プリルン/キュアズキューン

登録日:2025/03/23 Sun 07:17:00
更新日:2025/09/21 Sun 18:33:19
所要時間約 10 分で読めるプリ


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Awakening Harmony お姉様 なかよしJ♡YFUL ねえたま まるで成長していない… アイドル アイドルプリキュア キミとアイドルプリキュア♪ キュアズキューン キラキランド クラヤミンダー ズキューンキッス タコさんウインナー ファンサ プリキュア プリキュア個別 プリキュア妖精個別 プリルン ホワイトヒロイン マスコット 南條愛乃 問題児 天然トラブルメーカー 女の子 妖精 妖精プリキュア 妖精側の主人公 意外と人間味アリ 意外と面倒見がいい人 意外と面倒見がいい妖精 愛すべきバカ 愛すべきマスコット 愛すべき妖精 戦うアイドル 根はいい奴 根は純情 根は繊細 泣き虫 無断転載 田中ぷりん 白キュア 美人 豆腐メンタル 追加プリキュア


プリルンはプリルンプリ!

プリルンはアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』のキャラクターである。

CV:南條愛乃
キャラクターソング:「なかよしJ♡YFUL」*1

【概要プリ】

プリキュアを探しにキラキランドからやってきた妖精。語尾「プリ」をつけてしゃべる。
誕生日は10月9日。
目をパチパチすることで、「キラキラ」を見れる他、マックランダーの出現を察知できたり、素体にされた人を見たりすることもできる。
好物はタコさんウインナー。
性別には長らく触れられてなかったが、第11話のラストでメロロンが「ねえたま」と呼んだため、女性である事が判明している。



【人物像プリ】

のんびり屋でマイペースな性格であり、精神面ではまだ幼稚なキャラクターとなっている。その為作中では度々うた達を振り回している。(以下に記述)
  • 戦いを伴う危険なものであるに拘わらず、プリキュアについて詳しい説明をあまりしない。これが後々大きな失態に繋がることになる。
  • 当初は人間に見つかったら騒ぎになると認識していなかったとは言え、余りに周囲に目立つ行動が多い。
  • うたに半ば強引にホットドッグを買わせる。しかも、「半分こ」といううたとの約束を破って1人で全部平らげてしまう。なお、6話ではうたがプリルンの分のお弁当もうっかり食べてしまったが、この時の意趣返しに見えなくもない。
  • たまたま近くにいた力士の「くりきゅうた」を「プリキュア」と勘違いし、キラキランドに連れて行ってしまう。巻き込まれたのに終始平然としていたくりきゅうたさんも凄いが。
  • いわゆる布教活動として、キュアアイドルのライブをネットにアップしてしまった。無断撮影は言い伝えで禁止されているどころか、そもそも「プリキュアの存在は世間に知られてはならない」という掟があるのに…。当然、罰として髪の毛(?)がモッサモサになり、大慌てで削除しようとするも一度ネットに上げたものは消せるわけがない。まあ、髪の毛はすぐに戻ったが。
    このアップロードがきっかけで、キュアアイドル研究会の発足、アイドルプリキュアの広告案件等多くの人々に影響を及ぼしているが、チョッキリ団にもプリキュアの情報を与えてしまった。
  • 学校に勝手についてくる。これ自体は従来の妖精にも見られたお約束なのだが、うっかりななの前でくしゃみをしてしまい正体がバレるきっかけを作ってしまう。
  • 第4話では、性懲りもなくキュアウインクのライブをネットにアップしたことでまた同じ目に遭った。全く成長しとらんじゃないか!!
  • 「プリキュアとして人前に出る必要が無い」という真っ当な理由で広報活動を渋るタナカーンに対し、「やるって言うまで離れないプリ」と言って彼の顔面に飛びかかり無理矢理認めさせる。ただしこの時はうた、ななの当人2人が「やりたい。オファーを受けてもいいのではと思う」の旨をプリルンだけではなくタナカーンにも伝えていたのは情状酌量するべきではあるか*2
  • そして第8話では、案の定キュアキュンキュンのライブもアップリ~してしまった。一応こころに事後承認してもらった節はあるものの、モッサモサの刑が刑として機能していないことに女王様も思うところがあったようで、「次はモッサモサどころではありませんよ」と釘を刺されてしまった。
  • 同8話に於いては、お泊まり会での夕食である鯖カレーをうた達3人が食べている間に鍋に残っていたカレーを残さず食べ尽くした為、結果うたがおかわり出来なくなっている。
  • 第16話では、プリキュア3人での合体技「プリキュア・ハイエモーション」の動画を反省の色もなく無断でアップロードしており、それが明らかになった際には即時モッサモサの刑に処されている。女王様、第8話のセリフ忘れてる?
  • 比較対象として、タナカーン(田中)とさほど年齢が離れていないと思われる割に、そのタナカーンがプリキュアのサポートスタッフとしてもアイドル関係者としてもしっかり者である事が挙げられる*3
  • 前年のメエメエが割とその意味では常識人だった*4

