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恐怖!怖すぎ屋敷!!(SCP Foundation)

登録日:2026/02/23 Mon 18:01:00
更新日:2026/08/24 Mon 22:19:37
所要時間:約 13 分で読める。凶悪な項目だから。




「誰だお前は!」
「デス・ヨシオ。こんにちは。」

恐怖!怖すぎ屋敷!!とは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」にかつて投稿されていたTaleである。
そう、このTaleは現在のSCP Foundationのサイトには存在しないのである。

【概要の匂いがする……俺はここで死ぬのか?】

2024年夏、恐怖のコンテストが開催され、著者たちはそれぞれが思う「読者を恐怖させる記事」を考え、投稿していた。
そんな中、Genryu氏によってとあるTaleが投稿される。

その名も──

恐怖!怖すぎ屋敷!!

なお、このTale自体は恐怖のコンテストには参加していない。

《全文》


「うわ、ここはどこだ。」

俺は目が覚めると知らない部屋に閉じ込められていた。そして、10t程の錘がいっぱい繋がった足枷が嵌められていることに気づく。まるでソリを引くエスキモー犬のようだ(ソリが足、エスキモー犬が錘)。

「くさい!」

うんちの匂いがする……俺はここで死ぬのか?

「その通り、貴様は死ぬのだ。」
「誰だお前は!」
「デス・ヨシオ。こんにちは。」

デス・ヨシオは俺の名前が刻まれている墓の上で、これでもかと言わんばかりにタップダンスを始めた。デス・ビートを刻む足捌きで俺の心に恐怖を刻んでいく。

「やばい!スピリット・バリア!」
「甘いぞ!エンドレス・ダンス!」シャカ!!

タッタカ シャカシャカ 
それが destiny──

「うわー!」
「お前の命をいただく。凶悪な殺人鬼だから。」
「デス・ヨシオのデスは、そっちの意味だったのか!」

恐怖で足が震える。まるで湿り気のあるエスキモー犬のようだ(俺はエスキモー犬)。

「うわ死ぬ。」
「貴様はまな板の上なのだ!」
「うわー?」

その時だった。今は亡き師匠の魂が憑依し、俺はアームドフォームへ進化!

「俺は、デーモンマン(属性:闇)。」
「おだまり!エンドレス・ダンス・エボリューション!」ドゥビドゥバァ…
「デーモンなので無効!くらえー!!
「うわー!!」





デス・ヨシオは死にました。

おめでとう!デーモンマン!




































?????????
(背景:宇宙)
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          /                  ∨           |
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【これは何?】

わかりません。だって、これで全部なんだもん。
おそらく、これを読んだ人の中には、「誤伝達部門かなんかがアノマリーの影響を避けるためにわざと、分かりにくい報告書にしているのか?」とか「何かの情報災害の影響を受けている報告書か?」といった考察をした人もいるかもしれないが、残念ながら、このTaleに必要な前提知識とかはない。
読み取れる情報はこれだけである。当然、関連するSCPや要注意団体も存在しない。
本作(及び後述の派生作品)を除くSCP Foundationの作品内でデス・ヨシオやデーモンマンというキャラクターが出てきたことはないし、亡き師匠も登場していない。
そもそも、URLのパスが「this-is-creepy-pasta」であり、それを含めたギャグということだろう。考えたら負けである。

しかし、これがSCP Foundationに投稿されているという事実自体が妙に味わい深い。そのこと自体が、この作品の付加価値を高め、存在意義が生まれているのだろう。
もしこれが普通の小説投稿サイトなどに投稿されていたら、見向きもされなかった可能性が高い。

『これSCP財団と全く関係ないけどいいの?』という疑問は正論であろう。
だが、SCP Foundationにおいて『カノンは存在しない』というのが原則であり、財団を必ず登場させなければいけないといったルールはない。それこそ「財団のない世界」などといったカノンハブもある。
要は面白ければ(interestingなら)なんでもいいのである。

ちなみに、どういう経緯でこのTaleが生まれたのかというと
私、チープな映画のトンデモ展開が大好きなんです。私の好きをギュッと詰め込んで突っ込んでみました。結果、爆死しました。完。
とのことである。

