デュエル・マスターズGT -Gear of the Twin heart-

登録日:2025/09/03 Wed 23:20:38
更新日:2025/09/03 Wed 23:24:06NEW!
所要時間:約 7 分で読めます




始めましょう!

20年ぶりの──

デュエル・マスターズ!!

『デュエル・マスターズGT -Gear of the Twin heart-』とは、週刊コロコロコミックにて連載されているデュエマの漫画である。

概要

2025年8月6日より連載を開始。
STORY OF DUEL MASTERS ~コード:ベスティ~』以来1年半ぶりとなる背景ストーリーを題材とした漫画。
今回はドラゴン・サーガ(DS)の物語の20年後…あの《龍覇 グレンモルト》の子供達であるグラッサとタレットが主人公の物語が描かれる。

作者は『アクジキさんノごはん』を描ききったばかりの菊妻ヒロキ氏が担当。
また、背景ストーリー漫画では初となるカード側のストーリーを担当している人物が監修として参加しており、本作では主任Kこと川崎大輔氏が構成に関わっている。

可愛らしい登場人物や意外なストーリーから早くも人気が爆発しており、ボイスコミック版が続々と配信される矢継ぎ早の展開も特徴。
1話辺りの情報量が多すぎて読者がグロッキー状態になる事もしばしば。

ストーリー

デュエル・マスターズ屈指の超大人気シリーズ、ドラゴン・サーガ編の新たな物語を漫画化!!グレンモルトの双子の子供たち、グラッサ&タレットが、かつて父が制した武闘レース「デュエル・マスターズ」を駆け抜ける!!!
※作品ページ内のあらすじより引用。

登場人物

グレングラッサ

CV:夏吉ゆうこ
本作の主人公の一人。
モルトと《龍覇 グレンアイラ》の娘でタレットの姉。
母に負けず劣らずの豊満な胸と尻の持ち主

幼い頃から両親が家を空ける事が多く、祖母から聞かされた父の戦いの物語を聞いて育ち、次第に憧れは「父を超える」という夢に変化していった。
20年ぶりのデュエル・マスターズに優勝する事でそれを成し遂げようとしている。
性格は明るく快活だが、弟の行動を窘める常識人な一面やミロクに父の物語を弄ばれた事に怒る一面も。

グレンタレット

CV:花守ゆみり
本作の主人公の一人。
父には似ず華奢な体格、だが男だ
火文明に留まり剣術の修行に明け暮れた姉と異なり、「愛」の資質を見出された事で光文明に引き取られ、父のライバルであったロージアとその部下《龍覇 アリエース》の下で生活してきた。

性格は姉に苦言を申される程の愛マニア
曰く「愛こそが人を新しい次元へと進化させるんだよ。」との事。
かつて当のモルトによって自分の小隊を潰滅させられたアリエースからの意趣返しに見えなくもない
過去の因縁を捨てて自らの信念を実践しているとも言えるが
愛を抜きにしてもマイペースで掴みどころのない性格だが、彼もまた自分の夢を叶える為に姉の冒険に付いていく強かな一面を持つ。

仙界一の天才 ミロク

CV:小鹿なお
すっかりお馴染みとなってしまった元凶の一人。
今回は監修が付いたからかより背景ストーリーに近い性格と荒らし・嫌がらせ・混乱の元っぷりを発揮している。
良くも悪くも子供っぽい性格で、デリカシーのない発言から他の人の逆鱗に触れる事もしばしば。
それでも自分の発明以外の事象は二の次だったコードベスティの頃とは異なり、最低限の責任は取ろうとする傾向も。

かつてのデュエル・マスターズでドラグハートの存在を知った事で、それを真似て「物語」から作られる新型のドラグハートを発明。
20年ぶりに開催されたデュエル・マスターズにかこつけて性能テストの為にグラッサ達に接触、彼らにガイサーガを渡す。

サソリスJr.

CV:徳留慎乃佑
グラッサとタレットの旧友、名前からして恐らく《龍覇 サソリス》の息子。
自然文明の戦士だが、カードイラストでは少年時代のモルトが父サソリスと同じ学校に通っていた為か交流があった模様。

以前からグラッサとはよく勝負していたものの、自分で隠したドングリの場所を忘れる等記憶力は悪い為当のグラッサからは勝敗をアテにされていない。
久々の再開を期にグラッサと勝負するも、ミロクから貰ったデッドアックスの影響で力への欲求に飲み込まれ暴走する。
しかしガイサーガを構えたグラッサと、タレットのサポートにより倒され正気に戻るのだった。

尚、この漫画に直接出演しているキャラの中では真っ先にカード化されており、DS編から二年後の革命ファイナルにて《無頼護聖サソリスJr.》としてカードのみが登場していた。
ガーディアンとのツーショットでカードになっているのだがガーディアンの方は出演していない。