そう、プリルンはかなり久々に登場したトラブルメーカー枠の妖精だったのである。
アイドルプリキュアのスカウトや活動の認知に熱心になるあまり、時として周りが見えなくなってしまうことがあるのだ。
プリルンに注意できる女王は現在封印中、アイドルプリキュアのマネージャーのタナカーン(田中)は喫茶グリッターで勤務しているため四六時中プリルンを監視できないといった事情も大きい。

それが顕著になったのは第6話である。
こころと仲良くなりたい一心で彼女に接触し、プリキュアへの素質も見出してアイドルハートブローチを渡すが、アイドルプリキュアの本分がマックランダーと戦う戦士である事を説明しないまま戦いの場へと連れ込んだ結果、図らずもこころに戦いへの恐怖心を与えてしまうという大ポカをやらかしてしまった。
この件に関しては説明不足が原因であり、本人にも決して悪意は無い。
「うたやななが二つ返事でプリキュアになってくれたため、こころもきっとそうしてくれる」と楽観視していたのだろう。
それまでのこころのリアクションを考えればまあそう思う気持ちはわからんでもないが…*5
流石のプリルンも事の重大さに気付くと自責の念に駆られたものの、プリルンの慧眼を信じた田中の励ましを受け、こころともう一度会う決意を固める。
こころ自身も、うた達との対話を通して我慢していた気持ちを吐き出すように号泣し、アイドルプリキュアが好きである事を改めて自覚する。
自覚したプリキュアへの憧れと、チョッキリ団への怒りで戦いに対する恐怖心を乗り越えた結果、こころはキュアキュンキュンヘと覚醒したのだった。
尚、キュアキュンキュン誕生の物語としては綺麗にまとまったものの、プリルンからこころへの謝罪が結局無かったり、この話以降もプリルンの問題行動が続いたりで、プリルンの成長という意味での変化はない。

上記の通り、本作屈指のトラブルメーカーではあるものの、良くも悪くも物語全体を動かす重要なキャラクターとなっており、出番も非常に多い(その反動で人間キャラが物語本筋にあまり絡まない形になってしまっているが)
ウインク(ななじゃなくて片眼を閉じる仕草)は苦手で、ファンサの際に両目をつぶってしまう。このため第16話では夜ごとウインクと決めポーズの練習をしていた。


【決意プリ】

その後もアイドルプリキュアの一員としてうた達と特訓をするなど交流を深めていった。
しかしカッティンダーとの戦いにて、苦戦するプリキュアを助けようと勇敢に立ち向かったが、ダメージを与えられないどころかカッティンダーからは歯牙にもかけられなかった。
この件で改めて己の非力を自覚すると、うた達に向けたビデオレターを残してメロロンと共にキラキランドへ帰還した。

当初はビッグキラキラリボンの力でチョッキリ団を消滅させようとしたが、肝心のリボンが足りておらず失敗。
代わりにメロロンが持っていたハートキラリロックで願いを叶えることにしたが、それは2人の大切なものを封印するという恐ろしい代償を伴うものだった。
だが、うた達の力になるという本懐を遂げるべく、これを使用することを決意し、メロロンもその覚悟を受け入れる。
こうしてプリルンは一番大切なもの……「うたとの思い出」を代償にアイドルプリキュアを守れる力を獲得し、キュアズキューンへ覚醒したのだった。


【覚醒後プリ】

その後、キュアキッスとして覚醒したメロロンと共に行動をしていたが、紆余曲折を経てうた達と再会。
メロロンとは異なりこれまで通り友好的に接するも、当然はなみちタウンで過ごした記憶は丸っきり抜けており、うたに加えてななやこころ・タナカーン(人間態)の事も忘れていた上、ついでに好物もカニさんウィンナーに変わっていた。

うた達は記憶を取り戻すきっかけを作るためにピクニックに連れて行くが、奮闘も虚しく一向に記憶が戻る気配が無く、うたも1度は心が折れかけてしまうが、父・和の助言を基に「プリルンとはこれから新しい思い出を作ればいい」という結論に達したうたともう一度思い出作りを始める。
しかし、その矢先にザックリーの襲撃に遭いクラヤミンダーの素体にされてしまう。
これにより、TVシリーズ初の怪物の素体にされた妖精かつ覚醒済みのプリキュアとなった。*6
うたのアイドルハートブローチを封じて赴くままに暴れ回るが、うたが「笑顔のユニゾン♪」を歌い続けている内に聞き覚えのある歌だと気付いて彼女と共に歌いだし、遂には全ての記憶を取り戻すという奇跡を起こした。
そして、自力でクラヤミンダーから脱出するとメロロンと共に変身してクラヤミンダーを浄化。
記憶が戻った喜びをうた達と分かち合うのだった。

ズキューンになって以降はマイペースな面こそあれど、以前のように勝手に行動してトラブルを起こすようなことはしなくなっており、何だかんだで成長が垣間見える。

【田中ぷりん】

プリルンの人間態で、うた達よりも背が高い白髪の少女の姿をしている。はなみち中学校では3年生として通っている。
キラッキランリボンバトンに自身の首元のキラルンリボンを付けることで変身している。
名前は学園生活初日の自己紹介で本名を言いかけた際にメロロンが咄嗟に名付けた。
苗字はタナカーンこと田中が由来と思われるが、結果としてプリキュアでは一周回って珍しい「よくある苗字」となった。

【キュアズキューン】



プリキュア、ライトアップ!