なお、著者のGenryu氏は、サイト参加したての初心者や荒らしとかではなく+200超えのVoteを獲得しているSCPを執筆した、立派な実績のあるメンバーである。
氏の処女作、SCP-3355-JPは画像のインパクトとクセになる文章の読み応えのある良作なので、是非読んでみてほしい。
逆に言えば、普段普通に執筆しているメンバーがいきなりこれを投稿したことが一番の怖すぎ要素かもしれない。
洗練された狂気とも言うべき、良質な悪ふざけを書けるのは普段の創作活動の賜物だろう。

【評価。こんにちは。】

否定派
何か元ネタがあってそれを知ってれば面白いとかなのかもしれませんが何も分からなかったのでDV
理解できたら変えるかもしれません

DVですが、ここは好きなフレーズでした。
うんちの匂いがする……俺はここで死ぬのか?

笑ってしまったらUVというルールが自分の中にあるのですが、残念ながら私の琴線には引っ掛かりませんでした。

「SCP-JPに投稿する意義」云々では問題視していません(既にコズミックホラーからド下ネタまで何でもあるSCP-JPにおいては多様性の1つに過ぎないように考えます)
が、単純に笑えなかったためDVとしたことを意思表明します。

肯定派
財団でやる意味という話題はさておき、とっても笑ってしまったのでUVです。最高です。

ギャグの感じは良かったと思いますが、財団のエッセンスが欲しかったなと思います。
全体的に隙のない感じは好みでした。

DV要素は山ほどありますが、それを理解した上で笑ってしまったので私の負けです
なんか悔しいですが+1

中立派
ちょっとあっさりしすぎなのでもう少し量が欲しいとこでした。
もっと派手に修飾構文とかを使っても良かったかもしれません。

私はこの記事にどうコメントすればいいのかわかりません。この記事を中国語に翻訳したら、うんちを運んでいると言われました

…とまあ、見ての通り賛否両論である。
一部のメンバーにはウケたものの、否定的な意見が多く、最終的には-16(+41/-57)で低評価削除となってしまった。
そのまま、数多の低評価削除作品と一緒に人々から忘れ去られるはずだった。

しかし、この妙な雰囲気と勢いが一部のサイトメンバーに刺さった結果、カルト的な人気を誇るミームと化し、すぐさまSCP Foundation上で多数の関連作品が作られた。
更には今読んでいるアニヲタwikiだけでなく、Pixiv百科事典やenpediaにも記事が作られ、さらにはYouTubeやニコニコ動画に解説(?)動画まで投稿。
挙げ句の果てにはグッズまで制作され、しかも4日で完売。SCP専用即売会「収容違反 インシデント」での再販も決定している。

といった感じで、低評価削除記事としては異例すぎる事態となった。どうしてこうなった。
上記の通り、本家生存中に中国語訳もされているが、低評価削除後、あちらの方ではoldカテゴリに分類された。というか、「うんちを運んでいる」って…。クソ記事という意味で言えば、うんちなのかもしれない。
サンドボックスに留まっているが、英訳もされており、クレジットには「I'm Not Responsible for This」(これについては責任を負いません)と書かれている。

このように、低評価削除された後でも、メンバー間で話題となり続けており、まさしく、作品が死ぬのは、人に忘れられた時ということを体現した記事と言えるだろう。
後述の通り、怖すぎ屋敷を題材にした関連作品が複数生み出されているので、将来的に何らかの方法でSCP Foundationのサイトに復帰する可能性もなくはない。
ただ、これ自体は低評価削除された作品であり、一種のノリで擦られているに過ぎないということは念頭に入れて置くとよいだろう。

【考察、それが destiny──】

「デーモンマン=徳川家康」説

本家のディスカッションに以下のような考察が投稿された。
最低限度の説明を交えつつ紹介する

デーモンマンは徳川家康であると考察できます。

うんちの匂いがする……俺はここで死ぬのか?
このTaleの現場は三方ヶ原であり、徳川家康はうんこを漏らしています。
そして武田信玄に追いつかれれば殺されてしまうでしょう。
徳川家康は三方ヶ原の戦いで、失禁し、それを咎められると、「これは焼き味噌だ!」と言い張ったという逸話が存在する。
「うんちの匂いがする」という状況にピッタリの状況である。
この逸話自体に出典は存在せず、似た話が書かれている『三河後風土記』では一言坂の戦い後の話とされているということは置いておこう。

