだってその一人のはずだ。自分はそんな大舞台に立つ資格はないとは言っていたが、『勝てる』と伝えた時、確かに喜んでいたはずなのだ。

と、トップロードが観衆に呼びかける。どうやら併走の相手を探しているようだ。

あの!!この子が走りますっ!!

……え?

急遽、トップロードの併走相手となったヒシミラクル。
当然、本人は弱気だった。相手は雲の上のような存在。圧倒的な差を見せつけられるに違いない。しかし、トレーナーは強気に押す。

ちょっとトレーナーさんっ……!
なんで恥を晒させるようなことするんですかぁ……!

君なら大丈夫!

な、なにを根拠に……!

君と彼女は、同じ世界に住んでる

……え~?
……んなわけ、なくないですか~……。

そうして始まったトップロードとの併走。
トレーナーは考えていた秘策をヒシミラクルに実行する。
ヒシミラクルに足りないのは『自信を持つこと』。ならば無理やりにでもそれを引き出すために、必死にヒシミラクルを大声でおだてる。──つまり。

(期待を、伝えること!!)

序盤からおだてられて照れながらも、ペースを上げるヒシミラクル。気が付けばトップロードのすぐ後ろにつけていた。

もう1回、スパートかけて!!

(も、もう1回……!?)

ヒシミラクルなら、できる!!

(あ~もう、しょうがないなぁ~っ……!!)

しかし、ヒシミラクルの考えとは裏腹に、結果としてトップロードに食らいつくことができた。
ヒシミラクルは必死に謙遜しているが、それは彼女自身が努力をしてきたからこそ出来たものである。
だからこそ、トレーナーは期待をヒシミラクルに伝える。
ヒシミラクルなら勝てると信じているから。

そして迎えた選抜レース。
まだ迷いはある。これで本当に勝ったら、今度こそ後には引けない。「普通」には戻れなくなる。
勉強して、進学して、就職して安定した暮らしをすることを考えていた。
自分がトゥインクル・シリーズに行くことになったら、全てをレースに注ぎ込まなければならない。そんなのムリだと思っていた。
でも、もし、そんな自分に期待を寄せてくれる人がいるなら。
もし、自分がその舞台に立つ資格があるなら。
あれこれ考えながら、ヒシミラクルはスタートした。

(今日も、トレーナーさんが合図を出してくれるはず……)

ヒシミラクル!!今だ!!

(だから早いって……! 今スタートしたばっか!)

いける!やれる!期待の新人!

(うお~、きたきた……!これやっぱはずかしいな~!でも──)

絶対勝てる!君が最強!

(やる気、出るかも!)

周りが普段と違う様子のヒシミラクルに驚愕する。
でも、一番驚いているのはヒシミラクル自身だった。
今までの自分からは絶対に考えられない、選抜レースで勝つということ。
あのトレーナーだって、どうして自分に必死になってくれるのか、わからない。
でも、一つだけわかったことがある。

君の実力、そんなもんじゃないだろ!!

(……あー、わたしに)
期待してくれてる、からか……っ!!

(……あんまり考えなくてもいっかな。今、なんか、幸せだし)
(あの人の期待のぶんだけさ、もうちょっと……)

(がんばってみるかぁ!)

結果、ヒシミラクルは1着をもぎ取った。
周囲がどよめく中、真っ先にヒシミラクルの元へとトレーナーが駆け寄る。

これでっ……本契約だよな!!

……ふ。ふふふ……あはは!そんなに急がなくたって、逃げないですよ、わたし。
……ね、トレーナーさん。わたしねぇ、やっぱりそこまでレースに人生懸けられません。

だから、『期待されたぶんだけ』がんばります。
……それでも、いいですか?

わたしが走り続けられるように、ず~っと……
期待の言葉で、ハッパかけてくださいよ。

もちろん。G1だって勝ちまくろう!

あはは、おーきく出すぎですって~。
そんなの、奇跡でも起きなきゃ──

君の名前は『ミラクル』だ

……言うじゃ~ないですか
(あーあ、今わたし、空気と勢いに流されてるなぁ。でも──)

……そこまで言うなら、よろしくお願いします、ね!
(まあ……いいかな)

後日、寮の自室を整理し、保存していた大学のパンフレットを資源ごみとして紐で括る。
自分に向けられた期待に応え続ける、「普通」ではない、「ヒシミラクル」としての新たな一歩が始まるのだった。

よし、と。
じゃあ今日も……トレーニング、やったるかぁ~!

