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DIGIMON BEATBREAK

登録日:2025/10/20 Mon 05:46:45
更新日:2026/08/22 Sat 23:37:05NEW!
所要時間:約 11 分で読めます


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2025年 25年秋アニメ BRAVE GROOVE BREAK IT DIGIMON BEATBREAK Mad Pulse beat up iLIFE! ※日曜朝9時です。 お茶の間の良い子号泣シリーズ みんなのトラウマ アニメ ギスギスシーン多し デジタルモンスター デジモン デジモンアニメシリーズ デジモンオールスター←声優的な意味で デジモンビートブレイク トラウマ多し フジテレビ ミラミラ 中盤から再評価 子供向けアニメ ←大人も楽しめるストーリー 子供向け? 宮元宏彰 山口亮太 東映 東映アニメーション 東映アニメーションの本気 桶狭間ありさ 毒親の見本市 深夜33時アニメ 稀に鬱展開あり 結構暗い過去持ち達 豪華声優陣 賛否両論 近未来 鬱燃展開






近未来
思考や感情をエネルギー化した「e-パルス」は
AIデバイス「サポタマ」のエネルギー原として活用され、
人類は新たな変革の時を迎えていた

しかし、その陰で恐るべき怪物が現れる
e-パルスを喰らい進化するモンスター
その名を―


DIGIMON BEATBREAK

未来を、バグらせろ




『DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)』とは2025年10月5日から放送中のTVアニメである。

概要

デジモンアニメシリーズ通算10作目であり、略称は『ビーブレ』。
デジモンゴーストゲーム』から『逃走中 グレートミッション』と『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』を挟んだ2年半ぶりの新作となる。今回はそんなに待たせなかった
東映アニメーションの海外展開強化の流れの為か、本作は日本での本放送一月程のタイミングの11月に韓国で吹き替え版が放送開始しておりデジモンアニメシリーズとしては最速の世界展開となった。

これまでのアニメシリーズと比べると公式で語られている通り、幼年層の新規視聴者の獲得を諦めたのか年齢層が10代〜20代向けに設定されており、タイトルの正式名称がローマ字表記となった他、近未来を舞台としオーバーテクノロジーが社会に浸透しているがディストピアめいた雰囲気を持つ『デジモンストーリー サイバースルゥース』に近い世界観が描かれている。*1
「地上げ屋」「戦争」「家族との確執」をはじめとして「闇バイト」「AI依存」「海賊に襲われる豪華客船」「慈善事業家が裏で児童人身売買をしていた」「資源狙いの海外が民主化の美辞麗句で革命を支援し国が滅亡し結局衰退」といった現代の社会問題をモチーフにしたネタなど一層シリアスかつアングラ感溢れる暗めな要素も見受けられており、さらにはデジモンを悪用したり自身の都合で振り回す人間や、逆にパートナーデジモンが生まれたせいで社会を追われる人間が描かれるなど過去作のアンチテーゼとも解釈出来る要素も多く、それらの事件による大規模な被害や死亡者も多く出てしまっている程。

また、『ゴーストゲーム』に引き続いて玩具などの商品展開に関しては控えめであり、アクリルスタンドなど高年齢層を意識したアイテムが中心となっている。これでもバイタルブレス以外ろくに商品展開がなかったゴスゲよりマシなのが何とも…*2
デジモンカードゲームへの参戦も発表されており、2026年5月16日にスターターデッキが発売された。

シリーズディレクターは『スター☆トゥインクルプリキュア』の宮元宏彰氏が担当、
シリーズ構成は『デジモンセイバーズ』の山口亮太氏が久しぶりにシリーズへの登板。そのせいなのかデジモンと関わる組織の存在や、e-パルスとデジソウルといった類似点がしばしば見受けられる。
山口氏は『キャッチ!ティニピンシリーズ』『メタルカーボットシリーズ』など近年ではSAMGエンターテインメント関連の日韓合作の韓国アニメのシリーズ構成や脚本の方がメインになっており、日本アニメ軸での活動は結構久しぶりである*3。また、声優陣の殆どは「ゴーストゲーム」と同様に過去のシリーズに出演経験が多い。

ストーリー

ほんの少し近未来(2050年)。
人々は大企業連合「ワールドユニオン」が開発した、思考や感情をエネルギーに変えた「e-パルス」を動力源とするデバイス「サポタマ」によって様々な恩恵を与えられていた。
そんな社会の中で窮屈さを感じていた青年・天馬トモロウは、ある日サポタマのエラーによって誕生した電脳生命体「デジタルモンスター」…通称デジモンの一体であるゲッコーモンとの出会いがきっかけで彼らが関わる事件に巻き込まれてしまう。
目の前で兄がデジモンによって廃人化し悲しみに暮れるトモロウに、デジモンと協力して事件を解決する賞金稼ぎ・クリーナーの一団「グローイングドーン」を率いる沢城キョウはとある選択を突き付ける。
このまま賞金首として追われるか、それともクリーナーとなって戦うか…。
兄のe-パルスの入ったサポタマを奪ったデジモンを追い、兄を目覚めさせる為、トモロウはゲッコーモンと共にグローイングドーンのメンバーとして戦う道を選ぶのだった。

登場人物

グローイングドーン

キョウがリーダーを務めるクリーナーチーム。海上に建造した住居を拠点としている。
「夜明け」を冠する名前の通り、パートナーデジモンのモチーフ生物はほとんどが夜行性。
「デジモンをデリートしない」のが方針にして理念。


主人公。新光ヶ浜高等学校に通う高校1年生。15歳。
アニメシリーズでは初となる高校生主人公にしてメガネ男子であり、
大門大以来となる男性声優が声を務める二人目の主人公となる。名前や苗字が「た」から始まらない点も同じ(た行ではあるが)。
主人公伝統のゴーグルはメガネ形を変えて受け継がれたと言えなくもないか。
また、次男が主人公となるのもシリーズ初である*4

特殊な性質かつ膨大なe-パルスを持つがゆえにたびたびサポタマを誤作動させてしまい、幼少期から厄介者扱いされて育ったこともあって、(年相応と言えば年相応だが)ルールに縛られる事を嫌う斜に構えた性格の持ち主でやや激情家。
家族以外の他人に心を開こうとせず、サポタマに限らずAIナビなどの電脳テクノロジーをあまり信用していないところがある。
兄のアスカの影響かドラマー志望らしく、通学路でもドラムスティックを持ち歩いてビートを刻んでいる。
また、食べ物ではブロッコリーが嫌い。たぶんギルモンとは関係ない

両親が何らかの罪状により国民保護省に逮捕されたため、実家を離れてアスカと共に古アパートで暮らしていた。
ある晩、野良ハイエモンの襲撃でアスカがコールドハートに陥った上にアクシデントでゲッコーモンの届出を拒否したことにされてしまい、仕方なくグローイングドーンに身を寄せることになる。

ただでさえ不憫な生い立ちの上、クリーナーになったのも「逮捕との二択」という実質的に逃げ場のない形である。
つまり歴代主人公のような「世界を守りたい」「強くなりたい」といった能動的な動機自体がそもそもない完全な巻き込まれ系主人公であり、当初は生きるために仕方なく戦っているだけという面がかなり強かった。
そのため、上記の通り最年長主人公の割にゲッコーモンや仲間に対する信頼感があまり無く、メンタルも強くないなどメガネの先輩よろしく歴代でも特に難のある性格なのだが、このようになってしまうのも無理はないという意見も多い。
また、「一見クールに見えるが激情を秘めた性格」「家庭環境が複雑」「どちらかというと他人に引っ張られがちな傾向」「ブラコン」などはむしろ歴代主人公のライバルに大体見られている要素である。

もっとも自身のせいでハイエモンに襲われることになってしまった同級生のヒトミを心底心配していたり、目の前の困っている人を見捨てておけない、デジモンを用いた凶悪犯罪に対しては憤りを見せるなど、根は善良な人物。
ゲッコーモンと諍いを起こしたあとも、態度ではツンケンしながらも窮地に陥った彼を心配して動き出すなど根っこではきちんとパートナー想い。信頼感が薄かったのも、「自分を見ているようで辛かった」とまさしく鏡写しなパートナーを通した自己嫌悪があった事を自覚。無事仲直りを果たし、「新しい家族」と認めた。
当初は仕方なく身を寄せているだけだったグローイングドーンについても話を重ねるごとに協力して戦うようになり、1クール終えた時点では「欺瞞だらけの学校生活ではなく自分の居場所はグローイングドーン」とはっきり認識しており、レーナが行方不明になった際にはキョウが止めるのも構わず必死に探しに行こうとするなど、仲間想いの立派な主人公になりつつある。


幼年期 ケコモン
成長期 ゲッコーモン
成熟期 アルマリザモン
完全体 モナークリザモン

トモロウのパートナーとなる爬虫類型のデジモン。データ種*5
伝統の爬虫類型…ではあるのだが、その名の通りモチーフは恐竜でもドラゴンでもなくヤモリ
デザインも大きくて丸い瞳に大きな舌ベロというまさかのキモカワ路線で多くのファンを驚かせた。
戦闘時には舌を活かした打撃技で立ち回る。

成長期デジモンらしい……というか歴代主人公パートナーデジモンでもずば抜けてヤンチャで陽気な性格。トモロウを慕ってはいるが、わがままや衝動的な行動でトラブルを招いて彼を怒らせることもしばしば。
語尾に「~ってナ!」とつけた言い回しを多用する。*6
トモロウのe-パルスが大好物であるが、その一方でe-パルスをエネルギー源とするはずのデジモンにあって食事をする(腹は膨れない模様)など、変わった個体とみられている。

自身の暴れっぷりと、サポ主がサポタマとの折り合いが悪く精神が不安定かつ未熟なトモロウであるゆえに絆を築くには時間がかかっており、己のポテンシャルとトモロウのe-パルスによる強さを誇るものの、エネルギー切れや暴走を起こしてしまいチームに貢献できない事態も何度かあった。
長年トップだった『テイマーズ』の主役デジモン初進化最遅記録(8話)を更新し11話まで進化に至らなかったが、大喧嘩とフレアモンへの敗北(一時的に幼年期に退化した)を経てトモロウからついに「お前と会えてよかった」と受け入れられ、話の節目となる12話にて成熟期・アルマリザモンへと進化を遂げる。
初進化を果たすだけの莫大なe-パルスを受け取っている超強化状態*7とはいえ仮にも完全体であるマリンブルモンに一方的に打ち勝つ華々しいデビュー戦を飾った。以降もアズダルモンに勝利する、究極体のピラミディモンに多少は食らいつく、シールズドラモンとハイコマンドラモンを同時に相手して優勢に立ち回る等存分に実力を発揮している。
そして24話でサイボーグ型の完全体、モナークリザモンに進化*8。クレイのプロガノモンを真っ向から打ち破る大活躍をしており、最早五行星にも迫る実力を手にし始めている。
また、同時に少しずつ協調性を学び時にトモロウを諭すなど精神面でも彼同様成長している模様。
テレビ鑑賞が趣味で、よく料理番組や映画の影響を受けて口調を真似したりしている。