そして、10t程の錘がいっぱい繋がった足枷が嵌められていることに気づく。
走って死に物狂いで逃げてきた徳川家康の足は棒のようになり動きません。その様子を比喩表現していると予想できます。

デス・ヨシオ
デスヨシオは武田信玄です。武田信玄の本名、武田晴信の晴信は頑張ればヨシオと読めるかもしれません。
また屋敷は館とも言います。武田信玄は居城を躑躅ヶ崎館としていました。また、武田信玄の呼び名は「御屋形様」であることがほとんどです。
そうかな...そうかも...

俺はエスキモー犬
タヌキはイヌ科の生物です。
徳川家康は、「狸親父」としてよく知られている。年老いて狡猾であるという意味である。
方広寺の鐘に刻まれた銘を口実にして、大阪の陣を行ったというのは徳川家康の狸親父さを表した、有名なエピソードだろう。

凶悪な殺人鬼
戦争&戦争の人なので、そういう意味ではそうかもしれません。

「甘いぞ!エンドレス・ダンス!」シャカ!!
シャカ⇒釈迦
信玄入道は入道の通り剃髪していますから、仏法の例えで家康を葬る舞をしている描写かもしれません。

今は亡き師匠の魂
太原雪斎のことだと思われます。
太原雪斎は、今川家の家臣の僧侶であり、本来今川氏の人質となるはずだったが織田家の人質となっていた徳川家康を、取り戻す活躍をした人物である。
徳川家康の学問・軍学の師匠とも言われている。

デーモンマン
わりとそうだとおもいます
原文ママである。
確かに、後に徳川家康が行った行動の狡猾さは悪魔的とも言えるかもしれない。

デス・ヨシオは死にました。
これは家康視点ではラッキーでした。三方ヶ原の戦いに勝利した信玄は、出征先で病死します。
おめでとう!デーモンマン! は確かにそうです。

無茶苦茶でございます!!!

「デーモンマン=エスキモー犬」説

怖すぎ屋敷がまだ生存していた時期にGenryu氏は、「記事を生存へと近づけるための改稿」として「子犬」を「エスキモー犬」へと改稿している。
つまり、デーモンマンがエスキモー犬であることに重要な意味があるということだろう。
そのためか、怖すぎ屋敷のファンアートには、エスキモー犬が描かれていることがある。


【お前の時間をいただく。凶悪な関連作品だから。】

多くの人の笑いを生んだ怖すぎ屋敷は、多数の関連作品が生み出されては、そのほとんどが低評価削除されていった。
怖すぎ屋敷の関連作品は原作同様、低評価削除される。それがdestiny──なのかもしれない。
その一方で、そのdestiny──を乗り越え、怖すぎ屋敷を題材にした作品を生き残らせる偉業を成し遂げた猛者も存在する。

・Terror, too scary house, then...

「ふたりで文明を立て直し、そして、再び殺す。それが我らの、 mythology──」

SCP-5417によって全人類のほとんどが死滅した後の世界。
あれから2年と4ヶ月、17日と2時間が過ぎたとき、デーモンマンは、"everyone(みんな)"の墓標の前で、いつもの口癖を吐いた。

「俺は、ここで……死ぬのか?」

すると、どこからか声が聞こえてくる。

「その通り、貴様は死ぬのだ。」

その声の持ち主は、奇妙な縁で繋がり、交流を続けてきたデス・ヨシオだった。ちなみに、Dクラス職員に「コイツに関してはきっと、死んでたほうがマシだったな」とボロクソに言われていた。
二人はいつもの流れの後、今後の人類の復興について話していく。

・抜き打ちテストは勇気を持って

『我々の世界にSCPが現れたらどうするか?』を描くカノンハブ「実技試験」に所属する作品である。
今回登場するSCPはなんと怖すぎ屋敷。
奇想天外な状況が繰り広げられる中、語り手はどう対処するのか?
時のコンテスト参加作品である。