育成シナリオ

デビュー戦からかなり長い期間のファン数獲得目標が設定されている。
その期間、実に28ターン、クラシック級5月後半まで。なにせ史実では日本ダービーでタニノギムレット号が勝利した裏でようやく初勝利を挙げており、それに合わせられている。
しかもその後の目標も9月後半の神戸新聞杯(史実での初重賞)とかなり余裕がある。
そのおかげで他と比べるとかなり練習に打ち込めるので、うまく上振れすればいつの間にかクラシック級終盤のステータスで目標達成していることもしばしば。
バランスの取れたステータス成長率を生かせばミラクルどころか、常勝ウマ娘へと育て上げられるだろう。

また、メジロマックイーンライスシャワーナリタブライアンメジロブライトに次ぐ「天皇賞(春)で一着」が要求されるウマ娘で、初心者には少々辛い。
しかし、初心者を卒業してからレースをよく見ると「ネームドライバルが一人もいないので事故りにくい」という特性*7があり、初心者卒業後なら春天レイ回収役になれるポテンシャルを秘めている。
他の春天一着勢にも言えるが、U.A.Fシナリオ以降は例のアイツにはくれぐれも注意

隠しイベントとして、その日本ダービーを勝利すると「十万バリキ」、さらにクラシック級の有馬記念では勝利すると「脇目も振らず」のスキルヒントを得られる。
しかし日本ダービーはライバル補正のかかったタニノギムレットとシンボリクリスエス、有馬記念では同様のシンボリクリスエスが脅威となって立ちはだかる。
特に有馬クリスエスはステータスが平均で600以上スピードは700を超えており、加えて「弧線のプロフェッサー」「潜伏体勢」「無我夢中」の金スキルを所持しているなど、全く隙がない。
初心者が安易に挑もうものなら、完膚なきまでに蹴散らされてしまうし、並の仕上がりでは食らいつくことすら難しい。
このクリスエスに勝つには、正しく奇跡が起きるのを信じる必要があるかもしれない。そうでないなら、手持ちファン人数なども考慮しつつ回避も一つの選択肢として考えたほうがよい。
実装後、環境の出力インフレに伴って実装直後よりは難易度が下がっているが、それでも高難易度イベントであることは変わっていない。

そしてこのクラシックの有馬記念を含めたさらなる隠しイベントも存在する。
それは、シンボリクリスエスが出走した7つのG1レース──日本ダービー、ジャパンカップ連覇、有馬記念連覇、シニア級宝塚記念&天皇賞(秋)──全てを勝利することで、
スピード、スタミナ、パワーが大きく上昇し、さらに「位置取り押し上げ」「がむしゃら」「進出開始」と差し向けのスキルヒントを獲得できる。
単純な難易度の高さもさることながら、上記二つの高難易度レースの他クラシック級ジャパンカップも目標外。
このジャパンカップは高難易度有馬に気が急いて忘れがちなので、しっかり予約しておこう。


特殊実況はシニア級宝塚記念に設定されているが、それまでに菊花賞、天皇賞(春)を制覇していることが条件となっている。
まさに史実再現となるため、聞きたいと思うなら目標上は1着必須ではない菊花賞をしっかり勝てるように育て上げておこう。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
またまたミラクルだ~!阪神レース場!
天皇賞も菊花賞も伊達ではない!
勝ったのは天皇賞、菊花賞ウマ娘のヒシミラクル!

元ネタ:2003年第44回宝塚記念 杉本清(フリーアナウンサー・関西テレビ出演)


◆関連キャラクター

(口下手なだけだが)クールで寡黙な外国からの留学生ウマ娘。クラスメイトでもある。
本気になる前は、ミラ子はクリスエスのことを「別世界のウマ娘」と思っていたが、
トゥインクル・シリーズでは数々のレースでライバルとして立ちはだかるウマ娘の中では一際格が違う。
しかし、同級生であり会話をすることもあるので普段から全く接点がないわけではない。
にらめっこはミラ子の全敗らしい。