CVの潘めぐみ氏は『デジモンクロスウォーズ』の洲崎アイルをはじめ、PSP版『デジモンアドベンチャー』及び『デジモンアドベンチャー:』の高石タケル、『デジモンストーリー サイバースルゥース』の白峰ノキアなどを担当しており、近年のデジモンシリーズにおける常連声優として有名。


グローイングドーンの鉄砲玉で紅一点。16歳。
非常に気が強く勝ち気な性格で、トモロウと対立することもしばしば。1話の時点でパートナーのプリスティモンを成熟期に進化させている点もあってか、戦闘においても1人で突っ走りがち。
身長170cmと結構な長身でスタイルのいい美人さんなのだが、こんな人柄なためまるでモテないらしく、ライトにナンパされた際にはトモロウどころかプリスティモンにまで心底驚かれる始末。
しかし実際は喧嘩中でも身を挺してトモロウを守る、仮にも敵対しており非協力的なグラニットを懸命に救おうとするなど、情に厚い人物。
フィジカル面でも非常に優れており、ヘソ出し短パンという薄着で雪原に放りこまれて平然としていたり吹っ飛んでくるルドモンを生身で受け止めるなどメンバーの中でもだいぶ人間離れしている。
トモロウとは対照的にヒロイン枠ながら歴代主人公に近いキャラ付けがなされている。誰が呼んだか令和のマサルダイモン
姉御肌な性格で、劇中でドレスコード突破用の服を着せられた際は不本意な顔をしていたが、グッズ用のアートワークでは可愛らしいガーリー系ファッションを着ていることもしばしば。

両親がおらずクリーナーチームを転々としていた過去があり、グローイングドーンへの思い入れが強いと共にリーダーのキョウを強く信頼している。
一方でよく買食いしていたり公式サイト曰くぬいぐるみ集めが趣味だったりと浪費家のフシがあり、貧乏生活には不満なようで依頼の報酬額を気にする場面が多い。

後から加入したトモロウ、マコトに完全体進化を先を越された事やローズに実力不足を蔑まれたことで焦りが生じ、一時は自信喪失に陥るも
トモロウの叱咤とキョウの説得で初心を思い出し、相棒であるプリスティモンの言葉で再奮起。メンバー最後となる完全体進化を果たす。


  • プリスティモン(声:田村睦心)
幼年期 パフモン*9
成長期 プリスティモン
成熟期 ウルヴァモン
完全体 ベアキャットモン

レーナのパートナーデジモン。レッサーパンダのような見た目のパペット型ワクチン種。
姉御肌な性格でレーナが幼い頃からのパートナー。紅茶(厳密にはその香り)が大好き。
成熟期に進化するとサイボーグ型のウルヴァモンとなり、「ラピッドバースト」や「スキャッターロケット」などの射撃技で戦う。

なおメインメンバーの中では戦績に恵まれず、勝利に貢献したことはあってもバトルの決め手となったことがほぼ無い。
格下のキノコ団をビビらせて以降はルドモンとの連携でムースモンにミラーワールドを開かせたぐらいである。
年上ヒロインのパートナーで戦績の悪い成熟期……はて、どこかで見たような
2クール目でも相変わらずだったが、3クール目となる29話にてついに念願の単独勝利を達成。しかも弱点をついたとはいえ相手は格上の完全体であるヴァンデモンである

更に35話でのボマーモン戦で念願の完全体進化を会得。
褐色肌と太ももが眩しいデジモンシリーズ恒例の性癖直撃女性型獣人型のベアキャットモンとなると、中〜遠距離戦主体のこれまでとは一変し、飛躍的に上昇したスピードとパワーによる徒手空拳の近接戦特化のスタイルで戦う。
さらにテンションも高くなり少し好戦的な性格に。元ネタのビントロングはクズリ(ウルヴァモン)やレッサーパンダ(プリスティモン)と比べると大人しくスローモーな動物なのだが。

日頃の生活ではパートではプリスティモンで過ごしているが、戦闘時には即ウルヴァモンに進化しているため、ゲッコーモンやキロプモンと違って、プリスティモンとして戦うシーンは非常に稀。
寝ている所をピーターモンに操られた際に手から弾丸を放っていたが、それなりに威力はある様子。

CVの田村氏は『デジモンアドベンチャー tri.』『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』における泉光子郎や『デジモンゴーストゲーム』の天ノ河宙など、連続出演が続いている。また、ゲームにおいても直近で『デジモンストーリー タイムストレンジャー』のメインキャラであるアイギオモンを担当している。


  • 久遠寺(くおんじ)マコト(声:関根有咲)
レーナの弟分で、グローイングドーンの分析及び「面倒くさい事」担当。10歳。
年の割には非常に大人びており、真面目で礼儀正しく温厚な性格だが、さらっと毒を吐くような発言もする。
切り込み隊長のレーナやクリーナーとして新人のトモロウに比べ、基本的には落ち着いているため、最年少にしてまとめ役というある意味大役を担っている。
戦闘中はゴーグルを装着し、パートナーのキロプモンからのデータを元にチームのバックアップを行う。
上記の通り、縁の下の力持ちとして優秀ではあるが、キロプモンはあくまでも分析に特化したデジモンであり、彼自身もチームプレー前提に動いている節があるため、他のチームメンバーがいない時はどうしていいのかわからなくなってしまう場面がある。
なお、スターマンのヒーローショー*10を楽しんだり、次回予告でUFOの話に胸をときめかせていたりと、一応10歳児らしいあどけなさを見せることもある。

元々は「理想郷」と称される海上都市・シャングリラエッグの名門一族出身。キロプモンが生まれたことで彼を引き渡そうとする父・セイジと対立し、自ら離れた過去を持つ。
30話では自身を後継者にしようと、GIFTを利用して事件を起こし、キロプモンと無理矢理別れさせようと画策したセイジと再び対峙したが、ついに完全な決別を宣言。騒動が収まった後はわだかまりのあった弟・ツカサとも和解した。


幼年期 ズルモン*11
成長期 キロプモン
成熟期 ナイトキロプモン
完全体 スカージキロプモン

マコトのパートナーデジモン。フードを被ったコウモリのような姿の哺乳類型ウイルス種。
やや幼く内気で、ボソボソ喋る癖を持ち、気になることをチェックしないと気が済まないオタク気質。
データを収集して分析する能力を持ち、必殺技の超音波「パラライズエコー」は足止めや撹乱において強力。

9話にて「マコトをシャングリラエッグから追放してしまった」という負い目をつかれシェイドモンに洗脳されてしまうが、翌話ではマコトの奮闘もあってそれを振り切り、彼との絆を再確認したことでロボットのようなデザインの獣人型デジモン、ナイトキロプモンに進化可能に。
分析だけでなく戦闘にも参加できるようになったが、チーム戦前提の本作の作風もあってウルヴァモン同様戦績は低い(ただの人間相手であれば殺傷能力を抑えつつ制圧出来るため滅法強いが)。

30話ではマシーン型の完全体、スカージキロプモンへと進化。
戦闘機のような姿に変わったことでサブマリモンの如くマコトを自身に搭乗させられるようになり、大きく強化された飛行能力と攻撃力を持ってしてヘルガルモンを倒した。退化まで追い込んだ単独での撃破はこれが初でもある。


  • 沢城(さわしろ)キョウ(声:阿座上洋平)
グローイングドーンのリーダー。最強クラスの実力を持つ天才クリーナーであり良き兄貴分。22歳。
トモロウの兄・アスカの友人であり、彼に託されてトモロウを迎え入れる。
普段は飄々とした心優しい性格だが、グローイングドーンの「ファミリー」に手を出した者や、家族・デジモンを大切にしない者には厳しく、一切容赦しない。
料理好きで、アジトでの食事は彼が作っていることが多い。
実はクーガモンの毛触りが大好きで、あるエピソードでは盛大なキャラ崩壊を起こして視聴者の腹筋を崩壊させた。

デジモンとの共存を望んでおり、依頼で撃破したデジモン達はデリートせず、密かにシェルター「ニリンソウ」で匿っており、サポ主を失った彼らにe-パルスを与えている。
そのため誰もが認めるグローイングドーンの最高戦力でありながら、前線に出られないことも少なくない。

かつては最強クリーナーである五行星の一人で、「金の星」「黄金のキョウ」と呼ばれていた。この頃はただひたすら強さを求めてデジモンを倒していた好戦的な性格だったものの、怪我をしていた所をミノルとカリナという血の繋がりのない家族に助けられて、彼らと共に過ごすうちに穏やかな性格となっていた。
しかし、王会長の命を受けて捜索を任された黒潮ソウジに二人を殺害されたことで五行星から完全に決別。
そしてカリナの遺言から、デジモンと人が共に暮らせる世界を目指して、デジモンのデリートは絶対にしないという掟を掲げ、ニリンソウを運営するようになった。


CVの阿座上氏は『デジモンサヴァイブ』にて富永リョウ役で出演している。


  • ムラサメモン(声:濱野大輝)
幼年期I ポポモン*12
幼年期II フリモン*13
成長期 レオルモン*14
成熟期 クーガモン
完全体 ムラサメモン
究極体 ハバキリモン

キョウのパートナーデジモン。筋肉質でいかついクロヒョウに似た見た目の獣人型ウイルス種の完全体。
落ち着き払った冷静な性格。普段は成熟期のクーガモンの姿で寝て過ごしているが、戦闘の際はムラサメモンに進化し*15、大剣を武器に敵デジモンに立ち向かう。
チームリーダーにして元・五行星のキョウのパートナーで、モナークリザモンが登場するまではチーム唯一の完全体だったこともあって、名実ともにチームのエースデジモンとして仲間達からも強い信頼を置かれている。

久しぶりの成長期以外が基本となるパートナーデジモンであり、1話の時点で完全体に進化出来るのも初。
成長期以前は回想のクーガモン誕生シーンでシルエットのみ登場。この登場以前にもデジカにてフリモン→レオルモンが進化前に設定されていた*16
他の五行星関連パートナーは常時完全体で過ごしているが、彼の場合は普段成熟期である。

タクティクス・チームセブン

第2クールから登場するライバルチーム。
母体である「タクティクス」は五行星であるクレイの傘下にあるクリーナー集団で、世界中にメンバーが存在する。
軍服のような制服に違わず、チームワークとe-パルスを制御して常にデジモンに最高のパフォーマンスを発揮させることを是としており、「一つ、日々の鍛錬を怠る者は不要」「一つ、上官の命令に従わない者は不要」「一つ、チームの足並みを乱す者は不要」という鉄の掟のもとで、軍隊じみた過酷な訓練によってクリーナーを育成している。