Q.E.Deux

CV:佐藤榛夏
ミロクと喧嘩したグラッサの前に現れた謎の少女。
その正体はQ.E.D.のバックアップ(クローン)にして、Q.E.D.の意志を継ぐ者。
あくまでもバックアップだからか、外見はデュエプレで擬人化されたそちらと似た姿をしている。
即ちグラッサに負けず劣らずのデカパイ

「Q」と「A」を言葉の頭に付ける独特な喋り方をする。
オリジナルであるQ.E.D.の記憶からデッドマンとの再会を望んでおり、その為にデッドアックスを回収し口付けによって龍解。
しかしデッドアックスが龍解して復活したデッドマンは本人ではなかった為失望するも、グラッサの「新たな世代となる」激励を受け彼女と共に戦うようになる。
このせいでグラッサに惚れてしまい、タレットを「義理の弟」呼ばわりするように

龍覇 ザ=デッドマン

CV:黒井淳一
ご存じ黒幕の一人「proud true wickedness (驕り高き真の邪悪)」
既にモルトに討ち取られ死亡した筈だったが、後にガイサーガと同時にミロクがその「元凶の物語」から新型ドラグハートの1つであるデッドアックスを作成。
最終的にQ.E.Deuxによって龍解し復活するも、あくまで物語から産まれた新たなドラグハートであり、デッドマン本人ではなかった為かつて研究仲間だったQ.E.D.を「用済み」「事故に見せかけて処分した」とまで吐き捨てるようになっていた。
グラッサをモルトと誤解し襲い掛かるも、タレットとQ.E.Deuxの足止めとガイサーガの力で本来使用できない筈の技を使ったグラッサにより再び滅ぼされる。

煉獄大帝 キング・ロマノフ

かつてミロクが開発した魔導具の一つ「マッド・ロック・チェスター」を手にした事で煉獄に封じ込められた存在。
かつては《邪眼の始祖 ロマノフ・アルファ》と言う名であり、ミロクからも当初そのように呼ばれていたが、復活時に改名したとの事。

煉獄から復活してからは、全ての歴史を「邪眼」に取り込むという野望を抱いており、手始めにグラッサ達を強襲、2つの新型ドラグハートを奪う。
グラッサには「デッドマン以上の邪悪」とまで称されている。

グレンモルト

CV:鈴木将之
ご存じ世界を救った英雄「HEART OF DRAGON(龍魂の剣士)」にして、グラッサとタレットの父親。
現状出番は回想や言及のみ。

爆熱血 ナレ太郎

CV:佐藤せつじ
デュエル・マスターズの司会を務める男。

元々はアニメ『デュエル・マスターズVS』でナレーターを務めていた男であり、声優も同じ。
一応カード化された存在とはいえ、何故彼がクリーチャー世界にいるのかは不明。
先んじてDS編をコミカライズした『デュエル・マスターズ SAGA』では司会が黒幕のデッドマンの為、彼同様に真の黒幕なのかもしれない

用語

デュエル・マスターズ

何でもありの武闘レース。
大陸1つを股にかけて行い、ゴールである大陸の果てに辿り着いた者には景品として「望むもの」が手に入るという。

元々はミロクが自ら開発した魔導具のテストを行う為、拉致してきたサムライを競い合わせ大会を開催したのが第1回となった。
その後惜しくも敗れたデッドマンがその武具に着想を得、強力な龍の魂を封じた武具を創り出し禁断に対抗する手段を開発しようと試みていた。
手始めにミロクが去った後にデッドマンが主催を乗っ取り『デュエル・マスターズ』を開催し続け、その度に優勝者の魂を武具に封じ込めドラグハートを量産していったのだった。

その後、モルトによってデッドマンが倒されてからはしばらく開催されていなかったが、自らの開発した魔導具の技術を流用した新たな武器であるドラグハートを知ったミロクによって、実に20年ぶりに再び開催される事となった。

ドラグハート

ドラゴンの力と魂を宿す武具の事。
ドラグナーが心を通わせる事により、封じられたものを解放する「龍解」という現象が起こる。

元々は上記の通りデッドマンが人々の魂を武具に閉じ込めて開発した魔導具だったが、後にミロクは「物語」から作られた新型のドラグハートを開発している。
これは自分なりにドラグハートを研究している内に龍幻郷との関連に気づくと、その秘密を解き明かすべく龍幻郷へと渡った事で、ドラゴンの「魂」に限らず「物語」や「記憶」からでもドラグハートを作れるのでは、という発想が元になった。
本作では「元凶の物語」からデッドアックスが、「英雄の物語」からガイサーガが産まれている。

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最終更新:2025年09月03日 23:24