史実では02年世代での同期。
02年神戸新聞杯・有馬記念、03年宝塚記念を同時出走し、2勝1敗とシンボリクリスエス号が勝ち越している(ちなみに3レース全てどちらかが1着)。
このような関係なので、本来ならクリスエスのシナリオにも出て然るべき同期のはずなのだがクリスエスのシナリオには出演していない
しかも、ミラ子と同時に発表されたタップダンスシチーネオユニヴァースはしっかり出演しているにも関わらず、である。
この点についてはトレーナー間では「ズブいから身体が本格化したことに気付かず出遅れた」などと言われている。

厨二にして破壊神、破天荒なウマ娘。
こちらもクリスエス同様クラスメイトで、会話やトレーニングをするなどの交流はあるが、スクールカーストを感じるのか、遠い世界のウマ娘だと思っている。
しかし、とあるイベントではそのスクールカーストでの世渡りを生かし、一緒にトレーニングをするなど、思わぬ意外性を発揮する。

こちらも史実では同期だが対戦経験はない。ただ、前述の通り「2002年5月26日の同日に勝ち星を挙げた馬」という共通点はある。
もっともヒシミラクル号は中京2R、タニノギムレット号は東京11Rと競馬場から違うのだが。

天下統一を目指す戦国武将なウマ娘。
クリスエス・ギムレット同様クラスメイトだが、ミラ子曰く「腐れ縁みたいなもの」とかなり距離は近い。
というのも、名前の頭文字が『の』と『ひ』ということで出席番号も席も近かったことから、よく班や係が一緒になるからだとか。頭文字がもっと近い(『は』)のクラスメイトいるけど
勉強はミラ子とどっこいどっこいなレベルで苦手なようで、追試になったノーリーズンが『ミラクル』を求めてテストのヤマを聞きにくることも…。

史実では同期の皐月賞馬で、02年神戸新聞杯・菊花賞・有馬記念、03年阪神大賞典の4回対戦経験があり、3勝1敗と先着回数自体はノーリーズン号の方が多い。
しかし、2頭の組み合わせで最も印象が強いレースは、4戦中唯一ヒシミラクル号が勝利した02年菊花賞だろう。
というのも、1番人気だったノーリーズン号がスタート直後、落馬により競走中止となり、約110億円の馬券を一瞬で紙屑に変えた一方で、
ヒシミラクル号が10番人気の大穴でこの菊花賞を制し、お互いに波乱の立役者となったのである。
あと、どちらも「抽選を突破してクラシックの一冠を制した」という共通点もある。

ラーメン大好き、アイルランドからの留学生にしてガチお姫様ウマ娘。ミラ子の同期は非常に個性豊かなメンバーで溢れている。
とはいえ、殿下を特別扱いしているような感じはないため、上記の二人と比べると割と普通な会話をしている。
殿下もサッカーに関心が強いため時々サッカーをするのだが、その際SPの方たちのディフェンスが凄まじいらしい。無茶しないでくださいお姫様

史実では02年有馬記念で対戦経験があり、ファインが先着している(ファイン5着、ヒシミラクル11着)。古馬以降はあちらがマイル寄りに舵を切ったため会う機会がなかった。

生真面目で優等生、「すごい」ウマ娘。
ミラ子自身は別世界の存在だと言っているが、トップロードはそうは思わず、ミラ子の才能を評価しており、草サッカーで助っ人に誘ったりするなど、関係は良好。
実際、キャラストーリーでの併走でもミラ子のことを高く評価していた。

史実ではトプロの引退レースとなった02年有馬記念にて対戦経験があり、トプロが4着で先着。
その他にも同じサッカーボーイ産駒にして菊花賞を制したステイヤーと、他のウマ娘と比べると強い共通点がある。

何故か見た目がそっくりな熱血風紀委員ウマ娘と金剛八重垣流の武人ウマ娘。
やはりどちらもクラスメイトである。これだけ個性の強いクラスにいるミラ子は気が気じゃないだろう。
泳ぎが苦手なミラ子をどうにかして水泳実技テスト*8に参加させるため、二人でミラ子を追い回す大捕り物となった。そして案の定、ミラ子は溺れながら泳がされた。