メンバーは率いるクレイが「土」の星である事に因んでか鉱物の名前の由来になっている。
パートナーデジモンは「土」とはあまり関係ないが、
「硬い甲殻」を持つシャコモン、「硬い盾」を持つルドモンと硬度が強調されている。モノドラモンにはあまりその要素はないものの、進化する事で鉱石を用いた攻撃を使うようになる(完全体はまた別だが)。


チームセブンの現教官で、タクティクスの創設にも関わったクレイの右腕を務める男性。35歳。
短髪で左目に傷があり、マッチョな体格通り筋トレが趣味。
非常に厳しく、集合時間が遅れただけでも叱責するなど鬼軍曹という言葉が相応しい完璧主義者。
才能を鼻にかけ調子に乗って失態を演じたライトに虐待に近い鉄拳制裁を下すなど部下への指導には容赦がない。
ただし自身もクレイの腹心という強い自負があり、クレイの忠告があったにも関わらず対抗心からキョウを舐めるなどあまり他人を言えた言動をしていない。
そのクレイへの忠誠心は高く、彼の働く外道な商売にも躊躇はなし。

度重なる失敗でクビになったライトを復帰させるつもりも無いことを伏せてコロシアムへ送り*17
キョウのムラサメモン相手に不利を取るやルドモンをギガスモンに装備させ、グラニットのe-パルスを命の限界以上に供給させるなど部下の事は駒としか思っていない模様。
そのグラニットには「有事の際には自分のために命を捨てろ」と告げており、口実などではなく本当に使い潰そうとするなどストイックを越えて冷酷非道な人物である。

やっていることは五行星のクレイの部下でライトたちの上司という中間管理職的な立場なのだが……中間管理職という響きからは想像もつかないようなとんでもなく味わい深い濃い悪役キャラとして認識されつつある。

+ ここが凄いよセラフィ内藤さん
  • 35歳という若いとも言い難ければ熟練ともとも言い難い珍しい年代のテイマーキャラ。
  • タクティクス自体は「サポ主含めたデジモンの人身売買オークション」だのの違法行為に手を染めまくっているのだが、なぜか正規軍人風の振舞で部下を指導しつつ本人も教官気取りの立ち振る舞い。
  • 自分は失敗をしても*18特に反省する様子はないが、部下の失敗にはどこまでも厳しく容赦なく鉄拳制裁をする。
  • ライトたちには感情を制御するよう指導しているくせに彼自身は感情的になりやすい。
  • 心酔しているクレイが「完璧と言える男がいるとすればかつての沢城キョウだ」という発言をしてからというもの「クレイ様の完璧は私だ!」と述べて私情丸出しで彼に粘着する何とも形容しがたいねっとりした質の持ち主。
  • そのくせクレイの指示を都合よく無視するし、何度も戦いを挑んでいるキョウにはある程度戦えるというだけで連戦連敗。
  • クビが確定しているライトを教育的指導の名目も捨てた憂さ晴らしの殴打を繰り返した後にコロシアムに送り「連勝したらチームへの復帰を許す」と述べて戦わせる……ものの、嘘と判明した結果ライトに裏切られる。
  • グラニットに「死に場所を望むというのなら用意してやるからその時まで俺に尽くせ」という約束で部下に引き込むが、用意した死に場所というのが彼のeパルスを限界まで引き込んで強化された彼のパートナーのルドモンを物理的に盾にしてキョウ相手に優位に戦うという卑劣極まりない手法。当然キョウはグラニットを案じて迂闊に手が出せずにムラサメモンが不利に回ったのだが、それを見て「くだらん情に流されて攻撃できんとはどこが完璧だ」と罵る。事実上の人質を取ってこの台詞である。
  • レーナの説得と己のために戦ってくれるルドモンの姿を見てグラニットが離反を決意すると「ガキが……!」とメッキが剥がれた安っぽい罵倒を放つ。
  • 唯一残ったホタルコに対してもチームメンバーの粛清という汚れ仕事を押し付けて、それが失敗したとなると「誰がお前の借金を肩代わりすると思ってるんだ?」とやたら小物臭い口ぶりでネチネチと責める。
  • 自分がキョウと戦いたいあまり、五行星のホノカの足止めをホタルコ一人に任せるという捨て駒にするにしてもあまりにも酷い采配を振るう。
  • 最終的に今まで散々汚れ仕事を呑み込んできたホタルコにすら「ゲス野郎」と言われた末にビンタまで食らって離脱される。
  • 最後は「役に立つならどんなことでもします!」というもはや押すなよ!レベルの前振り発言をした後にクレイにe-パルスを吸われてコールドハート……というテンプレな最後を迎えたように見せかけて「良かったな役に立てて」というクレイの一言に対して本当に役に立てて喜んでいるような笑みを浮かべて倒れる(実際に原画では「推しを仰ぎ見る顔」と注釈が添えられていた)。ちなみにタクティクス編での出番はこれが最後*19
  • 最終的に他の面々が無罪放免となった事をグラニットは「内藤が罪を被ったのでは」と推測したが、ライトには「そんなことするタマかよ」と一蹴されている。が、視聴者からクレイが与えた罪を独占するために被った可能性があるという意味ではあり得ると嫌な信頼を獲得
と動向と性格だけを辿ると、一定の実力があるだけの典型的な小悪党として一貫して描かれているのだが、
そんなキャラクター性からは想像もつかないような、精悍な顔つきと色気溢れる鍛え抜かれた肉体のどう見ても主人公の頼れる兄貴風のキャラクターデザイン*20や、
アクリルスタンドなどのグッズではまるでタクティクスメンバーの保護者のようにラフな格好で過ごしているアートワークがあったりと、様々な部分がアンバランスな噛み合わせとなって、
なんだかんだで綺麗にまとまりつつあるライト達以上に動向が注目されるキャラとなったのだった。
グッズの売れ行きも良好らしい。




名前の由来は「セラフィナイト」。元を辿ればかの三大天使の1体のセラフィム、引いてはセラフィモンと同じ由来である。


  • ギガスモン (声:魚建)
幼年期 プニモン
完全体 ギガスモン

内藤のパートナーデジモン。今作では唸り声しか発しない……と思いきや21話では急に饒舌になった。
傲慢で乱暴な性格。そして合せ鏡であるギガスモンがこんなだった事で内藤が実はいい奴である可能性は限りなく低くなった
本作ではバイタルブレスの区分を逆輸入したのか実質的に完全体として扱われている様子。
敗北続きとはいえ、ムラサメモンと渡り合う実力者。体が欠けても土があれば再生させられる能力がある。
パワーに任せた攻撃を得意とする一方で、再生能力や土であることを活かした肉体による搦手で本領を発揮するタイプ。
……そういう意味でもサポ主である内藤に似ているともいえる。


CVの魚建氏は、『デジモンゴーストゲーム』でもギガスモンを演じていた。


  • 惣田(そうだ)ライト (声:豊永利行)
チームセブンのリーダー。バンダナを巻いた青髪の青年。17歳。
大体の事は一度見ただけで一通りできる文武両道の天才肌で、パートナーのモノドラモンにもそれを反映して戦うことができる敏腕クリーナー。
一方でその天才ぶりに天狗になっているプライドの高い性格で、他人を見下す事が多く自分の落ち度を認めない、仲間意識が皆無でホタルコの意見にも「リーダーは俺だ」として耳を貸さない、グラニットの救助活動も嫌々行う、暴力による実力行使も厭わない上に子供を平然と巻き添えにするなど、かなり難儀な人物。
ストーリー的にも、他のメンバー2人がメイン回において「敵対する立場にあるが、悲しい過去故にクリーナー家業をやる羽目になっただけで、性根はまともに近い」という方面で掘り下げられている一方で、彼だけは「かつてデジモン使いとして敗北した内藤に自分が天才であることを証明する」ためにタクティクスの一員となったなど、ガッツリ外道である*21
一応、トモロウに対して「ランフォモンを傷つけられた借り」等と述べるシーンがあるなど、パートナーとの関係は決して劣悪というわけではなく、ティンカーモンの一件で彼に八つ当たり染みた暴力を振るいかけるも、次のエピソードでは和解していさかいなく過ごしている。

トモロウのライバル格として描かれており、感情を制御できない彼をおちょくって優位に立つ一方、彼とゲッコーモンの潜在能力に翻弄されてムキになったり、結局はしてやられることがほとんど。
そうして失敗を重ね、内藤から「次はない」と宣告された後のトモロウとの戦いの過程で重要な「商品」であるティンカーモンをデリートしてしまい、ついにチームセブンをクビになってしまった
その後クレイが開催する地下コロシアムに送られ、勝利を重ねれば復帰出来ると信じて戦いに明け暮れていた。
が、ゴクウモンに誘拐されたトモロウとの戦いでは地形上不利な事もあり苦戦を強いられる*22。その際に「デジモンの制御だけは苦手だった」事を吐露した。
そしてトモロウとゲッコーモンが感情をシンクロさせて強さを発揮している事に気づき、自身のプライドのことしか考えていない己と、どこまでも自分に尽くしてくれているモノドラモンの感情のギャップを悟って敗北と同時に心が折れてしまう。
さらに自分が倒した相手や捕まえてきた賞金首がコールドハート状態で集められていたのを知ったこともありすっかり自暴自棄に。ホタルコに逃されるも「自分は天才じゃなかった、本物の天才はトモロウのような奴だ」と吐き捨てるほどになっていた。

しかし前向きな方にも心境の変化があったようで、助けに来たホタルコとグラニットがクレイの石棺に捕まった際には自ら助けに飛び込み、石棺からもケトモンのおかげで脱出。
仲間をコールドハートされた怒りでe-パルスを暴走させるトモロウに喝を入れ、ゲッコーモンと向き合うように示しつつ自分達は代わりに助太刀に入るなどこれまでからは考えられない成長を果たす。
結果的にモナークリザモンが進化するまでの時間稼ぎを果たし、勝利に貢献した。決着後はホタルコ達とは別れ、モノドラモンと二人で何処かへと去っていった。

その後33話で再登場。タクティクスの残党であるチームワンから追われていた。
その後ホタルコ達が切り盛りする海の家にたどり着くが、彼女らを巻き込ませないためか負傷しながらも露悪ぶって単独行動をする。
しかしライトを釣り出すエサとして二人が誘拐されると、助けようとするトモロウを焚き付けて囮に利用。
完全体進化も完全に制御に成功しており、見事に二人を助け出した上でチームワンの狙撃手バルチャモンを炙り出して撃破した。
その後は再び一人で去ろうとするが、ホタルコからの手土産を受け取っており三人の関係性も良好になった模様。

