登録日:2025/11/20 Thu 21:11:22
更新日:2025/11/28 Fri 21:12:18
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概要
FNハースタル社はベルギーの国営工廠に端を発する銃器メーカー。
歴史
1889年にベルギーのハースタル国営造兵廠として誕生。戦前はモーゼル社の小銃やブローニング技師による最新鋭の拳銃などを製造販売していた。
しかし第二次大戦によりドイツに接収され、その間はドイツの軍需工場として被害を受けることもあった。
接収前に英国などに技術者を逃がしており、ディウドネ・セイヴ(
FALや
ハイパワーを設計)などは英国にて技術開発をすすめ戦後のFN社の再興に貢献した。
戦後は米軍の小火器整備を請け負い再興。それと同時に西側の軍備再建にむけ、戦前からの計画などを発展させた火器設計を開始。
各国軍の制式小銃に採用されるベストセラーを複数開発しており、銃器産業の中核を担っているといっても過言ではない。
コルト社に代わって米軍に
M4/M16を納入するなど品質面でも一定の評価を得ている企業といえる。
製品
突撃銃
FN1949
FN FAL
FN CAL
1966年から1975年の間製造されていたFALの縮小モデルといえる突撃銃。
5.56mm弾が今後の主流になるとつかんだFN社は先んじてFALをそのまま縮小した試作モデルを試作。しかし、縮小しただけでは規模に対して高価すぎる点は否めずこのままでは売れないと判断された。
そこで、販売好調な
H&K G3を参考にプレス加工や鋳造を多用するように改設計を実施。
FALの開発当時と異なり、各国ではプレス加工技術が成熟しつつありG3のほかAR-18やAKMなどプレス加工によるコストダウンを狙った製品が登場し始めていた。
その波に乗ろうとプレス加工や鋳造を多用したのがCALである。
内部も変更されており、メジャーなターンロックボルト式の閉鎖機構に更新されているほか3点バーストモードも備えていた。
しかしFALの構造を踏襲している都合コストを下げきるには至らず、また軍のテストにて事故を起こしたとされる噂もあり成功作とは言えないものとなってしまった。そうして、本命は全面モデルチェンジされたFNCへと移ることとなる。
FN FNC
FN F2000
FN SCAR
FN FN15(AR-15クローン)
と、ここまで華々しくライフルを列挙したものの、実は2025年10月にSCARシリーズほぼすべての生産を終了した。
これにより、戦後から続いていたFNオリジナルのライフルはいったん新規製造されない期間に突入した。
しかしながら、FN社は26年1月のショットショーにて新作の情報を公開すると発表。
今後に期待がもたれる。
短機関銃
FN P90
機関銃
FN MAG
1958年より生産されている7.62x51mmNATO弾を用いる汎用機関銃。
設計としてはBARを参考としている。ブローニング氏のかかわりも大きい銃でありFN社でも一時期生産していたためこなれていたといえる。
しかしながら汎用機関銃として発展を遂げており、ティルトボルト式、ロングストロークガスピストン機構こそ同じものの、ベルト給弾に対応しオープンボルトで駆動する。
シンプルで信頼性の高いベルト給弾式機関銃として70年以上の間生産され続け80ヵ国以上に導入されるベストセラーとなった。
このシンプルさはMINIMIに継承されているが、需要を食い合わない関係により共存が続いている。
FN MINIMI
拳銃
FN M1900
1899年に完成した世界初のスライド式自動拳銃であり、今の自動拳銃の見本といえる銃。設計はブローニング氏
構造としてはシンプルブローバック式ストライカー自動拳銃なのだが、リコイルスプリングが銃身上部にあり排莢は真横からという点で後から見れば奇妙な造形をしている。
しかしながら完成度は高く、コッキングインジケーターやサムセーフティー、銃身全体をスライドで覆うことで重量バランスを取っている点など後の自動拳銃で採用される構造も散見される。
弾は自動銃のために製造された.32ACP弾。ACP(コルト社の自動拳銃弾)の名前だが本銃が最初に採用している。
12年で100万丁を売り上げるベストセラーとなり、伊藤博文暗殺に用いられたり乃木希典が愛用したり等歴史のはざまで見受けられる。
FN M1903
1903年より販売開始されたFN2番目の自動拳銃。M1900からかなり洗練され外見的にはTT-33やM1911に近くなっている。設計はブローニング氏。
機構はシンプルブローバックのストライカー式で、弾は専用の9x20mmSR弾を用いる。
M1900のほうが売れすぎてあまり広まることはなかったが、スウェーデンやロシア帝国にて採用され運用された。
FN M1906(M1905)
1905年に開発され06年より販売開始されたコンパクトな自動拳銃。
機構はシンプルブローバックのストライカー式で、弾は.25ACP弾を用いる。
1979年までFN社で製造されるほどのロングセラーを記録し、マイナーチェンジを含めた総生産数は400万丁。コピー品も数多く生産された。
FN M1910
1910年より販売開始された自動拳銃。引っ掛かりを極力なくすため、バレル下をすぼめアイアンサイトはスライドに埋没している。
機構はシンプルブローバックのストライカー式で、弾は.32ACP弾や.380ACP弾を用いる。
こちらも1983年まで製造されるロングセラーとなった。
サラエボ事件で用いられたのは本銃であり、第一次世界大戦の引き金を引いた銃といえる。
FN FNP
2003年より販売開始されたポリマーフレームオート。概ね00~05年に販売していたFN Forty-Nineからハンマー式のダブルアクション拳銃に変更した形。
バックストラップ交換可能/下部レールの有無選択可能/セーフティー、マガジンキャッチのアンビ化/人間工学重視なデザインなど現代のトレンドを備えている。
弾は9x19mmのほか.357SIG、.40S&W、.45ACP弾に対応。.45ACP弾仕様はJCCPトライアルでHK45CTなどと競合した。
派生型としてFNX、FNS、FN509(502/503/510/545)、HiPerがある。
グレネードランチャー
FN 40GL
FCS
F2000向けであったグレネードランチャー用に弾道計算などを行う機構を装備した照準器が開発されている。
現在ではSCAR用のMk3まで発展。
フィクションでの活躍
40GLのスタンドアローンモデルが実装されている他、FALの米国産モデル(SA-58)を基にして各国制式仕様のFALやSCAR-L、SCAR-Hが実装されている
追記・修正よろしくお願いします
最終更新:2025年11月28日 21:12