史実での繋がりは実馬同士は世代が違い過ぎることもあり当然繋がりは無い。
しかしヤエノは「クラシックレース(皐月賞)で賞金不足から3枠しかない抽選枠に回されるも、その抽選を突破して当該レースを制覇」という境遇面での共通点がある。
バンブーに関しては「ヒシミラクルの同期で同じレース(菊花賞)を走り重賞馬になったバンブー冠の馬がいる(バンブーユベントス号)」という辺りからの起用だろうか。
また、2頭ともヒシミラクルの父サッカーボーイと同期であるという共通点はある。

薄幸なおれっ子系王子様ウマ娘。
二人で「小さな癒し見つけ隊」として学園内を散歩して、ちょっと癒されるスポットを探す活動をしているのだが、
その先々で図らずも奇跡を振りまいているらしく、学園内での噂になってるそうな。
ちなみに、ケイエスミラクルもミラ子同様に「ミラクル」の方で呼ばれがちである*9一方、
あちらが体格がかなり細いという特徴があるため、「太い方/細い方のミラクル」という呼び方で区別されることも。風評被害

史実では当然ながら対戦経験は無く、二人で登場するイベント内容でわかる通り「ミラクル」という名前繋がりでの縁。
なおレースに対する考え方も運命もミラ子とは全く真逆である。
でも2人並べてミラクルとミラクルとか言うのはやめろ

上記のケイエスミラクルのイベントで登場する。ネオユニは自販機で間違って買った飲み物がちょうど同じく買い間違えたクリスエスと互い違いだったので交換成立。
デジタルは失くしたと思って三日三晩泣きわめいた推しグッズが見つかるなど、さっそく奇跡に遭遇した。
タップもその噂を聞いてそれにあやかろうとしていた。
しかし、クリスエスとネオユニの飲み物交換はともかく、そのあとに出てきたデジタルはお前なにしてるんだ状態。しかもそのグッズって…?

この3人とは03年宝塚記念で相まみえており、加えてタップダンスシチー号は翌年の覇者である。さらに、ネオユニヴァース号とアグネスデジタル号には奇妙な接点があり……。
これに関してはモチーフ元の記事の「ミラクルおじさん」を参照のこと。

全てがビッグサイズな横綱級ウマ娘と美浦寮寮長の肝っ玉姉さんウマ娘。
初詣イベントの選択肢次第で、3人で日曜大工をするイベントが見られる。

3ヒシそろって、トンテンカンー!!

史実では上で言及した通り、この3頭で2023年時点での「ヒシ」冠名のGⅠ勝利馬勢ぞろいである。
日曜大工である理由は馬主である阿部雅一郎氏の経営していた株式会社アベキャピタル*10と、前身の阿部木材工業からだろう。
ちなみにボーノは太り気味モデルが存在するというアプリ版での共通点もある。アマ姐さんはアニメでだが焼きそばを文字通りお腹いっぱい食べていた

  • 朗らかなウマ娘シニカルなウマ娘
キャラストーリーでミラ子と一緒に登場。モブキャラがキャラストーリーに出てくること自体はグラスワンダーのシナリオなどごく一部では既にあったが、ここまで堂々と出るケースは初。
ともに行動することが多く、ミラ子が「モブの中の一人だった」ということを強調するという点では、ある意味重要な役割を担っている。

シナリオ中では名前に言及がなく、モデル流用の可能性もあるので、レースに出てくる二人イコールシナリオの友人とは言い切れないが、レースに同じモデルの子が出走することがある。
この場合、朗らかなウマ娘が「ハートリーレター」、シニカルなウマ娘が「ビロンギングス」という名前である。
ちなみにどちらも芝中距離レースに参戦することがあり、ミラ子と彼女たちが同じレースに出走することも。

そしてゲーム『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』では大食いダービーのステージ背景でヒシミラクルと一緒に登場するなど他のモブウマ娘と違って優遇されている。

  • ダンツフレーム
2024年5月10日実装のSRサポカ【ぬりぬりシェイプアップ!】ダンツフレームで寮の同室と判明したウマ娘。
ミラ子ほど極端ではないが「普通」系のキャラ付けの似た者同士。
レースデビューはダンツが先だが学年はミラ子のほうが先輩らしく「ミラ子先輩」と呼んでくる相手で、二人で一緒にスキンケアに取り組んでいたりと仲は良好。
一方ダンツはいくら鍛えても肉付きがいいままという体質に多少のコンプレックスを持っており、
ミラ子に頬をつつかれたことで自分が太っているのではと悩んでしまう場面も。
なおミラ子はダンツをつついたことに対して「癒し効果ばつぐん」と言っており、全く太ったなどとは考えていなかった。
相手の事を言った瞬間自分に返ってくるのは確定的に明らかだしね