名前の由来は「ソーダライト」。

CVの豊永氏は『デジモンユニバース アプリモンスターズ』にて桂レイを演じていた。


幼年期 ケトモン
成長期 モノドラモン
成熟期 ランフォモン
完全体 アズダルモン

ライトのパートナーデジモン。
比較的調子の良い性格だが、コロシアムに連れられた際には快くトモロウ達にコロシアムの仕組みを解説しようとするなど、根は優しい。彼と異なり自分の未熟さは自覚しており、非情な任務には思うところがある模様。モノドラモンがいい奴ということは、合わせ鏡であるライトも根底では……
ライトのことを天才だと誰よりも認めており、デジモンの制御が苦手な彼を立て天才と証明するべく奮闘していた。
劣等感に追い詰められたライトがその気迫に応えられず先に諦観に支配されてしまった後も彼に心配して付き添う姿を見せる。

本作ではこれまで基本的な進化先とされていたストライクドラモンではなく、完全新規のデジモンである翼竜型のランフォモンへと進化する。
さらに完全体のアズダルモンにも進化可能。2人がe-パルスを制御しきれないため暴走してしまうが、33話では克服。

なお前作で同種がダイコンを食べていたからなのか、グッズ展開で彼もダイコンが一緒に描かれている。モノドラモンという種の好物なんだろうか。


  • 鹿沼(かぬま)ホタルコ (声:川口桜)
クールビューティな雰囲気の女性。18歳。冷静沈着だが、戦闘では苛烈な一面も出る。
お好み焼き屋を営む母子家庭で育っており、幼い弟妹を持つ。
元々は普通の女子大生だったが、シャコモンが生まれた際の事故で大学を辞めざるを得なくなりさらにその際の事故で多額の借金を負ってしまい、それをクレイ財団が肩代わりする形でクリーナーとなった(家族には就職したと説明しており、クリーナー稼業の報酬の多くを仕送りしている)。
このためか上昇志向が強く、裕福な育ちを持つ人間にコンプレックスを抱いているが、家族思いで子供には優しく、借りを作った相手には例を返すなど義理堅い面もあり、根は非情ではない。
マコトに対しては家族を助けてもらった恩を感じつつも、彼自身が本来は持って産まれた者であるということに対するコンプレックスを抱き猛烈な敵意を露にした*23

以降も地下コロシアムに送られたライトの処遇を話すクレイを見て心配そうにしていたり、
始末を命じられたライトを命令に反して逃がすなどクレイと内藤のあまりに外道な行いについていけなくなっている様子を見せる。
尤も脱走を企てたハルオミの末路を考えると彼女もこれまで思う所はありながら、反抗することは出来なかったのだろう。
後述の件でライトに続きグラニットまで離反したことで内藤にグラニットの粛清を命じられるが、やはり仲間の命を絶つ真似はできずに断念。
役立たず扱いされつつも内藤から今度は五行星のホノカの足止めという無理難題を押し付けられて、圧倒的実力差とこれまで積み重ねてきた精神的な不安から、自分一人ではもう何もできやしないと心が折れてしまう。
しかしマコトから「仲間に頼ることに何が悪いんですか」「ホタルコさんには僕だっているしタクティクスの仲間だっているじゃないですか」と力強く訴えられたことで絆されて和解。
マコトの人格が出来すぎているので忘れがちだが、10歳の少年の真摯な訴え心を動かされる18歳のお姉さんという中々に攻めた構図である。
裏切りを咎めようとする内藤に対して「借金は自力で返すからもう二度と関わらないで」とビンタしながら言い放ち、「くたばれ、ゲス野郎」の捨て台詞と共にタクティクスからの脱退を表明。グラニットやライトと共に独立して活動することを誓う。

先述の通り3クール目で再登場した際には、グラニット共にクリーナー業と家業の手伝いを兼業して行っている様子。
プライベートでもマコトとの交流は続いており、マコトがキョウへのお祝いのために焼いたお好み焼きは彼女から習ったとのこと。

名前の由来は「蛍石(フローライト)」。また、鹿沼市には蛍の名所があることで知られる。


  • シャコモン (声:和多田美咲)
成長期 シャコモン
成熟期 ティロモン

ホタルコのパートナーデジモン。本作ではアーマー体のティロモンに進化する。
サポ主と似て真面目な性格。ホタルコとの関係も良好で、大学を辞めて危険なクリーナー業をしていることを家族に隠している彼女に対し「いつまでも秘密にはしておけないわよ」と心配そうに声をかけていた。
ちなみにどうやっているのかは不明だが、ホタルコのお手伝いとしてお好み焼きを焼くことが可能。
シャコモン焼きという殻にこもった自分そっくりにソースとマヨネーズで飾りつけしたお好み焼きを作っていた。

CVの和多田氏は『デジモンサヴァイブ』にてシャコモンをパートナーとする東雲ミウを演じており、奇しくも(?)シャコモンに縁がある声優となった。


感情の起伏に乏しい無口で無愛想な少年。13歳。髪を括った中性的な容姿と褐色肌が特徴。
「グラニット」はコードネームらしく、本名はルカという。
紛争地域のスラムで育った過去を持ち、戦火に怯える中で出会った少女・ステラと助け合って難民キャンプで暮らしていた。しかしついに空爆が迫り*24、彼のステラを守りたいという思いから生まれたルドモンのおかげで生還するものの、ステラは帰らぬ人となってしまう。
ステラの後を追う事も考えたものの、安易な死は彼女に許されないと思ったため「ふさわしい死に場所」を求めている。以降は賞金首として活動していたが、内藤と遭遇した事でチームセブンで雇われる。
その経験から、まるで自分の死に場所を求めるかのように戦っているというデジモンアニメシリーズ屈指の悲惨かつシリアスな境遇を持つ。
しかしレーナと雪山で呉越同舟した際、当初は完全に距離を取っていたものの、積極的に救いの手を差し伸べてくれた彼女に対して少しずつではあるがコミュニケーションを取るようになるなど、人に対して心を閉ざしているわけではない様子*25

後に地下コロシアムでルドモンをギガスモンの装備として利用するべく許容量を越えたe-パルスの放出を命じられる。
実は内藤に雇われた際、有事には内藤のために命を捨てることを命じられていたのである。
だがレーナとウルヴァモンの必死の説得で心が動かされ、グラニットを案じたルドモンが先に反逆し粛清されそうになった事で「ひとりぼっちは嫌だ」という思いを叫び進化へ導いた。
死生観にも変化があったようで、ティアルドモンに「僕たちの死に場所はここじゃない」と言われ力強く頷いている。これが事実上タクティクスを裏切った形になったため最初の離脱者となった。
決着後はホタルコに誘われて実家の店で住み込みで働く事になり、居候しつつクリーナー業を行っている様子。

名前の由来は「グラナイト(花崗岩)」。

CVの井上氏は『デジモンクロスウォーズ 時をかける少年ハンターたち』にて明石タギルを演じ、直近でも『デジモンストーリータイムストレンジャー』にて女性主人公である結城カナンを演じている。


成長期 ルドモン
成熟期 ティアルドモン

グラニットのパートナーデジモン。本作がアニメ初出演となる。
サポ主同様寡黙。普段はグラニットのリュックに擬態している。
当初は進化できなかったが、この時点でも成熟期デジモンの攻撃すら弾く鉄壁の守りを誇る。

グラニットのことを強く案じており、レーナ達の説得でついに内藤の命令よりもグラニットの命を優先して反逆。
ギガスモンにアーマーを破壊され追い詰められるが、心の底の本音を叫んだ彼の力でティアルドモンに進化を果たした。
なんと五行星のマリンキメラモンの一撃を防ぎ切るほどの防御力を手にしている。また一言だが流暢に喋るようになった。
なお、アーマーが破壊された素の姿自体は結構前からデザインが確定していたのが、お披露目するのは本作が初。

CVの三瓶氏は『デジモンアドベンチャー:』の八神太一を演じており、奇しくも主人公を担当した声優が本作に揃うこととなった。


ブリリアントソーン

ローズ配下のクリーナーコンビ。
クリーナー二人の仲は良好というか百合百合しいムードが漂っているなのだが、パートナーデジモン達は仲が悪い。
悪人というわけではないのだが、上から目線のせいかトモロウ達にも良く思われていない模様。
実力的にもタクティクスとの戦いを経た彼らとは大差ないようで、仮にも完全体持ちの五行星直属の部下という立場にも関わらず、初登場でアルゴモン完全体に敗北して捕縛されるという醜態を晒しその後も戦闘ではあんまり活躍できていない。
メンバーは「木」にちなんで植物が名前の由来となっており、パートナーは植物型デジモンからセレクトされている。


  • 金雀枝(えにしだ)メト(声:山村響)
ショートカットにした髪とスレンダーな肢体にスーツを纏った男装の麗人でボクっ娘。19歳。
ドライな性格で、目的のためなら子供相手の実力行使も躊躇わない。一方でカノンの前でだけは素直な一面も見せる。
身体能力も高いようなのだが、31話とその次回予告で披露した無駄にスタイリッシュな宙返りがしばしばネタにされる。


  • トロピアモン(声:渡辺美佐)
成長期 ポームモン
完全体 トロピアモン

メトのパートナー。
アルラウモンともども基本的に完全体で登場するため成長期での出番はほぼない。


  • 石蕗(つわぶき)カノン(声:嶋村侑)
姫カットの長髪が特徴的な女性。19歳。
大人しくお淑やかに見えるが、自身の信念を曲げない芯の強さも併せ持つとされ、言動の端々からは血の気の多さも見え隠れする。


  • オウリアモン(声:富沢美智恵)
成長期 アルラウモン
完全体 オウリアモン

カノンのパートナー。パルモンの亜種であるアルラウモンだが、アニメシリーズでは今作が初登場。



五行星

クリーナーの中で頂点に立つ最強格の5組を示す呼称。それぞれが五行説になぞらえた肩書で呼ばれている。
全員が完全体をパートナーにしており、国民保護省をも超える権限を持つと言われる。
事実上のリーダーはワールドユニオンの会長である王だと思われるが、彼ら自体はチームではなくビジネスのような付き合いに近く、仲も良くない。
また、クレイ役の三上哲氏を除いた全員が過去のアニメシリーズに出演した経験がある。


「火の星」「烈火のカイト」と呼ばれるクリーナー。22歳。
非常に短気かつ粗暴な性格であり、敵意を向けられればたとえ格下であっても容赦なく叩き潰す。弱者には興味を示さず、戦意を放棄した人物を唾棄する戦闘狂を地で行く人物。
ただし筋を通す律儀な面もあるなど、五行星では比較的まとも。
キョウとは彼が五行星にいた頃からライバル視していたようだが、脱退してファミリーを得て穏健になった彼に対し「弱くなった」と失望している。
ゲンジョウのことは気に食わないらしく、グローイングドーンの拠点にマリンブルモンをけしかけたと知ると不快感を露にしている。