・デス・ヨシオ

なんとGenryu氏本人によるリメイク。
上記の「Terror, too scary house, then...」と「抜き打ちテストは勇気を持って」の続編。
硬すぎ屋敷の悲劇から581年と4ヶ月、11日と22時間。
デーモンマンとデス・ヨシオによって、人々はシャカシャカと踊り、ハトさんはドゥビドゥバと歌うかつての世界を取り戻した。
しかし、人類が増えた世界で、デス・ヨシオが殺人を躊躇う理由はない。よって、デス・ヨシオが殺人鬼生活を再開。
それに対抗すべく、デス・遺伝子とスピリット・遺伝子が刻まれた新人類は"SCP‼︎財団"を設立し、デス・ヨシオをSCP!001-JP!!-Jに指定した。オブジェクトクラスはEuclid
デス・ヨシオが広すぎ屋敷に出現し、宇宙戦争となったが、デーモンマンの活躍でデス・ヨシオは爆殺された。

というのが、だいたいの流れだが、正直、要約すると面白味が損なわれるので、是非とも元記事を読んで欲しい。

・目が覚めると俺、知らない屋敷に閉じ込められてるんだが

要注意団体PAMWACGoIフォーマット。PAMWACの匿名掲示板のまとめサイト、パム速の体裁をとっている。
コテハンで活動しているデーモンマンのスレッドがまとめられている。大量にスレッドを立てているため、ある程度有名になっているようである。

SCP-9777 - 二鷹みいの - 模倣は最も誠実

オブジェクトクラスはKeterTiamat
日本アニメ風のフィクションキャラクターが自律的に動き出す現象。
この現象で動き出すキャラクターは発生時点で、最も好意を抱いているとされるキャラクター(SCP-9777-A)となっている。そして、各SCP-9777-Aは、対象に対して好意を抱いており、ディスプレイ画面や紙などを経由して現実を視認でき、夢や幻覚を通して対象と交流・対話することが可能。
後に、SCP-9777は少なくともレベル7以上のピスティファージ実体*1であることが判明。
HK-クラス神的征服シナリオを目的として活動し始め、特に財団を優先的に排除すべき障害として見るようになった。
といったオブジェクトであり、これ自体は怖すぎ屋敷とは直接の関連性がないが、実は日本支部の削除済作品を3つ参考にしたことが著者によって言及されている。
1つ目は、「旧SCP-2992-JP - 虹の根元に集まろう」。こちらは、同じTiamatオブジェクトであり、その繋がりで世界観を少し組み込んだとのこと。
2つ目は、会議記録9777-10で登場するアンダーエリア-85のトップ、柳沢管理官。これは、削除済作品「要注意変態」の登場キャラである。
3つ目は、SCP-9777が現実世界に顕現した際の戦闘を記録した、戦闘ログ9777-196での会話の中に登場する。その内容はというと
SCP-9777: (別の成人男性の声で)私が生きようとも、世界と人々は生み出され、その有様を見せ物にされ、壊されていく。生き死にのエンドレス·ダンス、それがdestiny──
もはや何も言うまい。
SCP-9000コンテスト参加作品である。

【余談は死にました。おめでとう!デーモンマン!】

かつては、低評価削除された作品は技術的な理由から削除するのではなく、代わりにdeletedカテゴリに移す対応がされていたため、原文を読むことができていた。
しかし、技術的な問題が解決したことや、低評価削除された作品が読めてしまうのは品質維持の役割を形骸化させてしまう懸念があるといった理由により、2026年1月頃、『一定期間非公開で保存した後に完全削除する』という対応への変更が決定したため、怖すぎ屋敷は読むことができなくなり、2度目の死を迎えた。
現在は、サンドボックスⅢもしくは著者ページで読めるようになっている。









       f⌒ヽ
       廴_ノ
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  /  /|      |ヽ ヽ
  \ ヽ|      |/ /
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    │   ヲ    .|
    │   タ    .|
    │   W    |
    │    i     |
    │    k    |
    │    i     |
    │   (仮)    |
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デス・ヨシオはwikiの名前が刻まれている墓の上で、これでもかと言わんばかりにタップダンスを始めた。
デス・ビートを刻む足捌きで項目に追記・修正を刻んでいく。


















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最終更新:2026年08月24日 22:19

*1 ギリシャ語で「信仰を食らうもの」。人々の崇拝によって自身の存在を維持し、力を得る存在。