史実では2002年にダンツ、03年にミラクルが宝塚記念を制している宝塚記念繋がり。
また「1、2勝はするだろうがそれ以上勝ったら『ミラクル』」という理由で名前が付いたヒシミラクル、
「決して格好のいい馬ではなかった」と生産者評があるダンツフレームと、どちらも「幼駒時代の評価が芳しくない」という共通点がある。

直接縁があるというわけではないが、どちらも芦毛かつGⅠ戦績が菊花賞、春天、宝塚という共通点がある。

  • 観客のおじさん
シニア級宝塚記念で登場する、正しく観客のおじさん。周りが超豪華なメンツに圧倒される中で、ミラ子を応援する。
勝てないかもしれないと言われても「──夢、見たいじゃねぇか」とその考えは変わらなかった。
シニア級ジャパンカップでも登場し、「また夢、見させてくれよなー!!」とミラ子に声をかけたことによって、
本来なら予定になかったシニア級有馬記念への出走を決めるなど、ミラ子へ少なからず影響を与えている。

元ネタはもちろん「ヒシミラクルおじさん」。
詳細はモチーフ元の記事に記載されているが、ヒシミラクル号、ひいてはギャンブルとしての競馬を語る上で絶対に外せない有名な存在である。
そのためこのおじさんだけでなく、ミラ子に全てを賭けるトレーナー、メールが何故かおじさん構文のミラ子などシナリオの随所にミラクルおじさん因子が継承されている。


◆余談

アプリのチームレースにおいて、チームリーダーに特定のメンバーを配置すると特殊な掛け合いが発生するというものがあるのだが、
ヒシミラクルは実装から長期に渡って、その特殊掛け合いが唯一1個も存在しないウマ娘となっていた

同世代のライバルやウマ娘における学園寮のルームメイトなど、どのようなウマ娘であれ最低一つ以上は特殊掛け合いが存在しているのに、何故ヒシミラクルだけが皆無なのかその理由は謎であった。

その後、ミラ子実装から約1年と10か月後に実装された同期のノーリーズンとの間に特殊掛け合いがあるのが確認された。




ああ~…なんだかとっても追記・修正したい気分。

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  • ダイヤモンドダイヤモンド七宝
最終更新:2025年04月14日 12:28

*1 実馬の愛称に「ミラコー」という呼び名があったのが元ネタと思われる。

*2 ただし、クラスメイトとしては普段から交流する程度には会話しており、接点が皆無というわけではない。あくまでアスリートとしての立場の話。

*3 ただし、史実でヒシミラクルよりも大きいはずのトウカイテイオー(470kg前後)がウマ娘ではヒシミラクルよりも小柄になっている。

*4 リリース時点でタマモクロス、オグリキャップ、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、セイウンスカイ、カレンチャン、ゴールドシップと7人/7頭もおり、2025年にはクロノジェネシスが登場したことで9人/9頭となった。なお、髪色から勘違いされやすいがワンダーアキュートは芦毛ではなく鹿毛。

*5 ジャンポケ世代は2001年クラシック、ヒシミラクルは2002年クラシックと1歳違い、デビュー戦は01年8月。

*6 「ヒシの勝負服カラーの耳当てをしている葦毛」という情報を読み取れれば推測できるのは確かだが、僅かな出番をよく見逃さなかったものである。

*7 メジロマックイーンはメジロライアンが固定、ライスシャワーはメジロマックイーンが固定、ナリタブライアンはミホノブルボンとメジロマックイーンが固定で出走してくる。ヒシミラクル以外の春天一着勢で固定ライバルが存在しないのはメジロブライトのみ。

*8 しかもこれを受けないと補講を受けさせられ、トレーニングができなくなるかもしれない程の重要な課題。

*9 ミラ子自身もケイエスミラクルを「ミラクルちゃん」と呼んでいる。

*10 雅一郎氏は死去しているが企業自体は息子の雅英氏が馬主共々相続し、現存している。