  • フレアモン(声:江川央生)
カイトのパートナー。カイトには非常に忠実で寡黙。
炎の威力はあたり一面を火の海にしてしまうほど強力で、成熟期なら一撃でデリートしてしまうほど。
必殺技の「紅蓮獣王波」は成長期のゲッコーモンが、ムラサメモンが庇ったにもかかわらず余波だけで幼年期Iのケコモンに退化してしまった。

『デジモンストーリー・サンバースト』で登場したコロナモン~アポロモンの進化系列だが、彼の登場で幼年期のサンモン、成熟期のファイラモン以外がアニメに登場した事になる。


「水の星」「深淵のホノカ」と呼ばれるクリーナー。五行星では最年少の18歳かつ一番の後輩のようで、シャングリラ計画を最近まで知らず、キョウとも面識がなかった。
カイトに心酔しており(ただし相手にされていない)、ヤンデレ系デジモン使いという凄まじい紹介を受けている。
感情の起伏が激しく、普段はキャピキャピとした小悪魔的態度で振る舞っているが、戦闘時には急に冷酷な一面を覗かせるなど末恐ろしい一面を持つ。短気で喧嘩っ早くもあるようで、自身を見下すローズには内心「いつか沈めてやる」と敵意を抱いており犬猿の仲。
本人曰く「青春アレルギー」で、いわゆる青臭い馴れ合いが大嫌い(本人曰く「ザコ同士の庇いあい無理、サムい!」)。
タクティクスの殲滅指令でホタルコ達を追い詰めた時も、マコトの説得やグラニット達が助けに来た様子を見るや萎えて撤収してしまった。

なお、レーナやホタルコと比べても体つきが起伏に欠けることや、喉元を隠すかのような服装などから、一部の視聴者の間で男の娘ではないかというトンデモ説が提唱されていた。
……が、22話の登場時に横を向いた絵をよ~~く見ると、上着に隠れて分かりづらいが小さく胸の起伏が描写されていたため恐らく女性で間違いないハズである。
25話からの女性陣オンリーのEDにも登場している。結構料理上手らしい。

担当声優の釘宮氏は『セイバーズ』で野口イクトや『アドベンチャー:』でファンビーモン、『ゴーストゲーム』でデジタマモン、『02 THE BEGINNING』でウッコモンを演じた。美少女役に定評のある釘宮氏だが、デジモンで女性のキャラを演じるのは意外にも初となる。


  • マリンキメラモン(声:本田貴子)
ホノカのパートナー。こんなナリだが女性人格らしい。
やはり五行星のパートナーだけあって高い実力を誇る。ティロモンとナイトキロプモンを攻撃力、防御力、スピードのどれを取っても圧倒し軽く蹂躙してのけた。
ホノカとはプライベートでも仲はいいらしく、25話からの新EDではキッチンで楽しげに料理する様をじーっと見守っていた。異形の外見に見合わず何ともシュール。初戦闘時とのギャップが凄まじい


「木の星」「翠樹のローズ」と呼ばれるクリーナー。30歳。
常に柔和な態度を崩さない美女だが、自分の基準に満たないものには辛辣とのことで、騒がしいホノカを「品がなく五行星にふさわしくない山猿」と評して合う度きつい皮肉を飛ばしている。
逆に浦戸とヴァンデモンの事件で居合わせたレーナには興味を抱いており、直情的で向こう見ずな姿勢や実力不足を挑発しながらも「本当に面白い子」と気に入った様子を見せる。
いかんせん腹に一物抱えてそうな雰囲気があり、流れからグローイングドーンと対立した事もあるが、あくまで危険因子の討伐や事件解決のために動いており、カイト以上に五行星の良心的存在でもある。

作中ではGIFT編から本格参戦し、上記のようにメトとカノンだけに頼らず自ら潜入調査に乗り込むなど意外と行動的。
GIFT事件解決後もゲンジョウを怪しみつつ「白のコア」について調査すべく岸和田を尾行。彼がソウジと取引をしているところまで突き止めた。
しかし尾行は気づかれており、白のコアの試運転としてソウジとそのデジモンの力に圧倒され敗北。ライラモンを奪われた上、自身もコールドハートされてしまった。

担当声優の白石氏は『デジモンワールド Re:Digitize』シリーズで主人公を演じた他、『デジモンクロスウォーズ』シリーズで陽ノ下アカリ、『アドベンチャー:』で武之内空を演じた。


  • ライラモン(声:下地紫野)
ローズのパートナー。ローズを「お姉様」と呼んでいる。
劇中では規格外の相手や不利な条件で不覚を取ることある一方で、正攻法での実力は五行星のパートナーにふさわしいものがあり、キョウのムラサメモン相手に一歩も引かずに渡り合う程。
しかしソウジの白いコアを使った能力に洗脳されてしまい、彼に使役されてしまう。


  • クレイ・アルスラン(声:三上哲)
「土の星」「捲土のクレイ」と呼ばれるクリーナー。45歳。
世界的な成功を収めた実業家。強欲で執着心が強く、王を蹴落としてワールドユニオンを我が物にしようとまで企んでいる。改心を促すキョウを不意打ちで戦闘不能に追い込む悪辣さも持つ。
さらにタクティクスを子飼いとして従えて、捕らえたデジモンをサポ主共々闇オークションにかける、違法賭博の元にコロシアムで戦わせ、後述の目的のために敗者をコールドハートにして収集するなどかなり黒い内実を抱えている。
その一方でかつて五行星所属だったキョウのことは高く評価しており、内藤の体罰やグローイングドーンを侮る言動に忠告するなど、穏便かつ慎重な面も。

元は、かつて砂漠で栄華を誇ったアルビダ王国出身の王族。
しかし王国はレアアースの採掘権を巡った謀略と革命の元に事実上滅亡。共和制になった後に国は大国達によって衰退し、クレイら元王家も亡命を余儀なくされる。
その後王の出資する実験施設に訪れ実験に協力するも、e-パルスから大量のデジモンが発生する事件に見舞われる。当時スナリザモンだったプロガノモンとはこの時からの付き合い。
事件の果てに「神生島消失事件」にも立ち会い、しかしこの事件も彼によってもみ消される事となった。
それからは傭兵として各地を転々とし、進化したランドラモンの力で敵兵達を「始末」していた。恐らくその報酬を元手に起業したのだと思われる。
以上の様々な「力」に圧せられる半生を送った事により性格は歪み、「力こそ全て」「奪い合いが世の真理」といった思考に変遷したことで現在に至る。
消えた王家の人間から有力実業家までのし上がった現状がその生き方を体現していると言えるだろう。

だがその活動内容に気づいたゲンジョウにより、トモロウを利用した行動で顧客情報をリークされる。一連の闇商売を王に報告された事でついに賞金首に指定された
被害者を救うべく立ち向かうグローイングドーンと対決し、ピラミディモンをムラサメモンに退けられ、持ち直したプロガノモンがモナークリザモンに敗れた後は完全に意気消沈。
アスカのサポタマを奪った犯人について問い詰めてきたトモロウにはゴクウモンの名前と「いずれ会う事になる」と伝え国民保護省に連行されていった。


  • プロガノモン(声:廣田行生*26
幼年期 スナモン
成長期 スナリザモン
成熟期 ランドラモン
完全体 プロガノモン
究極体 ピラミディモン

クレイのパートナー。あまり喋らないが、彼と似て尊大な性格をしている。
プロガノモンの時点でも五行星にふさわしい高い実力を持ち、アルマリザモン・ウルヴァモン・ナイトキロプモンの三体を同時に相手取ってなおも余裕ある立ち回りを見せつけるほど。
しかし、クレイが大量の人間をコールドハートにして収集していたのはe-パルスをプロガノモンの体内に仕込んだ「サポタマフェイク」に貯蓄するため。この力でピラミディモンに進化を果たし、本作初の究極体として君臨した。
だが強引な進化のため力が安定しておらず、ムラサメモンの全力に押し負けてプロガノモンに戻ってしまった。その後立て続けにグローイングドーンの面々をコールドハート化するも、進化したモナークリザモンに敗れスナモンに退化した。

非主役級デジモンとしては『セイバーズ』のクダモンを上回る5形態を披露する快挙を成し遂げた(しかも本格的な登場はわずか2話しかない)。


「金の星」「金剛のゲンジョウ」と呼ばれるクリーナー。脱退したキョウの後釜として加入した。27歳。
アルカイックスマイルを絶やさない優男。王に忠誠を誓っており側近のように務めているが、慇懃無礼な性格で考えも読めず、特にカイトからは快く思われていない。
目的は不明ながら、アスカのサポタマを奪う、グローイングドーンの拠点に(恐らく)e-パルスを過剰投与して暴走したマリンブルモンを差し向けるなど暗躍している。
またクレイの悪どい商売にも気づいており、トモロウをコロシアムに放り込むことでその隙に内部情報や顧客情報をリークし彼の排除を目論んだ。
行動だけ見れば身内の腐敗を排除しているまでだが、クレイたちとグローイングドーンの潰し合いを期待している節もある。
ローズにも訝しまれており、彼女によると王会長に何かを吹き込んで唆しているらしき節がある。

担当の神谷氏は『デジモンフロンティア』の源輝二、『セイバーズ』のクレニアムモンなどデジモンシリーズではおなじみの声優。


ゲンジョウのパートナー。
初登場は3話で、この時は五行星の関連デジモンとは判明しておらず謎のデジモンと称されていた*27
突如として現れ、アスカのe-パルスを奪ったハイエモンスカーを一撃でデリートした後、そのサポタマを持ち去ってしまった張本人である。
実力は非常に高く、ムラサメモンにも互角以上に打ち合い、同じ五行星のカイトとフレアモンに気配を悟られずに潜み彼らを怯ませるほど。
なおキョウはゴクウモンの事を知らなかったため、ゲンジョウが後釜だとは知らないと思われる。

近年「デジモンペンデュラムCOLOR」で展開された新たな世界観「デジタルワールド・シャンバラ」に関連するデジモンであるが、今作でも関係はあるのだろうか?
ちなみにゴクウモンは新たな進化形態「セイテンゴクウモン」が登場していた。


ギザギザの歯が特徴的な退廃的な雰囲気の男性。30歳。
元・五行星の「水の星」であり当時は「混濁のソウジ」と呼ばれていた。

無感情な人物で、他人へも無関心。当人はこの虚無感を「渇き」と表している。
しかしただ一人、五行星だった頃のキョウへは非常に強い関心を持ち、キョウとの戦いによりかつてない感覚を覚えた事から彼こそが自分の渇きを止める存在と確信、強い執着を見せている。
それだけではなく倫理観も良心も働かず衝動のままに破壊を繰り返す非常に危険な人物であり、
デジモンを乗り換えては以前のパートナーを次のデジモンに喰わせるなど外道な運用を繰り返していた。このためライラモンには蛇蝎の如く嫌悪されている。
冷徹だった頃のキョウにすらその方針は難色を示されており*28、王会長にさえ嫌われていたらしい。
人間の命を奪うことへも全く躊躇がなく、五年前にキョウと戦い死んだと思われたものの生存、
その後に「なんとなく」で殺人事件を起こした事で収監されていた。

