プリルン(キミとアイドルプリキュア♪)

登録日:2025/03/23 Sun 07:17:00
更新日:2025/04/20 Sun 23:00:30
所要時間約 4 分で読めるプリ




プリルンはプリルンプリ!

プリルンはアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』のキャラクターである。

声:南條愛乃


【概要】

プリキュアを探しにキラキランドからやってきた妖精。語尾「プリ」をつけてしゃべる。
誕生日は10月9日。
目をパチパチすることで、「キラキラ」を見れる他、マックランダーの出現を察知できたり、素体にされた人を見たりすることもできる。
好物はウインナー。



【人物像】

のんびり屋でマイペースだが、精神面ではまだ幼く泣き虫な所も。
しかし、あまりのマイペースぶりに作中では度々うた達を振り回している。
  • 戦いを伴う危険なものであるに拘わらず、プリキュアについて詳しい説明をあまりしない。これが後々大きな失態に繋がることになる。
  • 当初は人間に見つかったら騒ぎになると認識していなかった。
  • うたに半ば強引にホットドッグを買わせる。しかも、「半分こ」といううたとの約束を破って1人で全部平らげてしまう。なお、6話ではうたがプリルンの分のお弁当もうっかり食べてしまったが、この時の意趣返しに見えなくもない。
  • たまたま近くにいた力士の「くりきゅうた」を「プリキュア」と勘違いし、キラキランドに連れて行ってしまう。巻き込まれたのに終始平然としていたくりきゅうたさんも凄いが。
  • いわゆる布教活動として、キュアアイドルのライブをネットにアップしてしまった。無断撮影は言い伝えで禁止されているどころか、そもそも「プリキュアの存在は世間に知られてはならない」という掟があるのに…。当然、罰として髪の毛(?)がモッサモサになり、大慌てで削除しようとするも一度ネットに上げたものは消せるわけがない。まあ、髪の毛はすぐに戻ったが。
    このアップロードがきっかけで、キュアアイドル研究会の発足、アイドルプリキュアの広告案件等多くの人々に影響を及ぼしているが、チョッキリ団にもプリキュアの情報を与えてしまった。
  • 学校に勝手についてくる。これ自体は従来の妖精にも見られたお約束なのだが、うっかりななの前でくしゃみをしてしまい正体がバレるきっかけを作ってしまう。
  • 第4話では性懲りもなくキュアウインクのライブをネットにアップしたことでまた同じ目に遭った。全く成長しとらんじゃないか!!
  • 「プリキュアとして人前に出る必要が無い」という真っ当な理由で広報活動を渋るタナカーンに対し、「やるって言うまで離れないプリ」と言って彼の顔面に飛びかかり無理矢理認めさせる。ただしこの時はうた、ななの当人2人が「やりたい。オファーを受けてもいいのではと思う」の旨をプリルンだけではなくタナカーンにも伝えていたのは情状酌量するべきではあるか*1
  • そして第8話では、案の定キュアキュンキュンのライブもアップリ~してしまった。一応こころに事後承認してもらった節はあるものの、モッサモサの刑が刑として機能していないことに女王様も思うところがあったようで、「次はモッサモサどころではない」と釘を刺されてしまった。
  • そもそも論として、タナカーン(田中)とさほど年齢が離れていないと思われるわりに、その田中さんがプリキュアのサポートスタッフとしてもアイドル関係者としてもしっかり者*2
  • 前年のメエメエが割とその意味では常識人だった*3
そう、プリルンはかなり久々に登場したトラブルメーカー枠の妖精だったのである。
アイドルプリキュアのスカウトや活動の認知に熱心になるあまり、時として周りが見えなくなってしまうことがあるのだ。
プリルンに注意できる女王は現在封印中、アイドルプリキュアのマネージャーのタナカーン(田中)は喫茶グリッターで勤務しているため四六時中プリルンを監視できないといった事情も大きい。

それが顕著になったのは第6話である。
こころと仲良くなりたい一心で彼女に接触し、プリキュアへの素質も見出してアイドルハートブローチを渡すが、アイドルプリキュアの本分がマックランダーと戦う戦士である事を説明しないまま戦いの場へと連れ込んだ結果、図らずもこころに戦いへの恐怖心を与えてしまうという大ポカをやらかしてしまった。
この件に関しては説明不足が原因であり、本人にも決して悪意は無い。
「うたやななが二つ返事でプリキュアになってくれたため、こころもきっとそうしてくれる」と楽観視していたのだろう。
それまでのこころのリアクションを考えればまあそう思う気持ちはわからんでもないが…*4
流石のプリルンも事の重大さに気付くと自責の念に駆られたものの、プリルンの慧眼を信じた田中の励ましを受け、こころともう一度会う決意を固める。こころもうたやなな、プリルンとの対話や我慢してた気持ちを吐き出すように号泣した事を通してアイドルプリキュアが好きである事を改めて自覚したのだった。そして、プリキュアへの憧れとチョッキリ団への怒りで戦いに対する恐怖心を乗り越えた結果、こころはキュアキュンキュンヘと覚醒したのだった。

現時点ではトラブルメーカーではあるものの、メタ的にはプリルンの行動で話が動いていることが大きい。
また、精神的にも幼いためある程度は仕方のない部分もある。何度注意されても同じことをしてしまう性格の子もいるし。
今後の活躍に期待したいところである。


【玩具版】

商品名は「まねっこアイドル♪おめめぱちぱちプリルン」。
その名の通り、自動で瞬きをしながらおしゃべりするぬいぐるみである。
リボンを付け替えることでプリキュアのようにファンサービスが上手になる。
別売りのプリキュアリボンとも連動している。


【余談】

前作『わんだふるぷりきゅあ!』のバトンタッチ映像ではキュアアイドルとともに登場していたが、CVの発表が同日の夜だったためクレジットではCVが「???」で伏せられていた。

近年からプリキュアを見始めた人にとっては、プリルンのようなタイプの妖精は新鮮に見えるらしく、好意的な反応も見受けられる。

担当声優が歌唱力に定評のある南條女史、玩具版のコンセプトを根拠に一部では今作の追加戦士ではないかと言われているが…?




追記・修正よろしくプリ!

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  • まるで成長していない…
  • 意外と人間味アリ
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最終更新:2025年04月20日 23:00

*1 結局タナカーン…というかマネージャーのチーフ格である田中も実際にやってみて考えを改めたため、この時についてはプリルンの意見に理はあったといえる。

*2 ただし「人間に変身している状態」と「本来の姿」で精神年齢に差があったケースは『5』のココやミルクの前例があるため、これがタナカーンの素の性格とは言い切れなくはある。

*3 もっともニコ様から(その時は連絡不通であったとはいえ)現場での無断判断やほう・れん・そう不足を指摘されていたうえ、初期の回ではそのメエメエも悪い意味でルール順守に意固地になっているシーンは多い。第6話における結果があまりに悪いからネガティブに書かざるをえないだけで、プリルンの柔軟な対応力そのものは利点も大きい。

*4 当たり前だがその時点でのこころはどう考えても「単なるアイドルグループ」「ご当地アイドルのようなもの」と理解しており、むしろ「自分もやりたい」と言うのは当然である。繰り返すがプリルンの単なる説明忘れが原因であり、双方それぞれ悪意があったわけではない。