キラキラ、ショータイム♪ YEAH♪


キミと YEAH♪  一緒に YEAH♪


ハートをプリっとロックオン!


キミとズッキュン、キュアズキューン!

プリルンが変身するプリキュア。イメージカラーは白だが、緑も使用されている。
白キュアとしては史上初の追加プリキュア&変身者が妖精である。
髪は薄緑のブロンドのロングヘアで、スカートの背の大きなリボンが特徴。
その外見はプリルンの面影を殆ど感じさせない程に大人びており、それに合わせて性格もやや変化する。もっとも前例に比べると性格変化は「やや」に抑えられており、特に記憶を取り戻して以降は大人びた容姿で無邪気な振る舞いを見せることも多い。タコさんウインナー好きはそのまま。
ビジュアルが解禁された時点では変身者は一応伏せられており、せいぜい身に付けているリボンがプリルンと同系統のものぐらいしかヒントが無かったにも関わらず、プリルンが変身すると察した視聴者は当然多く、妖精態とのギャップの激しさに驚いた声も少なくなかった。作中でもうた達が正体を探ろうとしてたのだが、正体判明後にはプリルンとはあまりにもイメージが違いすぎる事に仰天していた。
変身シーンでは妖精とプリキュアの中間形態として前述の人間態が登場している。
決してズキュゥゥゥンではない。こぞってネタ絵描かれたけどね

【使用技】


  • ズキューンバズーカー
個人技。
音符を模したエネルギー弾をバズーカ砲よろしく発射する。
鍵型のハートキラリロックで目元にアイシャドーを塗って発動する。

  • プリキュア・ズキューンキッスディスティニー

ふたりの誓い、いま輝け!

合体浄化技。持ち歌「Awakening Harmony」を歌った後、二人で手を繋いでハートマークを作りながら音符を模したエネルギーを放つ。

【玩具版プリ】

商品名は「まねっこアイドル♪おめめぱちぱちプリルン」。
その名の通り、自動で瞬きをしながらおしゃべりするぬいぐるみである。
リボンを付け替えることでプリキュアのようにファンサービスが上手になる。
別売りのプリキュアリボンとも連動している。

【余談プリ】

前作『わんだふるぷりきゅあ!』のバトンタッチ映像ではキュアアイドルとともに登場していたが、CVの発表が同日の夜だったためクレジットではCVが「???」で伏せられていた。

キュアズキューンとキュアキッスのビジュアルが解禁された際には、多くの視聴者から正体はプリルンとメロロンだろうと思われつつも正体が伏せられていた。そのため、発覚前の第17話と第18話ではキュアズキューンとしてのクレジットがプリルンとは別に記載されており、CVが「???」で伏せられていた。

物語前半のトラブルメーカーぶりから一部では「令和のキュゥべえ」なんてあだ名が付けられてしまっている。
言うまでもなくキュゥべえを知っている人からすれば凄まじい風評被害としか言いようがない。
何の因果か、そちらも10月から劇場版の編集版が日5枠から放送してしまう事に…
また、近年からプリキュアを見始めた人にとっては、プリルンのようなタイプの妖精は新鮮に見えるらしく、好意的な反応も見受けられる。

担当声優が歌唱力に定評のある南條氏、玩具版のコンセプトを根拠に一部では今作の追加戦士になるのではないかと予想されていたのだが、実際に第17話でキュアズキューンに覚醒した。
なお、南條氏は本作がプリキュアシリーズ初出演。



追記・修正よろしくプリ!

この項目が面白かったなら……\ファンサ/

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最終更新:2025年09月21日 18:33

*1 メロロン(CV:花井美春)とのデュエット

*2 結局タナカーン…というかマネージャーのチーフ格である田中も実際にやってみて考えを改めたため、この時についてはプリルンの意見に理はあったといえる。

*3 ただし「人間に変身している状態」と「本来の姿」で精神年齢に差があったケースは『5』のココやミルクの前例があるため、これがタナカーンの素の性格とは言い切れなくはある。

*4 もっともニコ様から(その時は連絡不通であったとはいえ)現場での無断判断やほう・れん・そう不足を指摘されていたうえ、初期の回ではそのメエメエも悪い意味でルール順守に意固地になっているシーンは多い。第6話における結果があまりに悪いからネガティブに書かざるをえないだけで、プリルンの柔軟な対応力そのものは利点も大きい。

*5 当たり前だがその時点でのこころはどう考えても「単なるアイドルグループ」「ご当地アイドルのようなもの」と理解しており、むしろ「自分もやりたい」と言うのは当然である。繰り返すがプリルンの単なる説明忘れが原因であり、双方それぞれ悪意があったわけではない。

*6 過去作ではキュアワンダフルも該当するが、あちらは暴れ出す前に元の姿に戻ることができた。