その後、利用相手として目をつけた岸和田の手引きで脱獄。白のコアを育てるべくこれを渡され、
その力もあってか「幼年期をあっという間に完全体にする」「完全体を複数使役する」「白いコア経由でe-パルスを流し込む事で他人のデジモンを洗脳する」といった理外の能力を発揮する。


幼年期I ピチモン
幼年期I プカモン*29
成長期 ガニモン*30
成熟期 ゲソモン*31
完全体 マリンデビモン
幼年期 ボタモン
完全体 スプラッシュモン
岸和田が手配した現在のパートナー……というか使役デジモン。
スプラッシュモンはダークネスモードをずっと維持している。
黒いe-パルスを纏い、非常に凶暴かつ強力なデジモンとして育っている。
さらにはローズのライラモンまで奪い取り使役してしまった。

ちなみに5年前はアノマロカリモンをパートナーとしていたが、次のピラニモンに乗り換える際に捕食させてしまった。

GIFT

3クール目から登場する敵勢力。
デジモンを信奉する宗教のような集団で、「歪められた世界を書き換える」事を目的にテロ行為を行なう。
とりわけデジモンを害する人間を敵視しており、国民保護省や情報屋、クリーナーの暗殺が現在の主な活動。

エリート組だったチームセブンと比較すると、構成員にはホームレスや引きこもりもおり、何の変哲もない無数の一般人達なのが特徴。
サポタマによって生活が支えられている同作の世界観も踏まえて、AI依存症で言いなりになっている人かのように、構成員はデジモンを思考停止で崇拝する言動が目立つ。
所属者のサポタマには「GIFT」のマークが刻まれ、外付けの力を与えられている。
その甲斐あってか、訓練も受けていない一般人がサポ主の殆どを占める割には、タクティクスのような専門チームであっても制御は困難である完全体クラスのデジモンが多く戦力として活動している。


GIFTの首謀者。13歳。ボーイッシュでミステリアスな少女。勇仁に似ていると評判
情報公開当初から32話まで正体が隠されており、作中でも普段はロボット風のヘルメットと白いフードを着用した「仮面の配信者」としてインターネット経由で構成員に指示を出している。
物静かで感情の読めない人物だが、「デジモンがバグとして排除されるなんて間違っている」という強い意志と使命感を持つ。
その分、デジモンを討伐してもデリートしないのが信条のグローイングドーンは憎からず思っている様子。特に病院で偶然出会ったトモロウとゲッコーモンを非常に気に入っているようで、GIFTに引き入れたがっていた。

元々はチフユという姉と共に暮らしており、後述のメフィスモンも元々はチフユのサポタマから生まれたウィザーモンだった。
姉と幸せに暮らすウィザーモンと仲を育むうちに、いつしかチフユの語る「デジモンと人間が手と手を取り合って暮らす世界」という夢に心を強く惹かれるようになるが、ワールドユニオンによってその夢を阻まれた結果、姉は命を落とし、そのショックから姉の意志を継ぐべく、世界を根底からひっくり返すためにGIFTを成立させて、王会長への復讐を狙った。
最後はグローイングドーンとの戦いの中で、トモロウの訴えによってチフユが抱いた最初の願いを思い出して己の過ちを受け入れ、国民保護省へと連行された。

担当の佐倉氏は中国でのみ展開されているソシャゲ『デジモン新世紀』に出演歴があり、デジモンではこれが国内初デビューとなる変わった経歴。
また、声優及び東映アニメーション繋がりでか2026年11月13日に公開を控えた『楽園追放 心のレゾナンス』とのコラボビジュアルが描かれ、そちらの主人公であるガブリエルとのツーショットイラストやGIFT編メインビジュアルをミハルからガブリエルへ置き換えたものが公開された。


  • メフィスモン(声:高乃麗)
幼年期 モクモン
成熟期 ウィザーモン
完全体 メフィスモン

ミハルのパートナーデジモン。
元々はミハルの姉のチフユのパートナーであり、姉妹とは仲睦まじい関係を築いていたが、デジモンを社会に認めてもらおうとするチフユと共に国民保護省に行った際に、連行されてしまう。
その後、どうやったかは不明だったなものの、処分を免れつつ死にかけの状態で脱出し、ミハルのe-パルスで命を繋いでチフユに会いに行こうとするもチフユは自分がウィザーモンを死に至らしめてしまったという自責の念で命を絶っていた。
そしてその際のミハルの失意と絶望から生み出された黒いe-パルスを受け取ってメフィスモンへと進化し、以後は彼女のパートナーとなり、チフユが目指していた「理想の世界」を実現するために共に行動するようになった。

実力はすさまじく、キョウとローズの五行星格が二人でかかってもまるで及ばないほどで、更にミハルが元々作っていたプログラム『GIFT』をメフィスモンが変異させたウイルス『GIFTED』はシャングリラエッグの防衛プログラムも突破してライフラインシステムを乗っ取ることすら可能、とその存在自体が社会全体に危険を及ぼすようなスケールのデジモンと化していた。
しかし、その暴挙とも言える行動は本当にパートナーのチフユが望んだことだったのかと聞かれた際には、それを否定した上で「私はミハルの望みを叶えてきただけだ」と語っており、チフユが内心ではこのような真似を望んでいないことを自覚しつつも、世界を許せないミハルの想いに答える形で暴走し、さらにミハルも「メフィスモンのお告げは姉さんの願い」と信じ込んで暴走し続けていた……という悪循環に陥っていた様子。
最終的に姉の想いに気付いたミハルによって「メフィスモンを止めてあげて」と想いを託されたトモロウとモナークリザモンによって撃破されて、幼年期へと戻った。

何気に究極体がボスとして登場した章の次のボスでありながら、完全体のまま戦ったという珍しいボスである。


ミハルの側近を務めていた謎の男性。
ミハル達が敗北した後は行方をくらましており、国民保護省に確保されることなく暗躍を開始。
メフィスモンから排出された「白いコア」なる物品を回収していた。
この事からミハルの側近を務めていたのはメフィスモンを宿主に「白いコア」を育てるためだったようで、彼女に敬意を払っていたのも演技だった可能性が高い。
GIFTの存在そのものすら単なるお題目で、ミハルを利用するために吹き込んだGIFT編の黒幕ではないか……とも考察されている。
その後は次なる白いコアの持ち主にソウジを選び、彼の危険思想に少々引き気味ながらもソウジを利用し何かを企んでいる。

なお水を利用した転移能力を使用しているが、これがどのデジモンに依るものなのかは描写がなく不明。

国民保護省

ワールドユニオンが各国の政府に働きかけて設立された組織。
デジモンの回収(及び処分)、デジモンやサポ主による事件の取締り、賞金首とクリーナーの情報管理を行う。


  • 河原崎(かわらざき)(声:内田夕夜)
国民保護省の職員で、眼鏡をかけた男性。
淡々と職務をこなす厳格な性格で、デジモンをバグとして排除することを目的としており、保護を目的とするグローイングドーンとの折り合いは悪い。グローイングドーンが情報が違うと言い合っても聞く耳を持たず、8話ではクラモンに逃げられたトモロウ達と遭遇し、立場上逆らえずクラモンを引き渡すしかなかったトモロウ達に悔しい想いをさせた。
ただし、クレイの裏稼業を巡る一件では多額の臨時報酬を用意した上でグローイングドーンに協力を願った他、
それ以降のエピソードにおいても情報提供と報酬を約束した上でグローイングドーンに対して多くの仕事を依頼しており、あくまでも己の職務を全うしているだけと言える。
これ以降は彼らからの印象も多少は改善し、本人も思うところがあったのか、治安維持のためのビジネスパートナーとしての利害の一致もあって悪くない協力体制を構築している。
またミハルの処遇について「テロリストに恩赦はない」としつつも、キョウが申し出る前にミハルの収容場所を王会長が干渉しづらい場所へ回しているなど、可能な範囲でなら良心に従った配慮も出来る。
『キョウ編』においてはトモロウ達の方からキョウがいなくなったことについての情報提供を求められ「現在訝しい行動をとっている黒潮ソウジについて情報を提供→黒潮ソウジの身柄の確保を正式な仕事としてグローイングドーンに依頼→キョウやソウジの過去について知っている収監中のクレイとの面会の手続きを回す」という一連の流れをスムーズにこなすなど、かなり柔軟かつ手際の良い手回しを見せ、ソウジの追跡とキョウの真相究明に大きく貢献した。
マキの回想によると15年前にも登場しており、まだ現在のようなクリーナー制度が成立していなかった頃からデジモンにまつわる業務を担当していた様子。


その他の人物

トモロウの兄で元バンドマン。22歳。
トモロウの親代わりだった人物であり、彼のe-パルスの特殊な性質(デジモンを引き寄せること等)についても把握していたようである。
またキョウの友人であり、そのことがトモロウがグローイングドーンに迎え入れられる遠因となった。

1話でトモロウを助けるためにハイエモンに立ち向かうも、その流れで廃ビルから落下してしまう。
続く2話目ではe-パルスを吸い尽くされた状態で発見され、コールドハート(事実上の植物状態)となってしまった。
トモロウは彼を強く慕っており、アスカを助けるためにゴクウモンを探すことがトモロウの目標となっている。

彼のサポタマは現在もゴクウモンが保管しており、そのe-パルスはシャングリラ計画のためには不可欠だという驚きの情報が判明している。

声の中井氏は『セイバーズ』のガオモンや『ゴーストゲーム』のアンゴラモン役を担当していたが、本作で人間キャラの役となった。
また、作品冒頭のナレーションも務めている。

額にサングラスをかけヒゲを生やした初老の男性。名字からしてトモロウとアスカの祖父、ないし親族であると思われるが詳細は不明。
王会長と関係があり、彼からは「天馬博士」と呼ばれている研究者である。アトムの創造者ではない
「神生島消失事件」にも立ち会っており、その状況を的確に分析していた。
またキョウの幼少期に知り合っていたらしき描写もある。

「タ」で始まる名前や額に眼鏡系のアクセサリをつけている事から歴代主人公*32の何らかのオマージュが入っているのではないかと噂されている。


トモロウと同じ学校に通っている女子高生。
1話でハイエモンにe-パルスを吸われた事でコールドハート状態になるも、3話にてグローイングドーンの活躍によりe-パルスが戻った事で無事に回復。
この事がきっかけでデジモンの存在を認知するようになり、以後も度々登場する準レギュラーの協力者ポジションキャラとなっている。
度々デジモン関連の事故に巻き込まれても、デジモンに対する態度を悪化させることも無く、お気楽なノリを貫いてくれる本作の一種の清涼剤である。


  • 轡田(くつわだ)マキ(声:園崎未恵)
バー「伽藍堂」の女主人にして情報屋。
グローイングドーンに協力しており、様々なデジモンのデータを集めては提供している。
元クリーナーで、15年前はサポ主を失ったパンジャモンを一時的にパートナーとして、彼が野良デジモンのフウマモンにデリートされるまで活動していた(なお、パンジャモンより前に本来のパートナーがいたと語っているが詳細は不明)。


伽藍堂の常連であるハートマークのサングラスを掛けた老人。75歳。
ガソリン式のリムジンを愛車にしており、ホログラム装置やピザ釜など何でも作れる。
謎多き人物だが、陽気な性格でグローイングドーンに対しては非常に協力的。ニリンソウの隠蔽にも手を貸している他、車を貸して移動の脚になってくれたり、上記の開発品をそのまま使わせてくれたり、時には変装して影武者になってくれたりと、中々頼れるおじいちゃんである。


  • シイタケ(声:沼田祐介)
  • シメジ(声:高戸靖広)
  • エリンギ(声:幸野善之)
弱小クリーナーチーム「キノコ団」のメンバー。パートナーはリーダーのシイタケがシャンブルモン、他二人がマッシュモン。
格下のデジモンを狙う如何にもな小悪党だが、パートナーの死を悲しんだり、律儀にトモロウにデジモンのことを教えたりと根は気の良い集団。
2話にて賞金首となったトモロウらを襲うもグローイングドーンに脅されて逃走、翌話にてハイエモンに襲われてシャンブルモンがデリートされてしまう。

その後は15話にて再登場。賞金稼ぎがままならなくなったことでグローイングドーンを逆恨みしていたところ、新たにシイタケが生み出した凶暴な性格のレッドベジーモンに半ば脅されてニリンソウを強襲する。
しかし結局返り討ちに合いレッドベジーモンもニョキモンに退化し、彼らが反省したことと情報秘匿を案じたキョウの計らいで「ニリンソウ護衛隊」を勤めるようになった。


タクティクスの脱走兵(チームセブンとは別部隊)。25歳。
掴みどころのない皮肉屋、と見せかけて自責の念が強い人物で、とてもパートナー思い。
パートナーのコマンドラモンが高度な擬態能力を持つ事から暗殺任務に駆り出されていたが、喧嘩嫌いの彼が重度のPTSDを患い、自由を求め部隊を脱走した。
18話にて生き倒れていたところをグローイングドーンに助けられて一計を閃き、彼等に協力を要請。
確保任務として現れたチームセブンの前でパートナーを見捨てて逃げ出したフリをしてコマンドラモンに擬態を命じ「ランフォモンが誤ってデリートした」ように見せかけ彼等の目を欺く事に成功する。
ボムモンに退化したコマンドラモンはハルオミの望み通り自由の身となったのだが、代わりにハルオミ自身は確保されてしまう。コマンドラモンもこの作戦に従いながらもハルオミを案じて最後まで反対していた。

その後26話で、かつて自身が手に掛けた人物*33のパートナーであったエリザモンと共にコロシアムで戦わされ、ライトに敗北するも彼女に助けられて脱走していたことが判明。
再度グローイングドーンに救われコマンドラモンとも再会したが、ある出来事でエリザモンの素性を知ってしまい、サポ主の敵討ちを望む彼女の気持ちを汲みわざと殺されようとする。
しかしハルオミに惚れ込んでいたエリザモンと周囲の説得を受け、日本でパートナー二人と共にカレーパン屋として平穏に暮らす道を選ぶ。


サポタマの製造及び販売を行う大企業連合「ワールドユニオン」の会長を務める老人。
神生島消失事件を隠蔽し、デジモンの力に魅入られ様々な事業を広げるなどきな臭い一面も多い。同時にデジモンを危険視しており、五行星の面々と共に人類の真の理想郷を創り上げる「シャングリラ計画」の実行を目論んでいる。
その野望は彼自身も外道を働いていたといえ、クレイにさえ危険視されている。
一方であくまで人間社会の秩序維持には表面上は全うに取り組み、クレイの悪行の報告を受けると「一線を越えた」として彼を賞金首に指定していた。
最もGIFTによってあっさりと拉致されたり、キョウが賞金首に指定された件にも「捕まえてみれば分かる事」とあまり真贋に拘っていなかったり、
ローズによればゲンジョウに何かを吹き込まれている節があったりと黒幕に見えて案外彼も把握出来ていない情報が多い。というか懐刀ぶっているゲンジョウに利用されているのでは?という説もある。


用語

  • e-パルス
人間が体内に持つエネルギーであり、思考や感情によって生み出される。
本作におけるデジモンの主食。『セイバーズ』でいうデジソウルのようなもの。これが不足すれば衰弱し、やがて消滅してしまうため、多くの野良デジモンは人間を襲って奪おうとする。
パンダモンのように死に際でも人を狙うことを拒んだり、ゴースモンのように捨てられてから完全体になるまでの3年間大きな騒ぎを起こさず生きながらえた例もあるが、場合によってはブラックガオガモンのように飢餓感から凶暴化してしまう。
逆に過度に与えられたり、負の感情が伝わったりしても暗黒進化めいた暴走状態に陥ることがある。

またe-パルスは生体エネルギーのようなものであるため、デジモンに与えれば体力が消耗する。
ある程度の消耗は疲労くらいで済むようだが、限界以上のe-パルスが失われると人間の体は凍結を始め、完全に失われれば後述のコールドハートに陥ってしまう。


  • コールドハート
e-パルスを完全に失った人間が陥る、全身が凍結したような状態。
生命維持は保たれるが、一切の思考や活動は失われ、いわば冷凍睡眠のようになってしまう。

本人のe-パルスが再供給されれば凍結は解除されるようだが、デジモンに奪われたe-パルスは時間経過と共に消費されてしまうので、凍結から時間が経った状態での蘇生は絶望的とされている*34


  • サポタマ
作中世界における生活デバイスであり、e-パルスを使用した携帯端末。
タッチパネルを使ってスマホの要領で入力する他、対話型AIも搭載されている。
作中で「サポタマ16」なる新製品の広告が出ていることから、既に度重なるモデルチェンジを経ていることが伺える。
本作のデジモンはこれを介して現実世界に登場する。
普及率が非常に広く、グラニットが育った紛争地域にも普及している程。

今作におけるデジヴァイス枠といえるが、上記の通り過去作のような特殊なアイテムではなく、誰でも持っている大量生産品であり、形状も全面タッチパネルの卵形という玩具化できそうにない異色のデザイン。


  • デジモン
稀にサポタマから出現する生命体。
公には一種のバグとして説明されており、出現して呼出がかかったら引き渡すか、共にクリーナーとなるかの2択。
いずれも拒否または無視すると野良デジモンとして懸賞金がかかり、クリーナーによる捕獲・駆除の対象となる。
なおデジモンはサポ主のe-パルス供給によって生命を維持しており、それが絶たれた場合、他の人間から奪わない限りはいずれ消滅してしまう運命にある。
絆を確立したサポ主からの強いe-パルス供給で進化するほか、まとまった量を奪い取る等すれば野良デジモンでも進化が可能(いずれも消耗すれば退化する)。
e-パルスが感情に影響されるからか、一気に二段階以上の進化を行うこともザラ。

レベルに関しては現時点では幼年期I~究極体が登場。
上記のように、本来特殊な設定を持つアーマー体(ティロモンなど)やハイブリッド体(ギガスモン)に関しては劇中で明言されていないものの実質それぞれ成熟期・完全体相当の扱いを受けている。本作の世界観ではデジタルワールドが確認されていないことから、公式サイトで呼称こそされど幼年期~究極体以外の概念が存在しない可能性もある。
一応17話に登場したば〜ぷモンは劇中でもレベル不明とされている。

従来の作品では退化時には幼年期IIに戻る事が多かったが、今作では敵味方問わずデリートされないほどのダメージでは幼年期Iに戻っている。サポタマを回収すれば幼年期IIを飛ばして成長期まで戻れる模様。
設定上は幼年期IIが存在しないわけではなく、31話ではアルゴモンが幼年期IIの状態で誕生しており、15話でも一瞬ではあるが成長中のレッドベジーモンとしてタネモンのシルエットが登場している。ゲッコーモンの幼年期IIにあたるケッコモンも放送開始前から公開されている。
ちなみに幼年期を登場させる場合設定画を起こさなければならないためか、メインキャラでは戦闘不能になっているのに幼年期にならないことがある(キョウがコールドハートになったときですらムラサメモンは成熟期のクーガモンまでにしか戻らなかった)。
またドリモンのような四肢を持つ種、ミサイモンのように飛行出来る種、チビモンのように二足歩行出来る種と結構活動的な種が多いため「無力化された無害な状態」として扱いづらいとも言える。
アルゴモンのような例外を除いて原則的に幼年期IIが登場しないのはこのためかもしれない。

なお今作はメインキャラのパートナーデジモンにおいて、ゲッコーモン以外の新デジモン達には進化前に専用の新種ではなく既存種が当て嵌められている。
アニメ本編では幼年期Iが存在しない『セイバーズ』や進化こそすれど世代の概念がなくなった『クロスウォーズ』のような後付けで設定されたデジモン達がいるパターンとも異なる、アニメシリーズでは地味ながら非常に珍しい措置だったりする。


  • サポ(ぬし)
デジモンを出現させたサポタマの所有者。基本的にはデジモン1体につき1人のサポ主がいる模様。
手の甲に埋め込まれたインプラントタグ経由でデジモンにe-パルスを送る、デジモンにとっては文字通りの生命線。
e-パルスは人間の思考や感情に大きく影響されるため、バトルにおいても指示役に留まらない重要な存在といえる。

過去作では「テイマー」や「パートナー」と呼ばれていた存在だが、今作のサポ主は必ずしもデジモンと絆で結ばれているとは限らず、デジモンを道具としか見ていない心無いサポ主もいる(デジモンを悪事に利用する、不要になったデジモンを投棄あるいは売却するなど)。
劇中で確認される範囲だと、日常生活の中で不意に危険なデジモンがサポタマから誕生してしまい、訳も分からないままデジモンに飲み込まれてしまう悲惨な人物もいる様子。
犯罪に手を染めたサポ主はデジモン同様に討伐対象となり、逮捕された場合は国民保護省に引き渡されることになる。
また、マコトやホタルコのようにデジモンが発現した事でそれまでの生活を捨てざるを得なくなった人間も出る上、パートナーだった人間に囚われるデジモンや逆にデジモンに依存・心酔する人間も登場するなど、まるでデジモン及びサポタマが互いの枷のようになっているかのようなケースもあり、それまでのアニメシリーズにおけるテイマーとパートナーとの関係に対する皮肉のような構図や描写となっている。

なおデジモンとサポ主の関係は作中で「合わせ鏡」と形容されており、サポ主の性格や心理を反映したデジモンが出現するらしい(例えばトモロウとゲッコーモンは一見似ていないようで「食べることが好き」「我慢が嫌い」という性格が共通している)。
ちなみにこの設定自体は初代『デジモンアドベンチャー』から存在するものではあるが、その頃は表に出ない「裏設定」的なものだった。
その意味ではシリアスでハードな描写の目立つ世界観含めて『デジモンサヴァイブ』から引き継いだものと言えなくもない。
直接明言されているわけではないが、作中描写を見る限り、精神状態が不安定な時にサポタマが反応してデジモンを生み出してしまうこともあるのか、ホタルコのシャコモンは大学での無理が祟ってストレスが高じた際にサポタマが誤作動を起こして誕生している。
また同じサポ主でもその時の精神状態によって違うデジモンが生まれるようで、前述のシイタケもグローイングドーンへの恨み節をぶつけて怒っている最中に成熟期のレッドベジーモンを誕生させてしまったが、彼の元パートナーにしてサポ主思いだったシャンブルモンとは打って変わって凶悪な性格をしていた。

パートナーデジモンの進化・制御はe-パルスを送信するサポ主の技量に由来しており、
トモロウが激情に駆られた時のゲッコーモンは黒いオーラを発して暴走しかけたり、ライトが半ば強引に完全体であるアズダルモンに進化させた時には力を暴走させて制御不能する一方で、両名が経験を積んで成長した際には苦も無く完全体を使いこなしている*35
ソウジは『白のコア』を用いて複数匹の完全体を制御しているが、その時のローズの発言からすると五行星程の実力を持ってしてもほぼ不可能な技術らしい。


  • クリーナー
野良デジモンやデジモンを使った犯罪者を食い止めるデジモン使い達の総称。
要するに一種の賞金稼ぎ業であり、時にはチーム同士の抗争も見られている。
デジモンの存在は公にされていないため、賞金首の情報は情報屋を通じて入手する必要がある。

なお「デジモン犯罪者を確保したがデジモンはデリートしなかった」という場合、賞金は半額になってしまう。グローイングドーンが万年金欠なのはこれが原因である。


  • ミラーワールド
実体化したネットワーク上の仮想空間。一つの連続した空間ではなく、集合体として存在している模様。
現実空間とは概ね位置関係が連動している。

個々の空間につながる穴が現実世界の各地に発生しており、野良デジモンの多くはここを通じて移動・潜伏する。
中で暴れても直接現実に被害が及ぶことはなく、派手な戦闘の多くはここで行われる。
ミラーワールドを自力で開く能力があるのは基本的に完全体以上であり、ムースモンのような成熟期相当のデジモンが開くのはレアケースである模様。

過去シリーズに例えるなら『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち』のデジクオーツがイメージに近いか。
戦わなければ生き残れないわけではない


  • 神生島(かのうじま)消失事件
本編より21年前に起きた災害。
神生島(かのうじま)という日本近海に浮かぶ島で突如として陸地の大半が消失、湾岸部にある多数の都市もその余波で沈下、水没して日本の地形を大きく変え、
死者、行方不明者合わせて130万人に及ぶ被害者を出した未曾有の事件とされている。
本編で時折みられる水没した廃墟はその災害の跡地である。

表向きには超直下型地震による地殻変動を発端とした地盤沈下が原因とされているのだが、実際は突如発生した大量のデジモンが原因。
デジモン達が施設の研究員を襲い、さらに互いのe-パルスを奪い合って巨大なデジモンが誕生、最終的にそのデジモンは崩壊したものの、そのエネルギーにより神生島が消失してしまったというのが真相。
この件は王により隠蔽され、前述のカバーストーリーが広まっている。

  • 白のコア
メフィスモンの体内に宿っていた謎のキューブ型のアイテム。
王会長曰く「シャングリラ計画の要」とのこと。この事を知るのは五行星でもローズとゲンジョウのみというトップシークレットな存在である。
その実態は持ち主のeパルスを蓄積し、倍増させる力を持ったもので、使用時には相手の腕にチェーンが巻き付きその力を発揮する。
岸和田によって回収された後、ソウジに手渡され、その力を悪用されることになる。

主題歌


第1クール「beat up」冨岡愛

第2クール「BRAVE GROOVE」iLIFE!

第3クール「ミラミラ」YENA

第4クール「BREAK IT」KISS OF LIFE

挿入歌

「Edge of Limit」やぎたろ。

「Answer」やぎたろ。

余談

  • 主人公チームであるグローイングドーンは当初「ゴールデンドーン」という名前だったが、放送直前になって諸事情で変更となった。デジモンエキスポ2025においての先行公開ではこの旧名義が使われていた。

  • 放送時期にはゲームシリーズ最新作である『デジモンストーリータイムストレンジャー』がリリースしており、奇しくも同時期にゲームとアニメの最新作が世に出る形となった。
    これが功を奏してか「動画サイトのタイスト実況配信で興味を持った視聴者がアニメのビーブレを見る」という現象もしばしば見られている。タイストのメインヒロインであるイノリが「やだよアイギオモン!」と悲痛な叫びをあげてるCMをよく見た視聴者も多いのでは?

  • 上記の通り、シタチチモンことベルスターモンが大いにバズって女性型デジモンの妖艶さが話題になったタイスト(CEROCのセクシャル判定)のCMをやっている本作だが、レーナが水着衣装の水着らしからぬ布面積のものを着ていたりと、女性キャラの露出においては妙に厳しいところがある。過去のアニメシリーズでリリスモンやクズハモンが艶めかしい色気を披露していたことを考えるとやや寂しいところである。



アニ…ヲタ…?

いいぞ、トモロウ!
BEAT(追記・修正)を刻め!


9.デジモンゴーストゲーム → 10.DIGIMON BEATBREAK → ?

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最終更新:2026年08月22日 23:37

*1 ゲームの方でも『デジモンアドベンチャー』に似ている要素が見受けられる『デジモンサヴァイブ』をリリースしているので、お互いがお互いに影響を与え合っているのかもしれない。

*2 裏番組となった仮面ライダーシリーズは歴代デジモンシリーズと同じバンダイから玩具が発売されており、同社内の商品で競合するのを避けるためではないかという指摘も存在するが真偽は不明。

*3 本作放送開始と同時期に山口氏がシリーズ構成の『プリンセスキャッチ!ティニピン』『メタルカーボットW』が韓国で放送開始しており、日韓を跨ぐ形でシリーズ構成をほぼ同時並行で担当している

*4 「弟」なら本宮大輔に続く二人目。あちらは姉弟。

*5 意外な事に、主人公のパートナーのデフォルト属性がデータと言うのは、後付けでデータ種と設定されたシャウトモンを除けば初となる。ドルモン?あれはパートナーはいないので……。

*6 字幕放送では、語尾の「ナ!」は基本的にカタカナで表記されている。

*7 公式設定でもアルマリザモンは成熟期離れした攻撃力・防御力を持つ一方、燃費が非常に悪いことが明かされている。

*8 ちなみに成熟期進化は前述のように遅かったが、こちらは遅めではあるものの最遅ではない(アドコロのメタルグレイモン(10話)>ライズグレイモン(13話)>メガログラウモン(14話)>メタルグレイモン(20話)モナークリザモン(24話)>カノーヴァイスモン(25話)>パイルドラモン(26話))。

*9 個体としての区別のためかくせ毛がある。

*10 といっても純粋なヒーロー物としてではなく、彼が伝説のクリーナーであることについての憧れ

*11 通常種と違い額にコウモリのようなマークがついている。

*12 シルエットのみ登場

*13 シルエットのみ登場

*14 シルエットのみ登場

*15 本編開始から11年前にアンドロモンとの交戦を経て進化可能となった。

*16 カードのカテゴリに「グローイングドーン」「ビートブレイク」が設定されている。

*17 その前のエピソードで彼の顔面を失敗への制裁として執拗に殴りつけていたのだが、もうクビが確定していたので教育的指導でも何でもない憂さ晴らしである。

*18 例えば前述のオークションの際にはライトの失敗が目立ったが、よく見ると彼も本来やるべき護衛を二の次にしてマキを尾行した結果トモロウ達の潜入を許してしまったというよく見ると結構な落ち度があったりする

*19 3クール目でタクティクスが再登場、残党も登場したものの内藤については特に語られなかった。

*20 メタ的に考えると、対になるキョウがクールで落ち着いた中性的な二枚目の容姿をしつつも内面では誰よりもファミリーを大切にする熱血漢なので、意図的にこうしたキャラ付けをしているものと思われる。

*21 メタ的に言えば彼が作劇的なヒールポジションを徹底しているおかげで、一応はクリーナーであるチームセブンが敵対者として機能できているとも言える。

*22 狭いうえに金網で囲まれており、翼竜型であるアズダルモンの機動力を活かせない。一方でアルマリザモンは壁を回転しながら登れるため非常に有利。

*23 ただしこれはマコトがシャングリラエッグを抜けた経緯の説明を「デジモンが生まれて追放された」ではなく「逃げた」と卑下したためでもある可能性がある。恨みを一通りぶつけた後にかかわらず、別のエピソードで相対した際には複雑な表情で「マコトくん……」とつぶやいていた。

*24 なおサポタマによると条約無視の攻撃

*25 余談だが、当エピソードは前述のホタルコのメイン回と二週続ける形で放送されており、積極的にアプローチを仕掛けてくる年上女性のレーナに心を開くグラニット、幼いながらにしっかり者の少年のマコトが等身大の彼女の優しさに触れてくれたことで心が揺れ動くホタルコという構図だったため、好評も相まって2週連続おねショタ回とネタにされている。

*26 スナリザモン/スナモン時は三野雄大氏が担当。

*27 目元しか隠れてないためファンならゴクウモンとすぐ分かった。

*28 そもそも当時のキョウですらパートナーであるムラサメモンは大事にしていた

*29 シルエットのみ登場

*30 シルエットのみ登場

*31 シルエットのみ登場

*32 「セイバーズ」「ゴーストゲーム」を除く

*33 「殺されても仕方ない極悪人だが身内にはとても優しい人物」だったらしい。

*34 なおアスカの場合は「奪われたe-パルスが消化される前にサポタマごと抜き取られた」という状況であり、サポタマ内部のe-パルスが無事であれば蘇生が可能であると予想される。

*35 完全にデジモンを崇拝してe-パルスの供給係と化しているGIFTのメンバーや、パンジャモンと後からパートナーになったマキ等、日ごろから完全体として自立して活動しているデジモンはあまり不都合な描写も見られず、あくまでもe-パルスで強化を行った際の制御に携わる問題な様子。